PDF - 日本学術振興会

様式1
【公表用】
21世紀COEプログラム
1.機 関 の
代 表 者
(学 長)
(大学名)
北海道大学
(ふりがな<ローマ字>)
(氏
平成15年度採択拠点事業結果報告書
名)
Saeki
佐
伯
機関番号
10101
Hiroshi
浩
2.大学の将来構想
努める。
4)整備を進めつつある北キャンパス研究棟群及び現在
①研究教育目標と計画
建設中もしくは予定されている総合研究棟をCOEプ
北海道大学は,平成15年度21世紀COEプログラ
ログラムに優先的に割り当てる。
ムへの申請にあたり,総長を中心とする指導体制のもと
5)COEプログラム研究教育拠点から得られる学術的
で,先進的な研究教育の実施,適切な役割分担とその有
成果の発信、産学官連携による研究推進、外部資金調
機的な連携,新たな学問領域の創成、産学官連携の強化
達に関しては、全学的見地からの支援を行う。
などに取り組むことを目標として掲げた。
6)COEプログラムの成果を発信する国際的研究拠点
具体的な内容としては,「学院(大学院教育組織)・
の形成などを目指すための基盤として、学術国際部を
研究院(教官組織)構想」を基本骨格とする大学院再編
設置し国際交流を戦略的に展開するとともに、外国語
に着手し、柔軟な研究教育体制の実現を目指した。さら
教育を強化する。
に、総長主導の下にCOEプログラムを組織して新たな
7)長期的には、総長が全学的な観点から戦略的、重点
研究教育拠点を展開し、国内外に学術貢献する総合大学
的に配分可能は資金の重点投入及び戦略的外部資金獲
として発展することを期すこととした(注:平成14年
得支援を実施する。また、ポスドク、RA、TAの戦
度4拠点、平成15年度6拠点、平成16年度2拠点が
略的配置を実施する。
採択された)。これらのCOEプログラムの実施基地と
8)本プログラム終了後は、採択されたCOEプログラ
して、北大が北キャンパスに展開しつつある研究棟群及
ムを中心とした新たしい大学院体制で、総長主導のも
び総合研究棟の共通スペースなどを活用する。また、創
とにこれらの拠点を重点的に発展させる体制をとる。
成科学共同研究機構を中心とする重点的研究推進体制と
大学院研究教育とを有機的に連携させることにより、大
3.達成状況及び今後の展望
学の人的資源や研究施設を機動的、効果的に活用できる
体制の確立を目指すこととした。
○ 新たな研究・教育体制の構築
平成15年度に採択された6つのCOEプログラムに
②総長を中心とするマネジメント体制
よる拠点形成事業により、以下の新たな教育研究組織を
総長及び総長室を中心とする総長主導体制の下で、研
設置した。①「人獣共通感染症制圧のための研究開発」
究教育拠点形成を実効あるものとするため、以下のよう
(医学系分野)に伴い、新たな研究組織である人獣共通
な組織的支援を行う。
感染症リサーチセンターを設置した。②「特異性から見
1)「研究戦略室」による総長主導の全学的研究戦略の
た非線形構造の数学」(数学、物理学、地球科学分野)
具現化と「21世紀COE推進会議」によるCOEプ
に伴い、新たな研究組織である数学連携研究センターを
ログラムの自己点検評価と計画の適正な実施の支援を
設置した。③「流域圏の持続可能な水・廃棄物代謝シス
行う。
テム」(機会、土木、建築、その他工学分野)に伴い、
2)教員定員の有効活用については、教員定員の4%を
工学研究科に新たな研究教育組織である環境創成工学専
全学的見地から任期制を導入して活用する。また、大
攻と環境循環システム専攻を設置するとともに、環境ナ
学院の研究教育組織の見直しによる人的資源の流動化
ノ・バイオ技術国際研究センターを設置した。④「新世
と、効果的連携(相互補完)体制について検討する。
代知的財産法政策学の国際拠点形成」(社会科学分野)
3)創成科学共同研究機構の流動研究部門を中心として、
に伴い、新たな研究組織である社会科学実験研究センタ
一定期間研究に専念するシステムを活用し、戦略的な
ーを設置した。⑤「新・自然史科学創成:自然史におけ
研究推進を行う。同機構はCOE採択プログラムに対
る多様性の起源と進化」(学際,複合,新領域分野)に
する直接的支援の他、意欲の高い若手研究者に対する
伴い、新たな研究教育組織である理学研究院に自然史科
総長主導の研究支援を行い、将来的発展基盤の拡充に
学部門を、理学院に自然史科学専攻を設置した。
北海道大学―1頁
様式1
【公表用】
○研究活動の達成状況
○マネジメント体制の整備
それぞれのCOE拠点における具体的な研究成果など
1)平成16年4月、大學全体の研究推進に関する企画
については、COE拠点毎の事業結果報告に記載されて
立案を行う「研究戦略室」と、教育体系の維持・改善
いるが、概要は次のとおりである。
と教育システムの改革を担う「教育改革室」を設置し、
1)人獣共通感染症制圧のための研究開発:インフルエ
事務組織の学術国際部と協働して、21世紀COEプ
ンザウイルスのワクチン候補株ライブラリーの確立と
ログラムの成果の発信、産学官連携、外部資金調達、
全世界への供給開始、高病原性インフルエンザウイル
国際交流などの活動を支援した。また、総長を議長と
スの病原性発現機構の解明などの成果をあげた。さら
する「21世紀COE推進会議」は、各21世紀CO
に、国際機関及び国内外の大学・研究機関との連携、
Eプログラムの実施状況やその成果について評価を行
並びにザンビア及びスリランカへの海外研究拠点の設
いつつ、適切な事業推進のための助言やプログラム終
置など研究開発の中核的拠点の役割を果たした。また、
了後の研究教育体制の構築のための指導を行った。
創成科学共同研究機構の戦略重点プロジェクトとして
2)平成15年9月、北大の北キャンパスに創成科学共
も人獣共通感染症の診断・治療法の開発をとりあげる
同研究機構、触媒化学研究センター、電子科学研究所
とともに、北キャンパスに人獣共通感染症リサーチセ
のナノテクノロジー研究センターなどが入る創成科学
ンター実験棟を竣工した(平成19年9月)。
研究棟を新設し、先端的・実験的研究や産学連携に繋
2)特異性から見た非線形構造の数学:非線形構造に焦
がる研究の拠点としての活動を開始した。北キャンパ
点を当て,特異性の視点より、数学(非線形解析学,
スにはその後、平成14年採択拠点「バイオとナノを
数理解析学など)の深化とともに,周辺諸科学(数理
融合する新生命科学拠点」形成に伴うポストゲノム研
生物,画像処理、気象学など)の活性化と新展開を推
究棟と民間企業による創薬基盤技術研究棟、及び電子
進した。
科学研究所棟も新設するなど、教職員や学生1500名を
3)流域圏の持続可能な水・廃棄物代謝システム:社会
擁する一大リサーチパークを形成している。
の重要資源である水、物質、エネルギーを統合した持
3)創成科学共同研究機構において、任期付きで若手に
続的社会を支える新たな環境社会工学の研究拠点を形
研究機会を与える流動研究部門を運用・継続するとと
成した。この結果、先端的水処理システムの開発、耐
もに、若手リーダ育成とテニュアトラックを組合せた
久・リサイクル性基盤材料の開発と国際基準化、廃棄
北大基礎融合科学領域リーダ育成システムを開始した。
物の省エネルギー高効率選別機の開発などの成果をあ
げた。
○補助事業終了後の支援
4)新世代知的財産法政策学の国際拠点形成:日本初の
1)「人件費ポイント管理制度」を整備した。本制度に
新世代知的財産法政策学の構築を目指した研究を行い、
より、拠点形成事業継続中または終了後に設置した研
その成果を「知的財産法政策学研究」計20号、研究
究教育組織に対して、総長が管理する教員人件費を機
叢書4冊等として世に送り出した。
動的に活用して、任期付き教員を配置した。
5)新・自然史科学創成: IODP(統合深海掘削計画),
2)平成19年10月、創成科学共同研究機構の一部門
国立極地研究所南極観測事業等の各種国際計画におけ
であったリエゾン部・戦略スタッフ部門と全学組織で
る中核的役割を担いつつ、自然史学(博物学)から分
ある「知的財産本部」を統合し、北大の知財管理と事
化した地球科学と生物分類学・進化学の再統合による
業化推進を統合管理する「知財・産学連携本部」を立
新しい自然観の構築を進めた。その際、IODPの事
ち上げた。これにより、21世紀COEで得られた知
務局を北キャンパスに誘致し、IODPの世界のサイ
財の管理と産学官連携を一元的・効率的に支援する。
エンスプランをとりまとめる事務局機能を果たした。
3)北大の研究を主体とする組織(付置研究所、学内共
6)スラブ・ユーラシア学の構築:グローバル化時代に
同研究施設など)を統括管理する創成科学研究機構を
対応する新たな地域論としてのスラブ・ユーラシア学
設置する(現在の創成科学共同研究機構は、傘下の一
構築を目指した研究を行い、中域圏論・地域認識論・
組織とする)構想の検討を進めている。これにより、
帝国論という分析視野を確立した。また、東アジアの
先進的な教育の実施、適切な役割分担とその有機的な
組織的協力体制の構築を推進した。
