きすげ - 府中市立浅間中学校

きすげ
平成22年10月12日
10 月号
Vol.137
府中市立浅間中学校
www.fuchu11c.fuchu-tokyo.ed.jp/
『小技極めて特技つくる』
校長
藤井
幸夫
金木犀の花の香りに秋の気配を感じるこの頃、一日の始まりには校舎から気持ち
のよい歌声が響き渡ってきます。合唱コンクールに向けた朝練習です。クラスが心
をひとつにしたハーモニー、明後日の合唱コンクール本番を楽しみにしています。
文化・スポーツの秋、話題はノーベル賞を始め尽きませんね。小さな事から努力を
重ねて得られた成果、受賞者だけでなく、周りの人々にたくさんの感動を与えてく
れます。今、夢や目標が見つけにくいとよく言われます。不透明な時代ではありま
すが、自分はどんな事が得意なのか、興味があるのか、どんな将来にしたいのかを
考え、夢や目標を持つことが大切です。
先日、東京新聞朝刊(10/4)の投書『小技極めて特技つくる』という女子中学生
の一文が目にとまりました。特技は?と言われて即座に答えられる人より、自分の
得意は何だろうと考えてしまう人の方が多いのではないでしょうか。女子中学生は
ちょっとしたことから外郎売りの口上を練習し、友達から「それって特技」と言わ
れて自信がつき、自分の目標にしたのでしょう。彼女の努力と友達の一言が素敵だ
と思いました。おそらく彼女は今後も滑舌への努力を重ねて、外郎売りの口上もみ
んな諳んじてしまうことでしょう。もし
かしたら、そのことからアナウンサーや
声優をはじめ様々な言語活動の仕事を目
指すのかも知れません。私たちの周りに
は 興味を 持つき っかけが 山ほど ありま
す。ちょっと努力を重ねることで自信を
持ち、もっと学びたい極めたいとチャレ
ンジして自分の特技にしていく。それが
自分の目標や将来の夢につながるのだと
思います。まさに『小技極めて特技つく
る』です。
来春の都立受検の自己PRカードでは
高校卒業後の進路について具体的な記述
を課しています。高校が決めた履修では
なく、生徒自身がそれぞれに選び決める
履修も増えています。選択の幅が拡がる
中で、自分が何をしたいのか、意志決定がますます重要になっています。学校では
職業調べや職場体験、上級学校調べや訪問をはじめ、様々な活動を通して自分や社
会、自分の将来について学ぶ機会を設けていますが、家庭の中でもより一層、自分
の得意なこと、好きなこと、将来の夢や目標が話題になればと願っています。その
ためにも改めて生徒たちが自分の良さを認めたり、夢や目標に挑む人の姿をたくさ
ん学べることが大切なのだと思いました。
夢や目標が見つけにくい時代ですが、具体的な目標から壮大な夢へと拡げたいも
のです。まずは、合唱コンクール、皆さんの頑張りを期待しています。
◇
子どもの体験の力をのばすこと
7 月に発表された国立青少年教育振興機構の「子どもの体験活動の実態に関する
調査研究」(中間報告)によると、その後の人生に影響する体験として、小学校高学
年から中学校までは「地域活動」や「家事手伝い」「家族行事」「自然体験」等が
重要であるということです。学校でも生徒会が地域清掃に取り組んだり、様々なボ
ランティア活動を紹介し「地域活動」に関わっています。各ご家庭では、家族の誕
生日を祝うなどの「家族行事」にもご留意下さい。スポーツ・文化の秋です。ご家
族で活動に参加したり企画を立ててみてはいかがでしょうか。
◇ 表彰 おめでとうございます!
▲吹奏楽部 銀賞(吹奏楽コンクールB組)
▲テニス部 茂木麻莉菜さん準優勝
(山梨北杜オープンジュニア) ▲バスケットボール部 男子第 4 位(府中市中学校
夏季大会)
▲水泳部<東京都学年別大会>黒木佑香さん 1 位(50m 自由形) 栗
本理沙さん 7 位(50m 自由形) 市倉美奈さん 4 位(50m バタフライ) 市倉朋樹君 7
位(100m 背泳ぎ) 黒木佑香さん・栗本理沙さん・寺井吉乃さん・市倉美奈さん 4
位(200m リレー)
府中市民大会秋季大会に参加した浅中生の活躍です。 ▲陸上部 優勝(1 年男子
400m リレー) ▲テニス部 福元ひな子さん・島田実季さん 3 位(少年の部女子ダ
ブルス) ▲バスケットボール部 外山新君・武藤美樹さん優秀選手賞
◇ 行事予定
10/12(火)後期時間割始
14(木)合唱コンクール
(給食ナシ・弁当持参)
16(土)舞台発表
(給食ナシ・弁当持参)
18(月)振替休業日
21(木)学力テスト②(3 年)
22(金)生徒総会
23(土)連合音楽会
26(火) 児童・生徒の学力向上を
図るための調査(2 年)
28(木)家庭教育学級講演会
3:30pm 武道場
11/ 1(月)生徒会朝礼
2(火)三者面談始(3 年)
保護者会(1 年)