学 生 募 集 要 項 - 大分県立看護科学大学

平 成 2 2 年 度
学 生 募 集要項
看護学研究科看護学専攻
博士課程(前期)
博士課程(後期)
公立大学法人
大分県立看護科学大学大学院
Oita University of Nursing and Health Sciences,Graduate School
目
次
○ 博士課程(前期)
Ⅰ 入学者選抜要項
1 募集人員 ……………………………………………………………………………………………… 1
2 出願資格 ……………………………………………………………………………………………… 1
個別の出願資格認定 …………………………………………………………………………… 1
3 社会人の就学に関する特別措置 …………………………………………………………………… 3
4 研究者養成コースと実践者養成コース………………… ……………………………… …… 3
5 助産師の国家試験受験資格の取得
…………………………………………………………… 3
6 事前相談 ……………………………………………………………………………………………… 3
7 出願手続 ……………………………………………………………………………………………… 4
8 選抜方法 ……………………………………………………………………………………………… 6
9 合格発表 ……………………………………………………………………………………………… 7
10 個人成績の開示 ……………………………………………………………………………………… 8
Ⅱ 入学手続、初年度納付金
1 入学手続 ……………………………………………………………………………………………… 9
2 初年度納付金 ………………………………………………………………………………………… 10
Ⅲ 看護学研究科看護学専攻 博士課程(前期)の概要
………………………………………………11
○ 博士課程(後期)
Ⅰ 入学者選抜要項
1 募集人員 ………………………………………………………………………………………………27
2 出願資格 ………………………………………………………………………………………………27
個別の出願資格認定 ……………………………………………………………………………27
3 社会人の就学に関する特別措置 ……………………………………………………………………28
4 事前相談 ………………………………………………………………………………………………29
5 出願手続 ………………………………………………………………………………………………29
6 選抜方法 ………………………………………………………………………………………………32
7 合格発表 ………………………………………………………………………………………………33
8 個人成績の開示 ………………………………………………………………………………………34
Ⅱ 入学手続、初年度納付金
1 入学手続 ………………………………………………………………………………………………35
2 初年度納付金 …………………………………………………………………………………………36
Ⅲ 看護学研究科看護学専攻 博士課程(後期)の概要
…………………………………………… 37
○ その他
試験会場略図 …………………………………………………………………………………………45
○ 出願書類等
Ⅰ
1
入
学
者
選
抜
要
項
専攻コース・募集人員
研 究 科 名 課
程
名
看 護 学 研 究 科 博士課程(前期)
専
攻
名
看 護 学 専 攻
専攻コース名
募集人員
研究者養成コース
若干名
実践者養成コース
10名
注)1「研究者養成コース」の募集人員「若干名」は「実践者養成コース」の10名に含めます。
注)2「研究者養成コース」、「実践者養成コース」の内容については、大学院の概要(11 ページ)
を参照してください。
2
出
願
資
格
次の①~⑨のいずれかの項目に該当する者とします。
① 学校教育法第 52 条の大学を卒業した者及び平成 22 年3月卒業見込みの者
② 学校教育法第 68 条の 2 第4項の規定により学士の学位を授与された者及び平成 22 年3月まで
に授与される見込みの者
③ 外国において、学校教育における 16 年の課程を修了した者及び平成 22 年3月修了見込みの者
④ 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該外国
の学校教育における 16 年の課程を修了した者及び平成 22 年3月修了見込みの者
⑤ 我が国において、外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における 16 年の課程
を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置
付けられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者及び
平成 22 年3月修了見込みの者
⑥ 専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満
たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了
した者及び平成 22 年3月修了見込みの者
⑦ 文部科学大臣の指定した者(昭和 28 年 2 月 7 日文部省告示第5号)
⑧ 学校教育法第 67 条第2項の規定により他の大学院に入学した者であって本大学院における教
育を受けるにふさわしい学力があると認めたもの
⑨ 本大学院が行う個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認め
た者で、平成 22 年4月1日現在、満 22 歳以上の者
注)「実践者養成コース」は、上記出願資格のほか看護師、保健師、助産師のうちいずれかの資格
を有する者(資格取得見込みの者を含む)とします。ただし、「NP養成コース」は、看護師、
保健師、助産師としての実務経験が原則として通算5年以上ある者とします。
個別の出願資格認定 (出願資格⑥以外の専修学校等の修了(卒業)者)
出願資格⑨により出願を希望する者については、出願前に個別の出願資格認定を行いますので、
次により申請してください。
(1)出願資格認定条件
出願資格⑨による個別の出願資格認定条件を満たす者は、短期大学、専修学校、各種学校等
の卒業(修了)者で、次のすべての項目に該当する者とします。
①
厚生労働大臣が行う医療関係職種の国家試験に合格し、資格を取得した者
②
上記①の資格で、平成 22 年4月1日現在、通算3年以上(NP 養成コースは原則として
1
5年以上)の実務経験がある者、又は平成 22 年3月までに通算3年以上(NP 養成コー
スは原則5年以上)の実務経験が見込まれる者
(2)申請手続
次の提出書類を取り揃え、平成 21 年7月 10 日(金)~7月 30 日(木)までに4ページの(3)
出願先まで「書留速達郵便」又は「直接持参」により申請してください。
(7月 30 日午後5時必着)
なお、一度受付をした申請書類等は、返却しません。
書
G票
類
作
出 願 資 格 認 定
申
請
書
成
方
法
本大学院所定の様式に必要事項を記入のうえ提出
してください。
医療関係職種の資格で通算3年以上(NP 養成コー
H票
在 籍 期 間 証 明 書
スは原則として5年以上)の実務経験期間について、
本大学院所定の様式に所属施設(機関)の長又は代表
者が証明したものを提出してください。
卒業、修了(見込)
証
明
最終学校の卒業又は修了(見込)証明書を提出して
書 ください。
最終学校長が作成し、厳封したものを提出してくだ
成
績
証
明
書
さい。(短期大学及び高等専門学校に置かれた専攻科
の修了者は、専攻科の成績証明書も提出してくださ
い。
)
免 許 証 の 写 し
I票
認定結果通知用封筒
申
請
用
封
筒
医療関係職種の免許証の写しを提出してください。
(A4サイズに縮小のこと。)
返送先の住所、氏名、郵便番号を記載し、350 円切
手を貼付してください。
住所、氏名等必要事項を記入し、「書留速達郵便」
又は「直接持参」により提出してください。
※ 改姓により、現在の氏名と卒業証明書等の氏名が相違する場合は、戸籍抄本を提出してください。
(3)審 査
提出された書類等により審査します。審査の結果は、7月 31 日に本人に口頭又はメールで
通知します。7月 31 日に届かない場合は、4ページの(3)出願先まで問い合わせてください。
3
社会人の就学に関する特別措置
本大学院では、社会人が働きながら就学できるよう、昼間だけでなく夜間も授業や研究指導を行
うことができる体制を整えています。また、2 年間を超えた長期履修計画が可能で、これによって、
看護師、保健師、助産師が在職したままキャリアアップできる体制を構築しています。
2
4
研究者養成コースと実践者養成コース
本大学院では、研究者養成コースと実践者養成コースに分けられます。実践者養成コースは、NP
(Nurse Practitioner:ナースプラクティショナー)養成コース、助産学コースおよび管理者コース
に分けられます。それぞれのコースにあった科目を選択して履修します。
5
助産師の国家試験受験資格の取得
本学大学院及び本学学部に在籍し、学部において助産師の国家試験受験資格取得に必要な単位を
履修することにより助産師の国家試験受験資格を得ることができます。ただし、看護系の大学を卒
業した者あるいは卒業見込みの者に限ります。
6
事
前
相
談
出願にあたっては、事前に希望する研究領域、専攻コース、研究方法などを専攻領域の問合
わせ担当教員に相談(電話又はe-mail)してください。事前相談をせずに出願することはでき
ません。
(1)相談期間
平成21年7月30日(木)まで
(土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時~午後5時まで)
(2)コース別問合わせ担当教員及び相談先
専攻領域
研究者養成コース
NP 養成コース
助産学コース
管理者コース
問合わせ
担当教員名
連絡先
電話:097-586-4435(直通)
かい
みちあき
甲斐
倫明
e-mail:[email protected]
たかの
まさ こ
電話:097-586-4420(直通)
高野
政 子
e-mail:[email protected]
はやし
いとこ
電話:097-586-4405(直通)
林
猪都子
e-mail:[email protected]
たかの
まさ こ
電話:097-586-4420(直通)
高野
政 子
e-mail:[email protected]
なお、問合わせ担当教員に連絡がとれない場合は、4ページの(3)出願先に連絡して
ください。
7
出
願
手
続
(1)出 願 期 間
3
平成2 1 年8 月3 日(月)
~ 8 月1 0 日(月)
出願期間を過ぎて到着した場合には、8月 10 日(月)までの発信郵便局の消印のあるものに限り受付
けます。
(2)出 願 方 法
志願者は、下記の(4)出願書類[A票~F票並びに入学考査料、成績証明書及び卒業、修了(見
込)証明書]を一括して、所定の出願用封筒に入れ、
「書留速達郵便」又は「直接持参」により
出願してください。
直接持参の場合の受付けは、上記(1)の出願期間内の平日午前9時から午後5時までとし、土曜日、
日曜日の受付けは行いません。
(3)出
願 先
〒870-1201
めぐ す
の
大分県大分市大字廻栖野2944-9
大分県立看護科学大学
TEL
教務学生グループ
097-586-4303(教務学生グループ直通)
(4)出 願 書 類
書
A票
類
作
志願票(原票)
成
方
法
記入上の注意を参照のうえ、必要事項を漏れなく記入して
ください。
30,000 円分の郵便為替(普通為替証書)を郵便局で購入し、
入 学 考 査 料 同封してください。なお、為替証書の「受取人指定欄」等に
は何も記入しないでください。
必要事項を漏れなく記入してください。
B票
写
真
票
写真(縦4㎝×横3㎝、上半身正面、無帽、無背景で、出
願前3か月以内に撮影したもの。白黒可)の裏面に氏名、生
年月日を記入のうえ、写真貼付欄にはがれないよう全面のり
C票
受
験
票
付け貼付してください。
なお、受験時に眼鏡をかける者は、必ず眼鏡をかけて撮影
してください。
D票
志望理由書
本大学院所定の様式に必要事項を記入のうえ提出してくだ
さい(ワープロ作成可)
。
4
《出願資格⑨は不要》
出身大学の学長又は学部長が作成し、厳封したもの。
成績証明書
なお、大学以外の教育機関で教育を受けた人は、当該校の
成績証明書も提出してください。
学位授与機構から学士の学位を授与された場合は、出身学
校以降の全成績(単位修得証明書)を提出してください。
卒業、修了
( 見 込 )
証
E票
F票
明
書
受験票返送
封
《出願資格⑨は不要》
出身大学の学長又は学部長が作成したものを提出してくだ
さい。学位授与機構から学士の学位を授与された者は、学士
