Ver.H21.1 - TabisLand

法人税顧問 スタンドアロン版
平成 21 年度税制改正対応版(Ver.H21.1)のご案内
本ソフトウェアは平成 21 年度の税制改正に対応した「法人税顧問 平成 21 年度税制
改正対応版(Ver.H21.1)」のスタンドアロン版です。
本書の手順によりバージョンアップ作業を行った後、ご使用ください。
本書の内容
本書は次の内容について説明しています。
はじめに(ご確認ください) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
バージョンアップの方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.作業前の確認事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
2.手順の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3.詳しい手順 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
4.プログラム使用前の確認事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
5.バージョンアップ後の処理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
6.変換後データでの確認事項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10
※変換後データ使用前の確認事項など留意点の記載があります。
必ずお読みください。
期間限定プロダクト ID 変更のお願い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
税制改正の内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
システム変更内容 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
参考:公益法人制度改革に伴う法人区分等の設定方法・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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ダウンロード版
バージョンの表記について
本書では、バージョンの表記方法を「Ver.H21.1」のように小数点以下 2 桁目は省略して
記載しています。
なお、当システムの正確なバージョンは、システム起動後の次の画面で確認できます。
[ヘルプ]→[バージョン情報]
帳表の確認
システムで作成した帳表は、必ず内容をご確認の上、使用してください。
誤った内容で提出/申告等を行った場合は、当社では一切責任を負いかねますのでご了
承願います。
ライセンス(使用許諾)について
お客様は、本ソフトウェアを1台のコンピューターにセットアップして使用すること
ができます。
商標
本書では、機器やソフトウェアなどの名称を次のように省略して呼んでいます。
Windows® 98:Microsoft® Windows® 98 operating system
Windows® Me: Microsoft® Windows® Millennium Edition
Windows NT®:Microsoft® Windows NT® operating system Version 4.0
Windows® 2000:Microsoft® Windows® 2000 operating system
Windows® XP:Microsoft® Windows® XP operating system
Windows Server® 2003:Microsoft® Windows Server® 2003 operating system
Windows Server® 2008:Microsoft® Windows Server® 2008 operating system
Windows Vista®:Microsoft® Windows Vista® operating system
Windows®:Windows® 98、Windows® Me、Windows NT®、Windows® 2000、
Windows® XP、Windows Vista®、Windows Server® 2003、または
Windows Server® 2008
Microsoft、Windows、Windows NT、Windows Server、Windows Vistaは、米国
Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
© セイコーエプソン株式会社
2
2009.05-00
はじめに(ご確認ください)
「法人税顧問 Ver.H21.1」を使用するにあたって、よくあるお問い合わせなど特に留意して
いただきたい内容になります。
■地方税税率について
システムで自動表示している事業税、法人税割の税率および均等割の税額は平成 21 年
5月 1 日時点のものになります。
以後改正等によりシステムで使用している税率等と異なる場合は、帳表入力画面(第六
号様式、第七号様式)で直接税率等を上書き入力してください。
■法人基本情報(設定 1)「一般社団・財団法人区分」の設定について
別表一(一)の「一般社団・財団区分」は、一般社団法人・一般財団法人(公益社団法
人・公益財団法人を除く)が記載します。
それ以外の法人は記載を要しませんので、法人基本情報(設定 1)の「一般社団・財団
法人区分」は「該当なし」のまま変更しないでください。
■減価償却システムとの連動について
法人税システム Ver.H21.1 は、減価償却システムの Ver.8.1、9.0、10.0 から別表四・別
表十六のデータを連動できます。
※スタンドアロン版はスタンドアロン版同士、ネットワーク版はネットワーク版同士の
みが連動可能になります。
※当説明は減価償却システムの最新バージョンが Ver.10.0 であることを前提としてい
ます。Ver.10.0 以降との連動につきましては別途ご確認ください。
減価償却
法人税
Ver.10.0
Ver.9.0
Ver.8.1
Ver.8.0
Ver.7.1
Ver.7.0
平成 21 年度
平成 20 年度
平成 19 年度
平成 19 年度
平成 18 年度
平成 17 年度
Ver.6.0
平成 16 年度
3
Ver.H21.1
Ver.H20.3
Ver.H20.2
Ver.H20.1
Ver.H19.2
Ver.H19.1
(H19.11,H19.12 のみ)
Ver.H18.2
Ver.H18.1
Ver.H17.2