連携、新たな学問領域の創成などの促進が期待される。
北海道大学―2頁
様式2
【公表用】
21世紀COEプログラム
機 関 名
平成15年度採択拠点事業結果報告書
北海道大学
学長名
浩
拠点番号
H01
F<医学系> G<数学、物理学、地球科学> H< 機械、土木、建築、その他工学> I<社会科学> J<学際、複合、新領域>
1.申請分野
流域圏の持続可能な水・廃棄物代謝システム
(Sustainable Metabolic Systems of Water and Waste for Area-based Society)
2.拠点のプログラム名称
(英訳名)
<研究分野:土木工学>(流域圏)(水代謝)(廃棄物代謝)(新材料)(社会基盤施設管理)
研究分野及びキーワード
工学研究科環境創生工学専攻、環境循環システム専攻、環境フィールド工学専攻、北方圏環境政策工学専攻、空間性能
3.専攻等名
システム専攻(都市環境工学専攻、社会基盤工学専攻、環境資源工学専攻より平成17年4月1日改組による変更)
4.事業推進担当者
計
28
名
ふりがな<ローマ字>
氏
佐伯
現在の専門
所属部局(専攻等)・職名
名
学
役割分担
位
(事業実施期間中の拠点形成計画における分担事項)
(拠点リーダー)
【水代謝システム】
Watanabe Yoshimaa
渡辺 義公
Magara Yasumoto
眞柄
泰基
Funamizu Naoyuki
船水
尚行
Okabe Satoshi
岡部 聡
Saeki Hiroshi
佐伯
浩
Yamashita Toshihiko
山下
俊彦
Shimizu Yasuyuki
清水
康行
Matsui Yoshihiko
松井
佳彦
Kimura Katsuki
木村
克輝
Nagano Katsunori
長野 克則
工学研究科環境創生工学専攻・教授
工学研究科都市環境工学専攻・教授
(平成16年3月31日定年退職により辞退)
工学研究科環境創生工学専攻・教授
水環境工学・工学博士
先端的水処理システム
環境リスク工学・工学博士
水環境中の有害物質のリスク評価と制御
衛生工学・工学博士
工学研究科環境創生工学専攻・准教授
工学研究科環境資源工学専攻・教授
(平成17年3月31日定年退職により辞退)
工学研究科環境フィールド工学専攻・教授
環境微生物工学・Ph.D.
開学工学・工学博士
持続可能なサニテーションシステム
分子生物学的手法による新規廃水処理法および環境修復技
術の創出
沿岸域環境管理のための海洋構造物
海岸工学・工学博士
沿岸域での物質輸送と海洋生物挙動
工学研究科北方圏環境政策工学専攻・教授
工学研究科環境創生工学専攻・教授
(平成18年4月1日追加)
工学研究科環境創生工学専攻・准教授
(平成18年4月1日追加)
工学研究科空間性能システム専攻・教授
(平成18年4月1日追加)
河川工学・工学博士
河川での物質輸送および環境影響評価
水環境工学・博士(工学)
水環境中の有害物質のリスク評価と制御
環境工学・博士(工学)
膜ろ過を中心とした先端的水処理システム
エネルギー環境工学・博士
(工学)
下水処理水を活用した分散型エネルギーシステム
Tsunekawa Masami
工学研究科環境循環システム専攻・教授
工学研究科環境資源工学専攻・教授
(平成17年3月31日死亡により辞退)
工学研究科環境循環システム専攻・准教授
(平成18年4月1日追加)
工学研究科環境循環システム専攻・准教授
(平成18年4月1日追加)
リサイクル工学・工学博士
工学研究科環境循環システム専攻・教授
工学研究科環境フィールド工学専攻・教授
工学研究科環境資源工学専攻・助教授
(平成15年10月1日異動により辞退)
工学研究科北方圏環境政策工学専攻・教授
工学研究科環境循環システム専攻・教授
廃棄物工学・工学博士
工学研究科都市環境工学専攻・教授
(平成18年3月31日定年退職により辞退)
工学研究科北方圏環境政策工学専攻・教授
道路工学・工学博士
工学研究科環境創生工学専攻・教授
工学研究科環境創生工学専攻・准教授
(平成18年4月1日追加)
工学研究科環境創生工学専攻・教授
(平成18年4月1日追加)
工学研究科環境循環システム専攻・教授
工学研究科環境循環システム専攻・准教授
(平成18年4月1日追加)
工学研究科北方圏環境政策工学専攻・教授
工学研究科環境循環システム専攻・教授
複合構造工学・工学博士
恒川 昌美
Tanaka Nobutoshi
田中
信壽
Hiroyoshi Naoki
広吉
直樹
Sato Tsutomu
佐藤
努
Mitachi Toshiyuki
三田地 利之
Kaneko Katsuhiko
金子 勝比古
Hirajima Tsuyoshi
平島 剛
Furuichi Toru
古市 徹
Matsuto Toshihiko
松藤 敏彦
Moriyoshi Akihiro
森吉 昭博
Satoh Keiichi
佐藤 馨一
Ueda Tamon
上田 多門
Satoh Yasuhiko
佐藤 靖彦
Sugiyama Takafumi
杉山 隆文
Miura Seiichi
三浦 清一
Ishikawa Tatsuya
石川 達也
Kagaya Seiichi
加賀屋 誠一
Nawa Toyoharu
名和 豊春
5.交付金額(単位:千円) 千円未満は切り捨てる (
年
度(平成)
交付金額(千円)
【廃棄物代謝システム】
資源リサイクル・バイオレメディエーション技術の開発
廃棄物工学・工学博士
廃棄物の適正処理・処分法の開発
リサイクル工学・博士(工学)
地盤工学・工学博士
高度選別技術の開発
汚染地盤環境の修復
廃棄物処分施設設計の最適化および汚染地盤の評価・修復技
術の開発
岩盤工学・工学博士
廃棄物最終処分のための地盤材料評価技術の開発
リサイクル工学・工学博士
都市鉱山におけるリサイクル技術の開発
廃棄物管理工学・工学博士
循環型社会を目指した廃棄物管理システムの構築
廃棄物管理の総合評価法の開発、廃棄物の適正処理・処分法
の開発
地球化学・博士(工学)
都市計画学・工学博士
【社会基盤施設管理システム】
リサイクル性土木材料の開発、損傷構造物の補修方法の開発
社会基盤施設の総合的マネージメント手法
構造工学・博士(工学)
新材料による補修補強技術、構造物のライフサイクル評価
リサイクル性土木材料の開発、損傷構造物の性能評価法と補修・
補強方法の開発
コンクリート工学・Ph. D
構造物の耐久性予測手法の開発
地盤工学・工学博士
リサイクル性粒状材料の力学評価
地盤工学・博士(工学)
リサイクル性粒状材料の力学評価
地域計画・学術博士
構造系ライフサイクルの信頼性と経済性評価
コンクリート工学・博士(工学)
高耐久・リサイクル材料の開発、評価
):間接経費
1 5
1 6
1 7
147,000
146,700
149,700
1 8
1 9
180,020
180,000
(18,002)
(18,000)
北海道大学(H01)―1頁
合
計
803,420
様式2
【公表用】
6.拠点形成の目的
めて重要である。持続可能な社会形成のために
1)本拠点の背景とホロニックパス
は、従来型の巨大なシステム、ネットワーク(ハ
第二期科学技術基本計画で設定された科学
ードなシステム)への依存ではなく、適切な
技術の4つの戦略的重点分野の1つである「環
時・空間規模のある程度自律したシステムが全
境」では、都市域水・物質・エネルギ-循環シ
体の調和のために緩やかに結合し、マネージメ
ステムの再生と創造及び流域圏自然循環・共生
ントされるホロニックなシステムを構築・運営
システムの維持と創造を具体的目標として掲
するパラダイムへの転換(ホロニック・パス)
げている。このような社会の要請に対して本拠
が必須である。この概念を融合・発展させるこ
点は、土木工学の担う役割と責任はホロニッ
とにより、本拠点はわが国や世界の流域圏にお
ク・パス的発想(個の自律性を尊重しながら全
ける持続可能な「水・廃棄物代謝システム」の
体の調和を図る)による持続可能な社会の実現
構築に大きく貢献できる。
にあると認識し、対象として、(1)流域圏の水
3)本拠点の特色
代謝システム、(2)流域圏の廃棄物代謝システ
本拠点は、流域圏の「水」と「廃棄物」の輸
ム、及びこれらの構築と運用を支える(3)社会
送系と質変換系を自律・分散型とし、適切な時
基盤施設管理システム、の三つのサブテーマを
空間スケールで計画・建設・運用する社会基盤
設定した。
システムを、ホロニック・パス的発想(個の自
ホロニック・パスとは、英国の小説家であり
律性(独自性)を尊重しながら全体の調和を図
科学評論家のアーサー・ケストラーが、ギリシ
る)に立って構築するための研究者・技術者を
ャ語の「全体」を意味する「holos」と個や部
養成するプログラムである。本工学研究科の目
分を表す「-on」を合成して作った「holon」を
指す将来構想(環境社会工学研究院・学院構想)
形容詞化した造語「holonic」と、行動の方針
を基盤とし、それをさらに具体的かつ飛躍的に
を意味する「path」を結合させた言葉である。
発展させるものであり、その特色は次の3点に
