平成25年8月定例仙台市社会教育委員の会議 会議録 1 開催日 平成25年8月20日(火) 2 開会及び 閉会の時刻 午後3時30分開会 3 開催場所 仙台市役所本庁舎6階第1会議室 4 出席委員氏名 阿子島佳美委員,阿部清人委員,岩動志乃夫委員,内田幸雄委員, 小形美樹委員,男澤亨委員,加藤久枝委員,佐々木啓子委員, 高橋満委員,玉渕安夫委員,渡邊祥子委員,渡邊千恵子委員 5 事務局職員 山口生涯学習部長,千石中央市民センター長,宮野生涯学習課長, 藤井生涯学習課企画係長,遊佐生涯学習課生涯学習係長, 生涯学習課生涯学習係 高橋主査,同企画係 馬場主査 午後5時45分閉会 6 会議の次第 (1) 開会 (2) 挨拶 高橋委員長 (3) 協議事項 ①有識者意見の聴取結果と答申への反映について ②答申素案について ③その他 (4) その他 (5) 閉会 7 会議の概要 (1)協議事項 ①有識者意見の聴取結果と答申への反映について ・ 11 件の意見要旨については,答申素案におおむね含まれており,大きな修正が必 要となる点はないと感じたとの意見が出された。 ・ 答申は考え方や方向性をきちんと考えていくことが大事であるため,意見の全体 としてはすでに記載されていることへの賛同や今後への提案と受け止め,今後の 課題を検討していく中で生かしていきたい旨の提案が委員長よりなされ,了承さ れた。 ②答申素案について ・ 資料3の第Ⅱ部の構成,内容について委員長より説明がなされた。 〔Ⅰ-3.求められる社会教育施設職員像〕 ・ p18 図「市民に支え,市民に支えられる施設」について,一番上の円の「市民」 は「参加」とするとより相応しいのではないか,「市民」は4つの円の中心に位 置づけられるのではないか,との意見が出された。また,同じ図について,4つ の円の重複が隣接の円とだけではなく,4つの円すべてが中心で重なるのがより 相応しいのではないか,との意見が出された。 ・ 上記を踏まえ,「市民」を「参加」へ変更するとともに,図に引き続く①から④ の説明文を「参加」「協働」「資源」「空間」に対応するよう修正することとなっ た。 ・ p18②「子ども・若者などに対するサービスを重視し,…」の「サービス」とい う言葉は,受ける側と提供する側に分かれる印象を受ける,との意見が出され, 「…利用と参加を重視し,…」という表現に変えることとなった。 ・ 「新しい社会教育施設像」は,全く新しい課題ではなく,現状でも取り組みはあ るのだが十分ではない部分をさらに充実させていくという意で書かれているこ とが確認された。さらに,その意をより適切に伝えることができるよう p19・8 行目「…できるような事業づくりをめざす必要があります。」は「…できるよう な事業をさらに発展・充実させます。」という表現に変えることとなった。 〔Ⅱ-1.仙台市市民センター職員の力量と研修のあり方について〕 ・ 「ラポート」「ラポール」「ラボール」は同じ言葉であるかとの質問がなされ, 「ラボール」は誤記,「ラポート」または「ラポール」は「信頼関係」を意味す る社会福祉分野の用語であるが,「ラポート」または「ラポール」は,専門職側 が積極的に信頼関係をつくるよう働きかける趣旨の解釈もあることが確認され た。 ・ 『「ホウ・レン・ソウ」という言葉ははじめて聞きましたが,…』という表現に ついて,「ホウ・レン・ソウ」という言葉は社員教育分野などではよく使われる 言葉であるという意見が出され,「…はじめて聞きましたが,…」については削 除の上,「報告・連絡・相談」という漢字を併記するか注釈を入れる等,わかり やすい表現を検討することとなった。 〔Ⅱ-2.仙台市博物館学芸員の力量と研修のあり方について〕 ・ 特に意見や質問は出なかった。 〔Ⅱ-3.仙台市科学館職員の力量と研修のあり方について〕 ・ 科学館職員の研修の構想の話に「博物館」という言葉が頻出し,わかりづらいと の意見が出され,委員長より,「博物館論」では,博物館が上位概念としてあり, 歴史博物館,科学館や美術館が含まれるという解説がなされた。また,その前提 に詳しくない人でも理解しやすいような文章表現を検討することとなった。 ・ p27[科学館学習特有の実験条件を踏まえて教える能力]の文章表現について,一 期一会の出会いの授業においては,教える能力というよりは,内に眠っている想 像力に刺激を与えたり,ともに感動を分かち合ったりすることを意識することが 大事であり,「教える」という表現に違和感を覚えるという意見が出た。一方, プレゼンテーション能力のことを指しているのだと理解したとの意見も出た。文 意としては,悉皆の科学館学習を受けた生徒がその時は何も感じなくても,10 年 後に「そういえば科学館であの時…」と思い出すような一期一会の授業をできる 能力だということが確認された。また,それを表現するならば「科学を楽しむ能 力」なのではないかとの意見も出された。 ・ これら意見を求められる力量として盛り込めるよう文章表現を見直すこととな った。 〔Ⅱ-4.仙台市図書館館職員の力量と研修のあり方について〕 ・ 「連携をコーディネートする力」と p28「コーディネーション力」は使い分けて いるのか質問がなされ,特別な使い分けはないので統一するよう見直すこととな った。 ・ 「…ボランティアグループと協同でおはなし会などを企画,…」について,「協 同」という漢字をあえて使用した意味への質問がなされ,英語で言うと「協働」 はコラボレーション,「協同」はコーポレーションであり,一つの目的のために 動くことは同じだが「協同」は必ずしも自己の利益を目的としていない,という ことが確認された。 ・ [学習の組織化の力量]の「組織化」の意を確認する質問がなされ,学習機会をつ くるというイメージだが,単に学習プログラムをつくって提供するということで はなく,市民や市民団体等の協力を得ながら学習機会をつくっていく力量である ということが確認された。 ・ ここで述べられている「仙台市図書館職員」は,仙台市にある図書館職員を指し ており,指定管理者も含まれるということが確認された。 〔Ⅱ-5.社会教育施設職員の資質の向上の課題と研修構想の提案〕 ・ 特に意見や質問は出なかった。 ・ 最後に,会議前に委員から出されていた意見にもとづく修正(案)について,追 加配布資料に沿って委員長より説明がなされ,了承された。 ・ 細かい表現を含めてさらに気付いた点は委員より提案いただき,その内容も踏ま えて委員長,副委員長と事務局で協議,修正した最終案を次回定例会にて審議す ることとしたいと委員長より提案がなされ,了承された。 8 その他 ・ 加藤委員より,私事により,8月下旬をもって委員を退任することが報告された。
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