Ver.H17.1
Ver.H16.2
Ver.H16.1
バージョンアップの方法
1.作業前の確認事項
■バージョンアップの対象バージョン
バージョンアップの対象バージョンは次のとおりです。
法人税顧問 平成 20 年度
Ver.H20.1x、H20.1x.e2、H20.2x、H20.2x.e4、H20.3x、H20.30.e6、H20.31.e7
※e2、e4、e6、e7 は電子申告プログラムです。
※「x」には 0,1,2...が入ります。
■動作環境について
・Windows Server 2003、Windows Server 2008 は使用できません。
・Windows 98、Windows Me、Windows NT4.0 は、動作保証外です。
■バージョンアップ前の確認事項
バージョンアップを行う前に、次の点をご確認ください。
・管理者権限(Administrators 権限)のあるユーザーでログオンしてセットアップを
行ってください。
・セットアップ中は他のアプリケーションを実行しないでください。セットアップの前
に、他に実行しているアプリケーションがないことを確認してください。セットアッ
プ中に実行しているアプリケーションがあると、セットアップが正常に終了しない場
合があります。
Windows XP、Windows Vista をお使いの場合は、別のユーザーが使用しているアプ
リケーションも終了する必要があります。
・ウイルス対策ソフト等の常駐プログラムが動作中の場合は、セットアップが正常に行
えないことがあります。その場合は常駐プログラムを終了してからセットアップを実
行し、セットアップ完了後に常駐プログラムを起動し直してください。
・最新のバックアップデータがない場合は、万一の場合に備えて、バックアップを作成
してください。
・再起動が必要な場合があります。
セットアップを開始したとき、またはセットアップ処理中に、Windows の再起動を行
うためのメッセージが表示される場合があります。その場合は、Windows を再起動し
てください。
2.手順の概要
■バージョンアップ手順の概要
バージョンアップ手順の概要は、次のとおりです。
※バージョンアップ前に、既にセットアップしている「法人税顧問 平成 20 年度」およ
び「法人税顧問 平成 20 年度 電子申告プログラム」を事前にアンインストールする必
要はありません。
① 「法人税顧問 平成 21 年度(Ver.H21.1)」をセットアップします。
4
② 「法人税顧問 平成 20 年度」
を起動し、
平成 20 年度の法人データを翌期更新します。
更新後の法人データが平成 21 年度用データになります。
※翌期更新を行っても、更新前データは残ります。
③ 「法人税顧問 平成 20 年度」を終了します。
④ 「法人税顧問 平成 21 年度」を起動し、環境設定の内容を確認します。
⑤ 上記②で翌期更新を行った法人データを選択します。データ変換処理が行われます。
別表ナビの画面が表示されたら、データ変換後の確認事項をチェックしてください。
3.詳しい手順
■バージョンアップ前の確認事項
1. 最新のバックアップデータがない場合は、万一の場合に備えて、全データのバック
アップを作成してください。
2. セットアップ中は他のアプリケーションを実行しないでください。
■セットアップ手順(本書)の前提条件など
次の状況を前提に説明します。
・C:¥DOWNLOAD:
ダウンロードして解凍したファイルが存在するハードディスクのドライブとフォル
ダー
・C:¥Program Files¥epson¥ew_hjh21:
プログラムのセットアップ先フォルダー
既にセットアップされている旧バージョンプログラムと同じセットアップ先(下線部
まで)とします。
・C:¥ew_rdb32:
データベースの格納先フォルダー
なお、セットアップ先フォルダーを変更する場合は次の制限事項に従ってください。
プログラムのセットアップ先を変更する場合
必ずフォルダーを指定してください。ルートに直接セットアップしないでください。
(誤った例)C:¥
データベースのセットアップ先(格納先フォルダー)を変更する場合
初めてエプソン応援シリーズをセットアップしたときに指定したデータベースセッ
トアップ先フォルダーが初期表示されます。
データベースのセットアップ先フォルダーは、管理上なるべく変更しないでください。
変更する必要がある場合は次の点にご注意ください。
・セットアップ先には、必ずフォルダーを指定してください。ルートに直接セット
アップしないでください。
(誤った例)C:¥
・セットアップ先フォルダーは、半角の英数字 8 文字以内にしてください。
・フォルダー名の中にスペースを入れないでください。また、空白を含むフォルダー
を経由しないでください。
(誤った例)C:¥Program Files ¥ew_rdb32¥
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■法人税顧問 平成 21 年度のセットアップ
① マイコンピュータ(コンピュータ)から次の順番で選択します。
「C ドライブ」→ 「DOWNLOAD」→ 「HJN2110S」→「H21」→
Setup.exe
・設定により、拡張子「.exe」の表示が省略されていることがあります。
・Windows Vista で Setup.exe を実行した後に「ユーザーアカウント制御」画面が表
示された場合は、<続行>を選択してください。
② 確認画面(ようこそ)が表示されます。
<次へ>をクリックします。
※次の③~⑦の画面は表示されない場
合があります。その場合は③~⑦の手
順は読み飛ばしてください。
③ 「ライセンス体系について」の画面が表
示されます。
「ライセンス体系について同意します」
を選択すると、<次へ>をクリックして
処理を進めることができます。
④ 「ユーザー情報」の入力画面が表示され
ます。
・必要な場合は「名前」と「所属」を入
力します。
・「プロダクト ID」は必ず入力します。
プロダクト ID を正しく入力しないと
次の画面に進むことができません。
内容を確認して、<次へ>をクリックし
ます。
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⑤ ユーザー情報確認画面が表示されます。
内容を確認し、<次へ>をクリックします。
⑥ プログラムのセットアップ先フォルダーが表
示されます。
例)C:¥Program Files¥Epson¥ew_hjh21¥
※旧バージョンプログラムが既にセット
アップされている場合、同じセットアッ
プ先(下線部まで)が初期表示されます。
セットアップ先が正しいときは、<次へ>をク
リックします。
セットアップ先を変更するときは、<変更>を
クリックします。
(本書では「C:¥Program Files¥epson¥ew_hjh21」を設定することを前提に説明して