の学位証明書を提出してください。
受験票返送先の住所、氏名、郵便番号を明記し、350 円切
筒 手を貼付してください。
連絡用宛名票
出願用封筒
合格通知書等送付先の住所、氏名、郵便番号を明記してく
ださい。
住所、氏名等必要事項を記入し、
「書留速達郵便」又は「直
接持参」により提出してください。
※ 改姓により、現在の氏名と卒業証明書等の氏名が相違する場合は、戸籍抄本を提出してください。
A票~F票の各書類及び出願用封筒は、本冊子に添付しています。万一、落丁等があ
りましたら4ページの(3)出願先へ連絡してください。
(5)出願手続上の注意事項
① 出願書類が全てそろっていない場合には受付できませんので、出願の際には出願用封筒裏
面のチェック表により十分確認してください。また、一度受付けをした出願書類及び入学考
査料は返却しません。
② 出願書類受理後は、出願事項の変更は認められません。ただし、出願後に住所、氏名及び
電話番号の変更があった場合は、4ページの(3)出願先まで連絡してください。
③ 出願を希望する者は、別に示す専攻コース、専攻領域の中から志望する領域を選んでくだ
)出願書
さい。(専攻領域・専門科目の概要については 11 ページ以降を参照してください。
類受理後は、志望領域の変更は認められません。なお、志望領域については、第 2 志望ま
で記入してください。(第 2 志望領域がない場合は空欄にしておいてください。)
④ 入学を許可した後であっても、出願書類の記載内容が事実と相違することが発見された場
合、入学の許可を取り消すことがあります。
⑤ 試験期日の5 日前までに受験票が届かない場合は、4ページの(3)出願先まで問い合わせて
ください。
5
(6)障がいを有する等受験上特別な措置及び修学上特別な配慮を必要とする可能性がある入学志
願者の事前協議
本大学院に入学を志願する者で、身体に障がいを有し、受験上特別な措置及び修学上特別な
配慮を必要とする可能性のある者は、平成 21 年 7 月 10 日(金)までに4ページの(3)出願先ま
で連絡し、相談してください。
なお、出願受付締切後に発生した傷病により特別な配慮を必要とすることとなった場合も速
やかに連絡してください。
8
選
抜
方
法
(1)入 学 者 選 抜 方 法
学力試験・面接の結果が一定の基準に達した者の中から、学力試験・面接の結果及び成績
証明書等を総合的に評価して選抜します。
(2)試 験 期 日 ・ 試 験 会 場 ( 4 4 ~ 4 5 ペ ー ジ の 略 図 参 照 )
試
験
期
日
試
験
会
場
大 分 県 立 看 護 科 学 大 学
平成2 1 年8 月2 9 日(土)
めぐ す
の
(大分県大分市大字廻栖野2944-9)
事前の試験会場の下見は、試験日前日の午後に限られます。ただし、試験会場には入れません。
(3)試 験 科 目 ・ 時 間 割
①
研究者養成コース
時
間
試験科目
10:00 ~ 12:00
総合問題
13:00 ~
面
②
接
備
考
医療・保健・福祉に関する知識及び論理的思考力と表現力を総
合的に評価できる問題を出題します。
個人面接を行います。
(1人あたり約 15 分)
実践者養成コース
時
間
試験科目
10:00 ~ 12:00
総合問題
13:00 ~
面
接
備
考
医療・保健・福祉に関する知識及び論理的思考力と表現力を総
合的に評価できる問題を出題します。
個人面接を行います。
(1人あたり約 15 分)
6
受験者は午前 9 時 15 分から 9 時 45 分までの間に、指定された試験室に入室してください。
(4)学 力 試 験 の 配 点
区分・試験科目
総合問題
面
接
合
計
研究者養成コース
100点
-
100点
実践者養成コース
200点
-
200点
(5)受 験 上 の 注 意 事 項
① 午前 9 時 45 分から試験に関する諸注意を行います。午前 9 時 15 分から 9 時 45 分までの間
に試験室に入室してください。
② 受験者本人以外は、試験室には入れません。保護者等の方には、食堂を控室として開放し
ます。
③ 「総合問題」試験開始時刻後、20 分以内の遅刻に限り受験を認めますが、試験時間の延長は
認めません。
④ 定められた試験科目を 1 科目でも受験しない者は、入学者選抜の対象から除きます。
⑤ 「受験票」、
「H B の黒鉛筆(シャープペンシル可)」及び「消しゴム」は、試験当日必ず持参
してください。
⑥ 学科試験時間中、机の上に置けるものは、
「受験票」、
「HBの黒鉛筆(シャープペンシル可)
」
及び「消しゴム」のほかに「鉛筆削り」、
「時計(計時機能だけのもの)」
、
「眼鏡」だけです。
なお、格言等が印刷されている鉛筆等は使用できません。試験時間内における受験者間の
物品の貸借は一切認めません。
⑦ 当日、受験票を忘れた者は、速やかに試験本部で仮受験票の交付を受けてください。また、
受験票は入学手続の際に必要となりますので、試験後も大切に保管してください。
⑧ 当日、食堂は営業していませんので、昼食等は各自持参してください。
⑨ 携帯電話等は、試験室に入る前に電源を切っておいてください。また、これらは時計とし
て使用できません。
⑩ 試験会場では、監督員等の指示に従ってください。
9
合
格
発
表
(1)発 表 期 日
平成2 1 年9 月9 日(水) 午後 1 時
(2)発 表 方 法
7
大分県立看護科学大学(45 ページの略図参照)の掲示板に合格者の受験番号を掲示すると
ともに、合格者に合格通知書を送付します。
なお、電話等による問い合わせには一切応じません。
(3)インターネット、携帯サイトによる合格者受験番号発表
インターネット、携帯サイトにより合格者受験番号の発表を行います。アドレスは次のとお
りです。
ホームページアドレス http://www.oita-nhs.ac.jp/
携 帯 電 話 サ イ ト
10
http://daigakujc.jp/oita-nhs/
個人成績の開示
選抜試験の成績を本人から請求があった場合に開示します。
①
請求できる者
受験者本人(本学受験票を持参の上、本学教務学生グループへ来学
する)
②
開示の内容
学力試験の得点及び順位(ただし、順位は面接で一定基準に達した
者のみ)
③
開 示 期 間
合格発表日の翌日から3ヶ月間
(土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時から午後4時まで)
④
開 示 方 法
⑤ そ
の
他
口頭で行う。
郵便、電話等による開示は行わない。
8
Ⅱ
1
入学手続、初年度納付金
入
学
手
続
(1)入 学 手 続 期 間
平成21年9月10日(木)~9月18日(金)
午後 5 時(必着)
入学手続最終日の午後 5 時必着ですので、郵送する場合は所要日数を十分考慮して
手続を行ってください。
(2)入 学 手 続 方 法
① 入学手続の詳細については、合格通知書送付時にお知らせします。
② 入学手続には、合格通知書とともに送付する書類の外、受験票(C 票)、写真(縦4 ㎝×
横3 ㎝)1 枚が必要です。
③ 「入学料」及び上記②の入学手続に必要な書類等を取りそろえて、手続期間内に入学手
続を完了してください。
なお、直接持参の場合の受付時間は平日の午前 9 時から午後 5 時までとし、土曜日、
日曜日、祝日の受付けは行いません。
(3)入 学 手 続 場 所
〒870-1201
めぐ す
の
大分県大分市大字廻栖野2944-9
大分県立看護科学大学
TEL
教務学生グループ
097-586-4303(教務学生グループ直通)
( 44 ページの略図参照)
(4)入 学 手 続 上 の 注 意 事 項
⑤
上記(1)の入学手続期間内に入学手続を完了しなかった者は、入学を辞退したものとして
取り扱います。特に、郵送の場合、期間を過ぎて到着したものは受付けできませんの
で、所要日数を十分考慮して発送してください。
⑥
入学料及び必要な書類が全てそろっていない場合には受付けできませんので、書類提
出の際に、十分確認してください。
⑦
一度受付けをした入学料及び入学手続書類は返却しません。
9
2
初年度納付金
(1)入 学 料 等
入学手続の際に、下表の入学料を納付することになります。
(平成 21 年度実績)
区
分
金
額
備
考
「大分県内者」とは、次のいずれかに該当する者
332,000 円
入 学 料
ただし大分県内者は、
232,000 円
をいいます。
ア 大分県内に本籍及び住所を有する者
イ 大分県内に引き続き3年以上住所を有する
者の被扶養者であるもの
年2回納付
授 業 料
年
額
535,800 円
前期納付期限 4 月末日 267,900 円
後期納付期限 10 月末日 267,900 円
※
上記納付金額は、予定額であり、入学時又は在学時に納付金額の改定が行われた場合に
は、改定時から新たな納付金額(授業料)が適用されます。
※ 長期履修制度を設けています。
長期履修制度:2 年間の課程の授業料で最大4年間の単位が取得できる制度
(2)そ の 他 の 経 費(平成 21年度実績)
入学時には、学生教育研究災害傷害保険料(2 年間 2,100 円)
、記念撮影・学生証用写真代
金、テキスト購入費などが別途必要になりますが、詳細については合格通知書送付時にお知ら
せします。
10
Ⅲ 大分県立看護科学大学大学院看護学研究科
看護学専攻 博士課程(前期)の概要
1)設置の趣旨
1 疾病構造の変化、高齢社会の到来、医療の高度化・専門化など医療を取り巻く環境は20世
紀後半から大きく変化しつつある。
また、患者としての権利意識の高まりや人々の価値観、ニ-ズの多様化などにより保健・医
療・福祉の分野に携わる者には倫理的、社会的側面の知識、判断能力等が従来にも増して不可
欠となってきた。
さらに、国際化の進展に伴い、保健・医療・福祉の分野でも国際的な交流、協力活動を視野
に入れた組織、制度の確立や人材の育成が急務となっている。
2 大分県では平成10年4月に大分県立看護科学大学(以下、
「本大学」 という。
)を設置し、
中核的な看護職の育成により、本県の保健・医療・福祉の分野への貢献と看護学のさらなる進
展を目指してきたところである。
しかし、時代が大きく転換しようとしている21世紀を迎え、特に全国平均を上回る速度で
高齢化、少子化、過疎化が進展している本県では、
「21世紀の生活優県をめざす」ことを基本
目標とした大分県長期総合計画を新たに策定し、その重点施策の一つに「健やかで心やすらぐ
社会の構築」を掲げ、その中で保健・医療・福祉のそれぞれのニーズに応じた総合的なサービ
ス提供体制の整備や人材の育成・資質の向上などを図ることとしている。
3 このような状況の中、次のことが喫緊の課題となっている。
① 総合的かつ先進的な知識及び実践能力を持ち、包括的な判断能力と指導力を有する看護職
や看護教育者・研究者など看護職の指導的役割を果たす人材を育成すること
② 県内の看護活動の拠点施設としての教育・研究機能をより強化すること
このため、以上の趣旨に基づき、大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)が設置された。
2)教育課程の考え方及び特色
2)-1 教育課程の考え方
平成20年度から本学の修士課程は、実践者養成コースと研究者養成コースの2つのコースに
分けた教育を実施している。
(1)実践者養成コース
実践者養成コースは、さらに、ナースプラクティショナー(NP : Nurse Practitioner)の教
育課程(NP 養成コース)と助産学の教育課程(助産学コース)と管理者の教育課程(管理者
コース)に分けられる。
① NP 養成コース
米国での NP は、医師から独立して対象者に自律的にプライマリケアを提供することができ、
医師の指示がなくても自らの判断で処方箋記載を含む医療的処置(診断および治療)を行うこ
とができる看護師である。わが国においても、都市部から離れた遠隔地や医療過疎地などで自
律的にプライマリケアを提供する体制を整えていくためには、NP の養成教育が必要である。
NP の養成教育において、
「看護アセスメント能力」、
「看護実践能力」、
「診察の実践能力」
、
「看
護管理能力」
、
「チームワーク・協働能力」、
「医療・保健・福祉システムの活用・開発能力」、
「倫
11
理観の醸成」の 7 つの能力を育成することを目標とする。カリキュラムは 7 つの能力を育成す
るために必要な科目構成になっている。NP の専門科目では、老年と小児のどちらかを選択す
ることになっている。すなわち、老年を対象とした NP と小児を対象とした NP の養成教育と
なっている。
② 助産学コース
大学院教育では、妊娠診断から分娩・産褥に至るプロセスを実践的に学ぶことで、院内助産
所や助産師外来を担うことのできる能力をもった助産師の養成を行う。助産師の資格をもた
ない場合には、学部に編入し助産師資格取得することが可能である。
③ 管理者コース
実践現場における看護管理能力やリーダーシップ能力をもつ人材育成を目的にし、保健医