科学技術や組織の巨大化を目指す「hard path」
要約される。①土木工学、環境工学、資源工学
と、その対極にある「soft path」の中庸にあ
に関わる伝統的な総合工学と他の先端的学問
り、個の自律性(独自性)を尊重しながら全体
分野(情報工学、バイオテクノロジー、ナノテ
の調和を図る意味である。
クノロジー)および既存の英語特別コースとの
本拠点では、自然生態保存森林域、生産力地
融合を図り、「Socio-Environmental
域、都市及び沿岸域から構成される、自然のみ
Engineering」の真の国際的研究教育拠点を作
ならず社会的にもまとまった地域を流域圏と
る。②ホロニック・パスの概念を重要な社会基
定義し、流域圏の持続可能な「水・廃棄物代謝
盤である「水・廃棄物代謝システム」の構築に
システム」を構築するために、先端的水処理シ
適用する。③空間単位として河川流域と沿岸域
ステムの開発、資源リサイクル技術の開発、廃
を含めた「流域圏」を対象とする。
棄物の適正処理処分法の開発、長寿命新材料の
3)終了後の成果、学術的・社会的意義
開発、構造物延命化のための補修・補強技術の
成果は次の3点に要約される。①先端的水処
開発などの新たな土木技術の創出と、健康便益
理システムの開発、耐久・リサイクル性基盤材
とリスク、環境便益とリスク、資源・エネルギ
料の開発と国際基準化、次世代型廃棄物管理技
ーの生産と消費及び時間スケールと合意形成
術・システムの開発、②双峰性の理念を基に環
手法を考慮した新たなマネージメント手法の
境社会工学院の全ての大学院生に、拠点プログ
開発を行い、それらの成果を基に新たな環境社
ラムを主、または副専修として履修させ、国際
会工学「Socio-Environmental Engineering」
性とホロニックなセンスを持った研究者・技術
の学問領域を確立することを目指す。
者を養成する、③拠点リーダーの指導力のもと
2)本拠点の重要性と発展性
にホロニックな研究・教育組織を確立する。こ
本拠点は、伝統的総合工学としての土木工学
れらの成果を統合し、終了後も研究・教育の拠
の分野に新たな発想(ホロニック・パス)によ
点となるよう、本COE研究拠点を核とした研究
る適切な時空間(流域圏)を持ち込んだ点で極
センターを創設する。
北海道大学(H01)―2頁
様式2
【公表用】
7.研究実施計画
を埋立処分する、流域圏で完結する廃棄物管理
(1)水代謝システム、(2)廃棄物代謝システム、(3)社会
システムについて研究する。また、流域圏外に最終
基盤施設管理システムの3つのサブグループを設け、こ
的に出る資源物、残渣の流れを適切に管理でき
れらのサブグループが、ホロニックなシステムを構築・運営
るように、他流域圏の管理システムとの緩やかな連
するパラダイムの転換を共有し、その実現にむけ
携・協働・管理を通してホロニックな社会システムを形
た各要素技術とそれらの統合技術の両面にお
成するための研究を行う。具体的な研究課題と
いて世界的な研究教育成果を達成することを
しては次の3つのテーマを設定する。
目的とし、また、各グループの研究成果を新たな
①廃棄物適正処分、地盤材料評価技術、汚染地
発想の基に積極的に融合し、新たな水・廃棄物
盤評価・修復技術、バイオレメディエーション:埋立物と
代謝システムの提案を行うことを目指す。
処分場について需要面、物理化学的な面、地質
学的な面、地盤工学的な面から研究し、流域圏
(1)水代謝システム
で支持され、持続的かつ循環的に利用される埋
①自律・分散型先端的水処理技術や排水分離分
立地を開発する。これらの成果を活かして過去
散型処理システムの開発:ホロニックなシステムを構成する
の埋立地の修復技術を開発し、有効利用を図る。
質変換系要素技術開発を目的とし、排水の直
②都市鉱山(Urban Mine)、3R技術:種々の廃
接・間接再利用や排水からの有用資源の回収も
棄物を対象に、消費エネルギーの少ない、多様な、
可能にし、流域圏の水と物質の流れのマネージメント
自立した資源化技術を開発する。また、循環資
のための技術を開発する。この開発にはナノテクノロ
源の評価法を確立する。
ジー(膜ろ過技術、新規吸着材および機能性水
③廃棄物管理システム:以上の研究で得られる知見
処理材料開発)、分子生物学手法などを適用し、
に基づき、流域圏の合意が得られ、資源エネルギー
新規の要素技術の開発を図る。
やコストの面からも最適なシステムを考え、その評価
②沿岸域・流域圏管理モデルの開発:流域の最下
指標、評価法を開発する。
流端である沿岸域の管理モデル開発を目的とす
る。この管理モデルは流域圏内人間活動と自律・
(3)社会基盤施設管理システム
分散型処理技術のマネージメントの評価を可能とす
①現在使用されている各種リサイクル材(アスファルト、
る。
セメントコンクリート等)の物理化学的性質から問題点を
③病原性微生物や化学物質によるリスク評価:
拾い出し、耐久性材料の目指すべき特性を明示
自律・分散型処理システムの評価技術を開発する。
する。新たな高品質リサイクル材料の開発法として、
最新の水質測定技術や遺伝子工学的ツールの適用
生物・化学的処理法を活用したコンクリート塊の完全
が図られ、人間の健康や環境生態系に与える影
リサイクルシステムを他のグループと共同で研究する。
響を評価する新規手法の開発を行う。
②リサイクル材料、耐久性材料、補強材料の材料劣
④流域圏情報基盤と人間社会-水管理コミュニケーシ
化モデルの開発とそれらを適用した構造物(補修
ョン技術開発:水代謝システムへのホロニックなアプローチに
補強後構造物を含む)の性能劣化予測手法を開
おいて重要な点は、利害の競合する種々の自律
発し、社会基盤施設の新しいライフサイクル性能照査
するグループ、システム間の合意形成であり、そのた
型のシステムを提示する。
めに必要なコミュニケーション技術の開発を、GIS等の情
③社会基盤施設管理の効率性を明示するため、
報ツールを適用して行う。
健康、環境、資源、エネルギーを指標とした包括分
析法(DEAモデル)を用いたマネージメントを行い、リスク
(2)廃棄物代謝システム
-便益分析評価法を新たに開発する。
廃棄物代謝システムグループでは、最少数の埋立処分
④リサイクル材の有機汚染の特定化および定量化を
場を核に、地域ごと、廃棄物の種類ごとに中小
通じて、リサイクル材料の汚染物質の除去法、修復
規模で実施可能な、消費エネルギーの少ない多様な
法、再利用法を提示する。
資源化技術を適用し、流域圏で消費可能な資源
⑤以上の成果に基づき、構造設計、材料施工、
物の回収を行い、最後に残渣物を焼却処理する
維持管理を統合した性能照査型システムの新しい
ことで熱回収をし、適切に処理されたもののみ
手法を提示する。
北海道大学(H01)―3頁
様式2
【公表用】
平成18年度からは、平成17年度に改組された
8.教育実施計画
1) 大学院生の国際化への対応:本拠点を構成
15専攻から「環境創生工学専攻」を含む6専攻
する社会工学系では、すでに2000年度より英語
を厳選し「π型フロンティア博士課程プログラム」を開
特別コース(Socio-Environmental Engineering)
始する。これは「魅力ある大学院教育イニシアティブ」
を設置し、多くの留学生、および2002年からは
プログラムとして文科省に採択されたプログラムで
日本人学生も受け入れ、全て英語で講義および
あり、企画力、リーダーシップ、国際性、複合的研
研究指導を行っている。英語特別コースとの密な
究能力を持つ博士課程の学生を育成し、日本の
連携をはかり、平成17年度(2005年度)からは、
博士課程教育の概念を変えることを目的とし
大学院工学研究科の改組に伴って、COEを核と
ている。
する新たな3つの専攻を設置したが、本拠点の
3) 産官学の連携:本拠点の環境創生工学専攻、
核となる環境創生工学専攻では、現行の大学院
環境循環システム専攻で、国立大学における寄附講
講義を全て英語で行うことを義務付けた。また、
座の数が減少する傾向にある中で、水環境工学
事業推進担当者でカバーできない分野について、
国際(西原)講座、都市代謝システム工学(荏原)
世界第一線の研究者を国内外から招聘し、英語
講座、循環資源評価学(タクマ)講座など5つの寄
による特別講義や集中講義を開催する。
附講座を設置、運営し、地域連携的研究の実績
大学院博士課程の学生には在籍期間内に国
をあげてきた。今後は平成15年度開始された寒
際学会で最低1編の研究発表を義務付けてい
冷地工学講 座に加えて さらに寄附 講座を誘致
る。研究成果の公表は国際雑誌への投稿を前提
し、産業界と大学の関係を密にし、大学で学ん
とし、学位論文の英語記述および公開論文説明
だ理論や考え方を現場にフィードバックできる体制
会で英語での発表を原則として義務付ける。
を確立する。この連携により本拠点プログラムの
また、日本人博士課程後期学生、COE特別研
研究成果の社会貢献度・波及効果が飛躍的に高
究員および若手研究者を海外のトップクラスの研究
まることが期待できる。また、本拠点で生み出
