平成22年度 要望・陳情 番号 陳情・要望の年月日 内 容 (クリックするとリンク先へ移動します) 1 平成22年 4月15日 建設コンサルタント業務の発注についての要望 2 平成22年 4月16日 湯田PAにスマートインターチェンジ設置について陳情 3 平成22年 4月20日 仁保地川河川の全面改修についての要望 4 平成22年 4月28日 国民健康保険にかかわる要望 5 平成22年 5月10日 市道「上嘉川下高根線」交差点改良についての要望 6 平成22年 5月21日 横断歩道等の塗装、ミラーの設置についての要望 7 平成22年 5月24日 小浜区の防波堤、嵩上げについての要望 8 平成22年 5月31日 浜内地区、塩田跡地と付近の道路利用についての要望 9 平成22年 6月 4日 市道の道路改修(側溝設置等)についての要望 10 平成22年 6月 4日 農業河川工作物(増心田(土井沖)堰)修復についての要望 11 平成22年 6月 9日 ゆずりあい道路整備事業(待避所)についての要望 12 平成22年 6月14日 東沿川の倒木除去等にかかる陳情 13 平成22年 6月25日 七房川浚渫工事等にかかる要望 14 平成22年 6月25日 馬庭地区内の朝田川および支流河川の護岸改修についての要望 15 平成22年 7月 1日 市道新開線の整備及び改良についての要望 16 平成22年 7月 3日 市道岩杖線拡工事に関わる要望 17 平成22年 7月 7日 照明灯の点灯および藤棚についての要望 18 平成22年 7月 8日 仁保地川の護岸改修の要望 19 平成22年 7月 9日 平成23年度予算編成等に係る行政要望 20 平成22年 7月 9日 吉敷川の浚渫・草木除去についての要望 21 平成22年 7月16日 向山中地区 市道西開作下向山中線 排水路工事についての要望 22 平成22年 7月16日 昭和東・昭和西地区 大森橋と周辺農道整備工事についての要望 23 平成22年 7月16日 小古郷川改修工事及び開発事業者に対する指導強化を求める陳情 24 平成22年 7月18日 滑川の自然環境を保持するための要望 25 平成22年 7月30日 山口県自動車学校跡地の取得に関する陳情 26 平成22年 8月 9日 浜中区河川改修工事についての要望 27 平成22年 8月10日 被爆二世・三世対策に関する申し入れ 28 平成22年 8月23日 市道 中村2号線の改良等についての要望 29 平成22年 8月27日 古甲川源流水路の改修についての要望 30 平成22年 8月30日 熱中症対策についての緊急要望 31 平成22年 9月 1日 妊婦歯科健診実施についての要望 32 平成22年 9月 1日 フッ化物洗口事業の拡大についての要望 33 平成22年 9月 1日 秋穂地域交流センター横用地の水溜り防止対策についての要望 34 平成22年 9月 8日 平成23年度予算編成等に係る行政要望について(緊急・追加要望) 35 平成22年 9月13日 墓地の有効利用についての要望 36 平成22年 9月17日 ターミナルパーク整備の中止を求める要望 37 平成22年 9月21日 「朧の清水」整備についての要望 38 平成22年 9月21日 小鯖 8 区法定外道路法面崩落危険箇所補修についての要望 39 平成22年 9月21日 山口市中心商店街への行政機能の設置についての要望 40 平成22年10月14日 「新山口駅ターミナルパーク」事業の白紙撤回と「公共交通網バリアフリー計画」 の条例化を求める要望 41 平成22年10月20日 市道二島1号線道路側溝(水路)の設置についての要望 42 平成22年10月20日 有害鳥獣被害についての要望 43 平成22年10月21日 食糧自給率向上、食の安全・安心と環境を守る全国一斉共同行動についての要 望 44 平成22年10月22日 嘉川地域交流センターのサイレン移設についての陳情 45 平成22年10月22日 公園設置に関する要望 46 平成22年10月27日 清水寺参道改修についての要望 47 平成22年10月28日 「有害鳥獣捕獲隊員(猟友会員)の狩猟者登録税等の軽減」及び「猟友会員育成 強化事業の実施」についての要望 48 平成22年11月15日 徳地上村 月輪寺薬師堂公衆便所新設についての要望 49 平成22年11月17日 法定外公共物等整備事業についての要望 50 平成22年11月22日 建築物の役務提供の契約更改・入札業務についての要望 51 平成22年11月29日 平成22年度大内まちづくり協議会要望 52 平成22年12月 1日 2011年度 政策・制度要請 53 平成22年12月 6日 障害者福祉に関する要望 54 平成22年12月 6日 市道遠波佐山西線転落防止についての要望 55 平成22年12月10日 平成22年度秋穂二島地区要望 56 平成22年12月16日 市道拡張についての要望 57 平成22年12月24日 2011年度予算要望 58 平成23年 1月17日 山口宇部道路による増水対策のための江崎堂ヶ迫水路改良整備要望 59 平成23年 1月25日 上千坊地区水害防止対策についての要望 60 平成23年 1月25日 旧仁保地域交流センターの取扱いについての要望 61 平成23年 2月 3日 仁保北河内地内集落間道路の山口市道路編入についての要望 62 平成23年 2月 4日 吉敷地区における浸水対策の実施についての要望 63 平成23年 2月 4日 新日本婦人の会要望 64 平成23年 2月 7日 ゆずりあい道路整備についての要望 65 平成23年 2月10日 公費負担妊婦健診事業の継続実施についての要望 66 平成23年 2月10日 砂防堰堤の増設についての要望(糸根) 67 平成23年 2月15日 トレーラーハウスの取得・保有税新設についての要望 68 平成23年 2月15日 選挙投票所見直しについての要望 69 平成23年 3月 3日 市道旦西線道路整備、処分場整備についての要望¥ 70 平成23年 3月10日 平成23年度道路改良事業についての要望 71 平成23年 3月14日 市道朝田馬庭線および朝田川上流の全面改良の要望 72 平成23年 3月15日 東北地方太平洋沖地震発生にあたっての緊急申し入れ 73 平成23年 3月28日 岡自治会区域内の交通危険箇所の改善についての要望 74 平成23年 3月28日 市道下市町前町線橋梁の改良についての要望 1.建設コンサルタント業務の発注についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口市建設コンサルタント協力会 平成22年 4月 15日 (陳情・要望) 山口市では「広域県央中核都市」ビジョン策定にともない、平成 17 年度より 1 市 4 町の合 併、更に平成 22 年 1 月 16 日より山口市、阿東町の合併を受け、広域生活圏の出先機関に ついて再編を行ってこられました。 そこで私共は、平成 22 年度より山口・阿東地域の出先機関の再編統合に伴い、再編統合 後の新「山口市」の地元建設コンサルタントが取り得る役割について検討と研究を重ねて参り ました。 平成 17 年度以降、地元建設コンサルタントの活動領域も多様化し、業者登録の増加、公共 事業の減少傾向に伴い、経営規模の縮小化の一途をたどりつつあります。 その中で現在私共は、発注者のニーズに応じた最適な役務を提供するためには、品質確保 の観点から、地元に本社を置く、地元建設コンサルタントの技術の結集によってこそ良質な成 果品の納入、技術提案の履行と社会貢献が出来るものと確信しております。 併せて、平成 21 年に当地は、中国・九州北部豪雨による激甚災害の指定を受け、従前にも 陳情・要望内容 増して当山口市管内の責務を担う、地元建設コンサルタント業者が互いに協力・補完・連携し て技術、スピードの向上・建設コンサルタントとしての社会貢献に努めて参りました。 これらの自己努力も発注者のご理解とご支援があってこそ成果があるものと存じます。 つきましては、再編統合後の新「山口市」管内の地元建設コンサルタント業者が地域の安 心、安全の確保及び災害復旧等に貢献し、次世代インフラの創造、効率的な測量、設計、成 果品の向上、住民への質の高い建設コンサルタントサービスの提供をするためには、地域に 精通し、実績の数多い地元建設コンサルタントの配置は不可欠と思われます。 地元経済を活性化させ、さらに雇用、地域を継続的に支援していく必要性等をご理解頂き、 何とぞ次項の要望について特段のご配慮を賜りたくお願い申し上げます。 建設コンサルタント業務の発注(委託)について ・地元建設コンサルタントへの指名増加をお願いします。 ・金額及び技術力を要する委託業務の指名競争入札については、原則として市内に本社を 置く建設コンサルタントを優先して指名して頂くようお願いします。 ・各部局、総合支所、上下水道局の指名が統一化されるようお願いします。 2.湯田PAにスマートインターチェンジ設置についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 鋳銭司自治会、陶自治会連合会、名田島自治会連合会、秋穂二島 連合自治会、秋穂区域 区長会 平成22年 4月 16日 (陳情・要望) 先般に開催された平成 22 年第 1 回定例市議会へ議案として提出された「スマートインターチ ェンジ整備調査事業」が可決されました。この湯田スマートインターチェンジは、南部地区住民 が下記理由にて待望してやまない施設です。 つきましては、是非とも関係諸団体に折衝いただき、早期実験を図っていただきたく陳情申 し上げます。 理由は下記のとおり 1.昨年 7 月の集中豪雨被害で、山口南 IC と山口 IC 間の利用で、ライフライン道路と実感し た。湯田スマートインターチェンジが設置されればライフライン道路としての有効性が更に高 陳情・要望内容 まる。 2.市中心部(山口市役所)へは、南部地区(四辻駅)より約 40 分であるが、20 分以内に確実 に行ける利便性 3.山口県セミナーパーク等の公共施設利用の利便性 4.山口市旅行者の南部地区観光への利便性 5.県内外から山口市内来訪者への利便性 6.市中心部地域と南部地域の一体感の醸成 7.湯田スマートインターチェンジと接続予測される御堀・平井道路整備が来年までに完了 8.ETC の使用によって、料金設定が柔軟に図られる 9.その他(広域経済活動の促進等) 特に、理由6に掲げた、山口市の中心地域と南部地域との一体感が図られることは、山口市 活性化の寄与は多大と確信します。 3.仁保地川河川の全面改修についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 仁保地町内会・大山路町内会 平成22年 4月20日 (陳情・要望) 仁保地川河川の改修工事について、以前より大雨が降れば川が氾濫して床下浸水、田畑 に土砂等が流れ込む状況であります。箇所によっては改修された所もありますがそれも豪雨 で破砕されています。河川の両岸の天端が同一レベルにない所も多く、又河床が浅いことも 陳情・要望内容 あってこれが氾濫要因にもなっているものと思います。現在の施設の規模が100年に1回の データにより建設されていると思いますが、最近は200年に1回のデータを基礎に施行され ている現状からして早い時期に全面改修を実施して頂いて水害を防ぎたいと考えておりま す。地方財政状況が厳しい折りでございますが何分共現状を考慮して頂きご配慮方お願い申 し上げます。 4.国民健康保険にかかわる要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口民主商工会、山口生活と健康を守る会、全日本年金者組合山口支部 平成22年 4月 28日 (要望及び回答) 国民健康保険は、国民の 4 割が加入する公的医療保険であり、日本における国民皆保険 制度の根幹をなすものです。 この法の目的として、国保法第 1 条は「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確 保し、持って社会保障及び国民保険の向上に寄与することを目的とする」と規定し、憲法 25 条の生存権を具体に生かしたものとなっています。 今日、国民健康保険制度に関し保険料、給付、一部負担、運営などさまざまな要望や意見 が出されています。雇用破壊の中で、国民の健康を守るところの制度が、国民の命を奪い取 る結果となっていることまで指摘されています。国と自治体の果たすべき大きな役割を考える とき、住民の目線に立ってこそ改善できるものと考えています。 山口市民の暮らしと福祉をまもる自治体として、私たちの次の事項を積極的に受け止めら れ検討いただきますよう要請いたします。併せて、私たちの要望について直接聴取し懇談で きる場を設けてくださるようお願いいたします。 1.国民健康保険証の取り上げをやめ、国民皆保険制度をまもること。 (回答) 地域住民が加入し市町村が運営する国民健康保険は、国民皆保険制度の根幹をなすもの であり、この制度が成り立つためには、相互扶助の精神に基づき、公平な負担と給付が実現 陳情・要望内容 されることが何よりも重要であると考えております。 このことから、過去 1 年を超えて保険料の滞納がある世帯に対しましては、弁明書や特別な 事情に関する届け出を御提出いただくよう通知をしておりますが、何らの申し出もなく、納付 相談に応じていただけない場合につきましては、最後の手段としてやむを得ず資格証明書を 交付しているところでございます。 また、資格証明書交付後におきましても、分納などの納付相談があれば、随時、資格証明 書から短期被保険証に変更いたしているところでございます。 2.国民健康保険料を大幅に引き下げること。 (回答) 本市の国民健康保険特別会計は、形式的には黒字決算を続けておりますが、前年度繰越 金を除いた単年度収支では、ここ数年 1 億円を超える赤字決算となっております。 しかし、当該年度の繰越金が見込めるうちは、翌年度の保険料の改定は行わないという考 えから、平成 21 年度及び平成 22 年度につきましては、国民健康保険料率を据え置いたとこ ろでございます。 3.国保運営協議会の審議に当たっては、国保加入者・住民の意見を述べる機会を保障する こと。 (回答) 国民健康保険運営協議会では、保険医又は保険薬剤師を代表する委員、公益を代表する 委員、被用者保険等保険者を代表する委員のほか、被保険者を代表する委員で構成してお りまして、国保加入者・住民の皆様の意見をお伺いいたしているところでございます。 4.年金給付から国民健康保険料や住民税の天引きをしないこと。 (回答) 年金給付からの国民健康保険料の天引き(特別徴収)につきましては、本市では、平成 21 年 10 月から、一定の条件を充たす場合について特別徴収を開始いたしたところでございます が、納付方法変更申出書を御提出いただくことにより、口座振替による納付に変更ができるこ とといたしております。 また、住民税につきましては、地方税法第 321 条の 7 の 2 において、「個人住民税の納税義 務者であって前年中に公的年金等の支払を受けた者のうち、当該年度の初日(4 月 1 日)にお いて老齢等年金給付を受給している 65 歳以上の方については、その公的年金等に係る所得 に係る税額を、老齢等年金給付から特別徴収するものとする。」となっております。従いまし て、年金給付からの住民税の天引きにつきましては、納税義務者の方々の支払方法の選択 や地方自治体による徴収方法の裁量権は原則的にございませんので、御理解を賜りますよ うお願いします。 5.高齢者からの保険料徴収などはやめること。 (回答) 1でもお答えしましたとおり、国民健康保険は、相互扶助の精神に基づき、公平な負担と給 付が実現されることにより成り立つ制度でございますことから、保険料につきましては、全て の世代の皆様に公平に御負担いただくことが必要であると考えております。 6.国民健康保険料の減免や分納の申請がある場合、家族全員の預貯金通帳を見るなどの 行きすぎた調査をしないこと。 (回答) 国民健康保険料の減免につきましては、国民健康保険法、山口市国民健康保険条例及び 同条例施行規則の規定に基づくとともに、山口市国民健康保険料減免基準を定めまして、適 正に実施いたしているところでございます。 この減免基準におきまして、減免を審査する際の要件として、世帯主及び被保険者の非課 税収入、預金、貯金及び有価証券等を考慮することとしておりますことから、預貯金等の残高 証明書もしくは通帳の写しを御提出いただいているところでございます。 また、分納相談があった場合につきましては、本人との相談の上、完納できる分納計画を作 成しておりまして、預貯金通帳を確認することは行っておりません。 7.2010 年度保険料の算定に関し、次の事項について知らせてください。 (1)2010 年度の国保の 1 年間の保険給付費の総額はいくらと見込まれていますか。 (回答) 2010 年度の保険給付費の総額につきましては、120 億 2,700 万円を見込んでおります。 (2)2009 年度の国保勘定は黒字でしたか、赤字でしたか、その額をお知らせください。 (回答) 2009 年度の国保勘定につきましては、形式収支は 5,000 万円の黒字でございますが、前年 度繰越金を除いた単年度収支では、約 1 億 9,900 万円の赤字となっております。 (3)国庫補助はいくら計上されていますか。その内容とそれぞれの額をお知らせください。 (回答) 国庫支出金(国庫負担金及び国庫補助金)につきましては、総額で 39 億 5,200 万円を計上い たしております。内訳については下記のとおりです。 療養給付費等負担金・・・28 億 7,600 万円 高額医療費共同事業負担金・・・6,600 万円 特定健康診査等負担金・・・1,600 万円 財政調整交付金・・・9 億 8,500 万円 介護従事者処遇改善臨時特例交付金・・・500 万円 出産育児一時金補助金・・・400 万円 (4)保険料の滞納率、保険給付額に加算された額はいくらですか。時効になった滞納金があ ればその額。回収不能として処理した保険料がある場合その額。 (回答) 国民健康保険料の滞納率につきましては、2008 年度決算で、22.43%となっております。時 効になった保険料額は、1 億 3,445 万円。回収不能として処理した保険料額は、289 万円でご ざいます。 国民健康保険料の滞納額を保険給付額に加算することはございません。 (5)一般会計からの繰越金額はいくらですか。その額について前年との変更について説明し てください。最近 5 年間の一般会計からの繰入額を示してください。 (回答) 一般会計からの繰入金につきましては、10 億 9,800 万円を計上いたしております。前年度と の変更点は特にございません。 最近 5 年間の繰入金額については下記のとおりです。なお、2005 年度(平成 17 年度)は、旧 1 市 4 町合併後(10 月 1 日からの 6 ヶ月)の決算に基づく繰入金額となります。 2009 年度・・・9 億 9,600 万円 2008 年度・・・9 億 2,900 万円 2007 年度・・・11 億 6,500 万円 2006 年度・・・11 億 6,000 万円 2005 年度・・・7 億 7,300 万円 (6)国保の国庫補助は年々削減されてきました。もし削減されなかった場合、2010 年度には いくら国庫補助がされていたか概算額を示してください。 (回答) 2010 年度及び過去 4 年間の国庫支出金の額については下記のとおりであり、年々削減され てきたとは考えておりません。 2010 年度予算・・・39 億 5,200 万円 2009 年度・・・39 億 4,500 万円 2008 年度・・・36 億 4,200 万円 2007 年度・・・38 億 6,600 万円 2006 年度・・・38 億 300 万円 (7)介護保険、後期高齢者医療制度等への拠出額を個別に教えてください。 (回答) 後期高齢者支援金 17 億 3,500 万円、前期高齢者滞納金 300 万円、老人保健医療費拠出金 1,500 万円、介護納付金 7 億 2,000 万円をそれぞれ計上いたしております。 5.交差点改良についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 上嘉川自治会 平成22年 5月 10日 (陳情・要望) 市道「上嘉川下高根線」交差点改良について、平成 15 年 8 月 12 日付けで要望して一部改 良されましたが、この幹線の最大のネックは JR 山陽本線上嘉川踏切が複雑な交差点になっ ているからです。上り列車の場合遮断時間が長く、4 方向で待機しており、右折しようとしてい る車が先に進入すると道幅が狭く右折できず、踏切内で立ち往生し大変危険です。また、学 童の通学時間には歩道がないため、保護者が毎日立哨しなければいけない状況です。よろし くお取り計らいくださるようお願い申し上げます。 (回答) 地権者や関係者の方々の御理解と御協力をいただき、今後、実施に向けて検討をしてま いりたいと考えております。 御要望の箇所の道路改良につきましては、本市の道路改良事業の一つである生活道路改 良事業により進めていくこととなってまいります。 現在、生活道路改良事業につきましては、各地区の自治会から数多くの要望が提出され、 市としても限られた予算の中で各地区のバランスや優先順位等も考慮して事業を実施してお 陳情・要望内容 りますことから、早期事業着手の御希望に添えない場合もございます。 また、実際に市道上嘉川下高根線の拡幅改良を行うためには、拡幅に要する用地(舗装幅 で 5m 以上)と、構造物用(擁壁・水路など)の用地が必要になってまいります。 今後、用地の提供にあたり全ての地権者及び隣接者の方々に同意をいただくこととなり、事 業用地に水利関係者が関係していれば、こうした方々の了解も必要となります。従いまして当 事業を進める上で関係者方々の御協力がいただけるよう、周知徹底をよろしくお願いいたし ます。 なお、用地の権利関係が複雑な場合があり、よくあるケースとしては次のようなことが想定さ れますので、お含みおきいただきたいと思います。 例えば、用地提供が必要となる土地の登記名義人が亡くなられて、法定相続人が複数人い る場合は、法定相続人全員から同意をいただく必要があることから、相続登記をして権利者 を 1 人にしていただくようお願いいたします。他の権利(抵当権等)がある場合につきましても、 権利を抹消しなければ道路用地として土地を取得することはできません。また、提供用地に 小作人がおられる場合は小作人の了解も必要になってまいります。 いずれにいたしましても、この事業を円滑に進めていくためには、自治会の全面的な協力が 必要不可欠となりますので、御理解と御協力の程よろしくお願いいたします。 6.横断歩道等の塗装、ミラーの設置についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 飛石自治会、飛石北区長 平成22年 5月 10日 (陳情・要望) 横断歩道と「止まれ」の白線の塗装が薄くなり見えにくいため塗装をし、見やすいようにして ください。 (回答) 横断歩道及び止まれの標示は公安委員会が管理いたしますので、山口南警察署へ連絡い たします。 陳情・要望内容 (陳情・要望) 「止まれ」の停止線から右側の見通しが悪く、車が見えません。徐行しながら前に出たとして も見通しが悪いため出る際に事故の危険性が高いといえます。その為、前方にミラーの設置 を要望いたします。 (回答) 要望箇所の停止線から右側路線については視距が取れますので、一旦停止後徐行し交通 ルールを厳守しながら通行して頂きます様お願いいたします。 7.小浜区の防波堤、嵩上げについての要望 団体名 陳情・要望の年月日 秋穂区域区長会、小浜区 平成22年 5月 24日 (陳情・要望) 秋穂地域小浜区への進入路は海岸側の堤防の丈が低いため、平成 11 年 9 月 24 日の早朝 に襲来した台風 18 号・高潮により住宅や農地に大きな被害をもたらしています。集落では台 風や高潮時に、その都度住宅や農地への影響被害が心配されております。 近年では、地球温暖化による気象の変化がどう影響するのか、このことも心配されます。 台風 18 号による堤防等の被害については原型復旧されておりますが、今一度調査され、以 上のことを考慮され現堤防の丈を高く伸ばす(嵩上げ)措置などの対策を講じられ、安心、安 全、安定した地域住民の生活が送れるようご配慮をお願い致します。 (回答) 小浜区の防波堤、嵩上げについての御要望につきましては、平成 17 年度の要望以降、現 陳情・要望内容 地調査とともに、整備状況やこれまでの経緯の確認、関係機関との協議を行ってきたところで す。 昨今は大型台風の襲来や集中豪雨により、沿岸部はもとより内陸部でも災害が多数発生し ている状況であり、要望の主旨は十分理解をいたしております。 また本市では秋穂漁港をはじめ、山口、相原、阿知須の各漁港を管理いたしており、他の漁 港区域においても新たな海水面の基準に対応した護岸の嵩上げや波消しブロックの設置等 の要望をいただいているところです。 本市といたしましては、現在進めております秋穂地域・尻川地区における護岸工事の目途 がたった時点で、4 漁港の全区域を対象に、施設の老朽度や台風襲来時の被災状況、さらに は陸地の冠水状況等を踏まえて、新たな基準に対応した整備計画を策定する考えでござい まして、その計画に基づいて国・県への要望等も行うなど随時施設の整備に努めてまいる考 えでございます。 貴区長会・区会におかれましても、御理解と御協力の程よろしくお願いいたします。 8.浜内地区、塩田跡地と付近の道路利用についての要望 団体名 秋穂東 浜内区 陳情・要望の年月日 平成22年 5月 31日 (陳情・要望) この度は、薮蚊の発生 飛来について、これから毎年のように発生が予想される為、去る 5 月 23 日、当区内役員(区長、副区長、代議員、環境衛生委員他)23 名で現地集合、現場を確認し ながら種々協議した結果、下記の通り再度要望するに至りました。恐れ入りますが、小職あて 文書にてご回答いただきますようお願い申し上げます。 記 1 当面の問題点は塩田当時の水路とその付近の水溜りの埋め立てであり、近隣区民の生活上 の支障を除く為にも早急に着工いただきたい。 2 その後に於いては、現在塩田跡地の一部を大海湾のへドロ搬入により埋め立てされている が、跡地全体(私有地を除く)を一定の高さで埋め立て頂きたい。 これに伴う搬入土は膨大な量が必要であり、他地区の廃土も視野に中期展望の中でご計画を お願い致します。 3 この跡地全体の埋め立てについては、堤防決壊(予測)も考慮しなければならない。(過去 3 度決壊あり)決壊防止には海上へテトラポットの積み上げ対応も考えられるが、これには莫大な 費用も想定されるので次のように思考します。 2の一定の高さで埋め立て後は、跡地の西側一帯を一段高く土盛りし夾竹桃などを植樹すれ ば、防風、防塵の目的もかない最悪状態も避けられるのではないかと。 4 次に、塩田跡地の南側には大海終末処理場があります。同所は平成 11 年 9 月の台風の折、 陳情・要望内容 跡地北側の堤防決壊により施設全体が冠水寸前となり大被害は免れましたが、昨年 7 月の水 害(浅田のポンプ場被害)等も考慮し、更なる安全策が必要と考えます。 5 角度を変え調査・検討いただきたいこと。 水路北東端の堤防には自動式樋門があり正常な作動状態である。この水路を利用し海水の流 入出工事を行った場合、流水により薮蚊の発生を抑えることが可能かどうか。もし可能な場合 は、1の埋め立て案を含め全体計画をどうすれば良いかを協議したいと考えます。 6 将来展望として、埋め立て完了後は、公有財産として有効活用いただけると考えますが、区 民の意見(希望)としては、公園、グランド、植樹帯、太陽光発電設備等々出ており、今後、我々 区民と薮蚊の生態についての勉強会など直接の話し合いの場を持たせていただきたいと思い ます。 (回答) 塩田跡地につきましては、草木の繁茂等により、環境面において周辺住民の皆様には大変ご 迷惑をおかけしており、今後、整地も視野に入れ、対策を検討して参ります。なお、将来展望と いたしましては、現在のところ特定の方針はございませんが、市として有効な活用を考えて参り ます。 また、堤防及び大海終末処理場につきましては、平成 14 年度に堤防の補強工事を完了して いることから、決壊の可能性は極めて低く、安全は確保されていると考えております。 何卒、ご理解賜りますようお願いいたします。 9.市道の道路改修(側溝設置等)についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 神郷自治会 平成22年 6月 4日 (陳情・要望) 当地区内を東西に横断している市道は、大内方面から小郡方面に向かう通行車両にとっ て、本線である山口大学テニスコート横の交差点を回避する路線として、山口大学動物病院 の前から JA 山口中央農協センター又は平川小学校に通じる通過路線であり、通学・通勤時 には多くの車両が通行しています。 このため、徒歩通学する児童・生徒の安全確保が最優先課題となっており、特に、山村商店 から東方面の交差点までの間は、離合ができないほど幅員が狭く、朝夕のラッシュ時には、 出勤・帰宅を急ぐあまり、上り・下り双方の車両運転手がお互いに譲らず、にっちもさっちもい 陳情・要望内容 かない状態になり、険悪なムードが漂い、地元住民が誘導・仲裁に入ることもあります。 つきましては、現地の実情にご理解をいただき、地元からの要望も強い、当区間の一日も早 い道路の改修について、要望するものであります。 (回答) 平成 22 年 6 月 4 日付けで御要望のありました件につきましては、平川地区全体における整 備の優先順位等を考慮いたしながら、事業化に向けて検討して参りたいと考えております。 なお、事業実施にあたりましては、地権者、関係者および関係自治会の御協力が必要とな りますので、何卒よろしくお願いいたします。 10.農業河川工作物(増心田堰)修復についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 増心田堰水利組合 平成22年 6月 4日 (陳情・要望) 4 月 18 日に可動堰油圧パイプの不良箇所(オイル漏れ)を発見し直ちに阿東農林振興事務 所へ連絡しましたが、行政(県と市)と地元との連絡・調整が難航し、未だ堰の修復のめどがた っておりません。維持管理の責任はどこにあるのでしょうか? 今年度から国の個別所得補償モデル対策が実施され我々農家にとっては、僅かばかり経 営に希望がもてると思っていたところ、修理が農作業時期(5 月の連休)に間に合わなかったた め堰に関わる全水田の休耕を余儀なくされました。 農業人口の高齢化、後継者不足、コメ価格の低迷等いずれも先行き不安と厳しい現実です が、高冷地産米「旨いあとう米」作りを生甲斐に、農業一筋に打ち込んでおります。米作農家 のモチベーションを下げないで欲しいものです。このままだと将来にわたり水田を耕作放棄せ ざるを得ません。このことは農家経営にとっても大きな痛手であり、地域環境にとっても大変 な危機と感じております。 ついては山口市の修復の事業計画、手順(工程表)を 6 月末日までに書面で提示して下さる ようお願いします。 今秋早い時期に修理を済ませ来年には全田が水稲栽培できるよう、一日も早く私たち堰水 利組合員全員を安心させてください。 陳情・要望内容 今後ともご理解、ご支援を賜りますようお願い申しあげます。 (回答) 1.増心田堰の管理主体 堰等の農業用水関係の施設の維持管理(小規模の修繕等を含む)につきましては、その水 利権を持っておられる水利組合において実施していただくこととなっております。 2.農業用施設に故障、不具合が生じた場合の市の支援制度 今回の増心田堰の油圧パイプの不良箇所の修復につきましては、前途のとおり、管理主体 である貴水利組合において行っていただくこととなりますので、御理解を賜りますようお願い いたします。 なお、修復(費用)に対しましては、次のような助成制度がありますので、阿東農林振興事務 所まで御相談いただければと思います。 (1)単市土地改良事業補助金 市の補助制度で、可動堰の修繕においては、基本的には受益面積が 0.2ha 以上、10 万円 以上の費用のものが対象で、補助率は 70%となります。 (2)農地・水・環境保全向上対策事業 阿武川源流保全会の活動費の中で実施することは可能です。実施に当たっては予め当保 全会への相談、協議が必要となります。 11.ゆずりあい道路整備事業(待避所)についての要望 団体名 佐山地区自治連合会(佐山地区鳩岡自治会) 陳情・要望の年月日 平成22年 6月 9日 (陳情・要望) 当自治会内の生活道は県道、市道等の改良工事で整備は大きく進展いたしましたが、当該要 望地区(渚鳩岡線)は車の離合が困難なうえ、スクールゾーンとなっており、特に朝の出勤の車 と通学時間帯と重なります 7 時 30 分前後には危険なケースも見られることから、待避所の設置 を要望いたしますので、格段のご配慮をいただきますようよろしくお願いいたします。尚、「ゆず りあい道路整備事業」の標準施行延長は 30mと伺っていますが、終点側には防火水槽がある ことから、弾力的な運用により防火水槽付近まで施行できないか併せて御検討についてお願い いたします。 (回答) 御要望の箇所の道路改良につきましては、本市の道路改良事業の一つである生活道路改良 事業により進めていくこととなってまいります。 現在、生活道路改良事業につきましては、各地区の自治会から数多くの要望が提出され、市 としても限られた予算の中で各地区のバランスや優先順位等も考慮して事業を実施しておりま 陳情・要望内容 すことから、早期事業着手の御希望に添えない場合もございます。 また、実際に市道鳩岡渚線の拡幅改良を行うためには、拡幅に要する用地(舗装幅で 5m以 上)と、構造物用(擁壁・水路など)の用地が必要になってまいります。 今後、用地の提供にあたり全ての地権者及び隣接者の方々に同意をいただくこととなり、事業 用地に水利関係者が関係していれば、こうした方々の了解も必要となります。従いまして当事 業を進める上で関係者方々の御協力がいただけるよう、周知徹底をよろしくお願いいたします。 なお、用地の権利関係が複雑な場合があり、よくあるケースとしては次のようなことが想定さ れますので、お含みおきいただきたいと思います。 例えば、用地提供が必要となる土地の登記名義人が亡くなられて、法定相続人が複数人いる 場合は、法定相続人全員から同意をいただく必要があることから、相続登記をして権利者を 1 人にしていただくようお願いいたします。他の権利(抵当権等)がある場合につきましても、権利 を抹消しなければ道路用地として土地を取得することはできません。また、提供用地に小作人 がおられる場合は小作人の了解も必要になってまいります。 いずれにいたしましても、この事業を円滑に進めていくためには、自治会の全面的な協力が 必要不可欠となりますので、御理解と御協力の程よろしくお願いいたします。 12.東沿川の倒木除去等にかかる陳情 団体名 陳情・要望の年月日 上天下町内会 平成22年 6月14日 (陳情・要望) 当町内会には、町内の北東部の砂防堤から一の坂川に流出している東沿川という河川が あります。当河川は、昨年の豪雨等により、隣接する山林の樹木等が河川内に倒れこみ、流 水に支障をきたしています。昨年7月の「中国・九州北部豪雨」では、多数の被害が出るな ど、悲しい記憶としてまだ新しいところです。 当町内会におきましても、このまま倒木等が除去されない状態で大雨が降った場合、どのよ 陳情・要望内容 うな惨事になるかと、夜も安心して眠られない状況にあります。また、当町内会は大殿地区の 最上流に位置しているため、災害が発生した場合、下流域の住民にも被害が及ぶことが十分 に予測されます。 つきましては、今から梅雨の時期をむかえるにあたり、一刻も早く、倒木等を除去していただ きたく、関係者ともども、お願いを申し上げる次第であります。 なにとぞ、地域住民の安心安全のために、格別のご配慮をいただきますよう、お願い申し上 げます。 13.七房川浚渫工事等にかかる要望 団体名 陳情・要望の年月日 七房町内会 平成22年 6月 25日 (陳情・要望) 数十年前の大水害において、下流の田畑に土砂などが入り大きな被害が出た際に、田畑 の土砂の捨て場がなく、個人所有の田に積み上げていた土砂が、昨年の 7 月豪雨の際、護 岸の一部が決壊し、積み上げていた土砂がおよそ 50mに渡り、七房川に堆積している現状で す。昨年も下流の水田に土砂や流木等が流れ込みましたが、地元の方で処分されました。 陳情・要望内容 今後、大雨等降れば、下流の水田、畑に被害が出る可能性が大きく、早い時期に除去して 川床を深くして頂き、水害を防ぎたいと考えております。 地方財政も厳しい状況の折でございますが、なにとぞ現状を考慮して頂きご配慮をお願い 申し上げます。 (回答) 七房川の浚渫及び流木等の除去につきましては、河川工事の可能な時期(11 月以降)にな りましたら、実施に向け検討して参りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 14.馬庭地区内の朝田川および支流河川の護岸改修についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 馬庭自治会 平成22年 6月 25日 (陳情・要望) 昨年同様の豪雨が起きると崩壊する可能性の高い護岸があり、住民の方より補強もしくは 陳情・要望内容 改修の希望が出ております。自治会長としましても、住民の安全のために補修等を行ってい ただきたく、要望書として提出させていただきます。 馬庭地区内の朝田川および支流河川の護岸の改修を要望いたします。改修を希望する場 所を別紙にて添付いたしますので、ご確認の上、ご検討をよろしくお願いいたします。 15.市道新開線の整備及び改良についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 嘉川赤坂自治会、小郡柏崎自治会 平成22年 7月 1日 (陳情・要望) 市道新開線は、旧小郡町と山口市赤坂との市境に在し、両地域住民の生活道路として利用 されています。 しかし、当市道の有効幅員は(路肩を含め)2.0m~2m40cm しかなく、車の離合も出来ない 狭小な市道です。 また、小学校の通学路にも指定されていますが、子供たちや自転車の利用者の方々も常に 危険な状況にさらされている現状にあります。 このようなことから、小郡総合支所に相談した結果、ゆずりあい道路としての整備であれば 対応できるとのことでしたので、事情をご推察の上、早期のお取り計らいをお願い申し上げま す。 (回答) 陳情・要望内容 御要望の箇所の道路改良につきましては、本市の道路改良事業の一つである生活道路改 良事業により進めていくこととなってまいります。 現在、生活道路改良事業につきましては、各地区の自治会から数多くの要望が提出され、 市としても限られた予算の中で各地区のバランスや優先順位等も考慮して事業を実施してお りますことから、早期事業着手の御希望に添えない場合もございます。 また、実際に市道新開線の拡幅改良を行うためには、拡幅に要する用地(舗装幅で 5m 以 上)と、構造物用(擁壁・水路など)の用地が必要になってまいります。 今後、用地の提供にあたり全ての地権者及び隣接者の方々に同意をいただくこととなり、事 業用地に水利関係者が関係していれば、こうした方々の了解も必要となります。従いまして当 事業を進める上で関係者方々の御協力がいただけるよう、周知徹底をよろしくお願いいたし ます。 この事業を円滑に進めていくためには、自治会の全面的な協力が必要不可欠となりますの で、御理解と御協力の程よろしくお願いいたします。 16.市道岩杖線拡張工事に係わる要望 団体名 陳情・要望の年月日 宮野岩杖町内会、宮野財産区 平成22年 7月 3日 (陳情・要望) 当町内における市道で 2 箇所が道幅が狭く見通しも悪く、路肩も非常に悪い状況に置かれ ており又、他地区から来られる方も増加し擦れ違い時には、離合場所も遠いため通過するの に困難を来たしております。 又国道 9 号線渋滞時は迂回路としての通過地点となっており、非常に危険な状況におかれ ていますので、早急に施工していただきます様ここに申請申し上げますので、ご検討の程宜し 陳情・要望内容 くお願い申し上げます。 (回答) 宮野地区全体における整備の優先順位等を考慮いたしながら、事業化に向けて検討して参 りたいと考えております。 なお、事業実施にあたりましては、地権者、関係者および関係自治会の御協力が必要とな りますので、何卒よろしくお願いいたします。 