御 所 市 開発指導要綱 平成26年4月 奈 良 県 御 所 市 御 所 市 開 発 指 導 要 綱 (目的) 第1条 この告示は御所市の伝統と自然、風土を生かした開発を計画的に行い、調和のとれた整備をは かるとともに、公共公益施設の整備充実を図るため、開発事業等に対し一定の指導基準を定めることに より事業者の理解と協力を求め、もって良好な住環境の維持、保全を図りつつ住みよい福祉のまちづく りに寄与することを目的とする。 (定義) 第2条 この告示における用語の定義は、都市計画法(昭和43年法律第100号。以下「法」という。 ) 及び建築基準法(昭和25年法律第201号)に規定するもののほか、次の各号に定めるところによる。 (1)開発事業 主として建築物の建築の用に供する目的で行う土地の区画もしくは形質の変更をす る事業、又は建築物の建築を行う事業をいう。 (2)事業者 開発事業を行うものをいう。 (3)開発区域 開発事業を行う土地の区域をいう。 (4)中高層建築物 (5)公共施設 地上階数が3以上又は高さ10メートルを超える建築物をいう。 道路、公園、緑地、下水道、河川、水路、消防水利施設、上水道、交通安全施設及 びその他公共の用に供する施設をいう。 (6)公益施設 学校教育施設、社会教育施設、環境衛生施設、福祉施設及びその他公益上必要な施 設をいう。 (適用範囲) 第3条 この告示は本市においておこなわれる開発事業で次の各号に掲げるものに適用する。 (1) 法第29条第1項の許可を必要とする開発行為 (2)開発事業で開発区域が500平方メートル以上のもの。 (3)中高層建築物の建築。 (4)道路位置指定によるもの。 (5)その他市長が必要と認めるもの。 2 前項の規定にかかわらず、次の各号についてはこの告示の規定の全部又は一部を適用しない。 (1) 自己の居住の用に供する住宅を目的とする開発事業。 (2) 国又は地方公共団体が行う開発事業。 (事前協議) 第4条 事業者は、前条に掲げる開発事業を施行しようとする場合、関係法令に基づく手続きを行う前 に、あらかじめ市長に、申し出て、この告示に基づく協議をしなければならない。 2 市長は、前項の規定により協議を申し出た事業者に対し、この告示に目的の趣旨に基づき指導するも のとする。 1 (事業者の責務) 第5条 事業者は、この告示の目的及び関係法令を遵守し、均衡ある健全な市街地の形成に配慮しなけ ればならない。 2 事業者は、関係住民等との間に紛争が生じないよう努めるとともに、良好な近隣関係を保たなければ ならない。 3 事業者は、奈良県住みよい福祉のまちづくり条例(平成7年3月奈良県条例第30号。以下「まちづ くり条例」という。 )を遵守し、その整備基準に適合するよう努めなければならない。 (住民及び利害関係者との協議) 第6条 事業者は、当該開発事業の関係する自治会並びに利害関係者に対し、開発事業に係る計画内容 をはじめ、工事施工内容、地域安全対策、公害等広範囲に関する事項について十分理解と協力を得られ るよう積極的に説明を行い、特に必要な事項については、覚書を締結する等合意の形成を図るよう努め るものとする。 (工事の施工) 第7条 事業者は、開発事業に関する工事の施工に当たっては、関係法令及びこの告示の規定の内容を 誠実に履行しなければならない。 2 事業者は、開発事業に関する工事の施工に当たっては、他に被害が生じないよう万全の措置を講じる とともに、被害が生じたときは速やかに必要な措置を講じなければならない。 (公共、公益施設及びその施工) 第8条 事業者は、自己の開発区域内及び開発事業に起因するすべての公共、公益施設について、市長 と協議のうえ自己の負担において施工しなければならない。 2 事業者は、前項の公共、公益施設を施工しようとするときは、事前に工法、材料、構造等に市長と協 議を行い承認を得なければならない。 