室で(3ヶ月から1年間程度)研究に従事させ、
された基盤技術が産業技術として、社会に貢献
国際感覚を肌で身につけさせる目的で若手海
できるよう 本学と包括 連携を締結 した企業と
外研修制度を設ける。
積極的に共同研究を展開していく。
教官任用にあたっては、大学院の講義は全て
英語で実施することを義務付けており、英語運
用能力の高い教官を公募により積極的に任用
4) その他:
①主要大学や企業の研究室と連携して合同ゼミ
を行う。
②環境および建設関連企業、関連研究所(例え
する。
COE特別研究員の採用にあたっても、英語運
ば(独)産業技術総合研究所や(独)土木研究
用能力の高い研究者を積極的に任用する。
所など)と協議して、インターン制度の導入およ
2) 双峰型教育の充実:現在実施している「双
び共同研究の実施を目指す。
方型教育」すなわち主専修・副専修システムを引き
③基礎教育の充実と共に教官の最新研究成果
続き実施し、学生の視野を広げるのみならず、
を授業に反映させる。また、その成果を教科
学生に専門領域とその周辺領域についての体
書(英語出版)としてまとめる。
系を理解させ、それらを有機的に連携して全体
④学生に学会発表やゼミでの発表を積極的に行
の調和を図ることができるホロニックな手法を身に
わせることにより、プレゼンテーションの訓練を行
つけさせる。平成17年4月の本工学研究科の改
う。大講座単位で論文発表会や中間発表会を
組に際し、この教育理念のより一層の拡充を図
実施し、ディスカッションの訓練も実施する。
るため、大部分の事業推進担当者を環境創生工
⑤教官・大学院生と実社会との連携を深めるた
学専攻、環境循環システム専攻に集め、両専攻の学
め、公開講座などの開催によって社会的評価
生が主専修としてCOE拠点「Socio-
を実感しながら研究教育を行う体制を創る。
Environmental Engineering」に関する講義を
⑥平成17年度に本研究科に設置された「工学系
履修できるようにするとともに、他専攻の学生
教育研究センター」と共同で「高度科学技術英語
が副専修として容易に履修できるようにした。
教育」と「インターンシップ」をさらに強化する。
北海道大学(H01)―4頁
様式2
【公表用】
9.研究教育拠点形成活動実績
後も国際的に卓越した教育研究拠点を目指し
①目的の達成状況
ての継続的な教育研究活動が自主的・恒常的に
1) 世界最高水準の研究教育拠点形成計画全体
行われることが求められた。そのために、本拠
点では、申請時と中間評価時に「拠点リーダーの
の目的達成度
本拠点は以下に挙げる2つの観点から、所期の
指導力のもとにホロニックな教育研究組織を確立す
目的を十分達成したと判断される。
る」ことを強調した。本拠点における教育、研
<3つのサブグループの画期的研究成果>
究の成果を統合し、終了後も教育研究拠点とな
本拠点の3サブグループはそれぞれ、下記のような
るよう、「水」「廃棄物」「環境ナノ・バイオテクノロジ
画期的な研究成果を挙げている。
ー」をキーワードとする北海道大学学内共同利用施
ⅰ)水代謝システムグループ:ナノ技術(膜処理・メゾ
設「環境ナノ・バイオ工学研究センター」が本事業終了
構造体吸着剤)とバイオ技術(生物学的処理)を
後の平成20年4月1日に設立され、拠点リーダー
融合させて、a)膜分離技術を核とした自律・分
の渡辺義公がセンター長(特任教授)に就任した。
散型先端的水処理システム、b)家庭排水の分離・分
2) 人材育成面での成果と拠点形成への寄与
散型処理システム, c)微量化学物質のモニタリング法,
人材育成のために以下の事業を実施し、それぞ
d)ヒトDNAチップを用いた新規多指標型バイオアッセイ法
れで述べているような効果をあげていること
e)病原性微生物のモニタリングのための宿主特異的
から、「目的は十分達成した」と判断される。
16SrRNA遺伝子マーカー法、f)下・廃水からの有用
<リサーチアシスンタトの採用とその波及効果>
資源の回収(特に枯渇資源のリン)・リサイクル法、
5年間で延べ58名の博士課程学生をリサーチアシスタ
を開発した。これらの研究に対し、日本水環境
ントとして採用、1人あたり年約200万円の経済的
学会賞、日本学術振興会賞が授与された。
支援を行い、研究に専念できる環境を準備した
ⅱ)廃棄物代謝システムグループ:
「Urban Mine、Urban
結果、学生の質的向上が図られた。向学心に富
Forestと適正処分パーク」実現のため研究を行っ
む博士課程学生が入学したこと、本拠点事業に
た。その成果として、a)各種の先端的湿式比重
よりサブグループ(異分野)間の交流が生まれた
選別機を開発し、廃OA機器、廃蛍光管や各種シュ
ことから、本拠点のリサーチアシスタント、ポスドクと、事
レッダーダストからの有価物回収、b)廃棄物処分に
業推進担当者の研究室に所属する博士課程学
適した地盤・岩盤の評価法、c)ベントナイト混合土
生や若手教員の中から“若手研究者の会”が自
の遮水性能評価法、d)岩盤の長期挙動予測技術、
主的に発足し、情報交換、相互の研究室、研究
e)微生物代謝活動による地盤改良固化技術、f)
現場の見学会、勉強会などを重ねて異分野間の
汚染土壌における汚染物挙動のシミュレーション技術、
交流が深まり、真の環境社会工学の構築に貢献
g)重金属汚染土壌浄化システム,を開発した。廃棄
した。“若手研究者の会”は平成18年10月に国
物処理LCAに関する研究は、土木学会・廃棄物
際シンポジウムを企画、開催している。
学会論文賞など外部から高い評価を得た。
<博士研究員の採用とその波及効果>
ⅲ)社会基盤施設管理システムグループ:流域圏にお
5 年間で延べ 61 名(うち海外から延べ数 33
ける持続可能なインフラを対象とした社会基盤施
名)の COE 博士研究員を書類及び拠点リーダーと 3
設管理システムに関し、長寿命・リサイクル材料、構造
人のサブリーダーの面接審査によって選考した。博
物延命用補修・補強技術などの研究成果を統合
士研究員の採用は優秀な若手研究者の確保・育
して、高耐久性リサイクル材料、ライフサイクル性能照査シス
成に大きく貢献した。博士研究員は、本研究拠
テムを創成した。また、水代謝、廃棄物代謝、社
点での研究実績をもとに、国内では本学大学院
会基盤施設管理の成果を総合化するマネージメント
工学研究科(准教授)、(財)電力中央研究所、
手法の一部も開発した。特に建設ストックの維持管
(独)港湾空港研究所、東レ(株)(独)国立
理と劣化予測に関する研究は、国際誌論文賞を
環境研究所(以上、研究員)など、海外では中
受賞するなど国際的に高く評価されている。
国鉱業大学、上海工程技術大学、韓国全北大学
<環境ナノ・バイオ工学研究センターの設立>
(以上、副教授)、韓国地質資源研究院(研究
21世紀COEプログラムに対しては、大学の国際化
戦略の将来構想との整合性と、事業が終了した
員)、パシフィックコンサルタンツ・インターショナショナル(技師)な
どに就職している。
北海道大学(H01)―5頁
様式2
【公表用】
b) 環境・健康リスク評価とバイオ技術の融合
<若手研究者の海外派遣>
研究レベルの更なる向上と国際的視野を広げ
ヒトDNAマイクロアレイを用いた化学物質のリスク評価技
ることを目的として、博士研究員を含む若手研
術を開発した。代表的な環境汚染物質である重
究者の中から厳正な審査により、5 年間で 7 名
金属を対象に、その毒性評価におけるDNAマイクロ
の若手研究者を国際的にトップレベルにある研究
アレイの有用性を証明した。この手法は他の毒性
機関に派遣した。派遣先は韓国嶺南大学、ウィーン
物質にも適用可能であり、DNAマイクロアレイを用いた
工科大学(オーストリア)、カールスルーエ研究所(FZK)(ド
包括的な環境水の毒性評価が可能となる。
イツ)、Duke 大学(米国)である。派遣された若
<廃棄物代謝システムグループ>
手研究者は、帰国後も派遣先の研究者と共同研
都市鉱山構想とリサイクル技術の融合
究や情報交換を継続しており、国際的な研究者
本学で開発されたBATAC Jigを複合材料の成
ネットワークが形成された。派遣された若手研究者が
分別選別ができるように種々の工夫・改良を加
主体となり、平成 19 年 9 月に FZK から若手 3
えて、RETAC jigへと発展させ、この選別機を
人の研究者を招いて合同セミナーを開催しており、
核とした多くのリサイクルプロセスを開発・実用化した。
これをベースに今後の研究発展が大いに期待さ
例として、a)廃コンクリートからの骨材、b)モルタル分の
れる。
回収・リサイクル、c)廃蛍光管からの各種ガラスの回
<COE Intensive English Course による英語
収・リサイクル、d)鉛汚染土壌中の鉛粒子の回収、e)
力の向上>
使用済自動車や廃家電のリサイクル工場で発生する
国内外から第一線の研究者を招聘し、英語に
シュレッダーダスト中の希土類などの有価物回収、な
よる集中講義(1 回 90 分 x15 回=22.5 時間=
どが挙げられる。
