平成18年10月号 - Hi-ho

電送瓦版
10月号(第175号)
平成18年10月5日発行
(2006年)
かもめ通信
神奈川青年司法書士協議会
第35回全青司京都全国研修会に参加して
板 橋 紀代子
9月2日土曜日、突き抜けるような秋の空の下、
京都において開催された、第35回全青司京都全国
研修会に参加させて頂きました。
会場となった国際会議場は緑豊かな山々に囲まれ
たとても近代的な建物で、研修に参加しに来ている
にも関わらず、不謹慎ながらそれだけでも遥々京都
まで来たのだ、という浮かれ気分になってしまいま
した。駅に降り立った時から回りは全国から集まっ
た司法書士の諸先輩方が大勢いらして、久々の再会
を喜びあっていました。
開会式が終わり、全大会において名古屋大学大学
院法学研究科教授の森際康友先生の「司法書士倫理
の原理と特質」の講義を拝聴させて頂きました。普
段の研修で聞く実務に密着した司法書士倫理とは異
なり、
「そもそも倫理とは」という大きなテーマから
始まった為、正直自分には理解できない部分も多か
ったです。ただ、なかなか聞くことが出来ない内容
のお話を聞くことができ、とても興味深かったです。
次に始まった分科会では、「新・会社法関連の法
務・税務」を受講させて頂きました。現在実務で商
業登記を扱うことも多いのですが、お客様から税務
の事を質問されても的確なアドバイスをすることが
出来ない為、この機会に税務についての知識を深め
たいと思い、この分科会を選択しました。しかし実
際に研修が始まってみると、そのレベルの高さに自
分の甘さを痛感しました。ほとんど耳にしたことが
ないような単語が飛び交い、話の内容を理解しきる
ことが出来なかったので、事前に資料に目を通し研
修内容について勉強していればもっと得る物は大き
かったのだろうと、残念に思いました。ただ、今の
自分に分かる範囲の物は吸収しようと研修に集中し
たお陰で、今まで聞いたことはあっても内容はよく
理解できていなかったDES等について、なんとか
大体のイメージをつかむ事が出来たので、今後の実
務にも活かしていきたいと思います。
初日の研修が終わると、神奈川書士会の諸先輩方
に、夜の京都の街に連れて行って頂きました。普段
自分が生活している横浜や東京の街とはまた趣の違
瓦版編集長
司法書士 田中 剛
TEL 045-488-5470
FAX 045-488-5471
[email protected]
う京都の街で、先輩方や同期の方々とゆっくり話す
ことが出来、日頃の疲れを癒すことが出来ました。
二日目の研修は、
「高金利がもたらす弊害と、高金
利引下げ運動に司法書士が取り組む理由」を受講さ
せて頂きました。この分科会では、クレサラ関係の
重要判例を順を追って丁寧に解説して頂いたことで、
今までの流れを整理して理解することが出来、とて
も勉強になりました。また、現在世間で問題になっ
ている金利規制の特例・経過措置導入について、現
場で闘っている方々から、今まさにどういった状況
になっているのか生の声を聞くことが出来、とても
参考になりました。
二日間の研修を通し、全国の司法書士の諸先輩方
のレベルの高さに圧倒され続けました。司法書士と
して小さな一歩を踏み出したばかりの自分には、ま
だまだ分からない事がたくさんあり、正直情けない
気持ちにもなりました。ただ、この様な機会を頂い
たお陰で、普段の業務に忙殺されるだけではなく、
広い視野を持って様々な事に興味を抱いていくこと
や、同じ司法書士の仲間と情報交換をすることの大
切さを知ることが出来ました。この経験を糧に、こ
れからも司法書士として色々な勉強をしていきたい
と思います。
二日間を通し、様々な貴重な経験をさせて頂き、
ありがとうございました。
全青司中国ブロック・全国研修会報告
副会長・人権委員長 大 谷
潔
8月26日に岡山県湯原温泉で開催された全青司
中国ブロック研修会(憲法)に参加しました。岡山
駅から高速道路を1時間半走り続け、瀬戸内海より
も日本海の方が近いくらいのところにある山間の温
泉地でした。会場に着くや、入り口に「第1回憲法
改正国民投票」という看板が掲げてあって、
「いつ憲
法改正が発議されたんだろう」と面食らいました。
会場に入って受付を済ませると、投票用紙の束を渡
されました。見ると、会場内に投票のためのブース
が作られていて、投票箱がいくつも置いてあります。
本物の選挙のときに使うセットのようでした。各ブ
ースに自民党の憲法改正案とそれに対比した形で現
1
私は昨年のクレサラ学校にも参加しましたが、何度