療福祉を取り巻く環境の変化に対応できる幅広い知識をもち、看護管理能力やリーダーシ
ップ能力、看護職の指導的能力を育成するとともに、社会情勢や看護政策に関心をもち、
看護実践を考究する姿勢をもった人材を育成する。
(2)研究者養成コース
本研究科には、基盤看護学、発達看護学及び広域看護学の3つの専攻領域を設定した。領域
設定にあたっては、実践の場において指導的な立場で看護の専門性を発揮できる人材、ある
いは、看護教育の場で体系的な教育、研究の任を果たすことができる人材を育成するという
本学の大学院設置の趣旨に基づいて、幅広い看護の領域をカバーできるようにした。
3つの専攻領域には、それぞれの領域の特徴をカバーする授業科目を設け、学生のニーズ
に応じた領域の選択ができるようにした。
また、本大学院が目的とする人材を育成するためには不可欠であると考えている看護の基
礎教育を体系的に教授するために、看護の専門科目だけでなく、看護の基礎教育分野として
生体機能学、病態機能学、健康増進科学、人間関係学、保健情報学の授業科目を設け、看護
学を支える基礎科学に関する先端的な知識を含めた体系的な知識を教授することにより、問
題解決能力、看護実践の管理能力、研究能力がより総合的に高められるようにした。
① 基盤看護学領域
看護教育者、研究者あるいは看護実践者にとっての看護の基礎的課題について、教育・研究
を行い、看護学の体系化及び看護援助の理論的、実践的な基礎を探究する領域である。看護の
対象である健康を身体的、精神的、社会的側面から系統的に探究し、個人、家族、集団に対す
る看護援助、
健康増進のための方法論、技術論や看護実践への具体的適用方法について探究し、
指導的な立場での実践活動や基礎看護学に関連した教育・研究を積極的に進めることができる
人材を育成する。
さらに、社会の構造的変化に伴うストレス等に適切に対応できるための精神保健の側面から
の援助、健康増進の手法等に関する系統的な教育・研究を行い、精神的な側面も常に念頭に置
いて指導的立場で実践活動ができる人材を育成することを目的としている。
② 発達看護学領域
小児期、成人期、老年期にある人々あるいは女性がかかえる健康上の課題や問題への理解を
深め、健康の段階やライフステージに応じた看護実践の方法を論理的・体系的に探究する領域
である。発達段階や健康問題に対応した援助の方法や看護実践技術の開発に関する教育、研究
を行い、個人、家族、集団を対象に生命・生活の質の向上を目指した実践活動ができる指導的
立場の人材を育成することを目的としている。
③ 広域看護学領域
家庭、学校、職場、地域、国際社会など多様な単位を対象とした幅広い看護領域で、看護の
実践活動を行うための考え方、方法、技術などに関する理論的な探究を行う領域である。各組
12
織、地域及び各国の保健・医療・福祉の分野を体系的に研究し、それぞれの組織の個人及び集
団のニーズに応じた実践活動のための具体的な計画立案を通して、広域的な領域において看護
援助の実践活動ができる能力を備えた人材を育成することを目的としている。
また、保健・医療の幅広い分野における不可欠な医療行為の一つとなっている放射線診療に
ついて、医療・地域・学校などの幅広い看護の実践活動の視点から、あるいは、日本のエネル
ギ-源の一つである原子力に関して、産業看護・保健及び環境問題の視点から教育、研究を行
い、看護職の役割を理解し、放射線に関連した問題に対する解決能力を持った人材を育成する
ことを目的としている。
広域看護学領域に放射線保健の授業科目を設定した主な理由は、平成11年9月に発生した
茨城県東海村 JCO 事故後、看護職が放射線影響や放射線防護に関する知識・技術を持つこと
が喫緊の課題であることが認識されたにもかかわらず、看護職に対して放射線に関する教育が
できる人材が不足しているからである。
この領域では、放射線保健・看護の実践、教育、研究の分野で、将来指導的な立場で活躍し
ていくことができる人材の育成も目的としている。
2)-2 教育課程の特色
(1)社会人の身分のままで修学できる体制の導入
本研究科では、勉学意欲のある看護職(社会人)が在職のまま修学できるよう昼夜開講制を
導入した。これにより、現場の看護職のさらなる資質の向上と実践の場と教育、研究の場とが
有機的連携を保ちつつ、問題解決にあたる体制を大学院を通して地域に構築することを目指し
ている。
(2)少数精鋭の教育
本学の大学院教育は、修了生が、本県及び近県における看護の教育・研究・実践の核となり、
地域に密着して活躍し、周囲の多くの看護職に質的・量的に刺激を与え、活性化しうる有能な
指導的人材を育成し、10年後、20年後に教育の実を得ることを目指すものである。
したがって、名実ともに知識と能力を兼ね備えた修了生を輩出することを目標として、イン
ターネットや種々の研修を通して修了後もきめ細かく指導を継続する教育体制をとることとし
ている。この目的を達成するため、少数精鋭の教育を行う。
(3)NP(Nurse Practitioner)養成の教育課程
韓国や米国においてはすでに大学院教育が実施されていて、無医地区などでの医療を支える
専門職として活躍する国家資格である。NP は、患者の初期診断から簡単な薬の処方・ケアを
行い、必要に応じて医師への橋渡しをする役目を担う、より高度な専門知識と技術を備えた看
護師である。わが国では現在、NP は国家資格として存在していないが、地域社会の医療を支
える将来的な活躍が期待される職種として、わが国で初めて本学大学院博士課程(前期)で育
成するものである。NP 養成コースの教育課程は、フィジカルアセスメントや臨床薬理学など
を中心とした講義と地域の医療施設での実習からなる。
2)-3 教育課程の概要
教育課程は、特別研究、専門科目及び共通科目で構成する。特別研究は必修とし、専門科目及
び共通科目は選択とする。
(1)専門科目
「基盤看護学領域」
、「発達看護学領域」及び「広域看護学領域」の3領域により構成し、学
13
生は一つの領域を選択し、その領域で修士論文の作成を目指す。
各領域には、その領域の目標を達成するための授業科目(特論)をおく。
さらに、各領域には、
「演習」をおき、学生のニーズにしたがった双方向性の授業を行い、よ
り専門を深められるようにした。
「特論」は、主に講義形式で行い、その領域を専攻した学生ばかりでなく、専攻領域以外の
学生も選択することを前提とした講義内容とし、修士課程修了後、それぞれの活動分野で看護
教育者、研究者、実践者のいずれを目指す場合であっても、大学院の課程で看護学の幅広い分
野の知識を習得することを目指している。
「演習」は、チュートリアル形式で行うことを前提とする。専攻領域の先行研究のレビュー、
トピックス、今後の課題等を取り上げ、各領域の知識・技術などをより深めていくことを目指
している。必要に応じて実習、実験などを取り入れ、学生のニ-ズに合わせ、理解力を高める
教育方法を検討し、問題解決能力を高める。また、各領域で論文指導を行う教員全員が関わる
こととし、学生のより広い視野の獲得に努める。
「実習」は、地域の医療施設において、学ぶべき課題に沿って、知識・技術などをより深め
るために実践的な学習を行う。実習指導は、地域の医師あるいは看護師・助産師を中心として、
本学教員が支援する形で行われる。
(2)共通科目
看護学の追究及び看護の実践活動において基本的な知識として、共通して必要と考えられる
「生体機能学特論」
「病態機能学特論」
、「健康増進科学特論」
、「人間関係学特論」
「保健情報学
特論」
「看護科学研究特論」
「看護管理学特論」
「看護理論特論」
「看護教育特論」
「看護コンサル
テーション論」
「看護倫理学特論」「看護政策論」の科目で構成する。
ただし、「看護理論特論」「看護教育特論」「看護コンサルテーション論」「看護倫理学特論」
「看護政策論」は、専門看護師の教育課程の共通科目として設けているものである。
(3)特別研究
特別研究では、学生が選択した専攻領域の課題について研究し、論文を作成するための指導
を行う。学生は、この論文を修士論文として提出する。NP 養成コースおよび助産学コースで
は、修士論文を課題研究に代えて実施することができる。
2)-4 修了要件
修了要件については、研究者養成コースを表1、NP 養成コースを表2,助産学コースを表3、
管理者コースを表4にそれぞれ示す。表に示す必要単位を修得し、研究者養成コースは修士論文
の審査および最終試験に合格することとする。
2)-5 社会人学生への配慮
授業科目は昼間帯、夜間帯に開講し、年度の前期に昼間開講した科目は後期に夜間開講し、年
度の前期に夜間開講した科目は後期に昼間開講すること等により、昼間のみの受講、夜間のみの
受講、あるいは昼夜間受講のいずれの履修パターンにも対応できるよう配慮している。
また、2年間の課程の授業料で最大4年間の単位が取得できる長期履修制度を設けていて、看
護師、保健師、助産師が在職したままキャリアアップできる体制を構築している。
14
(別 表)
1 研究者養成コース教育課程の修了要件
2 NP 養成コース教育課程の修了要件
3 助産学コース教育課程の修了要件
4 管理者コース教育課程の修了要件
5 講義等の内容
15
研究者養成コース教育課程の修了要件
別表1
教育
課程
専攻
領域
配当
年次
単位数
1
2
基盤看護学 精神保健学特論
1
2
基盤看護学演習
2
4
小児看護学特論
1
2
成人看護学特論
1
2 選択した領域から
発達看護学 老年看護学特論
1
2
特論科目4単位以上
生殖看護学特論
1
2
演習科目4単位
発達看護学演習
2
4
地域看護学特論
1
2
国際看護学特論
1
2
放射線保健学特論
1
2
広域看護学演習
2
4
生体機能学特論
1・2
2
病態機能学特論
1・2
2
健康増進科学特論
1・2
2
人間関係学特論
1・2
2
看護科学研究特論
看護管理学特論
看護理論特論
1・2
1・2
1・2
2
2
2
看護教育特論
1・2
2
看護コンサルテーション論
1・2
2
看護倫理学特論
1・2
2
看護政策論
1・2
2
保健情報学特論
1・2
2 必修
原書講読演習
1・2
2 必修
英語論文作成概論
Intensive English Study
1・2
1・2
1 必修
1 必修
授業科目
看護アセスメント学特論
専
門
科
広域看護学
目
共 通 科 目
特 別 研 究
特別研究
1~2
計
12
修了要件
共通科目で
10 単位以上
12単位
30 単位以上
16
NP養成コース教育課程の修了要件
別表2
教育
課程
専攻
領域
配当
年次
授業科目
単位数
修了要件
小児 NP 特論 ※
1
2 小児に係る科目
小児疾病特論 ※
1
2 群、老年に係る
小児 NP 小児アセスメント学演習 ※
2
2 科目群のいずれ
小児薬理学演習 ※
2
2 かを選択し、選
小児 NP 実習
2
14 択した科目群の
老年 NP 特論 ※
1
2 全ての科目を
老年疾病特論 ※
1
2 必修とする。
老年 NP 老年アセスメント学演習 ※
2
2
老年薬理学演習 ※
2
2
老年 NP 実習
2
14
専
門
科
目
22 単位
NP論 ※
フィジカルアセスメント学特論 ※
臨床薬理学特論 ※
共 通 科 目
1
1
1
1 必修
2 必修
2 必修
診察・診断学特論 ※
病態機能学特論 ※
原書講読演習
健康増進科学特論
看護管理学特論
1
1
1・2
1・2
1・2
2 必修
2 必修
2 必修
2
2
看護コンサルテーション論
1・2
2
看護教育特論
1・2
2
看護理論特論
1・2
2
看護倫理学特論
1・2
2
看護政策論
1・2
2
8 単位以上
19 単位以上
特 別 研 究
研究のすすめ方
課題研究
1
1 必修
1~2
1 必修
2 単位
計
43 単位以上
・ 実習および課題研究の履修は、※が付いている科目の単位を取得していること
・ 最大4年間で単位取得するものであるが、配当年次は 2 年間で修了する場合の例である
17
助産学コース教育課程の修了要件
別表3
教育
課程
専攻
領域
助産学
専
門
発達看護学
配当
年次
授業科目
生殖看護学特論
助産学特論
助産学演習
妊娠期診断学実習
妊娠褥婦保健指導実習
NICU実習
小児看護学特論
成人看護学特論
老年看護学特論
科
基盤看護学
広域看護学
目
共 通 科 目
特 別 研 究
看護アセスメント学特論
精神保健学特論
単位数
1
1
1
1
1・2
1
1
1
1
2
2
2
4
6
4
2
2
2
1
1
2
2
地域看護学特論
1
2
国際看護学特論
1
2
放射線保健学特論
1
2
修了要件
必修
必修
必修
必修
必修
必修
専門科目で
20 単位以上
原書講読演習
生体機能学特論
1・2
1・2
2 必修
2
病態機能学特論
1・2
2
健康増進科学特論
1・2
2
人間関係学特論
1・2
2 共通科目で
保健情報学特論
1・2
2
看護科学研究特論
1・2
2
看護管理学特論
1・2
2
看護理論特論
1・2
2
看護教育特論
1・2
2
看護コンサルテーション論
1・2
2
看護倫理学特論
1・2
2
看護政策論
1・2
2
研究のすすめ方
課題研究
1
1~2
計
8 単位以上
1