1 コース)を 5 年間で 8 コース開講した。最新の知
<社会基盤施設管理システムグループ>
見と情報が 盛り込まれ た英語によ る講義とそ
社会基盤施設のライフサイクル評価と補修・補強技術,
の後のディスカッション、単位取得のために義務づけ
及び社会基盤システムの新しい評価指標と合意形
る英語のレポート提出を通じ、英語によるコミュニケーシ
成法
ョン能力の向上を図った。2006 年のメイン講師だっ
持続可能な社会基盤施設の構築と維持に必
た国立台湾大学 D.J. Lee 教授は、前回(2004
要なハード技術として、微細空隙構造と相互作用
年)に比べ、学生の英語力が明らかに向上して
を考慮したコンクリート中の物質移動、材料科学的視
い る 、 と い う コメントを 寄 せ 、 Intensive Course
点に基づく劣化現象(収縮ひび割れ,塩害,凍
の実施が学 生の英語力 向上に有効 であったこ
害)、アスファルトの劣化損傷機構、コンクリートの化学組
とを指摘している。
成の変化と力学特性、コンクリートの準微視的構造に
3) 研究活動面での新たな分野の創成や、学術
基づく損傷機構と材料特性、産業廃棄物を適用
したコンクリートの強度発現・長期特性、土・粒状体地
的知見など
所期の目的を十分達成したと判断される。以下
盤の力学特性の評価法および変化予測法、劣化
に各サブグループが創成した新たな分野と学術的
防止用の新しい表面改質材、新材料を開発した。
知見について述べる。
また、ソフト技術として、自然・社会要因を指標・EF
<水代謝システムグループ>
評価した地域計画、地域ITシステム・熱併給型システ
a) 水質変換技術とナノ技術(分離膜)との融合
ム・LCCを考慮したインフラストック、環境評価・合意形
膜ろ過システム設計マトリックスの提案と実証、分離膜
成を考慮した戦略的環境評価(SEA)などを提
のファウリングについて先進的な研究を行い、その
示した.
成果は国際学術誌に多数掲載された。これらに
4) 事業推進担当者相互の有機的連携
より、渡辺は平成19年度日本水環境学会賞を受
従来の土木、衛生、資源といった伝統的工学の
賞、現在、International Water Association
枠組みを超えた本拠点の3つのサグブループ間の
のIWA Award for Outstanding Contribution to
有機的連携の成果として下記の研究成果を得
Water Management and Scienceの候補者にノミネ
ている。
ートされている。
ⅰ) 水代謝システム+社会基盤施設管理システム
a) コンクリート腐食機構の解明とその対策技術
北海道大学(H01)―6頁
様式2
【公表用】
b) 生物・化学的処理法を活用したコンクリート塊
遣旅費をあわせて5年間の総額は146,932千円
(同18.28%)で、両者をあわせると73%をいわ
の完全リサイクルシステム
c) 低エネルギー型凍結路対策・融雪システム
ゆるソフト予算として使用した。ソフト予算の使用は
21世紀COEプログラムの趣旨に沿うものであり、こ
ⅱ) 水代謝システム+廃棄物代謝システム
a) 埋め立て地の延命化および安全性の向上
れにより5年間で大きな成果を上げた。
b) 適正処分パーク構築のための、侵出水処理
②今後の展望
システムと環境リスク評価法の開発
5) 国際競争力ある大学づくりへの貢献度
本拠点の母体である工学研究科社会工学専
先端的技術と環境工学の融合を目指す海外
攻群は、水・物質という大量資源を取り扱う「土
の諸機関に、2)で述べたように若手研究者を派
木工学」「環境工学」「資源工学」から構成さ
遣し、また研究者を受け入れ、あるいは共同で
れ、水・資源から廃棄物までをカバーする「環境
シンポジウムを開催するなどして、連携に努め、拠
社会工学」の世界有数の研究拠点としてユニークな
点としての所期の目的を達成できた。
存在である。特に、「膜」「バイオ」「廃棄物」
持続可能性は今や国際社会のみならず学術
に関しては、事業推進担当者を中心に多数の大
における最重要課題となっている。一方、本学
型研究プロジェクトが実施され、研究基盤が確立さ
には持続可能性の基礎となる広範な学問領域
れている。人材育成に関しても、本拠点の若手
において、国際的な要請に応える十分な実績と
研究者養成機能を土台とし、高度な工学教育に
蓄積がある。その中の3つ「水の統合的管理」・
関しては「工学系教育研究センター」、英語教育に
「循環型国際社会の構築」・「感染症対策」に
関しては「英語特別プログラム」、国際連携に関
直接的に関与するものとして、環境ナノ・バイオ工
しては、2008年4月1日に設置された「環境ナノ・
学研究センターが本拠点終了後、その成果を継続的
バイオ工学研究センター」が本拠点の成果を発展的に
に発展させる目的で平成20年4月に設立された。
継続展開する予定である。
6) 国内外に向けた情報発信
・国際会議、ワークショップ、シンポジウム等の開催:26
③その他(世界的な研究教育拠点の形成が学内
外に与えた影響度)
回(うち、海外での開催2回)
・招聘講師による特別講演会、セミナー等:21回
学内に与えた影響度については、5)に記述し
・成果報告会議、研究発表会等の開催:9回
たほか、本年7月に北海道洞爺湖のホテルで先進国
・若手研究者の会:26回
首脳会議(G8)が開催されるにあたり、大学サミ
・東京大学21世紀COE「都市空間の持続再生学
ットなど多くの関連諸行事が計画されているが、
の創出」拠点との合同ワークショップ(2007年2月
本拠点の事業推進者はその中核を担っている。
学外への影響度として特筆すべき点は、本拠
20日東京)
・北海道大学サステイナビリティ・サイエンス・フォーラムにおけ
点のKeywordsが、平成18年度から始まった「第
る拠点リーダーの講演(2006年8月5日東京都)
三次科学技術基本計画」の「重要分野:環境」
・北海道大学「持続可能な発展国際シンポジウム」
中に既に盛り込まれていることである。経済産
の座長、ポスターセッション、分科会に参加(2006年
業省は渡辺が先導した「膜ろ過技術」の更なる
8月7-9日札幌)
発展を推進すべく、今年度から公募型研究プロ
・北海道大学プロフェッサービジットで高校生に授業
ジェクトを開始する予定である。
(2007年9月20日滋賀県、12月7日長野県)
廃棄物代謝システムグループの恒川が中心となり
7) 拠点形成費等補助金の使途について(拠点
提唱した「都市鉱山」構想は、希少金属の回収
形成のため効果的に使用されたか)
補助金のほとんどが博士研究員、リサーチアシスタン
ト、事務支援員等雇用経費で、人件費は5年間で
に関連して国内で大きな話題となったが、これ
は本拠点事業による成果の影響が大きい。
佐藤(努)が起業したベ゙ンチャー企業(ソフィア社)
総額440,534千円(総経費の54.8%)である。
は大学発ベンチャーとして2007年度最も経常利益
また、国際会議等開催のための招聘旅費、学会
が高いとして評価された。
発表等の旅費、2)で述べた若手研究者の海外派
北海道大学(H01)―7頁
様式3
21世紀COEプログラム
機
関
名
拠点のプログラム名称
平成15年度採択拠点事業結果報告書
北海道大学
拠点番号
H01
流域圏の持続可能な水・廃棄物代謝システム
1.研究活動実績
①この拠点形成計画に関連した主な発表論文名・著書名【公表】
・事業推進担当者(拠点リーダーを含む)が事業実施期間中に既に発表したこの拠点形成計画に関連した主な論文等
〔著書、公刊論文、学術雑誌、その他当該プログラムにおいて公刊したもの〕)
・本拠点形成計画の成果で、ディスカッション・ペーパー、Web等の形式で公開されているものなど速報性のあるもの
※著者名(全員)、論文名、著書名、学会誌名、巻(号)、最初と最後の頁、発表年(西暦)の順に記入
波下線(
):拠点からコピーが提出されている論文
下線(
):拠点を形成する専攻等に所属し、拠点の研究活動に参加している博士課程後期学生
1)
2)
3)
4)
5)
6)
7)
8)
9)
10)
11)
12)
13)
14)
15)
16)
17)
18)
19)
20)
21)
22)
23)
24)
25)
26)
27)
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様式3
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40) Okabe, S., Odagiri, M., Ito, T., and Satoh, H., Succession of sulfur-oxidizing bacteria in the microbial community on corroding concretes in
sewer systems. Applied and Environmental Microbiology. Vol. 73 (3), pp.971-980, 2007
