変額アロケーションサポートツール - ソニー生命保険

変額アロケーションサポートツール
~ グラフ解説マニュアル ~
変額保険(年金)は優れた保障機能を有することからオーダーメイドのひとつのパーツとして、多くのお客様に
ご契約を頂いています。
しかし、変額保険(年金)の特徴でもある資産形成機能に関しては、ご契約者の判断ではありますが選択された
マーケットの状況によっては、ご契約者の意向に添えない場合がありますので、非常にサポートが難しい商品で
あるといえます。
では、金融商品に対して幅広い知識、顧客の立場に立った適切なアドバイスや提案を行っているライフプランナー
はどのようなサポートをすれば良いのでしょうか。
いかなるマーケットのプロでも、将来のマーケットの動向を100%予想するのは無理ですし、当然のことながら変
動するマーケットにおいて、顧客に対して利益を約束することもできません。
しかし、このようなマーケットの動向を的中させるような具体的なサポートはできないとしても、私たちは資産形成
の基本的な考えをアドバイスすることや、長期にわたるサポートを行うことは可能です。
変額保険(年金)は保障商品であり、今からもその役割は変わりません。
ただ、この付加価値である資産形成機能を効率的にサポートを行うことにより、よりお客様の信用を得ることがで
きるものと確信しております。
ソニー生命らしい、他社にはないサポートすることにより、商品の付加価値に一層の厚みが増すでしょう。
* 提案されるポートフォリオは、各特別勘定のこれまでの運用実績や、各特別勘定のベンチマークの推移をもとに、世界的に
著名な投資運用会社であるモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが金融工学にもとづき独自に築き上げた
投資理論を活用して作成したものです。
* 「総合型」及び「短期金融市場型」の予想リターン、予想リスクに関しては、クォンツ・リサーチ株式会社が金融工学にもと
づき独自に築き上げた投資理論を活用して分析したものです。
* ポートフォリオ・シミュレータから得られた結果はあくまでも過去の実績に基づくものであり、将来の成果を保証するもの
ではありません。また、得られた結果に対する正確性、信頼性、完全性等は保証いたしません。
* ポートフォリオは、資産の運用成果とそのリスクはすべてのご契約者に帰属するという自己責任原則を十分理解した上で、
最終的にはご契約者の判断で決定していただくことになります。
* 各特別勘定のデータは毎月初旬に更新していますが、更新作業の都合上、月初にご利用頂いた場合はデータが更新されて
いない場合もあります。
変額アロケーションサポートツール・マニュアル
グラフ解説マニュアル編
1 ページ
2008年6月修正
1.投資スタンス自己診断結果画面
●
結果パターン
保守的
安定的
積極的
●
各ポートフォリオの勘定繰入比率
スタンス診断から導き出される結果は3パターンですが、
リスクの調整によって表示が可能なポートフォリオは8パターン
となります。
保守的グループ
保守的(小)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
0%
0%
0%
0%
100%
0%
保守的(中)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
1%
1%
1%
2%
93%
2%
保守的標準(大)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
2%
1%
3%
4%
87%
3%
安定的標準(大)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
10%
5%
10%
15%
48%
12%
積極的(大)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
18%
10%
19%
28%
3%
22%
安定的グループ
安定的(小)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
6%
3%
7%
9%
68%
7%
積極的グループ
積極的(小)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
13%
7%
14%
21%
29%
16%
積極的標準(中)
株式型
日本成長株式型
世界コア株式型
世界株式型
債券型
世界債券型
17%
9%
18%
26%
9%
21%
* 網掛けされている表がスタンス診断から導き出されるポートフォリオで、その他がリスク調整によって表示可能なポ
ーとフォリオです。
* これらのポートフォリオは、各特別勘定のこれまでの運用実績や、各特別勘定のベンチマークの推移をもとに、世界
的に著名な投資顧問会社であるモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントが金融工学に基づき独自に築き
上げた投資理論を活用して作成されたものです
2 ページ
●
勘定配分グラフ(自己診断/シミュレーション画面共通)