いますので、初期値のまま<次へ>をクリックします)
⑦ データベースの格納先フォルダーが表
示されます。
例)C:¥ew_rdb32¥
セットアップ先が正しいときは、<次
へ>をクリックします。
セットアップ先を変更するときは、<変
更>をクリックします。
(本書では「C:¥ew_rdb32」を設定する
ことを前提に説明していますので、初期
値のまま<次へ>をクリックします)
⑧ ファイルコピーの開始を確認する画面が表示されます。
内容を確認して、<次へ>をクリックします。
変更が必要な場合は、<戻る>をクリックして設定し直します。
⑨ セットアップが始まります。
⑩ セットアップが終了すると、
「セットアップを完了しました」と表示されます。
<完了>をクリックします。
⑪ Windows の再起動の選択メッセージが表示される場合があります。
<はい>をクリックすると、Windows が再起動され、システムが使用できるように
なります。
4.プログラム使用前の確認事項
バージョンアップ処理が完了したら、「法人税顧問 平成 21 年度」を起動する前に次の
点についてご確認ください。
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■Windows XP、Window Vista をご利用の場合
Windows セキュリティの警告
プログラム起動時に、「Windows セキュリティの重要な警告」画面が表示されること
があります。
<ブロックを解除する>をクリックして、処理を続けてください。
■NTFS をご利用の場合
ハードディスクのファイルシステムが NTFS の場合は、当システムを使用するユーザー
に次の権限を与えてください。
・プログラムのセットアップ先フォルダーの読取権限
・データベースのセットアップ先フォルダーの読取権限および書込権限
5.バージョンアップ後の処理
バージョンアップ処理が完了したら、次の作業を行ってください。
■平成 20 年度データの翌期更新処理
次の手順で平成 20 年度の法人データを翌期更新して、事業年度が平成 21 年度の法人
データを作成します。なお、翌期更新処理は「法人税顧問 平成 21 年度」をセットアッ
プする前に実行しても問題ありません。
既に、平成 20 年度版で平成 21 年度用の法人データを作成されている場合は、以下の操
作を行う必要はありません。
① 「法人税顧問 平成 20 年度」を起動します。
法人選択・登録画面が表示されます。
② 翌期更新を行う法人を選択して、<翌期更新>をクリックします。翌期更新画面が
表示されます。
③ 翌期更新を行う法人データが選択されていることを確認し、<実行>をクリックし
ます。
「選択された法人を更新します。
」と表示されます。
<OK>をクリックすると、翌期更新処理が始まります。
Ver.H20.1/H20.2 のデータを Ver.H20.3 で翌期更新した場合、
または Ver.H20.1
のデータを Ver.H20.2 で翌期更新した場合は、次のような確認メッセージを表
示します。
<はい>を選択してください。Ver.H20.3 用(または Ver.H20.2 用)にデータ変
換を行ってから翌期更新処理を実行します。
<いいえ>を選択すると、翌期更新は行われません。
また、Ver.H20.30 以前のデータを Ver.H20.31 で翌期更新した場合も同じような
確認メッセージを表示します。
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④ 処理が終わると、翌期更新画面に戻ります。平成 21 年度用の法人データが作成され
ます。<閉じる>をクリックして、画面を終了します。
⑤ 法人選択・登録画面に戻ります。
「法人税顧問 平成 20 年度」を終了します。
■平成 21 年度プログラムの環境設定の確認
平成 21 年度プログラムを起動し、環境設定の内容を確認します。
① 「法人税顧問 平成 21 年度」を起動します。
② メニューより[オプション]-[環境設定]を選択します。
(法人データは選択しないで
ください)
③ 環境設定画面で「法人を新規に登録する時のデフォルト値」の各設定内容を確認し
ます。これが、法人データを新規に登録する際の初期値になります。
」の設定は Ver.H21.1 で
※「別表十五 損金算入限度額の端数処理(初期値は切捨)
追加された項目であり、平成 20 年度版データをデータ変換する際の初期値になり
ます。データ変換前に設定内容をご確認ください
④ 設定内容を確認後、<OK>をクリックして環境設定画面を閉じます。
⑤ 法人選択・登録画面に戻ります。
■平成 21 年度プログラムのデータ変換処理
「法人税顧問 平成 21 年度」でデータ変換処理を行います。
平成 20 年度プログラムで翌期更新済みの法人データを、平成 21 年度プログラムで使用
できるようにします。
① 法人選択・登録画面に平成 20 年度プログラムで翌期更新した法人データ(終了事業
年度が平成 21 年 4 月1日以後のデータ)が表示されます。
② データ変換処理を行う法人を選択し、<法人選択>をクリックします。
③ 「平成 21 年度のデータに変換します。よろしいですか?」と表示されます。
<はい>をクリックするとデータ変換処理が始まります。
④ データ変換処理が終了すると、②で選択した法人データのタブメニューが起動しま
す。他の法人データについてもデータ変換処理を行う場合は、[ファイル]→[法人選
択・登録]を選択し、②~③の処理を繰り返します。
Ver.H21.1 でデータ変換を行っていない法人データは、法人選択・登録画面の法
人コード欄の背景色が次のように表示されています。
・ダークグレー(暗い灰色)
平成 20 年度版のプログラムで作成した(または翌期更新直後の)法人データ
で、Ver.H21.1 でデータ変換していない法人データ。
※平成 21 年 3 月 31 日以前終了事業年度の法人データの場合は、データ変
換できません。
「プログラムとデータのバージョンが違います。平成 20
年度版で処理してください。
」と表示されます。
・グレー(法人名部分の背景色と同じ色)
Ver.H21.1 でデータ変換処理が終了している、または、Ver.H21.1 で作成した
法人データ。
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■旧バージョンプログラムの削除(必要に応じて)
登録されている旧バージョンプログラムの「法人税顧問 平成 20 年度」のプログラムを
必要に応じて削除します。
■注意
「法人税顧問」では複数のバージョン(年度)のプログラムをセットアップできま
す。
不要となりましたバージョンのプログラムを削除する際は、次の点にご注意くだ
さい。
(平成 20 年度版の削除を例に説明します)