3 事業者は、前項の協議に変更が生じたときは、速やかに市長と協議を行いその指示に従わなければな らない。 (道路関係) 第9条 事業者は、道路築造について、市長と協議のうえ奈良県開発許可制度等に関する審査基準(技 術基準編)(以下「県審査基準集」という。)並びに市の道路計画、御所市道認定基準に適合させることは もとより、開発区域内の配置、当該区域周辺の状況、予定建築物の規模及び用途等を勘案し計画しなけ ればならない。 2 事業者は、施行区域内外において新設もしくは改良する場合はすべて舗装するものとし、その工法に ついては、市長と協議のうえ施工しなければならない。 (排水施設) 第10条 事業者は、排水施設について開発区域及び周辺の地形、降水量、水利その他を勘案し、市長 及び関係地区住民と協議し、県審査基準集及び御所市開発指導要領に基づき計画しなければならない。 2 前項の協議を行う場合には、事前に水利関係団体及び河川、水路の管理者の同意を得なければならな 2 い。 3 事業者は、原則として用排水施設の整備が完了するまで造成工事に着手してはならない。 4 事業者は、大和川流域総合治水対策として、大和川流域調整池技術基準(案)又は大和川流域小規模 開発雨水流出抑制対策設計指針(案)により、県と協議の上、雨水流出抑制施設を設置しなければならな い。また、開発区域の面積が 0.3 ヘクタール未満の開発事業についても調整池等の設置に努め、雨水流出 抑制の対策を図らなければならない。 (上水道施設) 第11条 事業者は、開発事業に係る計画を策定する場合、事前に給配水に関する基本的事項について 水道事業管理者の権限を行う市長(以下「管理者」という。 )に協議しなければならない。 2 事業者は、開発事業区域内に給水するために必要な上水道施設の整備に要する費用を御所市水道事 業給水条例の定めるところにより、管理者の指示に従い負担しなければならない。 (環境衛生施設) 第12条 事業者は、開発区域内における汚水処理については次のいずれかによるものとする。 (1)公共下水道方式 (2)浄化槽方式(集中浄化施設を設置する場合を含む) (3)汲み取り方式 2 開発区域内の汚水排水は、原則として雨水と汚水を分離した分流式としなければならない。 3 公共下水道方式により処理する場合は、市長と協議のうえ、市の汚水幹線に事業者の負担により接続 しなければならない。 4 浄化槽方式により処理した放流水の水質は下水道法(昭和33年法律第79号)第8条の規定による 基準に適合し、放流にあたっては、水利関係団体の同意を得なければならない。 5 集中浄化施設を設置した場合、下水道に接続するまで事業者において管理しなければならない。 6 浄化槽方式の場合、合併浄化槽を設置しなければならない。 7 処理した汚水の放流に起因して生ずる紛争は、すべて事業者において解決しなければならない。 8 汲み取り方式により処理しようとする場合は、市長と協議のうえ特に必要と認めた場合に限るものと する。 第13条 事業者が集合住宅を建設しようとするときは、開発区域内にゴミ集積施設を設置しなければ ならない。 第14条 開発事業者は、奈良県屋外広告物条例(昭和35年奈良県条例第79号)に規定する屋外広告 物を掲出するときは、 御所市奈良県屋外広告物条例施行規則(平成14年御所市規則第14号)により市長 の許可を受けなければならない。 (公園、緑地関係) 第15条 事業者は、開発区域内においてその開発規模等に応じ、県審査基準集が定める基準により公 園等を確保しなければならない。 2 事業者は、公園の位置については、利用形態、避難場所等を考慮に入れ計画しなければならない。 3 3 事業者は、市長と協議のうえ、公園内に施設、樹木等を配置するものとし、植樹計画については積極 的な緑化の推進を考慮しなければならない。 (墓地、ため池施設の関係) 第16条 事業者は、開発区域内に墓地、ため池が所在する場合は、事前に市長に申し出て指示を得た うえ、周辺地区の住民及び利害関係者と協議し、整備するよう計画しなければならない。 (交通、防犯、案内板関係) 第17条 事業者は、交通安全施設について、規模、設置場所、方法等を市長及び関係機関と協議のう え、設置しなければならない。 2 事業者は、工事を施工する場合において一般交通に支障が生じないよう、安全対策等適切な処置を講 じなければならない。 第18条 事業者は、開発区域内及びその周辺地域の必要な場所に市長と協議のうえ防犯灯及び案内板 等を設置しなければならない。 (消防水利関係) 第19条 消防水利施設の設置は、所轄の消防署長と協議の上、その同意を得るものとする。 (教育施設) 第20条 事業者は、開発区域等の状況により必要と認めるときは、事前に市長と協議のうえ環境等を 配慮した位置にその用地を確保しなければならない。 (集会所施設) 第21条 事業者は、開発事業に係る計画戸数に応じ事前に市長と協議のうえ、適切な位置及び規模で 集会施設を設置しなければならない。 (駐車、駐輪施設) 第22条 事業者は、開発事業を行う場合に開発区域内の建築物の用途規模並びに居住者の安全等を考 慮し、駐車、駐輪施設を市長、及び関係機関と協議のうえ、確保しなければならない。 (文化財) 第23条 事業者は、この要綱に基づく事前協議を行うまでに、開発事業区域内及びその周辺の埋蔵文 化財等の有無について、市教育委員会に確認し、文化財がある場合、その取り扱い等について協議しな ければならない。 2 事業者は、工事中、埋蔵文化財等を発見したときは、直ちに工事を中止し、現状を変更することな く速やかに市教育委員会及び関係機関に届け出て、これらの措置等について協議しなければならない。 (公害関係) 第24条 事業者は、開発事業により公害発生の恐れがある場合は市長に協議するとともに、公害防止 対策等必要な措置を講じなければならない。 4 2 事業者は、開発事業により近隣の住民等から公害に対する苦情等の申し出があった場合は、速やか に適切な対策を講じるとともに、誠意をもって自主的に解決しなければならない。 (被害の補償) 第25条 事業者は、開発事業の施行に起因して生じた直接的、又は間接的な被害については、その補 償の責を負わなければならない。 (宅地区画の基準) 第26条 1戸当たりの宅地区画面積の最低敷地規模は、県審査基準集が定める基準による。 (ワンルーム形式の集合住宅) 第27条 事業者は、ワンルーム形式集合住宅の建築にあたって次の各号に掲げる事項に適合しなけれ ばならない。 (1)住戸等の専用床面積(ベランダ部分及び共用部分を除く)は、16平方メートル以上とする。 (2)管理人室を設け、管理人を配置すること。ただし、30戸未満のワンルーム形式集合住宅につい ては、確実な管理が行えると市長が認めた場合は、この限りではない。 (3)使用規定等を定め入居者にこれを遵守させること。 (4)玄関、ホール等見やすい場所に緊急連絡先等の表示板を設置すること。 (工事の着手、完了及び検査) 第28条 事業者は、開発事業に関する工事の着手、完了、その他の状況を市長に届け出るとともに、 市長が必要と認める場合、検査を受けなければならない。 2 前項の検査の結果、当該工事に不備な箇所があったときは、事業者の負担において整備しなければ ならない。 (公共、公益施設の引継ぎ等) 第29条 開発事業により設置させた公共、公益施設及びその用に供する土地については、原則として 工事完了公告の日の翌日において市に帰属するものとし、事業者は所定の手続きを行わなければならな い。 2 前項の施設及びその用に供する土地は無償とする。 