このグラフのポイント
→
選択された繰入比率を円グラフで確認できます。
各勘定の繰入比率を円グラフで表しています。
基本的にリスクの高いポートフォリオを選択すれ
ば、株式の比重が高くなります。
逆にリスクの低いポートフォリオを選択すれば、
債券の比重が高くなります。
●
リスク・リターン分析(自己診断/シミュレーション画面共通)
このグラフのポイント
→
選択されたポートフォリオのリスク・リターン位置を確認できます。
各勘定と選択されたポートフォリオのリスクおよび
リターンの位置を示しています。
選択されたポートフォリオ
例えば、
選択されたポートフォリオは、(a)債券型(100%)に
比べリスクが高く、リターンも高くなります。
a
*
シミュレーション画面において、「総合型」「短期金融市場型」のいずれかを含んだポートフォリオを作成した場合、
ポートフォリオのリスク・リターン表示は行えません。
3 ページ
2.シミュレーションの表の見方
②
③
④
⑤
⑥
⑦
①
⑧
⑧
① 現在設定されているアロケーションタイプ及びリスク・リターン許容度変更
よって、現在設定されているポートフォリオは、「保守的(中)」ということになります。
② 最新月のデータが表示されています。
③ 前月比
前月と最新月の指数を比較し、どの程度プラスなのかマイナスなのか表示しています。
④ 6ヶ月騰落率
騰落率…値上がり率、もしくは値下がり率のこと。最新月の指数から6ヶ月前のポートフォリオの
指数を割ることにより、値あがり、値下がり率を求めています。
⑤ 1年騰落率
騰落率…値上がり率、もしくは値下がり率のこと。最新月の指数から1年前のポートフォリオの
指数を割ることにより、値あがり、値下がり率を求めています。
⑥ 予想リターン*
収益の実現がはっきりしない場合に予想される平均的な収益率のことをいいます。
⑦ 予想リスク*
平均値からのバラツキ度合いを、数学・統計学的に処理した値のことです。
値が大きいほどバラツキ(リスク)が大きいこととなります。
⑧ 選択されたポートフォリオの各特別勘定別の繰入比率が表示されています
* 株式型、日本成長株式型、世界コア株式型、世界株式型、債券型、世界債券型の予想リターン、リスクは各特別
勘定をモルガン・スタンレー・インベスト・マネジメントが独自の手法により分析したものを表示しています。
なお、総合型、短期金融市場型の予想リターン、予想リスクに関しては、クォンツ・リサーチ株式会社が独自の手法
により独自に築き上げた投資理論を活用して分析したものを表示しています。
予想リターンは将来的な景気動向の予想を考慮し、予想リスクは過去の実績値に基づく分析を行っています。
よって、現時点の予想リターン、リスクの数字は既に分析された数字であり、最新月のデータが更新されても、連動
しません。
予想リターン
収益の実現がはっきりしない場合に予想される平均的な収益率のことをいいます。
予想リスク
平均値からのバラツキ度合いを、数学・統計学的に処理した値のことです。値が大きいほどバラツキ(リスク)が
大きいこととなります。
4 ページ
●
自分でポートフォリオを作成する
自分で繰入比率を変更し、オリジナルなポートフォリオを作成することができます。
赤色で囲んだ繰入比率の入力箇所に自分で設定した数字を入れることによってオリジナルなポートフォリオを作成
することができます。(繰入比率は合算して100になるようにしてください)
入力が完了したら
というボタンを押してください。以下のような画面が表示されます。
赤色で囲まれた箇所が、自分で作成されたポートフォリオの結果となります。
ただし、作成されたポートフォリオに「総合型」、「短期金融市場型」のいずれかひとつが含まれている場合には
予想リターン・予想リスクは表示されません。
* 株式型、日本成長株式型、世界コア株式型、世界株式型、債券型、世界債券型の予想リターン、リスクは各特別
勘定をモルガン・スタンレー・インベスト・マネジメントが独自の手法により分析したものを表示しています。
なお、総合型、短期金融市場型の予想リターン、予想リスクに関しては、クォンツ・リサーチ株式会社が独自の手法
により独自に築き上げた投資理論を活用して分析したものを表示しています。
5 ページ
ここでは、シミュレーションで表示されるグラフの説明を行います
●
各勘定の価格の推移
このグラフのポイント
→
選択されたポートフォリオの過去推移と各勘定の推移を表しています。
選択した期間の始期に投入した資産を100とした場合の現在までの伸び率を表示しています。
上昇している資産と下落している資産がありますが、将来も同様な動きが続くとは限りません。
ポートフォリオを組むことによって、下落する資産を上昇する資産で補うことができるということを
確認できます。
実数値の時系列データ表示
グラフ上の「時系列データ」をクリックすると表示している期間の各特別勘定及びポートフォリオの実数値の
時系列データを表示することができます。
設定された表示期間の最初の月を100
として推移を表しています。
* 当グラフは各特別勘定の設定日(株式型・債券型・総合型の設定日は1986年11月1日、世界株式型・世界債券型は