聴いても必ず得るものはあるだろうと思い、今年も
時間の許す限り受講することにしました。そしてそ
の予想は見事に的中しました。第3回の講師である
下原先生のレジュメや資料は、貴重な情報がコンパ
クトにまとめられており、完成度の高さを感じまし
た。特に判例に関する部分は論点ごとに整理されて
おり、レジュメで流れを把握し、併せて該当判例の
資料を読むことで、より一層理解が深まりました。
このように判例の推移を学ぶことは、単に知識が身
に付くばかりでなく、先輩方のこれまでの苦労の軌
跡を辿るという意味においても大変重要であると思
いました。現在では、受任通知を送付しただけでも
取引履歴の全部を開示する業者が増えたでしょうし、
過払金の返還に関して任意の段階でも9割、10割
で和解することが珍しくなくなったのではないでし
ょうか。ですから、例えば過払金の返還交渉の場面
において、任意だからといって安易に低い割合で和
解してしまうようなことは避けなければならないと
思いました。先輩方の努力の結晶を放棄することは
決して望ましいことではないですし、そのような毅
然とした態度こそがひいては依頼者の権利保護にも
つながるのですから。
レジュメには書かれていませんが、下原先生より
債権者各社の現状についてお話がありました。債権
者ごとの個別の対応については実際に経験された方
にしか分からず、また一般的な書籍には当然書かれ
ていないため、クレサラ経験の浅い私にとっては大
変ありがたい情報でした。研修の翌日から早速活用
できるといっても過言ではありません。
研修の最後に「裁判で負けることを怖がってはい
けない」という趣旨のお話がありました。私は目の
覚めるような思いがしました。私は過払金の任意和
解の経験はありますが、訴訟手続(一般民事事件も
含めて)を経験したことがありません。ですから、
やはり心のどこかに万一敗訴したらという不安があ
ります。幸いこれまで扱った過払金の案件に関して
は、比較的スムーズに返還させることができました。
しかし、今後、和解金額等で折り合いがつかないこ
とは当然あるでしょう。その場合には不慣れながら
も訴訟を提起して、依頼者の正当な権利を主張して
いこうと思いました。
そのためにも司法書士として日々の勉強を怠って
はならないのだと、改めて感じさせられた研修会で
した。
行憲法の条文が貼られていました。前文、第1章「天
皇」
、第2章「安全保障」
、第3章「国民の権利及び
義務」
、という具合に、各章ごとに賛成、反対を投票
していくやり方でした。
研修会の講師は、おなじみの早稲田大学水島朝穂
教授でした。司法書士と憲法とのかかわりを中心に
話されました。平成14年の司法書士法改正で、第
1条の「国民の権利の保全」が「国民の権利の保護」
と改められ、試験科目に憲法が加わったのが、画期
的な変化だ、司法書士は、簡裁代理権を駆使して国
民の権利の擁護の役割を担うことになったのだ、と
強調されたのが印象に残っています。
水島先生の講演の後、憲法改正国民投票の開票結
果が発表されました。主要点のみ報告しますと、9
条の「安全保障」の部分については、わずかな差で
改正案が否決されました。第3章「国民の権利及び
義務」については、わずかな差で改正案が可決され
ました。
「環境権」
「プライバシーの権利」
「犯罪被
害者の権利」等新しい権利に眼を奪われて、
「公共の
福祉」を「公益及び公の秩序」に置き換える部分に
ついては、重大な問題が見過ごされてしまったよう
です。
話は変わって、9月2日~3日の全国研修会へ参
加しました。2日の分科会「憲法改正論点整理」に
ついて報告します。自民党の憲法改正案について、
まず憲法委員会から、自民党の憲法改正要綱と青法
協の意見書とを補足的に使用して分析し、後半、出
席者による討論会が行われました。
9条に関する議論に時間の半分を費やしました。
条文と現実が乖離してしまった、自衛隊は9条が禁
止している「戦力」ではないか、自衛のための軍隊
なしに国を守れるのか、自衛隊がある以上、文民統
制を効かせるために憲法に明文規定を置くべきだ、
という意見に対して、理念を現実に合わせるのは順
序が逆、軍隊を持っているから戦争が起きる、自衛
隊は早期警戒機、対潜哨戒機等に装備が偏っており、
米軍と一緒になって闘うことが前提となっているの
で、
「戦力」には該当しないのではないか、と私の意
見を述べさせていただきました。参加者は30数人
ほどでしたが、熱い議論が交わされました。このよ
うな議論を、もっと多くの場で行っていきたいと思