17.照明灯の点灯および藤棚についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 十王町内会 平成22年 7月 7日 (陳情・要望) 1 山口市営ふしの第1墓地の証明灯の点灯について 現在、ふしの第1墓地の照明灯は、4灯のうち中央部の1灯のみが点灯しており、明るさが 不十分なため、夜間や明け方の通行に不便を感じております。 そこで、防犯上の観点からも、明るい山口のまちづくりの観点からも、ふしの第1墓地南側 の照明灯1灯の点灯を要望致します。 陳情・要望内容 2 三和町十王にある椹野公園前バス停南側の市有地に、藤の木が自生しており、開花時期 には、見事な花を咲かせております。 しかし、管理が行き届かない為に、折角の花を楽しむことが出来ておりません。 そこで、地域住民の憩いの場となるように、藤棚の整備を要望致します。 以上2点の要望について、ご多忙は重々承知しておりますが、何卒、地域住民の心情をお 汲み取り戴きますよう、よろしくお願い致します。 18.仁保地川の護岸改修についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 宮路町内会 平成22年 7月 8日 (陳情・要望) 去る 6 月 26 日から 28 日の間の大雨により、仁保地川が急激に増水し川底が破損し、改修 工事が必要と思われるので要望する。 ・要望場所 山口市宮野上県道 201 号線と仁保地川の交差する地点の橋から下流へ約 20mの間 ・要望内容 前回、改修工事が実施された後、降雨の度に増水して 2 ヵ所ある段差の下流側の川底が水 陳情・要望内容 流により掘り起こされ、増水する度に近所の住人が驚く位の大きな音がして流れ、それにより 石垣が破損して、隣接する宅地へ危険が及ぶのではと危惧していた。 今回の大雨により、川底の敷石を固定していた金網が破損し、川底の石が流出して石垣へ の影響等、危険を感じるので速やかに改修をお願いしたい。 (回答) 仁保地川の改修でございますが、地元関係者と調整し、実施に向け検討して参りたいと考 えておりますので、よろしくお願いいたします。 19.平成23年度予算編成等に係る行政要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口商工会議所 平成22年 7月 9日 【重点要望】 1 山口・小郡都市核づくりマスタープランに沿ったまちづくりの実現 【山口都市核づくり】 (1)中心商店街並びに(株)街づくり山口が推進する事業への積極的な支援をしていただきた い。(市) 【回答】 本市では、中心市街地活性化基本計画に位置づけられた事業を実施することで、中心商店 街に新たな魅力と賑わいの創出を図ることとしております。 現在中心商店街では、中心商店街に効果的な新規出店を支援する「あきないのまち支援事 業」、中心商店街の賑わいの創出に資するイベントを支援する「にぎわいのまち支援事業」を 実施いたしますとともに、今年度は中心商店街の賑わいの創出と活性化及び雇用の創出を 目的とした「イベント開催事業」や「特産品アンテナショップ事業」も実施しております。今後も、 引き続き中心商店街の活性化に向けた支援を行ってまいります。 また、(株)街づくり山口が推進される事業につきましては、円滑な事業の実施ができ、中心市 街地の活性化に結びつくように支援を行ってまいりたいと考えております。 (担当課:商工振興課) (2)一の坂川河川再生事業(西京橋から千歳橋間の整備)の当初目標である平成23年度内 に完成していただきたい。併せて、周辺道路の美装化も推進していただきたい。(県、市) 陳情・要望内容 【回答】「一の坂川総合流域防災事業(再生)」につきましては、本市の中心市街地にとって重 要な事業であると考えておりますことから、これまで同様、県に対しまして、早期整備を要望し てまいりたいと考えております。 また本市が実施する「一の坂川周辺地区整備事業」につきましても、県事業と連携し、早期 の事業実施を図りたいと考えております。 (担当課:中心市街地活性化推進室) (3)中心市街地活性化区域内にある民間遊休施設である旧ぱるるプラザ山口や山口市土地 開発公社所有の土地や施設の周辺地域活性化に資する種地として積極的な活用。 特に、旧ぱるるプラザ山口やこれに隣接する土地については、JR 山口駅に近接していること から、来街の動機となる機能を備えた公共施設としての整備をしていただきたい 【回答】 旧ぱるるプラザ山口やこれに隣接する土地につきましては、一体的な利活用に向けた期待 が高まっているところでございます。施設は、民間所有でありますので、民間での活用が基本 であるとしつつも、山口都市核の玄関口でもある山口駅に近接するという好立地性や施設の 良好性等から、市議会におきましても地域づくりを支援する「地域活性化センター」整備にお ける候補の1つとして議論されているところです。 いずれにいたしましても、民間・公共に関わらず、旧ぱるるプラザ山口等の活用の検討に当た っては、中心市街地全体の振興や山口駅周辺のにぎわい創出といった側面も視野に入れ、 検討すべきであると考えております。 (担当課:企画経営課) (4)中心市街地活性化事業「やまぐちスペイン・フィエスタ」が、山口市民を始め多くの来街者 で賑わい、山口市の秋を代表する風物詩として定着するため、引き続き支援をしていただき たい。(市) 【回答】 中心市街地活性化事業である「やまぐちスペイン・フィエスタ」は中心商店街に新たな魅力と 賑わいの創出を図ることを目的に、本市の交流姉妹都市であるパンプローナ市のある「スペ イン」をテーマとしたイベントであり、本市中心商店街の秋を代表するイベントになっておりま す。 現在、中心商店街の賑わいの創出に資するイベントの支援につきましては、「にぎわいのまち 支援事業」により中心市街地の活性化を図っておりますことから、「やまぐちスペイン・フィエス タ」につきましても、この「にぎわいのまち支援事業」を御活用していただくことにより、引き続き 支援してまいりたいと考えております。 (担当課:商工振興課) (5)市道黄金町野田 1 号線の山口中央郵便局から都市計画道路東山通り下矢原線までの 歩道の美装化並びに拡幅をしていただきたい。(市) 【回答】 要望区間の中でえびす橋から都市計画道路東山通り下矢原線までの区間につきましては、 山口市まちづくり推進協議会や関係自治会との協議・調整を行いながら、歩道の段差解消や 舗装老朽化に伴う舗装改良についての測量設計業務を実施いたしました。今年度はえびす 橋からどうもんパーク付近までの改良工事を実施する予定としており、残りの区間につきまし ても継続的に実施してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) (6)山口都市核のみならず市域全体を視野に入れた交通結節点としての新たな機能集積及 びスムーズな動線等を確保していただきたい。(県、市) ①川端・公設市場及び中市第2駐車場周辺地区を交通結節点(バスターミナル、立体駐車場 等)として整備 【回答】 当該地区につきましては、中心市街地、大内文化ゾーン、行政機能の集積する亀山周辺ゾー ンの間に位置する山口都市核の中でも重要なエリアのひとつであり、これらのエリアの機能を 有効に展開するための結節点として考えております。ついては、バス広場や駐輪場、駐車場 の整備による交通結節機能の向上やまちの顔となるような広場空間等の整備による各ゾー ン間の交流機能強化などを、周辺地区の将来的な整備に併せて検討してまいりたいと考えて おります。 (担当課:都市計画課) ②中国電力前交差点、早間田交差点及び西京橋交差点のスクランブル化を含む交差点改良 を始めとした県道204号線並びに周辺地区 【回答】 当該3つの交差点を含む亀山地区は、平成15年7月に国により「あんしん歩行エリア」に指 定され、交通事故防止対策や道路幅員の確保、バリアフリー化を優先的に整備するエリアと して位置づけられており、本市においても平成20年8月に「山口・小郡マスタープラン」の中で 県道204号線沿いの整備を掲げているところです。 また、平成19年4月には「山口中心市街地まちづくり推進協議会」から交差点の改良に対す る要望書が提出されており、平成21年度には、県に市民会館前交差点改良を要望している ところです。 今後、道路管理者である県と協議を重ね、早期事業実現に向けて取り組んでまいりたいと考 えております。 (担当課:都市整備課) ③一の坂川西京橋並びにお茶屋橋の改修・整備 【回答】 県道204号線に架かる西京橋については、本市の中心市街地活性化事業等にあわせた改 修・整備を県にお願いしてまいりたいと考えております。 また、お茶屋橋につきましては、一の坂川河川改修や周辺整備の状況等にあわせた整備を 検討してまいりたいと考えております。 (担当課:都市計画課) (7)天神通りから旧アルビ跡地を経由し、相物小路へタッチする市道中市3号線の早期整備 及び相物小路の電柱の移転などスムーズな車輌の通過交通を確保していただきたい。(市) 【回答】 「市道中市町3号線」につきましては、既に市道認定を行い、事業着手いたしております。天 神通りから旧アルビ跡地への進入部分につきましては、平成21年度に完成いたしまして、今 年度中には相物小路に接続させる予定でございます。 本道路の整備はもとより、周辺道路事業を留意し、誰もが利用しやすい中心市街地の円滑な 交通体系の確立に向け検討していまいりたいと考えております。 また、相物小路の改良につきましては、関係機関や関係自治会等からのご意見を頂きなが ら、整備について調査研究してまいりたいと考えております。 (担当課:都市整備課、道路河川建設課) (8)広域から観光客が訪れる魅力あふれる湯田温泉づくりを支援していただきたい。(市) ①観光客集客の核となる旧山口銀行湯田支店を活用したシンボル施設をはじめとする中原 中也記念館周辺の整備(市) 【回答】 湯田温泉のまちづくりにつきましては、地域の皆様との協働により推進を図っているところで あり、本年2月には、湯田温泉まちづくり協議会からの御提案を踏まえ、「湯田温泉ゾーン活 性化プロジェクト」を策定したところでございます。活性化プロジェクトでは、官民が一体となっ ておもてなしの空間を形成し、湯田温泉の賑わい創出と回遊性の向上を図ることを目標に掲 げ、旧山口銀行湯田支店跡地を活用した拠点施設は、街歩きの出発点や周遊の休憩地点と して、また、街並み景観と調和した外観イメージを持つ施設として整備したいと考えておりま す。周辺整備につきましては、周辺地域への回遊性をより高めるため、統一感のあるデザイ ンにより道路や路地等公共空間部分の整備を進めてまいりたいと考えております。 (担当課:観光課) ②温泉情緒を醸し出すための県道204号線沿い並びに錦川通りの整備(県、市) 【回答】 県道204号線については、これまで同様、県へ早期の整備をお願いしてまいりたいと考えて おります。 また、周辺市道につきましては、湯田温泉の景観を創出していくような、イメージに沿った整備 を進めてまいりたいと考えております。 (担当課:都市計画課) ③湯田温泉の玄関口に相応しい湯田温泉駅を含めた周辺の整備。また、湯田温泉駅から湯 田温泉中心街までの道路沿線の景観及び環境整備(県、市、JR 西日本) 【回答】 湯田温泉駅周辺については、観光客だけでなく誰もが利用しやすい空間づくりを基本としなが ら、景観に配慮した温泉地との連続性を感じさせるような空間づくりを行うことによって、魅力 向上につながるよう、駅前駐輪場や足湯などの整備を進めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、景観の整備は官民協働で取り組む必要がありますことから、住民の 皆様と協議しながら進めていきたいと考えております。 (担当課:都市計画課、観光課) (9) 山口きらら博記念公園多目的ドームにおいて開催されている山口市成人式について は、阿東町との合併により市街地が地理的中心地となり、アクセスコスト、時間面でほぼ均等 となることや、市において進められているコンパクトシティ等に寄与できることから、平成23年 以降、市民会館で開催していただきたい。(市) 【回答】 山口市成人式については、参加される新成人の移動の利便性等を考慮し、山口市民会館開 催の方向で検討を進めているところです。 貴会議所におかれましては、山口市商店街連合会と「成人式イベント検討会」を立ち上げら れ、新成人の門出を祝う催しを企画していただいているところですが、市としましても、新成人 に快く参加していただけるものとなるよう検討してまいりたいと考えておりますので、御支援・ 御協力をお願いいたします。 (担当課:社会教育課) (10)全国規模の大会・イベント及び大学が主管する学会が開催できるコンベンション施設と するため山口県スポーツ文化センター「アリーナ」における椅子等の準備にあたり、椅子の養 生に相当の費用及び時間がかかることから、その改善を支援していただきたい。(県、市) 【回答】 「アリーナ」の改修につきましては、山口県の管轄となりますが、全国規模の大会・イベントや 大学の学会等の開催については、一定の期間にわたり県内外から多くの人が訪れることか ら、交流人口の増加が見込まれます。今後のまちづくりを進めていく上で、交流人口は重要な 要素であり、コンベンション機能の拡充は有効な取り組みであることから、県に要望してまい りたいと考えております。 (担当課:観光課) 【小郡都市核づくり】 (1)新山口駅ターミナルパーク整備事業の早期実現とともに、事前にJR西日本との基本合 意に基づいた、駅舎の立体的な図面を示していただきたい。(市) 【回答】 新山口駅ターミナルパーク整備事業につきましては、現在、関係機関と最終的な協議・調整 を重ねており、引き続き、早期実現に努めてまいりたいと考えております。 また、駅舎の立体的な図面につきましては、駅前広場を含む駅空間全体のイメージ図等とし て、できるだけ早く示してまいりたいと考えております。 (担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) (2)新山口駅ターミナルパーク整備事業については、歩行者の安全性の確保や既存商業施 設等へのアクセスが容易になる観点から、駅北及び駅南の人工地盤(ペデストリアンデッキ) の整備をしていただきたい。(国、県、市、JR西日本) 【回答】 人工地盤(ペデストリアンデッキ)の整備につきましては、駅周辺市街地の2階部分等への歩 行者動線として、今後のまちづくりの状況等を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。 (担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) (3)平成21年度に策定された「新山口駅北地区重点エリア整備方針」の早期具現化を推進 していただきたい。特に、産業関連の見本市や文化的な催しが開催できるメッセ施設並びに、 鉄道のまち小郡の象徴となるSLを中心とした鉄道博物館の整備をしていただきたい。 (県、市、JR西日本) 【回答】 重点エリアにつきましては、「新山口駅北地区重点エリア整備方針」に基づき、基盤整備とな る新山口駅ターミナルパーク整備事業との相乗効果を発現させる観点から、できるだけ早く 市街化を進めてまいりたいと考えております。また、メッセ施設及び鉄道博物館につきまして は、整備方針の具現化の過程において、具体的な検討を行ってまいりたいと考えておりま す。(担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) (4)市街地における人口定住を促進するため、市借上住宅制度等の活用をはじめとした住宅 整備とともに、住みやすい環境の整備をしていただきたい。(市) 【回答】 本市では、借上げ型市営住宅の手法等により、小郡都市核における人口定住を促進させた いと考えております。(担当課:建築課) 2 地域資源を活かした特色あるまちづくりの実現 平成23年3月九州新幹線全線開通に伴う、新幹線「さくら」の新山口駅への全便停車の実 現及び「のぞみ」のさらなる増便について支援していただきたい(県、市、JR 西日本) 【回答】 九州新幹線の全線開通に伴う九州、山陽新幹線相互乗り入れによる、観光やビジネスを 通じた交流人口の増加は、本市はもとより県全体の発展に資するものとして大きく期待してお り、県当局とともに、最速新幹線の新山口駅への全便停車を継続して要請しているところであ ります。 本市といたしましては、今後とも全便停車の実現に向け、積極的に働きかけてまいりたいと 考えております。 また、これを契機に新山口駅を起点とする周辺地域と連携を図りながら、広域観光の拠点 としての機能を高めたいと考えております。 (担当課:交通政策課、観光課) 3 地産地消を含めた地場産業の振興 (1)公共事業等の発注関係については、公平・公正な対応をしていただきたい。(市) ①行政機関が発注する建設工事及びこれに付随する業務、資材・物品調達等において、 一般競争入札による発注が増加する中で、力強い地域循環型経済の確立に向けた、地元建 設業者への優先的発注と育成強化のための、条件付一般競争入札の一層の拡大。 また、この地域循環型経済を有効かつ持続可能なものとするための、低入札による調査基 準価格のさらなる引き上げ。併せて、国の指導にある総合評価方式(4つの形式)の積極的な 導入と予定価格の事後公表を組み合わせることによる、バランスのとれた適正な入札制度の 改善をしていただきたい。(市) 【回答】 公共事業の縮小が進むなかで、建設工事の発注については競争性と透明性を確保しつつ も、地元経済活性化の観点から、その根幹を成す地元建設業に対する保護・育成が重要な 課題であると認識しております。 こうしたことから、本市におきましては条件付一般競争入札を基本にその拡大を図りながら も、市内業者で施工可能な工事については市内業者に発注し、大規模な工事や難易度の高 い工事についても共同企業体を活用するなど、市内業者の受注機会の確保に努めておりま す。また、下請負人に発注する場合には市内業者を活用することや資材等を地元より調達す ることについても請負者に対して要請しております。 次に、頻発する低価格入札への対策としては、総合評価落札方式による入札をさらに進め るとともに、予定価格の事後公表の期間を来年3月まで延長して試行することとしておりま す。 低入札調査制度における調査基準価格の引き上げについては、昨年8月に続き、7月15 日に建築工事の引き上げを行っており、今後とも国や県、近隣市町の動向を踏まえて改善を 図ってまいります。 (担当課:契約監理課) ②地元専門業者が入札に参加できる方法の検討をしていただきたい。(市) 【回答】 本市の公共工事の発注においては、一体的に施工する工事について一括発注方式を採 用していることから、専門工事業者が入札に参加する機会は限られているのが現状です。 しかしながら、小規模の修繕等の工事や、総合的な管理監督を必要としない分離発注が可 能な工事については、できるかぎり専門工事業者が入札に参加できるよう配慮したいと考え ております。 (担当課:契約監理課) ③行政機関が発注する印刷物・物品等においては、一般競争入札での発注となっている が、最低制限価格が設定されていないため、法外な価格での落札が生じている。このような 状況では、地元企業の育成や雇用の創出に支障が懸念されていることから、最低制限価格 を設定した適性価格での発注をしていただきたい。また、地域循環型経済の確立のため、市 内に本社のある企業への優先発注をしていただきたい。 【回答】 印刷物や物品等の競争入札における最低落札価格(最低制限価格)の設定については、 工事や印刷物の製造といった請負契約のみが該当し、物品の売り払い契約や賃貸借契約、 業務の委任契約といったものは対象となりません。 御要望の内容につきましては、対象となる請負契約についての入札結果等の現状把握が 必要であり、これらを調査のうえ適正な競争が確保されるよう対応してまいりたいと考えてお ります。 いずれにいたしましても、公共事業の発注においては、地方自治体の責務として、公平・公 正な入札と契約に今後とも努めてまいります。 (担当課:契約監理課) (2)起業に必要な実践的能力を習得させ、まちの元気を生み出すためにも、山口商工会議所 が実施してきた「起業カレッジ」・「経営革新塾」等への支援をしていただきたい。 【回答】 本市では、起業に漠然としたイメージしか持たない起業志望者や創業まもない起業家を対 象とし、新規起業者の開拓、初歩的なビジネススキル取得による経営意識の向上を目的とし た初心者向けの内容である「起業化支援セミナー」を開催しております。 貴会議所の開催される「起業カレッジ」・「経営革新塾」等のセミナーは起業志望者の起業 の実現や創業まもない起業家のビジネススキル向上のためより専門的、実践的な知識を提 供する事業であり、本市の起業の促進に必要な事業と考えておりますことから、貴会議所の 推進するセミナーにつきましても、円滑に事業の実施が出来るよう支援を行ってまいりたいと 考えております。 (担当課:商工振興課) (3)管内小規模事業者の資金調達の円滑化を向上させるため、山口商工会議所から6箇月 以上指導を受けることが条件である、日本政策金融公庫のマル系融資制度に対する利子補 給制度を導入していただきたい。 【回答】 今年度から従来の制度融資に比べ、低利率で保証料を全額補助いたし、対象者をセーフ ティネット保証認定者とし国の経済政策にも対応させた「中小企業経営環境改善対策資金」を 新設いたしまして、経済状況の悪化により資金繰りに困窮する市内中小企業者の資金需要 に対応しているところでございます。 今後、更なる中小企業者への支援につきましては、国、県の動向を注視し、今回新設いた しました資金の実施状況を踏まえ研究してまいりたいと考えております。 (担当課:商工振興課) 4 交通基盤及び交通システムの整備・拡充 (1)新山口駅北地区重点エリアの土地利用の高度化を促進するため、新山口駅から国道9 号を経由し、整備予定の主要県道山口宇部線長谷アクセスへタッチする道路の新設をし ていただきたい。(県、市) 【回答】 主要県道山口宇部線長谷アクセスと新山口駅とを結ぶアクセス道路につきましては、駅前 広場の供用開始時期までの整備を目途に、引き続き、県に要望等を行ってまいりたいと考え ております。 (担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) (2)主要県道山口宇部線の起点である大歳交差点から高田橋を経由、御堀平井線を延長し て中国自動車道山口 I.C.方面へ向かう、山口市街地の東回り的機能を持った道路整備 の推進。特に、円滑な産業活動やスムーズな通勤の確保の観点から、早急な道路の整 備をしていただきたい。 【回答】 平成23年に開催される国体に向けて、県道山口宇部線の整備が鋭意推進されており、市 におきましても御堀平井線の整備や高田橋周辺の市道改良等を実施しております。東回り的 機能をもった一本化道路の整備につきましては、これらの道路等の整備を進めるとともに、全 体的な交通量の状況等を見極めながら、引き続き調査研究してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) 5 観光交流人口の拡大 平成22年度から、広域(山口市、萩市及び防府市)の観光関連団体で取り組んでいる「萩 往還」活用事業を観光振興の起爆剤とするために、積極的な支援をしていただきたい。 【回答】 「萩往還」については、山口市観光交流基本計画における重点プロジェクト事業として、新 たに創出する観光ブランド資源に位置づけているところであり、本市といたしましては、現在 貴会議所をはじめ萩・防府商工会議所などの観光関連団体で取り組まれている『歴史の道 「萩往還」資源活性化事業』との連携を図るとともに、これらの連携を通じて広域経済・交流圏 の形成及び圏域の一体感の醸成につなげてまいりたいと考えております。 (担当課:観光課) 6 高齢化社会に対応した助成制度の創設 山口市内の高齢化に伴う住宅バリアフリー等の需要に応えるために、市民が市内の施行業 者を利用し、住宅リフォーム等の建設工事を行う場合、その経費の一部を助成する住宅リフ ォーム等助成制度を創設していただきたい。 【回答】 本市におきましては、介護保険の介護認定がされた方を対象に住宅改修費の助成を行っ ています。この制度では、居宅での日常生活に支障がないように、住んでいる家に手すりをつ けたりスロープを設置する等小規模な住宅改修費用(上限 20 万円)に対して 9 割分の給付を 受けることができます。 また、山口市社会福祉協議会においては、所得の低い方を対象とした県社協所管の高齢 者住宅整備資金貸付事業の相談受付を行っています。 なお、高齢化社会に対応した助成等とは別制度といたしまして、中心市街地活性化基本 計画に掲げております約75ヘクタールの区域内を対象とし、中心市街地への街なか居住が 推進されるように住宅のリフォーム等に対し、その経費の一部を補助する制度を検討しており ます。 また、地域産材の消費拡大を目的に、市内に建設される住宅等を対象とした新たな助成制 度の策定についても検討を行う予定でございます。 (担当課:高齢・障害福祉課、林業振興課、建築課、商工振興課) 【一般要望】 1 山口・小郡都市核づくりマスタープランに沿ったまちづくりの実現 【山口都市核づくり】 (1)中心市街地活性基本計画に基づいた、コンパクトでにぎわいのあるまちづくりを実現して いただきたい。(市) 【回答】 中心市街地における都市機能の集積や経済活力の向上を実現し、コンパクトでにぎわいの あるまちづくりを推進することを目的として、平成18年に、国においてまちづくり三法(中心市 街地の活性化に関する法律・都市計画法・大規模小売店舗立地法)が改正されたことを受 け、本市といたしましても中心市街地の衰退傾向に歯止めをかけ、にぎわいの創出に積極的 に取り組む具体的プランとして「山口市中心市街地活性化基本計画」を策定しております。 この計画に基づき、平成19年度から平成23年度までの5年間に、国からの重点的な支援 等を活用しながら、官民協働で事業を実施していくこととしております。 (担当課:中心市街地活性化推進室) (2)中心市街地の玄関口である山口駅の機能向上を含めた駅前周辺地区の整備をしていた だきたい。 【回答】 山口駅は、山口都市核エリア、とりわけ中心商店街・亀山周辺ゾーンへの玄関口としての 機能を持ち、都市間交流や市民の移動拠点として重要かつ不可欠な役割を果たしておりま す。こうしたことから、今後は土地開発公社所有地の有効活用やパークロード・駅通りの軸線 の一体性の強化等「山口・小郡都市核づくりマスタープラン」における山口駅周辺整備の関連 事業を促進し、景観の形成や、快適な空間の整備を進めてまいりたいと考えております (担当課:企画経営課) (3)雲谷庵をより魅力あるものとするため、筆洗いの池の整備、駐車場裏を活用したトイレ及 び駐車場から直接アクセスできる歩道の整備をしていただきたい(市) 【回答】 第一点として、池の整備の御提案につきましては、本市といたしましても、池は雲谷庵をよ り魅力ある施設とするための必要な景観の一部だと認識しておりますが、当初池を設置する 際、雲谷庵との兼ね合いも含め整備しておりますことから、現在のところ原状を変更する考え は持っておりません。草刈や泥土の除去などの日常管理に努め、山口市を代表する観光地 の一つとして継続してお客様にきていただけるよう努力してまいります。 第二点として、駐車場裏を活用したトイレ及び駐車場から直接アクセスできる歩道の整備 につきましては、現状では、見学者に駐車場から一旦隣接した道路に出ていただき、雲谷庵 まで徒歩で上がっていただいております。 トイレの設置及び歩道の整備にあたりましては、交通の利便性もさることながら、雲谷庵を 含めた周囲の景観への配慮や利用頻度・維持管理等の問題もありますことから、御要望も踏 まえた上、関係機関等と十分協議し、今後の検討課題とさせていただきたいと考えておりま す。 (担当課:文化財保護課) 【小郡都市核づくり】 新山口駅ターミナルパーク整備事業による橋上駅舎への改築については、表口側からの景 観に配慮した整備をしていただきたい。(市) 【回答】 駅前広場を含む駅空間につきましては、県及び市の陸の玄関にふさわしい整備を進める予 定としており、その概要等につきましても、できるだけ早く明らかにしてまいりたいと考えており ます。 (担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) (2) 新山口駅ターミナルパークの完成を契機とした周辺の整備をしていただきたい。 (県、市) ①メッセ施設周辺の遊休地をはじめ表口エリアへの企業等の進出に向けたインフラ整備及 び必要により用途の変更(県、市) 【回答】 新山口駅周辺、とりわけ、大規模遊休地一帯の重点エリアにつきましては、「新山口駅北地 区重点エリア整備方針」に基づき、できるだけ早く市街化を進めてまいりたいと考えておりま す。 また、用途地域につきましては、具体的な施設整備の検討過程等、適切な時期に必要な 見直し等を行ってまいりたいと考えております。 (担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) ②表口側県道新山口駅停車場線のバリアフリー化の推進(県、市) 【回答】 新山口駅周辺地区につきましては、「山口市バリアフリー基本構想」において重点整備地区 として区域設定しており、今後、関係機関と調整・連携を図りながら、計画的な整備を進めて まいりたいと考えております。 (担当課:ターミナルパーク整備部政策管理室) ③新幹線側風の並木通りへのストリートファニチャー等の設置。 【回答】 「風の並木通り」につきましては、新山口駅南側の主要な歩行者動線であることから、その シンボル性を向上させるなど、産業交流拠点としてにぎわいのあるまちづくりに資する地域主 体の取り組み等を促進してまいりたいと考えております。 (担当課:企画経営課) 2 地域資源を活かした特色あるまちづくりの実現 (1)鹿児島県をはじめとした九州全域からの観光客誘致のための交流事業を展開していた だきたい。(県、市) 【回答】 本市においては、山口市観光交流基本計画の基本施策として、都市間連携の推進に積極 的に取り組むこととしており、歴史や文化など関わりが深い都市や、共通したテーマ性のある 都市との連携・交流を深めてまいりたいと考えております。 特に、鹿児島県をはじめとする九州全域につきましては、九州新幹線全線開通に伴う観光 客の増加が期待できることから、誘客プロモーション活動を積極的に推進するとともに、県観 光連盟や民間団体等が主体となった交流事業に協力し、交流の一層の発展に努めてまいり ます。 (担当課:観光課) (2)滞在型観光客の増加に向けた中山間地域との連携による体験型観光の開発を含めた 観光資源・文化資源の整備をしていただきたい。(市) 【回答】 体験型観光の推進につきましては、都市農山村交流から派生する交流産業による雇用創 出や、農産物や特産品などの都市部での需要拡大につながり、中山間地域の活性化を図る 上で重要な取り組みであると考えております。 本市におきましては、森林セラピー基地や重源の郷、やまぐちサッカー交流広場、長門峡や 十種ヶ峰ウッドーパークの利活用を図るとともに、嘉村礒多生家の整備を行い、地域住民と 行政の協働により、礒多生家周辺を活用した自然体験プログラムの検討など、地域密着型の 体験型観光の開発に取り組んでまいりました。 自然、歴史や文化、そこに暮らす人々の営みを中山間地域ならではの有効な資源として捉 え、今後は、地域資源の発掘や体験型観光の担い手となる人材の育成、既存の施設や、地 域に存在する空き家、耕作放棄地などの有効な利活用についての検討や、受け皿となる地 域づくりを行い、都市部に向けた効果的な情報発信を行うことで、地域資源を活かした体験型 観光を始めとする観光資源・文化資源の整備に取り組んでまいりたいと考えております。 (担当課:中山間地域活性化推進室) (3)国宝瑠璃光寺五重塔を含む香山公園及び周辺地区をはじめとした大内文化特 定地域の景観保全のための景観形成地区を設定していただきたい。(市) 【回答】 本市においては、現在、景観計画の策定に取り組んでいるところでございます。当該地は、 大内文化特定地域内に位置し、都市景観形成地区にも隣接する本市の歴史や文化を育んで きた重要な地域のひとつであると考えておりますことから、住民の皆様の合意形成を踏まえ、 その位置づけについても検討していくこととしております。 (担当課:都市計画課) (4)山口情報芸術センターと中心商店街ゾーン・亀山周辺ゾーン・大内文化ゾーン及び湯田 温泉ゾーンとの連携事業を推進していただきたい。 【回答】 山口情報芸術センターでは、これまでも 2004 年から続けている中心商店街ゾーンで長期間 ミ ー ツ ジ アーティスト にわたって創造的な活動を展開する「Meet the artist 」シリーズ、2008 年には、湯田温泉の 街なかに一般市民にアートを気軽に楽しんで、参加体験してもらいながら新しい湯田温泉の 一面をアピールする「湯田アートプロジェクト」、また、昨年は、「日本のクリスマスは山口から」 において、旧ザビエル記念聖堂のイルミネーションのデザインにYCAMスタッフが関わるなど、 地域に飛び出し、一体的で特色ある取り組みを展開してきております。 さらに、山口開府 650 年記念の今年は、大内文化ゾーンでの作品展開を考えているところ であり、引き続き、各ゾーンの歴史資源、地域資源を生かし、本市の個性と魅力を創造する地 域に根ざした活動を展開していきたいと考えております。 また、こういった試みを交流を促進する魅力あるコンテンツへと成長させていくため、ホスピ タリティの充実など民間、地域の理解と協力をいただきながら、連携して取り組んでまいりた いと考えております。 (担当課:文化政策課) (5)学園都市をコンセプトとしたアカデミー機構の整備、及び「まち」=「大学」全国サミットの ネットワークを活かしたまちづくりを推進していただきたい。 【回答】 (仮称)アカデミー機構の検討につきましては、昨年度、貴職を含めました産学官の関係者 による事務レベルの検討会議を開催したところでございます。今後も引き続き協働のまちづく りの中で、アカデミー機構の役割やあり方について、多様な視点からの検討を加えてまいりた いと考えております。また、学園都市づくりを進める上でも「まち」=「大学」全国サミットで培っ たネットワークを有効活用し、各団体との意見交換や事例研究、情報発信等を図りながら、地 域特性を活かしたまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 (担当課:企画経営課) 3 地産地消を含めた地場産業の振興 (1)行政と農業水産・商工観光関係団体が、農商工連携、地域資源活用等による新商品・新 サービスの開発に取り組むことで、都市部と農村部との経済交流の活性化と地域循環型社 会の実現をしていただきたい。(市) 【回答】 本市にある豊富な地域資源の一つでもある農畜産物や、海産物の加工による特産品開発 及び6次産業化を推進するするとともに、新たな地域資源の創出として農畜産物のブランド化 の推進に取り組むことで、都市農村連携による経済効果を促し、地域循環型社会の実現を目 指してまいります。 また、今年3月に策定した「山口市観光交流基本計画」においては、観光事業者と生産・加 工・流通業者との連携強化を図ることにより、地域における優れた地場食材の活用を推進す るとともに、美しい景観や固有の文化、伝統芸能などの多様な地域資源を活用した着地型旅 行の推進や、豊富な農林水産資源の魅力を最大限活用できる観光、交流産業の活性化を進 めることとしております。 (担当課:交流産業企画室) (2)市内義務教育施設の耐震率が7割程度に止まっていることから、児童生徒の安全性の確 保及び低迷する建設業界の状況を打破するための耐震工事を早期に実現していただきた い。(市) 【回答】 学校施設の耐震化につきましては、児童・生徒の安全性の確保を第一に、最優先課題とし て鋭意取り組みを進めているところです。 しかしながら、耐震診断において、全国的に多くの発注がなされましたことから、本市にお いても診断結果に大幅な遅れが生じている状況にあります。学校施設の耐震化は、診断結 果が得られた後に順次計画的に取り組むことといたしており、御要望の主旨も踏まえ出来る だけ早期に進めてまいりたいと考えております。 (担当課:教育施設管理課) (4)市内工業団地、流通団地への製造・物流関係企業の誘致により新たな雇用を創出してい ただきたい。 【回答】 平成17年度から平成21年度までの5年間で、増設を含む14社の企業進出がおこなわれ、 約900人の雇用を創出してきたところでございます。 今後も、企業の立地により産業の振興と雇用の創出ができるよう、企業誘致の推進に努め て参ります。 (担当課:企業立地推進室) (4)「県大規模小売店舗の立地に関するガイドライン」施行に伴う、「山口市独自のガイドライ ンの制定」と「地域貢献協議会」の設置・運用により、市内大規模小売店舗の地域貢献活動 を実現していただきたい。 【回答】 山口県におかれましては、大規模小売店舗の出店情報の早期開示等による良好な生活環 境の保持のための取り組みや大規模小売店舗の地域貢献活動による地域活性化に向けた 取り組み等を行うことにより、元気で住みよい地域づくりを進めることを目的に、「大規模小売 店舗の立地に関するガイドライン」が策定・施行され、普及啓発に努める指針が示されており ます。 市といたしましては、大規模小売店舗が地域と一体となり実施される地域活性化に向けた 連携を図りながら、より一層の飛躍と発展を遂げるために、県のガイドラインの普及啓発に積 極的に取り組んでいるところでございます。本市独自のガイドラインの制定につきましては、 他市の動向を踏まえ、引き続き検討してまいりたいと考えております。 また、県のガイドラインにおきまして立地市町は、「地域貢献協議会」の構成員となっており ますことから、協議会の設置・運用を今後も継続的に働きかけますとともに、地域貢献の取り 組みに対しましても、積極的に助言等を行ってまいりたいと考えております。 (担当課:商工振興課) (5)指定管理者制度に基づく指定管理者の選定については、本社・本部を山口市内に有し、 かつ実質的に山口市内で具体的な事業を展開している民間事業者やNPO法人等を優 先的に選定していただきたい。 【回答】 指定管理者制度の導入は、公の施設の効用を民間等の活力やノウハウによって、利用者 満足度の向上をはじめとした施設効果をより一層高めることと同時に、経費の削減を目的に しているものでございます。 こうした目的を最大限発揮できるよう、指定管理者の選定については、各施設の特性はも とより、立地する地域の状況も踏まえまして、より効率的で安定的な運営が行えるよう施設毎 に選定要件等を定めることとしており、その際、施設目的を効果的に達成するために本社・本 部を市内に置く団体等でなければならないとの判断に至れば、これを選定要件とすることも可 能としているものでございます。 いずれにいたしましても、公の施設の管理に民間の能力を活用し、より一層の市民サービ スの向上と効率性が図られることが制度の趣旨であることから、今後も引き続き指定管理者 制度の適正な運用に努めて参りたいと考えております。 (担当課:行革推進課) 4 交通基盤及び交通システムの整備・拡充 (1) 山口都市核内における交通基礎の整備・拡充をしていただきたい。(市) ①旧山口銀行山口支店跡地から山口商工会議所前の市道中市2号線まで通じる道路の整 備(市) 【回答】 旧山口銀行山口支店跡地から山口商工会議所までのエリアについては、商工会議所、中 心商店街関係者、まちづくりの専門家、市等で有効な土地活用についての検討を進めている ところでございますが、道路整備につきましても、この協議のなかで検討してまいりたいと考え ております。 (担当課:中心市街地活性化推進室) ②県道204号線沿いの旧山口銀行山口支店跡地への立体駐車場等の整備のた めの環境づくり(市) 【回答】 中心市街地における駐車場につきましては、来街者のアクセス利便性の向上や交流人口 の増加などに関係する重要な施設であると考えておりますが、その整備にあたっては、エリ ア内にある既存の駐車場を含む全体的な計画として、関係者を含めた協議を行い、その方 向性を決定していく必要があると考えております。 