医療連携ニュース No.12 - 国立精神・神経センター

医療連携室からのお知らせ
精神科新患のご予約方法変更のご案内
Ⅰ 医療機関様からのご予約方法
① FAX でのご予約方法
当院指定の「FAX 紹介申込用紙」にご記入の上、診療情報提供書と保険証の写しを、合わせて医療連携
室宛てに FAX をお送りください。折り返し、ご予約に関して、ご連絡致します。
「FAX 紹介申込用紙」は、お手数をおかけいたしますが、
当院ホームページ「医療連携室からのご案内」よりをダウンロードしてご使用ください。
当院でのリハビリテーション科(身体リハビリテーション)の取り組みのご紹介
パーキンソン病のリハビリテーション
身体リハビリテーション科 理学療法主任 寄本 恵輔
当院はご存知の通り、神経や筋の病気により、身体の不自由な方が多くいます。我々は、患者様が障害を持ち
ながらも人生を前向きにとらえられるように様々な方法で支援をしています。
② お電話でのご予約方法
パーキンソン病は手足が固くなり、歩行が困難となり、だんだん動けなくなる緩徐進行性の病気です。また、
当院医療連携室に直接お電話いただき、症状等をお伺いした上で、ご予約を承ります。
運動障害だけではなく、非運動障害 ( 便秘、睡眠障害、気持ちが落ち込む、低血圧等 ) により療養生活が難渋する
ご予約確定致しましたら、
事前に、
診療情報提供書と保険証の写しをお送り頂きますようお願いいたします。
ことがあります。そのような中、パーキンソン病には薬物療法、外科的手術療法 (DBS) と並んでリハビリテー
ションが重要で、病気の進行の予防にも有用であることが多くの研究で報告されるようになってきました。
Ⅱ 患者様ご本人・ご家族からのご予約方法
従来、精神科新患患者様のご予約は、当院「予約センター」より、お電話で予約を承っておりましたが、
我々がパーキンソン病患者様に実施しているリハビリテーションについてご紹介します。
LSVT(Lee Silverman Voice Treatment)は米国の Ramig らが考案した発声発語明瞭度改善目的の訓練
平成 25 年 10 月1日(火)より、FAX でのご予約方法へ変更となります。
法です。LSVT LOUD はエビデンスが臨床研究では最高の " レベルⅠ" と認められた手法でパーキンソン病患
「精神科 FAX 申込用紙」にて、必要事項をご記入のうえ、FAX をお送りください。
者の発話明瞭度改善に有効であります。LSVT LOUD の基本概念を受け継ぎ、パーキンソン病患者の運動療法
として 2005 年に LSVT BIG が開発されました。これは自分が思う以上にからだを大きく動かすことを意識
「精神科 FAX 申込用紙」に関しましては当院ホームページよりダウンロードしてご使用下さい。
新患患者に関しましては、外来診療のご予約となります。すぐの入院・診察が難しい場合もございま
す。患者様には「診察してすぐに入院となるわけではない」をお伝えください。ご協力のほど、よろしく
する訓練法で、このトレーニングを受けることで正常に近い動きを獲得する患者様もいます。この訓練を行え
るセラピストは米国の LSVT Global が主催する研修を受け認定される必要があり、当院では多くのスタッフ
がこの認定を受け、LSVT LOUD や BIG を実施しています。
お願い申し上げます。
医療機関様からご紹介いただく患者様のご予約を優先することにより患者様のスムーズな診療
を目指したいと思っています。
ご理解の上、ご了承のほど、よろしくお願い申し上げます。
新聞や雑誌にも多く取り上げられています
昨年度本邦で実施した LSVT BIG 研修
また、当院では 2 週間 (3 週間 ) 入院で様々な検査と集中的なリハビリテーションが受けられるブラッシュア
ップ入院があります。これは病状の進行を包括的に把握するため医師、看護師、薬剤師、栄養士、放射線科スタ
連携医療機関のご紹介
三多摩医療生活協同組合 国分寺診療所
ッフ、心理検査スタッフ、そしてリハビリテーション等の多専門職種が携わります。ここでのリハビリテーシ
ョンは、いかに運動が快適なもので楽しくやり続けられるかをトレーニングの目標としています。パランス訓
1976 年より二度の移転を経て、現在、国分寺市本町(JR・西武線 国分寺駅か