2 単位
1
30 単位以上
18
管理者コース教育課程の修了要件
別表4
教育
課程
専攻
領域
配当
年次
単位数
1
2
基盤看護学 精神保健学特論
1
2
基盤看護学演習
2
4
小児看護学特論
1
2
成人看護学特論
1
2
選択した領域から
発達看護学 老年看護学特論
1
2
特論科目4単位以上
生殖看護学特論
1
2
演習科目4単位
発達看護学演習
2
4
地域看護学特論
1
2
国際看護学特論
1
2
放射線保健学特論
1
2
広域看護学演習
2
4
生体機能学特論
1・2
2
病態機能学特論
1・2
2
フィジカルアセスメント特論
1・2
2
健康増進科学特論
1・2
2
看護科学研究特論
1・2
2
人間関係学特論
1・2
2
保健情報学特論
1・2
2
必修
看護管理学特論
1・2
2
必修
看護理論特論
1・2
2
必修
看護教育特論
1・2
2
必修
看護コンサルテーション論
1・2
2
必修
看護倫理学特論
1・2
2
必修
看護政策論
1・2
2
必修
原書講読演習
1・2
2
必修
1
1
1~2
1
授業科目
看護アセスメント学特論
専
門
科
広域看護学
目
共 通 科 目
研究のすすめ方
特 別 研 究
課題研究
計
修了要件
4単位以上
2単位
30単位以上
19
別表5
区分
講 義 等
の 内 容
授業科目名
看護アセスメント
学特論
講
義
等 の
内 容
看護職が対象者に対する問題解決過程を展開する場合およびクライアン
トマネージメントを遂行する上で、信頼性のある方法論に従った身体的、
包括的な機能評価のための情報収集の基礎理論と技法を教授する。
さらに、収集した情報の意味とその解釈・情報相互の関連性を理解し、
かつそれらの情報を統合し、的確な看護判断と問題解決および実践までの
プロセスを探究できる能力を養う。
基盤 精神保健学特論
包括的な概念としての精神的健康を、心理―身体―社会―文化的な視点
看護
から理解・評価し、看護に応用できるための、諸概念・モデルについて系
学
統的に学ぶ。様々な状況で生活している人々に生じる精神健康上の問題を、
状況との関係で個別的かつ総合的に評価する能力を養う。精神健康問題の
一次予防・二次予防・三次予防のために看護職として用いるべき方法論と
知識・技術を教授する。
基盤看護学演習
基盤看護学における研究の方法について、さまざまな視点からその手技
方策を具体的に、解説する。担当教員が専門とする内容をチュートリアル
形式の演習によって展開し、基盤看護学特論の内容深め、補完することが
できるような方策を探求する。
小児看護学特論
EBNに基づいたケアを提供できる実践能力を高めるために、小児の各期に
おける成長発達の特性と環境を理解し、小児と小児を取り巻く環境との相
互作用を理解するための理論と看護への活用方法を学ぶ。小児の発達段階
に特有の疾患への理解を深め、健康段階に応じた家族の看護を実践するた
めの諸理論と方法および疾病予防・健康増進についても探求する。
EBN に基づいたケアを提供できる実践能力を高めるために、成人期の発達課題
成人看護学特論
や健康問題への理解を深め、健康の段階に応じた看護を実践するための理論と
方法及び疾病予防・健康増進について探究する。
老年看護学特論
EBN に基づいたケアを提供できる実践能力を高めるために、加齢に伴い生じる
発達
身体的・精神的・社会的機能の変化と、老年期の発達課題を理解する。その上
看護
で加齢に伴う疾患や、生活習慣に起因する高齢者特有の慢性疾患への理解を深
学
め、NP としての看護を実践するための理論と方法、及び疾病予防・健康増進
について探究する。
生殖看護学特論
思春期、成熟期、更年期、老年期の各期における女性とその家族の健康の維持・
増進、健康逸脱時の援助のための対象の捉え方を理論的に探究するとともに、
各ライフステージにおける女性の身体的、精神的、社会的特徴とウエルネスを
考察し、その看護援助の方法及びセルフケアのための教育のあり方について教
授する。さらに周産期における女性とその家族が体験する身体的、精神的、社
会・文化的特徴及び健康逸脱について考察し、その背景について理論的に探究
するとともに、周産期にある女性と家族の親役割の獲得、愛着形成及び生殖機
能の正常性維持のためのリスク回避に関する看護援助活動について教授する。
20
区
分
授業科目名
講
義
等 の
内 容
看護実習や看護実践の場で経験した各発達段階、各健康の段階の患者や家族へ
発達 発達看護学演習
の看護援助を題材に、その看護過程を再評価する。これらの対象と家族の健康
看護
問題に対する看護支援のあり方について、文献的検討やチュートリアル形式の
学
演習を通して、理論的、実証的に追究し、生命、生活の質の向上を目指した看
護実践能力とケアシステムを開発し、確立できる能力を高める。
ヘルスプロモーションを基盤としたコミュニティエンパワメントの視点から、
地域における個人、家族、集団へのアプローチの方法や地域診断の手法を理論
地域看護学特論
的に教授する。さらに、行政システムの看護の視座に立ち、新たな健康ニーズ
への対応や看護の機能について探求する。
This course is an introduction to the global perspectives of health and
国際看護学特論
nursingissues using some nursing theories. The nature of scientific
explanation andinquiry of theoretical conceptualizations in nursing for
analyze and evaluation of the international nursing and health are
広域
看護
学
examined.
放射線保健学特論
医療で用いられる放射線・放射性物質及び環境中の放射線源とそれから被ばく
に伴う健康影響についての基礎的な知識を教授する。さらに、医療および原子
力災害において、看護職が患者等との対応に必要な知識と放射線の健康リスク
について教授する。
This course focus on an exploratory seminar to present the breadth and
広域看護学演習
depth of the complex field of public health nursing problems and issues
in new millennium despite the continuing development of new technologies
and strategies: to update the methods of public health nursing, and to
identify the changing public health agenda for the resolution of these
problems .
生体機能学特論
分子レベルから個体レベルまでの各段階に着目した生体の構造、機能に関する
生命科学諸領域の最新の知識を幅広く教授する。特に、生体の動的平衡状態を
理解するために、循環器系と栄養を中心におく。さらに、ゲノム解析など最新
のライフサイエンスに関する最新の知見を含めた知識を系統的に習得し、理解
することを通して、ライフサイエンスの新しい知見と看護学との関連を教授す
共通
科目
る。
病態機能学特論
高度に統合・調整された生命体である人体に生じたさまざまな変化を細胞レベ
ル、組織・臓器レベル、個体レベルで探究することにより、疾病の原因や発症
メカニズムを理解する。また、病態組織学、病態機能学、免疫学に関する基礎
的な知識を習得させ、専門性の高い看護職として病理学的、臨床検査データな
どの活用力を高める知識・技術を養う。さらに、人体の調整統合機能の変調に
対する生体側の対応機能について学び、これらの知識を患者のプライマリ・ケ
アに際して臨機応変に活用することができるようにする。
21
健康増進科学特論
ヘルスプロモーションの概念を理解するとともに、日本および世界における保
健医療の動向と保健施策を学ぶ。ヘルスプロモーションの考え方を基本とし
て、健康の保持・増進のための健康教育のプロセスを理解する。
人間関係学特論
前半は、各教員から講義または話題提供を行って、対人援助、対人関係の基礎
となる知識や考え方などについて理解を深めていく。後半は、一連の講義に関
連して、参加者が関心をもつ領域に関連する文献の講読を行い、理解を深めて
いく。
看護科学研究特論
EBNの基礎をなす看護科学研究の理論および手法を整理し、研究を進める上で
必要な技術的側面について論じる。さらに、実例に基づいた解説を加えること
により、研究活動に関する実践的能力の育成を目指す。
看護管理学特論
保健・医療・福祉に関する制度と組織、看護管理の基本となる理論とその展開
について学ぶ。具体的な管理プロセスに対する理解を深めるとともに、質の高
い看護サービス提供のために看護組織が備えるべき機能について考える。
看護理論特論
This course is an introduction to the nature of scientific explanation
and inquiry of theoretical conceptualizations
in nursing. Origins of
共通
and strategies for theory development in nursing are examined. Analysis
科目
of the role of theory in nursing practice and research are explored.
看護教育特論
看護を担う人材の育成が質の高い看護ケアの基礎をなすという観点から、教育
的機能の基本を理解し、看護教育の歴史的変遷と看護教育制度、今後の課題に
ついて論じる。また、将来、専門看護師・高度実践看護師としての役割を果た
すために、必要な教育原理と技法を学び、看護実践場面において、自己教育力、
生涯教育力を具えた人材を育成する。
看護コンサルテー 看護職が行うコンサルテーションの概念及び方法、評価について概観し、看護
ション論
場面における個人及び組織を対象としたコンサルテーションのプロセスを学
習する。さらに、コンサルテーションの実際についての事例検討及び演習を通
して、専門看護師・高度実践看護師の役割と課題について考える。
22
区分
授業科目名
看護倫理学特論
講
義
等 の
内 容
医療・看護の現場における倫理的諸問題に対処するために、看護職に必要な
生命倫理・看護倫理の知識と倫理的思考方法について学ぶ。随時事例演習を行
なって、理論だけでなく実践的な調整・問題解決能力を高めることを目的とす
る。
看護政策論
保健・医療・福祉を取り巻く制度や政策がどのようなプロセスで決定され、決
定された政策が看護の現場にどのような影響を及ぼすかを教授する。看護現場
での制度上の問題点などを整理し、看護政策のあり方について考える機会とす
る。
看護実践のために必要とされる情報入手・情報処理・情報管理の基盤となる理
保健情報学特論
論と技術について教授する。目的に応じ、適切に保健情報を収集、分析、表現、
解釈するための知識と技術を習得し、保健情報を活用する能力を養うととも
に、コンピュータなどの情報を取り扱う技術・システムについての知識を習得
し、看護実践の場での情報科学技術の活用能力を高め、高度情報化社会におけ
る看護分野での情報科学技術のさらなる活用法を探究する。
共通 原書講読演習
看護および看護学に関連する内容の英文を講読することを通し、英文読解のた
科目
めの知識や技術を教授し、もって英文読解能力の涵養を図る。教材としては、
世界保健機関(WHO)が発表しているPrimary Health care 関連の文書を用い
る。また、必要に応じてその他の教材資料を指定する。
以下に示す「基準レベル」の読解を必修課題とし、受講者の課題遂行の進捗状
況に応じて個々に指導、対応する。なお、課題とは英文の大意把握と音読(暗
唱)を指す。開講期間中に「基準レベル」を終えた受講者については、順次「中
級レベル」「上級レベル」に取り組むこととする。
基準レベル: Declaration o
英語論文作成概論
論文を英文化する作業は英語論文として国際誌に投稿する際には不可欠であ
るが、従来の教育の中では系統的な教育を受ける機会はほとんどない。健康科
学専攻で得られる成果を英語論文として投稿し、また、将来的に研究者として
論文を書いていくために必要な英語論文作成法の基礎について教授する。
Intensive English Competence in English is important for graduate students. This course aims
Study
to improve the basic English language ability of students through
intensive practice in reading, listening and grammar.