・削除前には、平成 20 年度の全法人データがバックアップされていることをご確
認ください。
また、翌期更新処理および平成 20 年度プログラムでのデータ変換処理が終了し
ていることをご確認ください。
・プログラムの削除後、修正申告等のため、平成 20 年度プログラムを再度使用す
る場合は、平成 20 年度プログラムを再セットアップし、バックアップからデー
タをリストアしてください。
その際、平成 21 年度プログラムを削除する必要はありません。
削除手順:
① タスクバーの<スタート>から次のように選択します。
・Windows XP
[コントロール パネル]→[プログラムの追加と削除]
・Windows Vista
[コントロール パネル]→プログラムの[プログラムのアンインストール]
・その他
[設定]→[コントロール パネル]→[アプリケーションの追加と削除]
② 「法人税顧問 平成 20 年度」を選択して、<追加と削除>をクリックします。
(Windows の種類によっては、ボタンの名称が<変更と削除>や<削除>、<アン
インストール>と表示されます。
)
③ 削除の確認画面が表示されます。<はい>をクリックします。
・Windows Vista では「今後、このダイアログボックスを表示しない」がオンの場合、
削除の確認画面が表示されずにアンインストールが実行されます。
④ 法人税の電子申告プログラムも登録している場合は「法人税顧問 平成 20 年度 電
子申告プログラム」を選択して上記②③の処理を行います。
6.変換後データでの確認事項
Ver.H21.1 でデータ変換したデータは、次の内容を確認してください。
※変換後データ使用前の確認事項など留意点の記載があります。必ずお読みください。
■地方税税率等の確認
システムで自動表示している事業税、法人税割の税率および均等割の税額は平成 21 年
5月 1 日時点のものになります。以後改正等によりシステムで使用している税率等と異
なる場合は、帳表入力画面(第六号様式、第七号様式)で直接税率等を上書き入力して
ください。
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■別表ナビの確認
Ver.H21.1 にデータ変換処理を行っても、別表ナビには Ver.H21.1 で新たに追加され
た帳表が表示されません。データ変換後、別表ナビの内容をご確認ください。
必要に応じて<入力順設定>で帳表を追加してください。
■地方法人特別税の適用初年度の予定申告の設定確認
平成 20 年 10 月 1 日以後開始事業年度の場合で、地方法人特別税の適用初年度の予定申
告を行う場合、予定申告共通情報画面の設定をご確認ください。
地方法人特別税適用初年度の予定申告
の場合、「初回」のチェックをオンにし
てください。
前年度の地方法人特別税額は存在しな
いため、初年度経過措置として第七号様
式の記載方法が変わります。
※平成 20 年 10 月 1 日以後開始事業年
度の場合に表示される項目です。
「初回」のチェックがオンの場合、第七号様式の入力画面の右上に確認メッ
セージとして「※地方法人特別税の初年度経過措置を適用しています」と
青字で表示されます。
■法人基本情報の設定確認(Ver.H20.1 からのバージョンアップの場合)
※Ver.H20.1 からのバージョンアップの場合、こちらの内容もご確認ください。
Ver.H20.1 からデータ変換した場合、法人基本情報の「計算方法設定」タブの「六号様
式 還付請求 利子割額 均等割に充当される額の控除」が「控除する」に設定されてい
ます。
提出先(本店分)により計算方法が異なっている場合がありますので、提出先から送付
される「記載の手引き」などで記載方法をご確認の上、設定内容を見直してください。
※当項目は Ver.H20.2 で新規追加された項目になります。
したがいまして Ver.H20.2/H20.3 からデータ変換した場合、前バージョンで設定さ
れた設定内容が引き継がれるため、当説明の確認は不要です。
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期間限定プロダクト ID 変更のお願い
プログラムのセットアップの際、期間限定のプロダクト ID を入力してセットアップを
行った場合は、システム起動時に次の確認メッセージ画面が表示されます。
[システム起動時 (期間限定プロダクト ID 使用中)]
製品が届く前(正式なプロダクト ID が届く前)は、毎回<OK>をクリックして、お使
いください。
プロダクト ID の変更方法
製品(正式なプロダクト ID)が届きましたら、確認画面で<変更>をクリックしていた
だき、プロダクト ID の設定を行ってください。
■再セットアップの必要はありません
届いた製品(CD-ROM)から、セットアップをしなおす必要はありません。
プロダクト ID の変更のみで引き続き使用することができます。
[システム起動時 (期間限定プロダクト ID 使用中)
]
製品(CD-ROM のケース)貼付
(あるいはプロダクト ID 案内ハガキ)の
正式なプロダクト ID を入力します。
以降は、起動時に確認メッセージ画面は表示されなくなります。
また、データにつきましてもそのままご使用いただけます。
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税制改正の内容
法人税関係の主な改正の内容は、次のとおりです。
■中小企業の法人税率(軽減税率)の引き下げ(別表一(一)、別表一(二)、別表一(三))
中小企業等の所得の金額のうち、年 800 万円以下の金額に対する法人税の軽減税率が
18%(現行 22%)に引き下げられました。
適用時期:平成 21 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日までの間に終了する各事業年度
■欠損金の繰戻し還付の適用措置における中小法人等に対する不適用措置の解除(別表一、
別表七(一))
青色申告書を提出している中小法人等の平成 21 年 2 月 1 日以後に終了する各事業年度
において生じた欠損金額について、欠損金の繰戻しによる還付の請求の規定を適用でき
ることになりました。
適用時期:平成 21 年 2 月 1 日以後に終了する事業年度において生じた欠損金額について
適用
■中小企業等基盤強化税制の適用期限の延長(別表六(十四)、特別償却の付表(三))
中小企業等基盤強化税制の適用期限が平成 23 年 3 月 31 日(現行平成 21 年 3 月 31 日)
まで 2 年延長されました。
■エネルギー需給構造改革推進設備等の即時償却制度の導入(特別償却の付表(一))
エネルギー需給構造改革推進投資促進税制について、平成 21 年 4 月 1 日から平成 23 年
3 月 31 日までの間に取得等をするエネルギー需給構造改革推進設備等は、その事業の用