います。
青司協第3回クレサラ学校を受講して
三 浦 真 弘
9月13日、神奈川県司法書士会館にて、
「第3回
クレサラ学校-過払請求事件編-」が行われました。
2
三青会に参加して
~20時30分
場所:情報文化センターホール(中区日本大通)
植 木 政 成
私は、9月15日に三青会(弁護士、税理士、司
法書士の勉強会)に参加しました。今回の幹事が司
法書士ということもあり、内容が基本的な登記手続
きを対象としており、司法書士資格者の自分にとっ
ては、少しもの足りないものもありました。今後の
改正点(私が言うのもおこがましいですが)として
は、登記、税務、法解釈が絡むところ、例えば、配
当可能利益の計算方法とか、簿価債務会社の合併と
か、役員に対するストックオプションは有利発行か
どうかとか、3つの士が興味を持てるところを扱え
ばもっとおもしろい勉強会になるのではないかと思
いました(私には、それを企画する力はまだありま
せんが、念のため)
。
今回、私が特に来て良かったと思うのは、勉強会
のあとの交流会です。私は、隣を弁護士さん、前に
税理士さんという最高の場所にいましたが、弁護士
さんからは、医療裁判や国選弁護人、尋問について
の話、税理士さんからは繰延資産についてなど、非
常に興味深い話を聞くことができました。また、会
社法についての自説を聞いてもらい、税理士の方か
らは、税務の面からみて、それはおかしいのではと
いう指摘も頂くなど、自分のあやふやな点を再確認
することができ、後日調べることによって確固たる
知識とすることができました。
法律問題というのは、会社法ひとつとっても、あ
る特定の士業で解決できるものではなく、色々な知
識が必要となりますので、他の士業に全く知り合い
のいない私にとっては、ありがたい会合だと思いま
す。このような会で知り合った人からの質問に一生
懸命答え、逆に自分の分からないことを教えてもら
う、このような事を通じてお互いの力が上がれば素
晴らしいことだと思います。次回の勉強会にも、是
非参加しようと思いました。
標記全国集会に参加させていただきました。テー
マの重要性及び緊急性、また熱烈な事前の呼びかけ
もあって、会場は200人を超える参加者で溢れか
えっており、立ち見の参加者も散見されました。青
司協(高金利引下げ神奈川県民会議と言ったほうが
適切ですね)の松岡均会員が、普段は見られないよ
うな真剣な面持ちで司会者演壇に着いていました。
本集会では、登壇者が非常に多かったため、いく
つかピックアップして報告することにします。
金融庁貸金業懇談会委員である原早苗氏(埼玉大
学非常勤講師)によれば、金融庁案の作成過程は水
面下でなされていて、懇談会委員ですら視界が不良
であるとのことであった。これは、金融庁側の意見
として、「上限金利の即時引き下げでは借り手の行
き場がなくなる」
、
「金利規制よりも総量規制のほう
が効果的ではないか」などといった意見が出された
ことによるものである。また、金融庁案では、本文
中に「また書」や「なお書」が多く不明瞭な点が含
まれているとのことである。懇談会委員側の意見と
しては、
「短期・小口の特例措置」に対する反対意見、
信用情報機関のレベルや違反した場合にどの貸金事
業者の責務になるか不明瞭であることなどを理由と
して「総量規制・過剰貸付防止の措置」に対する疑
問、「利息制限法の適用区分の変更に伴う金利の実
質的引き上げ」に対する反対意見などを提出された
とのことである。さらに、多重債務の防止・救済の
ための総合対策本部の設置の必要性、多重債務者か
ら当該機関へのアクセスを容易にすることの重要性
などについて発言された。
43条対策会議の茆原洋子弁護士からは、利息制
限法の重要性、金利を規制する法律を制定する際の
注意点などに関し意見が出された。利息制限法の重
要性について、貸金取引では貸主と借主の経済的力
関係から契約内容を貸主に都合よく作ることができ
る、違反すればどのような貸金契約も無効にする強
行法規によって借主の生命と人権を保護する、利息
制限法はそのための強行法規であると述べられた。
金利を規制する法律を制定する際、すなわち、現在
の状況における注意点については、1983年に貸
金業規制法が制定された当時と同じような「誤魔化
し」が国民に対して行なわれようとしているとして
注意を喚起された。1983年には書面要件と引換
えに高金利を認め、今回は出資法金利の引き下げと
引換えに利息制限法金利の引き上げが目論まれてい
金利引き下げ全国集会参加レポート
岩 本 晶 夫