専攻領域のテーマに沿って研究計画を立て、計画遂行にかかる諸条件を整え、
特別研究
計画を実行し、修士論文を完成させるまでの過程を指導する。
EBNに基づいたケアを提供できる実践能力を高めるために、小児の各期におけ
る成長発達の特性と環境を理解し、小児と小児をとりまく環境との相互作用を
小児 NP 特論
理解するための理論と看護への活用方法を学ぶ。小児の発達段階に特有の疾患
への理解を深め、健康段階に応じた家族の看護を実践するための諸理論と方法
小児
および疾病予防・健康増進についても探求する。
NP
小児疾病特論
小児医療の場で自律的な看護実践を行うために必要な小児の慢性・急性疾患の
知識と技術等を学び、小児の疾病に関する診断能力を高め、より高度で専門的
な知識と技術を修得する。
23
区
分
授業科目名
講
義
等 の
内 容
小児アセスメント 小児と家族に対して、対象の人間関係や取り巻く環境のアセスメント、フィジ
学演習
カルアセスメント、診断、処方(薬、検査)、治療を通じた高度な成長・発達、
健康状態についての専門的看護知識と技術の習得および疾病予防・健康増進の
援助を実施するための看護能力を修得する。そのために事例を用いたチュート
リアル形式の演習を通して、包括的にアセスメントし、小児特有の疾患の初期
包括的健康アセスメント方法について習得する。
小児
NP
小児薬理学演習
小児の疾患に対する薬物療法を理解し、薬物療法に影響を与える要因、小児の
薬物量、服薬指導などについて知識と技術を学び、小児に多く見られる疾患の
事例について演習し、処方の能力を修得する。
小児 NP 実習
小児看護関連領域の高度な実践技術を修得するとともに、事例分析などを通し
て、小児がケアされている環境の現状分析を行い、高度実践看護師としての援
助のあり方を探る。
老年 NP 特論
EBN に基づいたケアを提供できる実践能力を高めるために、加齢に伴い生じる
身体的・精神的・社会的機能の変化と、老年期の発達課題を理解する。その上
で加齢に伴う疾患や、生活習慣に起因する高齢者特有の慢性疾患への理解を深
め、NP としての看護を実践するための理論と方法、及び疾病予防・健康増進
について探究する。
老年疾病特論
老年看護の対象者に適切なプライマリーケアを提供するために、NPに必要な
老年期によくみられる疾病について学び、その診断・処方(薬、検査)・治療
について修得する。
老年アセスメント 老年看護の対象(高齢者・家族・地域社会)に対して包括的健康アセスメント、
学演習
医療処置管理を行うための専門的知識と技術を修得するために、シミュレーシ
ョントレーニングを行う。
老年
老年薬理学演習
NP
【演習内容】老年領域におけるNP の役割を理解し、必要とされる薬理学に関
する高度看護実践能力を代表的な事例によるシュミレーショントレーニング
を通して学ぶ。
【演習目標】高齢者の事例について、初期および継続治療期の薬理に関する包
括的健康アセスメントおよび薬理に関する医療処置管理ができる。
【演習方法】軽微な症状をもつ高齢患者や、高血圧、糖尿病や慢性閉塞性肺疾
患などの慢性疾患を持つ事例について、薬理に関する包括的健康アセスメン
ト、および医療処置管理に関する実践能力をプレゼンテーションやカンファレ
ンスを含めた演習により学習する。最終的に、NP としての役割を含めた課題
レポートを作成する。
老年 NP 実習
老年領域におけるNP の役割を理解し、老年NP に必要とされる高度看護実践能
力を実践の場で修得する。
24
区
分
授業科目名
NP論
講
義
等 の
内 容
高度実践看護師(NP:Nurse Practitioner)の歴史的変遷、NPの役割と実
践活動について、アメリカおよび韓国に学ぶ。また、日本における高度実践看
護師の必要性と教育カリキュラム、日本のNPに求められる役割について学
び、今後の自分たちの目指すNPの活動の場と実践内容について明らかにす
る。
フィジカルアセス 対象の身体的状態について、正常から逸脱した状態か否を判断できる能力を養
メント学特論
う。そのため、五感を駆使し、問診、視診、触診、打診、聴診の基本的技術を
身につけ、身体の構造・機能の専門的知識に裏付けられた判断ができる知識・
共通
技術を身につける。
科目 臨床薬理学特論
慢性疾患を中心とした疾患の治療に用いる薬物についての作用機序、体内動態
(血中濃度)、代謝経路、副作用、適応疾患、年齢依存性などの基本的事項を
理解し、処方にあたっての留意点、年齢や病態による薬物動態の変動、および
薬物相互作用について学ぶ。薬物療法を受ける対象者に対する実践的な観察能
力、判断能力を高めることを目指す。
診察・診断学特論
病態を把握し、症状・徴候から原因を推測、鑑別するための診察および検査な
どの基礎的知識・技術を習得する。また確定された疾病の治療についての基本
的な事項についても学ぶ。
研究のすすめ方
課題研究(NP)
特別
研究
看護研究の理論および手法を整理し、研究を進める上で必要な技術的側
面について論じる。さらに、実例に基づいた解説を加えることにより、研
究活動に関する実践的能力の育成を目指す。
実習などの実践を通して抽出した課題について分析し、問題解決の能力
および論文作成の能力を身につける。
課題研究(助産)
助産学および助産学実習から抽出した自己課題について分析し、問題解決の能
力および論文作成の能力を身につける。
特別研究
専攻領域のテーマに沿って研究計画を立て、計画遂行にかかる諸条件を整え、
計画を実行し、修士論文を完成させるまでの過程を指導する。
25
区
分
授業科目名
助産学特論
講
義
等 の
内 容
近年の産科医療は急激な勢いで産科医師不足・産科病棟閉鎖という事態が生じ
ている。妊産婦の生活圏内に出産場所を堅持するためにも、本来の助産師の専
門性を生かした働きを推進することが急がれている。そこで正常分娩における
医師との役割分担を担い、病院の助産師が自律(自立)して助産ケアを行う体
制作りの仕方及び自信を持って助産外来、院内助産ができるための知識・助産
診断を深め、多様化するお産に対応できる即戦力と自律した助産師の育成を目
指す。
助産学演習
周産期にある対象(妊産褥婦・胎児・新生児)を身体的・精神的・社会的側面
から総合的に理解し、科学的根拠に基づいた診断技術および支援方法につい
て、講義で学んだ知識を元に自立した演習を通して習得し、実習につなげる。
助産
妊娠期診断学実習
助産師は、人間の性および生殖に直接かかわる専門的な援助を行う立場にあ
る。妊娠期診断学実習では、人間尊重の基本的理念に基づき、妊娠期の助産診
学
断および技術を用いて、妊婦および胎児の健康水準を診断し、科学的根拠に基
老年
づいた実践ができる即戦力をもった助産師の育成を目指す。
NP
妊産褥婦保健指導
実習
助産師は、助産および妊婦・褥婦もしくは新生児の保健指導を業とする専門職
であり、実務実践には、より高度の知識・技術が要求されている。この保健指
導実習においては安全性・快適性を踏まえて、ニーズに寄り添う妊婦・産婦・
褥婦の一貫した継続支援およびより高度な保健指導技術の獲得・充実を狙いと
する。
NICU実習
助産師は、周産期における母子のプライマリーケアと緊急事態への対応が求め
られる。NICU実習では、リスクをもって出生した新生児の生理的特徴を理
解し子宮外生活適応の過程をアセスメントし、基本的ニーズに応じた看護が展
開できる助産師の育成を目指す。また、地域密着型のNICUを有する総合病
院において、他職種とのチーム医療を展開し、対象者のニーズに対応できる質
の高い人材を育成する。
26
Ⅰ
1
入
募
集
学
人
者
看護学研究科
出
願
資
抜
要
項
員
研 究 科 名
2
選
課
程
名
博士課程(後期)
専
攻
名
看 護 学 専 攻
募 集 人 員
2名
格
次の①~⑥のいずれかの項目に該当する者とします。
① 修士の学位又は専門職学位を有する者及び平成 22 年3月までに取得見込みの者
② 外国において修士の学位又は専門職学位に相当する学位を授与された者及び平成 22 年3月
までに授与される見込みの者
③ 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修し、修士の学位又は専門
職学位に相当する学位を授与された者及び平成 22 年3月までに授与される見込みの者
④ 我が国において、外国の大学院の課程を有するものとして当該外国の学校教育制度において
位置付けられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了し、
修士の学位又は専門職学位に相当する学位を授与された者及び平成 22 年3月までに授与さ
れる見込みの者
⑤ 文部科学大臣の指定した者(平成元年9月1日文部省告示第 118 号)
ア 大学を卒業し、大学、研究所等において、2年以上研究に従事した者で、本大学院におい
て、当該研究の成果等により、修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認めた者
イ 外国において学校教育における 16 年の課程を修了した後、又は外国の学校が行う通信教
育における授業科目を我が国において履修することにより当該外国の学校教育における
16 年の課程を修了した後、大学、研究所等において2年以上研究に従事した者で、本大学
院において、修士の学位を有する者と同等以上の学力があると認めた者
⑥ 本大学院が行う個別の入学資格審査により、修士の学位又は専門職学位を有する者と同等以
上の学力があると認めた者で、平成 22 年4月1日現在、24 歳以上の者
個別の出願資格認定
出願資格⑤、⑥により出願を希望する者については、出願前に個別の出願資格認定を行いますの
で、次により申請してください。
(1)出願資格認定条件
・業績
原著2件以上(査読のある学術雑誌へ筆頭者として掲載されたもの)
(2)申請手続
次の提出書類を取り揃え、平成 21 年7月 10 日(金)~7月 30 日(木)までに 30 ページ
の(3)出願先まで「書留速達郵便」又は「直接持参」により申請してください。
(7月 30 日午後5時必着)
なお、一度受付をした申請書類等は、返却しません。
27
申請書類
書
I票
F票
類
作
出 願 資 格 認 定
申
請
書
業
績
一
成
方
法
本大学院所定の様式に必要事項を記入のうえ提出
してください。
覧
本大学院所定の様式に必要事項を記入のうえ提出
してください。
上記業績一覧の中から主なものを2つ選定し、その
E票
論
文
等
要
旨
論文の要旨を本大学院所定の様式(A4用紙1枚程度
でワープロ作成可)に記入のうえ提出してください。
なお、論文の写しも提出してください。
D票
志
望
理
由
書
成
績
証
明
書
卒業、修了(見込)
証
J票
明
本大学院所定の様式(ワープロ作成可)に記入のう
え提出してください。
出身大学の学長又は学部長が作成し、厳封したもの
を提出してください。
最終学校の卒業又は修了(見込)証明書を提出して
書 ください。
認定結果通知用封筒
認 定 申 請 用 封 筒
返送先の住所、氏名、郵便番号を記載し、350 円切
手を貼付してください。
住所、氏名等必要事項を記入し、「書留速達郵便」
又は「直接持参」により提出してください。
※ 改姓により、現在の氏名と卒業証明書等の氏名が相違する場合は、戸籍抄本を提出してください。
(3)審 査
提出された書類等により審査します。審査の結果は、7月 31 日に本人に口頭又はメールで
通知します。7月 31 日に届かない場合は、30 ページの(3)出願先まで問い合わせてください。
3
社会人の就学に関する特別措置
本大学院では、社会人が働きながら就学できるよう、昼間だけでなく夜間も授業や研究指導を行
うことができる体制を整えています。夜間の就学を希望する者は、次の事前相談時に志望する専攻
領域の問合わせ担当教員に相談してください。
28
4
事
前
相
談
出願にあたっては、事前に希望する専攻領域、研究内容などを専攻領域の問合わせ担当教員
に相談(電話又はe-mail)してください。事前相談をせずに出願することはできません。
(1)事前相談期間
平成21年7月30日(木)まで
(土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時~午後5時まで)
(2)問合わせ担当教員及び連絡先(問合わせ担当教員に連絡がとれない場合は、30 ページの(3)
出願先に連絡してください。
専攻領域
授業科目
問合わせ担当教員名及び連絡先
生命病態学特論
健康増進科学特論
看護基礎科学
保健情報科学特論
精神保健学特論
放射線保健学特論
看護基礎科学演習
か い
みちあき
・甲斐 倫明
電話:097-586-4435(直通)
e-mail:[email protected]
生活支援看護学特論
看護管理学特論
看護専門科学
生殖看護学特論
発達看護学特論
国際看護学特論
