Missed D ughnut Illusion 中山 遼平1 藤田 真新1 1東京大学大学院 佐藤 弘美1 人文社会系研究科 心理学研究室 Ver.1 High Speed Ver.2 Low Speed Ver.3 Colour-defined × High Speed Ver.4 Colour-defined × Low Speed [email protected] Ver.1 Ver.2 Ver.3 Ver.4 本作品では,Motoyoshi & Nishida(2004)で発 見されたd2図形を用いた。d2は3つのローブか ら成り,互いに直交するd2の輝度成分を重ね 合わせると,ガウシアン型の同心円状のエンベ ロープとなることが知られている。 この性質を逆に利用し,ある方位のd2に順応 後にガウシアン型の同心円状のエンベロープ( つまり,ドーナッツ)を同じ場所に提示すると,順 応時とは直交する方位のd2のみが見える。 Ver.1~4では,ドーナッツではなく垂直なd2が 動き回るように見える。しかし実際には,ドー ナッツだけが提示されている。等輝度・色定義 のVer.3/4や,速度の遅いVer.2/3では錯視が進 む。 周囲のd2が順応により消失すると,あたかも 円周上を走るd2がドーナッツを食べてしまった かのようである(?!)。 なお本作品は,Psychlopsツールボックスで作 成した静止画をFLASHでまとめて動画ファイルと した。
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