金沢大学創基150年記念シンポジウム・シリーズ第24回 元代青花瓷―出現と継承― * * * * * * * * * * * * * * * * * * * 青花瓷・染付は白磁に青で文様を描いたさわやかな器です。中国元代に出現し、明代にベトナ ム、韓国、日本にも生産技術が伝わり、アジア全域、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパでも染付 が使用され、現在も世界各地で一般的な器として知られています。その起源を探るため、元代青 花を中心に、その出現と生産年代、アジア各地域の流通状況、元代至正年間様式、明代へ継承し たか等の諸課題に、さまざまな視点から問題を提起し討論します。 人文学類国際交流事業である本シンポジウムは、金沢大学創基150年記念事業の一環として行われます。 金沢大学は平成24年に加賀藩種痘所を開設してから150年目を迎えます。本事業の目的は金沢大学の過去の 150年を振り返り、未来の150年の可能性を開くことです。皆様のご指導,ご鞭撻,ご協力をお願いします。 主 催: 金沢大学考古学研究室・人文学類国際交流委員会 日時: 2月27日 (日曜) 13時~18時頃 場所: 金沢大学 地域連携推進センター 2階講義室 一般公開・参加費無料 連絡先:金沢大学考古学研究室 内線5328 佐々木達夫(金沢大学)「元青花研究の現状と課題」 四日市康博(九州大学)「ユーラシア遊牧世界の聖なる色:青と白 謝 明良(台湾大学芸術史研究所教授)「元瓷覚書」 関口広次(立正大学)「元代窯業技術」 杉谷香代子(戸栗美術館)「元代青花文様」 山本信夫(早稲田大学)「バイヨン寺院出土の元青花とベトナム青花」 坂井隆(台湾大学芸術史研究所副教授)「ベトナム産タイルと元青花の文様」 田中和彦(上智大学)「フィリピン出土の元青花」 向井裕知(金沢市埋蔵文化財センター)「北陸の元青花に伴う中国と日本の陶磁器」 佐々木花江(金沢大学埋蔵文化財調査センター)「西アジア遺跡出土の元青花」 吉良文男(陶磁研究家)「朝鮮青花誕生」 高島裕之(専修大学)「日本染付誕生」 野上建紀(有田町歴史民俗資料館)「有田皿山藩窯の成立」 長谷川祥子(静嘉堂文庫美術館)「元染付誕生」 劉朝暉(復旦大学副教授)「唐青花研究的再思考: 以考古新发现为中心」 施静菲(台湾大学芸術史研究所副教授)「元青花瓷誕生諸説検証」 (紙上参加)西村昌也(ベトナム考古学院)西野範子「ベトナム青花誕生の様相」 討論:
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