看護専門科学演習
5
出
願
手
続
(1)出 願 期 間
平成2 1 年8 月3 日(金)
~ 8 月1 0 日(金)
出願期間を過ぎて到着した場合には、8月 10 日(金)までの発信郵便局の消印のあるものに限り受付
けます。
(2)出 願 方 法
志願者は、30 ページの(4)出願書類[A票~H票並びに入学考査料、成績証明書及び卒業、
修了(見込)証明書]を一括して、所定の出願用封筒に入れ、
「書留速達郵便」又は「直接持参」
により出願してください。
直接持参の場合の受付は、上記(1)の出願期間内の平日午前9時から午後5時までとし、土曜日、日
曜日の受付けは行いません。
(3)出
願 先
29
〒870-1201
めぐ す
の
大分県大分市大字廻栖野2944-9
大分県立看護科学大学
TEL
教務学生グループ
097-586-4303(教務学生グループ直通)
(4)出 願 書 類
書
A票
類
作
志願票(原票)
成
方
法
記入上の注意を参照のうえ、必要事項を漏れなく記入して
ください。
30,000 円分の郵便為替(普通為替証書)を郵便局で購入し、
入 学 考 査 料 同封してください。なお、為替証書の「受取人指定欄」等に
は何も記入しないでください。
必要事項を漏れなく記入してください。
B票
写
真
票
写真(縦4㎝×横3㎝、上半身正面、無帽、無背景で、出
願前3か月以内に撮影したもの。白黒可)の裏面に氏名、生
年月日を記入のうえ、写真貼付欄にはがれないよう全面のり
C票
受
験
票
付け貼付してください。
なお、受験時に眼鏡をかける者は、必ず眼鏡をかけて撮影
してください。
《出願資格⑤⑥は不要》
D票
志 望 理 由 書 本大学院所定の様式(ワープロ作成可)に記入のうえ提出し
てください。
《出願資格⑤⑥は不要》
ァ
修士の学位を有する者は、修士論文の写し及び修士論
文の要旨を本大学院所定の様式(A4用紙1枚程度でワ
E票
論文等要旨
ープロ作成可)に記入のうえ提出してください。
ィ
修士課程修了見込みの者は、研究経過の要旨を本大学
院所定の様式(A4用紙1枚程度でワープロ作成可)に
記入のうえ提出してください。
なお、研究発表等の資料があれば添付してください。
《出願資格⑤⑥は不要》
F票
業 績 一 覧
本大学院所定の様式に論文及び学会発表などの業績を記入
のうえ提出してください。
《出願資格⑤⑥は不要》
成 績 証 明 書 出身大学の学長又は学部長が作成し、厳封したものを提出し
てください。
卒 業 、 修 了 《出願資格⑤⑥は不要》
( 見 込 )
証
明
出身大学の学長又は学部長が作成したものを提出してくだ
書 さい。
30
G票
H票
受験票返送
封
受験票返送先の住所、氏名、郵便番号を明記し、350 円切
筒 手を貼付してください。
連絡用宛名票
出願用封筒
合格通知書等送付先の住所、氏名、郵便番号を明記してく
ださい。
住所、氏名等必要事項を記入し、
「書留速達郵便」又は「直
接持参」により提出してください。
※ 改姓により、現在の氏名と卒業証明書等の氏名が相違する場合は、戸籍抄本を提出してください。
A票~H票の各書類及び出願用封筒は、本冊子に添付しています。万一、落丁等が
ありましたら 30 ページの(3)出願先へ連絡してください。
(5)出願手続上の注意事項
① 出願書類が全てそろっていない場合には受付できませんので、出願の際には出願用封筒裏
面のチェック表により十分確認してください。また、一度受付けをした出願書類及び入学考
査料は返却しません。
② 出願書類受理後は、出願事項の変更は認められません。ただし、出願後に住所、氏名及び
電話番号の変更があった場合は、30 ページの(3)出願先まで連絡してください。
③ 出願を希望する者は、別に示す専攻領域の中から志望する領域を選んでください。
(専攻領
域の概要については 37 ページ以降を参照してください。)
④ 入学を許可した後であっても、出願書類の記載内容が事実と相違することが発見された場
合、入学の許可を取り消すことがあります。
⑤ 試験期日の 5 日前までに受験票が届かない場合は、30 ページの(3)出願先まで問い合わせ
てください。
(6)障がいを有する等受験上特別な措置及び修学上特別な配慮を必要とする可能性がある入学志
願者の事前協議
本大学院に入学を志願する者で、身体に障害を有し、受験上特別な措置及び修学上特別な配
慮を必要とする可能性のある者は、平成 21 年7 月 10 日(金)までに 30 ページの(3)出願先ま
で連絡し、相談してください。
なお、出願受付締切後に発生した傷病により特別な配慮を必要とすることとなった場合も速
やかに連絡してください。
31
6
選
抜
方
法
(1)入 学 者 選 抜 方 法
学力試験・面接の結果が一定の基準に達した者の中から、学力試験・面接の結果及び出願
書類を総合的に評価して選抜します。
(本学の博士課程(前期)からの進学者については、別
途定めます。
)
(2)試 験 期 日 ・ 試 験 会 場 ( 4 5 ~ 4 6 ペ ー ジ の 略 図 参 照 )
試
験
期
日
試
験
会
場
大 分 県 立 看 護 科 学 大 学
平成2 1 年8 月 30 日(日)
めぐ す
の
(大分県大分市大字廻栖野2944-9)
事前の試験会場の下見は、8月 28 日(金)の午後に限られます。ただし、試験会場には入れません。
(3)試 験 科 目 ・ 時 間 割
時
間
試験科目
備
考
医療・保健・福祉に関する知識及び論理的思考力と表現力を総
10:00 ~ 12:00
総合問題
合的に評価できる課題文を英語で出題します。
なお、英語辞書(1冊)の持ち込み(ただし電子辞書類を除
く)を認めます。
13:00 ~
面
接
個人面接を行います。
(1人あたり約 15 分)
受験者は午前 9 時 15 分から 9 時 45 分までの間に、指定された試験室に入室してください。
(4)学 力 試 験 の 配 点
試験科目
総合問題
配
100点
点
面
接
-
合
計
100点
32
(4)受 験 上 の 注 意 事 項
① 午前 9 時 45 分から試験に関する諸注意を行います。午前 9 時 15 分から 9 時 45 分までの間
に試験室に入室してください。
② 受験者本人以外は、試験室には入れません。保護者等の方には、食堂を控室として開放し
ます。
③ 「総合問題」試験開始時刻後、20 分以内の遅刻に限り受験を認めますが、試験時間の延長は
認めません。
④ 定められた試験科目を 1 科目でも受験しない者は、入学者選抜の対象から除きます。
⑤ 「受験票」、
「H B の黒鉛筆(シャープペンシル可)」及び「消しゴム」は、試験当日必ず持参
してください。
⑥ 学科試験時間中、机の上に置けるものは、
「受験票」、
「HBの黒鉛筆(シャープペンシル可)
」
及び「消しゴム」のほかに「鉛筆削り」、
「時計(計時機能だけのもの)
」
、
「眼鏡」だけです。
なお、格言等が印刷されている鉛筆等は使用できません。ただし、
「総合問題」の試験時間
中は、上記のほかに英語辞書1冊(電子辞書類を除く)を認めます。
⑦ 試験時間内における受験者間の物品の貸借は一切認めません。
⑧ 当日、受験票を忘れた者は、速やかに試験本部で仮受験票の交付を受けてください。また、
受験票は入学手続の際に必要となりますので、試験後も大切に保管してください。
⑨ 当日、食堂は営業していませんので、昼食等は各自持参してください。
⑩ 携帯電話等は、試験室に入る前に電源を切っておいてください。また、これらは時計とし
て使用できません。
⑪ 試験会場では、監督員等の指示に従ってください。
7
合
格
発
表
(1)発 表 期 日
平成2 1 年9 月9 日(水) 午後 1 時
(2)発 表 方 法
大分県立看護科学大学(46 ページの略図参照)の掲示板に合格者の受験番号を掲示すると
ともに、合格者に合格通知書を送付します。
なお、電話等による問い合わせには一切応じません。
33
(3)インターネット、携帯サイトによる合格者受験番号発表
インターネット、携帯サイトにより合格者受験番号の発表を行います。アドレスは次のとお
りです。
ホームページアドレス http://www.oita-nhs.ac.jp/
携 帯 電 話 サ イ ト
8
http://daigakujc.jp/oita-nhs
個人成績の開示
選抜試験の成績を本人から請求があった場合に開示します。
(1) 請求できる者
受験者本人
(本学受験票を持参の上、本学教務学生グループへ来学する。)
(2) 開示の内容
総合得点及び順位
(3) 開示期間
合格発表日の翌日から3ヶ月間
(土曜日、日曜日及び祝日を除く午前9時から午後4時まで)
(4) 開示方法
口頭で行う。
(5) その他
郵便、電話等による開示は行わない。
34
Ⅱ
1
入学手続、初年度納付金
入
学
手
続
(1)入 学 手 続 期 間
平成21年9月10日(木)~9月18日(金)
午後 5 時(必着)
入学手続最終日の午後 5 時必着ですので、郵送する場合は所要日数を十分考慮して
手続を行ってください。
(2)入 学 手 続 方 法
① 入学手続の詳細については、合格通知書送付時にお知らせします。
② 入学手続には、合格通知書とともに送付する書類の外、受験票(C 票)、写真(縦4 ㎝×
横3 ㎝)1 枚が必要です。
③ 「入学料」及び上記②の入学手続に必要な書類等を取りそろえて、手続期間内に入学手
続を完了してください。
なお、直接持参の場合の受付時間は平日の午前 9 時から午後 5 時までとし、土曜日、日
曜日及び祝日の受付けは行いません。
(3)入 学 手 続 場 所
〒870-1201
めぐ す
の
大分県大分市大字廻栖野2944-9
大分県立看護科学大学
TEL
教務学生グループ
097-586-4303(教務学生グループ直通)
( 45 ページの略図参照)
(4)入 学 手 続 上 の 注 意 事 項
① 上記(1)の入学手続期間内に入学手続を完了しなかった者は、入学を辞退したも
のとして取り扱います。特に、郵送の場合、期間を過ぎて到着したものは受付け
できませんので、所要日数を十分考慮して発送してください。
② 入学料及び必要な書類が全てそろっていない場合には受付けできませんので、
書類提出の際に、十分確認してください。
③ 一度受付けをした入学料及び入学手続書類は返却しません。
35
2
初年度納付金
(1)入 学 料 等
入学手続の際に、下表の入学料を納付することになります。
(平成 21 年度実績)
区
分
金
額
備
考
「大分県内者」とは、次のいずれかに該当する者
332,000 円
入 学 料
ただし大分県内者は、
232,000 円
をいいます。
ア 大分県内に本籍及び住所を有する者
イ 大分県内に引き続き3年以上住所を有する者
の被扶養者であるもの
年2回納付
授 業 料
年
額
535,800 円
前期納付期限 4 月末日 267,900 円
後期納付期限 10 月末日 267,900 円
※
上記納付金額は、予定額であり、入学時又は在学時に納付金額の改定が行われた場合に
は、改定時から新たな納付金額(授業料)が適用されます。
(2)そ の 他 の 経 費(平成 21 年度実績)
入学時には、学生教育研究災害傷害保険料(3年間 3,050 円)
、記念撮影・学生証用写真代
金、テキスト購入費などが別途必要になりますが、詳細については合格通知書送付時にお知ら
せします。
36
Ⅲ 大分県立看護科学大学大学院看護学研究科
看護学専攻 博士課程(後期)の概要
1)設置の趣旨
疾病構造の変化、高齢社会の到来、医療の高度化・専門化など医療・保健を取り巻く環境は2
0世紀後半から大きく変化しつつある。
また、患者としての権利意識の高まりや人々の価値観、ニーズの多様化などにより保健・医療・
福祉の分野に携わる者には倫理的、社会的側面の知識、判断能力等が従来にもまして不可欠となっ
てきた。
さらに、国際化の進展に伴い、保健・医療・福祉の分野でも国際的な交流・協力活動を視野に入
れた組織・制度の確立や人材の育成が急務である。
このような保健・医療・福祉を取り巻く環境の変化の中で、本県においてもより高度な専門知識
と看護実践能力、さらには県民に最良のケアを提供できる企画管理能力を併せ持つ指導的看護職の
養成が求められている。さらに、学際的・国際的視野に立った看護学に関する教育者、研究者を養
成するための拠点施設を設け、総合的な視点に立ってケアを提供できる人材を育成するための基盤
を確立することが焦眉の課題となっている。
以上のことから、看護学領域における学問的発展を図り、社会的ニーズを達成するためには、研
究者・教育者の質的・量的確保は必須のことであり、大学院教育の充実が不可欠である。
本学は大学院(修士課程)を平成14年に開学したところであるが、上記の理由から、看護の実
践現場と密接な連携を図りつつ、
看護学の教育・研究をさらに深めていくことが必要であると考え、
