ネジオ - 室蘭工業大学

室蘭工業大学ものづくり基盤センターcremo
ものづくり教室「室工大発 ネジオ?!」
・材料
ボルト、ワッシャ等
・作業手順
まずおおまかな形状を考え部品となるボルト等を曲げる。
このとき加熱が不十分であると完全に接合するこ
材料をハンダごてで十分に加熱する。
とができないのでハンダが材料の表面に馴染むま
で加熱する。
ハンダが十分に流れたことを確認してからハンダごてを材料から離す。
製作例
~安全上の注意~
・ 傷害保険に加入していること。
・ ハンダごての取り扱い、特にヤケドに注意すること。
・ ハンダ付けしたボルト等は高温になっているので直接触れずにペンチを利用する。
・ 作業中は身の回りの工具などの整理整頓を心がけること。
~金属の接合について~
金属の接合にはハンダ付けの他に以下のようなものがあります。
アーク溶接
金属材料(母材)と溶接棒との間にアークを発生さ
cremo 溶接実習室にある溶接機
せる溶接法で、鉄系材料の溶接に最もよく利用され
ている溶接法です。アーク溶接は、溶接速度がとて
も速く、適切なアーク溶接が行われれば溶接部の強
度はかなり高くなりますが、切削加工と比べて、同
一の条件で加工することが少ないため、加工者の技
術を必要とします。
ガス溶接
燃焼ガスで材料を溶かして接合する溶接法です。最も一般的
なガス溶接はアセチレンガスと酸素を使います。ガス溶接は、
溶接速度が遅く、溶接部が見やすいので、溶接不良などの失敗
が少なく、薄板の溶接がしやすいという特徴があります。しか
し、アーク溶接に比べて溶接速度が著しく遅いことやアセチレ
ンガスの取り扱いが厄介であることなどの理由により、あまり
能率のよい溶接方法であるとは言えません。
cremo ではアーク溶接、ガス溶接、MIG溶接を行うことが可能です。
今後の講習会につきましてはホームページ、掲示板等でご確認ください。
テルミット溶接
テルミット溶接は金属アルミニウムで金属酸化物を還元する冶金法金です。属酸化物と金属アルミ
ニウムとの粉末混合物に着火すると、アルミニウムは金属酸化物を還元しながら高温を発生します。
この還元性と高熱により目的の金属融塊は下部に沈降し、純粋な金属が得られます。
複雑な設備を必要としない方法なのでJRなどではレールの交換作業時などに使用されています。
ガス圧接
エアコンプレッサーを使用して鉄筋と鉄筋を圧密着させ、アセチレンガスと酸素をつないだバーナ
ーであぶり、継ぐ方法です。
摩擦圧接
金属材料を接触加圧させながら相対運動を起こさせ、発生する摩擦熱を熱源として接合する方法です。