今後、公設・川端市場跡地の整備等、周辺整備を進めていく中で、駐車場のあり方、また 周辺環境について、検討をしてまいりたいと考えております。 (担当課:中心市街地活性化推進室) ②文化ゾーンと中心商店街ゾーンを繋ぐための県立美術館から亀山公園、御茶屋橋を通り、 県道204号線を結ぶ道路の整備(市) 【回答】 当該区域については、中心市街地と大内文化特定地域及び行政・文化施設の多く集まる亀 山周辺ゾーンの結節点として重要なエリアであると考えております。これを踏まえ、周辺整備 の状況等を勘案しながら、各エリアの機能を有効に展開できるような結節点にふさわしい整 備を図ってまいりたいと考えております。 (担当課:都市計画課) ④中心商店街ゾーンへの駐輪場の設置(市) 【回答】 駐輪場のあり方や、その整備手法について商店街関係者等を交えて協議を行い、適切な 駐輪場整備について検討してまいりたいと考えております。 (担当課:中心市街地活性化推進室) ⑤主要な観光施設や道路等への英語・韓国語・中国語による街のサインの充実(市) 【回答】 山口市観光交流基本計画における重点プロジェクト事業として、来訪者に対する観光案内 機能の強化・充実に取り組むこととしており、おもてなしの充実と快適な観光空間づくりを推進 してまいりたいと考えております。 特に、中国人観光客に対する個人観光ビザの発給条件の緩和など、今後、東アジアの 国々からの訪日外国人観光客の増加が見込まれることから、訪日外国人旅行者に向けた多 言語標記の観光サインを整備するとともに、国県道の道路標識を多言語標記とするよう国・ 県に対して要望するなど、受け入れ態勢の強化に努めてまいります。 (担当課:観光課) (2)小郡都市核内における交通基盤の整備・拡充をしていただきたい。 ①メッセ施設を含めた新山口駅周辺の駐車場不足を解消するため、JR 西日本の遊休地や 新幹線高架下の駐車場としての利用。 【回答】 小郡都市核におきましては、公共交通の利用促進を積極的に進める一方、マイカー需要も 高いことから、今後、まちづくりの進展に伴い、一定程度の駐車場が必要となってくると考えて おります。 こうしたことから、「山口・小郡都市核づくりマスタープラン」において駐車場の整備を位置づ けており、また、平成22年3月策定の「新山口駅北地区重点エリア整備方針」におきましても 導入すべき施設の1つとして、パークアンドライド等のための駐車場を位置づけたところです。 具体的な場所等につきましては、今後、事業の具現化の過程において検討してまいりたいと 考えております。 (担当課:企画経営課) ②環境に優しい自転車で都市核内を移動できるための自転車専用レーンの整備 【回答】 自転車専用レーンにつきましては、移動中の安全確保はもとより、低炭素社会の実現に向 けて、自転車の利用を促進するという観点からも有意な施設であると考えております。また、 自転車の利用が促進されることにより、まちのにぎわい創出に大きく貢献するものと受け止め ております。 こうしたことから、今後、都市核内の道路整備に際し、ユニバーサルデザインの観点から地 域にふさわしいあり方等について研究してまいるとともに、公共交通の結節点である強みを生 かす中での自転車利用促進について研究してまいりたいと考えております。 (担当課:企画経営課) (2) 山口・小郡都市核の連携強化を含めた公共交通網を見直していただきたい。(市、JR 西 日本) ①JR 山口線(新山口駅と山口駅間)の行き違い施設の増設(市、JR 西日本) 【回答】 JR山口線の新山口駅・山口駅間の行き違い施設の増設は、増便による利便性向上を図る ことが可能になることから、JR西日本に対しまして継続して整備要望を行っておりますが、多 大な経費が必要であることから、昨年度と同様、近々の整備実現は困難な状況であります。 しかしながら、JR山口線は、市民及び来街者の大切な移動手段として、また、山口、小郡 の両都市核の一体性を高める重要な都市基盤として、その果たす役割は極めて大きいもの であることから、引き続きJR西日本とともに調査研究をしてまいりたいと考えております。 (対応課:交通政策課) ②JR 山口線と山陽本線、宇部線との乗り継ぎ時間の短縮(市、JR 西日本) 【回答】 JR山口線と山陽本線、宇部線のダイヤの調整による乗り継ぎ時間の短縮化及び直結化に つきましては、JR西日本に対しまして継続して要望を行っておりますが、今後とも積極的に要 望してまいりたいと考えております。 (対応課:交通政策課) (4)「湯田 P.A.」にスマート I.C.を設置し、山口市街地と高速道路との距離を近づけ、中国自動 車道・山陽自動車道から湯田温泉への誘導をスムーズにするとともに、「湯田 P.A.」を「湯田 温泉 I.C.」へ名称変更して頂きたい。(県、市、西日本高速道路) 【回答】 現在、湯田 P.A.周辺の平川地区において道路環境の向上を目指し、市道の新設・改良等 の様々な事業を実施しております。スマート I.C.の設置につきましては、昨年度から湯田 P.A. 周辺の基礎調査を実施しており、今後も引き続き関係機関との協議や調査等を行いながら、 整備を推進してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) (5)観光保養地としての湯田温泉への観光客のスムーズな誘導を図るため、山陽自動車道 から山口J.C.Tに入る手前及び中国自動車道上り線小郡I.C.手前に小郡I.C.が湯田温 泉に最も近接であることを標示するサインを設置していただきたい。(市、西日本高速道路) 【回答】 高速道路山口 JCT 及び、小郡 IC 付近へサインを設置することは、誘客効果だけでなく、湯 田温泉を訪れる観光客に対してのおもてなしの面におきましても、効果的であると考えてい ることから、県内の宿泊拠点であります湯田温泉が高速道路から近い温泉地として、地理的 条件やETC割引等を生かした誘客を積極的に行っていく上でも必要であると認識しており、 今後、西日本高速道路株式会社はじめ、関係機関と協議検討を進めてまいりたいと考えて おります。 (担当課:観光課) (6)平成23年度主要県道宇部線の開通による公共交通をはじめとした交通体系の見直し 及び市内主要施設への誘導看板の設置。特に、山口宇部空港・新山口駅と山口中心 市街地・湯田温泉とを結ぶ直行バスの運行を促進していただきたい。(市) 【回答】 主要県道山口宇部線の開通に伴う各地域間の速達化により、交通流動の変化や公共 交通への需要の高まりが見込まれますことから、交通事業者をはじめ各関係機関ととも に、交通体系の見直しについて引き続き研究してまいりたいと考えております。 また、山口宇部空港~山口駅間の路線バスにつきましては、採算性の面から平成14年 11月に廃止され、現在は、山口宇部空港~新山口駅間でのみ特急バスが運行されており ます。 直行バスの運行は、「山口市市民交通計画」におきまして、広域交通ネットワークを強 化するための施策の一つと位置づけております。また、既述した山口宇部線の開通による 効果も見込まれますことから、大量輸送のできる直行バスの運行に向けて、関係事業者と ともに調査研究をしてまいりたいと考えております。 (担当課:交通政策課) (7)交通混雑が常態化している県道山口停車場線(山口駅通り)などにおける路線バスの一 方通行をしていただきたい(市、バス事業者) 【回答】 県道山口停車場線の混雑につきましては、右折待ち車両の滞留や路上駐車など様々な 要因がありますことから、路線バスのみの一方通行化が、混雑解消の根本的な解決策には 必ずしもあたらないと考えております。 また、一方通行化により、山口駅から早間田交差点までの区間は片側のみの停留所設置 となり、必然的に一人の利用者が乗降する停留所がかなり離れた位置となるか、同じ停留 所で乗降しようとすれば、往路又は復路のどちらかが大回りすることになり、利便性の低下 につながる可能性が高いと思われますことから、今後も交通事業者や関係各機関と慎重に 研究してまいりたいと考えております。 (担当課:交通政策課) (8)公共交通機関の利用促進のための改善の促進をしていただきたい。(国、県、市、JR 西 日本、西日本高速道路)朝夕の交通渋滞時における優先バスレーン活用のための標示サイ ンの設置 【回答】 バス優先レーンにつきましては、平成22年3月現在、国道9号の山口-小郡間、国道26 2号の山口-防府間に設けられております。 今後、バス優先レーンの一層の明確化を図るため、道路標示等のサインについて関係機 関との調整を進めるとともに、優先レーン設置の趣旨を啓発し、活用促進を図ってまいりた いと考えております。 (対応課:交通政策課) (ア) 鉄道とバスの相互乗り継ぎの実現 【回答】 鉄道とバスの相互乗り継ぎにつきましては、山口中心市街地と新山口駅間を結ぶ 鉄道・路線バスの柔軟な相互利用ができる環境を整えることにより、強固な交通ネッ トワークを築くことができるものと考えております。このため、平成19年度には、各関 係機関と連携して相互乗り継ぎの社会実験を実施したところでございます。 その社会実験の成果を踏まえ、鉄道、バス事業者双方と十分に調整を図りなが ら、共通乗車券や乗継乗車券の導入など、利便性の高い交通サービスの提供につ いて、調査研究してまいりたいと考えております。(対応課:交通政策課) (ア) 低炭素社会へ向けたマイカー通勤の自粛 【回答】 低炭素社会の実現に向け、市民生活において、二酸化炭素排出の大きな割合を 占めるマイカー利用を抑制することは非常に効果的であると考えており、とりわけ、定 型かつ定期的な移動である通勤行動においてマイカー利用を自粛することは、効果 が高いと考えているところでございます。 こうしたことから、本市庁内におきましては、従来から取り組んでおりますノーマイカ ーウィーク(毎月第3週にノーマイカー通勤を行う)に加え、平成22年5月10日から 「山口式エコ通勤」制度を開始したところでございます。 これは、地球温暖化の防止、公共交通の利用促進、自らの健康増進、交通渋滞の 緩和を目的とし、「自動車やバイクを使わず、CO2 排出量の少ない公共交通機関や自 転車、徒歩で通勤すること」と定義づけ、山口市職員が積極的に取り組むものでござ います。 また、昨年度、2月28日からの1週間を「山口市民公共交通週間」と位置づけ、そ の一環として、貴会議所の御協力のもと「市内一斉ノーマイカーデー」を実施いたしま した。その結果、市内153事業所、2,597人に参加をいただき、CO2 を約12.5トン 削減することにつながりました。 また、マイカー利用から他の交通手段への転換を促進する「モビリティマネジメン ト」事業にも取り組んでいるところでございます。 今後もこうした多種多様な取り組みを有機的に組み合わせて継続実施することで、 マイカーから公共交通への通勤手段の転換を促進してまいりますとともに、マイカー 通勤からの代替手段と資するよう、公共交通の利便性を高める施策につきましても 推進してまいりたいと考えておりますので、貴会議所におかれましても、会員事業所 への呼びかけ等、御協力をお願いいたします。 (担当課:交通政策課) (9)経済活動の活発化及び市民生活の利便性向上の観点から、道路網の整備を推進してい ただきたい。(国、県、市) ①国道関係(国) ア 国道9号と国道435号交差点の渋滞緩和 【回答】 国道9号と国道435号の交差点につきましては、朝夕の通勤時間帯において渋滞を引き 起しておりますことから、渋滞緩和策として赤妻町10号線を整備いたし、市道神田町上東線 についても引き続き整備を進めております。国道の交差点改良等につきましても関係機関に 働きかけてまいりたいと考えております。(担当課:道路河川建設課) イ 国道9号と国道376号交差点から木戸山トンネル・阿東町間の新ルートの調査及び建設 促進 【回答】 国道9号と国道376号交差点から木戸山トンネル・阿東町間の整備については、現在、国土 交通省に要望を行っております。また、新ルートの調査につきましても関係機関に働きかけて まいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) ②県道関係(県) ア 県道山口小郡・秋穂線から権現堂橋を経由し、国道9号へアクセスする道路の渋滞解消 のため、県道山口小郡・秋穂線と国道9号を結ぶ新たな東西道路軸の整備 【回答】 県道山口小郡秋穂線から国道 9 号にアクセスする新たな道路整備につきましては、新たな JR 踏み切りの設置は非常に困難であることから現在事業が進められている県道小郡三隅 線改良事業の中で研究してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) イ 新町交差点の渋滞解消やスムーズな導線確保のため、県道小郡三隅線の新たな道路 (新町交差点~県道新山口停車場線)の整備 【回答】 新町交差点については、国道 9 号と一般県道新山口停車場柳井田線及び主要県道小郡 三隅線の交差点位置を統合することによりスムーズな車両の流れを確保し交通渋滞の解消 を図り、併せて狭隘な踏み切りの除去により歩行者等の安全確保を図るため、県により改良 が進められております。昨年度にはJRへの設計委託等がなされております。今後も引き続き 早期完成に向け要望してまいりたいと考えております。(担当課:道路河川建設課) ウ 県道200号線(陶湯田線)の下湯田交差点から秋穂渡瀬橋(椹野川)間の拡幅及び景観 整備。また、黒川~陶間の拡幅整備 【回答】 当該県道の整備に関しましては、県により歩道拡幅や電線地中化等の整備が進められてお ります。 また、昨年度、県道山口小郡秋穂線~中国縦貫道高架下区間の平野地域において、測 量・詳細設計が行われ、今年度は九田川橋梁の設計も予定されております。引き続き、早期 完成に向け要望してまいりたいと考えております。 (担当課:都市整備課、道路河川建設課) エ 県道小郡・阿知須線と国道2号との交差点(県交通センターと山口市南消防署との間)の 交通渋滞の緩和 【回答】 当該交差点は改良済みでございますが、特に朝夕の通勤時間帯に渋滞を引き起しており ますことから、今後も渋滞緩和対策について関係機関に働きかけてまいりたいと考えており ます。 (担当課:道路河川建設課) オ 県道194号線(山口秋穂線)の管内~鋳銭司間(大内側)の拡幅整備 【回答】 当該路線については、山口市東部地区における南北連絡道を形成するために必要な道路 であると県でも認識されており、鋳銭司地区では国道 2 号から JR 山陽新幹線ガード下までの 区間(L=1.8km)が事業計画区間とされています。鋳銭司側の国道2号から一部改良し供 用されており、今年度も測量・工事が予定されています。また、山越え区間については、10 箇所の待避所設置が検討されております。 事業の早期完成に向け、引き続き要望してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) ③市道(市) ア 市道上千坊~氷上線の御堀橋からテレビ山口本社までの拡幅整備 【回答】 当該路線は生活道路であるとともに大型商業施設へのアクセス道にもなっておりますが、 要望区間内には見通しが悪い箇所や幅員が狭く離合が困難な区間もあり、改良の必要性を 十分認識しております。現在、特に見通しの悪い区間の視距改良について地元自治会や関 係者と調整を行っており、他の区間についても調査研究してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) イ 瑠璃光寺から木町線、野田を経由し、国道9号へタッチする道路(都市計画道路黄金町野 田線)の早期実現 【回答】 本路線の整備につきましては、瑠璃光寺へのアクセス性の向上、日常生活における利便性 や安全性の向上のために必要であると認識しておりますが、沿線には住宅が密集してお り、また、国道9号との交差点の付近にトンネルがあるため交差点協議が難航していること から具体化しておりません。 今後も引き続き、周辺県道を含めた道路網の整備の中で検討したいと考えております。 (担当課:都市計画課) ウ 水の上町2号線(国道9号武徳殿交差点から洞春寺、香山公園に通じる道路)の早期拡 幅 【回答】 当該路線は瑠璃光寺や香山公園等、本市の重要な観光地へのアクセス道でありますが、 幅員が狭く離合が困難な区間もあるため拡幅の必要性を十分認識しております。現在まで に、国道9号との交差点部の改良と待避所の設置を実施したころです。今後も引き続き県所 有地や国の官舎等の買収も含め、関係者等との調整を行いながら整備を推進してまいりた いと考えております。 (担当課:道路河川建設課) エ スマート I.C.としての「湯田 P.A.」が完成した後、「湯田 P.A.」から湯田温泉を経由し、主要 県道山口宇部線にスムーズに誘導できるサイン等の整備(県、市) 【回答】 湯田P.Aから主要県道山口宇部線への経路については、市道や県道を利用することか ら、車両をスムーズに誘導できるサイン等の設置は必要不可欠なものと考えているところで す。 市道については、湯田P.A付近の市道整備と併せて設置の検討を行うとともに、県道につ きましても、県に要望をしてまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川管理課) 20.吉敷川の浚渫・草木除去についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 吉敷自治会・大歳自治振興会 平成22年 7月 9日 (陳情・要望) 昨年7月の豪雨により、吉敷・大歳地域では家屋の浸水等甚大な被害がでたことは御承知 のとおりでございます。現在、県におかれましては、その対策のひとつとして、朝田地区の椹 野川で河道掘削を実施されているところでございますが、両地域を縦断しております吉敷川 陳情・要望内容 についても、一部箇所で越水し、被害が生じましたことから、洪水を安全に流下させるために 河川の浚渫・草木除去はぜひとも必要であると認識いたしております。 つきましては、地域及び河川の実情を十分認識していただきまして、昨年のような災害を未 然に防止するため、河川の浚渫・草木除去を早急に実施いただきますようここに強く要望いた します。 21.向山中地区 市道西開作下向山中線 排水路工事についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 名田島自治会連合会 平成22年 7月 16日 (陳情・要望) 市道西開作下向山中線(山口市名田島向山中地区)の市道へ接する排水路のコンクリート 工事を実施していただきたく要望します。 陳情・要望内容 昨年7月の大雨時に山からの水が水路の側面を壊しました。土のうで応急措置をしておりま すが、放置すると市道を破壊する恐れがあります。将来に渡って、個人や地元自治会が管理 することは困難な状況です。 このような事情をお察しいただき、早期の取り組みをお願いいたします。 22.昭和東・昭和西地区 大森橋と周辺農道整備工事についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 名田島自治会連合会、(昭和東自治会、昭和西自治会) 平成22年 7月 16日 (陳情・要望) 1.準用河川「中川」に架かる「大森橋」は老朽化が著しく、幅員も狭い。 2.この橋梁には高欄などの転落防止柵がないことから大雨の際は非常に危険である。 3.当該地区は、海抜 0 メートル地帯であり、非常時には この道路が非難ルートとなることも ある。 陳情・要望内容 以上の理由により当該橋梁ならびに周辺道路を市道に編入していただき、その後周辺道路 の改良を要望いたします。 (回答) 御要望をいただきました、当該道路につきましては、県営圃場整備事業により農道として整 備されたもので、現状の幅員は 4m未満であり、また橋梁にいたっては幅員が 2mしかなく、山 口市道路認定基準要綱第 3 条第 1 項の規定による認定のための要件を満たしていないた め、市道へ編入することは困難であると考えます。 23.小古郷川改修工事及び開発事業者に対する指導強化を求める陳情 団体名 陳情・要望の年月日 阿知須自治会連合会・小古郷自治会 平成22年 7月16日 (陳情・要望) 小古郷自治会は山口市最南端の宇部市との境に接しており、自治会区域を2つに分断する ように源流を岡山池とする小古郷川が流れております。水系を確認してみますと、西は小山 団地と西祝団地さらに岡山霊廟塔までの雨水、南は日の山北側の雨水が小古郷川に流れ込 んでおります。また、流域面積(別紙参照)を計算してみますと約786.690平方メートル(自 己計測)もある大変貴重な河川の一つです。この小古郷川も昨今の気候変動が原因のゲリラ 豪雨等で、度々床上浸水や床下浸水の被害が発生しております。気候変動が主な原因と考 えられますが、もう一つの原因が上流域に次々に開発された、調整池の設置義務のないミニ 宅地開発で地面の保水能力が無くなって、雨水がいっきに河川に流れ込むためと考えられま す。こうした現状を踏まえて、合併以前阿知須町の時も小古郷川の堤防の嵩上げ等改修の 陳情書を提出しておりますが、その後上流域で次々に宅地開発は進む中、何一つ対策が講 じられておりません。この現状のままで放置されるようであれば、益々甚大な被害が予想され ます。小古郷川改修工事の早期実現と開発事業者に対しての指導強化を、阿知須自治会連 合会及び小古郷自治会の総意として陳情するものであります。 「安心・安全の街づくり」を私ども自治連合会も積極的に取り組んでおります。さらなる自治 会安全のため、市長のご高配を重ねてお願いするしだいであります。 陳情・要望内容 (回答) 現在、本市では、市街地の浸水被害の軽減を目的とした浸水対策事業を実施いたしてお り、雨水排除計画の整備基準である10年に1回程度の大雨を下回る降雨時においても、常 時浸水被害が発生するような箇所から優先的に整備を進めておるところでございます。 当該地区におきましては、過去の浸水被害を教訓とし、これらの解消に努めるための対応 策として、平成17年度に排水ポンプ車を導入したところでございます。この対応策は、高潮対 策も含めますと抜本的な対応策ではございませんが、これまでの使用状況からも当該地区に おける浸水被害軽減に一定の効果を発揮しておることから、現段階では、堤防の嵩上げ等の 事業を実施することは考えておりません。当面は、この排水ポンプ車の適切な活用により、浸 水解消に努めて参りたいと考えております。 なお、今後、短期間集中型の豪雨等により、想定を超える浸水が発生することも考えられる ため、関係部局とも連携をとりながら、台風時や降雨時の状況把握に努めるとともに、出来う る限りの安全対策を講じて参りたいと考えております。 また、開発許可におきましては、開発事業者に対し造成計画について、都市計画法のほか 要綱等の規定に基づき、関係部局と協議を図りながら指導を行っておるところでございます。 しかしながら本市におきましては、開発許可によるもののほか、これら指導を受けない許可不 要のミニ開発もあり、その対応に苦慮しております。下流域での浸水被害等への影響につい ても検討を要すことから、関係部局と一層の連携を図り、引き続きこれら指導をより進め、地 域の安全確保に努めてまいる所存でございます。 24.滑川の清掃、自然環境を保持するための要望 団体名 陳情・要望の年月日 柚木滑自治会 平成22年 7月 18日 (陳情・要望) 下記のとおり再度要望いたしますので、何分にも滑川の自然環境を守るための思いからで す。よろしくお願い致します。 記 1.事業、空き缶、ビニールごみ、景観や通行上妨げになる草木の除去。 2.補助金要望額、30 万円 3.期間 3 期、平成 22 年度~平成 24 年度 (回答) 滑川周辺は、美しい自然が残され、「飯ヶ岳登山口」や「滑の三本杉」を訪れるための散策 陳情・要望内容 道として多くの方が活用されており、草木の繁茂により歩行が困難な場合等については、ボラ ンティアや職員により刈り払いや軽易な修復を行っているところです。 また、この度は国庫補助事業である緊急雇用対策補助事業を活用し、滑川周辺の一部の 草刈り、清掃作業を実施することにしております。 さらに、普通河川の区域につきましては、災害復旧等の機能管理は管理者で行い、清掃等 の維持管理については、地域の皆様にご協力をお願いしているところです。 こうした状況を踏まえ、総合的に勘案した結果、御要望のありました事業実施に対する補助 金の交付については、困難と考えます。 なお、滑川と併走しております市道につきましては、通行に支障を及ぼす範囲において、除 草等の対応を行ってまいりますとともに、来訪者にごみのポイ捨て等の注意喚起を行い、引 き続き環境美化に務めてまいります。 何卒、御理解賜りますようお願い申し上げます。 25.山口県自動車学校跡地の取得に関する陳情について 団体名 大内まちづくり協議会 陳情・要望の年月日 平成22年 7月30日 (陳情・要望) 今年3月をもって72年の歴史を閉じた山口県自動車学校は昭和13年に設立され県下で最 初の自動車学校として、歴史と伝統を受け継ぎ運営されてきました。 隣接する大内中学校は、昭和33年に小鯖中学校と大内中学校が統合され、昭和38年に は、山口市と大内町が合併し、現在の山口市立大内中学校となりました。一時期は県内一の マンモス校に発展したこともあり、現在は、生徒数700名を超える数を維持しております。か ねてより、教育環境の改善が必要であることは喫緊の課題ではありましたが、山口県自動車 学校が存続する限り環境を変えることは不可能でありました。 しかしこの度、長い歴史に幕を閉じた自動車学校跡地が売却されることが明らかになりまし た。今、この自動車学校敷地を山口市が払下げを受け取得し、一部を大内中学校の教育関 陳情・要望内容 連の施設とし、また、大内・小鯖地区において作成中のまちづくり計画、将来を見据えた協働 のまちづくりの想いが地区住民にあります事から、この跡地を活用した将来目標を視野に入 れ、計画を進めたいと考えております。 いずれにいたしましても、今この敷地を取得しておくことがまず何より不可欠であると考えま すのでどうかよろしくお願い申し上げます。 (回答) 山口県自動車学校跡地の取得について本市に御要望をいただきましたが、現在のところ、 隣接地の大内中学校の教育関連施設に活用する計画はもとより、本市による具体的な土地 利用計画がなく、加えて、土地を先行取得するための財源の捻出も困難な状況でございま す。 つきましては、本市による当該跡地全体の払い下げを受ける状況にないことを何卒御理解 のほどお願い申し上げます。 26.浜中区河川改修工事についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 秋穂浜中区 平成22年 8月 9日 (陳情・要望) 第一大正池より海に至る河川が、毎年2回ぐらい、7月の豪雨で(氾濫)土砂崩れし、沿線の 陳情・要望内容 (地権者)耕作者が困っている次第です、池ばかり国費を使って改修工事をしても下流を良く しないというのは、どう見ても解せません。危険地域にも指定されている場所でも有ります。 下流には、公民館もあり将来不安です。 27.被爆二世・三世対策に関する申し入れ 団体名 陳情・要望の年月日 平和友好祭山口地区実行委員会 平成22年 8月 10日 (陳情・要望) 広島・長崎に原爆が投下され 65 年が経過しました。しかしながら、世界中には 30 万発の核 兵器が存在しており、私たちの「核兵器廃絶」の願いは実現しておらず、一刻も早く実現しな ければなりません。 また、多くの被爆二世が 40 歳を超え、健康不安が増しています。中にはガンで亡くなった り、持病を抱えて生活に苦しんだりしている人もいます。そして被爆三世も成人に達しており、 健康不安を抱え「被爆者健診」を望んでいます。 貴職におかれましては、被爆者や被爆二世・三世のおかれている実態を十分ご理解いただ き、次の事項について善処していただくよう申し入れます。 なお、3から6の事項については、県・国に対して善処するよう要請してください。 1.山口市宮野江良にある「非核三原則の貫徹と核兵器廃絶を誓う碑」を市の観光マップ等に 載せること。 (回答) 「原爆死没者之碑」(以下「碑」という。)は、亡くなられた被爆者を弔うことを直接の目的とす るとともに、それ以上に、被爆の残酷さを永遠に後世に伝えていき、核兵器廃絶と平和への 意志の発揚を図っていこうとする切実な気持ちが強く込められていることは御案内のとおりで ございます。 陳情・要望内容 このような「碑」の有する意味合いを考慮いたしました時、本市の観光名所や宿泊先、飲食 等の情報提供を目的とする観光マップ(地図)に、観光情報の一環として掲載いたしますこと は、被爆者等の皆様方の心情を察しましても、適切ではないと考えております。 2.山口市内の被爆二世に被爆二世健康診断や「被爆者二世健康診断記録表」があることを 報せるため、市広報誌等に掲載するなど広報活動を行うこと。 (回答) 本市では、市民が必要な情報については、市報、テレビ、ラジオなど様々な情報媒体を通じ て広報活動を行っています。 このことについては、事業の実施主体(国、県)からの依頼に基づき、広報誌の掲載等につ いて検討してまいりたいと考えております。 3.原爆症認定制度の抜本的改善を行うこと。 4.医療給付のある被爆二世手帳を発行すること。 5.被爆二世健康診断の中に年一回ガン検診を加えること 6.希望する被爆三世にも「被爆者検診」(被爆三世検診)を実施すること。 (回答) 3~6の申入れにつきましては、基本的には事業の実施主体(国、県)が善処するべきことで ありますことから、今後の実施主体の動向に応じて本市も対応して参りたいと考えておりま す。 28.市道 中村 2 号線の改良等についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 維新公園自治会、良城小・鴻南中学校 PTA 会長 平成22年 8月 23日 (陳情・要望) 要望致します市道中村 2 号線は維新公園二丁目地区における主要な生活道路であるととも に市立良城小学校、鴻南中学校の児童生徒の通学道路でもあります。 しかしながら、幅員が 4mと大変狭小であり、特に通学と通勤が重なる時間帯は、児童・生 徒や歩行者及び自動車や自転車の利用者は、常に危険かつ不便な状態にさらされていると ころであります。 つきましては、地域住民の安心、安全な生活と児童生徒の安全を確保するために、市道 中 村 2 号線の路肩補修及び安全フェンス並びにカーブミラーの早期設置について、特段のご配 慮を賜りますよう要望いたします。 陳情・要望内容 (回答) 1.路肩補修及び安全フェンス 路肩につきまして、現段階では補修を必要とは考えておりませんが、今後、経年変化等の 状況を確認し、状況に合わせた対応をしてまいりたいと考えております。 また、安全フェンスにつきましては、道路幅員が 4m程度の為、仮にフェンスを設置した場 合、幅員がますます減少し、車両とフェンスに自転車・歩行者が挟まれる可能性が高まる事 から現段階での転落防止柵の設置は考えておりません。 なお、路肩部分の目印としてのデリネターの設置については、地元関係者のご希望があり ましたら、10mに 1 箇所程度の設置を検討してまいりたいと考えております。 2.カーブミラー(アドバイスミラー)設置 当該箇所は、目視での左右の見通しが利く場所である為、アドバイスミラーの設置は考えて おりません。 29.古甲川源流水路の改修についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 熊坂町内会 平成22年 8月27日 (陳情・要望) 当地区を貫流いたします山間部水路につきましては、二級河川の古甲川の源流にあたり、 以前より大雨が降った際は、護岸の崩壊等が発生しているところでございます。また、昨年の 災害時にも下流の一部につきましては災害復旧工事により対応をしていただいたところです が、現状は大雨が降るたびごとに水路に隣接する建物の敷地が徐々に侵食されていってい る状況で、河川氾濫による家屋への被害の危険性も増しているところであります。 つきましては、水路に隣接する住民の日常生活における安全、安心のため早急に全面的な 改修をしていただきたくご要望いたします。 地方財政厳しいおりとは存じますが、現状ご賢察の上ご配慮方お願いいたします。 陳情・要望内容 (回答) 御要望いただきました、水路(法定外公共物)等の改修につきましては、従来「地域づくり交 付金事業」により整備を行っておるところですが、今年度より大規模な改良事業等に対応する ため、新たに「社会資本整備協働事業」を創設して事業を展開しているところです。 この中で、工法等を含めた御相談をお受けするため、新たに都市整備部に「地域づくり技術 支援室」を設置し、現地調査を始め、地元との協議調整等を行い、状況に応じた各々の事業 推進を図っているところでございます。 いずれにいたしましても、水路の改修等は地元御負担をお願いすることになります。 関係者の皆様で十分協議をされ、事業の申請を行っていただきますようお願いいたします。 30.熱中症対策についての緊急要望 団体名 日本共産党山口市議団 陳情・要望の年月日 平成22年 8月 30日 (陳情・要望) 1.単身高齢者を訪問し、状況を把握すること。 (回答) 高齢者の熱中症対策では、地域のふれあいサロン等において、熱中症予防に関する健康 教育を 7~8 月の期間に 27 回、424 名の方に行い、予防の大切さの啓発を行ってまいりまし た。また、緊急通報システムを設置している高齢者には個別連絡時に注意を促し、8 月に開 催した市内のケアマネージャーの研修会においては熱中症対策を図るよう指導を行い、更 に、包括支援センターの職員が関わっている高齢者に声かけを行うなど、特に今年は高齢者 の熱中症予防対策を図っております。 また、市民全体に対しては、市ホームページに熱中症の記事を 8 月 5 日から掲示し、熱中症 予防の情報提供を行い、広く注意喚起に努めております。 2.生活保護世帯と低所得者に対し、下記対策をとられたい。 1.エアコンの設置や修理費用へ補助を行うこと。 (回答) 生活保護受給世帯に対します本市としての支援につきましては、生活保護法や同法に基づ いて国が定める基準等に則って、生活困窮者の最低限度の生活を保障していくべきものと考 えております。 陳情・要望内容 従いまして、生活保護受給世帯における一般生活費のやりくりによるエアコンの保有等につ いては容認しておりますものの、エアコン設置や修理費用に関します特別の扶助費支給が認 められていない現行制度下におきましては、御要望にございますエアコン設置や修理費用へ の補助等、生活保護受給世帯に対する市独自の支援につきましては、現時点では考えてお りません。 なお、本市といたしましては、今夏の猛暑による生活保護受給者の健康管理については、 十分な配慮を要すると認識しておりまして、担当ケースワーカーによります家庭訪問の際に も、生活保護受給者に対して積極的な水分摂取や室内換気を促すなど、健康管理に関する 助言等については特に意を配して取り組んでいるところでございます。 次に低所得者に対するエアコン設置費等への支援についてでございますが、公費支出の透 明性・公平性を確保しつつ、生活困窮者の個々の事情や多様な生活状況に対応できる支援 策の創設に際しましては、その制度設計を慎重に行う必要がありますことから、現時点では 考えておりません。御理解を賜りたいと存じます。 2.中国電力に対し、電気料金の減免制度を創設するよう求めること。また、この制度ができな い場合、市独自の補助を行うこと。 (回答) 今回の御要望を受け、去る 9 月 2 日、中国電力株式会社山口支社を訪問し、電気料金の減 免制度創設についての考え方をお伺いしたところ、電気料金は電気事業法に基づいて定めら れており、料金の変更は災害救助法が適用された被災地域を対象とする場合などに限った 特例措置とされているため、御要望にある減免制度の創設は、現行法の下では困難であると のことでございました。 市独自の補助につきましても、公費支出の透明性・公平性確保の観点から、現時点では実 施する考えはございません。 なお、とりわけ生活保護受給者においては、今夏の猛暑による電気料金の増加等が、生活 保護法に基づいて決定される最低限度の生活費を圧迫することが考えられますことから、加 算措置としての夏季加算について、国に対し要望してまいりたいと考えております。 3.地域交流センター内に避暑を必要とする市民が避難できる部屋を提供すること。 (回答) 地域交流センターは生涯学習・社会教育活動の拠点としてだけでなく、自治会をはじめとす る地域コミュニティや NPO・ボランティア等の市民活動団体の活動拠点として活用でき、様々 な交流を生み出す、地域の総合的な活動・交流拠点として多くの方々に利用されております。 こうした中で、すべての地域交流センターにおいて、シェルターとしての部屋を常時確保する ことは、現時点では困難な状況でございますが、市民の皆様が自由に利用・交流できる共有 スペースを有する地域交流センターにつきましては、開館時間において避暑を必要とされる 方にも、御利用いただけるものと考えております。 なお、まだ共有スペースを有していない、地域交流センターについては、今後の地域交流セ ンター整備の検討の中で、必要な機能として考慮してまいりたいと考えております。 4.市庁舎内の空調については、残業の職員の仕事の能率が上がるよう、時間外もクーラー を稼働すること。 (回答) 本市におきましては、温室効果ガス排出による気温の上昇を抑制するため、山口市地球温 暖化防止行動計画に基づき、環境に配慮した取り組みを職員一丸となって行っているところ であり、9 月末までのクールビズの励行に加え、空調の稼動を 9 時から 17 時としているところ でございます。 しかしながら、空調につきましては、災害時や選挙期間中のほか、市民の皆様が庁舎を利 用される際には状況に応じて時間外の稼動をいたしているところであり、更に、今年は例年に ない猛暑が続いておりますことから、来庁者及び職員の健康に配慮し、状況により 9 時よりも 前から空調を稼動いたしているところです。 こうした中、本年 4 月には改正省エネ法が施行され、事業者単位で年平均 1%以上のエネ ルギー消費原単位の低減に努めることとなりました。これは本庁舎の約 3 か月分の電気使用 量に相当し、より一層厳しい管理が求められております。電気使用量の相当部分を占めてお ります本庁舎の空調設備は集中管理型となっており、1 箇所の空調を稼動させるために全体 を稼動させなくてはならず、非常に非効率でございます。 また、時間外勤務に関しましては、超過勤務の縮減に関する指針を示し、一層の超過勤務 の縮減に努めているところでございます。 そうした環境側面や効率性、また超過勤務の縮減に向けた取り組みを踏まえ、通常の時間 外の空調稼動につきましては、非常に厳しいものであると考えております。 職員にはこまめな水分補給や夏季休暇・年休の取得による休息等健康管理を徹底し、熱中 症の予防に努めてまいりたいと考えております。 31.妊婦歯科健診実施についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 吉南歯科医師会、山口市歯科医師会、防府市歯科医師会・阿武歯科医師会 平成22年 9月 1日 (陳情・要望) 今まで妊婦健診は産婦人科に限られていましたが、アメリカで行われた低体重児に関する 疫学調査において、歯周病に罹患している母親は、そうでない母親よりも 7 倍、低体重児を出 産しやすい結果が報告されています。同様に歯周病に罹患している場合、歯周病の炎症物 陳情・要望内容 質が血液中に流れ込み、母親の子宮平滑筋収縮と子宮頸部の拡張をうながし、早産の確立 が 5 倍になるともいわれています。このことからも産婦人科健診のみならず、妊婦歯科健診を 行い早産や、低体重児の発生の予防に努めることも重要な対策の一つと思われます。 山口市においても妊婦歯科健診の重要性を再認識されて、早期の実施をお願いしたく再度 強く要望いたします。今回は4歯科医師会からの要望といたします。 32.フッ化物洗口事業の拡大についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口市歯科医師会、吉南歯科医師会、防府歯科医師会、阿武歯科医師会 平成22年 9月 1日 (陳情・要望) 山口市内の小学校では平成 20 年度よりフッ化物洗口事業が開始され、現在児童の 9 割以 上がフッ化物洗口事業に参加しております。従来からの小学校 1 年生を対象とした歯みがき 陳情・要望内容 指導に加え、フッ化物洗口を行うことによりむし歯予防の意識の向上と実践が図られていると ころです。