博士(前期)課程(修士課程)の学年進行に合わせて平成16年4月に博士(後期)課程を開設す
べきであると考えた。
大学院博士(前期)課程(修士課程)の目標は、看護職の指導的役割を担う人材を育成すること、
並びに本県における看護活動の拠点施設機能を強化することであった。
大学院博士(後期)課程では、創造性豊かな高度の研究能力を有し、看護学教育・研究に携わる
ことのできる人材の養成を特に目指したいと考えている。
2)教育課程の考え方及び特色
2)-1 教育課程の考え方
本学の博士(後期)課程では、看護学の教育、研究に携わることのできる人材を育成することを
主な目的とする。
看護系の大学の学部教育において、学生に看護学の専門性を理解させ、看護学を学ぶことの重要
性と悦びを認識させ、総合的な判断力を備えた自律した看護の専門職を育てるためには、看護学の
基礎科目から専門科目までの看護に関連した一連の科目の教育を、看護学の視点にたって行う必要
がある。
現在、本学を含め、多くの看護系大学における学部教育の中で、基礎看護、成人看護、小児看護
などの看護の専門科目は、看護を熟知した臨床経験の豊富な看護職によって教授されている。しか
し、ヒトの身体的構造、生理的機能、病態、生体の生理・生化学的な反応、疾患の病態あるいは、
看護の対象となる人の心理的・精神的な状態の把握、対象とのコミュニケーション、看護情報の取
り扱い等の看護学の基盤としての学問と位置づけられている科目の教育、あるいは研究は、
解剖学、
生理学、医学、薬理学、情報学、心理学、社会学などの専門家によって行われており、これらの専
門家の大部分は看護職ではないのが現状である。
学部教育4年、大学院博士(前期)課程(修士課程)2年の教育を通して優秀な看護職を養成す
37
るためには、看護の基盤となる基礎科目の教育があらためて重要であることを再認識している。看
護学の専門科目の教育・研究はもちろん、看護学の基盤となる基礎科目の教育・研究に従事できる
看護学の視点をもった教育者・研究者を大学院博士(後期)課程で教育、育成し、看護学の発展、
地域の看護レベルの向上のために大きな寄与をしていきたいと考えている。
本学では、学部における看護の基盤教育を行う講座として開学当初から人間科学講座を設け、その
中に生体科学、生体反応学、健康運動学、人間関係学、環境保健学、健康情報科学、言語学の7つ
の科目群を設けている。
これらの科目群では、看護職としての一般教養的な知識を教授するだけではなく、看護の専門科
目を学ぶ上で必要とされるヒト、人、人間を理解するための基礎的な知識・技術を看護の視点から
教授し、人を多面的に理解できるように努力している。さらに、人間科学講座の教員は、看護の専
門講座の教員と同様に4年次生の卒業研究を担当し、学生に看護研究の基本的事項から論文作成ま
での過程を教育することなどにより、学生の教育に深く関わっている。このことにより、看護の基
盤となる基礎科学と看護の専門領域の教育・研究の有機的な連携を図ることができ、看護学教育に
大きく寄与していると考えている。
今後の看護学のさらなる発展のためには、看護学の基礎教育を担当できる教員を看護学の大学院
で育成し、看護学に対する理解と、認識をもち、看護学の視点からこれらの基礎科目を教授できる
ようにしていく体制を整えていくことが重要であると考えている。
また、看護の実践現場の質を確保するためには、EBN の視点からも、看護領域における実験的
介入研究結果なども含めたエビデンス(科学的根拠)を集積していくことが不可欠であり、このよ
うなレベルの高い看護学の研究を推進していくためには、基礎科学に精通した研究者の協力が不可
欠であることを学部教育、大学院博士(前期)課程(修士課程)の教育を通して痛感している。そ
こで、本学の博士(後期)課程では、看護問題に関連した生体構造学、生体反応学などの研究を遂
行できる研究者を育成することも目的の一つとした。
以上の点から、本学では、博士(後期)課程では、看護基礎科学領域と看護専門科学領域の二つ
の領域を設定し、看護学の基盤となる領域の教育および専門領域の教育を教授、研究できる人材を
育成することとした。
① 看護基礎科学領域
看護基礎科学領域では、看護の対象者を身体的、精神的、社会的側面など多面的な視点から理解
できる基盤的事項を教授、研究することとする。
基礎科目としては、生命病態学、健康増進科学、保健情報科学、精神保健学、放射線保健学を設
け、生命の尊厳、人体の構造・機能、さまざまな環境要因に対する生体の反応、人、人間との係わ
りなどをより深く理解するとともに、ヘルスプロモーションの理論と実際等を学ぶことで、看護職
としての役割を認識させる。また、看護に関する情報の取り扱いなどを理解し、看護研究の結果の
分析と解釈などを通して、応用能力を身につけEBNに基づいた実践能力を発揮し、実践現場での
リーダーシップをとれる能力を育成する。
また、本学では、博士(前期)課程(修士課程)に放射線保健学の科目を設けている。これは、
放射線・放射性物質の利用が保健・医療・福祉領域のあらゆる場に拡大すると同時に高度化してお
り、さらに医療の領域にとどまらず、研究・教育、工業、農業などの領域で放射線利用が広がって
いる。このように拡大していく放射線利用の発展を支えるためには、放射線に関わる健康問題、安
全問題に対して理解ができる看護職のリーダーの育成が不可欠である。そこで、本学の博士(前期)
課程(修士課程)の放射線保健学をさらに発展させ、放射線に関わる健康問題、安全問題を教育・
研究できる高度な専門性を身につけた人材を育成することとする。
社会の複雑化、高度な機能分化、あるいは、家族構成の変化などに伴う現代のストレス過剰な社
38
会においては、あらゆる領域でメンタルヘルスの重要性が認識されている。メンタルヘルスに関し
ては、予防及び異常な変化を早期に発見し、対応することが極めて重要である。このためには、看
護のあらゆる領域において、対象者とのコンタクトがもっとも密である看護職者がメンタルヘルス
に関する知識と技能を持つことが不可欠である。そこで、看護基礎科学では、人間の心の問題を基
本から具体的なメンタルケアまでの一連の過程を教育し、看護の視点からのメンタルヘルスの研究
を積極的に推進できる人材を育成することとする。
本学では、後述するように大学院博士(後期)課程の学生は看護職に限らない(非看護職)こと
にし、非看護職の学生は、看護基礎科学領域のみを専攻できることとした。このため、放射線保健
学、及び、精神保健学は、看護基礎科学領域に入れることとした。
②看護専門科学領域
看護の専門科学領域では、専門領域の看護をより深く教授、研究することとする。
専門科目としては、生活支援看護学、看護管理学、生殖看護学、発達看護学、国際看護学を設け、
将来、それぞれに関連した分野の教育や研究を担当できる専門家および、関連分野の臨床現場等で
活躍できる人材を育成する。
看護専門科学領域では、看護の概念を歴史的に考察し、ケアの基本を研究・教育することができ
る人材を育成する。看護を提供する場において効率的、効果的に看護を提供できる体制を整えるた
めの看護管理、看護行政に関する事項を体系的に教育、研究し、将来、保健・医療・福祉の現場で
看護管理を担うことができる人材、あるいは、看護系大学において看護管理学の分野を担当するこ
とができる人材を育成する。
妊娠、出産から育児までのリプロダクティブヘルス、ウーマンズヘルス等に関する諸理論と研究
の方法論の探求を通して、少子化、核家族化など社会の変化に対応できる高度な専門的知識・技術
をもった人材を育成する。さらに、国際看護学に関する理論の構築などを通して、教育現場、実践
現場でリーダーシップをとれる能力をもつ人材を育成する。特に国際看護学は、本学が県立大学で
あるために地域の要望も考慮して設定した。大分県は、現在、アジア地区、特に韓国との友好を強
化することを目標にしている。そこで、看護の領域においても看護教育の先進国である韓国の看護
職と協力して国際化社会に対応できる人材の育成に力を入れることとし、国際協力、特に日本及び
韓国を中心としたアジア地区での国際協力に関する基盤をつくるための教育、研究を行う。
2)-2 教育課程の特色
(1)看護基礎科学を担当する非看護職の教員の看護、看護学との関わり
ヒトの形態的な構造、生体と環境との関わりなどの看護の基礎科学教育を担当する教員は、本学
においても、学部及び大学院博士(前期)課程(修士課程)
(共通科目)とも、現在、非看護職の教
員が当たっている。これは、これらの教育、研究を担当できる看護職の教員が現状では確保できな
いからである。大学院博士(後期)課程の看護基礎科学領域の生命病態学、健康増進科学、保健情
報科学、及び精神保健学の一部、放射線保健学の一部の科目を担当する予定の教員は、非看護職で
ある。そこで、非看護職の教員が、常に看護の実践現場を理解し、看護学に対する理解を深めるた
めに開学以来の5年間に、以下に示すような非看護職の教員と、看護の専門科目を担当する教員と
の有機的な連携を図ってきた。この結果、非看護職の教員も看護学の発展のために、大きな寄与を
しており、本学学生、地域の看護職の間でも高く評価されている。
(2)看護の実践現場との交流を密にした指導体制をとる
看護学は実践の科学であり、教育、研究に従事する者は、常に現場に則した教育、研究を心がけ
39
ねばならない。
また、チームとしての活動が基本である今日の保健・医療・福祉において、看護学の教育、研究
にあたる者は、看護の周辺領域の専門職との連携を図りながら教育、研究を遂行していくことので
きる能力を備えておく必要がある。このためには、大学と臨床現場との間の情報交換が常にできる
システムを構築する必要がある。
医学教育においては、それぞれの大学が臨床実習のための病院を持っており、大学と臨床現場に
おいて学生の教育を担当すると同時に、研究にも従事し、さらに患者の診療にも携わるという、い
わゆる Unification システムができている。また、学生も、臨床現場の雰囲気に常に浸ることがで
きる。
看護においても Unification がとられている大学もあるが、本学のように地理的に近い場所に実
習施設を持っていない大学では、医学教育で行われているような Unification システムを取り入れ
ることは現実問題として難しい。そこで、本学では、看護基礎科学領域、看護専門科学領域のいず
れの領域に属する学生も、必要に応じていつでも、看護の実践の場に赴いて教育、研究ができるよ
うにするために、医療施設、保健行政の現場などに大学院の学生の実践指導の一部を担当する博士
(後期)課程臨地指導者(医師、看護師、保健師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師など)
を配置し、大学での教育、研究が実践現場との連携を常に保ちつつ遂行できるようにする。
(3)博士(後期)課程の学生は、看護職に限定しない
本学の大学院博士(前期)課程(修士課程)では、大学を卒業しているまたは卒業見込みである
ことを入学条件としている。この場合の大学は看護系の大学に限定はしていないが、現実的には、
看護職の免許を有している、あるいは、看護学を学んでいた経験がなければ入学できない。これは、
博士(前期)課程(修士課程)では、看護の実践現場において看護職の指導的立場で働く人材の育
成を目指していたからである。前述したとおり、本学の大学院博士(後期)課程では、看護学の教
育者あるいは研究者としての人材を育成することを主な目的としている。
今後の、看護学の発展のためには、看護学としての専門領域の充実を図ることは当然のことであ
るが、看護学に関係する基礎科学教育の充実を図ることも不可欠である。
これらの看護学の基礎科学教育は、国家資格の有無や、これまで学んだ学問領域にとらわれずに
教育者や研究者を育成することが今後の看護学の発展のために不可欠であると考える。
医学の領域をみると、基礎医学、応用工学などが今日の医学、医療の発展を支えており、これら
の領域の教育者、研究者は必ずしも医師ではない。しかし、これらの教育者、研究者は、医学、医
療を充分理解している。同じように、看護の基礎科学は、将来、看護学の発展を支える重要な一分
野となるべきであり、看護の基礎科学に携わる人材は必ずしも看護職の免許を有している必要はな
いと考える。栄養学、心理学、環境保健学、運動生理学などの領域で博士(前期)課程(修士課程)
を終了した学生やすでに社会人として活躍している人々も、将来、看護の基礎科学の教育、研究に
携わる人材として、大学院博士(後期)課程で学ぶことは、看護学の基礎を支える上で重要なこと
である。
また、これからの保健・医療・福祉は、チーム医療であり、看護職以外の者との連携が必要であ
る。診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士、介護福祉士などの資格を有する人々が、看護の
博士(後期)課程で教育・研究指導を受け、実践現場で活躍することが、看護に対する理解と認識