1999年5月1日、短期金融市場は2000年10月1日、世界コア株式型、日本成長株式型は2002年8月1日)からの表示
となります。
●
レンジ分析
6 ページ
このグラフのポイント
→
実績データに基づく指数値の変動幅を示しています。
A
選択されたポートフォリオと各資産の実績データに基づく指数値の変動幅を示しています。
箱(ボックス)の上部は過去の最高値を、箱の下部は過去の最安値を、黒点は現在指数値を表しています。
箱(ボックス)の長さが長いほど変動が大きいことを表しています。
* 表示期間で設定された期間の表示を行います。
例えばAのグラフで説明するとすれば、表示中のグラフの中で最も変動する勘定であることに加え、
現時点(最新月)の指数値は過去最高値付近に位置していると言えます。
●
勘定別シナリオシミュレーション
このグラフのポイント
→
選択されたポートフォリオと各特別勘定の将来値シミュレーションです。
選択されたポートフォリオと、各特別勘定の将来の値動きのシミュレーションです。(現在を100としています)
ポートフォリオと各特別勘定は、約68%の確率で、上のラインと下のラインの間に収まると予想されます。
当然のことながら、ハイリスク・ハイリターンの特別勘定ほど、上のラインと下のラインの間が広くなり、
逆にローリスク・ローリターンの特別勘定の間は狭くなります。
決してこの曲線のような指数の動きをするのではなく、間に収まる可能性があるということです。
* 「総合型」「短期金融市場型」のいずれかを含んだポートフォリオを作成した場合、将来シミュレーションは行えません。
* 仮に表示期間を過去に設定しても、シミュレーションの始点は現在(最新月)からとなります。
●
ポートフォリオ・シナリオシミュレーション
7 ページ
このグラフのポイント
→
選択されたポートフォリオの将来値シミュレーションです。
<>
C
+2σ(シグマ)
B
+1σ(シグマ)
A
予想リターン
B
-1σ(シグマ)
C
-2σ(シグマ)
95%
68%
シナリオ: ― +2σ― +1σ― 予想リターン― -1σ― -2σ
選択されたポートフォリオの、今後10年間の値動きのシミュレーションを行っています。(現在を100としています)
選択されたポートフォリオが期待通りのリターンシナリオでいけば【A】のような値動きになる可能性があります。
また、約68%の確率で【B】のラインの範囲内に収まる可能性があり、約95%の確率で、【C】のラインの範囲内
に収まる可能性があります。
* 「総合型」「短期金融市場型」のいずれかを含んだポートフォリオを作成した場合、将来シミュレーションは行えません。
* 仮に表示期間を過去に設定しても、シミュレーションの始点は現在(最新月)からとなります。
●
ポートフォリオ・シナリオシミュレーション(過去/将来)
このグラフのポイント
→
選択されたポートフォリオの過去推移と将来値シミュレーションです。
シナリオ: ― +2σ― +1σ― 期待リターン― -1σ― -2σ
選択されたポートフォリオの過去の値動きと、将来シミュレーションを合成しています。
前述したシミュレーションを合成したものであり、過去の実績グラフと重ねることにより、推移のイメージをより
具体的にイメージして頂けるようにしています。
* 「総合型」「短期金融市場型」のいずれかを含んだポートフォリオを作成した場合、将来シミュレーションは行えません。
* 仮に表示期間を過去に設定しても、シミュレーションの始点は現在(最新月)からとなります。
3.用語説明
8 ページ
予想リターン
収益の実現がはっきりしない場合に予想される平均的な収益率のことをいいます。
予想リスク
平均値からのバラツキ度合いを、数学・統計学的に処理した値のことです。値が大きいほどバラツキ(リスク)が大きい
こととなります。
アセットアロケーション
アセットアロケーションは、リスクを回避しつつ安定したリターン(収益)を得ることを目的とし、各種の資産をそのような割合
で投資すべきかを決定することをいいます。すなわち「資産配分」を意味します。
ポートフォリオ
もともとは紙ばさみを意味する言葉。
投資家が保有する資産をひとつの管理資産として見る時、それをポートフォリオといいます。
よって、アセットアロケーション(資産配分)を行った時点で、その資産を同一のものとしてみた場合には、ポートフォリオ
ということになります。
有効フロンティア
複数の資産に分散投資することで、リスクをできるだけ回避する分散投資効果が働きますが、その組合わせは無数に
あります。その中で同じリスクの中では最もリターンの高い組合わせの集合体を「有効フロンティア」と呼びます。
ベンチマーク
運用に対する目標基準、または対抗指標、運用の世界においては、その運用実績を測定し、評価するための基準を
ベンチマークと呼びます。
騰落率
ファンドの値上がり率、もしくは値下がり率のことを言います。同一期間の騰落率を比べることで、複数のファンドの運用
成績を比較することができます。例えば、ここ1年間の騰落率を比べるといった具合に使われます。
パフォーマンス
過去の運用実績の総称を指します。
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