主催:神奈川クレサラ対策協議会
高金利引下げ神奈川県民会議
後援:全青司
全国クレサラ被害者連絡協議会
全国クレサラ問題対策協議会
高金利引下げ全国連絡会
日栄・商工ファンド対策全国弁護団
43条対策会議
神奈川県司法書士会
労働者福祉中央協議会
ほか
日時:平成18年9月16日(土)18時30分
3
るが、過去の過ちを繰り返すことは絶対に許されな
いと強く発言された。
日栄・商工ファンド対策全国弁護団の呉東正彦弁
護士は、適用区分の変更による利息制限法金利の実
質的引き上げに関して重点的に発言された。消費者
金融取引の主要部分である10万乃至50万円につ
き18%から20%へ、事業者金融取引の主要部分
である100万乃至500万円につき15%から1
8%へ金利が引き上げられることによって今まで救
済できた人も救済できなくなってしまうし、最高裁
判例の軌跡に反するものであって、このような法案
には断固反対すべきであるとの強い意見を表明され
た。
なお、報告者は、
「適用区分の変更による利息制限
法金利の実質的引き上げ」につき、新聞社をはじめ
とするマスコミがもっと大きく取り上げるべきだと
感じています。出資法金利の引き下げや特例措置に
ついてはよく目にするのですが、借主の最後の砦と
もいえる利息制限法金利の実質的引き上げについて
は影が薄すぎます。報告者は日経新聞を定期購読し
ていますが、この事実を知ったのは恥ずかしながら、
9月初めの本会イントラネットにおける投稿でした。
ジャーナリストの北健一氏の発言の中で、報告者
の興味を引いたのは、金利引下げ法案に対する反対
勢力に関する発言であった。1つは外国資本の関係
で、シティグループやGEグループといったように
外資が日本において、直接、貸金事業者と化してい
るケースもあるし、外資が日本の貸金事業者に投資
(株式保有、社債保有など)しているケースもある。
金利引下げに伴う貸金事業者の収益悪化はこのよう
な外資に影響を与えるのは明らかです。このような
外資による強力な政治力を用いた外圧があるという
ことにも注目する必要があると考えます。もう一つ
は、貸金事業者が資金を調達する銀行等の金融機関
の存在です。高収益を上げる貸金事業者は銀行等に
とってかなり優良な顧客となっているからです。金
利引下げ運動には、様々な壁が存在しているという
ことですね。
本会の鯨井会長からは、9月14日付で日司連の
会長会において金利引き下げに関する緊急決議がな
された旨の報告があった(この決議は本会ホームペ
ージで閲覧することができます)
。
集会の最後では、参加者全員で5項目の集会宣言
をシュプレヒコールして閉幕いたしました。本全国
集会の設営者の皆様、登壇者の皆様のご活動に敬意
を表しつつ参加報告を終了いたします。
リレーエッセー 「秋の真木小金沢林道」
間々田
昇
わたしの趣味はサイクリングです。以前はランド
ナーという種類の小旅行専用車に乗っておりました。
しかし近頃はこの用途のパーツをメーカーが手掛け
なくなったために純粋なるランドナーをアセンブリ
することができず、やむを得ず MTB を改造して使用
しています。おじさんの自転車かっこいいねと時々
小学生にほめられます。
出かける先は主に丹沢、富士箱根、山梨方面・・・
というと「よくまあそんな遠くまで」と驚かれます
が、実は自転車を分解して袋に詰めて電車で目的地
付近まで運んでしまうので実際に走る距離は大した
ものではありません。自転車に乗って楽しいところ
だけを走って前後は省略してしまうのです。メロン
の中心部分のおいしいところだけしか食べない田中
和亜さんと同じです。
ではサイクリングの「おいしい」ところとはどこ
かというと、主には山岳地帯の林道です。車がほと
んど入ってこない林道を軽く汗を流しながら走る爽
快感は何物にも替え難い魅力があります。
秋になると今はもう完全に通行不可能の真木小金
沢林道が思い出されます。この道は山梨県の大月を
基点にして真木川を北上し(桑西・下真木線)
、雁腹
摺山の西側の大峠を踏越えて葛野川を下るルートで
古い山地図には「紅葉が美しい」と記されています。
2年前のちょうど今頃、3名の司法書士で紅葉め
あてにこのルートに挑戦しました。同じ山梨県には
西沢渓谷など紅葉では有名な渓谷がいくつもありま
すので、大いに期待して走り始めました。
ところが大峠に着いてみると驚いたことに峠に柵
が設置されてここから先は車両通行止になっている
のでした。しかしこの様な通行止は林道ではしばし
ばあることでした。その中でも一部ハイカーの通行