41) Kawata, K., Yokoo, H., Shimazaki, R., and Okabe, S., Classification of heavy metal toxicity by human DNA microarray analysis.
Environmental Science and Technology, 41 (10), pp. 3769-3774, 2007
42) Okabe, S., and Shimazu, Y., Persistence of host-specific Bacteroides-Prevotella 16S rRNA genetic markers in environmental waters: Effects
of temperature and salinity. Applied and Microbiology and Biotechnology, 76 (4), pp. 935-944, 2007
43) Matsui, Y., Aizawa, T., Kanda, F., Nigorikawa, N., Mima, S. and Kawase, Y., Adsorptive removal of geosmin by ceramic membrane
filtration with super-powdered activated carbon. Journal of Water Supply: Research and Technology–AQUA (6-7), pp. 411–418, 2007
44) Chang-Lae Jang and Yasuyuki Shimizu, Numerical Analysis of Braided Rivers and Alluvial Fandeltas, Engineering Applications of
Computational Fluid Mechanics, 1 (1), pp15-24, 2007
45) M. Tsunekawa, M. Ito, H. Furuya and N. Hiroyoshi, The Recovery of Electrode Compounds from Waste Nickel Metal Hydride Batteries by
Physical Separation Techniques, Material Transactions, 48 (5), pp. 1089-1094, 2007
46) N. Hiroyoshi, S. Kuroiwa, H. Miki, M. Tsunekawa and T. Hirajima, Effects of coexisting metal ions on the redox potential dependence of
chalcopyrite leaching in sulfuric acid solutions, Hydrometallurgy, 87, pp. 1-10, 2007
47) J. Satur, N. Hiroyoshi, M.Tsunekawa, M.Ito and H. Okamoto, Carrier-Microencapsulation for Preven-ting Pyrite Oxidation", Int. J. Miner.
Process, 83, pp. 116-124, 2007
48) Tamamura, S., Sato, T., Ota, Y., Wang, X., Tang N., and Hayakawa, K., Long-range transport of polycyclic aromatic hydrocarbons (PAHs)
from the eastern Asian continent to Kanazawa, Japan with Asian dust, Atmospheric Environment, 41, pp. 2580-2593, 2007
49) Pascua, C. S., Minato, M., Yokoyama, S. and Sato, T. , Uptake of dissolved arsenic in the retrieval of silica from spent geothermal brine,
Geothermics, 36, pp. 230-242, 2007
50) K. Ishii and T. Furuichi: Development of Bioreactor System for Treatment of Dioxin- contaminated Soil Using Psedualleshceria boydii,
Journal of Hazardous Materials 148 (3), pp.693-700, 2007
51) M.A.B. Promentilla, T. Furuichi, K. Ishii and N. Tanikawa, A Fuzzy Analytic Network Process For Multi-criteria Evaluation of
Contaminated Site Remedial Countermeasures, Journal of Environmental Management doi:10.1016/j.jenvman., 2007
52) 谷川昇,古市徹,石井一英,戸田佑紀,小松敏宏,稲葉陸太, 最終処分場再生のための埋立廃棄物のバイオガス化処理可能性の
検討, 廃棄物学会論文誌, 18 (1), pp. 30-36, 2007
53) Kakuta, Y., Matsuto, T., Tojo, Y., Tomikawa, H., Characteristics of residual carbon and de novo synthesis of PCDD/Fs in MSWI fly ash,
Chemosphere, 68(5), pp. 880-886, 2007
54) 塩永亮介,佐藤靖彦,J.C.Walraven,鉄筋を有した高強度繊維補強モルタル部材の引張挙動,コンクリート工学年次論文集,
pp.1459-1464, 2007
55) Withit Pansuk and Yasuhiko SATO, Shear Mechanism of Reinforced Concrete T-beams with Stirrups, Journal of Advanced Concrete
Technology, 5 (3), pp. 395-408, 2007
56) Michael Angelo B. Promentilla and Takafumi Sugiyama, Studies on 3D Micro-Geometry and Diffusion Tortuosity of Cement-Based
Materials using X-Ray Microtomography, Proceedings of the 32nd Conference on Our World in Concrete and Structures, pp. 389-396,
Singapore, 2007
57) K. Tomisawa and S. Miura; Mechanical behavior of pile foundation constructed in composite ground and its evaluation, Soils and
Foundations, 47 (5), pp.961-972, 2007
58) 石川達也,関根悦夫,三和雅史,大西有三, バラスト軌道の不連続体解析に対する粒子特性の力学的影響評価,応用力学論文集
Vol.10,pp.513-522,2007
59) Kimura, K., Nishisako, R., Miyoshi, T. , Shimada, R. and Watanabe, Y., Baffled membrane bioreactor (BMBR) for efficient nutrient
removal from municipal wastewater, Water Research, 42 (3), pp.625-632, 2008
60) Mitachi, T., Mechanical Behaviour of Bentnite-sand Mixtures as Buffer Materials, Soils and Foundations, 48 (3), 2008 (in press)
61) T. Sugiyama, Ritthichauy, W. and Y. Tsuji, Experimental Investigation and Numerical Modeling of Chloride Penetration and Calcium
Dissolution in Saturated Concrete, Cement and Concrete Research, No.38, pp.49-67, 2008.