練のため免荷装置 (BWSOT) を利用した歩行訓練やホームエクササイズを指導し、ブラッシュアップ入院後
ら徒歩 5 分)で診療しています。内科一般、消化器内科、循環器内科、内分泌代謝内科、
も運動が継続できているかフォローアップも行っています。
漢方内科、外科、肛門外科などを標榜し、風邪などの急性疾患、高血圧・高脂血症・
糖尿病などの慢性疾患のほか、禁煙外来や睡眠時無呼吸症候群に対する簡易検査も
三多摩医療生活協同組合
国分寺診療所 所長
中濱 誠
行っています。特に、循環器内科と内分泌代謝内科、漢方内科は専門医を招き、よ
り専門性の高い診療を行っています。また、生活習慣の改善にも力を入れ、管理栄
養士による個別栄養指導と集団栄養指導を行っています。
同ビル内に居宅介護支援事業所、ヘルパーステーションを併設、医療介護福祉の
連携に努めております。内科一般は平日夜 20 時まで診療(水曜日は 19 時 30 分)し、
一般レントゲン・心電図のほか、上部消化管内視鏡・大腸内視鏡・エコー検査など
が可能です。
2009 年、地域へ貢献できるよう、在宅療養支援診療所の届出をし、24 時間
ブラッシュアップ入院案内
BWSOT を用いたバランス訓練
ホームエクササイズ管理表
365 日の在宅医療を提供しています。在宅療養支援診療所の特徴である終末期看取
りのほか、認知症患者に対しての訪問診療や、足腰が弱くなり一人では通院困難な
患者に対しての訪問診療など幅広く対応しております。
国立精神・神経医療研究センター病院におかれましては、患者さんの検査・確定
診断・入院治療など大変お世話になっております。これからも連携医療機関として、
どうかよろしくお願い申し上げます。
お問合せ
三多摩医療生活協同組合 国分寺診療所
〒185-0012 東京都国分寺市本町 4-12-14
ホームエクササイズ (NCNP オリジナル )
TEL 042-325-0766
FAX 042-325-2663
URL http://www.santama-iryou.com
当院の契約駐車場がございます
(6 台)
。
どうぞご利用ください。
さらに発症早期の患者様には外来にて週 1 回、3 ヶ月間、集中トレーニングコースがあります。これは通常の
パーキンソン病のリハビリテーションに加え、万歩計を使って活動量を測定することやバランス訓練に太極
拳等を取り入れています。
その他にも、パーキンソン病の症状で伴う首下がりや腰曲がりの治療も積極的に行っています。筋緊張が強
い部位への神経内科医による薬物療法 ( キシロカインや BTX) を併用し、その部位をしっかりストレッチする
ことや頸部や体幹装具を作成することなどを行っています。もちろん、日常生活訓練や福祉機器の紹介、家屋
評価や住宅改修のアドバイス、介護保険につながるように支援しています。
以上、最も多くのパーキンソン病患者様のリハビリテーションを実施している施設として、今後も新しい治
療法やその効果を発信していきたいと思っています。
こころと体の健康プログラム ご案内
食事と運動で生活リズムを整え、こころと体の健康増進を図るプログラムです。糖尿病の方、メタボや体
重が気になる方、運動したけれどどうしたらよいか分からない方、生活リズムを整えたい方などにお勧め
しています。また、通常の入院にこのプログラムを取り入れることも可能です。入院費用は個室代を除き
約 10 万円です。
(個室代は、¥2.100 /1日となります。)
● オプションの睡眠検査は、別途 3 万円かかります。
※ご質問・お申し込みの相談は、医療連携室にご連絡下さい。
1.対象病棟:4 南
検査・指導など
日 程
AM
入院時身体測定
1 日目
(火) (身長・体重・血圧・脈拍・睡眠問診票)
PM
14:00
リハ科医師の診察(糖尿病の方)
15:00
入院時個人栄養指導
安静時基礎代謝測定の説明
精神科医の診察
朝食前採血
2 日目
(水)
13:30
負荷心電図・呼吸機能検査
頸動脈エコー・睡眠問診票
胸・腹部X−P
骨密度・筋肉量検査
14:30
内科医によるメディカルチェック
入院時服薬指導
15:00
体力測定 自主トレーニング及び自己学習
12:30
頭部 MRI
検査結果に基づき
15:00
運動処方
安静時基礎代謝(8:30)測定
3 日目
(木)
腹部エコーなど追加検査
精神科医の診察
4 日目
(金)
1 時間程度の自主トレーニング