を深めることになり、保健・医療・福祉の質の向上に繋がる。
大学院博士(後期)課程に入学してきた看護職以外の学生が、3年間の博士(後期)課程の中で
看護学の基本を理解し、看護の実践現場の実態を把握できるようにするために非看護職の学生に対
しては、大学院博士(前期)課程(修士課程)の基盤看護学、発達看護学、広域看護学の3領域の
40
履修科目の中から特論科目(2単位)を6単位以上履修するように、履修指導の段階で強く指導す
る。
(4)国際化社会に対応できる人材の育成
看護研究における国際化は、アジア諸国の保健・医療・福祉に関わる研究者との国際共同研究と
いう形で進んでいる。本学では、姉妹校を締結しているソウル大学との研究交流を毎年実施してお
り、今後さらに国際共同研究を推進していくためには、国際化に対応できる研究者の育成は不可欠
である。また、国内においても、文化や宗教的背景の違いをもって生活する 100 万人を超える諸外
国の人々に注目して、独自のケアを提供していくために必要な研究の推進も、国際看護の一環とし
て、今後、発展させていかなければならない分野である。博士(後期)課程では、このような研究
を担う若い研究者を育成する。
本学は、姉妹校であるソウル大学とは、学部学生レベルにおいて交換プログラムが毎年実施され
ている。このような交換プログラムを発展させていくためにも、国際的な視野で看護教育を理解し
て学生の指導ができる人材を必要としている。また、ソウル大学以外にも、米国のニューヨーク大
学、ペース大学およびケースウエスタンリザーブ大学の各看護学部とも姉妹校を締結しており、本
学において国際交流の下地はすでに用意されている。このような国際交流プログラムの中で大学に
おける看護教育の新天地を主体的に開拓していける人材の育成を博士(後期)課程で達成させるこ
ととする。
また、博士(後期)課程での人材育成は、我が国における大学の国際看護学教育への人材の供給
源にもなる。これは、国際看護学にかかわる研究者が少ない我が国において、本学の大学院が教員
養成という重要な役割を担うことになる。
(5)博士(後期)課程修了後の進路指導
本学の博士(後期)課程を修了した学生の進路指導をきめ細かく行い、就職後もできる限りフォ
ローしていくために、1学年の定員を2名とした。
本学の博士(後期)課程の修了者の主な就職先としては、当面は大学等の教育・研究機関を念頭
に置いている。看護職の資格を持っている修了者は、看護の専門領域の教育・研究に従事したり、
看護の実践現場で活躍することを、看護職の資格を持っていない非看護職の修了者は、看護学を支
える基盤教育・研究領域、たとえば本学の生体科学、生体反応学、環境保健学、看護情報科学など
の教育者、研究者として活躍することを期待している。看護の実践現場における情報面、倫理面で
のニーズを考えると、非看護職の修了者が、看護の実践現場で例えば本学の博士(後期)課程臨地
指導者等で活躍することもあり得ると考えている。
修了後の進路については、学生の希望、資質を考慮し学生と充分話し合って決めていきたい。
2)-3 課程修了の要件
博士(後期)課程の修業年限は3年とし、通算して6年を越えて在学することはできないものと
する。
博士(後期)課程の修了に必要な修得単位数は16単位以上とする。その内訳は、看護基礎科学
及び看護専門科学の専攻領域のうちからいずれかを選択し、当該専攻領域に係る演習に関する科目
(4単位)、当該専攻領域に係る特論に関する科目を1科目(2単位)以上及び当該専攻領域以外の
専攻領域に係る特論に関する科目を1科目(2単位)以上選択する。その上で必要な研究指導(特
別研究8単位)を受けながら論文を作成し、論文審査及び最終試験に合格した者に、博士(看護学)
の学位を授与する。
41
(別表)
1 博士課程(後期)授業科目表
2 講義等の内容
別表1
博士課程(後期)授業科目表
専 攻 領 域
授
業 科
目
配当
単
年次
必修
位
数
選択
修 了 要 件
生命病態学特論
1
2
健康増進科学特論
1
2
保健情報科学特論
1
2
精神保健学特論
1
2
看護基礎科学及び看護専門科学
放射線保健学特論
1
2
の専攻領域のうちからいずれか
看護基礎科学
を選択し、当該専攻領域に係る
看護基礎科学演習
生活支援看護学特
論
看護管理学特論
2
4
1
2
1
2
演習に関する科目(4単位)、当
該専攻領域に係る特論に関する
科目を1科目(2単位)以上及
び当該専攻領域以外の専攻領域
生殖看護学特論
1
2
発達看護学特論
1
2
国際看護学特論
1
2
看護専門科学演習
2
4
看護専門科学
特別研究
1~3
に係る特論に関する科目を1科
目(2単位)以上
8
合計 16単位以上
42
別表2
区分
講 義 等
授業科目名
生命病態学特論
の 内 容
講
義
等 の
内 容
生体の構造・機能、疾病過程を総合的に理解し、対象の生体構造・機能
の変化・変調を看護ケアの視点から把握・分析できる能力を育成し、生体
機能学、病態学等を充分におさえた看護過程を展開・実施できる能力を育
成する。また、先端医療に対応した看護過程の展開方法を探究する。
健康増進科学特論
健康概念の歴史的な変遷と健康施策におけるヘルスプロモーションの意
義、看護とヘルスプロモーションとの関わり、ヘルスプロモーションの具
体的な展開方法について系統的に理解し、ヘルスプロモーションに関する
研究理念、研究手法を運動生理学、栄養学的な側面から追求し、新たな健
康指導、保健指導の方法論を探究する。
保健情報科学特論
情報技術の著しい進展に対して、看護職として対応できる能力を育成し、
看護の実践現場への積極的な活用をめざすとともに、看護実践に必要とさ
れる情報を適切に収集・分析するための技法について、疫学並びに生物統
計学の領域から探究する。より高度なレベルの保健・医療・福祉に関する
システムの構築をめざした能力を育成し、このシステムにおける看護職の
役割について探究する。また、看護の実践現場における情報技術の普及研
看護
基礎
究能力の向上のための教育方法について探究する。
精神保健学特論
1)精神的な健康を脅かす種々のストレスについて、予防措置、ストレス
コーピングのあり方、精神面のヘルスプロモーションのあり方等について
科学
理論から実践までを包括的に教授し、精神的健康に関する研究手法をレビ
領域
ューする。
2)分担担当者が、職場、学校、地域におけるメンタルヘルスに関する先
行研究を調べて発表し、参加者で討議する。
放射線保健学特論
医療・保健の分野における放射線被ばくの問題や、放射線・原子力災害
時に看護職として適切な判断と対応ができる能力を育成するために、最新
の放射線影響の知識と放射線リスクに対する考え方を体系的に教授する。
放射線作業従事者の健康診断のあり方および労働災害補償における放射線
誘発がんに対する原因確率の意義と限界について理解し、看護職としての
放射線保健政策上の役割とあり方について探究する。
看護基礎科学演習
臨地演習と学内での演習を組み合わせて行う。学内演習はチュートリア
ル形式で、臨地演習で経験した事例、あるいは、Paper patient等を用い
てProblem based learningにより問題解決能力を養い、医療・保健・福祉
活動に必要なアセスメント能力、分析能力、対処能力を育成する。さらに、
問題解決のために新たな研究課題、研究方法を探究する。また、臨地演習
で経験した保健・医療・福祉における現状分析、問題点のピックアップと
解決方法を探究する。医療領域、エネルギー領域などの放射線問題を通し
て、看護職の役割と対処方法等を探究する。
43
生活支援看護学特
論
看護の理念、機能、看護の歴史的変遷などについて包括的に教授し、看
護学発展のための看護研究手法の開発について探究する。看護実践に必要
とされる理論、および基本的な援助技術について理論的に考察し、対象者
の日常生活におけるニーズを充足させるための支援のあり方を探究する。
家庭、地域、学校、職場で生活する対象者に健康保持・増進のための自
己コントロールのための生活支援のあり方を論理的に探究し、具体的な実
践活動に還元する手法について教授する。
看護管理学特論
保健・医療・福祉施設における看護組織のあり方、看護職の業務運営・
管理のあり方、現任教育のあり方について系統的に教授し、質の高い看護
ケアを提供できるシステムを構築できる能力を育成する。高度化、複雑化
した医療の現場で、人間の尊厳を重視した質の高い看護サービスを志向し
た活動を円滑に提供できるための問題解決法について探究する。
生殖看護学特論
リプロダクティブヘルスにおける看護職の役割と援助のあり方について
系統的に教授し、少子高齢社会における女性の満足度を高めるための助産
師の役割を探究する。更年期、老年期における生殖の視点からの課題およ
び援助のあり方を探究し、高齢化社会における問題解決の方策について探
看護
究する。助産師の質の向上と自律的な活動を活性化するための方策につい
専門
て、助産師の役割の国際的な比較や、助産院の経営的な視点からの考察を
科学
含めて教授する。
領域 発達看護学特論
国際看護学特論
生まれてから死を迎えるまでの人生の発達課題について学ぶ。
This course is an introduction to the global perspectives of
health and nursing issues using some nursing theories. The nature
of scientific explanation and inquiry of theoretical conceptualizations in nursing for analyze and evaluation of the international
nursing and health are examined.
看護専門科学演習
臨地演習と学内での演習を組み合わせて行う。学内演習はチュートリア
ル形式で行う。看護の実践現場(病院、事業所、保健所、市町村、海外の
NGOの活動拠点など)に赴き、臨地指導者の協力を得て事例をピックア
ップしさまざまな視点から分析し対処方法等を検討することにより、総合
的な判断能力、問題解決能力等を育成する。また、学内演習では、臨地演
習で経験した課題、問題点などに焦点をあて、さまざまな視点から検討し、
問題解決の方策を探究する能力を育成する。
特別研究
領域のテーマにそって研究を行い、原書論文を完成させるまでの手法を
指導する。
Ⅳ その他
1
試 験 会 場 略 図
44
めぐ す の
○ 大分県立看護科学大学 (大分県大分市大字廻栖野 2944-9)
【交通案内】大分バス:
「大分駅前」バス停より「富士見が丘(K-3~6、K-30、K-33、K-35、
K-60、K-63、K-85、K-93、K-96)
」行に乗車(約 30 分)
「看護大学前」下車、スグ
「富士見が丘南」下車、徒歩5分
45
(平成21年4月1日現在)
「大分駅前」
出発時刻
「富士見が丘南」出発時刻
「富士見が丘南」到着時刻
富士見が丘行
(大分市街地方面)
緑が丘行
県庁前行
鶴崎行
平
日
7:40(木)
8:14
13:24(わ)
13:06(松)
7:59(木)
8:33
13:28(木)
14:51(木)
8:10(松)
8:44
13:58(松)
15:14(松)
8:15(木)
8:49
14:09(木)
16:19
8:35(松)
9:09
14:34(松)
16:34(木)
14:54(わ)
16:57(木)
15:38(松)
17:16(松)
9:29
8:55
9:05(松)
9:39
15:59(わ)
16:06(木)
土
曜
7:40(木)
8:14
13:19(松)
13:43(松)
8:00(松)
8:34
14:21(木)
14:11(松)
8:20(木)
8:54
14:24(わ)
15:13(松)
8:25(松)
8:59
14:51(松)
15:26(木)
15:54(わ)
15:39(松)
16:29(木)
16:05(木)
16:54(木)
16:40(松)
8:45(木)
9:05(松)
9:19
9:39
17:11(木)
日
7:45(木)
8:19
15:13(松)
13:19(松)
8:05(松)
8:39
15:26(木)
13:43(松)
8:20(木)
8:54
15:54(わ)
14:06(松)
16:29(木)
14:21(木)
16:54(木)
14:56(松)
17:11(木)
15:40(松)
17:14(わ)
16:05(木)
8:35(松)
曜
9:00(松)
9:09
9:34
16:35(松)
注)各バス停の出発・到着時間は、道路の混雑状況等により多少のずれが生じる場合があります。
「
(木)
」は、木の上経由、
「松」は、松が丘経由、
「(わ)」はわさだタウン経由となります。また、
数字の太字は、
「看護大学前」バス停の時刻となります。
46