だけが許容されているような場合には自転車でも走
破可能というのが私たちの経験でした。今回も柵の
横に「雁腹摺山はあっち」というハイカー向けの表
示があったのでいつものように気軽に柵を乗り越え
たのでした。その後、人も車も全く通らないダウン
ヒルをジェットコースターの気分で小1時間ほど快
調に飛ばしましたが、何と突如として道が20メー
トルくらい寸断されていたのでした。後にわかった
ことですが、その辺りはダム工事の現場であり、古
い林道を発破で粉砕しているところだったのです。
道が無くなっていたのは急峻な渓谷の中腹を巻いて
いるコースの最も斜面のきついと思われる箇所で、
発破により吹き飛んだ部分は深い谷底に向かって崩
4
連れの方が4名ほど戻られておりません。大丈夫で
しょうか?事故などに遭われてないですよね?」と
声を掛けられました。
落していました。
「大峠まで引き返すしかないか」と一人がつぶや
きましたが戻るとなれば4時間は掛かるだろうと思
われました。その時すでに午後4時でしたので引き
返したら真っ暗闇の山中を走る羽目になります。仕
方がないので自転車を分解して背中にくくりつけて
斜面の草付をへずって向こう側に渡りました。
その後、これで今日1日の最難関も無事乗り越え
ることができた。生きて宿に帰れるぞ、よかったよ
かったと再び快調にダウンヒルを疾走したのですが、
ものの10分もしない内に先頭の自転車がカーブの
直後で転倒せんばかりに急ブレーキをかけたのでし
た。
「何何、また発破?」と先を見ると、何と100
メートル先に野生のニホンザル30匹ほどの集団が
こちらを睨んでおりました。バックするにも坂が急
でスピードが出せません。ここで襲われたら一巻の
終わりだと感じてフリーズしましたが、サルの集団
はゆっくりした歩みで山の斜面に消えて行きました。
もしもあの時タイミング悪く急カーブの直後にサル
の集団が群れていたとしたらただではすまなかった
ろうと思うと背筋がぞっとします。こうして私はサ
ル恐怖症になりました。山地図に紅葉マークの記さ
れたところがちょうどこの辺りなのですが、紅葉が
きれいだったかどうか全く記憶にありません。その
後は無事帰還できて今でもこうして駄文を書いてお
ります。
それでは、予定の字数も超えましたので次回のリ
レーエッセーの生贄を、じゃなかった担当者をご指
名させて頂くわけですが、そうですね、どうしよう。
私と同世代の人がよいという影の声もありましたの
で、同世代かつご近所の小儀晃さんにお願いしよう
と思います。小儀さんは長年にわたり全青司の統廃
合問題対策委員会でご活躍され、最近は相模原市と
の合併問題で大きく揺れる城山町で議員活動をされ
ました。司法書士の世界を離れた話もたくさんお持
ちですのでどうぞよろしくお願いします。
まっまさか、こんな時間まで飲んでるの?と思っ
ていた時、K会長はじめ、数名の方が“しめのラー
メン”を食べていたのでした。
γーGTPと中性脂肪の値がそれぞれ要食事制限
のK会長、飲みすぎにはくれぐれも気をつけて下さ
いね!
【10月の行事予定】
○三青会無料法務・税務・登記相談会
日時:10月14日(土) 16:00~
場所:県民センター
○第1回実践成年後見セミナー
日時:10月22日(日) 14:00~
場所:司法書士会館
編集後記
かもめ通信編集部 田 中
剛
先日、ネットで遊んでいたら、ダイエットについ
て情報交換をするサイトにたどり着きました。見て
みると、現時点で最強のダイエット法と言われてい
る「炭水化物抜きダイエット」から、本当に痩せる
のか疑問符のつくダイエット法まで全部で353件
ものダイエット方法が紹介されていました。改めて、
痩せるのって大変なんだなー、と思いました。
次回のかもめ通信は、私と違ってダイエットとは
無縁な菊池広さんが担当します。菊池さんよろしく
お願いします。
ちなみに、炭水化物抜きダイエット(正式名称「ア
トキンス式ダイエット」
)ですが、私もやった経験が
あります。しかし、頭の回転は悪くなるし、頭痛は
するし、髪の毛はパサパサになるし、爪は折れやす
くなるしで、すぐに止めました。即効性はあります
が、デメリットも大きいようです。
事務局便り
事務局 藤 井 里 絵
2日間に及ぶ京都全国研修会に私も参加してきま
した。
1日目の夜はあまり夜更かしをせず、神奈川青司
協の懇親会も2次会で退散。2日目の朝は早起きを
して、研修が始まる前に清水寺へ行ってきました。
その時のことです。6時過ぎにホテルを出ようと
フロントに鍵を預けると、係りの方に「あの~、お
5