62) Muttaqin Hasan, Tamon Ueda and Yasuhiko Sato, Stress-Strain Relationship of Frost-Damaged Concrete Subjected to Fatigue Loading,
Journal of Materials in Civil Engineering, ASCE, 20 (1), January 2008, pp.37-45, 2008.
63) Licheng Wang, Mitsutaka Soda and Tamon Ueda, Simulation of Chloride Diffusivity for Cracked Concrete Based on RBSM and Truss
Network Model, Journal of Advanced Concrete Technology, 6 (1), February 2008, pp.143-155, 2008.
北海道大学(H01)―2頁
様式3
②国際会議等の開催状況【公表】
[1] 2004年2月4日・北海道大学(札幌)、COE Workshop on Membrane Bioreactor、30(5)名、C.H. Lee (Seoul National Univ., Korea),
H. S. Shin (KAIST, Korea), 栗原優(東レ、日本)
[2]2004年2月10日・札幌サンプラザ(札幌)、COE International Workshop on Micro Structure and Durability to Predict Service
Life of Concrete Structures、100(25)名、F.H. Wittmann (Aedificat Inst Freiburg, Germany), M. Setzer (Univ. of
Duisburg-Essen, Germany), Byung Hwan Oh (Soul National Univ., Korea)
[3]2004年5月19日・北海道大学(札幌)、300(20)名、COE International Seminar on Water/Waste Metabolism and Groundwater Pollution,
M. Ibaraki, F.W. Schwartz (Ohio State Univ., USA)
[4]2004年7月12日・北海道大学(札幌)、COE Workshop on Membrane Bioreactor -2nd-, 30(10)名、R. Ben Aim (INSA Toulouse, France),
B. Rittmann (Northwestern Univ., USA), D.J. Lee (National Taiwan Univ., RC)
[5]2004年12月3日・北海道大学(札幌)、廃棄物処理におけるResearch Needs-何を研究すべきか-、70(15)名、A. Lagerkvist (Lulea
TU, Sweden), M. Barlaz (Northcarolina Univ., USA), Rainer Stegmann (Hamburg Univ., Germany)
[6]2005年2月2日-4日・北海道大学(札幌)、COE Joint Symposium on Environmental Engineering between Bandung Institute of
Technology, Chungbuk National University and Graduate School of Engineering, Hokkaido University、100(30)名、Wisjnuprapto
(Bandung Inst. Of Technology, Indonesia), E.Damanhuri (Bandung Inst. Of Technology, Indonesia), Hang-Bae Jun (Chungbuk
National Univ., Korea)
[7]2005年2月4日・京王プラザホテル札幌(札幌)、COE Workshop on Service Life of Concrete Structures - Concept and Design,
100(25)名、A. Gerdes (FZK, Germany), Steen Rostam (COWI A/S, Denmark), Ha-Won Song (Yonsei Univ., Korea)
[8]2005年2月15日・北海道大学(札幌)、COE Workshop on Evaluation of Mechanical Behavior of Granular Materials, 40(7)名,
K. Soga (Univ. of Cambridge, UK), D.G. Fredlund (神戸大学)
[9]2005年8月11日・北海道大学(札幌)、COE Workshop on Material Science in 21st Century for the Construction Industry Durability, Repair and Recycling of Concrete Structures、80(10)名、O. M. Jensen (TU Denmark, Denmark), E. Gartner (Lafarge
Cement Co., France), Michael Romer (EMPA, Switzerland)
[10]2005年10月27日-28日・青島工科大学(中国)、Durability of Reinforced Concrete under Combined Mechanical and Climatic
Loads, 200(150)名、Tie-Jun Zhao (Qingdao Technological Univ., China), F.H. Wittmann (Aedificat Institute Freiburg,
Germany), B.H. Oh (Seoul National Univ., Korea)
[11]2006年4月4日・札幌ガーデンパレスホテル(札幌)、国際シンポジウム「持続的流域管理をめざして」, 139(5), Peter Nijkamp
(Free Univ. of Amsterdam, the Nehterlands), 岡田憲夫(京都大学防災研究所)、関 博之(北海道開発局)
[12]2006年7月20日-21日・北海道大学(札幌)、International workshop on Low-temperature geochemistry for understanding of
sustainable metabolic system -Lessons Learned from Natural Processes-, 92(8)名, David J. Vaughan (Univ. of Manchester,
UK), Jordi Cama (CSIC, Spain), 村上隆(東京大学)
[13]2006年8月8日・ホテルロイトン札幌(札幌)、International Workshop on Innovation of Membrane Technology for Water and
Wastewater Treatment (IMTEC札幌)、206(20), Mark Wiesner (Duke Univ., USA), Say Leon Ong (National Univ. of Singapore,
Singapore), Stefan Panglisch (IWW Water Center, Germany)
[14]2006年8月8日・ホテルロイトン札幌(札幌)、International Symposium on Strategy for Sustainable Solid WasteManagement、
99(12), Paul H. Brunner (Technical Univ. of Wien, Austria), Luis F. Diaz(CalRecovery Inc.,USA), Lee Dong-Hoon (Seoul
Univ., Korea)
[15]2006年10月11日-12日・北海道大学、「COE若手研究者シンポジウム-交流とこれからの発展を目指して-」, 79(15), Cho Sang-Ho
(University of Tronto, Canada), Dai Jianguo (港湾空港技術研究所)、Kyoungkeun YOO(Korea Institute of Geoscience &Mineral
Resources, Korea)
[16]2007年2月9日・北海道大学、Hokkaido University COE Workshop on High Performance Fiber Reinforced Composites for Sustainable
Infrastructure System -material modeling, structural design and application、41(12)名, Joost Walraven (TU Delft, the
Netherlands), 二羽淳一郎(東京工業大学), 国枝稔(名古屋大学)
[17]2007年2月15日・ホテルニューオータニ札幌(札幌)、国際シンポジウム 「持続的流域管理をめざして」"Sustainable River Basin
Management", 100(15)名、Peter Batey (Liverpool University, UK), 木村美智子(東北文化学園大学)
[18]2007年8月27日-29日・ガトーキングダム札幌(札幌)、The 2nd Workshop on Innovation of Membrane Technology for Water and
Wastewater Treatment (2nd IMTEC), 50(31)名, H. Odegaard (Norwegian Univ. of Science & Technology, Norway), M. Boller
(EAWAG, Switzerland), Mark Wiesner (Duke Univ., USA)
[19]2007年9月4日・北海道大学、Trilateral Seminar on Chemistry and Microbiology in Civil, Resource & Environmental Engineering
between Hokkaido University, University of Applied Science Karlsruhe and Forschungszentrum Karlsruhe、50(10)名, Andreas
Gerdes (Univ. of Applied Science Karlsruhe, Germany), P. Krolla-Sidenstein (FZK, Germany), M. Schwotzer (FZK, Germany)
[20]2007年10月24日-25日・ホテルロイトン札幌、International Conference on Sustainable Water Environment, 262(60), Peter
Wilderer (European Academy of Sciences and Arts, Germany), Gordon Wolman (The Johns Hopkins Univ., USA), Bruce E. Rittmann
(Arizona State Univ., USA)
[21]2008年2月21日・京王プラザホテル札幌(札幌)、The 2nd Workshop on "Durability of Reinforced Concrete under Combined
Mechanical and Climatic Loads" (2nd CMCL), 45(23)名, Folker H. Wittmann (Aedificat Institute Freiburg, Germany), Zhao
Tie-Jun (QIngdao Technological Univ., China), Ha-Won Song (Yonsei Univ., Korea)
[22]2008年3月28日・札幌市男女共同参画センター(札幌)COE国際シンポジウムオープンフォーラム「Sustainable Society Towards
Environmental Symbiosis and Regeneration by Sustainability Governance」, 50(10)名, J.Crawford (Royal Town Planning
Institute, UK), Ali Parsa (Univ. of Ulster, UK), 山本佳世子(電気通信大学)
北海道大学(H01)―3頁
様式3
2.教育活動実績【公表】
1.博士研究員の採用:本拠点のスタートは平成15年9月1日、博士研究員の採用開始は10月1日
1)事業推進メンバーの推薦に応じ、拠点リーダーおよび3名のグループリーダーが、研究計画書と履歴、学位論文、業績による
書面審査を行い、さらに必要に応じての面接審査を経て採用した。採用状況は以下の通りである。
平成15年度:8名
韓国4名 ブラジル1名 中国2名 タイ1名
平成16年度:13名(前年度から継続5名)
韓国4名 中国3名 日本6名
平成17年度:14名(前年度から継続13名)
韓国4名 中国3名 日本7名
平成18年度:14名(前年度から継続8名)
韓国4名 中国2名 日本8名
平成19年度:12名(前年度から継続8名)
韓国3名 中国1名 フィリピン1名 日本7名
延べ61名
2)就職先(本拠点事業終了後の20年4月からの就職を含める)
国内:北海道大学大学院工学研究科、農学研究科、環境ナノ・バイオ工学研究センター(博士研究員、学術研究員、学振特別研究
員、助教、准教授)、秋田県立大学(博士研究員)、旭化成エンジニアリング(株)、(独)港湾空港研究所、東レ(株)、
(財)電力中央研究所、(独)水産総合研究センター、(独)国立環境研究所、日本エリーズマグネチックス(株)
海外:Pacific Consultants International Co., Ltd. (技師)(タイ)、Korean Intellectual Property Office(Patent Examiner)
(韓国)、韓国地質資源研究院(主任研究員)(韓国)、Chonbuk National University(准教授)(韓国)、University
of Campinas (研究員)(ブラジル)、中国鉱業大学(副教授)(中国)、上海工程技術大学(副教授)(中国)、大
連工科大学(副教授)(中国)
2.リサーチアシスタントの採用
1)研究と勉学に専心できる環境を与えるため、月額約15万円の給与を支給できるよう、週28時間勤務を条件とした。採用にあた
っては、事業推進メンバーの推薦により研究計画書を提出させ、拠点リーダーと3名のグループリーダーが書面審査を行い、
さらに必要に応じて面接を行って採用を決めた。採用状況は以下の通りである。
平成15年度:6名
平成16年度:14名
平成17年度:13名
平成18年度:15名
平成19年度:10名
3.COE English Intensive Courseの開講状況
国内外から第一線の研究者を招き、大学院生を対象とする英語による集中講義を5年間で8回開講した。社会工学系英語特別コ
ース(EGPSEE)のSpecial Lectureの単位を充てた(90分の授業を平均15コマで2単位)。
第1回:2004年1月8日-2月9日:Intensive English Course for Young Researchers "Micro Structure of Concrete and Durability"
/講師:T. U. Mohammed (港湾空港技術研究所)、FolkerH. Wittmann (Aedificat Institute Freiburg, Germany), MaxJ.
