県指定文化財(pdf/414kb) - 田子町

県指定文化財
県指定文化財について紹介します。
★躄機
呼 び 方/いざりばた
種
別/県有形民俗文化財
指定年月日/1960.03.26(昭和35.03.26)
所 在 地/田子町大字田子字天神堂向
民俗資料館蔵
所 有 者/田子町教育委員会
解
説/田子町上野の旧家島沢長六氏の家に古くから伝えられたものを、昭和34年
(1959)に田子中学校に教材用として寄贈した。
いざり機は地機とも言われ、古い型式の手織機で、座って織るのでこの名がある。
南部地方の旧家では、比較的近代まで使用していたが、今はほとんど見当たらず、こ
のように、ひぶね・ふねこ・おさをはじめ、糸車・糸掛籠・紡錘車の付属品がそろっ
ているのは県内でも少ない。(青森県HPより転載)
★十一面観音像
呼 び 方/じゅういちめんかんのんぞう
種
別/県重宝文化財(彫刻)
選定年月日/ 1960.06.24(昭和35.06.24)
所 在 地/田子町大字田子字清水頭
姥ヶ嶽神社蔵
所 有 者/姥ヶ嶽神社管理者
解
説/田子の出身で八戸の大慈寺の住職を
つとめた奇峯学秀の作品。頭上に表情の異なる
十一の面を載せているのでこのように呼ばれ
る。背面に学秀自作自筆の観音様をたたえる歌
が墨書されている。
像高60cm。享保17年(1732)の制作。
★弥勒菩薩像
呼 び 方/みろくぼさつぞう
種
別/県重宝文化財(彫刻)
選定年月日/ 1960.06.24(昭和35.06.24)
所 在 地/田子町大字田子字清水頭
姥ヶ嶽神社蔵
所 有 者/姥ヶ嶽神社管理者
解
説/田子の出身で八戸の大慈寺の住職を
つとめた奇峯学秀の作品。弥勒菩薩は世の中が
乱れたときに出現して衆生を救済する仏とされ
ます。背面に学秀自作の歌が墨書されています
が、風化と虫害のためかなり判読が困難となっ
ている。
像高30cm。享保17年(1732)の制作。
★田子神楽
呼 び 方/たっこかぐら
種
別/県無形民俗文化財
選定年月日/ 1961.01.14(昭和36.01.14)
保 護 団 体/田子神楽保存会
解
説/旧正月元旦から八坂神社氏子と旧家を「舞立ち」といって春祈祷に回り、
旧7月16・17両日は同じく秋祈祷で回る。山伏神楽16番を演ずる。獅子頭を奉ずる権
現舞を基本に、番楽・鶏舞・念寿・桜子・八島・曽我兄弟などがある。春祈祷で各家
を回るときは、太刀・棒・長刀などを持つ「七つもの」の行列で祓い清める。はやし
は笛・太鼓・手びらがねで数人ずつである。
江戸時代初期、田子の修験大法院は南部藩御用神楽を務め、正月16日盛岡城に登城
して神楽祈祷を行った。一時衰え、その後池田文左衛門が岩手から獅子舞を移し、そ
の弟子由蔵が伝えたのが今の田子神楽だという。明治以後は、八坂神社の氏子たちが
伝承してきた。(青森県HPより転載)
★田子の虫追い
呼 び 方/たっこのむしぼい
種
別/県無形民俗文化財
選定年月日/1983.01.14(昭和58.01.07)
保 護 団 体/細野虫追い保存会
飯豊自治会
解
説/細野では旧暦6月24日に、稲荷神社で悪虫退散と五穀豊穣を祈った後、集
落の田畑を回って行う。飯豊では新暦7月24日法呂神社で祈祷し、田畑を巡行する。
細野では笛・太鼓・手びらがねのはやしで村人たちが、男女一対の大きなムギカラ
人形をかつぎ回る。道の十文字で「何虫祭りや、ゴヨ虫祭りや」とはやして人形を踊
らせ、村境で「悪虫退散・・・」と書いた紙旗とともに、谷底に投下する。
飯豊では同様に「ホイー、ホイー」とはやしながら紙旗を振り、または地面を打つ
などしながら回り、村境に人形を立てて終わる。
田畑の害虫を駆除するまじないの虫送りは、農薬の普及しなかった昔には、各地で
盛んに行われたがその遺習である。
畑作地帯の南部では、麦刈りあとの6月下旬に行っている。(青森県HPより転載)
★旧橋本家住宅
呼 び 方/きゅうはしもとけじゅうたく
種
別/県重宝文化財(建造物)
選定年月日/ 2005.03.14(平成17.03.14)
所 在 地/三戸郡田子町田子
字川代ノ上ミ66-39
所 有 者/田子町
解
説/旧橋本家の歴史を示す文書等がないため、沿革は定かではないが、構法等
の特徴から、19世紀後半に建築されたと推定される。
本住宅は、県南地域と岩手県を中心に旧南部藩時代に多くつくられた南部曲屋であ
る。曲屋は、主屋から馬屋をL字状の平面に配置するのが特徴で、橋本家住宅は、曲
り部分が建築当初から接合されていたと見られ、土間、馬屋などに使用している柱に
は、当時の技術であるチョウナ削りの跡が確認できる。
昭和63年に田子町が譲り受け、平成4年度にタプコプ創遊村に移築・保存修理を実
施し、公開されている。
本県に当時のままの姿で現存している南部曲屋は少なく、貴重な遺構である。
(青森県HPより転載)
■お問い合わせ先
田子町教育委員会 教育課 社会教育グループ
郵便番号 039-0201
青森県三戸郡田子町大字田子字柏木田169
電 話:0179-20-7070
FAX:0179-20-7075
E-mail:[email protected]