また、今年度より保育園の 5 歳児でもフッ化物洗口事業が始まりました。むし歯をよ り少なくするためには、幼稚園児や中学生についてもフッ化物洗口をすることが有効であるこ とは明らかなところであります。山口市においても小学校・保育園に続き、幼稚園及び中学校 の子供たちにフッ化物洗口事業を拡大していただくことをここにお願い申し上げます。 33.秋穂地域交流センター横用地の水溜り防止対策についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 たの SEA 秋穂づくり協議会 平成22年 9月1日 (陳情・要望) 平成22年4月に秋穂地域待望の生涯学習施設が完成し、その完成を喜ぶとともに、地域を 挙げてお祝いし、今後の有効活用につなげていくこととしました。 また、8月には秋穂図書館も開館し、地域の交流や活性化の拠点施設としての役割が大い に期待されているところでございます。 地域としても、今後、施設全体を有効活用した行事を開催していくこととしております。 陳情・要望内容 しかしながら、施設に隣接する用地の水はけが非常に悪く、大きな水溜りができてなかなか 水が引かないという問題が明らかとなっております。 これに関しては、施設を有効活用し、多くの来場者が見込める行事の開催に大きな支障が でるものと思われます。 つきましては、当協議会といたしまして下記のとおり要望するものです。 記 1 早急なる用地の水溜り防止対策(整地・土盛等) 2 水はけ改善工事 34.平成23年度予算編成等に係る行政要望について(緊急・追加要望) 団体名 陳情・要望の年月日 山口商工会議所 平成22年 9月 8日 1 山口都市核づくり~中心市街地活性化の一層の加速~ 平成19年5月、山口市において策定された「山口市中心市街地活性化基本計画」の計画 期間も残すところ約1年半となりました。 山口商工会議所といたしましては、(株)街づくり山口や関係商店街振興組合とともに、基 本計画に揚げておられる数値目標達成のために、懸命の努力をいたしているところです。 しかし、商店街通行量をはじめとする一部の数値目標達成は、厳しい状況になっておりま す。 つきましては、中心市街地活性化を一層加速すること及び市民サービス向上の観点から、 中心市街地に立地する大型店内等に住民票をはじめとする各種証明書の発行や市民相 談機能などを備えた「サテライトオフィス」等の設置をしていただきたい。 【回答】 窓口機能等の設置につきましては、市民の皆様のニーズや、利便性の向上、賑わい創出の 効果、費用対効果などを含め、総合的な観点から、研究してまいりたいと考えております。 (担当課:行革推進課、企画経営課、中心市街地活性化推進室) 2 山口都市核づくり~湯田温泉地区における県道宮野大歳線(県道204号線)沿いの温泉 情緒を醸し出すための景観整備~ 陳情・要望内容 湯田温泉地区における県道宮野大歳線(県道204号線)沿いの景観整備については、か ねてから支援の要望しているところですが、最近、都市計画道路泉町平川線(山口大学通 り)の電線類の地下埋設工事に伴い、新たな構造物が湯田温泉の顔ともいえる場所(旧タ ナカホテル前)に建設されたところです。 今後、魅力ある湯田温泉づくりに市当局で進めておられる「湯田温泉ゾーン活性化プロジ ェクト」の実現を大いに阻害するものと思われます。 つきましては、湯田温泉地区内の県道宮野大歳線(県道204号線)沿いにおける電線類 の地下埋設の早急な整備促進をし、この構造物の撤去をしていただきたい。 【回答】 県道宮野大歳線(県道204号線)は湯田温泉地区の中心を通る幹線として、温泉街の風 情ある修景整備を形成していく上で、重要な路線と考えております。 今回新たに県道宮野大歳線に設置された連系管路は、泉町平川線の電線類地中化に伴 い、地下埋設した電線と既存の架線を結ぶために必要な構造物ですが、県道宮野大歳線の 電線類地中化が実施される際には撤去されると聞いております。 こうしたことから、本市といたしましては引き続き、県道宮野大歳線の電線類の地中化を含 めた修景整備の早期実施について、県にお願いしてまいりたいと考えております。 (担当課:都市計画課) 3 小郡都市核づくり~新山口駅の一層の利便性機能性向上~ 新山口駅の利便性・機能性向上につきましては、かねてから支援の要望をしているところ ですが、最近、西日本鉄道株式会社では、平成23年3月12日に開業予定の新大阪~鹿 児島中央間の直通運転にすでに運行が決定している「さくら」に加え、最新型「N700系」を ベースにした「みずほ」を運行する予定の報道に接したところです。 つきましては、今後予定しております国民体育大会や世界ジャンボリーなど交流人口の拡 大をふまえ、是非1便でも多くの「みずほ」が新山口駅に停車できるよう支援していただきた い。 【回答】 来年3月の山陽・九州新幹線の直通運転化による、観光・イベントやビジネスを通じた交流 人口の増加は、本市はもとより、山口県全体の発展に資するものとして大きく期待しておりま す。 先般の「みずほ」を運行する予定との報道を受け、県当局とともに、これまでの「さくら」の新 山口駅全便停車に加え、「みずほ」の停車を強く要請していくことを確認しております。 今後、運行ダイヤ確定までの制約された期間の中で、県当局及び貴団体と連携をしなが ら、 1便でも多くの「みずほ」が停車しますよう、JR西日本に対し積極的に働きかけてまいりたいと 考えております。 (担当課:交通政策課) 35.墓地の有効利用についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 小原自治会、小原大師上共同墓地管理組合 平成22年 9月 13日 (陳情・要望) 自治会内に所在する「小原大師上共同墓地」の有効利用について、下記の諸事情をご賢察 の上、格段の御支援を賜りますようお願いします。 記 1.要望の要旨 市道中村小出線「石津橋」付け替え(昭和 62 年 11 月竣工)に伴い、石津橋袂に所在した小 原墓地が、この路線変更に伴い支障となるため、山口市との再三の交渉の結果、新規の小 原中嶋墓地 2 墓地(山口市矢原地区関係者を含む)への移設となりました。 2.要望の理由 これに伴い、小原大師上墓地に存する墓の縁故者 17 世帯(無縁墓を除く)の内、12 世帯が 新墓地に累代墓等を建立し、現在では、5 世帯の墓石が残っています。 平成 3 年に「小原大師上共同墓地管理組合」を発足させ、荒地化することを防ぐため縁故者 17 世帯が春・夏の最低 2 回以上の清掃を実施中であります。 しかし、縁故者の高齢化が進みこれまで同様に維持することは、将来的にも無理であること 陳情・要望内容 は明確であり、この際山口市において、例えば地域の子供たちのために広場に再整備する等 していただけないでしょうか。 なお、墓地台帳には登載されていませんが、登記簿上は所有が小原村(山口市)となってお ります。 おって、墓石が残っております 5 世帯についても、方針が決定次第移設することについて協 力いただけることの了承を得ております。 (回答) 御要望のありました場所につきましては、市の施設として整備する計画は今のところござい ません。 しかしながら、貴自治会及び組合にて墓石の撤去や墓地移転等の手続きなど整理をされ、 地域における子ども広場などの活用を望まれる場合には、改めて協議をさせていただきたい と思います。 ただし、その場合にあっても、除草等の維持管理については、地域の皆様にお願いすること となりますので、御理解の程よろしくお願い申し上げます。 36.ターミナルパーク整備の中止を求める要望 団体名 陳情・要望の年月日 小郡をよくする会 平成22年 9月 17日 (陳情・要望) 山口市は、新山口駅周辺において、「新山口駅ターミナルパーク整備」と「駅北地区重点エリ ア整備」を計画されています。 しかし、「ターミナルパーク整備」は、その目的である「広域経済・交流圏、広域県央中核都 市の実現」そのものが、防府市との関係を見ても事実上、不可能になっています。 しかも「駅周辺のにぎわいをとりもどしたい」という地元の願いに応える内容ではなく、実現 陳情・要望内容 性のとぼしい構想に過ぎません。 何より、両「整備」計画とも、地元・小郡地域住民はもとより、山口市全域の住民の理解と納 得を得たものではありません。 よって、「小郡をよくする会」は下記事項について、要請します。 記 1.「新山口駅ターミナルパーク整備」は中止すること 2.「駅北地区重点エリア整備」は白紙に戻し、住民合意を基本に再検討すること 37.「朧の清水」整備についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 白石地区地域づくり協議会 平成22年 9月 28日 (陳情・要望) 本地域内に存します「朧の清水」跡地の整備につきまして、かねてより中清水町内会から市 に対し、清水の保存あるいは観光地化に向けた取り組み要望が行われたことは認識している ところです。 この件に関し、中清水町内会から本協議会へ地域としての取り組みを依頼されましたことか ら、検討いたしました結果、大量の蚊の発生や悪臭を抑えるなどの生活環境の改善が適当で あるとの判断をいたしました。 以前、中清水町内会から整備要望された際に、生活環境改善の側面から、蚊の発生を抑え る薬剤をいただいたと聞いておりますが、毎年の薬剤散布では根本的な課題の解決には至り ません。 そこで、さまざまな解決法を考える上で、土地の所有者問題や山口三名水のひとつである 清水の取り扱い、さらには適正な改善方策の検討など、地域だけでは解決できない課題が山 積みし、これらの課題解決には、市のご協力が不可欠であると考えております。 つきましては、下記の事項について要望いたしますので何卒よろしくお願い申し上げます。 記 1 山口三名水のひとつである「朧の清水」の文化的・歴史的価値を検証いただき、保存の必 陳情・要望内容 要性に関する市のご見解を伺いたい。 2 1の結果をふまえ、地元である中清水町内会とともに、当該土地の権利問題も含めて、生 活環境の改善に向けた方策の研究および検討をお願いしたい。 3 「朧の清水」の池が存在していた証として、説明板を設置していただきたい。 (回答) 山口三名水のひとつ「朧の清水」は、「清水」という地名の由来にもなっておりますように、地 域の貴重な歴史資源のひとつであると認識いたしておりますが、保存の必要性を判断するた めには、発掘調査(試掘調査)を行った上で、地下遺構等を確認する必要があると考えており ます。 その一方で、調査により保存に値する遺構等が認識されなかった場合には市としての保存 の必要性がありませんことから、これを記録するに留め、現状復帰することとなります。 従いまして、あらかじめ、調査後の当該土地の処理につきまして地域の皆様と思いを同じく しておくことが必要と考えておりますので、貴協議会におきまして御協議いただきますととも に、今後の対応につきましては、引き続き様々な形で検討してまいりたいと考えておりますの で御理解を賜りたいと存じます。 なお、説明板の設置につきましては、上記の調査結果を受けまして、別途、検討をさせてい ただきたいと存じます。 38.小鯖 8 区法定外道路法面崩落危険箇所補修についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 小鯖 8 区自治会 平成22年 9月 21日 (陳情・要望) 平成 22 年 7 月 15 日の豪雨によりまして、当地区内の生活道路の山側法面が崩壊し、通行 ができなくなりました。この際、道路河川管理課の皆様方や地域交流センター長様のご高配 によりまして、通行可能な状況にしていただき付近住民は深く感謝いたしております。 しかしながら、今なお崩壊した法面が高さ約 9mで切り立ち、その上、その周辺の法面もか なり危険な状態にあり大雨や地震等によりまして、いつ何時、大規模な土砂崩れが起きるか わからない状況であります。 付近には幼稚園や小学校があり「子供たちへの安全」も危惧され、また、私たち住民にとり ましても、この法面の下にある道路は生活していく上で必要不可欠であり、このままの状態を 放置すれば「生命」、「財産」が脅かされた状況が続くことになり不安を募らせています。 この法面の上部には約 1m幅の公道(法定外道路)がありますが、一部崩れ落ち通行するこ 陳情・要望内容 とができなくなっております。 つきましては、これらの事情をご賢察いただきまして、格段のご配意を賜りますよう関係者 署名のうえ、ご要望申し上げます。 (回答) 御要望をいただきました、当該道路の崩落処理につきましては、市として防災上、市民の安 全・安心確保の観点から応急の対応、対策を実施し、道路の通行を可能にしたところです。 しかし、御要望の道路法面部の補修につきましては、当該部分が道路を含めた共有名義の 私有地であることから、国や県の制度による事業では難しく、また市においても補修事業を行 う制度がないことから、現時点では困難であると考えております。 しかしながら、地元自治会の御心労を察しますと今後当該地のような法定外等公共物の災 害復旧事業がおこなえる市独自での災害補助制度の検討が必要ではないかと考えておりま すので、御理解を賜りたいと存じます。 39.山口中心商店街への行政機能の設置についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口市商店街連合会 平成22年 9月 22日 (陳情・要望) 山口市におかれましては、平成 19 年 5 月に中心市街地活性化基本計画の認定を国から受 けられ、中心市街地の活性化に積極的に取り組まれ、居住人口の増加など着実に成果が図 られておられますことに、心から感謝申し上げます。 中心商店街では、西の核となる「どうもんパーク」が平成 19 年 12 月、東の核となる「山口井 筒屋」が平成 20 年 10 月にオープンし、「(仮称)やまぐちマーケットプラザ」もようやく建設が始 まり、来年 4 月オープン予定となっております。また、一の坂川周辺整備も着実に進められて います。 陳情・要望内容 中心市街地活性化基本計画の当初目標年度も残すところ、後 2 年となりました。賑わいの バロメーターであります通行量の目標数値は、まだ達成されていない状況です。山口市の中 心市街地が多くの市民で賑わうためには、ハード面での充実はもとより、山口市民が訪れれ ば、すべてのことが解決できるような、ソフト面でのサービス機能の充実が中心市街地に用意 されていることが必要不可欠であると考えます。中心市街地での市民サービスの向上を図る ために、行政サービス機能を中心市街地に設けることは、この視点からも大変有意義なこと であります。 つきましては、中心商店街の大型店内に、住民票をはじめとする各種証明書の発行などの 受付窓口や、育児・介護などの市民相談機能を備えた行政サービスを提供できる「サテライト オフィス」等の設置について、特段のご高配を賜りますようお願い申し上げます。 40.「新山口駅ターミナルパーク整備」事業の白紙撤回と「公共交通網バリアフリー計画」の条例 化を求める要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口市の公共交通を考える会、平和・民主・革新の日本をめざす山口市の会 平成22年10月14日 (陳情・要望) 山口市は大規模な「新山口駅ターミナルパーク整備」事業に、180 億円を投入するという計 画をすすめています。 その一方、市財政が逼迫していると常に公表されている中で、こうした大型事業に税金を投 入されることについては、十分な市民合意がなされているとは、とても思えません。本来、事 業の中核とされている橋上駅舎については、JR がつくるべきもので、これに国・市の税金が 投入されることに納得がいきません。 むしろ、急ぐべきは、公共交通網の整備とバリアフリー化であり、その中で新山口駅に対す る住民要望の大半は解決できるものと考えています。 私たちは、「新山口駅ターミナルパーク整備」事業等について、下記のとおり要望をします。 早急にご検討下さい。 記 陳情・要望内容 一、「新山口駅ターミナルパーク整備事業計画」を撤回・中止すること。 二、山口市における「公共交通網バリアフリー計画」を条例化し、特に以下の項目について は、すみやかに実施すること。 ・新山口駅について 1.既存跨線橋整備、新幹線を含む各ホームに、エレベーター・エスカレーター設置 2.在来線側のトイレ拡張整備 3.新幹線口駅前広場の有効活用 ・山口市全域について 1.山口市内の JR 線跨線橋のある主要駅へのエレベーター設置 2.路線バスの低床化、JR ダイヤとのアクセス向上 3.コミバス、コミタクの路線を増やし、地元負担を軽減する 三、「新山口駅北地区重点エリア整備」事業計画は当面中止して、遊休地の利用計画等につ いては、小郡地域住民の意見を十分に反映させること 41.市道二島 1 号線道路側溝(水路)の設置についての要望 団体名 秋穂二島地区二島自治会 陳情・要望の年月日 平成22年 10月 20日 (陳情・要望) 市道二島1号線は雨が降ると道路に水が流れ、車での通行時、路肩の確認が出来ず不完 全行動となり非常に危険です。 特にこの路線は、子ども達の通学路であり道幅が狭く見通しが悪いうえ、市道二島 1 号線は 山口、小郡、秋穂線と結ぶ交通量の多い道路ですが、側溝が設置されていないため、一部路 肩が崩れるなどの危険箇所が発生しております。 つきましては、歩行者、自転車等、通行の安全性を確保するために、道路側溝(水路)設置 の要望をいたしますので、早期に実施していただきますようよろしくお願い申し上げます。 なお、道路側溝(水路)設置の際は、雨により道路から流れ落ちる水が付近の空き家側へ 陳情・要望内容 流入しない工法での施行をお願いいたします。 (回答) 御要望の箇所の側溝整備につきましては、本市の道路改良事業の一つである生活道路改 良事業により進めていくこととなってまいります。 現在、生活道路改良事業につきましては、各地区の自治会から数多くの要望が提出され、 市としても限られた予算の中で各地区のバランスや優先順位等も考慮して事業を実施してお りますことから、早期事業着手の御希望に添えない場合もございます。 この事業を円滑に進めていくためには、自治会の全面的な協力が必要不可欠となりますの で、御理解と御協力の程よろしくお願いいたします。 42.有害鳥獣被害についての要望 団体名 三谷地域づくり協議会 陳情・要望の年月日 平成22年10月20日 (陳情・要望) 当地区は中山間地にあり、過疎と高齢化の進行が著しく地域経済は低迷しておりますが、 近年、猿をはじめとする猪、熊が民家近くに出没し農林産物の被害が急増し、野菜、果樹は ほ壊滅の状態にあります。 最近、その傾向は強く、特に熊については日没から明け方にかけ、民家の敷地内を徘徊す る事例が多く、新聞、テレビ等の報道に見られるような熊による人身被害については、いつ発 生しても不思議ではない状況にあり、熊の出没については、巡回による注意の喚起と捕獲器 の設置がおこなわれておりますが、実効は挙がっておらず、熊の出没、徘徊に対して、生命 の危険を感じる住民が増加しつつあります。このため、下記事項について要請いたします。 記 1 鳥獣被害から農林産物の被害を防止するために必要な施策を講じること。 2 地域住民の生命の安全を確保するために、猪、熊については捕獲に必要な関係条例の 改正を関係各機関に働きかけること。 3 熊については、捕獲を含む実効ある計画的な施策を直ちに講じること。 関係住民の総意により署名をもって強く要請いたします。 (回答) 鳥獣被害の問題は、地球温暖化や異常気象等による野生鳥獣の生息環境の変化に伴い 陳情・要望内容 鳥獣の個体数の増加などが考えられ、本市といたしましても地元住民の皆様の生産意欲低 下につながる状況であることや市民の皆様の安全の確保についても重要な課題であると認 識いたしております。 農林産物の被害につきましては、従来の防護柵の設置補助や有害鳥獣捕獲隊の活動の継 続に加えて、専門家による研修や、地域ぐるみの追い払い活動の推進、人と鳥獣の棲み分け に関する研究など、鳥獣被害対策の効果が上がるよう今後の対応策について鋭意検討して いるところであり、引き続き取り組んで参る所存でございます。 また、有害鳥獣捕獲についての許可権限は、鳥獣の種類により異なるところですが、イノシ シにつきましては、生活環境・農林水産業又は生態系に係る被害防止を目的とする場合に限 り、許可権限が市に移譲されており、申請に基づき適正に捕獲を許可しているところです。捕 獲対策については、有害鳥獣捕獲対策協議会において編成した捕獲隊による捕獲活動を実 施しております。こうした中、県においては、昨年12月に農林業被害防止対策の強化検討を する「鳥獣被害防止対策プロジェクトチーム」を立ち上げられたことにより、県と市町の連携強 化に繋がるものと考えており、本市といたしましても捕獲に関する県条例の要件緩和等につ いての要望を含め、関係各機関としっかり連携を図りながら取り組んで参ります。 一方、ツキノワグマは環境省の告示により平成6年度から狩猟が禁止され、同省の「レッド データブック(2002)」においても「絶滅のおそれのある地域個体群」として掲載されており、 島根県・広島県・山口県が連携し、特定鳥獣保護管理計画を策定するとともに捕獲や放獣等 の対応についても指針を定めています。こうした背景から、ツキノワグマに関しては、有害鳥 獣捕獲許可権限は市に移譲されておらず、県が捕獲を許可することとなっております。市とい たしましては、県の指針に沿ってツキノワグマの捕獲許可申請を迅速に県へ行うとともに、ク マレンジャー隊の協力のもとわなの設置、見回りを強化しているところでございます。 しかしながら、昨今のツキノワグマによる果樹園等の被害は甚大であり、頻繁に民家周辺に 出没するなど、地元住民の皆様の不安が高まっているところでございます。こうした中、県に おいては、平成23年度にツキノワグマの個体数調査を実施されると伺いましたので、調査結 果が増加であった場合には、早急に個体数調整を行っていただくよう要望したところでござい ます。今後も市民の皆様方が安心して生活できるよう、引き続き、県など関係各機関と連携し 対応して参る所存でございます。 43.食料自給率向上、食の安全・安心と環境を守る全国一斉共同行動についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 国民の食糧と健康を守る運動山口県連絡会 平成22年 10月21日 (陳情・要望) 世界の食料事情は、解決が待ったなしの状況です。飢餓人口が10億2千万人を超える一方 で、地球温暖化を含む異常気象による穀物生産の不安定化や、食料まで使ったバイオ燃料 の急増など、食糧の需給はますます逼迫しています。 このようなときに、日本では、食料自給率を向上させることが出来ないまま、農業就業者・農 地の減少がいっそう進んでいます。このような事態が続くならば、命の源である安全な食料の 安定的な供給がおぼつかなくなることは言うまでもありません。また、地域農業の衰退は、地 域経済の破壊をも招いています。 今や地域農業と経済の振興は、緊急の課題になっています。ところが、政府は、財界と呼応 しながら、「成長戦略」を進める柱の一つに FTA(自由貿易協定)・EPA(経済連携協定)の交 渉を据え、この11月に首脳会議が開かれる APEC(アジア太平洋経済協力会議)を、そのテ コに利用しようとしています。また、農民だけでなく消費者や小売店まで心配している米価の 下落について、「所得補償制度があるからそれ以上の対策はとらない」と開き直り、何ら手立 てをとろうとしていません。このままでは、国民の主食、米の生産さえ破壊されかねません。 私たちは、国民の安全・安心な食料の安定供給のためにも、これ以上の自由化は止め、日 本の農林漁業を発展させる政策こそ必要だと考えています。このことが、地域の振興にも役 陳情・要望内容 立ち、同様に世界の食糧事情改善に貢献するといえます。 この秋、このような政策転換の国民合意を作り出し、地域の農林漁業発展の運動を広げる ため、自治体はじめ多くの団体との対話を広げたいと考えています。 以上の趣旨から、貴団体(貴職)におかれましては、以下の事項に取り組まれるよう申し入 れます。 記 1 次の事項を実現するため、貴団体(貴職)として別紙団体署名にご協力下さい。 (1)食の安全・安心、安定供給のため、国の責任で食料自給率を向上させること。農林漁業 の生産を拡大し、地域経済を振興すること。 (2)コメの輸入は止め、国産米の安定的需給計画を構築するよう、国に意見具申すること。 (3)食品衛生監視員を増員するなど、食品検査体制をはじめ食の安全行政を強化することを 国に具申すること。また、輸入品を含め、加工食品の原材料原産国表示を徹底すること。 (4)日本の農業を破壊する FTA・EPA・WTO など、貿易自由化交渉は行わないよう国に求め ること。 2 地域の農林漁業発展をめざす懇親会などを行い、県民・住民や地域の様々な団体の声を 農政に繁栄させること。 3 農業まつりなど地域行事・イベントで、「食の安全・安心と食料自給率向上を求める署名」 活動に協力されること。 44.嘉川地域交流センターのサイレン移設についての陳情 団体名 陳情・要望の年月日 嘉川自治連合会 平成22年10月22日 (陳情・要望) 地域住民の強い要望により既設のサイレンの不感地域の解消に向けて移設再設置してい ただくよう、要望いたします。 つきましては、下記の要望事項についてご検討いただき、その実現に向けて推進していた だきますようよろしくお願い申し上げます。 記 陳情・要望内容 1 現在の吹鳴では、地域全般に徹底が乏しいこと。 2 格好な位置の併定、並びにその機能(性能)についてご検討いただき、設置をされますこ と。 3 可能なれば、嘉川、興進、両地域の2カ所に設置されますと、全域に徹底できることも含め てご検討されますよう重ねてお願いいたします。 45.公園設置に関する要望 団体名 陳情・要望の年月日 嘉川自治連合会 平成22年10月22日 (陳情・要望) 嘉川地区は、2つの小学校区を抱える広範囲地域であると同時に最近は宅地開発の進展 が進んでおります。 しかしながら、相変わらずの農村地域であるため、都市型の公園もなく、地域としてのいこい や交流、遊びの機能を有する広場がありません。 つきましては、広く住民からの要望も強いところから、その設置について推進していただきま すよう、よろしくお願い申しあげます。 (回答) 御案内のとおり、公園は、地域の人々が集い交流を促進する機能を始めとして、都市にお 陳情・要望内容 ける自然環境の保全、都市の防災性の向上、多様なレクリエーションや自然とのふれあいの 拠点としての機能や美しい景観を形成する機能等多様な機能を有しており、良好な都市環境 を保持し、円滑な都市活動を支え、都市生活の安全性・利便性を確保する上で基盤となる施 設でございます。 このような観点から、街区公園や近隣公園等の生活に身近な公園につきましては、嘉川地 域をはじめ、多くの地域で御要望があることを十分認識しているところでございます。 したがいまして、地域における公園につきましては、現在策定中の山口市都市計画マスター プランで定める土地の利用の方針、構想に基づき、各地域の地域特性、住民のライフスタイ ル、既存公園の状況等を踏まえ、公園が有する多面的機能に照らしながら適正な配置となる よう努めてまいりたいと考えております。 何卒御理解いただきますようお願いいたします。 46.清水寺参道改修についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 宮野観光会・下恋路町内会 平成22年10月27日 (陳情・要望) 下恋路町内の山あいにあります清水寺につきましては、山口盆地最古の寺院といわれてお り、かつて趙秩の山口十境詩の一つに「清水晩鐘」が詠じられ、現在も仁王像や観音堂、山 王社本殿の県指定の重要有形文化財が存在する古刹の雰囲気漂う、市内の重要な文化・観 光資源のひとつと自負しているところでございます。 しかしながら、現在、仁王門から観音堂に通じる参道の石垣や石段の一部に崩壊、崩落の 兆候が現れているところでございます。今後大雨等により石垣、石段が崩落した場合には、 仁王門はもとより麓の民家にも危険がおよぶ恐れも十分考えられます。また、参道は法定外 公共物(赤線)となっておりますが、過日専門の技術者に現地調査をお願いしたところ、法面 全体について根本的な対応が必要である旨の助言を得ており、こうしたことから地元での対 応につきましては、事業費の面からも難しい状況でございます。 つきましては、山口市当局におかれましては、何卒、文化財保護や観光資源の保護の観点 はもとより、地域住民への危険防止、安心・安全の確保の為、早期に改修をしていただきたく 要望いたします。 地方財政厳しいおりとは存じますが、現状御賢察の上御配慮方お願いいたします。 (回答) 1 土砂災害防止の観点から 陳情・要望内容 当該地区につきましては、県が土砂災害危険箇所に指定しており、今後、土砂災害防止法 に基づく詳細な調査を来年度以降に実施される予定です。この調査の結果、家屋に著しい被 害が発生するおそれがある箇所につきましては「土砂災害特別警戒区域」に指定されることと なります。 これらの区域につきましては、その対策工事について、原則地権者が行うこととなります が、10戸以上の家屋に影響を及ぼす等、一定の要件を満たした場合は、県が実施する「急 傾斜地崩壊対策事業」により、工事が可能となりますので、調査終了後、区域の指定状況を 勘案しながら、県と協議して参りたいと考えております。(所管課:道路河川建設課) 2 文化財保護の観点から 清水寺につきましては、清水寺観音堂・清水寺山王社本 殿の2棟が山口県指定有形文化 財となっております。指定文化財のそのものの大掛かりな修繕等の経費については、県・市 からの補助事業に該当する可能性がございます。しかしながら本要望は、指定文化財の損壊 ではないことから、文化財保護の観点から何らかの方策を講じることは難しいものと考えてお ります。(所管課:文化財保護課) 3 法定外公共物の観点から 御要望にございます「参道」の改修につきましては、御承知のとおり「法定外公共物」いわゆ る以前の赤線でございます。これは直接市が管理できる認定市道でないことから国や県の制 度による事業は難しく、市においても補修事業を行う制度がございません。このことから現時 点での市が行う事業は困難であると思われますが、地元観光会、町内会の皆様の御心労を 察しますに、今後は本案件にお応えできるような、市独自での新たな制度の検討が必要では ないかと考えておりますので、御理解を賜りたいと考えております。(所管課:道路河川管理 課) 4 山地法面の保護、危険防止の観点から 山の保全、危険防止の視点から、市といたしましても何らかの対策ができればと県が施工 主体となります「県営治山事業」の可能性を視野に県農林事務所森林部と協議をいたしたと ころでございます。県の判断としては、要望箇所の現状・規模を考慮すると、県営治山事業は 難しいという回答を得ております。しかしながら、部分的な復旧については、県の補助事業で ある「小規模治山事業」の可能性も考えられます。これには、地元の負担金が必要となるこ と、また、採択まで相当の期間を要するというのが実情でございます。(所管課:林業振興課) 47.「有害鳥獣捕獲隊員(猟友会員)の狩猟者登録税等の軽減」及び「猟友会員育成強化事業の 実施」についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 猟友会山口支部、猟友会吉南支部、猟友会徳地支部、猟友会阿東支部 平成22年10月28日 1 有害鳥獣捕獲隊員(猟友会員)の狩猟者登録税等の軽減について 各地区猟友会は、農林水産被害の軽減を図るため会員が一丸となり、農林業者及び地域 住民の要望に応えて、ボランティアで有害鳥獣の捕獲に誠意努力し、農山村の振興に寄与し ているところであります。 しかしながら、猟友会員の高齢化の進行に加え、近年、銃刀法の改正により十の所持許可 が非常に厳しくなったことにより、会員は減少する一方であり、有害鳥獣捕獲活動に支障をき たす状況となってきました。 全国的にも猟友会員が減少し有害鳥獣捕獲活動が困難な状況になってきたことから国は、 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律を平成 20 年 4 月 1 日から施行し、被害防止計画を策定して県知事の同意を得て、計画を実施する市町村に 対し、被害防止計画を策定して県知事の同意を得て、計画を実施する市町村に対して、地方 交付税で賄うようにしたところです。 山口市におかれましては被害防止計画の策定されておられますが、法律に基づく有害鳥獣 捕獲隊委員への、狩猟者登録税の軽減、人材育成、狩猟免許等手続的な負担の軽減等何 陳情・要望内容 一つされておられません。 長引く経済不況の中で私建猟友会員は農山村振興と地域住民の安全に寄与するために今 後も努力してまいる所存であります。 ついては、現在活動している有害捕獲隊員に対して、是非、平成 23 年度予算において狩猟 者登録税等の助成措置を講じていただきたくよう要望します。 2 猟友会員育成強化事業の実施について 私達猟友会員(有害鳥獣捕獲隊員)は、昭和 53 年には市内の 4 地区猟友会員は約 1,300 人いましたが、その後の社会情勢等の変化に伴い現在、330 名に減少してきているところで す。 この大きな原因は、有害鳥獣捕獲隊員に対する補償制度がないこと、長引く経済不況及び 銃刀法の規制強化により、銃猟による狩猟者が激減してきたところであります。 今後、農林業水産業の振興の担い手の一助となる、有害鳥獣捕獲隊員への補償制度を導 入していただくことにより、有害鳥獣捕獲隊員も確保でき、また、農林水産業の被害軽減も図 られ農山村の活性化にもつながるものと確信しております。 ついては、23 年度予算において、保障制度の助成措置を講じて頂くよう要望いたします。 48.徳地上村 月輪寺薬師堂公衆便所新設についての要望 団体名 月輪寺薬師堂保存会 陳情・要望の年月日 平成22年11月15日 (陳情・要望) 今回、ぜひお願いしたいのが、徳地上村にある月輪寺薬師堂を見学に来られる方々が主に 使用される公衆トイレの新設についてであります。 月輪寺薬師寺は、聖徳太子ご開創と伝えられる由緒ある建物です。現在の建物は、鎌倉の はじめ、東大寺再建を果たされた俊条房重源上人がお堂の荒廃をみられ、右大臣である藤 原兼実公の協力をえて、821年前に再建されたものです。現在、国の重要文化財に指定され ている県下最古の木造建築であり、西日本をみても最古の部類にはいる貴重な建造物です。 現在、保存会を中心として、国・県・市の援助をいただきながら、この薬師堂及び付属建物 を維持管理しておりますが、だんだんと地域の過疎化の波に伴って、困難になっていく現状で あります。 便所も約30年前に篤志によるご寄付をいただいて、薬師堂下の駐車場隅に、くみとり式を 設けていましたが、老朽化が進み、便槽の亀裂等、修理もままならない状態となり、現在、使 用不能の状態です。そのため、遠路より見学に来られた来訪者の方々には、離れた月輪寺 本堂の便所を使っていただくという不便をおかけしていることに、心痛めております。 陳情・要望内容 1 年間を通じて、近隣の市町村をはじめ他県からも多数の来訪者がありますし、地元小・中 学校の児童生徒の社会見学や総合学習のテーマ教材としても活用されています。 私どもは、地域の宝であり山口市の宝でもある薬師堂を訪れる方々に、是非、快適な便所 を設置して、ご不便を無くすとともに、よき心象を持っていただくことを切に望んでいます。 市当局におかれましても、この現状をご配慮していただき、財政厳しい折とは存じますが、 大切な山口市の宝であり観光資源であることを鑑み、隣接地に公衆便所を設置して下さいま すことを懇願する次第であります。 (回答) 月輪寺薬師堂につきましては、観光を目的として訪問される方も多く、本市の重要な歴史 的・文化的遺産であるとともに、23年度にオープンする「ロハス島地」などと連携することで、 徳地地域並びに本市の新たな集客・交流を促す観光資源として期待されるところでございま す。 このような認識のもと、本御要望に対しましては、今後、トイレ機能や維持管理のあり方など について、関係部署と協議を行うとともに、地域をはじめ、貴保存会の皆様の意見を賜りなが らトイレ設置に向けて検討して参りたいと存じます。 49.法定外公共物等整備事業についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 白石地区地域づくり協議会 平成22年11月17日 (陳情・要望) 今年度から地域づくり協議会にて、法定外公共物等整備事業を実施することとなり、地区内 から数件の要望が本協議会に寄せられております。 これらの要望に関しましては、交付金の予算枠の問題などから、優先順位を付けざるを得 ない状況となっておりますが、要望箇所の緊急性や重要性を判断するにあたり、技術的なノ ウハウの不足等により、実施箇所の採択に非常に苦慮しているところです。 また、要望の中には、補修工事と併せて改良工事が必要とされる道路があることから、標記 事業対象外となる上、多額の工事費により地域の負担が非常に重く、実施が困難な箇所もご ざいます。 つきましては、今年度における法定外公共物等の整備を円滑に実施するにあたり、下記に ついて要望いたしますので、お取り計らいのほどよろしくお願い申し上げます。 記 陳情・要望内容 1 要望箇所について、現場を御確認の上、優先順位および最適な工事方法に関する市とし ての見解の提示 2 東糸米町内会道路工事(別添資料 No.1)に対する市直轄工事の実施 (回答) 御要望をいただきました、2点の事項につきましては、1においては担当者が既に現地にお きましてご説明等させていただいたところです。 2の東糸米町内会道路工事につきましては、市において直轄で行う制度がないことから、現 時点では困難であると考えております。 しかしながら、今後当該地のような法定外等公共物の大規模な改良事業がおこなえる市独 自での制度の検討を現在行っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 50.建築物の役務提供の契約更改・入札業務についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口県ビルメンテナンス協会 平成22年 11月 22日 (陳情・要望) 当協会では、大事な市民の財産である公共施設の維持管理に関し、日頃より知識・技術等 の資質の向上を目指し、研鑽・努力を続けております。 ビルメンテナンス業におきましては、衛生的環境を確保するために維持管理を行う事業者が 適切にその業務を遂行するよう資質の向上を図ることが必要であり、『建築物における衛生 的環境の確保に関する法律』では、一定の人的、物的基準を充足していることを要件とした都 道府県知事への登録制度が設けられております。当協会におきましても、この法律のもと、業 務従事者教育をはじめとし、指導を行っております。 このように、建物の正常な維持管理においては、専門的な知識・技術が必要であり、山口県 知事への登録が必要不可欠と考えております。 陳情・要望内容 以上を考慮いただき、建築物の役務提供(庁舎清掃等ビルメンテナンス業務)の契約更改・ 入札業務については、建築物の衛生的環境の確保の観点から、本市内を本拠地とする事業 者に加え、山口県知事登録業者へのご指名を切にお願い申し上げます。 (回答) 本市では、地元企業の育成・地元経済の活性化を図るため市内業者への優先発注や分 離・分割発注を推進するなど、適正な競争原理のもとに公正性を確保しつつ、市内業者への 受注機会の拡大に努めております。 市内業者への優先発注は、庁舎清掃等のビルメンテナンス業務についても同様の取扱いと しており、また、業務の実施にあたり専門的な知識・技術が必要な場合においては、県への 登録状況等を参考に資格の有無や技術力等を確認のうえ、適正な業者への発注に心掛けて おります。 51.平成22年度 大内まちづくり協議会要望 団体名 大内まちづくり協議会 陳情・要望の年月日 平成22年11月29日 平成22年度 大内地区の要望及び箇所<山口市> <自治会> ※ 菅内 1 菅内川の天吹橋上流は護岸が低く、大雨になると水田に川の水が流入する。 (回答) 菅内川の当該区間は県の管理区間でございますので、河川管理者に護岸改修の要望を行っ てまいりたいと存じます。 (担当課:道路河川管理課) ※ 菅内台 2 現在工事中の公園が出来上がった時の防犯灯の設置。 (回答) 開発公園につきましては、地元の皆様に管理をお願いしている公園でございますので、市が 公園整備として防犯灯などの設備を設置することはいたしておりません。 なお、道路を照らす防犯灯につきましては、生活安全課の補助制度の対象となっております ので御相談くださいますようお願いいたします。 (担当課:都市整備課) 3 公共下水道の整備を要望する。 陳情・要望内容 (回答) 公共下水道事業は、下水道を整備する全体計画を作成する中で処理場の能力や整備する 範囲を決定し、この計画の中で事業を実施する区域の認可を受け、この事業認可区域内に ついて順次整備を進めているところでございます。 大内地区におきましては、事業認可区域の拡大を行いながら、鋭意整備を進めております が、公共下水道の整備は多額の費用や多くの時間を要しますことから、全体計画の整備を完 了するまでには、長い期間を必要といたします。 御要望の地区につきましては、公共下水道の全体計画区域の外側に位置しており、現状に おいて全体計画を拡大することは困難であると考えておりますので御理解を賜りたいと存じま す。 (担当課:上下水道局下水道整備課) ※ 菅内団地 4 菅内子供公園広場に設置してある遊具が老朽化し補修の必要があります修理を お願い したい。又公園広場のフェンスも破れが目立ち修理願えれば幸せます。 (回答) フェンスや水路等の構造物の修繕に関しましては、御連絡をいただきましたら、現地を確認 し、対応させていただきます。 また、遊具等の修繕につきましては、開発公園でございますことから、市として対応は致しか ねますが、老朽化により撤去される場合には、御相談いただきたいと存じます。 (担当課:都市整備課) 5 菅内団地、菅内台団地、小鯖菅内団地、雇用促進住宅で管理している浄化(汚 水)施設 が老朽化し維持管理が困難となっております。情報によれば雇用促進 事業団の撤退が近々 あるとのこと、維持運営費の減少等ますます困難が増する ばかりであり、山口市の公共下 水道の一環として整備計画を実施してほしい。 (回答) 公共下水道事業は、下水道を整備する全体計画を作成する中で処理場の能力や整備する 範囲を決定し、計画の中で事業を実施する区域の認可を受け、この事業認可区域内につい て順次整備を進めているところでございます。 大内地区におきましては、事業認可区域の拡大を行いながら、鋭意整備を進めております が、公共下水道の整備は多額の費用や多くの時間を要しますことから、全体計画の整備を完 了するまでには、長い期間を必要といたします。 御要望の地区につきましては、公共下水道の全体計画区域の外側に位置しており、現状に おいて全体計画を拡大することは困難であると考えておりますので御理解を賜りたいと存じま す。 (担当課:上下水道局下水道整備課) ※ 小野 6 市道小野2号拡幅改修。 (回答) 地権者及び関係者等の御協力もあり今年度で工事を完成させる予定としております。 (担当課:道路河川建設課) 7 市道小野4号線、今出川橋の改修。 (回答) 一昨年に引き続き今出川の改修につきましては砂防河川であることから、県へ要望してまい りたいと考えております。また、市道小野4号線の改修につきまして、全幅拡幅は家屋が近接 していることから困難と考えますが、部分的な改良であれば地権者及び関係者等の協力を得 られれば、大内地区における優先要望の順番を勘案しながら事業実施を検討してまいりま す。 (担当課:道路河川建設課) 8 市道小野高芝線、県道山口秋穂線の交差点改良及び信号機の設置。 (回答) 交差点改良につきましては、隅切部について地権者及び関係者等の協力を得られれば、県 との協議を行い事業実施を検討してまいります。信号機の設置につきましても同時に公安委 員会(警察)と協議を行い検討してまいります。 (担当課:道路河川建設課) ※ 問田 9 通学路の整備。 (回答) 地区内の通学路が市道の場合は、地元関係者の方々と協議を行い、水路の蓋掛や歩行者 区分の着色等工法の検討も行い、地区内における優先要望の順番を勘案しながら事業を実 施してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川管理課) 10 市道2号線の待合所。 (回答) 現在、地元関係者及び関係自治会等の御協力を頂きながら事業を進めており、平成23年度 から事業実施を計画しております。 (担当課:道路河川建設課) ※ 小京都 11 市道問田5号線(小京都の直線部分)水銀灯300Wの鉄柱の根本部の腐食の点 検(市 道に立っているが管理電気代等については自治会が行っている) (回答) 当該施設は道路占用物として取り扱っておりますので、原則占用者での対応となります。現 地での点検等具体的な対応につきましては、道路河川管理課へお問い合わせくださいますよ うお願いたします。 (担当課:道路河川管理課) ※ 姫山台 12 団地進入路(姫山登山口側)から、自治会第1ゴミ集積所までの市道は片側が崖 で崩 落の危険性高し。対策をお願いしたい。 (回答) 当該箇所につきましては、道路法に規定のない、いわゆる、里道にあたっており、通常の維持 管理については、地元にお願いしているところでございます。本市においては、地域づくり交 付金に係る事業とも関連いたしますことから、地域交流センターを含めて対応を検討してまい ります。 (担当課:協働推進課、道路河川管理課) 13 コミュ二ティバス運行を要望する。団地構成員の高齢化が急ピッチ(70歳以上は 全構 成員の1/4越)であり日常生活に支障が生ずる可能性大。 (回答) コミュニティバスの拡充については、市内全域から多数の要望をいただいておりまして、高齢 者をはじめとした交通弱者の移動手段の確保、充実は、本市の重要な政策課題の一つであ ると認識しております。 本市は、平成19年度に作成いたしました「山口市市民交通計画」に基づく交通体系の整備を 推進しております。現在、実証運行しているコミュニティバスの在り方につきましても、この交 通計画に基づき、見直したいと考えております。 また、地域交通を持続的に運行するためには、地域事情を一番御存知である地域住民の皆 様や交通事業者と一緒になって、役割分担をしながら地域に最適な移動手段を確保すること が大変重要だと考えております。 なお、本市交通政策の一つとして、バス停や駅等から1km以上離れた所にお住まいの65歳以 上の方に対し、タクシーを共同利用する仕組みづくりを目指し、助成券を交付する「グループ タクシー実証実験事業」も行っております。よろしければ、職員を派遣し、地域の皆様と一緒に なって協議を図りまして、移動手段の確保について、すぐにでも出来得ることは進めてまいり たいと考えておりますので、御連絡をいただきたいと存じます。 (担当課:交通政策課) ※ 下千坊 14 問田川、姫山逆流防止水門の改良及び排水ポンプの早急なる設置。 (回答) 千坊雨水幹線整備に伴い、本市の定める雨水対策の整備基準を満たす施設として、姫山逆 流防止施設の改良及び排水ポンプ施設について検討しているところでございます。 現在、河川管理者である県と協議を行っており、方向性が定まりましたら地元関係者の皆様 への説明会を行いたいと考えております。 (担当課:上下水道局下水道整備課) ※ 上千坊 15 通学路の安全対策 地区内の小学生の通学路上での事故を防止するため、途中の水路に架かる橋 に転落防止 用ガードレールを設置すること。 (回答) 上千坊地区内の通学路上の水路に架かる橋は大変多くあります。該当箇所が市道の場合 は、地元関係者の方々と協議を行い、地区内における優先要望の順番を勘案しながら事業 を実施してまいります。 (担当課:道路河川管理課) 16 治水対策 大雨の都度、地域内の水路(特定の一ヶ所)が溢水し、道路が冠水すると同時に 近接する住 宅が浸水する被害が生じている。防止するために水路侵入口に「い せき」を設置すること。 (回答) 当該水路の整備につきましては水利権関係者及び県農業試験場の御協力を得られれば、農 業整備課と協議を行い、取水口の改良について事業実施を地元関係者と検討してまいりたい と考えております。 (担当課:道路河川管理課) ※ 中村 17 問田川、環境美化事業は本来県の事業(2級河川は県の管理)で有り、自治会 に委嘱 するならばせめて労務費以外の実費を負担して頂きたい。 (回答) 当該箇所につきましては、県の管理となっておりまして、地域交流センターを含めて県の担当 部署と協議してまいります。 (担当課:道路河川管理課) 18 行政側の自治会への要望(依頼))が多すぎる、本来自治会活動はシンプルな物 で有る はず、一昔前の自治会役員のようにその地域の有力者がやっていた頃と 違って、現在は多 くの自治会役員は期間1年の持ち回りになっています、 現状 では役員に負荷が掛かり過ぎ 引き受けてがなくなる。 (回答) 御案内のとおり、本市では、個性豊かで活力のある地域社会の実現に向け、市民の皆様と行 政、そして市民の皆様同士が互いに相手の特性を理解し、尊重しあいながら、共通の目標に 向かい、責任と役割分担を明確にして、ともに取り組む協働によるまちづくりを推進しておりま す。 この協働によるまちづくりにおいては、行政だけでは解決できない地域課題などに 対応する ため、地域の皆様にも御協力をいただくことも多くあろうかと存じます。このため、特に自治会 役員の皆様方には大変な御苦労をおかけしていることと認識いたしており、なるべく市からの 依頼については、御負担が軽減されるよう努めてまいりたいと考えております。 また、市では、毎年、自治会運営の参考となるよう、「自治会活動の手引き」を作成し、各自治 会に配布いたしておりますが、この中で、例えば負担が役員の方々に集中しすぎている点な ど、役員の方々が抱える悩みや課題の解決の一助となるような内容を掲載いたしているとこ ろでございます。しかしながら、これらを進めていくためには、数多くの市民の皆様の御理解と 御協力が不可欠でございますので、今後、市報やホームページ等で更なる啓発に努めてまい りたいと考えておりますので、引き続き御協力を賜りますようお願い申し上げます。 (担当課:協働推進課) 19 自治会構成員の高齢化に伴い、5年、10年後を見据えた組織の在り方に付いて 考えな ければならない時期にきている。 (回答) 大内地域のみならず、市内全域で同様の課題に直面しており、御指摘のとおり今後の少子高 齢化・人口減少化社会の到来に向けた取り組みが不可欠であると認識いたしております。 本市が進めております協働によるまちづくりは、正にそのような社会情勢に対応するために 推進いたしているものでございまして、市といたしましては、まちづくりの根幹となる取り組み であると位置づけております。 このため、協働によるまちづくりを更に加速させ、長期的な視点に立ったまちづくりを推進しな ければならないと考えております。その中で、自治会組織のあり方についても、少子高齢化等 に対応するためどのような形が望ましいか等、他市の取り組み等も研究しながら、より良い運 営が可能となるよう、情報提供や働きかけをしてまいりたいと考えております。 (担当課:協働推進課) ※ 高芝 20 市道上矢田御堀線、歩行者の安全確保。 (回答) 市道上矢田御堀線の歩行者の安全確保につきましては、市道沿線の方々、水利権関係者の 御協力が得られれば、官地部分に対し部分的に側溝蓋の設置を検討してまいりたいと考えて おります。 (担当課:道路河川管理課) 21 ロータリーの交差点改良。 (回答) 氷上橋付近のロータリーは変則的な交差点となっていることから地元から強い要望を頂いて おります。現在、地元自治会等と調整いたしながら、改修に向けた検討を行っているところで す。 (担当課:道路河川建設課) ※ 茅野神田 22 地区の状況に合った対策・指導がほしい。雨が降るたびに住民が不安になる。被 災した 自治会で防災会議を開いてほしい。 (回答) 地域における防災活動は、防災意識の高揚や災害時における避難等に重要な役割を果た すもので、大変重要であることから、市では、自治会など地域からの要請に応じ、職員が出 向き、防災に関する話を随時行っております。避難についてなど、具体的な内容についてお 話させていただきたいと考えております。 また、近年市内各地域で自主防災組織の結成も進んできており、日頃から地域に住む皆さん が災害に備え、地域で協力し合うことにより、住民の不安も軽減することができます。市では 自主防災組織に対し、防災資機材の購入、防災訓練や防災研修会など防災活動に対する助 成もしておりますので、詳しくは、市防災危機管理課までお気軽に御相談していただきたいと 存じます。 (担当課:防災危機管理課) ※ 大道 23 大道公民館の前の側溝の一部が崩れかけているので補修工事を希望いたしま す。 (回答) 当該箇所につきましては、河川法に規定のない水路にあたっており、通常の維持管理につい ては、地元にお願いしているところでございます。本市においては、地域づくり交付金に係る 事業とも関連いたしますことから、地域交流センターを含めて対応を検討してまいります。 (担当課:協働推進課、道路河川管理課) ※ 長野グリーンタウン 24 長野グリーンタウンの公共下水道整備の日程告知。団地内下水道処理施設老 朽化し ているのでどうしたらよいか。 (回答) 大内地区につきましては、下水道整備を実施する事業認可区域の拡大を平成20年度に行 い、計画的に整備を進めておりますが、大内長野地区内で事業着手するためには、現行の事 業認可内の整備を進めた上で、新たに事業認可の拡大を行う必要がございます。このことか ら、現時点では具体的な時期をお示しすることは困難でございますので、団地内の下水道施 設については、適切な管理を続けていただきますようお願いいたします。 (担当課:下水道整備課) ※ 宮ノ馬場 25 地籍調査について 22年度末で仁保地区の調査が完了するとの事で、仁保地区が終わったならば 引き続いて 大内地区の調査になると思っていましたが、お聞きするところによると 「次の計画は大内では ない。予算の関係でわからない。」との事ですが、仁保地 区に引き続き大内地区の調査をお 願いしたいと思います。 理由は①地権者の高齢化が進み境界がわからなくなる。 ②昔、松茸山だった山は松が枯れて、シダが生えて山へ入れなくなりまし た。 ③山離れが進むと植林等の関心も薄れて、水源確保のための保安林も 管理が難しくなるよ うに思います。 以上のことから是非23年度から大内地区の地籍調査をお願いします。 (回答) 旧山口市北部地域の地籍調査は、平成2年度から仁保地区を手始めに調査を 実施しておりまして、今年度で現地調査が終了いたします。今後は宮野地区の山間部を主に 調査を実施する予定といたしております。 この度、御要望を頂きまして、地籍調査を推進していく者として大変心強く 思っております。地籍調査は、山林・原野部の境界の事前の刈り開きなど、地元の皆様の御 理解・御協力がなくては実施できません。 今後、計画の策定に当たりましては、大内地区から御要望がありますことを念頭に選定して まいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 (担当課:地籍調査課) ※ 氷上 26 氷上橋側道橋設置事業の促進。(平成21年度要望) (回答) 地元関係者及び関係自治会等の御協力もあり、平成23年1月から工事に着手する予定とし ております。 (担当課:道路河川建設課) 27 ロータリーの交差点改良。(平成21年度要望) (回答) 氷上橋付近のロータリーは変則的な交差点となっていることから地元から強い要望を頂いて おります。現在、地元自治会等と調整いたしながら、改修に向けた検討を行っているところで す。 (担当課:道路河川建設課) 28 TYS前交差点氷上側入り口付近道路の整備。(平成21年度要望) (回答) 地権者及び関係者等の協力を得られれば、大内地区における優先要望の順番を勘案しなが ら事業実施を検討してまいります。 (担当課:道路河川建設課) 29 歩道橋下に横断歩道の設置。(平成21年度要望) (回答) 横断歩道の設置につきましては、公安委員会の対応となり、該当場所の窓口は山口警察署 となります。市からもお願いしますが、地元自治会・近隣住民の皆様からも要望されますよう お願いいたします。 (担当課:生活安全課) 30 市道氷上2号線と御堀上矢田線交差点の角切り。 (回答) 地権者及び関係者等の協力を得られれば、大内地区における優先要望の順番を勘案しなが ら事業実施を検討してまいります。 (担当課:道路河川建設課) 31 通学道の整備。手すりの設置。下市橋をゆめタウン方向に渡りきった右側の道 路の端。 急傾斜になっていて自動車の通行量が多いので危険。 (回答) 転落防止柵の設置を検討してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川管理課) ※ 御堀 32 大内地区で一番高齢者が多く(70歳以上237名)道路を渡って遠くまで投票に 行くの は大変なので、投票所をみほり学園にもどしてほしい。 (回答) 投票区につきましては、平成17年の県央合併前の1市4町で設置基準が異なり、範囲・規模 等がバラバラであったため、平成20年度に選挙体制の見直しを行う中で、パブリックコメント などの手続きを通じて、全市的な新しい基準を設け、現在の投票区を設置いたしたところでご ざいます。 詳細につきましては、市内の全域において、旧市の各地区や旧町単位で、その中の小学校 の学校区・通学区域を基本とするとともに、地形や交通利便性にも考慮し、投票所となる施設 までの距離をおおむね3キロメートル以内として統一したうえで、1か所あたりの有権者数等 も考慮して決定いたしております。 この見直しの中で、みほり学園体育館につきましては、入口に段差がいくつかあり、バリアフ リー性に乏しいこと、障がい者の方が利用しやすい駐車場の十分な確保が難しいこと、選挙 体制の見直しを行った際のバリアフリー対応の基準を十分に満たしていない状態となってい ます。また、山口市の施設ではないため、選挙の度に必ず使用できる保証がありません。 このようなことから、周辺の施設を検討いたしまして、バリアフリーにより良く対応していて、山 口市の施設である上下水道局に、統合したところでございます。 この統合の結果、今までより、投票所が遠くなった場所にお住まいの方には、御不便をおか けすることもあろうかと思われますが、各総合支所や地域交流センターで実施いたします期 日前投票につきましても、先の見直しの中で拡充いたしたところでございますので、御理解を 賜りまして、お出掛けにあわせて、期日前投票を、御利用いただきますようお願いいたしま す。 (担当課:選挙管理委員会事務局) 33 神田池横の市道が老朽化しているので、オーバーレイ補修をしてほしい。 (回答) 当該箇所につきましては、現在補修工事を実施する予定で、工法の調査を行っております、 工法が決定しだい工事を実施してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川管理課) 34 市道御堀上矢田線から、仁保川土手の間にある里道の法面工事をしてほしい。 (平成2 1年度要望) (回答) 当該箇所につきましては、道路法に規定のない、いわゆる、里道にあたっており、通常の維持 管理については、地元にお願いしているところでございます。本市においては、地域づくり交 付金に係る事業とも関連いたしますことから、地域交流センターを含めて対応を検討してまい ります。 (担当課:協働推進課、道路河川管理課) 35 大雨により道路が冠水するので、市道御堀上矢田線を横切る暗渠を大型の物に 取り替 えてほしい。(平成21年度要望) (回答) 市道上矢田御堀線を横切る暗渠は大変多くあります。この暗渠は用排水路として道路占用物 の扱いをしておりますので、原則占用者での対応となります。 しかしながら、場所によりましては占用当時と状況が変わっておりますことから、市での対応 もやむをえないと認識しておりますので、具体的な対応につきましては市道路河川管理課に お問い合わせいただきたいと存じます。 (担当課:道路河川建設課) 36 市道御堀上矢田線、牛尾さん宅の前の側溝を、水があふれないように改修して ほしい。 (平成21年度要望) (回答) 当該箇所につきましては、上記にて回答しましたとおり市道を横切る暗渠や下流の水路断面 に原因があるため、地元関係者及び水利権関係者と協議を行った上で検討してまいりたいと 考えております。 (担当課:道路河川管理課) 37 市道御堀2号線、三浦さん宅の所から、市道御堀3号線までの側溝改修工事を してほし い。(平成21年度要望) (回答) 要望箇所は道路幅員が狭いため、側溝整備と併せて道路改良の実施が有効と思われます。 地元自治会、地権者及び関係者等の御協力がいただければ、道路改良と併せた側溝改良の 実施を検討してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川建設課) 38 大雨による浸水等で、水道が断水にならないように、しっかり対策をしてほしい。 (平成2 1年度要望) (回答) 平成21年7月21日、「中国・九州北部豪雨」による椹野川の水の越流により、朝田浄水場の 場内へ水が流れ込み、送水ポンプ等の水道施設が水没しました。これにより各配水池への送 水が不可能となり、7月21日から29日にかけて多くの家庭で断水が発生し、皆様方には大変 ご迷惑をおかけいたしました。 上下水道局では断水が解消した後、直ちに浸水対策の検討会を立ち上げ、場内の各施設の 開口部23箇所を防水パネルとコンクリート擁壁で囲むことにより浸水防止対策を進めることと し、平成22年3月に工事に着手し、同年6月11日に防水壁の設置が完成しました。 これにより、一昨年と同規模の豪雨に対しても浸水への対応が可能で、浄水場機能の維持に より断水が回避できるものと考えております。 (担当課:上下水道局水道施設課) ※ 宮島町 39 法定外道路の舗装工事の継続。 (回答) 法定外道路の舗装工事につきましては、地域づくり交付金に係る事業とも関連いたしますこ から、地域交流センターを含めて対応を検討してまいります。 (担当課:協働推進課、道路河川管理課) <地域団体> ※ 大内地区社会福祉協議会 1 福祉の充実について 大内地区は生活環境に適した地域として、若年層の定住が増え人口も増加して いる現状で ある。人口分布状況は、就学年次までの児童(0歳~6歳まで)は17 60人で地区人口に占 める比率は7.7%である。一方高齢化率は10月1日現在 で17.5である。高齢化の将来を 予測すると、10年後は7,200人現状の倍近い 高齢者となる。現状で児童が出産したと仮 定してみても(7200-2500=47 00)高齢化率は21%に達し年次毎に更に率は高くなっ ていくと思われる。このよ うな状況の中で、高齢者の幸せの為に地区においても様々な団体 等を通じて事 業が実施されているが、高齢者の幸せの為に地区においても様々な団体を通 じ て夢をもって過ごす事が出来るようなすばらしい福祉の充実した山口市となるよ う政策実 現を目指して推進をおねがいしたい。 (回答) 高齢化については、大内地区に限らず市全体的に急速な進行が予測されてお り、「山口市総合計画」に掲げる「高齢者が生きがいを持って暮らすまち」、「社会保障で安心 して暮らせるまち」の実現に向けて、3年ごとに策定する「高齢者保健福祉計画」と「介護保険 事業計画」の2つの計画及び山口市地域福祉計画に基づき、様々な取り組みを行っておりま す。平成23年度には「第六次山口市高齢者保健福祉計画」と「第五次山口市介護保険事業 計画」を新たに策定いたしますことから、こうした状況を背景として、皆様方が住み慣れた地 域で安心して、自立した生活を送ることができるとともに高齢者個々に見合った介護サービス の提供や地域の支えあいにより暮らすことができるよう、これまでの各施策の取り組みを検証 し、本市の実情に合った仕組みとして発展させ、今後の中長期的な高齢者及び高齢者を取り 巻く状況なども視野に入れながら、新たな施策の考え方や目標を定めてまいりたいと考えて おります。 (担当課:高齢・障害福祉課) 2 避難場所の新設について 大内地区は、大内小・大内南小が主な避難場所、各町内会の公民館・集会所も 避難場所と して指定されている。近年大内地区も住宅の増加による雨水の増水 ・遊水地の減少に伴い 一部の地域において降雨量が多いと、都度水害が発生 し避難指示が出ている状況である。 水害等による避難について、大内地区の西 南部は、大内南小が避難場所とされているが距 離的に遠く、場所にたどり着く 途中が水害地域で避難が不可能なこともあり、是非西南部に 避難出来る施設 の設置を地区住民は希望している。去る9月3日大内連合自治会及び大内 地区 社協からも、高齢者の憩いの場として2棟目の生きがいセンター新設についてお 願い 申し上げたところですが、避難場所兼憩いの場所となるような新施設の新設 についてご検討 をお願いします。 (回答) 市では、予定避難場所の指定については、既存の公共施設を基本とし、公共施設 がない地域においては、自治会の集会所等も避難場所として指定しているところで ございます。 大内地区の西南部の避難場所につきましては、避難場所の見直しに取り組む中で、既設施 設の中から避難場所の指定について、検討してまいりたいと考えております。 なお、高齢者生きがいセンターにつきましては、各地区1箇所の整備を原則としており、未整 備地区もまだあることから、2箇所目となる大内地区への整備につきましては、現時点では困 難な状況です。今後、全地区への整備が進んでいく中で、新たな整備方針の内容について、 人口規模、面積、避難場所の有無など地域の状況も踏まえ、考えてまいります。 (担当課:防災危機管理課、高齢・障害福祉課) ※ 大内地区体育協会 3 大内中学校にナイター設備がほしい。(平成21年度要望) (回答) 現在、市内小中学校19箇所のグラウンドに屋外照明施設を設置し、市民の皆様にご利用頂 いておりますが、老朽化が進んでいるものもあることから、平成19年度に耐久調査を実施 し、この結果に基づき順次改修工事を実施している状況です。 また、市内には屋外照明施設の整備がされていない地域や増設要望もありますことから、地 域間のバランスや利用者のニーズ、施設の利用率を踏まえ、全体計画の中で調整をしてまい りたいと考えております。 (担当課:生涯学習・スポーツ振興課) 4 山口県自動車学校跡地にグラウンドゴルフ場を設置して欲しい。 グランドゴルフは、簡単なルールおよび高い技術を必要とせず、初心者でも簡単 に始めら れ、すぐに楽しむことができ、レクレーション・スポーツ、ファミリースポー ツとして最適なもの である。このグラウンドゴルフ専用の施設として、山口県自動 車学校の跡地を活用いただき たい。 (回答) 山口県自動車学校の跡地につきましては、財団法人山口県交通安全協会が所有されてお り、現在、用地の売却を検討されていると伺っているところでございます。 こうした中、先般、本市への当該地取得の要望をいただいたところですが、本市による具体的 な土地利用計画がなく、加えて、取得財源の捻出も困難な状況から、本市では取得の意思が ない旨回答いたしているところでございます。 今回、グラウンドゴルフ場設置の御提案をいただきましたが、グラウンドゴルフは、老若男女 を問わず誰もが気軽に始められるスポーツとして、近年、人気が高まっており、来年度の山口 国体においてもデモンストレーション競技となるなど、その競技場の設置は地域のレクリエー ションの場づくりとして有効ではないかと考えているところでございます。しかしながら、その他 様々なレクリエーション・スポーツ等がある中で、グラウンドゴルフについて、優先的に専用の 施設を整備する必要があるか、また、本市全体の中でどこが設置場所として適当であるかな ど、本市における事業効果等について十分に調査研究する必要があると考えております。 なお、グラウンドゴルフ場については、専用のホールポストを数基準備できれば特 段の専用 施設を整備する必要がない競技であり、適度な広さの空き地であれば十分に楽しめるスポー ツでございます。 いずれにいたしましても、当該跡地の取得が困難な状況であることから、御提案の施設の設 置につきましては、その設置の有無も含め、まずは、本市所有の遊休地等の有効活用を図る なかで研究していくことが適当であると考えております。 (担当課:企画経営課) ※ 大内地区福祉員協議会 5 福祉員の定数について 本年度で3カ年任期が終了しますので福祉員の定数について見直しをお願いし ます。現在、 各自治会毎に決められていますが見守りの必要なひとり住い高齢 者の多い地域や民生委 員との担当地域のちがい等があり、戸惑う事があります。 (回答) 住民の方々の身近な相談者、支援者として中心的な役割を果たしていただいております福祉 員につきましては、地域から候補者を推薦していただき、山口市社会福祉協議会会長から委 嘱されます。その任期や定数、担当地域につきましても山口市社会福祉協議会が地域の状 況を考慮しながら決定されることとなっていますので、御要望の福祉員定数の見直しに件に つきましては、山口市社会福祉協議会に伝えてまいりたいと存じます。 また、民生委員と福祉員の定数が異なるために、民生委員との担当地域が異なる ケースが生じるかと思いますが、連携をとりながら活動を進めていただきたいと考えておりま す。 (担当課:社会課) ※ 山口市母子保健推進協議会山口支部大内地区 6 所々に番地の表示をして欲しいです。(例;大内御堀○○番地) (表札のない家や新しくできた団地など、わかりにくいので)(市) (回答) 住所に使用されている地番は、順序よく並んでいない、土地の売買などによって 枝番や飛び番地等が生じるなどの理由により、所在が分かりにくいという御意見がございま す。 こうした問題を解消するため、本市におきましては「住居表示に関する法律」に基づき、「山口 市住居表示整備計画」を策定し、対象地域において住居表示を実施し、住所を分かりやすい 表示で、順序良く番号をつけているところでございます。 住居表示を実施した地域には、町名や住居番号の表示板を各街区のできるだけ見やすい場 所や各建物の玄関や門柱に取り付けておりますので、目的の家屋などが探しやすくなりま す。 大内地区の大部分のエリアについても、住居表示の整備計画区域となっておりますので、将 来的に住民の方々の御理解と御協力を得ながら、市街地化の進展にも対応できる、わかりや すい住居表示に努めてまいりたいと考えております。 (担当課:生活安全課) 52.2011 年度 政策・制度要請 団体名 陳情・要望の年月日 日本労働組合総連合会山口県連合会・山口地域協議会 平成22年12月 1日 1.雇用・労働対策 ○児童クラブの充実 児童クラブ等の充実等により、仕事と家庭の両立及び安心して子育てできる環境づくりを 進められていることと思います。 しかしながら、労働者の年間所得が低下する中、共働きをせざるを得ない世帯が増えてい ます。一方せっかく児童クラブに入所できても、その環境に対応できず、退所する子どももお り、保護者が就労を断念するケースも見受けられます。 よって児童クラブの時間延長など、さらなる充実、拡充をお願いします。 (回答) 児童クラブの充実については、山口市次世代育成支援行動計画後期計画の重点的な取 組みとして掲げ、施設整備や適切なクラブの運営管理に取り組んでいるところです。 昨年度は、4箇所の校区においてクラブの整備を行ったほか、基本開設時間の延長に関し 調整を行い、平成22年4月から基本開設時間を午後6時までに延長し、あわせて延長料金 の廃止を行ったところです。 今後も、児童の放課後の生活環境を向上するとともに、利用者の視点に立ったクラブの運 営に取り組んでいくこととしておりますので御理解賜りたいと存じます。 (担当課:こども家庭課) 陳情・要望内容 ○雇用の創出 アンケートの結果、最も多かったのは、地元での雇用の創出でした。8月の山口県下の有 効求人倍率は0.64倍と依然厳しい状況にあります。地元雇用の場を創出するには、まず、 企業を誘致することであると考えます。山口市へ進出する企業への優遇制度などの施策を展 開されていますが、企業誘致に向けたさらなる施策の充実と、介護、医療等、成長分野として 期待されている分野における新たな雇用機会を創出していただくようお願いします。 また、来春の高校新卒者の求人・求職状況は県内就職希望者2,639人に対し求人は2, 177人と、同じく厳しい状況にあります。未就職のまま卒業する者がなくなるよう努力されるよ うお願いします。 (回答) 本市では、経済活性化及び雇用の確保に向けた施策を効果的に推進することを目的とし て、平成22年11月に市長を本部長とする「山口市経済活性化・雇用対策本部」を設置し、各 部局を超えた横断的な取り組みを行っております。 企業誘致につきましては、地域経済の活性化や雇用の創出に多大な効果があると認識し ており、引き続き、積極的に推進してまいりますとともに、成長分野の企業につきましても、更 なる雇用の創出を図るべく、優遇制度等の研究を進めてまいりたいと考えております。 また、高校新卒者の雇用につきましては、毎年5月「求人確保推進月間」にあわせて、ハロ ーワーク山口とともに、市内事業所を訪問し、翌年の正規採用枠の確保を要請しており、今 後も、引き続き訪問による要請を行ってまいりたいと考えています。 なお、平成22年度は「新規学卒者雇用奨励金制度」を創設し、新規高卒未就職者の雇用 機会の拡大や地元雇用の促進等を図ることとしております。 (担当課:商工振興課、企業立地推進室) ○若者が集い、交流する場の創出 「山口・小郡都市核づくりマスタープラン」により、山口市都市核では、中心商店街ゾーン、 湯田温泉ゾーンの整備、また、小郡都市核では、新山口ターミナルパークの整備等に取り組 んでおられます。さらなる地域活性化のためには、若者の雇用を創出し、流出を防ぎ、若者が 住みたくなるような環境づくりが必要であると考えます。今後も、若者が集い、山口の良さを満 喫できる交流の場づくりを推進されますようお願いします。 (回答) 本市は、平成20年に「山口・小郡都市核づくりマスタープラン」を策定し、山口、小郡の両 都市核の包括的な都市核づくりを進め、県央部に定住の受け皿となる広域県央中核都市を 創造すべく取り組んでおります。 こうした中、山口都市核では、中心商店街ゾーンの東の核を担う「マルシェ中市」の整備が 進んでおり、また、湯田温泉ゾーンでは、拠点施設をはじめとした公共空間部分の整備に取り 組み、温泉情緒あふれる空間づくりを進めております。同様に、小郡都市核につきましても、 新山口駅ターミナルパークや同駅北地区重点エリアの整備に取り組み、産業の拠点づくりや 新たな市街地の形成を進めております。 こうした、行政と民間が一体となった空間整備や交流の場づくりを通じ、若者が山口の良さ を肌で感じ、また、若者の雇用の場が確保されるなど、安心して暮らすことのできる環境づくり を推進し、さらなる地域活性化を図ってまいりたいと考えております。 (担当課:企画経営課) 2.福祉・社会保障 ○介護保険サービスの充実 第4次山口市介護保険事業計画に沿って、市内各地での介護施設整備を図られています が、高齢化が進む中、老人が老人を介護する、いわゆる老老介護も増えつつあります。福祉 部門のアンケートでは、介護施設の充実、入居料の負担軽減が多数を占め、加えて、一時的 に預けることのできるショートステイの不足感も強く、これらの充実をお願いします。 (回答) ◆介護施設の充実について 介護施設の整備は、保険料負担増に直結することから、安易に施設整備を行うのでは なく、サービス需要や緊急度を勘案して計画的に進める必要があります。 介護認定者を対象としたアンケート調査結果や学識経験者からの意見などを踏まえな がら、また、介護保険の基本理念である「在宅介護」を支える仕組みを検討すると同時 に、適切な整備計画を立案し実行してまいりたいと存じます。 ◆入居料の負担軽減について 入居料の負担軽減については、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養 型医療施設(介護3施設)の入居料(居住費)及び食費において、所得の少ない方に 対して、負担限度額(支払いの上限額)を設ける制度を実施しています。 ◆ショートステイの不足解消について 山口市内のショートステイ可能事業所の1日の定員合計は193名で、1月を 30日 とし単純計算すると、1月の定員は5,790名となります。 これに対し、ショートステイの利用実績は、毎月500~530件(1人1日利用を1件) で推移しており、1ヶ月通して考えた場合、不足はしていないと思われます。 しかしながら、週末や休日など利用希望日が集中した場合は、要請書の内容にある よう「不足感」を感じる場合があると考えます。 可能な場合において、早めにケアマネージャに相談し、入所申し込みをされることで 幾分か「不足感」の解消につながるものと考えております。 (担当課:介護保険課) ○産科、小児科医療の充実 産科、小児科については、病院、医師ともに依然として不足し、減少が続いております。 安心して子どもを生み、育てる環境を作ることが、少子化に歯止めをかける有効な手段と 考えます。産科施設、産科医を確保できる事業を展開されるようお願いします。 また、夜間も対応できる小児科施設の確保も併せてお願いします。 (回答) 産科・小児科医療の充実については、産科医等の確保に向け産科医等確保支援事業を実 施しているところでございます。 また、平成22年11月には山口赤十字病院が新たに山口地域夜間こども急病センターを 設置され、365日、夜間の小児救急医療体制を整えられたところでございます。 これからも、市民の皆様が安心して適切な医療が受けられるよう産科・小児科医療の充 実・連携に向け取り組んでまいります。 (担当課:健康増進課) 3.教育対策 ○非行・いじめ対策の強化 非行、いじめの防止に向けて、教職員、児童生徒を対象にした研修等を実施されています が、今回のアンケートでも、相変わらず、いじめ、非行防止対策への要望が多数ありました。 引き続き、地域、警察及び教育現場と連携を図りながら対応されるようお願いします。 (回答) 非行やいじめ等の問題行動の防止については、教育委員会主催の研修会や各学校におけ る校内研修等により、個々の教員の資質の向上と各学校の組織体制づくりに努めているとこ ろでございます。また、教育委員会と学校との速やかな連絡体制のもと、連携を密にした対応 に努めております。さらに、関係機関には、研修会で御指導いただいたり、個別の事案に直接 関わっていただいたりしながら、課題解決に向けて連携した取組みを行っているところでござ います。 教育委員会といたしましては、今後とも研修機会の確保と校内体制の充実に向けた取組 みに一層力を注ぐとともに、関係機関や地域の青少年育成団体等との効果的な連携を推進 してまいりたいと存じます。 (担当課:学校教育課) ○小中学校の耐震化と教育環境の整備充実 大地震の発生が危惧される中、未来を担う子どもたちの命を守るという観点から、小学校 の耐震化を早急に進めていただくよう願いします。 また、保育施設をはじめとする教育施設においては、安定した公共サービスを提供する必 要があることから、入れ替わりのある臨時雇用ではなく、正規雇用の促進をお願いします。臨 時雇用を行った場合は、給与や休暇など労働条件において正規雇用者と均等な待遇とされ るよう併せてお願いします。 (回答) 小中学校施設の耐震化につきましては、児童・生徒の安全性の確保を第一に考え最優先 課題として、鋭意取り組んでおります。 また、正規職員と臨時職員は、職務上の役割や位置付けの明確化を行った上で一体とな って業務を遂行しており、臨時職員の処遇につきましては、社会状況を踏まえ適正な賃金水 準・労働条件を維持してまいりたいと考えております。 (担当課:教育施設管理課・教育総務課) 4.交通対策 ○公共交通の整備 「市民交通計画」を策定され、公共交通機関の利用促進に向け、様々な事業を展開中だと 思います。しかしながら、公共交通機関の利便性の悪さから、依然としてマイカー通勤者が圧 倒的に多く、そのために、交通事故が増加し、朝夕の渋滞が慢性的になっています。自家用 車に頼らざるを得ない、現在の公共交通事情を改めて見直し、マイカー利用を削減し、通勤 利用者を考慮したバスネットワークの整備等をお願いします。 (回答) マイカーは、豊かな生活を送るために大変便利の移動手段ですが、マイカーに過度に依存 し過ぎると、交通事故や渋滞の増加、二酸化炭素排出による環境負荷の増大といった様々な 社会的問題を誘引する原因のひとつとなります。 