Setzer (Universitat Duisburg-Essen, Germany), 三橋博三 (東北大学)、ほか
第2回:2004年6月28日-7月16日:COE Intensive Course on Environmental Biotechnology/講師:Bruce Rittmann (Northwestern
University, USA)、藤田正憲(大阪大学)大垣眞一郎(東京大学)、Roger Ben Aim (Insa Tourouse, France)、Chung Hak
Lee (Seoul National University, Korea)、Hang Sik Shin (KAIST, Korea)、ほか
第3回:2005年1月27日-2月17日:Intensive English Course on Sustainable Infrastructures with Concrete and Asphalt/
講師:Andreas Gerdes (University of Applied Sciences Karlsruhe, Germany), Steen Rostam (COWI A/S, Denmark),
Ha Won Song (Yonsei University, Korea), Manfred Partl (EMPA, Swtzerland), ほか
第4回:2005年7月21日-8月12日:COE Intensive Course for Young Researchers "Material Science in 21st Century for the
Construction Industry - Durability, Repair and Recycling of Concrete Structures"/講師:Ole M. Jensen (Technical
University of Denmark, Denmark), Ellis Gartner (Lafarge Cement Co. France), ほか
第5回:2005年6月9日-24日:COE Intensive Course on Environmental Biotechnology 2005 - Fundamentals and Applications
- /講師: J. G. Kuenen (TU Delft, the Netherlands), Roger Ben Aim (Insa Toulouse, France), Dick van der Kooij
(KIWA, the Netherlands), Markus Boller (EAWAG, Switzerland)
第6回:2006年7月10日-8月4日、11月27日-29日:COE Intensive Course on Advanced Water Treatment Technologies 2006
/講師:D.J. Lee (National Taiwan Univ., RC), Erik Arvin (Technical Univ. of Denmark, Denmark), Rolf Gimbel
(Univ. Duisburg-Essen, Germany), James Edzwald (Univ. of Massachusetts Amherst, USA)、ほか
第7回:2007年7月2日-13日、8月30日-31日:COE Intensive Course on Advanced Water Treatment Technologies 2007/講師:
Gary Amy (UNESCO-IHE, the Netherlands), Hallvard Odegaard (Norwegian University of Science & Technology, Norway),
Markus Boller (EAWAG, Switzerland)
第8回:2008年2月15日-29日:English Intensive Course ”Surability of Reinforced Concrete under Combined Mechanical
and Climatatic Loads”/Folker H. Wittmann (Aedificat Institute Freiburg, Germany), Ha-Won Song (Yonsei
University, Korea), Zhao Tie-Jun (Qingdao Technological University, PR China), ほか
4.若手研究者海外派遣
本拠点で雇用する博士研究員および本拠点の事業推進担当者の研究室に所属し、実質的に研究に参画している若手教員を海外の連
携拠点の研究室へ派遣し、若手研究者の研究レベルの向上および国際的な感覚を養成するとともに、連携拠点との共同研究を開始す
ることを目的として実施した。各年度の実績は下記の通りである。
平成15年度:①張洛庸(博士研究員):平成15年9月3日~10月27日、11月2日-3月15日、派遣先:韓国嶺南大学校(韓国)
②東條安匡(工学研究科助手:平成16年2月13日~3月30日、派遣先:ウィーン工科大学(オーストリア)
平成16年度:①金相烈(COE博士研究員):平成16年4月9日~17年3月25日、派遣先:ウィーン工科大学(オーストリア)
②佐藤靖彦(工学研究科助手、平成18年度より助教授、事業推進担当者):平成15年9月2日~12月2日、派遣先:カ
ールスルーエ研究所(FZK)(ドイツ)
平成18年度:①Chae So-Ryong(博士研究員):平成18年12月28日~平成19年3月31日、派遣先:Duke大学(米国)
②岸本嘉彦(博士研究員):平成19年2月26日~3月27日、派遣先:FZK(ドイツ)
平成19年度:①Chae So-Ryong(博士研究員):平成19年4月1日~平成19年8月24日、9月5日~3月25日、派遣先:Duke大学(米国)
②佐藤
久(特任助教授、6月より工学研究科准教授):平成19年8月1日~8月29日、派遣先:FZK(ドイツ)
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機関名:北海道大学
拠点番号:H01
21世紀COEプログラム委員会における事後評価結果
(総括評価)
設定された目的は概ね達成された
(コメント)
拠点形成計画全体については、概ね達成されたと評価できる。しかしながら、ホロニッ
ク・パスという新しく高度な概念に基づく学問・技術体系が定着し今後発展するためには、
異なるサブグループの研究成果とState-of-the-artの間の有機的連携を明示した上で全体
をまとめた基礎理論を示し、目的達成のための具体的な提案、方法論を統一的に示すこと、
また、広く多くの研究者・教育者に広め後世に伝えて今後成果を持続的に展開させるため
には、一連の系統的な研究成果などをまとめた成果、例えば教科書(できれば和文及び英
文での)のシリーズを出版することが必要であると思われる。
人材育成面については、COEを核とする3つの専攻を設置するとともに、英語特別コ
ースを設けるほか、学生に主専修・副専修システムを通じて複眼的な視野の広さを持たせ
るとともに、多数の課程博士授与を行うなど、活発な活動を行った。また、博士課程学生
を、リサーチアシスタントとして、研究グループに参画させ、その支援にも努め、COE
博士研究員については、多くが諸機関で研究者として活躍しており、評価できる。
研究活動面については、流域圏の持続可能な水・廃棄物代謝システムについて、ホロニ
ック・パスの概念を中心に、3つの研究グループを形成し、水代謝システムグループ、廃
棄物代謝システムグループで開発された研究の成果は国際的にも非常に高く評価できるも
のがあるが、社会基盤施設管理システムグループの研究については、他のグループの成果
を含め、総合的に社会基盤施設をどのように管理するべきかについて、マネージメント技
術の一部を組み立てたことにとどまっている。しかし、その成果については国際誌論文賞
を受けるレベルに到達しており、評価できる。
補助事業終了後の持続的展開については、当大学内において環境社会工学の研究拠点と
して基盤確立が目指されており、2008年4月には、本拠点の成果を発展的に継承展開
するために「環境ナノ・バイオ工学研究センター」を発足するなど、今後の展開に期待す
る。