及び自己学習
15:00∼ 運動指導
オプション:睡眠検査
その他追加検査
5 日目
(土)
7 日目
(月)
8 日目
(火)
9 日目
(水)
土曜朝(朝食後)から月曜日夕方(夕食前)外泊訓練(食事記録の宿題)
1 時間程度の自主トレーニング
及び自己学習
15:00∼ 運動指導
その他追加検査
耐糖能検査(研究同意の場合は5時間)
朝食禁
遅食
15:00
精神科医の診察
「こころとからだの健康御膳」
退院時身体測定
10 日目
(木)
退院時運動指導
退院準備
退院指導(精神科・栄養)
退院時服薬指導
15:00
退院
独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター病院
診療科
初診 / 再来
月曜
火曜
初診
再来
外来担当医表
水曜
(平成25年10月1日現在)
木曜
金曜
常 勤 医 師 に よ る 交 代 制 ( 午 前 )
大町・岡崎
功刀・野田
亀井
吉田・吉村・渡辺(雅) 樋口・古田・横井
精 神 科
新井・有馬・佐藤(英)
市川・黒木・坂田
有馬・井上・今岡
平林・藤井・松崎 大森・中込
渡辺(裕)・吉池
【睡眠外来】
三島(初・再)
【睡眠外来】
専門外来
亀井(初・再)
【うつ専門外来】
【薬物依存症外来】
和田・松本(初診)
野田・齋藤
(聖)
(初・交互)
【睡眠外来】
樋口・功刀(再来)
亀井(初・再)
【mECT 外来】
【物忘れ外来】
有馬・坂田・横井(初診)
野田・齋藤
(聖)
(初・交互)
てんかん
センター
初診
〔小児〕中川
〔成人〕谷口
〔小児〕佐々木
〔外科治療〕大槻
初診
心療内科
脳神経外科
安藤
富田
初診
金子
大槻
再来
大槻
金子
午前
初診
午後
初診
再来
初診
小児神経科
再来
〔成人〕渡辺(裕)
〔成人〕金子
〔成人〕渡邉(雅)
〔成人〕岡崎
〔成人〕開道
〔成人〕高橋(章)
〔小児〕須貝
〔小児〕斎藤(義)
富田
再来
再来
神経内科
午前 午後
リハビリ
テーション科
〔成人〕加藤
坂本・古澤
【ボトックス外来】坂本
大矢・岡本・坂本
佐藤(和)・山村
岡本・坂本・古澤
富田
金子
岡本・林
山本
【筋疾患】森
木村(第 2)
・坂本
髙橋(祐)
・森・林
【筋ジス外来】
大矢・木村・森
(第 4)
齋藤(貴)・佐々木
向井・山本
石山・中川(自閉症)
【筋ジス新患】小牧
石山・稲垣・埜中
櫻井
補装具・車椅子診(リハ科で予約)
初診 / 再来
補装具・車椅子診(リハ科で予約)
小林
櫻井
初診 / 再来
瀬川
総合内科
初診 / 再来
瀬川
【筋疾患】森
大矢・岡本・髙橋(祐) 荒木・塚本・古澤
小林
循環器内科
森・山村
村田・山村
初診 / 再来
有賀
高橋(章)
村田・山本
佐々木・須貝
初診 / 再来
大槻・開道
荒木・塚本
須貝・中川
消化器内科
開道
大矢・髙橋(祐)
石山・小牧・斎藤(義) 齋藤(貴)
初診 / 再来
高橋(章)
坂本・山村・林
石山・小牧・斎藤(義) 稲垣(紹介患者のみ)
外 科
富田
荒木・塚本
村田
須貝・中川
菊地
髙橋(祐)・山村
【飲み込み外来】山本
佐藤(和)
【筋疾患】大矢
富田
須貝
森・林
齋藤(貴)・斎藤(義)
佐々木
後藤・小牧
齋藤(貴)・斎藤(義)
須貝・中川
佐々木・中川
装具診・松井
小林
三山
三山
有賀
天野
天野・有賀(交互)
天野
富田
天野
瀬川
有賀
【禁煙外来】瀬川
瀬川
ご予約方法
オレンジ・・・非常勤医師 緑・・・研究所所属医師
外来診療は初診・再来とも予約制となっております。ご予約は下記の要領にてお願いいたします。
■患者・ご家族からのご予約は外来予約センターにて承ります
時 間:平日 9:00 ∼ 12:00(初診) 13:00 ∼ 16:00(再診)※ただし、一般精神科はFAX申込みとなります 電話番号:042-346-2190(直通)
■医療機関からのご予約は医療連携室にて承ります
時 間:平日 9:00 ∼ 17:00 電話番号:042-346-1845(直通) FAX:042-346-1681(直通)
*薬物依存症外来のご予約方法は当院ホームページ(http://www.ncnp.go.jp/hospital/index.html)から専門外来の案内をご覧ください。
注:上記内容はあくまでも予定ですので、場合によって変更が生じることをご了承ください。