こうしたことから、本市では、マイカーに頼りすぎない交通まちづくりのために、「市民交通 計画」に基づき、「基幹交通」と「コミュニティ交通」に機能分担した公共交通の体系を構築する ことを基本方針として、鋭意取り組みを進めているところでございます。 具体的には、「基幹交通」として、秋穂・阿知須間、小郡・宇部間、山口・阿東間の路線バス の新設や増便、「コミュニティ交通」として、市内8地域において、地域住民が主体となった乗 合タクシーの新設といった整備を行ってきたところでございます。 また、個人個人の交通行動を、持続可能な地域社会の構築に望ましい方向へ転換するた めの啓発活動も重要だと考えており、市内の公共交通マップや総合時刻表などの情報提供 や「パークアンドライド」実証実験、マイカーから他の移動手段への転換を啓発する「市内一斉 ノーマイカーデー」、「モビリティ・マネジメント」等の取組みを進めております。 今後とも、「基幹交通」と「コミュニティ交通」を連携させた移動手段の整備をはじめ、スムー ズな乗り換えダイヤの設定、結節点となる箇所の待合環境の整備などを進め、啓発活動を組 み合わせながら、公共交通の利便性を高めてまいりたいと考えております。 (担当課:交通政策課) 5.環境対策 ○ゴミの分別と収集 廃棄物を減らし、循環型社会を形成するためには、生活ゴミの収集及び焼却も大切な事業 であると考えますので、行政の責任において、ゴミ収集日の増、特に、ダンボール、古紙の回 収日について考慮いただくようお願いします。 また、ゴミの分別については、分かりづらく、学生アパート、 単身者用アパートの多い地区 では、出されたゴミについて、苦労している地区役員も多いと聞きます。よって、資源ステーシ ョンの増設と、収集、分別について、よりきめ細かで、分かりやすい啓発の強化等をお願いし ます。 (回答) 本市では、現在、燃やせるごみを週2回、プラスチック製容器包装は週1回、燃やせないご み、金属・小型家電製品、古紙類、ペットボトル、缶、びんは月1回収集をしております。その 収集については、必要最低限の人員、車両及び委託業者により行っております。 従いまして、御要望のように古紙の収集日(回数)を増加させますと現在の人員等では対 応できず、新たな人員の確保や収集車両の台数を増加させるなど新たな経費が必要になっ てまいります。また、収集の実績からみましても、一家庭あたりの古紙類の排出量は近年、減 少傾向にあります。 これらのことから、古紙類の収集につきましては、当面、現行の収集(月1回)で行いたいと 考えておりますが、今後、一家庭あたりの排出量が大幅に増加するような場合は、収集頻度 について検討をしてまいりたいと考えております。 次に、市が設置いたしております24時間持込が可能な資源物ステーションの増設につい てですが、現在、周布町、小郡総合支所、秋穂総合支所、徳地総合支所の4箇所に設置して おります。しかしながら周布町の資源物ステーションへの排出量が大きく増加していることか ら、今後は、新たな資源物ステーションの設置についてさまざまな角度から検討してまいりた いと考えおります。 また、収集、分別の啓発強化につきましては、「ごみ・資源収集カレンダー」、「保存版ごみ 分別の手引き(平成20年度発行)」、「ごみ情報ダイヤル」や市報などの媒体の活用及び地域 や事業所などへ出向き分別説明会を開催するなどして普及・啓発に努めているところであり ます。今後も同様の取組みを継続して実施し、啓発強化に取り組んでまいります。 (担当課:資源循環推進課) ○災害対策の充実強化 山口市では、豪雨による大規模な災害が発生しており、自然災害の怖さと、対応の必要性 について、住民も十分理解していると思います。災害に強い街づくりに努められ、また、災害 発生時における、地域住民へのアナウンス等による避難指示を含めた避難体制の構築、さら には、災害発生時に、早急に復旧できる予算措置、災害直後における復旧作業時のボランテ ィア対策をお願いします。 (回答) 本市では、平成21年7月中国・九州北部豪雨による災害を踏まえ、様々な課題に対し、各 種取り組みを進めているところでございます。 中でも、災害情報の迅速かつ正確な伝達は早急に取り組む課題と認識しており、平成22 年6月より気象警報や市からの避難情報をメールでお届けする「山口市防災メール」及び、防 災情報を携帯電話で閲覧できる「山口市防災情報サイト」のサービスを開始したところです。 今後も、デジタル防災行政無線整備の検討を含め、情報伝達の機能のさらなる充実を図って まいることとしております。 また、防災体制の強化により、災害発生時の初動体制の迅速化を図るとともに、地域防災 力のさらなる向上のため、引き続き自主防災組織の育成に取り組んでまいります。 災害復旧にかかる予算措置につきましては、早期対応に努めますとともに、国・県とも緊密 な連携を図ってまいります。 ボランティアにつきましては、社会福祉協議会の協力をいただきながら、迅速かつ効率的な 復旧活動に繋げてまいりたいと考えております。 (担当課:防災危機管理課) 6.行財政改革 ○厳しい財政状況での効率のよい行政サービスの執行 山口市の22年度予算では、市債87億円で歳入予算の12.3%、公債費107億円で歳出 予算の15.0%と依然厳しい財政状況と認識しています。ついては、徹底的な無駄の排除 や、選択と集中による事業の実施により、市民が安心して暮らせる行政サービスを確保して いただくようお願いします。 (回答) 本市では、厳しい財政状況においても、市民満足度の高い行政運営が展開できるよう、 計画、実施、検証という一連のマネジメントサイクルの中で、事業の選択と集中や無駄の排 除などを行い、効率的で効果的な行政経営を展開しているところでございます。 今後も引き続き不断に事業の見直しなどの行財政改革に取り組み、市民の皆様が安心 して暮らせるような行政サービスを確保するとともに、市民ニーズに適切に対応した行政サ ービスの提供に努めてまいりたいと考えております。 (担当課:行革推進課) 53.障害者福祉に関する要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口市手をつなぐ育成会 平成22年12月 6日 1. 知的障害者の区分判定について市町村によって偏りがあり、知的障害者にとって判定は 厳しい(実際よりも軽くされてしまう)のが現実である。再判定を繰り返さなければ正しい 判定にならないので、一度で実際に合った判定がなされる様もっと知的障害者の特性を 理解して欲しい。 2. 障害のある人たちが休日の過ごし方がわからず暇を持て余す人が多く障害者本人が余 暇活動を楽しむための場所作りや支援人材の育成に御協力頂きたい。 3. 山口市内でのサービス利用について地域格差を感じる。山口市としてのサービスはあっ ても身近に利用できる事業所が無く、阿東、徳地、阿知須、秋穂など端の地域の人にとっ ては全てのサービス利用において送迎がネックとなっている。そこで次の三つを早急に実 現してほしい。 ① 障害の種類や重度・軽減に関わらずまた市内外の広範囲でバスの無料化 ② 身近な地域で利用できること ③ 知的障害者の移動支援などに対抗できる人材育成と確保 4. 3項③に関連しているが防府市では、移動支援を受ける際 8 時間まで無料というサービス を提供している。山口市もぜひ利用料の補助をしていただき地域格差がなく公平にしてい ただきたい。 5. 高齢者福祉においてはケアマネが身近におり問題解決の手助けをしてくれるが、障害者 福祉においては学校卒業後の問題解決をするにあたって親が相談機関に行くしかない。 陳情・要望内容 宇部市などは担当保健師が障害者のケアマネ同様の役割を担っており、相談しやすい 仕組みになっている。また障害児を持つ若い親にとっても身近に相談できる保健師がい てほしい。そこで各地域ごとに障害者のケアマネの役割を担ってくれる相談事業所かケア マネジメントできる職員を常駐するよう体制を構築してほしい。 6. 山口市には障害者福祉について本人および保護者が継続的に意見の言える場が少な い。ぜひ障害者自立支援協議会の各部会において本人及び保護者の生きた声を取り上 げていただきたい。その為には保護者を始め関係者をメンバーに入れてほしい。 7. 今後障害者自立支援法から障害者総合福祉法(仮称)へと変化しようとする中、障害者と その家族は先行きが見えず不安を感じている。新情報を入手された時は説明会などを開 き新制度の周知徹底をしていただきたい。また制度内容に対する知識を熟知した頃に人 事異動となってしまう。業務能率の向上や専門性を必要とする上で高齢障害課の人員を 増やしてほしい。さらに担当職員の在任期間を5~6年に延ばしてほしい。 8. 障害者雇用において、山口県では健康福祉部障害者支援課、宇部市では宇部市公園緑 地課、山口大学では情報環境部等で既に障害者が雇用されている。特に遅れがちな知 的障害者雇用促進のため、山口市においても是非実現してほしい。また、職場体験とし て山口市や関係機関での現場実習の受け入れをお願いしたい。 9. 重度心身障害者医療費助成事業を今まで通り堅持継続して頂きたい。そのほとんどが障 害者年金で生活しなければならない知的諸具合者にとって医療費は大きな経済的負担と なるため、この事業は、重要かつ無くてはならないものとなっている。 10.今後山口県においては新たに施設の建設を行わないと言っているが、生涯のある人た ちが地域で安心して生活していくためには居住の場所を確保しなければならない。特に 障害の重い人たちの居住の場であるケアホーム建設に対して御理解・御協力をお願いし たい。 11.合併以降きららドームで行われていた成人式においては、障害のある新成人に細かな 配慮をしていただき感謝しております。今年度は成人式を山口市民館において挙行され ますが今までのような御支援をお願いいたします。 54.市道遠波佐山西線転落防止についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 佐山地区自治連合会(佐山西自治会) 平成22年 12月 6日 (陳情・要望) 市道遠波佐山西線の一部箇所について、幅員減少のため昨年通学路として使用している 道路で、川に転落、すり傷等で幸い大事には至りませんでしたが、2 件の事故が発生し、また 今年も交通事故(人身事故には至りません)が発生しています。 今後の事故防止対策が必要と考え、下記の要望をお願いします。 記 1.かさ上げ等で道路を最初の広さに復元 2.視線誘導発生ビーズ入り白線等による転落防止策 3.ポール等 (回答) 陳情・要望内容 1.かさ上げ等で道路を最初の広さに復元する件につきましては、昨年佐山西自治会からお 話がありましたが、路肩等の舗装につきましては著しい破損等の状況ではありませんでした ので実施は出来ない旨をお伝えいたしましたが、その後農業集落排水事業で下水道整備が 実施され現状では路肩法面まで舗装がされております。 水路の側壁を現況道路までのかさ上げにつきましては実施しないといたしましたが、道路と水 路が平行しているため危険防止といたしまして、路肩注意のポールを 3 本設置しております。 2.視線誘導発生ビーズ入り白線等による転落防止策の実施については、現状道路の幅員 は白線が引ける基準に満たないために引くことは困難です。 3.ポール等の設置につきましては、要望区間に 3 本設置しておりますが追加設置を検討した いと考えております。 現況道路幅員が約 2.2mの道路を普通車両等が通行し、また道路に面する宅地からの出入り する車両等もありますことから、追加設置については生活に支障がないよう佐山西自治会の 御意見をいただきながら、現地で協議し設置したいと考えております。 55.平成22年度秋穂二島地区要望 団体名 陳情・要望の年月日 秋穂二島地区連合自治会 平成22年12月10日 1 岩屋半島の海岸保全と美濃ケ浜海洋活用型レクリエーション施設整備事業の推進 ・岩屋半島の海岸保全 (回答) 防災対策といたしましては、高潮被害から市民の生命財産を守るために、美濃ケ浜海岸に おいて、海岸高潮対策事業により離岸堤及び護岸の一体的整備に取り組んでおります。 離岸堤については、今年度7基目が完了しますので、7基計画しておりました全てが完了 することになります。護岸についても、平成24年度完了を目標に引き続き整備を行なって いるところです。 今年度、新たに要望をいただきました岩屋地区につきましては、来年度調査を実施し、費 用対効果などの調査結果を踏まえまして、整備方針について検討してまいりたいと考えて おります。 これらを早急に整備することにより、地元の皆様が安心して生活できるよう努力してまいる 所存です。 (担当課:港湾課) ・美濃ケ浜海洋活用型レクリエーション施設整備事業の推進 (回答) 美濃ケ浜につきましては、長年の課題として受け止めているところでございますが、市とし ても、山口市総合計画や山口市南部地域振興ビジョン、これまでの経緯等を踏まえ、南部 陳情・要望内容 地域全体の交流人口やにぎわいの創出に向けた取り組みの中で、岩屋半島一帯のあり方 を再度検討してまいりたいと考えておりまして、それに際しましては、地元の皆様と御協議 をさせていただき、御意見やお考えをいただいてまいりたいと考えております。 (担当課:企画経営課) 2 地域で子どもを育てる環境づくり 幼保一元化の推進(延長保育の実施等) ・3歳児の受入れ (回答) 近年の少子高齢化や核家族化など地域、家庭や子どもを取り巻く環境が著しく変化する 中、就学前の子育て環境については、保護者の就労形態等によって利用可能な施設が限 定されることや子どもたちの発達に応じた幼児教育のあり方、保護者の育児不安等による 子育て支援の必要性など、就学前教育・保育に対する課題が多くなってきており、保育に ついてのニーズも変容しております。こうしたなか、市長部局と教育委員会が一体となって 就学前児童の子育て支援に関するさまざまな施策を展開しているところです。 預かり保育及び3歳児保育の実施といったサービス内容の見直しにつきましては、既存の 幼稚園を生かしながら子育て環境を充実させるために有用な手段の一つであると認識い たしておりますが、幼稚園においては保護者負担のあり方や私立幼稚園の経営にも少な からず影響がありますことから、慎重に関係者協議を重ねながら検討を進める必要がある と考えております。 今後の幼稚園運営につきましては、幼稚園、保育園の機能をあわせ持ったこども園の 検討といった国の動向にも注視しながら、公立幼稚園が担うべき役割を明確にした上で、3 年保育の実施を含めた内容の見直しや民営化など、あらゆる選択肢を視野に入れて整理 するとともに、関係部署や私立幼稚園と十分に連携をとり、検討、研究をしてまいりたいと 考えておりますので御理解を賜りたいと存じます。 (担当課:教育総務課) 3 小学校プールの改築 二島小学校プール本体の改修整備 ・プール更衣室及び安全衛生面の改修整備(別紙、写真を参照のこと) (回答) 学校施設の維持管理につきましては、児童・生徒の安全性の確保を第一 に取り組んでおり、現在は、「震度6強の大地震により倒壊等の危険性がある」と診断された 学校施設の耐震化を最優先課題として進めているところでございます。 二島小学校を含めた市内小・中学校のプール施設につきましては、多くの学校で本体や循 環ろ過機が老朽化しておりますことから、施設の老朽度等を考慮し計画的に取り組んでまい りたいと考えております。 なお、修繕・改修の要望につきましては、児童・生徒の安全を考慮して、危険箇所や緊急な 対応が必要と判断された場合は、早急に実施してまいります。 いずれにいたしましても、児童の安全・安心に留意した学校施設の維持管理に努めてまい りますので、御理解を賜りたいと存じます。 (担当課:教育施設管理課) 4 地域交流センター駐車場の整備 ・二島地域交流センター駐車場の拡充整備 (回答) 二島地域交流センター駐車場につきましては、近隣の土地も借用し、現在、15台分の駐車 スペースを確保しておりますが、依然、狭隘であることは認識しているところでございます。 御要望につきましては、今後の地域交流センター整備のあり方を検討する中で考慮してま いりたいと考えております。 (担当課:協働推進課) 5 下水道事業の推進 ・上田・大里・二島・禰宜・惣在所・南・岩屋地区における下水道事業の推進 (回答) 御要望書にもありましたとおり、二島西地区の集落排水事業につきましては、県費による 補助金が廃止されたことによりまして、受益者の皆様や本市の負担が大きくなりますことか ら、非常に厳しい状況となっております。 しかしながら、貴地区におかれましては、農業基盤整備を実施等、営農に対し鋭意取り組ん でおられますことから、本市としましては、代替事業の研究・検討に取り組んでまいりたいと 考えております。 祢宜、惣在所、南地区につきましては、平成19年10月に策定いたしました山口市汚水 処理施設整備構想で平成29年度事業未着手区域と位置付けておりますが、今後の人口 動向や土地利用状況に大きな変化が見込まれるため、これらの動向を見ながら効率的な 汚水処理施設整備の手法を引き続き検討してまいります。 また、合併処理浄化槽設置助成事業の制度の拡充につきましても、市内全体の個別処 理区域への合併処理浄化槽の普及促進を図る観点から、今後とも研究してまいりたいと考 えております。 (担当課:農業整備課、下水道整備課) 6 一般廃棄物最終処分場候補地の管理と有効利用 ・一般廃棄物最終処分場候補地(塩田跡地)の管理 (回答) 当該土地につきましては、一般廃棄物最終処分場用地として取得したものでありますこと から、当分の間は行政財産として適正な管理をしていきたいと考えております。 土地の有効活用につきましては、行政財産としての価値を損ねない範囲で検討させていた だきます。 (担当課:環境保全課) 樋門、排水路等施設の点検・維持管理 (回答) 樋門につきましては、県の管理となっておりますので、今後も適正な管理が成されるようお願 いしてまいりたいと考えております。 (担当課:環境保全課) 7 長浜地区入川の高潮対策 ・長浜地区入川の高潮対策 (回答) 本市では、市民の皆様の安心・安全な暮らしを守るため、今年度中に対象地区を選定し、 新基準による海岸保全施設整備の計画を策定する予定でございます。また、御要望の長 浜地区入川につきましても、現在調査対象地区として、平成23年度中には、地元との協議 を行い、今後の整備計画を策定することとしております。 (担当課:水産振興課) 8 河川の環境整備 ・砂防河川「長沢川」の浚渫 特に西山橋~正八幡宮入口欄干橋付近 (回答) 「長沢川」につきましては、市といたしましても防災上浚渫等の手当てが必要と考えますので、 引き続き県に要望してまいります。 (担当課:道路河川管理課) ・普通河川「旦川」の改修 (回答) 旦川の改修につきましては、災害復旧事業に合わせ取り組んでいくこととしております。 (担当課:道路河川管理課) 9 防災体制の充実 ・南部海岸地域の防災体制づくり (回答) 本市においては平成21年中国・九州北部豪雨における災害を踏まえ、各種取り組みを進 めているところでございまして、情報の伝達手段については、昨年6月から、気象警報や市 からの避難情報をメールで配信する「山口市防災メール」及び、携帯電話により防災情報 が確認できる「山口市防災情報サイト」のサービスを開始したところでございますので、多く の方の御活用をお願いしたいと考えております。 また、行政機関だけによる災害対応には限界があることから、災害時には、「自助」、 「共助」、「公助」の精神による、地域の皆様の御協力が必要でございます。過去の災害の 状況を見ましても、一人ひとりの日頃からの災害に対する認識と、地域での助け合いが大 変重要であるとともに、これらが地域防災力の強化につながっております。 本市では、この地域防災力の向上を図るために、自主防災組織育成事業の一環とし て、防災研修会を実施するなど、地域自主防災の重要性を啓発しているところであり、また 防災資機材の整備や地域防災活動に対しての補助を行い、自主防災組織の育成、強化を 図っているところでございます。 今後とも防災体制の充実に努めてまいりますので、御理 解、御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。 (担当課:防災危機管理課) ・防災行政無線システムの整備(長浜地区・岩屋地区) (回答) 防災行政無線システムに関しましては、各総合支所及び地域交流センターとの連絡手段と しているところでございますが、今後、市民の皆様への情報伝達手段の一つとして、市内 全域での防災行政無線の整備を図り、災害時における体制づくりに努めてまいりたいと考 えております。 (担当課:防災危機管理課) 0 地籍調査事業の着手 ・地籍調査事業の着手 (回答) 現在本市では、仁保、江崎、小郡、秋穂、阿東地区の地籍調査を実施しております。 秋穂二島地区におきましては、隣接の秋穂地区完了後、調査を開始する予定としておりま すので、早期着手できますよう鋭意努力してまいりたいと考えております。 本事業は、市が境界を定めるものではなく、土地所有者双方で確認した境界を調査してい くものです。調査に着手する前には、隣接地の所有者の方と境界確認をしておいていただ くようになります。なお、山林部の調査では、事前の刈り開きをお願いするようになります。 今後とも、地籍調査事業に対する御理解と御協力を賜りますようお願いいたします。 (担当課:地籍調査課) 1 土地改良事業の推進 ・県営ため池整備事業(新池) (回答) 当該ため池につきましては、現在、関係者の皆様と協議を行っており、県営事業として平成 23年度より事業計画策定に着手してまいりたいと考えております。 (担当課:農業整備課) 56.市道拡幅についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 中野区会 平成22年12月16日 (陳情・要望) 市道六の切線は、中野区に於いては主要な生活、産業道路であり、また、通学道路として 主要でありますが、何分狭隘で小型車両の離合は勿論出来ませんし、雨期には道路自体が 川となり通学にも危険が伴っております。併せ、近くには秋穂地域交流センターも新設され、 大海、青江地域のアクセス道としても今後重要になってくるものと考えられます。 つきましては、貴職におかれ、当区並びに秋穂地域全体での道路整備と捉えていただき、 ご対応方よろしくご配慮賜りますよう伏してお願い申し上げます。 (回答) 市道六の切線拡幅改良につきましては、地権者や関係者の方々の御協力をいただき、今 後、実施に向けて検討をしてまいりたいと考えております。 御要望の箇所の道路改良につきましては、本市の道路改良事業の一つである生活道路改 良事業により進めていくこととなってまいります。 現在、生活道路改良事業につきましては、各地区の自治体から数多くの要望が提出され、 市としても限られた予算の中で各地区のバランスや優先順位も考慮して事業を実施しており 陳情・要望内容 ますことから、早期事業着手の御希望に添えない場合もございます。 また、実際に六の切線の拡幅改良を行うためには、拡幅に要する用地(舗装幅で5m以上) と、構造物用(擁壁・水路など)の用地が必要になってまいります。 今後、用地の提供にあたり全ての地権者及び隣接者の方々に同意をいただくこととなり、事 業用地に水利関係者が関係していれば、こうした方々の了解も必要となります。従いまして当 事業を進めるうえで関係者方々の御協力がいただけるよう、周知徹底をよろしくお願いいたし ます。 なお、用地の権利関係が複雑な場合があり、よくあるケースとしては次のようなことが想定さ れますので、お含みおきいただきたいと思います。 例えば、用地提供が必要となる土地の登記名義人が亡くなられて、法定相続人が複数人い る場合は、法定相続人全員から同意をいただく必要があることから、相続登記をして権利者 を1人にしていただくようお願いいたします。他の権利(抵当権等)がある場合につきましても、 権利を抹消しなければ道路用地として土地を取得することはできません。また、提供用地に 小作人がおられる場合は小作人の了解も必要になってまいります。 いずれにいたしましても、この事業を円滑に進めていくためには、自治会の全面的な協力が 必要不可欠となりますので、御理解と御協力の程よろしくお願いいたします。 57.2011年度予算要望 団体名 陳情・要望の年月日 日本共産党中部地区委員会 平成22年12月24日 1 「中核都市」づくりを転換し、くらし最優先の市政に ① 30万人広域県央中核都市の創造路線を根本的に転換し、山口市民一人一人、地域 の隅々まで行き渡る自治体本来のくらし、福祉を守る予算編成を優先すること。 (回答) 市民の皆様が日々の暮らしを営むための富を生み出す、社会経済活動の地盤が都市で あり、その成長をいかに持続していくのか、このことは、将来にわたる市民の皆様の福祉 の向上と密接に関係してくる大きな課題と捉えております。また、市の行政運営は、こうし た市民の皆様の社会経済活動で得た富を前提に成り立っており、市民福祉の向上を最優 先で掲げつつ、都市づくりには一定の投資を行うといったバランスが求められていると考 えております。 特に、本市が位置する山口県中部エリアは、広島、福岡といった中枢都市圏の狭間にあ って、都市としての求心力を失いつつあります。このような中、社会経済活動を活発化して いくためには、高次都市機能の集積する「広域県央中核都市」の実現は必要であり、その 都市の骨格となる山口都市核、小郡都市核の機能強化に向けた各種取り組みを進めな ければならないと考えております。本市が目指す人口30万人規模の「広域県央中核都 市」は、都市の自立的成長を促し、将来にわたり地域経済の活性化を確かなものとし、市 民の皆様の生活を下支えしていくものと考えております。 (担当課:企画経営課) 陳情・要望内容 ② 「新山口駅ターミナルパーク」計画については白紙に戻し、市民合意の事業に転換 すること。 (回答) 「新山口駅ターミナルパーク整備」につきましては、これまでも、広報紙での周知、説明会 の開催やパブリックコメント等を通して啓発に努め、市民の皆様の御理解と御協力を得てき たところです。また、去る11月に西日本旅客鉄道(株)と基本合意を締結し、南北自由通路 整備の一環であるエレベーター工事に着手するなど、本事業の進捗を、市民の皆様の目 に見える形でお示しできる段階に至ったところでございます。 今後とも引き続き、市民の皆様に対して機会あるごとに情報を発信し、さらに御理解と御 協力を得てまいります。 (担当課 ターミナルパーク整備部建設課) 2 くらし、福祉、教育の充実を (1)安心して暮らせる社会保障の実現 ① 後期高齢者医療制度の即時廃止を国に求めると同時に、廃止するまでの間、保険料 が上がらないよう国に求めること。また、市単独による保険料の軽減や減免を行い、 ような理由であれ、資格証明書を交付しないこと。 (回答) どの 後期高齢者医療制度は、制度施行当初、名称や保険料、年金天引き等に批判が集中し、 被保険者を始め、市民に不安と混乱が生じたものの、保険料の軽減対策や納付方法の選 択制など、きめ細やかな対応や制度改善により、今日では制度の定着化と安定的な運営 がなされております。 本制度の即時廃止により再び多大な混乱を招くことのないよう、市長会、広域連合を通じ 抜本的な制度改革と円滑な新制度への移行を要望しているところでございます。 また、後期高齢者医療保険料の軽減や減免につきましては、制度対象が県域であること から、市独自の実施がそぐわないため制度の要望にあわせて要望しているところでござい ます。 資格証明書の交付決定については、山口県後期高齢者医療広域連合から示されている 「山口県後期高齢者医療広域連合被保険者資格証明証交付等の運用要綱」に沿って厳格 な運用が行われており、本市では、きめ細やかな納付相談を実施しております。 (担当課:保険年金課) ② 国民健康保険の広域化に反対すること。 (回答) 国民健康保険は、被用者保険等の加入者を除くすべての方を対象とする公的医療保険制 度であり、国民皆保険制度を支える最後の砦となっております。 しかし、小規模保険者が多く財政が不安定になりやすいこと、被保険者の年齢構成や所 得分布の差異が大きいこと、医療機関の偏在によって医療給付費の格差が生じていること など、様々な構造的な問題を抱えております。 このため、現在県において、国民健康保険の財政運営の安定化と保険料の標準化を図る 観点から、都道府県単位による広域化を進めていくことが必要であるという考えのもと、保 険事務の共同実施や財政運営の広域化、標準保険料率の設定等を推進するため、「山口 県市町国民健康保険広域化等支援方針」の策定が進められているところでございます。 本市といたしましても、広域化を推進するための施策に参画する準備を進めてまいりたい と考えております。 (担当課:保険年金課) ③ 国保会計に対する国庫負担を大幅増額するよう国に強く要望すること。 (回答) 市町村国民健康保険事業は、保険料(税)及び国庫負担金等を主な財源として運営して いるところですが、その運営については、医療費の増加などの影響を受け、年々厳しい運 営となっております。 国民健康保険制度の健全かつ安定的な運営は、日本の地域医療制度にとって不可欠な ことですが、保険者である市町村の努力だけでは難しいと考えております。 国民健康保険の安定的かつ持続的運営ができるよう、国庫負担割合の引上げなど国保 財政基盤の拡充・強化を図るとともに、国の責任と負担において実効ある措置を講じるよ う、全国市長会等を通じて要望しているところでございます。 (担当課:保険年金課) ④ 国保会計について、一般会計の繰り入れを実施し、また応能負担に比重をおく保険 料設定等、所得に応じた保険料に引き下げること。 (回答) 国保会計に対する一般会計からの繰り入れについては、国の地方財政措置が講じられて いる保険基盤安定制度による繰り入れ、国保財政安定化支援事業としての繰り入れ、出産 育児一時金に対する繰り入れ、事務費の繰り入れと、県制度による国保被保険者負担軽 減対策(福祉医療費助成事業)に対する繰り入れを行っているところでございます。 ③で申しましたとおり、国民健康保険が安定的かつ持続的に運営できるよう、国庫負担割 合の引上げの必要性について国に求めているところでございますが、制度外の繰り入れを 行うなど地方公共団体による運営に主眼を置くと、国の責任と負担が必要ないのではない かという理論にもつながりかねないことから、慎重に対応する必要があると考えておりま す。 また、保険料率については、当該年度の繰越金等、活用財源が見込めるうちは保険料の 改定は行わないという考えのもと、平成20年度から3年間保険料率を据え置き、歳出の削 減や歳入の確保等に取り組んでまいりましたが、被保険者の高齢化や医療技術の進歩等 により、医療費の伸びは予想以上のものとなっておりまして、このままの伸びで保険給付費 が推移していきますと、来年度への繰越金を活用しても財源不足が生じることから、保険料 率を引き上げることとしたところでございます。 なお、保険料率の設定等については、被保険者全体で制度を支えるという観点から、負担 能力に応じた応能割と受益に応じた応益割のバランスを取ることが重要であると考えてお ります。 (担当課:保険年金課) ⑤ 国保は法に明記されているとおり、「社会保障」であり、憲法第13条(幸福追求 第25条(生存権)を補償する根幹のひとつです。国保の短期保険証や資格証 権)、 明書の発行 はやめること。 (回答) 国民健康保険は、被用者保険等の加入者を除くすべての方を対象とする公的医療保険制 度であり、国民皆保険制度を支える最後の砦となっております。 誰もが病気や怪我などに必要な給付を安心して受けられるための、地域保険の要であ り、相互扶助の精神に基づく財政運営を前提に、公費及び加入者の保険料と一部負担金 により成り立っている社会保障制度であると考えております。 このように公平の観点から、「特別の事情」に該当する場合を除き、法令により資格証明 書を交付しております。実際には滞納状況により、短期被保険者証を交付し、その後の折 衝状況により資格証明書を交付するようになるため、事前に弁明書や特別な事情に関する 届を御提出いただくよう通知し、個々の事情により納付が困難であり、分納などの納付相 談あるいは判定委員会において「特別の事情」に該当すると認めた場合は、短期被保険者 証に切り替えております。 しかし、何らの申し入れもない場合は、被保険者と接触する機会を確保し、納付について の理解を深めていただくための、最後の手段としてやむを得ず資格証明書を交付しており ますが、資格証明書交付後においても、分納などの納付相談があれば、随時、短期被保 険者証を交付しています。 まず納付相談をしていただき、個々の状況を聞きとり、随時対応してまいります。 (対応課:保険年金課) ⑥ 国保の減免については、個々の生活実態に即して、市民の立場に立って「市長が認 める場合」の最大限の活用をはかること。 (回答) 国民健康保険料の減免につきましても、制度上、公平な負担が実現されることが必要で す。山口市国民健康保険条例、施行規則、山口市国民健康保険料減免基準等と生活実 態、特別な事情等とを照らし合わせた上で、個々の事情を勘案し、公平性の保てる対応を 図ってまいりたいと考えております。 (対応課:保険年金課) ⑦ 国の介護保険制度改悪に反対すること。 (回答) 第五次介護保険事業計画策定(平成24~26年度)に向けた制度改正につきましては、保 険料の上昇を抑えるため国において検討がありました、ケアプラン作成の自己負担導入や 高所得者の自己負担割合の引き上げなどの利用者負担増案は見送られ、財政安定化基 金の取り崩しにより対応する方向とされたところです。 本市といたしましては、介護保険制度改正が今後急激に進行する高齢化に適切に対応 し、社会保障で安心して暮らせるまちづくりを進められるものとなるよう、国に要望してまい りたいと考えております。 (担当課:介護保険課) ⑧ 特養・グループホーム等の待機者を減らすため、施設の増設を進めること。 (回答) 施設の増設につきましては、待機者について考慮するとともに、高齢者が可能な限り住み 慣れた地域でサービスを利用しながら暮らし続けることができるよう、高齢者の置かれてい る環境や心身の状態に応じた多様なサービス基盤を整備する中で決定する必要があると 考えております。 また、施設の増設は、保険料の上昇につながりますことから、第五次介護保険事業計画 策定にあたりましては、給付と負担のバランスを慎重に見極めながら、施設等の整備量を 議論し、高齢者が生きがいをもって暮らせるまちづくりを進めてまいりたいと考えておりま す。 (担当課:介護保険課) ⑨ 障害者自立支援法の廃止を国に求めること。 (回答) 平成21年12月8日に障がい者制度改革推進本部が内閣府に設置され、平成22年6月 29日に「障害者制度改革の推進のための基本的な方向について」が閣議決定されてお り、障害者自立支援法を廃止し、制度の谷間のない支援の提供、個々のニーズに基づい た地域生活支援体系の整備等を内容とする「障害者総合福祉法」(仮称)に向け、平成24 年通常国会への法案提出、25年8月までに成立を目指すとされていることから、今後の国 の動向を注視してまいりたいと存じます。 (対応課:高齢・障害福祉課) ⑩ 障害者の医療費を無料にすること。 (回答) 本市では、昭和48年に山口県が創設した福祉制度である重度心身障害者医療費助成 制度を基本に、重度心身障害者医療費の保険医療の自己負担分を助成しているところで ございます。 また、公費負担医療制度の一つである自立支援医療については、障害者自立支援法で 1割負担が原則となっていますが、収入の状況に応じて利用者負担額の月額上限額が設 けられており、負担の軽減措置がとられているところでございます。 医療費の無料化につきましては、多額の財源を必要とすることから現在、市長会を通じ て国に重度障害者(児)の医療費について、財源措置の拡充を図るよう要望しているため、 国の動向もみながら研究してまいりたいと考えております。 (対応課:高齢・障害福祉課、保険年金課) ⑪ 障害者施設・作業所の利用料及び給食費に対し助成を行うこと。 (回答) 障害者施設の利用料については、障害福祉サービス費が給付されており、その一部負担 額についても、収入に応じて月額上限額が定められており、平成22年4月からは市民税非 課税世帯については利用者負担金を無料とする措置が取られたところであり、新たな助成 を行う環境にないと考えているところでございます。 給食費については、食費、光熱水費、日用品費等は、障害福祉サービスの給付対象外 となっているものの、通所施設を利用する低所得者については、食費のうち人件費相当分 を支給することで、食材料費のみの負担となるよう減額措置が講じられているところでござ います。また、入所施設を利用する障害者につきましても、食費等にかかる実際のコスト等 を調査した結果に基づいて、収入に応じた補足給付が行われており、食費等の負担軽減 措置が講じられているところでございます。 (担当課:高齢・障害福祉課) ⑫ 独居高齢者・高齢者世帯の可燃ごみの個別収集は地域にゆだねるのではなく、行政 の責任で行うこと。 (回答) 本市では、ご存知のように、平成20年度に協働のまちづくり条例を定め、市と市民の皆様 と共に考え、協力し、個性豊かで活力のある自立した地域社会の実現を進めております。 ある地域では、早めに将来に備えてごみ出し支援のシステムを構築することによって、地 域のきずなを取り戻していこうという積極的な取り組みをされており、こういった取り組み は、尊重していくべきと思っております。まだスタートしたばかりで、いまの段階では地域の 動向を見守り、地域と市の役割分担など協働のまちづくりの視点を持ちながら、対象者や 個別収集を含めた制度化に向けて関係部局と調整を進めてまいりたいと考えております。 (担当課:清掃事務所、高齢・障害福祉課) (2)教育の充実 ① 学校運営費・施設整備費の増額をすること。 (回答) 厳しい財政状況ではありますが、平成23年度から実施の新学習指導要領のねらいであ る学力向上への取り組みや教材の整備、校舎の耐震化にかかる改修・改築工事などの 様々な課題への対応や運営・施設整備に要する経費につきましては、学校現場の意見を 踏まえ必要な予算の確保に努めてまいります。 (対応課:教育総務課) ② 小中学校の30人学級を早期に実現し、理解度等による習熟度別学級編成・授業を しないこと。 (回答) 一人ひとりに応じたきめ細かな指導を行い、また、集団での学習効果を高めるためにも、1 学級当たりの児童生徒数は適度に少ない方がよいと考えております。現在、県と連携し、 中学校においては全学年で35人学級を実現し、小学校においても1~4学年について35 人学級が実現するなど、順次改善しているところでございます。 また、本市単独施策として、「確かな学力アシスト事業」及び「特別支援教育事業」で補助 教員を、「外国語指導助手配置事業」でALTを、「情報教育推進事業」で専門員を、「学校 図書館整備推進事業」で図書館指導員を、また、「特別支援教育推進サポート事業」で推 進専門員を配置し、子どもたちの個性や学校の実態に応じたきめ細かな指導の充実を図 っているところでございます。 理解度に応じたきめ細かな指導につきましては、県及び本市の事業を有効に活用し、児 童生徒に確かな学力が定着するよう、指導方法の工夫について研究してまいります。 (担当課:学校教育課) ③ 就学援助制度は改悪部分を元にもどし、所得基準を生活保護基準の1.4倍にする こと。 (回答) 就学援助制度については、真に経済的に就学困難な児童生徒へ援助の重点化を図りな がら、できる限り実態に即した見直しを行い平成21年度から制度改正を行ってまいりまし た。 また、景気の低迷が続いていることや企業業績の悪化による解雇等による収入減にきめ 細やかに対応するため、相談、審査体制を整備し、お子さまを小・中学校へ就学させること にお困りの保護者の方が気軽に相談できる体制づくりに取り組んだところでございます。 今後とも、さらに就学援助制度の周知を図るとともに、児童生徒が安心して就学できるよ う、引き続き就学援助制度の適正化に向けて取り組んでまいります。 (担当課:学校教育課) ④ スクールカウンセラーを全校に配置し、安心して仕事に専念できるよう身分と待遇 を 保障するよう県に強く要望すること。 (回答) 現在、市内全ての中学校と小学校7校にスクールカウンセラーが県から派遣されておりま すが、今後も、全校に配置されるよう要望してまいります。なお、配置校でない小学校につ いても、教職員・児童・保護者が校区の中学校に勤務するスクールカウンセラーに相談し、 助言・援助を受けることができる体制をとっております。 