に供した事業年度において、普通償却限度額に加え、取得価額まで特別償却(即時償却)
ができることとされました。
この改正に伴い、エネルギー需給構造改革推進投資促進税制の適用期限が平成 24 年 3
月 31 日(現行平成 22 年 3 月 31 日)まで 2 年延長されました。
適用時期:平成 21 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日までの間に取得等をするエネルギー
需給構造改革推進設備等について適用
■資源生産性向上推進税制の創設(特別償却の付表(十一):システム未対応)
産業活力再生特別措置法の一部改正に伴い、同法の一部改正法の施行の日から平成 24
年 3 月 31 日までの間において、青色申告書を提出する事業者が認定資源生産性革新計
画または認定資源制約対応製品生産設備導入計画に記載された資源生産性革新設備等
または資源制約対応製品生産設備の取得等をした場合には、これらの設備等については、
取得価額の 30%相当額(建物等については 15%相当額)の特別償却ができる措置が創
設されました。
なお、産業活力再生特別措置法の一部改正法の施行の日から平成 23 年 3 月 31 日までの
間に取得等をしたものについては、エネルギー需給構造改革推進投資促進税制と同様に、
普通償却限度額に加え、取得価額まで特別償却(即時償却)ができる措置が創設されま
した。
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■平成 21 年および平成 22 年に取得した土地等の長期譲渡所得の 1,000 万円特別控除制度の
創設(別表十(六))
平成 21 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までの間に取得をした国内にある土地等
で、その年 1 月 1 日において所有期間が 5 年を超えるものの譲渡をした場合には、その
年中の当該譲渡に係る長期譲渡所得の金額から 1,000 万円(当該長期譲渡所得の金額が
1,000 万円に満たない場合には、当該長期譲渡所得の金額)が控除できることとされま
した。
■平成 21 年および平成 22 年に土地等の先行取得をした場合の課税の特例の創設(別表十三
(十一) :システム未対応)
平成 21 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までの期間内に、国内にある土地等の取
得をし、その取得の日を含む事業年度の確定申告書の提出期限までにこの特例を受ける
旨の届出書を提出している場合において、その取得の日を含む事業年度終了の日後 10
年以内に、その事業者の所有する他の土地等の譲渡をしたときは、その先行して取得を
した土地等について、他の土地等の譲渡益の 100 分の 80 相当額(その先行して取得を
した土地等が平成 22 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までの期間内に取得をされ
たものである場合には 100 分の 60 相当額)を限度として、圧縮記帳ができることとさ
れました。
適用時期:法人が平成 21 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までの期間内に取得をす
る先行取得土地等について適用
※この改正に伴い新設された次の別表には対応していません。
別表十三(十一):平成 21 年及び平成 22 年に先行取得をした土地等の圧縮額の損金算
入に関する明細書
■土地譲渡益(一般・短期)に対する追加課税制度(別表三(二)、別表三(三))
次の措置が講じられました。
・適用停止措置の期限が 5 年延長されました。
・一般の土地譲渡益に対する追加課税の適用除外措置(優良住宅地等のための譲渡等
に係る適用除外)の範囲から大都市地域における優良宅地開発の促進に関する緊急
措置法の認定および開発許可を受けて行われる複合的宅地開発事業の事業者に対
する譲渡を除外した上、適用除外措置の期限が 5 年延長されました。
■外国子会社配当益金不算入制度の導入(別表八(二) :システム未対応)
間接外国税額控除制度は、所要の経過措置等を講じた上、廃止することとし、内国法人
が外国子会社から受ける配当等の額について、その内国法人の各事業年度の所得の金額
の計算上、益金の額に算入しないこととする制度が導入されました。
内国法人が外国子会社から受ける配当等の額につき、益金不算入とする際、その配当等
の額の5%に相当する金額が、益金の額に算入しないこととされる配当等の額から控除
されます。
また、その配当等の額に対して課される外国源泉税等の額は、その内国法人の各事業年
度の所得の金額の計算上、損金の額に算入しないこととされるとともに、外国税額控除
の対象としないこととされます。
適用時期:内国法人の平成 21 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度において受ける外国子
会社からの配当等について適用
※この改正に伴い新設された次の別表には対応していません。
別表八(二):外国子会社から受ける配当等の益金不算入に関する明細書
14
■外国税額控除制度の改正(システム未対応)
外国税額控除制度について、次の措置が講じられました。
・外国税額控除の適用を受けた外国法人税の額が後に減額された場合において、その
減額に係る事業年度の控除対象となる外国法人税の額からその減額された外国法
人税の額を控除する等の措置の適用については、外国税額控除の適用を受けた事業
年度開始の日後7年以内に開始する各事業年度において減額された場合に限るこ
ととされます。
適用時期:この改正は、内国法人の平成 21 年 4 月 1 日以後に開始する事業年度
において外国法人税の額が減額される場合について適用
・内国法人が外国税額控除の適用を受ける場合に確定申告書に添付することとされ
ている書類のうち、一定の書類については、添付することに代えて保存することに
より本措置の適用を認めることとされます。
15
システム変更内容
平成 20 年度(Ver.H20.3)からの変更内容は、次のとおりです。
詳細につきましては、マニュアルをご覧ください。
税制改正による変更内容
税制改正に伴う変更内容は、次のとおりです。
■対象事業年度
平成 21 年 4 月 1 日以後終了事業年度の法人が対象になります。
■法人税別表の変更内容
システムで対応している法人税別表の主な変更点は、次のとおりです。
別
表
変 更 内 容
別表一(一)
別表一(二)
・「別表等送付要否」が「翌年以降送付要否」に変更
・所得金額又は欠損金額(1):転記元 別表四 項目番号が(38)→(39)に
変更されたことに伴う変更
・法人税額の特別控除額(3):転記元 別表六関係の変更に伴う項目名