スクールカウンセラーの身分と待遇につきましても、心の問題を支えるスクールカウンセラ ーの重要性に鑑み、今後も県に要望してまいります。 (担当課:学校教育課) ⑤ 冷暖房が未設置の特別教室に対し早期に設置するよう財政措置をすること。 (回答) 冷暖房設備の設置については、その費用は元より、ランニングコスト、地球環境への負荷 軽減も考慮し、適切な時期に行うよう考えております。またその時には、学校間の公平性、 均一性にも努めてまいります。 今後は、音楽室、コンピュータ室、図書室について、特にその必要性を認識しておりますの で、計画的に整備を行うよう考えております。 (担当課:教育施設管理課) ⑥ 学校給食調理業務の民間委託計画を撤回し、正規調理員の退職補充を行うこと。 (回答) 学校給食業務の民間委託は、山口市民間化推進実行計画において「民間委託を推進す る事業」として位置づけられており、現在、地元事業者における担い手の掘り起こしを行っ ております。 学校給食を安全かつ安定的に運営していくために民間活力を導入し、協働のまちづくり の観点からも地場産業の活性化に寄与できるよう体制を整え、保護者をはじめ関係の皆 様の御理解をいただきながら、今後も取り組んでまいります。 (対応課:教育総務課) ⑦ 学校給食は、教育的位置づけからも自校方式を基本とし、センター方式をあらため、 自校方式に移行すること。 (回答) 本市では、18箇所の単独調理場、11箇所の共同調理場(学校給食センターを含む)を 設置しております。今後も、学校栄養職員の配置基準を踏まえ、児童生徒数や地域の状況 等に応じて自校方式や共同調理場方式により給食を提供してまいります。 (対応課:教育総務課) ⑧ 湯田中学校の給食は、思春期の生徒の成長を支える面からも自校方式を継続するこ と。 (回答) 湯田中学校の調理場は、昭和49年に建築しており市内の調理場の中でも2番目に古く、 調理場整備の方針に沿って湯田小学校から給食を配送する親子方式の共同調理場とし ての整備を計画しております。 生徒の健やかな心身の発育のため、より衛生的な環境での調理や、献立の充実に取り 組んでまいります。 また、引き続き学校活動全体を通して計画的・組織的に食育の推進に努めます。 (対応課:教育総務課) ⑨ すべての幼稚園に事務職員を配置すること。 (回答) 幼稚園運営につきましては、現在、事務職員の配置は計画しておりません。 御理解を賜りたいと存じます。 (対応課:教育総務課) ⑩ 特別支援教育・通級教室の増設と施設等の改善をはかること。特に通級指導は中学 校への設置を行うこと。 (回答) 現在、特別支援学級については、市内各小・中学校52校のうち、40校に計95学級を設 置しております。また、来年度の7学級新設に向けて、県への申請を予定しております。 通級指導教室については、現在市内7小学校、1中学校で指導を受けることができる体制 を整備しているところでございます。また、来年度の通級予定児童生徒数は小学生203名 ですが、中学生6名という現状でございます。 特別支援教育については、県費負担職員の配置にも限りがあることから、単市制度も導 入し、学習環境の更なる充実に努めてまいりたいと考えております。 (担当課:学校教育課) ⑪ 学校図書館指導員を正規雇用とし、1校1人の配置をすること。また、図書の予算 を 増額すること。 (回答) 学校図書館指導員を正規雇用とすることは、現在のところ考えておりません。指導員は、 現在、小学校13名、中学校5名の計18名を配置しており、全ての小・中学校を巡回してお ります。図書の予算につきましては、全体の予算削減の中でも図書整備費は増額を見込ん でおります。 今後も学校図書館の充実に努めてまいりたいと考えております。 (担当課:学校教育課) (3)文化・社会教育の充実とスポーツの振興 ① 図書館の館長は専門・専任・正規雇用とするとともに、図書・資料費の予算を大幅 に 増額すること。 (回答) 図書館業務に専門性は必要であると考えておりますが、図書館長を含め、専門性を有し た職員の配置については、原則的に現行体制の中で考えており、その上でなお対応が困 難な場合には、司書資格を有した嘱託職員の配置、外部の専門能力の活用によって対応 することとしております。 資料費については、図書館サービスを進める上で最も重要な構成要素であると考えており ますが、財政の健全化に取り組んでいる中、厳しい財政状況を勘案し、各図書館の役割分 担、サービス内容、規模等を考慮しながら、計画的に適切な図書館資料の整備に努めてま いります。 (対応課:中央図書館) ② 公共施設の利用料については、市民が利用しやすい料金設定とすること。 (回答) 公共施設を利用する方と利用しない方との公平性や平等性を確保するため、公共施設 の使用料につきましては、適切な料金設定に努め、受益者に対する負担の適正化を図って まいります。 (担当課:財政課) ③ 文化財保護予算を大幅増額すること。 (回答) 厳しい財政状況ではありますが、史跡の保存修理、埋蔵文化財の調査、指定文化財の 維持管理などは文化財保護の基本となるものであり、これらに要する経費につきましては、 計画的に必要な予算の確保に努めてまいります。 (対応課:文化財保護課) ④ 情報芸術センターの企画運営を市民目線で見直し、予算の縮減をし、市民の文化活 動への支援を増額すること。 (回答) 山口情報芸術センターにつきましては、平成21年3月に策定いたしました山口情報芸術 センター事業計画に「山口から世界へ 地域に根ざした進化し続けるアートセンター」を基 本目標として掲げ、新たな文化の創造を目指すとともに、体験型ワークショップ、教育普及 事業をはじめ、中央公園での「真夏の夜の星空上映会」など様々な市民参加型プログラム を実施しているところです。 また、市民文化活動への支援につきましては、財団法人山口市文化振興財団におきま して「市民文化活動支援事業」を実施しており、市民の自主的かつ創造的な文化活動の 積極的な支援に取り組んでおりますことから、こうした取り組みを引き続き実施してまいり ます。 (担当課:文化政策課) (4)子育て支援 ① 乳幼児医療制度の対象拡大を小・中学生とし、特に小学卒業までは所得制限を撤廃 して全員を対象とすること。 (回答) 本市では、昭和48年に県が創設した福祉制度である乳幼児医療費助成制度を基本に、 制度改正ごとに対象児童の拡大を図りながら、乳幼児医療費の保険医療の自己負担分を 全額助成しております。 また、平成17年10月から0歳児について父母の所得制限を撤廃し、同様の助成を市の 単独事業として実施し、平成20年10月からは対象年齢を3歳未満児まで拡大し、市の単 独事業を拡大して実施しております。さらに、平成22年10月からは対象年齢を4歳未満児 まで拡大しております。 なお、対象年齢の拡大につきましては、引き続き未来を担う子ども達へ子育て世代の家 計支援の環境整備を行うため、その思いから実施方法や時期について検討しているところ でございます。 しかしながら、制度の拡大につきましては、多額の財源を必要とすることから現在、市長 会を通じて国に子どもの医療費無料化制度の創設や制度創設まで各自治体において実施 している事業への財政措置なども要望しているため、国の動向も見ながら更なる研究をし てまいりたいと考えております。 (担当課:保険年金課) ② 国の『子ども・子育て新システム』の導入をしないよう国に求めること。 (回答) 子ども・子育て新システムについては、昨年6月に基本制度案要綱が示され、政府の推進 体制・財源の一元化、幼保一体化、多様な保育サービスの提供などを実現していくことが 盛り込まれており、検討会議も各分野において開催されているところですが、新システムに おける具体的な内容についてはまだ示されていないのが現状です。 こうしたことから、今後も、新システムにおける国の動向を注視しながら、具体的な内容等 が示された上で、本市の対応について検討してまいりたいと考えております。 (担当課:こども家庭課) ③ 保育園の設置基準の緩和をしないよう国に求めること。 (回答) 保育園の設置基準の緩和を行うと、短期的には保育サービスの機会の拡大となります が、その後の認可保育所の乱立につながり、少子化による児童数の減少を踏まえると、入 所を希望する児童の奪い合いを招き、結果として将来にわたって安定した保育サービスを 提供できなくなる恐れが高いと考えております。 こうしたことから、本市では、昨年度より、国・県の関係機関に対して、保育制度改革につ いては地域の意見を十分聴取し改革に反映させるよう求めているところでございます。 (担当課:こども家庭課) ④ 公立保育園の民営化・民間委託化の計画は撤回し、保育の公的責任を果たすこと。 (回答) 山口市民間化推進実行計画において、公立保育園の一部については「民営化を進める 施設」とされており、昨年度、民営化基本方針を決定し、平成23年度以降、民営化を進め ていく予定としております。 この民営化基本方針に基づき、公立保育園が担っていくべき役割もございますので、公 立・私立それぞれの特徴を活かし、役割分担を行いながら、市民の皆様の保育ニーズに適 切に対応できるような保育環境を整備していくことこそが、公的責任を果たすことだと考え ております。 (担当課:こども家庭課) ⑤ 市・私立保育園の耐震化を早急に進めること。 (回答) 市立保育園については、昨年度までに対象保育園施設の全てを耐震診断し、結果として は、ほとんどの建物が耐震改修が必要であることから、今後、施設改修、民営化に伴う建 替え、統廃合なども含めてできるだけ早急に対応できるよう努めてまいりたいと考えており ます。 私立保育園については、対象保育園施設の耐震診断、耐震改修を呼びかけていくととも に、補助制度の運用についても、本市と私立保育園が連携して進めていきたいと考えてお ります。 いずれにいたしましても、本市の保育園施設の耐震化を進め、本市全体の保育環境の更 なる充実に取り組んでまいりたいと考えております。 (担当課:こども家庭課) ⑥ 地産地消をすすめるためにも保育園での米飯給食をできるところから実施すること。 (回答) 現在、3歳未満児は完全給食ですが、3歳以上児は基本的には副食(おかず)のみの給 食となり、主食(ご飯等)を持参していただくこととしております。 保護者の希望に応じて主食を斡旋する園もあります(主食費は別途徴収)が、すべての 園で主食を提供するとなると、炊飯設備の整備や人員配置の問題等もあり、現時点では難 しいと考えております。ただ、保育園で現在提供しております給食につきましては、今後も 地産地消を進めてまいりたいと考えております。 (担当課:こども家庭課) ⑦ 幼稚園の授業料は市単独助成によって引き下げること。 (回答) 昨今における家庭の経済状況格差に鑑み、国は幼稚園授業料補助方針として、「低所得 者への給付」及び「保育所の保護者負担との均衡を図る」ことを重点項目として挙げており ます。本市におきましても、この方針に沿ったかたちで助成を進めていく予定としておりま す。いずれにいたしましても、今後も家庭が安心して子育てできるように、 社会状況を見極めながら柔軟に対応してまいりたいと考えております。 (担当課:学校教育課) ⑧ 現在の老朽化した児童館を早急に改善し、増設計画を作成し、計画的にとりくむこと。 (回答) 児童館につきましては、次世代育成支援行動計画にも位置づけしておりますとおり、今 後、児童館整備計画を策定し、地域バランスを考慮して計画的に取り組むこととしておりま す。 (担当課:こども家庭課) (5)公共交通網の確立と生活関連道の整備 ① コミュニティバスの料金は100円に統一し、本格運行に移行すること。また、地 実態にあわせてコミュニティバス及びコミュニティタクシーの運行を拡大するこ 域の と。 (回答) コミュニティバスの運賃につきましては、市民アンケートの結果を踏まえ、採算面だけでな く、他の公共交通機関との運賃バランスにも配慮して、平成16年10月に一乗車200円に 改定いたしました。 このうち、70歳以上の高齢者、身体障害者手帳をお持ちの方、小学生につきましては、 100円の運賃で、また福祉優待バス乗車証制度対象の障がい者の方、未就学児童につき ましては、無料で御乗車いただけるよう配慮しております。 今後とも、市民交通計画でお示ししております利便性の高い交通体系の確立に向けて、 コミュニティバスやコミュニティタクシー、グループタクシー制度の活用など様々な方策を選 択肢としながら、地域の皆様とともに、地域特性に合った移動手段の確保に取り組んでま いりたいと考えております。 (担当課:交通政策課) ② 市道及び生活道の拡幅や維持補修の予算を抜本的に増額すること。 (回答) 限られた財源の中、予算の増額については、なかなか厳しい状況でございますが各工事 において品質を確保しながら、経費節減を意識した設計施工を行うことにより、生活道路改 良や維持補修について、できる限り実現できるよう努力してまいりたいと考えております。 (担当課:道路河川管理課) ③ 市外に通学する高校生の通学費を助成すること。 (回答) 現在、市立小・中学校の学校統合により統合先の学校まで遠距離通学をしている児童生 徒を対象に通学費補助等を行っております。しかし、高校の通学費につきましては、各家庭 で通学校を選択されており、市外に通学する高校生の通学費助成については予定しており ません。 (対応課:教育総務課) (6)公営住宅の整備 ① 市営住宅の修繕等に万全をつくすこと。 (回答) 本市では、市営住宅維持管理業務の中で、老朽化等による不具合のある市営住宅の外 壁改修や屋根の補修等、修繕・改良工事等を毎年計画的に実施しております。また、平成 25年度までには「市営住宅長寿命化計画」を策定し、より計画的な市営住宅の修繕・改善 に努めていく予定としております。 (担当課:建築課) ② 県の職員住宅等の利活用について、引き続き県に要望すること。 (回答) 県の職員住宅等を利活用するよう、県への要望につきましては、引き続き関係部署に働き かけをしていきます。 (担当課:建築課) ③ 雇用促進住宅の一般住宅への移行で入居待機者を減らすよう国に求めること。 (回答) 雇用促進住宅を一般の賃貸住宅へ移行するには、現在の入居者を全て退去させた後に、 民間等への払い下げをすることとなります。しかし、昨今の経済・雇用の情勢から、現在の 入居者を即退去させることは困難な状況にあります。雇用促進住宅の所有者である「独立 行政法人 雇用・能力開発機構」は、平成33年度までには住宅の払い下げを完了させる 努力を継続して行っておりますので、今後の状況を見ながら、国へ要望していきたいと考え ております。 (担当課:建築課) ④ 改良住宅は、一般公営住宅の扱いにすること。 (回答) 本市の改良住宅は、歴史的社会的理由により、その地域の生活環境の整備改善を図る 目的で建設された、小集落地区等改良事業による改良住宅です。この改良住宅を、一般 公営住宅の扱いにするには、まず家賃の見直しが必要となります。県内の他市において も、本市と同様の改良住宅がありますが、本市と同様に定額家賃としているところが大半 で、応能応益の家賃としている市も独自の所得区分・家賃限度額を設定し、家賃を低く抑え ております。 前述のように、歴史的社会的背景がある中で、改良住宅を一般公営住宅の扱いとするの は、現在の改良住宅入居者の十分な理解を要し、特段の配慮が必要となってきます。今後 は、他市の状況も見据えながら、検討してまいりたいと考えております。 (担当課:建築課) (7)ごみ対策 ① 可燃ごみの収集の回数及び収集場所を増やすこと。 (回答) 本市では、「ごみ排出量の抑制」、「分別・リサイクルの推進」及び「環境負荷低減に配慮し たごみの適正処理の推進」をごみ処理施策の3つの柱とした一般廃棄物処理基本計画に 基づき、各種のごみ処理施策を推進しているところでございます。 可燃ごみの収集回数につきましては、ごみ排出量が年々減少していること、今後もさらに ごみの減量と資源化に取り組んでいくことなどから、収集回数を増やすことは考えておりま せん。 次に、可燃ごみの収集場所につきましては、収集の効率化などから、1自治会1カ所を原 則としながらも、人口の多い自治会など地域の特性を踏まえながら実情に応じた増設を可 能としております。現在では、全市で約780の自治会数に対し、約4,000カ所のステーシ ョンが自治会等において設置されております。 今後とも高齢者等に配慮した身近なステーションの増設など、自治会からの御要望によ り、地域の実情に即して適切に対応してまいります。 (担当課:清掃事務所) (8)万全な防災防犯対策 ① 近年の豪雨災害を教訓にした、地域防災計画の市民への徹底をはかるとともに、支 所、交流センターの災害発生時の体制強化をはかること。 (回答) 平成 21 年 7 月中国・九州北部豪雨災害を受け、様々な課題を認識し、昨年の 6 月に地域 防災計画へ反映するための修正を行ったところでございます。主なものとしては、情報伝達 の充実であり、昨年 6 月より、「山口市防災メール」及び「防災情報携帯サイト」のサービス を開始しており、これからも広報紙や、地域での講演活動時など様々な機会を通じて、市民 の皆様へ普及啓発してまいりたいと考えております。 また、総合支所、地域交流センターの災害時の体制強化につきましては、総合支所にお いては、土木・農林など関係部署職員を適宜配置しているところであり、地域交流センター においては、水防職員を配置するなど、迅速な災害対応に取り組んできたとこでございま す。今後更に、より迅速かつ適切な災害対応をとれるよう体制強化について検討してまいり たいと考えております。 (担当課:防災危機管理課) ② 豪雨災害による被災箇所の早期改修と再発防止に取り組むこと。その際、県との連 携を十分とること。 (回答) 災害復旧におきましては、住民の方々に一日も早く安心して頂けるよう早期復旧に努めて おるところであり、平成21年及び22年に発生した災害につきましては、公共土木施設、及 び農業用施設のいずれの災害におきましても今年度中に概ねの復旧が完了する見込みで す。 また、災害を未然に防止するために、市管理の箇所につきましては、自然災害防止事業 による河川改修、及び定期的なパトロールを実施しておるところであり、県管理区間につき ましても河川の浚渫や改修等を要望してまいることにより、市と県が連携をとりながら、安 心・安全な暮らしのできるまちづくりに取り組んでまいります。 (担当課:道路河川建設課・経済部) ③ 消防団と地域自主防災組織の育成強化をはかること。 (回答) 消防団については、いかなる災害にも俊敏かつ迅速に対応できるよう、今後とも、方面隊 及び分団毎の訓練や自主訓練を通じて、育成強化に努めてまいります。 また、地域自主防災組織の育成強化については、地域の自主的な防災活動の推進を図 るため、自主防災組織に対し、防災資機材及び防災活動費に対し補助金を交付し、防災 活動を支援しているところでございます。また、防災の専門家や防災危機管理課職員が直 接地域へ出向き、防災研修等を実施し、地域防災活動のあり方や運営方法など指導して まいりたいと考えております。今後、自主防災組織を含め、地域防災力の強化は、さらに重 要になると考えますので、今後とも地域防災活動の促進を図るための事業を充実させてま いりたいと考えております。 (担当課:消防本部、防災危機管理課) ④ 防災担当職員は専門家として育成をすること。 (回答) 現在、担当職員(防災危機管理課職員)は防災研修機関等が行う各種研修などを通じて、 防災に関する基礎知識から実践的なノウハウ等まで学んでいるところでございます。 今後とも所属職員に多くの研修機会を与え、防災の専門的知識を深めさせることによ り、災害対策実務の中核を担う人材の育成に努めてまいりたいと考えております。 (担当課:防災危機管理課) 3 住民の声が生きる自主的なまちづくりを ① 地域をこわす、道州制へと連動する、『地域主権型まちづくり』の方針をあらため るこ と。 (回答) 少子高齢化や本格的な人口減少社会の到来、また住民の価値観や行政ニーズが多様化 する中、こうした取り巻く環境変化や課題に対応し、将来にわたり活力ある地域社会を構 築していくためには、地方が自らの判断と責任で地域の実情に応じたまちづくりを進めて いくことが必要であると考えております。 国においては、昨年、「地域主権戦略大綱」を策定し、地域主権、地方分権改革の方向 性とその具体的な工程を明らかにされたところであり、その意義等を議会、住民と共有す る中で、地域主権・地方分権型社会にふさわしい姿、すなわち地域の真の自立と新たな価 値創造を実現できる地域社会を構築していかなければならないと考えております。 (担当課:企画経営課) ② 地域や市民活動等への一方的な補助金カットは厳に戒め、地域活性化、市民活動の 支援につながるよう予算を確保すること。 (回答) 地域づくり及び市民活動を支援するため、必要な予算確保に努めます。 (担当課:協働推進課) ③ 地域交流センターの民主的運営体制を確立し、行政の下請けにならないよう行政本 来の責務を果たすこと。 (回答) 地域づくり協議会の民主的な運営及び活動の活性化につながるよう、地域交流センター の地域づくり支援機能を充実させるとともに、行政が果たすべき責務はしっかり果たしてま いりたいと存じます。 (担当課:協働推進課) ④ 住民投票条例を制定すること。 (回答) 地方自治の運営は、住民の直接選挙により選ばれた執行機関の長と、議員で構成され る議会による間接民主制を基本といたしております。 なお、限定的ではありますが、間接民主制を補完する直接民主的な手法として、住民投 票制度が地方自治法において定められております。 住民投票制度は、十分な審理が尽くされないまま結果が出てしまうことや、市民同士の 対立を生じる懸念があること等が指摘されていることなどから、制度の創設には十分な議 論が必要であると考えております。 (担当課:協働推進課) ⑤ 指定管理者による民間への安易な指定をやめ、施設に勤務する職員の労働条件を含 めた適正化をすること。 (回答) 本市が指定管理者制度を導入する際には、施設の管理と運営を一体的に実施すること で利用者の増加やサービスの向上が図れるのか、管理運営費の縮減が図れるのかといっ たことについてあらかじめ充分に検討を重ね、総合的に判断しております。 また、適正な労働条件の確保を求める時代要請から、本市の制度導入施設において も、「労働環境の整備」についてのモニタリングを行うなど、適正な運営に努めることとして おります。 (担当課:行革推進課) 4 地域経済の活性化と産業の振興を (1)中小企業への振興策の拡充 ① 「住宅リフォーム助成制度」は、他市の制度を参考に住宅リフォーム全般を対象に たものを基本とし、その上に地元産木材の利活用に対し上乗せ補助制度を作るなど、 し 山 口市独自の住宅リフォーム助成となるよう求める。 (回答) 広大な森林面積を有する本市といたしましては、森林資源の活用による内需拡大や地産 地消の促進といった地域経済振興策は、早急に対応すべき政策課題であると認識しており まして、制度導入により地域経済が循環する仕組みづくりに関して、具体的な検討をいたし たいと存じます。 (担当課:商工振興課) ② 融資相談窓口は市が直接行い、地元中小業者の意欲がわくよう、柔軟に対応するこ と。 (回答) 現在、市制度融資の相談や申請受付、審査等に関する一連の業務につきましては、山口 商工会議所、山口県央商工会秋穂、阿知須、阿東の各支所及び徳地商工会で行っており ます。また、市におきましても事業者の相談に応じており、補助金制度や他機関の融資等 の紹介を行っております。 中小企業を支援する融資制度につきましては、市の制度のほか、県や日本政策金融公 庫など多くの資金メニューがございますことから、それぞれの事業者に適した資金が、より 有利に調達できるよう、幅広い視野と専門知識を持って相談に応じることが必要となりま す。 このことから、地元中小企業者や新規創業者にとって身近な支援団体であり、資金調達 を含め経営に関する多様な相談に対応できる専門機関である山口商工会議所及び各商工 会が、窓口として最適であると考えております。 今後も、山口商工会議所及び各商工会を主たる相談窓口とし、中小企業の円滑な資金 調達に資するよう連携を図りながら金融対策事業を進めてまいります。 (担当課:商工振興課) ③ 中小企業振興条例をつくり、入札制度の改善や「小規模工事登録制度」などで中小 企業の仕事興しに取り組むこと。 (回答) 昨今の景気悪化の中、中小企業の振興施策につきましては、大変重要な課題であり、幅 広い業種の中小企業に公平かつ効果的に波及する施策について検討していく必要がある と認識しておりますが、中小企業振興条例の制定につきましては、現在のところ考えており ません。 本市の入札制度の改善につきましては、競争性を確保しつつも地元中小企業者育成の 観点から可能な限り市内中小企業者に発注する旨、周知を図っております。また、工事等 の発注に当たっても、市内業者を優先する地域要件を設定するとともに、円滑かつ効率的 な施工が期待できる工事については、極力、分離分割発注に努めております。 次に、小規模工事登録制度につきましては、公共の建物の修繕などで、一定金額以下 の仕事について、入札資格のない業者にも発注を可能にする制度であり、市内業者の受 注機会の拡大と、市内経済活性化を目的としております。 登録制度の導入につきましては、公共工事の全体発注量が減少し、低入札が頻繁に発 生している状況において(これまでさまざまな経営努力をされてきた)入札参加資格登録業 者と、新しい制度での登録業者とが受注において競合するため、過当競争がより一層増長 され、また現場が混乱を招く恐れもあることから、慎重な判断が必要であると考えておりま す。 いずれにいたしましても、市民の生活を守り、市内の経済を活性化させることは行政の 重要な役目でありますことから、制度を導入された近隣他市の効果等も踏まえ判断したい と考えております。 (担当課:商工振興課、契約管理課) (2)市独自の雇用対策 ① 市単独事業は、学校施設の耐震補強、改修、建て替え、高齢者施設の整備、福祉・ 保健サービスの充実など、中小企業の仕事確保と雇用創出につながる事業に重点をお こと。 く (回答) 市単独事業の水準につきましては、施策における優先度等により、毎年度、必要な事業 量を確保してまいります。「山口市総合計画」に掲げるとおり、雇用創出につながる施策に 取り組むとともに、公正な取引や競争原理等も考慮しながら、地域産業振興の上から市内 業者への発注にも配慮してまいります。 平成22年度におきましても、経済対策といたしまして、施設の維持補修等のきめ細かな 事業にかかる補正予算を計上し、市民の皆様の不安の解消や景気の下支えを図りながら、 地域経済活性化の取り組みを切れ目なく、進めてまいるよう配慮してきたところでございま す。 (担当課:財政課) ② 青年労働者に対する雇用相談窓口を設置するとともに、企業立地促進条例の雇用奨 励金は、地元採用はもちろん、正規雇用を条件とするなど就労支援を強化すること。 (回答) 本市におきましては、雇用不安の広がりなどを受けて、平成 21 年 1 月から雇用相談窓口 を設置しておりまして、解雇や雇い止めによる離職者の方等を対象に、就職、融資、住宅 等の支援に関する相談内容に応じた専門窓口への案内を行なっております。 また、市での対応が困難なものにつきましても、ハローワークや労働基準監督署をはじめ とする国や県の機関を迅速に紹介するなどの対応をいたしております。 雇用奨励金は、山口市の住民であること、1年以上の雇用実勢があること及び直接雇用 の従業員であることを交付条件としております。引き続き、山口市の住民の雇用促進に向 けて、企業誘致活動に積極的に取り組んでまいります。 (担当課:商工振興課、企業立地推進室) (3)農林漁業の経営とくらしを守る施策の充実 ① 環太平洋経済連携協定(TPP)への日本参加について、反対の立場を国・県に示すこ と。 (回答) 環太平洋戦略的経済連携協定、いわゆるTPPへの参加については、中山間地域を多く 抱える本市としては、特に、農業分野への影響に対して懸念を抱いているところです。我が 国の産業構造上、貿易の自由化を目指す方向は否定しませんが、仮に、国がTPPの協議 を進める場合には、農業分野をはじめ、影響が懸念されるすべての分野に対して、万全な 対策を講じ、慎重に対応していただきたいと考えており、国の動向に注視しながら、必要に 応じて、県や市長会を通じて要望等を行ってまいりたいと考えております。 (対応課:農業振興課) ② 中山間地域直接払い制度を来年度以降も継続するよう国に求め、農地・水・環境保 全向上対策とあわせ恒常的な制度にし、手続きの簡素化と充実を求めること。さらに、 市 として対象地域を増やすよう支援すること。 (回答) 来年度から農家戸別所得補償制度が本格実施されることになりますが、全国平均の生産 コストを根拠に、米や戦略作物への助成が全国統一単価となっています。このため、生産 コストがかかる条件不利地については、中山間地域直接支払制度で対応することとされて おります。したがいまして、多くの中山間地域がある本市においては、その里山や農村が 持つ多面的機能の維持といった観点からも、中山間地域直接支払制度や農地・水・環境保 全向上対策を恒常的な対策としての継続を関係機関とともに要望し、併せて条件の緩和、 手続きの簡素化についても求めていきたいと考えております。 (対応課:農業振興課) ③ 市が「全ての農家がまとまって行う集落営農を推進したい」とする方向や思いは理 し、大切なことだと認識しているが、集落状況調査を行った上で、具体的な施策に 解 ついて の制度を早急に具体化されたい。 (回答) 平成20年度において、市内の特定農業法人、特定農業団体及び任意組合等の集落営農 組織を対象とした状況調査を行い、条件不利地である中山間地域における法人化を促進 する事業等、調査結果に基づいた事業展開を行っているところです。 今後につきましても、農業を取り巻く状況の変化を見極め、集落営農の推進に関する有効 な施策・制度について、臨機応変に対応してまいりたいと考えております。 (対応課:農業振興課) ④ 「地産地消」が市農政の柱であることを農家に知らせ、浸透させる必要がある。そのた めには、各地域に出向いての研修や既存制度の説明等をするなかで小規模農家の生産意 欲の向上と販路拡大で実収をあげられるようはかること。 (回答) 「山口市食料・農業・農村振興プラン」においても、“「食」と「農」をつなぐ“を重点プログラ ムの一つとして掲げており、地産地消の取組みによる生産者と消費者との相互理解の増進 と地元農畜産物などの購入しやすい環境づくりを進めています。本市といたしましても、生 産者を含め、広く市民の皆様に対して、市報等を通じて「地産地消」等をPRしております。 また、戸別所得補償制度における野菜などの園芸作物に対する助成について、関係機関 と連携しながら周知について徹底してまいります。 さらに、生産者と消費者の距離を縮める朝市等直売所についても、地産地消を推進する 上で重要な施設だと考えており、研修や補助などの支援を実施することで、小規模農家の 生産意欲の向上、消費拡大に繋げてまいりたいと考えております。 (対応課:農業振興課) ⑤イ。有害鳥獣捕獲奨励事業やイノシシ捕獲檻設置事業の堅持と高齢化による捕獲隊の 再構築。 (回答) 有害鳥獣捕獲奨励事業やイノシシ捕獲檻設置事業につきましては、引き続き猟友会等の 関係機関との協議調整を行うなど、より効果的で効率的な事業展開を図ってまいります。 また、高齢化による捕獲隊の再構築につきましても、捕獲隊の現状の把握を行うとともに、 捕獲体制の確立に向け捕獲隊の支援等を進めてまいります。 (対応課:林業振興課) ロ。各地域に入っての、県や専門家による猿害対策講習会の開催。 (回答) 現在、国庫事業の鳥獣被害防止総合対策事業を活用し、サルの追い払いについての集 落単位での講習会、鳥獣被害対策全般をテーマとした講習会を開催しており、今後も継続 してまいりたいと考えております。 (対応課:農業振興課) ハ。猪防護柵設置は事業枠を広げ、申請全てが実施できるよう予算拡大をはかること。 (回答) イノシシ用の防護柵設置については、山口市鳥獣被害防止計画に基づき、単市事業によ り補助を実施しているところです。 また、国庫事業の鳥獣被害防止総合対策事業の活用による広範囲にわたる防護柵の 設置、イノシシと人との棲み分けについての研究など、今後もイノシシをはじめとする鳥獣 被害対策について情報収集に努め、総合的に取り組んでまいります。 (対応課:農業振興課) ⑥ 公私有林の保全と管理強化、担い手育成をはかること。 (回答) 公私有林の保全と管理強化につきましては、「山口市有林森林施業計画」及び「山口市特 定間伐等促進計画」に基づく、市有林の計画的な造林・保育、「山口市集約化推進計画」に 基づく間伐等の集約化施業を推進するとともに、森林所有者等による計画的かつ一体的な 施業の実施に必要な活動を支援するための森林整備地域活動支援事業、森林所有者等 が行う造林・保育事業の負担軽減を図る造林等補助事業などの各事業を効率的かつ複合 的に活用しながら、森林の適正な整備・保全・管理の強化に取り組んでまいります。 また、担い手育成につきましては、森林組合が実施する「緑の雇用担い手対策事業(林 野庁補助事業)」や、県が実施する「森林づくり担い手支援総合対策事業」の実践研修の場 として市有林を提供するとともに、平成22年度から市が独自で実施している「新規林業就 業者・森林施業プランナー等育成支援事業」により支援してまいります。 (対応課:林業振興課) ⑦ 耕作放棄地と有害鳥獣対策の強化をはかること。 (回答) 耕作放棄地対策については、山口市担い手育成総合支援協議会の地域部会において、 市、農業委員会、県、JA等により、国の耕作放棄地再生利用交付金の活用を含めた、将 来に向けた営農継続に繋がる解消方法を検討することとしております。また、農業委員会 においても、遊休農地パトロールによる遊休農地の把握を行い、営農再開に向けた指導を 行うこととしております。 有害鳥獣対策のひとつとして、イノシシやサルが隠れる場所をなくす緩衝帯の整備が効 果的であるとされています。したがいまして、耕作放棄地対策、有害鳥獣対策のどちらも兼 ねることとなる山口型放牧の活用などを含む緩衝帯の整備を推進してまいります。 (対応課:農業振興課) ⑧ 漁民の経営とくらしを確保するため、販路の拡大をし、水産資源の維持及び管理、 後 継者育成などに取り組むこと。 (回答) 水産業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあり、高齢化も著しく進んでおりますが、 今後もなお一層の水産資源を維持・確保するため、種苗の放流に対する補助や魚食普及 による消費拡大を図るべく、引き続き関連事業を実施してまいります。 また後継者育成支援については、新規就業希望者の研修及び就業・着業までを一貫し て支援する新規漁業就業者定着支援事業を中心に漁協及び県と一体となり、取り組んで まいります。 (対応課:水産振興課) 58.山口宇部道路による増水対策のための江崎堂ヶ迫水路改良整備要望 団体名 陳情・要望の年月日 原条東自治会、下高根自治会 平成23年 1月17日 (陳情・要望) 大雨降水時の流水増に対応するため水路整備事業について下記のとおり要望いたします。 1.場所 山口市江崎堂ヶ迫 2.現状 山口・宇部道路が完成間近となり、大量の雨が降った場合、道路建設が始まる以前は、山 の草木が雨水を溜め時間をかけ流れていたため、流れが合流しても用水路から溢れて下の 田に流れ出すことはなかった。道路工事が進むにつれ雨水が短時間に道路表面を一気に流 れ6本の排水管をを通り農業用水路に流れ込み、合流した流れの水量と水圧が強く逆流した り、用水路から溢れたりして個人宅等に流れ込んでいます。なかにはブロック塀で家の周囲を 囲い雨水の浸入を防ぐ手立てをしているにもかかわらず不安で昨年7月の大雨の時は息子 夫妻宅へ自主避難した人がいるとのこと。また、そのまま下方、高根自治会地区も道路に水 が溢れ、あと1~2cm増水したら個人宅内に流れ込む様子です。 このようなことを踏まえ、県土木に調査依頼と対策を要望いたしましたが、23年1月11日に 陳情・要望内容 周囲の住人10人程度集めた県土木と再度の話し合いの中で、道路を作る時には雨量も計 算し水路も30cm幅から40cm幅に変えて対応してあり、あくまで道路工事に起因して水量 が増加し用水路からあふれ出るのではないため、水の合流地点付近の水路5m程度ブロック 1枚積み重ねる対策のみの計画だとの説明、県土木としてはこれ以上の対策は打ちかねる し、近年の集中豪雨による水量増であるので道路完成によるものではないとの認識であると のことで、付近住民の感じている道路工事の不安等は拭い去れていません。この件に関して は、県土木より災害対策としてどうするかを市の方へ話しておくからとのこと。また、前回話し 合いの中で、案を市の方へ要望したかとの話があり、その方向で周囲の人たちの意見をまと め、近々出すからとの返事をしておいた。したがって、今回の話し合いをもとに県土木も責任 を持って解決するよう再度検討結果を示してくれることを要望しておいた。具体的に水路幅を 現状30cm幅を50cm幅以上で改修することを条件に要望書を提出するのならと承諾を得 る。以上、現状を踏まえた上で水路整備事業を要望いたします。 3.事業内容 ・水路の流れを遮断するための工事。 ・水がオーバーフローして周辺に流れ出ぬ様、50cm以上のU字溝で水路工事をお願いしま す。 59.上千坊地区水害防止対策についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 上千坊町内会 平成23年 1月25日 (陳情・要望) 平成21年度は予想外の豪雨により大内地区も多大の被害を被りましたが、地区住民は諸 災害にも強い地域の構築を希望しています。 今年も梅雨時期が到来しますが、地域によっては水害対策が急がれる地区があります。今 回は数年前から大内交流センター等に水路の改善について再三にわたりお願いしています が、何ら回答もなく今日を迎え地区としては、大変困っている現状であります。 改善をお願いしている地区は、大内西部の仁保川沿い上千坊町内地区で、農業用水路の 水捌きが悪く梅雨時期には毎年既設の水路がオーバーして、農家数軒が浸水し近辺の道路 も交通遮断する状況です。水路幅を数十メートル拡幅していただければ解決できる問題と思 っています。 誠に身勝手なお願いで恐縮ですが、改善が急がれる状況をご賢察いただき早期に対処い ただきますよう特段のご高配を賜りますようお願い申し上げます。 陳情・要望内容 (回答) 本市では、市街地の浸水被害の軽減を目的とした浸水対策事業を実施しており、本市の整 備水準を下回る降雨時にも広範囲にわたり浸水するような地区を優先的に進めているところ でございます。 当箇所においては、これまで大雨時に度々浸水被害が発生していることは認識しておりま すが、御承知のとおり当箇所の雨水排水路は農業用水路と兼用になっております。 そのため、当箇所を含め上千坊地区の雨水排水路の整備においては、農業用施設の機能 を有しつつ整備する必要があることから、農業関係者との調整など多くの時間がかかることも 予想されます。また、当地区の雨水排水の計画については、既設の農業用水路との整合が 取れない箇所も多数あり、このような事を踏まえますと、現段階での雨水排水路の整備は困 難であると考えております。 なお、大雨時における農業用水路における取水口などの適正な管理につきましては、これ まで同様、管理者に対し、関係部局と一緒になってお願いしてまいりたいと考えております。 60.旧仁保地域交流センターの取扱いについての要望 団体名 陳情・要望の年月日 仁保自治会 平成23年 1月25日 (陳情・要望) 新しく仁保地域交流センターが建設されたことにより、旧仁保地域交流センターの建物及び 敷地の取扱について仁保地区としては次のとおり要望します。 1 旧仁保地域交流センターの本体建物とは別棟となっている奥側の建物については仁保地 域づくり組織の倉庫として利用したい。 2 旧仁保地域交流センターの駐車場については農業まつり等イベント駐車場として利用した い。また部分的に地域のゴミ回収の集積場として利用したい。 3 旧仁保地域交流センターの敷地等を売却される場合には、若年層むけの住宅用地や公 陳情・要望内容 共性の高い施設用地など仁保地区の活性化に資するように配慮いただきたい。 以上3点につきまして特段のご配慮を賜りますようお願いします。 (回答) 本体建物の奥側の建物につきましては御要望のとおり地域づくりのためにご利用いただくと ともに、敷地につきましてもイベント時の臨時駐車場、一部ごみ集積場として使用していただく 方針でございます。なお、市として用途がなくなった場合は、地元自治会と協議の上、取扱を 決めていきたいと考えております。 61.仁保北河内地内集落間道路の山口市道路編入についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 仁保自治会(山口市仁保北河内集落市道編入促進委員会) 平成23年 2月 3日 (陳情・要望) (要旨) 仁保北河内地内集落間道路の山口市道編入についての要望 (説明) 仁保北河内地内生活道路は、日常的な生活道路として重要であるとともに災害時における 避難場所へのルート道等として集落では最重要道路であります。 この道路の維持管理を現在集落で行っておられますが、これにも限界があり北河内集落よ り陳情があります。 ついては、仁保自治会も北河内集落の日常的な生活道路であり災害時の避難ルート等の 陳情・要望内容 最重要道路と認識しておりますので山口市道として編入のお取り計らいをお願いします。 (回答) 御要望をいただきました、当該道路につきましては、県営圃場整備事業により農道として整 備されたもので、現状の幅員は4m未満であり、また橋梁にいたっては幅員が2.5mしかな く、山口市道路認定基準要綱第3条第1項の規定による認定のための要件を満たしていない ため、現時点では市道へ編入することは困難であると考えます。 しかしながら、当該道路が集落間道路として利用されていることは、十分認識しておりますこ とから、北河内地区内のその他の市道を含めた中で、道路整備等の方向性を検討してまいり たいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。 62.吉敷地区における浸水対策の実施についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 吉敷自治会 平成23年 2月 4日 (陳情・要望) (要望内容) 吉敷地区における浸水対策の実施 (要旨) 陳情・要望内容 吉敷地区では、降雨時には多くの箇所で雨水が滞留し、長年にわたり、道路の冠水や宅地 への浸水被害が発生しております。また、近年の宅地化による田畑の減少や頻発している短 時間集中型の豪雨により、浸水被害の懸念はこれまで以上に増大し続けております。 山口市におかれましては、「安心・安全な暮らしができるまち」を主要な政策の一つに掲げら れ、浸水対策の推進にも力を入れておられると伺っております。 つきましては、地区住民が置かれている状況をお汲み取りいただき、市民の生命及び財産 を守るため、早急に浸水対策の整備を進めてくださいますよう要望します。 63.新日本婦人の会要望 団体名 陳情・要望の年月日 新日本婦人の会山口支部、小郡支部 平成23年2月4日 1 子どもと教育について 学校給食を民間委託せず、市の責任でこれまでどおり直営を守ってください。 また、センター方式は自校方式に変えてください。また、給食の安全面に配慮してください。 (回答) 学校給食の民間委託につきましては、業務の担い手として地元業者にお願いすることによ り、循環型の地域経済を構築し、地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。 調理場の方式につきましては、自校方式、及び共同調理場方式で実施していくこととして おり、現在の給食センターを自校方式の調理場に変更する予定はございません。 引き続き、食材については地場産食材の使用率を向上するための体制づくりを進めるとと もに、衛生管理の充実に努めてまいります。 (担当課:教育総務課) 保育園、幼稚園、小、中学校の耐震化を早急にすすめてください。 (回答) 公立保育園のうち昭和56年以前に建築された施設については、平成20年度、21年度の 2ヵ年で耐震診断を実施し、ほとんどの建物について耐震改修が必要という診断結果が出た ところでございます。したがいまして、今後、公立保育園の民営化、統廃合を進めていく中 陳情・要望内容 で、残していく公立保育園については、施設整備に対する国、県からの補助金等はございま せんが、今後、予算が確保でき次第、速やかに整備してまいりたいと考えております。 (担当課:こども家庭課) 学校施設(幼稚園、小・中学校)につきましては、児童・生徒の安全性の確保を第一に、耐 震化を最優先課題として取り組んでおります。 今回、国の補正予算を活用し、多くの学校施設の耐震化事業を前倒しで実施する方針とし ております。今後も学校施設につきましては、早期に耐震化率100%達成を目標に積極的に 整備を進めてまいります。 (担当課:教育施設管理課) 全国学力テストに参加しないでください。また、結果の公表をしないでください。 (回答) 山口市の全小・中学校は、平成19年度より全国学力・学習状況調査に参加しております。 調査にあたりましては、実施要領に基づき、各学校の参加意向をふまえて実施しております。 本調査は、各学校が学習の到達度や学習に対する意識、生活習慣等を全国と照らしなが ら客観的に知る機会であると考えております。 調査によって得られた結果は、調査学年に限らず、学校全体の指導改善に活用することを 目的として各学校で分析し、具体的には学力向上プランや家庭生活改善の資料として有効に 活用されております。 また、教育委員会では、市内全体の学力や学習状況の結果を詳しく分析し、「授業改善の ポイントと山口市内児童生徒の様子」としてまとめ、各学校に資料提供しております。 結果の公表につきましては、実施要領に基づいて、学校間の序列化や過度な競争につな がらないように各学校に文書や校長会等をとおしてお願いしております。 今後も、調査の目的に従い、全国的な状況との関係において山口市内児童生徒の学力の 向上と学習状況の改善に努めるとともに、教育施策の改善資料として有効に活用してまいり ます。 (担当課:学校教育課) 教育予算を増やし、学校の教材費や部活動の費用などへの助成をしてください。 (回答) 各学校では、教材費や部活動の費用負担について、学習指導上必要な教材のみ の購入 になるよう努めております。教育委員会といたしましては、購入した教材等を有効に活用し、 学習効果がいっそう上がるよう今後も各学校に指導してまいります。 また、学校での学習に必要な費用の支払いにお困りの方に対しまして、就学援助制度を 設けて、保護者へ経済的負担が軽減するように援助しております。 教育委員会といたしましては、教育費において、よりきめ細やかな、より質の高い教育を提 供することが大切であると認識いたしており、子どもたちが、豊かな心と、確かな学力、たくま しく生きる力を身につけ、学校で楽しく学んでいけるように、必要な教育費につきまして予算 確保をしてまいる所存でございます。 (担当課:学校教育課) 就学援助はランク分けをやめ、対象者全員に上限と同一の給付をしてください。 (回答) 就学援助制度については、就学援助適正化検討委員会からの提言を踏まえ、真に支援を 必要とする児童生徒へ重点を置いた制度となるように制度改正を行いました。 見直しに当たりましては、就学援助対象世帯を個別にみると、ある程度収入のある世帯か ら収入が安定せずに生活保護に準ずる世帯まで収入にかなり幅があることから、各世帯の 収入の実態に沿ったきめ細やかな支援となるように、3段階の基準を設け、支給品目・支給 金額を区分し、特に支援を必要とする対象者への援助の重点化を図るとともに、実情実態に 即した支援となるように支援内容の見直しを行いました。 更に、新年度に向けて市報や保護者へのお知らせ等を通じて、制度の周知に努めるととも に、就学に関してお困りの方が気軽に相談できるような環境づくりに努めてまいります。 今後も、児童生徒が経済的に安心して就学できる環境づくりに向けて制度の検証を引き続 き行ってまいりたいと考えております。 (担当課:学校教育課) 子どもの医療費を所得制限せず、中学校卒業まで無料にしてください。 (回答) 子どもの医療費の負担軽減については、山口県が創設した福祉医療制度である乳幼児医 療費助成制度を基本に、制度改正ごとに対象児童の拡大を図りながら、乳幼児医療費の保 険医療の自己負担分を助成しているところでございます。 また、所得制限の撤廃については、市の単独事業として、対象年齢を平成17年10月から0 歳児、平成20年10月から3歳未満児まで、さらに平成22年10月からは4歳未満児まで拡 大して実施しております。 なお、子どもの医療費を無料化することは、多額の財源を必要とすることから、現在市長 会を通じて、国に子どもの医療費無料化制度の創設を要望しているところでございます。 今後の取り組みの予定といたしましては、所得制限の撤廃を更に引き上げ、平成23年10 月からは5歳未満児まで拡大して事業を実施していくこととしております。 (担当課:保険年金課) 市立の保育園を民営化しないでください。 (回答) 公立保育園の一部については、山口市民間化推進実行計画において「民営化を進める施 設」としております。したがいまして、昨年策定いたしました公立保育園民営化基本方針に基 づき、今後は、公立保育園として運営していくべき保育園については公設公営により運営、そ の他の保育園については統廃合、民営化を進めてまいりたいと考えております。 そのような中において、公立保育園として担っていくべき役割もありますので、公立・私立 それぞれの特徴を活かし、役割分担を行いながら、市民の皆様の保育ニーズに適切に対応 できるような保育環境を整備していくことこそが、公的責任を果たすことであると考えておりま すので、御理解を賜りたいと存じます。 (担当課:こども家庭課) 待機児童をなくすために、市立の保育園を増やしてください。 (回答) 保育園の待機児童の解消のため、特に待機児童の多い、市内大内地区及び鴻南地区に つきましては、昨年度から、私立保育園にお願いして、それぞれ定員を30人増やすための 施設整備を行っていただいたところでございます。また、今年度においても、鴻南地区にさら に3歳未満児を対象とした、定員60人の私立保育所を施設整備中であり、引き続き、待機児 童の解消に取り組むこととしております。 また今後、公立保育園民営化を進めていく中で、待機児童の解消のため、民営化後の引 受事業者において、定員増での園舎の建て替えをお願いする予定としておりますことから、 現時点では、公立保育園を増やしていくことは考えておりません。ご理解を賜りたいと存じま す。 (担当課:こども家庭課) 小学校区ごとに児童館を設置してください。 (回答) 児童館の整備については、現在運営している4箇所は建物が老朽化していることもあり、 今後、児童館整備計画を策定し、地域バランスを考慮して計画的に取り組むこととしており ます。 (担当課:こども家庭課) 学校司書は専任で各校1人ずつ配置してください。 (回答) 学校図書館に司書教諭を専任で配置することは、現在のところ考えておりません。しかし ながら、学校図書館に専門的な知識を有する職員が配置されることで、子ども達の読書活動 はより推進されると考えており、本市では、学校図書館指導員を配置しております。現在、全 ての小・中学校に配置できるように小学校に 13名、中学校に5名の計18名を任用しており ます。 今後も学校図書館の充実に努めてまいりたいと考えております。 (担当課:学校教育課) 大内の市民プールは利用時間が分けられ、その都度施設外に出され再度入る場合、入場料 を再徴収され子どもにとって利用しにくい状況です。もっと利用しやすくしてください。 (回答) やまぐちリフレッシュパークのプールにつきましては、水質管理や安全上の理由から、時間 を区切って運営しております。今後、市全体の使用料・手数料の見直しに合わせて、市民の 皆様がより利用しやすい利用料金・利用時間の設定を検討してまいります。 (担当課:生涯学習・スポーツ振興課) 学童保育は対象年齢を引き上げ、時間は19時まで延長保育してください。 (回答) 児童クラブについては、原則小学校1年生から3年生までを対象としていますが、クラブの 運営上、受入が可能な場合は、小学校4年生以上であっても、入所できることとしておりま す。 また、入所時間については、平成22年度から全ての児童クラブで基本の開所時間を午後 5時までであったものを午後6時までとし、基本料金を3千円に統一したところです。基本時間 の延長については、クラブの運営団体等と調整を要すること、予算の大幅な増額を伴うこと から、当面は現状どおりとするものでございます。 (担当課:こども家庭課) 2 福祉・介護・医療について 低所得者も安心して入れる特別養護老人ホームを増やし、待機者をなくしてください。また、 その際保険料が上がらないよう国庫負担を増やすよう国に要請してください。 (回答) 特別養護老人ホーム等の施設整備につきましては、待機者の状況などを考慮するととも に、高齢者の置かれている環境や心身の状態に応じた多様なサービス基盤の整備を行う中 で進める必要があります。しかしながら、現行の制度では、施設の増設は保険料の上昇に繋 がりますことから、保険料負担とのバランスを考慮しながら慎重に検討し「高齢者がいきいき と尊厳を持って安心して暮らし続ける ための自分づくり・まちづくり」を進めてまいりたいと考えております。 また、次期事業計画期間においては、仮に施設整備を行わなくても全国的に保険料の高 騰が見込まれるため、介護給付費の国庫負担比率の拡大など、高齢者の負担が増すこと のないよう必要な措置を講じられるよう国に要望してまいりたいと考えております。 (担当課:介護保険課) 介護保険料の段階の区分けを増やすとともに、保険料、利用料の引き下げで低所得者の負 担軽減をしてください。 (回答) 介護保険料の設定は、3年ごとに3年を計画期間とする介護保険事業計画の策定に合わ せて、介護保険事業の実績等を踏まえ見直しを行っております。 そのような中、本市の阿東地域を除く第四期介護保険料におきましては、第三期に引き続き 国の基本モデルより所得段階区分を多く設けることにより、所得段階区分の第一段階から第 三段階までの低所得者の保険料率を国の基準より低く設定いたしております。また、平成 16、17年度の税制改正に伴う介護保険料の激変緩和措置が平成20年度に終了したことを踏 まえ、所得段階区分の第四、五段階の一部の保険料率の引き下げを行っているところでござ います。 また、介護サービスの利用料につきましては、国が定める基準により算定がされておりま すので、利用料の引き下げについては困難と考えております。 (担当課:介護保険課) 年齢で差別する医療制度はやめるよう国に要請してください。 (回答) 後期高齢者医療制度は、制度施行当初、名称や保険料、年金引き去り等に批判が集中 し、被保険者を始め、市民に不安と混乱が生じたものの、今日では保険料の軽減対策や納付 方法の選択制など、きめ細やかな対応や制度改善により、今日では制度の定着化と安定的 な運営がなされております。 本制度の即時廃止により再び多大な混乱を招くことがあってはならないため、市長会、広 域連合を通じ円滑な新制度への移行を要望しているところでございます。 (担当課:保険年金課) 療養ベッドを減らさないよう国に要請してください。 (回答) 療養病床の再編につきましては、一昨年夏の政権交代に伴い、厚生労働大臣が「介護療 養病床の廃止の凍結」を表明していたところでございますが、先般の報道によりますと、国は 介護療養病床の廃止期限を平成29年度末とする方針を固めたようでございます。 本市といたしましては、今後も国の動きを注視しながら、療養病床の転換が実施される際 には、市民に身近な窓口として相談に応じるほか、医療機関・地域包括支援センター・県等 の関係機関と連携を図りながら、利用者の不安やサービス低下が生じないよう対応していき たいと考えております。 (担当課:介護保険課) 高額医療費の償還払いは、医療機関の協力も得て受領方式などの簡素化をはかり、手続き の負担軽減をしてください。 (回答) 現在、国民健康保険の高額療養費の支給については、原則、医療機関により発行された 領収書や支払証明書の添付をもって支給を行っているところです。 御指摘の件については、申請者の負担を軽減するためにも、今後、領収書や支払証明書 の添付がなくとも支給できるように、引き続き関係機関に働きかける所存でございます。 (担当課:保険年金課) 国民健康保険料は値上げせず、引き下げをしてください。 (回答) 本市の国民健康保険事業の単年度収支は、ここ数年1億円を超える赤字となっております が、前年度繰越金を加えた形式収支は黒字となっており、当該年度の繰越金等、活用財源 が見込めるうちは保険料の改定は行わないという考えのもと、平成20年度から3年間保険 料率を据え置き、歳出の削減や歳入の確保等に取り組んできたところでございます。 しかしながら、平成22年度は保険給付費の伸びが当初の予想を上回っており、このままの伸 びで保険給付費が推移していきますと、来年度への繰越金を活用しても財源不足が生じるこ とから、保険料の引き上げはやむを得ないものと考えております。 (担当課:保険年金課) インフルエンザ予防接種を無料にしてください。 (回答) インフルエンザは、平成13年の予防接種法の改正により、個人の発病・重症化 防止目的に比重を置く二類疾病とされ、65歳以上の方を対象に自治体が定期の予防接種 (無料)を実施しております。 これは、高齢者におけるインフルエンザの集団感染や症状の重篤化が社会問題化したこと に対して措置されたものです。 市といたしましては、これに基づき高齢者のインフルエンザ予防接種を実施しており、引き続き 支援してまいります。 インフルエンザ予防接種は、個人予防を目的としての任意接種であり、現在、65歳未満の方 への拡充については考えておりません。御理解を賜りたいと存じます。 (担当課:健康増進課) 3 環境・暮らしについて 高齢者や障がい者が生活しやすいよう、歩道の整備、駅にエレベーターを設置するなどバリ アフリーをすすめてください。 (回答) 本市では、平成18年に施行された「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する 法律」(バリアフリー新法)に基づき、関係する福祉団体や施設管理者及び公募市民の方々な どで組織されたバリアフリー基本構想推進協議会を設置し、平成21年に「山口市バリアフリー 基本構想」を策定したところであります。この構想において、重点的・一体的にバリアフリー化 を図ることが望ましい地区として多くの方々が利用する新山口駅周辺を重点整備地区として 位置づけ、現在、駅や道路、公共施設のバリアフリー化の実施について関係機関と共に取り 組んでいるところでございます。 また、重点整備地区以外においても歩行空間の整備等、可能な限りバリアフリー化に取り 組み、施設管理者とも協力しながら、誰もが安全に安心して快適に暮らしやすいまちづくりを 推進してまいりたいと考えております。 (担当課:都市計画課) 温暖化対策や交通事故を減らすために、コミュニティバスの路線を増やすなど公共交通を充 実させてください。 (回答) 本市では、過度なマイカー依存が交通事故の増加や環境負荷の増大といった社会的問題 を誘引する原因の一つとなることから、マイカーに頼り過ぎない交通まちづくりに向けて「市民 交通計画」に基づく「基幹交通」と「コミュニティ交通」に機能分担した公共交通体系を構築す ることを基本方針として、鋭意取り組みを進めております。 基幹交通につきましては、交通事業者主体のもと秋穂・阿知須間、小郡・宇部間、山口・阿 東間の路線バスの新設や増便を行い充実させました。コミュニティ交通につきましては、地域 主体のもと市内8地域においてコミュニティタクシーの新設といった整備を行ってきたところで ございます。 今後とも市民の皆様、交通事業者と一緒になって、高齢者をはじめとした交通弱者の移動 手段の確保、充実を図ってまいりたいと考えております。 (担当課:交通政策課) 無駄な大型開発である新山口ターミナルパーク事業を見直してください。 (回答) 新山口駅ターミナルパーク整備は、新たな市街地形成を図る、新山口駅北地区重点エリア 整備とともに、本市が目指す、広域経済・交流圏の形成を踏まえた、広域県央中核都市実現 に向けた必要不可欠な、小郡都市核づくりにおけるリーディングプロジェクトであり、「自由通 路」や「アクセス道路」、「駅前広場」といった、行政が先導的に取り組む基盤整備を行うもので す。 本市といたしましては、本事業を着実に進め、早期の事業効果発現に努めてまいります。 (担当課:ターミナルパーク整備部 建設課) 4 雇用について 市の職員、特に子どもにかかわる保育士・調理員は正規雇用にしてください。 (回答) 職員の雇用につきましては、定員管理計画や公立保育園民営化基本方針等を踏まえ、市 民民の皆様のニーズなど行政需要の動向を見極めながら、適正な定員管理に努めてまいり ます。 (担当課:職員課) 64.ゆずりあい道路整備についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 中村自治会・小出自治会 平成23年 2月 7日 (陳情・要望) 少子化に伴う人口減少社会に向かう趨勢の中で平川地域は都市化の進展により転入者な どで毎年人口が増え続けております。中村、小出自治会管内も同様であります。昭和50年代 には、両自治会併せても50戸足らずであった戸数が、現在では住宅や各種事業所を併せ1 30数戸になり今後も宅地開発等により増加が見込まれております。 市道中村小出線のうち、中村集落より小路集落に至る間は、昭和初期に建設された旧来の ままの道幅の場所が多くあります。この道路には小出、中村集落への交差点になっている場 所があり、朝夕の通学、通勤時間帯には両集落より人、車が合流するうえに、県道より迂回 する車、大内方面より逆送して来る車も多く、朝夕は輻輳して、この道路最大の難所となって おります。 この道路は、平川小学校、中学校の通学路で有ると共に、山口、湯田方面への生活道路に なっております。朝の通学、通勤時間帯には小学校の児童だけでも70数人が通学しており、 道幅が狭いために学童や自転車通学と四輪自動車が輻輳して毎朝のようにヒヤリハットの状 況になっております。道路の見通しが悪いうえに、 四輪自動車の行き違いができず、高齢の 陳情・要望内容 運転者がかなりの長さをバックする等のトラブルも多く発生しております。消防車、救急車等 の緊急車両の通行にも支障が発生する恐れがあるのが現在の状況であります。 中村、小出集落は高齢者等の交通弱者が多く、公共交通機関に遠いためにコミュニティ交 通の運行を熱望しておりますが、現状の道路構造では待避所が無いために運行が危ぶまれ る可能性があります。 中村小出線の道路構造が現状のままで有ったなら、今後交通事情は益々悪化して、生活 道路として利用する地域住民の不安や不便は益々つのる状況に陥っていきます。住民の安 心、安全、快適な生活環境づくりに待避所等の「ゆずりあい道路」の整備が必要不可欠の状 況になっております。 事業の推進を強く要望致します。 (回答) 平川地区全体における整備の優先順位等を考慮いたしながら、事業化に向けて検討して参 りたいと考えております。 なお、事業実施にあたりましては、地権者、関係者および関係自治会の御協力が必要とな りますので、何卒よろしくお願いいたします。 65.公費負担妊婦健診事業の継続実施についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 山口県医師会、日本産婦人科医会山口県支部 平成22年 2月10日 (陳情・要望) 公費負担妊婦健診事業につきましては、平成21年度に「妊婦健康診査臨時特例交付金」 による妊婦健診の公費負担の拡充が図られました。貴市と県医師会との委託契約の際は、 厚労省案を基本にした県医師会の「妊婦健診の実施時期、実施回数及び内容」案をお願いし ましたところ、満額補助のご英断を賜りましたことに心より感謝申し上げます。 さて、この度、この「妊婦健康診査臨時特例交付金」による妊婦健康診査特別対策事業が 平成23年度まで1年間延長されることになりました。 陳情・要望内容 つきましては、来年度の新しい「妊婦健診の実施時期、実施回数及び内容(新診療報酬単 価による一部改正、HTLV-1抗体検査及び性器クラミジア抗原検査を含む)案」を別途資料 のとおり提示させていただきますので、何卒これまで同様満額補助による妊婦健診事業を継 続していただきますようお願い申し上げます。 なお、性器クラミジア抗原検査の実施時期につきましては、国の指針の「妊娠30週頃(第8 回)までに実施」を原則としますが、医療機関毎でまちまちとなっておりますので、各地域でご 協議いただければ幸甚に存じます。性器クラミジア抗原検査の検査票を別に作成し、実施し た時に記載し各自治体に送付することも一法かと思います。 66.砂防堰堤の増設についての要望(糸根) 団体名 陳情・要望の年月日 糸根自治会、糸根山山林組合 平成23年 2月10日 (陳情・要望) 下記のとおり砂防堰堤の増設が必要な箇所がありましたので要望いたします。つきまして は、現地調査の上、格別の御配慮をお願いいたします。 記 1 砂防堰堤の設置(増設)要望箇所 春日山に設置された既存の砂防堰堤の上流側 2 要望理由 春日山には2基砂防堰堤が設置されているが、その後の流出土砂の堆積により堰堤機能 が損なわれてきている。 また、この辺り一帯は「土石流危険区域」に指定されているため、増設を要望するもの。 陳情・要望内容 (回答) 当該要望箇所につきまして、現地を確認いたしましたところ、平成5年度に施行されました2 基の治山堰堤が、満砂となっており、ご指摘の通り今後の土砂流出を防ぐためには増設の必 要性を認識いたしたところでございます。同時に治山事業の施工主体でございます山口県農 林水産部山口農林事務所の現地確認におきましても、その必要性と採択基準について、十 分に満たしているとの回答も得ておるところでございまして、今後は県へ早期に採択及び着 工が実現されるよう、積極的に要望して参ることとしておりますので、ご理解を賜りますようお 願い申し上げます。 尚、事業実施に当たりましては、山林所有者の方々、地元関係者の皆様方のご理解とご協 力が不可欠となりますので、併せてお願い申し上げます。 67.トレーラーハウスの取得・保有税新設についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 社団法人 日本トレーラーハウス協会 平成23年 2月 15日 (陳情・要望) 現在トレーラーハウスは、全国建築行政会議における「車両を利用した工作物」との位置づ けのままであり、特に税制面では所有・保有に関わる面では非課税という状態が継続されて おり、1980 年代にその存在がわが国に輸入開始されて以来約 30 年の間「家でもなく車でもな い状況」のまま、なんら社会的(法的)位置付けが不明確な状態に放置されております。 その約 30 年の間には全国では、30,000 台以上のトレーラーハウスが輸入されたと推定さ 陳情・要望内容 れ、現在においてもその対応年数から推測すると、約 12,000 台のトレーラーハウスが存在し ておると考えられております。これは 47 都道府県で単純平均すると平均 255 台を上回る数で あり、一般的な車両と比較すると僅かな数であるものの、実質非課税であるために実数等の 現状も正確には把握されていない中、土地の流動化の進行に伴って、その「特典」を利用して 導入台数には増加の一途をたどっております。 つきましては、これから予想されるトレーラーハウスの爆発的拡大時期を前に、速やかにト レーラーハウスの所有に関わる税制を整え、地方税収の拡大に役立てるとともに、秩序ある トレーラーハウスの設置を促す条例等の策定をお願いいたす次第です。 68.選挙投票所見直しについての要望 団体名 陳情・要望の年月日 岸見地区6自治会(西大津、徳行、桶ノ口、麻生、野尻、土井 ) 平成23年 2月15日 (陳情・要望) 岸見地区の投票所は平成20年に選挙体制の見直しが実施され、伊賀地地区投票所に統 合されて、現在に至っております。この間、岸見地区有権者の多数を占める高齢者の方々か らは投票所が遠く、利便性が極度に悪いので、自転車や徒歩で行ける、岸見研修センター投 票所を復活して欲しい旨の要望が、選挙実施の毎に、各自治会長に出されています。 投票所統合・削減による高齢の有権者への影響は、岸見地区のみならず、全国的な課題で もあることから、全国紙の新聞でも取り上げられています。この様な状況や地元有権者の要 望等を踏まえて、岸見地区6自治会は、以下の理由で、「岸見研修センター投票所の復活」を 強く、要望致します。 ご検討を、宜しくお願い致します。(以下に要望理由を示します。) 1 利便性等の観点から、岸見研修センター投票所復活に対して、地元有権者からの要望が 継続的に強いこと。 2 今後の岸見地区は、高齢化が更に進み、現状の投票所は交通の利便性が悪いので高齢 の有権者は投票に行けない等、投票環境は更に悪化の可能性が高くなること。市選挙管理 委員会は高齢化への対応については重要な課題として認識されており、選挙管理委員長は 市議会で「対応可能なことがあるかどうか、きめ細やかな情報収集と研究を行ってまいりたい と考えている」と答弁されています。答弁内容からは法律的な課題もあり、具体案の実現に は、時間を要す状況にあること。 陳情・要望内容 3 選挙体制の見直し時に示された、統合・見直しの統一的な基準案(投票所までの距離は 直線距離で3Km)に対して6自治会の内2自治会(桶ノ口・野尻)は見直し時点より基準案か ら逸脱している。この様なケースの徳地野谷地区は基準から外れていたため、見直し時に、 復活したことから、岸見地区もこのケースに該当する。また、1969年の旧自治省通知の道 程3Kmに対しては6自治会の内5自治会が基準から逸脱した遠距離投票所に該当し、改善 が必要な状態にあること。 4 パブリックコメントでは、選挙体制の見直しにあたっては、有権者の利便性にも十分配慮し 、投票しやすい環境づくりも考慮する必要がある、とされています。利便性は期日前投票等の 充実で改善は図られていますが、自転車や徒歩で対応できる状況にはなく、公共機関を利用 して投票所および期日前投票所に行く場合は、最低約1時間、最高3時間30分の時間が必 要となります。この時間は高齢者や運転免許を持たない有権者に対して、十分に配慮されて いるとは考え難いこと。 5 岸見研修センターは投票所の基準案に対してバリアフリー化は対応していません。市施 設なので市へ要望します。 (回答) 選挙における投票所についての地元有権者の皆様のお気持ちを資料に基づいてまとめら れた貴重な要望書をいただき、民主主義の根幹であります投票に対する熱い思いを、重く受 け止めているところでございます。 ご要望のありました投票所の見直しにつきましては、選挙体制の見直しを行った平成20年 の県知事選挙から本年4月10日執行の県議会議員一般選挙までの各種選挙が一巡しまし た後に、市内全体について、公平性・公正性の見地から、再度の見直しを行う予定といたして おります。 したがいまして、この度いただきましたこのご要望につきましても、この再度の見直しの中 で、検討いたしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 また、岸見研修センターのバリアフリー化につきましても、投票の際にスロープや踏み台を 一時的に設置する方法などを含め、上記の見直しの中で、投票所の満たすべき要件を充足 できるかなど、あわせて検討いたしてまいりたいと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、自治会長の皆様方には、地元の有権者のご意向をおまとめいた だいたり、調整をしていただくなど、今後とも、ご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申 し上げます。 69.市道旦西線道路整備、処分場整備についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 旦区自治会 平成23年 3月 3日 (陳情・要望) 毎年、強い雨が降った時は道路が川のようになり、その水が敷地内に流入し大変支障を来 しております。 つきましては、道路宅地内にL型側溝(約20m程度)、少し上流側に横断側溝(約3m程度) グレーチング設置で対策をお願いするものです。 また、現在同敷地隣接地で処分場の整備が行われておりますが、側溝の位置が高く私有地 に雨水が流入するように施工されつつあります。この事についても早急に対応して頂きたく強 陳情・要望内容 くお願いするものです。 処分場整備につきましては2月28日、市職員に立会をして頂きましたので状況は把握して 頂いております。今後、処理場周辺からの支障を来たすことがないよう何卒ご配慮の程お願 い申し上げます。 (回答) 現地を調査し検討した結果、横断側溝要望箇所付近から敷地に雨水侵入を防ぐ措置として 土のうを設置し、要望のL型側溝及び横断側溝に変わる施設として高さ10cm程度のアスカ ーブを市道敷に設置したいと考えております。 70.平成23年度道路改良事業についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 勝井自治会 平成23年 3月10日 (陳情・要望) 勝井3号線大歳駅より西側のトレビ跡地前の側溝水路が土砂で完全につぶれている。その 為、降水時には雨水が道路に流れ出て、側溝周辺が水溜り状態になります。通勤、通学時の 通行の支障になっているため、梅雨に入るまでに、側溝の現状回復をして頂くよう、切に希望 致します。 陳情・要望内容 (回答) ご要望いただきました市道勝井3号線の側溝改良につきましては、平成23年度において側 溝改良を予定しております。 つきましては、工事実施に伴い交通規制等を行いますので、地元の皆様のご理解とご協力 をよろしくお願いします。 71.市道朝田馬庭線および朝田川上流の全面改良の要望 団体名 陳情・要望の年月日 馬庭自治会 平成23年 3月14日 (陳情・要望) 現在山口市では、災害の無い、災害の起こらない街づくりの実現に努力されておりますが、 当大歳地区では住宅地域が南北に細長く、山林市域も有しており、生活環境に格差が生じて おります。 都市部におきましては、十分とは申せませんが年次計画が作成され予算が投入されており ますが、人口の少ない農山村地域は経済効果が得られないためか、、公共事業の先送りは おろか、見放されている感が強く致します。 よって、以下のように馬庭自治会地域の現状を述べさせて頂きますので、早急に改善計画 を策定して頂き、住民が安心して暮らせる街づくりを図って欲しく願います。 市道朝田馬庭線は国道9号線朝田を起点とする沿道の95%が地方河川朝田川(一部県2 級河川)に沿った狭あいな生活道路で、終点から奥は林道阿仙原線となっております。 また朝田川は多数の渓谷から雨水を集め、一度に多量の流れとなり、護岸を越え市道が水 没する事もあります。河内川の分岐点から上流は危険橋脚を含め5箇所の橋を有しており、 住民は洪水の度に孤立するのではないかという不安を常に背負い生活をしております。 陳情・要望内容 このような状況の中で、一昨年(平成21年)7月21日に発生した水害は未曾有の雨量とは いえ、護岸の崩落や道路の水没で住民は一時期孤立状態となり、自宅が洪水によって押し 流される可能性が発生しても即座に避難できない世帯も発生しました。 よって、二次災害を防止するためにも次の点を要望します。 1.基本的には市道朝田馬庭線(和田河内線の分岐点から上)と朝田川上流の全面改良 2.最重要点は2点 (1)森橋の架け替え(前後の道路改良と合わせて実施する方法) (2)大岩口橋の架け替え(道路を高架にする方法) (注)100mm を越す雨量で橋脚が水没するため (回答) 平成23年3月14日付けで御要望のありました件につきましては、市内全域の橋梁修繕計 画や大歳地域における整備の優先順位等を考慮いたしながら、平成24年度以降の事業化 に向けて検討して参りたいと考えております。 なお、事業実施にあたりましては、地権者、関係者および関係自治会の御協力が必要とな りますので、何卒よろしくお願いいたします。 72.東北地方太平洋沖地震発生にあたっての緊急申し入れ 団体名 陳情・要望の年月日 日本共産党山口市議団 平成23年 3月15日 (陳情・要望) 3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震は、日本での観測史上最大の巨大 地震となり、文字通りことばでは言い表せない甚大な被害をもたらしています。 貴職においては、発生当日の内に救援のための連絡会議を開き、支援と協力を行われてい ることに感謝をすると同時に、引きつづきあらゆる支援と協力を市民とともに実施するようお 願いします。また、巨大地震発生という不測の事態に備え、本市の独自の即応体制の構築・ 強化と周辺自治体との連携体制を至急備えるようあわせて要請します。 また、山口県においても、東南海・南海地震が今後30年以内に60~70パーセントの確率 で発生するとされており、本市周辺においても大原湖活断層をはじめ6つの活断層を構成し 陳情・要望内容 ており、東北地方太平洋沖地震同様の地震発生が十分予測されています。 そこで、当面以下の点を緊急に要望いたします。 1.今回の震災を教訓に、山口市防災会議が作成する「地域防災計画」のうち地震災害編を、 災害対策基本法第4条の規定に基づき、緊急の見直しに着手すること。 2.今度の巨大地震では、そもそも自治体の機能が麻痺して被害の状況が把握できない例が 出ており、こうした事態の元、行政の役割の代替体制がいかに重要か、実証されています。こ の点の教訓から、地域に密着した、消防団及び消防組、地域自主防災組織への予算に裏打 ちされた強化体制を構築すること。 3.上関原発建設について、中止を含め、直ちに見直すよう県及び中国電力に申し入れるこ と。 73.岡自治会区域内の交通危険箇所の改善についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 岡自治会 平成23年 3月28日 (陳情・要望) 下記のとおり改善を要望します 1 歩道の切れ目の反射ポールが折れており、夜、曲がる際に危険であるため新しいポール をつけてもらいたい。 2 岡ニュータウン横の農道をスピードを出して通り抜けする車が見受けられる。団地内には 子供が多数おり、飛び出し等の危険もあるため「飛び出し注意」、「徐行」等の標識、又はカー ブミラーの設置をお願いしたい。 (回答) 1(担当部署 阿知須施設維持課) 要望箇所のポールの破損については、県道善和阿知須線であるため道路管理者防府土木 陳情・要望内容 建築事務所山口支所 維持管理課へ修理の対応をお願いしました。 後日現場を確認した結果、ポールの破損修理については原形復旧が完了していたので報 告します。 2(担当部署 阿知須総務課) 標識等については、市より貴自治体に交付しております自治会等自治振興交付金(平成22 年度自治会活動の手引き、P.71)の交付対象事業「ウ 安心・安全な地域づくりに関する事 業」に該当しますので、交付金を利用して頂きたいと存じます。 また、カーブミラーの設置については、市が阿知須地域づくり協議会に交付しております地 域づくり交付金の対象事業に「反射鏡設置等推進事業」がありますので、阿知須地域づくり協 議会に御相談ください。 <参考> 平成21年度に河内自治会が児童の安全確保と地域の安心安全のため阿知須自治会連合 より啓発看板を提供してもらい自治会で設置された経緯があります。 74.市道下市町前町線橋梁の改良についての要望 団体名 陳情・要望の年月日 角下市町内会、前町町内会 平成23年 3月28日 (陳情・要望) 市道下市町前町線橋梁の改良について下記のとおり要望します。 1.設置場所 市道下市町前町線の橋梁 2.要望理由 現在の整備をされてから交通量が増えており、普通自動車が曲がりにくいため、橋梁の西 陳情・要望内容 側出口の右側に隅切りを設ける事を要望します。 (回答) 御要望をいただきました、市道橋梁部への隅切りの設置につきましては、現地等の確認を 行い、工法等の検討をしておるところです。 水路関係者との協議を行い、早期に工事が実施できるように努めてまいりますので、御理 解を賜りたいと思います。 工事の施工につきましては、通行制限等の御迷惑をお掛けいたしますが、御協力をよろしく お願いいたします。
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