(計算式)の変更
・リース特別控除取戻税額(5):転記元 別表六関係の変更に伴う項目
名(計算式)の変更
・課税留保金額(8)(9):転記元 別表三(一) 項目番号変更に伴う変更
・法人税額の計算欄:軽減税率が 22%→18%に変更
・欠損金の繰戻しによる還付請求税額(18)の外書:入力項目から上書
可能項目に変更し、
「欠損金の繰戻しによる還付請求書」の「還付金
額(15)」の金額を転記
・右上欄外の番号:「FB0205」に変更
・「別表等送付要否」が「翌年以降送付要否」に変更
・所得金額又は欠損金額(1):転記元 別表四 項目番号が(38)→(39)に
変更されたことに伴う変更
・法人税額の特別控除額(3):転記元 別表六関係の変更に伴う項目名
(計算式)の変更
・リース特別控除取戻税額(5):転記元 別表六関係の変更に伴う項目
名(計算式)の変更
・欠損金の繰戻しによる還付請求税額(13)の外書:入力項目から上書
「欠損金の繰戻しによる還付請求書」の「還付金
可能項目に変更し、
額(15)」の金額を転記
・法人税額の計算(24)~(37)欄の追加、軽減税率 18%の追加、項目番号
のずれ
16
別表一(三)
別表三(一)
別表三(四)
・右上欄外の番号:「FB0303」に変更
・所得金額又は欠損金額(1):転記元 別表四 項目番号が(38)→(39)に
変更されたことに伴う変更
・法人税額の特別控除額(3):転記元 別表六関係の変更に伴う項目名
(計算式)の変更
・リース特別控除取戻税額(5):転記元 別表六関係の変更に伴う項目
名(計算式)の変更
・欠損金の繰戻しによる還付請求税額(16)の外書:入力項目から上書
可能項目に変更し、
「欠損金の繰戻しによる還付請求書」の「還付金
額(15)」の金額を転記
・法人税額の計算(27)~(32)欄の追加、軽減税率 18%の追加、項目番号
のずれ
・留保所得金額(1):転記元 別表四 項目番号が(38)→(39)に変更され
たことに伴う変更
・住民税額の計算の基礎となる法人税額(5):転記元 別表六関係の変
更に伴う項目名(計算式)の変更
・所得金額総計(16):転記元 別表四 項目番号が(30)→(31)に変更され
たことに伴う変更
・法人税額の還付金等(19):転記元 別表四 項目番号が(16)→(17)に変
更されたことに伴う変更
・受取配当等の益金不算入額(17):転記元 別表八→別表八(一)に変更
・外国子会社等から受ける剰余金の配当等の益金不算入額(18)、対外船
舶運航事業者の日本船舶による収入金額に係る所得の金額の損金算
入額(21)、対外船舶運航事業者の日本船舶による収入金額に係る所得
の金額の益金算入額(22):項目追加、以降の項目番号のずれ
※(18)(21)(22)欄は入力対象外となります。
・収用等の場合等の所得の特別控除額(24)、肉用牛の売却に係る所得の
特別控除額(25):転記元 別表十関係の別表番号変更に伴う項目名の
変更
・課税対象留保金額等の益金算入額(27):転記元 別表十七(三)追加に
伴う項目名の変更
・所得金額若しくは欠損金額又は清算所得金額(7):転記元 別表四 項
目番号が(38)→(39)に変更されたことに伴う変更
・基準法人税額(10):転記元 別表一(二) 項目番号が(7)→(2)に変更さ
れたことに伴う項目名の変更
17
別表四
別表六(一)
別表六(二)
別表六(二の二)
別表六(六)
別表六(七)
別表六(八)
別表六(十)
・受取配当等の益金不算入額(14):転記元 別表八→別表八(一)に変更
・(減算)外国子会社から受ける剰余金の配当等の益金不算入額(15):
項目追加、以降の項目番号のずれ
※(15)欄は入力対象外となります。
※この欄は、平成 21 年 4 月 1 日以後開始事業年度から記載します。
・対外船舶運航事業者の日本船舶による収入金額に係る所得の金額の
損金算入額又は益金算入額(30):項目追加、以降の項目番号のずれ
※(30)欄は入力対象外となります。
※簡易様式では出力しない項目です。
・商工組合等の留保所得の特別控除額(33)、商工組合等の社外流出によ
る益金算入額(34):項目名の変更(漁業協同組合等→商工組合等 に
変更)
、および転記元 別表十関係の別表番号変更に伴う項目名の変更
・特定目的会社等の支払配当又は特定目的信託に係る受託法人の利益
の分配等の損金算入額(35):項目名(別表番号)の変更、社外流出③
→留保②に記載するように変更
※別表五(一)へは転記されません。別表五(一)の任意行に追加して
ください。
・その他(5):上段の内書欄の削除
・当期の法人税額(2):転記元 別表一(二) 項目番号が(9)→(4)に変更さ
れたことに伴う項目名の変更
・所得金額又は欠損金額(3):転記元 別表四 項目番号が(38)→(39)に
変更されたことに伴う項目名の変更
・特定外国子会社等に係る控除対象外国法人税額又は個別控除対象外
国法人税額(9)、特定外国子会社等に係る減額分(17):転記元 別表十
七(三の二)追加に伴う項目名の変更
・当期の所得に対する法人税の額(7):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
・当期の所得に対する法人税の額(3):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
・当期の所得に対する法人税の額(2):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
・当期の所得に対する法人税の額(13):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
18
別表六(十一)
別表六(十四)
別表六(十五)
別表六(二十一)
・取得年月日(5):項目名の変更(
「又は賃借の」が削除)
・リース費用 旧(10)~(13)欄、リースに係るもの 旧(19)~(24)欄の削
除、以降の項目番号のずれ
・当期の所得に対する法人税の額(12):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
・「取得に係るもの」→「当期取得分」に変更
・「翌期繰越税額控除限度超過額の計算」リースに係るもの欄の「合計」
「当期分」行、
「翌期繰越額」欄の削除
行、
・前期繰越額(22):項目名の変更(
「又は当期税額控除限度額」が削除)
・「翌期繰越税額控除限度超過額の計算」合計欄の「合計」行、
「翌期
繰越額」欄の削除
・当期控除額(23)(25):項目名の変更(従来は「当期控除額等」
)
、外書
欄の削除
・当期の所得に対する法人税の額(10):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
・「取得に係るもの」→「当期取得分」に変更
・差引当期税額基準額残額(24):項目名の変更(従来は「差引当期税
額基準残額」
)
・「翌期繰越税額控除限度超過額の計算」リースに係るもの欄の「翌期
繰越額」欄の削除
・「翌期繰越税額控除限度超過額の計算」合計欄の「合計」行、
「翌期
繰越額」欄の削除
・当期控除額(31)(33):項目名の変更(従来は「当期控除額等」
)
、外書
欄の削除
・「機械設備等の概要」→「設備の概要」に変更
・供用年度後における繰越税額控除限度超過額の控除実施額の合計額
(17):転記元別表の変更に伴う項目名の変更
・供用廃止設備を事業の用に供しなくなった事業年度又は連結事業年
度後の繰越税額控除限度超過額の調整額 旧(31):項目削除、以降の
項目番号のずれ
・取得年月日(3):項目名の変更(
「又は賃借の」が削除)
・リース費用 旧(9)~(12)、リースに係るもの 旧(18)~(23)欄の削除、
以降の項目番号のずれ
・「取得に係るもの」→「当期取得分」に変更
・当期の所得に対する法人税の額(11):転記元 別表一(二) 項目番号が
(7)→(2)に変更されたことに伴う項目名の変更
・前期繰越額(21):項目名の変更(
「又は当期税額控除限度額」が削除)
・「翌期繰越税額控除限度超過額の計算」リースに係るもの欄の「合計」
行、
「当期分」行、
「翌期繰越額」欄の削除
・「翌期繰越税額控除限度超過額の計算」合計欄の「合計」行、
「翌期
繰越額」欄の削除
・当期控除額(22)(24):項目名の変更(従来は「当期控除額等」
)
、外書
欄の削除
19
別表六(二十四)
別表七(一)
別表八(一)
別表十(六)
別表十(七)
・別表番号の変更:旧別表六(二十六)
・供用年度のリース特別控除額(12)、供用年度後における繰越税額控除
限度超過額の控除実施額の合計額(18)、供用年度の取得に係る繰越税
額控除限度超過額(19):転記元 別表番号変更に伴う項目名の変更
・「供用年度のリース控除の対象設備のうち既にリース特別控除の取戻
しの適用を受けた設備がある場合」→「供用年度のリース特別控除の
対象設備のうち既にリース特別控除の取戻しの適用を受けた設備が
ある場合」に変更
・供用廃止設備を指定事業の用に供しなくなった事業年度後の繰越税
額控除限度超過額の調整額 旧(31):項目削除、以降の項目番号のず
れ
・「設備廃棄欠損・特例欠損」行の削除
・当期控除額(2):別表四 項目番号が(36)→(37)に変更されたことに伴
う項目名の変更
・当期分 「青色欠損金」の「欠損金の繰戻し額(2)」:入力項目から上
書可能項目に変更し、
「欠損金の繰戻しによる還付請求書」の「同上
のうち還付所得事業年度に繰り戻す欠損金額(2)の金額を転記
・当期分 欠損金額、当期の欠損金額(4):転記元 別表四 項目番号が
(38)→(39)に変更されたことに伴う項目名の変更
・別表番号の変更:旧別表八
・別表番号の変更:旧別表十(五)
・帳票タイトル:「収用換地等及び特定事業の用地買収等の場合の所得
の特別控除等に関する明細書」に変更
・当該譲渡の日の属する年において譲渡した他の資産につき、5,000 万
円、2,000 万円、1,500 万円及び 800 万円特別控除の規定並びに 1,000
万円特別控除の規定の適用を受けた金額(16)、(31)、(36)、(41):項目
名の変更(
「並びに 1,000 万円特別控除の規定」が追加)
・ 特 定 事 業 の 用 地 買 収 等 に よ り 譲 渡 し た 年 月 日 (20) : 上 段 に
「
(平 . . )
」が追加
※(20)欄の上段は入力対象外となります。
・「Ⅱ 特定事業の用地買収等の場合の所得の特別控除に関する明細
書」→「Ⅱ 特定事業の用地買収等の場合の所得の特別控除等に関す
る明細書」に変更
・特定の長期所有土地等を譲渡した場合の特別控除額の計算(44)~
(48):欄の追加
※(44)~(48)欄は入力対象外となります。
※この欄は、平成 21 年 1 月 1 日から平成 22 年 12 月 31 日までの間
に取得をした国内にある土地等で、その年 1 月 1 日において所有
期間が 5 年を超えるものの譲渡をした場合に記載します。
・別表番号の変更:旧別表十(六)
20
別表十四(二)
別表十六(八)
・特定公益増進法人等に対する寄附金の損金算入額(17):項目名(計算
式)の変更
・当期損金経理額(5):項目名の変更(従来は「当期損金算入額」
)
別表十六(十)
・当期損金経理額(3):項目名の変更(従来は「当期損金算入額」
)
別表十八
・納税地:電話→電話番号に変更
・法人名:フリガナの追加
・下部欄外:法 0301-1800 の削除
■追加帳票
欠損金の繰戻しによる還付の請求に対応し、次の 3 表を追加しました。
※平成 20 年度版は、Ver.H20.31 で追加対応しています。
・欠損金の繰戻しによる還付請求書
※確定申告書と同時に提出する必要があります。
・第六号様式別表二の三
:控除対象還付法人税額又は控除対象個別帰属還付税
額の控除明細書
・第二十号様式別表二の三 :控除対象還付法人税額又は控除対象個別帰属還付税
額の控除明細書
■Ver.H20.31 からの変更点
「欠損金の繰戻しによる還付請求書」への金額の転記に対応しました。
・別表一:「所得金額又は欠損金額(1)
」:
→欠損金額(1)
「欠損金の繰戻しによる還付請求書」からの金額の転記に対応しました。
・同上のうち還付所得事業年度に繰り戻す欠損金額(2):
→別表七(一):当期分 「青色欠損金」の「欠損金の繰戻し額(2)」
・還付金額(15):
→別表一(一):「欠損金の繰戻しによる還付請求税額(18)
」欄の外書
」欄の外書
→別表一(二):「欠損金の繰戻しによる還付請求税額(13)
→別表一(三):「欠損金の繰戻しによる還付請求税額(16)
」欄の外書
→第六号様式別表二の三:当期分の①
第六号様式別表二の三の 1 行目~10 行目の入力に対応しました。
21
■削除帳票
平成 21 年度で不要となった次の別表(平成 20 年 3 月 31 日以前開始事業年度の場合に
使用)を削除しました。
・旧別表六(六): 試験研究を行った場合の法人税額の特別控除に関する明細書
・旧別表六(七): 中小企業者等が試験研究を行った場合の法人税額の特別控除に関
する明細書
・旧別表六(十二):事業基盤強化設備を取得した場合等の法人税額の特別控除に関する
明細書
・旧別表六(十三): 事業基盤強化設備等を事業の用に供しなくなった場合のリース特
別控除取戻税額に関する明細書
・別表六(二十四): 教育訓練費の増加額に係る法人税額の特別控除に関する明細書
・別表六(二十五): 中小企業者等の教育訓練費の額に係る法人税額の特別控除に関す
る明細書
■法人基本情報
別表一の項目名変更に伴い、「設定 2」タブの項目名「別表等送付要否」を「翌年以降
送付要否」に変更しました。
■フォーム印刷
平成 21 年度の新様式に変更しました。
■地方税 第六号様式の税率
都道府県民税の事業税税率、法人税割税率、均等割税額を、平成 21 年 5 月 1 日現在確
認されている税率(税額)に変更しました。
機能アップ等の対応内容
■法人基本情報(「計算方法設定」タブ)
別表十五 損金算入限度額の端数処理設定の追加
別表十五の「損金算入限度額(3)」の端数処理の設定項目(切上/切捨)の「別表十五 損
金算入限度額の端数処理」追加しました(平成 20 年度版は切上固定)。
■環境設定の「別表十五 損金算入限度額の端数処理」設定(初期値:切捨)
環境設定(
[オプション]→[環境設定]
)にも「別表十五 損金算入限度額の端数
処理」の設定項目を追加しました。前バージョンの平成 20 年度版で作成した法人
データをデータ変換したとき、および新規に法人データを作成したときの各法人
データ(法人基本情報の同設定項目)の初期値になります。
第六号様式 還付請求額税額の相殺に関する設定の分割
既存の「六号様式還付請求税額 納付税額と相殺」の設定を次のように 2 つに分け、別々
に設定できるように変更しました。
・納付すべき都道府県民税額 法人税割額を均等割額と相殺
第六号様式「この申告により納付すべき道府県民税額(21)」の設定になります。
・還付請求 中間納付額 納付税額と相殺
第六号様式「還付請求 中間納付額(73)(新様式は項番(74))」の設定になります。
※「法人税割額を均等割額と相殺:相殺する」を選択した場合は、「還付請求税額 納付
税額と相殺:相殺する」が自動的に設定されます。変更はできません。
22
第二十号様式 還付請求額税額の相殺に関する設定の分割
既存の「二十号様式還付請求税額 納付税額と相殺」の設定を次のように 2 つに分け、
別々に設定できるように変更しました。
・納付すべき市町村民税額 法人税割額を均等割額と相殺
第二十号様式「この申告により納付すべき市町村民税額(18)」の設定になります。
・還付請求税額 納付税額と相殺
第二十号様式「還付請求税額」の設定になります。
※「法人税割額を均等割額と相殺:相殺する」を選択した場合は、「還付請求税額 納付
税額と相殺:相殺する」が自動的に設定されます。変更はできません。
法人基本情報(「計算方法設定」タブ)
■事業所設定
地方税共通情報の「適用する事業税の分割基準」への連動対応
事業所設定の「事業税分割基準」の設定により、地方税共通情報([地方税]→[地方税共
通情報])の「適用する事業税の分割基準」の設定に連動するよう対応しました。
事業所設定の「事業税分割基準」の選択に
より次のように連動されます。
・従業者数
「3.事業所又は事業所数」のチェック
をオフにします。
・従業者数及び事業所又は事業所数
「3.事業所又は事業所数」のチェック
をオンにします。
※「1.従業者数」のチェックは連動しません
(初期値はオンで設定されています)
。
23
市町村名の更新
市町村名に表示する市町村情報に、平成 21 年 5 月時点の新市町村名を追加しました。
市町村名の選択リストの改善
同一の市町村名が複数表示されないように対応しました。(さいたま市、新潟市、静岡
市、浜松市、堺市など)
■納税一覧表、事業税・都道府県民税の内訳明細書
第六号様式で「利子割還付額の均等割への充当:希望する」を選択した場合、納税一覧
表の都道府県民税の「差引納付額」、および事業税・都道府県民税の内訳明細書の「差
引納付額」に実際に納付する金額と一致するように、利子割還付額を相殺した金額を出
力するよう変更しました。
■一括印刷
一括印刷終了後に一括印刷画面を閉じないように対応しました。
■バックアップ/リストア
法人データバックアップ/リストア画面の<参照>で表示されるフォルダー参照画面
から、新規フォルダーを作成できるように対応しました。
■セットアップに関する改善
過年度版の法人税プログラムが既にセットアップされている場合、プログラムセット
アップ先の初期表示は、過年度版プログラムをセットアップした同じフォルダー(ドラ
イブ)を初期表示するよう対応しました。
24
参考:公益法人制度改革に伴う法人区分等の設定方法
法人基本情報の設定項目
法人基本情報画面の「設定 1」タブで設定を行います。
■公益法人区分
「法人区分:公益法人」かつ平成 20 年 12 月 1 日以後終了事業年度の場合に使用できま
す。
「一般及び公益社団・財団法人〔別表一(一)〕」「特例民法法人・社会医療法人・その
他公益法人〔別表一(二)〕」から選択します。
■一般社団・財団法人区分
「法人区分:普通法人」、または「法人区分:公益法人」かつ「公益法人区分:一般及
び公益社団・財団法人〔別表一(一)」の場合に使用できます。
「非営利型法人」「普通法人(一般社団・財団)」「該当なし」から選択します。
別表一(一)の「一般社団・財団法人の区分」に丸印が出力されます。
別表一(一)
※「一般社団・財団区分」は、一般社団法人・一般財団法人(公益社団法人・公益財団
法人を除く)が記載します。
それ以外の法人は「該当なし」のまま変更しないでください。
25
法人区分による設定方法
公益法人制度改革に伴い、平成 20 年 12 月 1 日以後終了事業年度から公益法人の範囲が
変わりました。法人基本情報では、法人の種類によって次のように設定します。
次の設定方法の一覧は「法人区分」「公益法人区分」「一般社団・財団法人区分」に
追加された<説明>ボタンから確認できます。
法人の種類
普通法人
医療法人
一般社団法人・一般財団法人(特定
普通法人を含む)
※営利性あり
※平成 20 年 12 月 1 日以後設立
一般社団法人・一般財団法人
※営利性なし
※平成 20 年 12 月 1 日以後設立
公益社団法人・公益財団法人
※平成 20 年 12 月 1 日以後設
立、かつ公益認定済み
特例民法法人、社会医療法人
上記以外の公益法人
協同組合
特定の医療法人
法人基本情報の設定
公益法人
一般社団・
法人区分
区分
財団法人区分
普通法人
(未選択)
該当なし *1
普 通 法 人 (未選択)
該当なし *1
(医療法人
のチェック
ボックスを
オン)
普通法人
(未選択)
普通法人(一般
社団・財団)
公益法人
公益法人
使用別表
別表一(一)
非営利型法人
一般及び公
益社団・財
団法人[別 該当なし
表一(一)]
特例民法法
人・社会医
療法人・そ
の他の公益
法人[別表
一(二)]
協同組合
(未選択)
特定の医療 (未選択)
法人
公益法人
公益法人
該当なし
別表一(二)
該当なし
該当なし
別表一(三)
は「法人区分」や「公益法人区分」の設定により、設定が固定となる項目(選
択不可)です。
■注意
(上記表の*1 の説明になります)
法人の種類が普通法人または医療法人の場合、一般社団・財団法人区分の「普通法
人(一般社団・財団)」を選択しないでください。
選択すると、別表一(一)の「一般社団・財団法人の区分:普通法人」に丸印が出
力されてしまいます。
以上
26