3 第1項の規定により、市に引継ぎ、帰属することとなる、公共、公益施設の管理については、当該 公共、公益施設等の管理者となるべき者と事業者の間において、十分協議するのもとする。 4 事業者は、第1項の規定により、市に帰属のあった施設について、引継日から1年間の瑕疵責任を 負うものとする。 (紛争の解決) 第30条 開発事業に起因して生じる一切の紛争については、事業者の責任においてこれを解決しなけ ればならない。 5 (協定の締結) 第31条 事業者は、この告示に基づき協議を行った結果、合意に達したときは協定書を締結するもの とする。 (開発事業の変更又は廃止) 第32条 事業者は、開発事業の変更又は廃止をするときは、事前に市長と協議し同意を得るものとす る。 (空き地の管理) 第33条 事業者は、開発区域内の空き地を自らの責任において適正に管理しなければならない。 第34条 削除 (その他) 第35条 附 この告示に定めるもののほか必要な事項については、市長が定める。 則 (施行期日) 1 この要綱は、平成12年4月1日から施行する。 (旧要綱の廃止) 2 次に掲げる要綱は廃止する。 (1)御所市住宅地造成事業に関する指導要綱(昭和46年4月1日制定) (2)小規模住宅地造成業者に関する指導要綱(昭和46年4月1日制定) (経過措置) 3 この要綱の施行の際、廃止された告示に基づき協議が行われ、又は既に協議が終了した開発事業に ついては、なお従前の例による。 附 則 (施行期日) 1 この要綱は、平成14年4月1日から施行する。 (経過措置) 2 この要綱の施行の際、改正前の要綱に基づき協議が行われ、又は既に協議が終了した開発事業につ いては、なお従前の例による。 6 附 則 (施行期日) 1 この告示は、平成26年4月1日から施行する。 (経過措置) 2 この告示の施行の際、改正前の告示に基づき協議が行われ、又は既に協議が終了した開発事業につい ては、なお従前の例による。 7 御 所 市 開 発 指 導 要 領 (目 的) 第1 条 この 要領 は、御 所市 開発 指導 要綱( 以下 「要 綱」と いう。) の施行 につ い て必要 な事 項を 定める もの とす る。 (事 前協議 の手 続き 等) 第2 条 事業 者は 、要綱 第4 条第 1項に 基づ く協 議を開 発事 業事 前協 議申請 書 ( 第1号 様式 )に 必要な 書類 を添 えて市 長に 提出 し行う もの とす る。 2 要綱第 4条 第1 項の協 議が 整っ たとき は、 市長 と事業 者と の間 で協 議書を 交 換 するも のと する 。 (住 民及び 利害 関係 者との 協議 ) 第3 条 要綱 第6 条で合 意の 形成 を図る 関係 者は 、次の とお りと する 。 ( 1) 行 為地 の自 治会 ( 2) 水 利組 合、 下流自 治会 等 ( 3) 隣 接地 所有 者 ( 4) 自 動車 通行 、電波 障害 、日 照、プ ライ バシ ー、通 風等 公害 が発生 する と 思 われ る自 治会並 びに 関係 者 2 事業者 は、 要綱 第6条 に基 づく 説明会 並び に協 議の経 緯及 び協 議成 立の証 とし て覚書 等を 市長 に提 出し、 その 確認 を受け るも のと する。 (公 共、公 益施 設の 施行) 第4 条 公共 、公 益施設 につ いて は、要 綱、 奈良 県住み よい まち づく り条例 (平 成7年 3月 奈良 県条 例第3 0号。以 下「 まち づく り条 例」とい う。)及 び奈 良県 開 発許 可制度 等に 関す る審査 基準 集( 技術基 準編 )(以下 「県 審査 基準集 」と いう 。) の定 めると ころ によ るもの とす る。 2 事業者 は、 公共 、公益 施設 を設 置した とき は、 その境 界に 境界 杭又 は境界 板を 自 己の負 担に おい て設置 しな けれ ばなら ない 。 (道 路関係 ) 第5 条 開発 区域 内の 道路に つい ては、御 所市 開発 指導要 綱(平 成12 年御 所市 告 示第 10号 )に基 づき施 工し なけ ればな らな い。 2 道路の 舗装 につ いては 、ア スフ ァルト 舗装 要綱 に基づ いて 設計 し、 舗装断 面決 定に ついて 路床 のC BR値 等の 資料 を添付 して 市長 と協議 する こと 。 8 (雨 水排水 施設 関係 ) 第6 条 事業 者は 、雨 水排水 施設 につ いて次 の基 準に より設 置し なけ ればな らな い。 ( 1) 一般 に流速 は下 流に 至るに 従っ て漸 増し、 勾配 は下 流に 至るに 従っ て緩 く なる よう 計画す るこ と。 ( 2) 排水 管は原 則と して ヒュー ム管 とし 、最小 管径 は内 径3 00mm 以 上と する こと。 ( 3) 土被 りは原 則と して 、1.2m 以 上と し、 1.2m 以下 の場 合は3 60 度コ ン クリ ート巻 立て 保護 とす ること 。 ( 4) 排水 管渠断 面の 算出 はマニ ング 公式 による 。 Q=A・ V V= 1/ n・ I 1/2 ・R 2/3 n= 0. 01 3(ヒ ュー ム管 ) Q =流 量( ㎥/秒 ) A =流 水の 断面積 (㎡ ) V =秒 速( m/秒 ) I =勾 配 R =径 深( m) ( 5) 計画 雨水量 は開 発区 域の規 模地 形等 に応じ 適宜 算定 する が、一 般的 には 次 式に よる 。 Q= 1/3 60 ・C ・I・ A Q= 計画 雨水量 (㎥ /秒) C= 流出 係数( 0. 9を 標準と する ) I= 75 ㎜/h とする A= 集水 面積( ha) ( 6) マン ホール 又は 桝に ついて は、 管渠 の起終 点、 流路 の方 向、勾 配及 び断 面の 変化点 に設 置す るこ と。 ( 7) 街渠 桝は最 大2 0m 間隔で 設置 し、 深さ1 5c m以 上の 「泥溜 」を 設け るこ ととし 、汚 水桝 の接 続はし ない こと 。 ( 下水 道施 設関係 ) 第7 条 事 業者 は下 水道施 設に つい て次の 基準 によ り設置 しな けれ ばな らない 。 (1 ) 流 速及 び勾 配につ いて は、 次の事 項に 留意 する。 ア 一 般 に 流 速は 、 下 流 に至 る に従 っ て漸 増 す るよ う に計 画 し、 勾 配は 下 流 に 至る に従 って緩 くな るよ うに計 画す るこ と。 イ 汚 水 管 渠 にお け る 設 計流 速 は、 毎 秒1 . 0 mか ら 1. 8 mを 標 準と し 、 流 速は 最小 毎秒0 .6 mか ら最大 毎秒 3. 0mと する こと 。 9 (2 ) 汚 水管 渠の 流量公 式は 次式 (マニ ング 公式 )によ るも のと する 。 Q =A ・V V= 1/n ・I 1/2 ・R 2/3 Q =流量 (㎥ /秒) A =流水 の断 面積 (㎡) V =秒速 (m /秒) I =勾配 R =径深 (m ) n :粗度 係数 n= 0. 01 3(ヒ ュー ム管 ) n= 0. 01 0(塩 ビ管 ) ( 3) 公 共 下 水 道 区 域 内 の計 画 汚 水 量の 算 定に つ い ては 、 次式 に よる も のと し 、 1人 1日 当た り計画 時間 最大 汚水量 によ り計 算する もの 。 計画 汚水量 =1 人1 日当た り計 画時 間最大 汚水 量(㍑ /人)×計 画人 口( 人) (㎥/sec) 2 4× 60× 60 ×1 00 0 ア 住 宅の場 合 1 人1 日当 たり計 画時 間最 大汚水 量: 70 8(㍑ /人・ 日) 計画 人口: 1戸 当た り4人 断 面の 余裕 :計画 下水 量の 100 % イ その 他の 場合 予 想汚 水量 を算定 し市 長と 協議す るこ と。 ( 4) 管路 施設 は、 次の事 項に 留意 するこ と。 ア 管渠 の種 類は、開 削部 で自然 流下 部の 排水 管につ いて は、 「硬 質塩 化ビ ニ ル 管ゴ ム輪 受口片 受管( JSWAS K-1)」また は、 「 リ ブ付 き硬質 塩化 ビニ ル 管( JSWAS K-13)」を標 準とす る。それ 以外に つい ては、別途 協議 する こ と とす る。 イ 管渠 の断 面形は 、円 形を 標準と する 。 ウ 管の 最小 口径は 、2 00 mm を 標準 とす る。 エ 本 管 は 原 則 と し て1 . 0 m 以上 の 土被 り と する こ と。 た だし 、 施工 上 や む を得 ない 場合は 別途 協議 するも のと する 。 オ 管渠 の接 合は、 以下 のと おりと する 。 ① 管 渠 径 が 変 化 す る場 合 又 は 2本 の 管渠 が 合 流す る 場合 の 接合 方 法は 、 原 則 とし て水 面接合 又は 管頂 接合と する 。 ② 地 表 勾 配 が 急 な 場合 に は 、 管渠 径 の変 化 の 有無 に かか わ らず 、 原則 と し て 地表 勾配 に応じ 、段 差接 合又は 階段 接合 とする 。 ③ 管 渠 が 合 流 す る 場合 は 、 流 水に つ いて 十 分 検討 し 、マ ン ホー ル の形 状 及 び 設置 箇所 、マン ホー ル内 のイン バー トな どで対 処す る。 ④ 本管 とマ ンホー ルと の接 合は、 耐震 性可 とう継 手を 用い るこ と。 (5 ) マ ンホ ール 設置に つい ては 、次の 事項 に留 意する 。 ア 設 置 箇 所 は 、 維 持管 理 の う えで 必 要な 箇 所 、管 渠 の起 終 点及 び 方向 又 は 勾 配が 著し く変化 する 箇所、管 渠径等 の変 化す る箇所 、段差 が生ず る箇 所、 10 管 渠の 会合 する箇 所。 イ 管 渠 の 直 線 部 の マン ホ ー ル 最大 間 隔は 、 管 渠径 に より 次 の表 を 標準 と す る。 管 径 60 0mm 以下 1 ,0 00mm 以 下 最 大 間 隔 7 5m 10 0m ウ 人孔 は組 立式人 孔を 標準 とし、 条件 によ り次の 表の とお りと する。 名 称 用 途 組立 0号 小 規模な 排水 又は 起点 他の埋設物等の制約から1号マンホールが設置出来ない 場合 組立 1号 管 の 起 点 及 び 内 径 500mm 以 下 の 管 の 中 間 点 並 び に 内 径 400mm ま での 管の 会合点 組立 2号 内 径 800mm 以 下の 管の 中間点 及び 内径 500mm 以 下の 管 の 会合点 エ マン ホー ル蓋 につい ては、 「御 所市 性能 規定 書」に 基づ き認定 を受 けた 製 品を 使 用 す る こ と 。 な お 、マ ン ホ ー ルに 転 落 等に よ る危 険 防止 の ため 、 ロ ック付 き転 落防 止用格 子蓋 を設 置す ること 。 オ 足掛 金物 は腐食 に耐 える 材質と する 。 カ 踊場 (中 間スラ ブ) は、 安全の ため に3 ~5m ごと に設 ける 。 キ 副管 は、上流 管渠、下 流管渠 の段 差が 0.6m 以上の 場合 は設 けるこ と。 ク 底部 はイ ンバー トを 設け ること 。 ケ 上流 管渠 は下流 管渠 に対 し段差 を設 ける こと。 コ マン ホー ル蓋の 取り 付け は上流 側か ら開 くよう 設置 する こと 。 サ 小型 マン ホール を使 用す る際は 、別 途協 議する こと 。 (6 ) 汚 水桝 につ いては 、次 の事 項に留 意す る。 ア 汚水 桝は 塩ビ製(内 径2 00 mm)を標 準と する。蓋 の材 質に ついて は、 原 則 と し て 塩 ビ 製 と し、 車 両 等 が 乗 る と こ ろ はF C D製 、 ある い はア ル ミ 製 とす る。 イ 桝深 は排 水設備 の流 末高 さによ り決 定さ れるが 標準 は8 0c mとす る。 ウ 公共 汚水 桝設置 個数 は次 の表に 基づ き設 置する こと 。 一般 住宅 及び店 舗 集 合 住 宅 (1戸 建及 び長屋 建) (アパ ート、寮 、マン ショ ン等 ) 敷地 敷地 1 棟で1 箇所 50 0㎡未 満 500 ㎡以 上 (必 要 と 認 め ら れ る 場 合 2 1戸 に1箇 所 1戸に 1箇 所 箇 所以内 ) (必 要 と 認 め ら れ る 場合2 箇所 以内 ) (7 ) 取 付管 につ いては 、次 の事 項に留 意す る。 ア 取付 管は 硬質塩 化ビ ニル 管を標 準と する 。 イ 布設 方向 は、本 管に 対し て直角 、か つ、 直線的 に布 設す るこ と。 11 ウ 本管 の取 付部は 、本 管に 対して 90 度と する。 エ 取付 管の 間隔は 、1 m以 上離し た位 置と する。 オ 勾配 は1 0‰以 上と し、 位置は 本管 の中 心線か ら上 方に 取り 付ける 。 カ 管の 最小 口径は 、1 50 mm を 標準 とす る。 キ 本管 へ取 付管を 接続 する 場合は 、可 とう 支管を 用い る。 ( 8) 公 共 下 水 道 に 接 続 する 際 、 宅 地内 の 排水 設 備 工事 に つい て は、 御 所市 排 水 設備 等指 定工 事店を 使用 し、 御所市 排水 設備 指針に 従い 施工 する こと。 (9 ) そ の他 詳細 につい ては、「(社 )日本 下水 道協 会発行 下水 道施 設計画 ・設 計 指針 と解 説2 009 年版」、「御 所市下 水道 施設 設計基 準」 及び 「御所 市下 水 道施 設標 準構 造図」 によ るも のとす る。 (ゴ ミ集積 施設 関係 ) 第8 条 事業者 は、 集合 住宅を 建築 しよ うとす る場 合、 次の基 準に より ゴミ 集 積 施設( 以下 集積 場とい う。)を 設置 しなけ れば なら ない。 (1 ) 集積 場は原 則と して 4m以 上の 道路 に面し 、収 集車 が前 進のま まで 容易 に 収集 でき る位置 に設 置す ること 。 (2 ) 集積 場の構 造は 3方 をコン クリ ート 又はコ ンク リー トブ ロック 造り で、 高さ 1m 程度 とし、 床は コン クリー ト張 りと するこ と。 ( 3) 2 集積 場の 面積は 1戸 あた り0. 2㎡ を確 保する こと 。 一般 低層 住宅 のゴミ 収集 につ いては 、市 長と 別途協 議す るも のと する。 (公 園、緑 地関 係) 第9 条 ( 1) 事 業者 は、 公園、 緑地 を次 の基準 によ り設 置しな けれ ばな らな い。 公園 、緑地 につ いて は、開 発規 模に 応じ県 審査 基準 集の 定める とこ ろに より 設置 する こと。 (2 ) 公園 はまと まり のあ る整形 とし 、原 則とし て2 方向 が道 路に面 して いる こと 。 (3 ) 公園 は、低 湿地 、高 圧送電 線下 、そ の他利 用上 支障 とな る場所 を避 け、 非常 災害 時の 避難場 所と して 適する よう 計画 するこ と。 (4 ) 公園 は、原 則と して 2箇所 以上 の出 入口を 適切 な位 置に 設け、 1箇 所は 車の 乗入 れ可 能な構 造と し、 車止め を設 置す ること 。 ( 5) 公園 施設 につい ては 、公 園面積 に応 じ次 の表に 定め る基 準に よるこ とと し 、事 前に 市長と 協議 する こと。 公 園面積 (㎡ ) 施 設 種 類 30 0未 満 ベン チ、園 名板 、公 園灯、 植栽 、遊 戯施 設の3 点以 上 30 0以 上 ベン チ、園 名板 、公 園灯、 植栽 、遊 戯施 設の5 点以 上 1,0 00未 満 1,0 00以 上 ベン チ、園 名板 、公 園灯、 植栽 、広 場( 敷地の 20 %以 2,5 00未 満 上) 遊戯施 設の 5点 以上 2,5 00以 上 都市 公園法 に基 づき 、必要 と認 める 公園 施設を 別途 市長 と協 議の上 、定 める ものと する 。 12 ( 6) 遊戯 施設 は、ブ ラン コ、 すべり 台、 シー ソー、 ジャ ング ルジ ム、鉄 棒及 び砂 場と する 。 ( 7) 公園 灯は 地中配 線と する こと。 ( 8) 公園 、緑 地には 原則 とし て占有 物件 は認 めない もの とす る。 (集 会施設 関係 ) 第1 0条 事 業者 は集会 施設 につ いて、 次の 基準 により その 用地 を確 保し、 設 置 しなけ れば なら ない。 (1 ) 一般 住宅地 内の 集会 施設に つい て、 用地の 敷地 面積 及び 箇所数 は次 の表 に基 づき 設置 し、管 理運 営す ること 。 戸 数 敷 地 面 積 箇 所 数 50 ~10 0 200 ㎡以 上 1 箇所 1 01 ~20 0 300 ㎡以 上 1 箇所 2 01 以上 別 途市 長と協 議の うえ 定め る (2 ) 集合 住宅地 内の 集会 施設( 以下 「集 会室」 とい う。)に ついて は、 当該 住宅 地内 又は 、敷地 内に 次の 事項に 留意 し設 置し、 管理 運営 するこ と。 ア イ 集 会室 の床面 積及 びそ の室数 は次 のと おりと する 。 戸 数 床 面 積 室 数 50 ~ 6 0 50 ㎡以 上 1室 61 ~10 0 70 ㎡以 上 1室 1 01 以上 別 途市 長と協 議の うえ 定め る 集 会室 の設備 は、 便所 、流し 台、 及び 湯沸を 設け るこ と。 ウ 集 会室 の管理 運営 につ いては 、入 居住 民又は 建物 管理 者に おいて 行う こと 。 (3 ) 計画 戸数が 50 戸未 満であ って も市 長が必 要と 認め たと きは、 その 設置 を行 うこ と。 (駐 車駐輪 施設 関係 ) 第1 1条 事業 者は 、駐車 駐輪 施設 を次の 基準 によ り適切 に設 置し なけ ればな ら な い。 (1 ) 集合 住宅の 場合 、駐 車施設 は1 戸に つき1 台以 上当 該開 発区域 内に 確保 する こと 。た だし建 ぺい 率8 0%の 区域 内で は3分 の1 を付 近に確 保す る こと がで きる 。 (2 ) 前号 の駐車 施設 の面 積は1 台当 たり 12. 5㎡ (5 .0 m×2 .5 m) 以上 とす るこ と。 (3 ) 集合 住宅の 場合 、駐 輪施設 を1 戸に つき1 台( 1台 あた り1. 2㎡ 以上 とす る。)以 上当該 開発 区域 内に確 保す るこ と。 13 附 則 (施 行期日 ) 1 この要 領は 、平 成12 年4 月1 日から 施行 する 。 附 則 (施 行期日 ) 1 この要 領は 、平 成14 年4 月1 日から 施行 する 。 (経 過措置 ) 2 この要 領の 施行 の際、 改正 前の 要領に 基づ き協 議が行 われ 、又 は既 に協議 が終 了し た開発 事業 につ いては 、な お従 前の例 によ る。 附 則 (施 行期日 ) 1 この要 領は 、平 成26 年4 月1 日から 施行 する 。 ( 経過措 置) 2 こ の 要 領 の 施 行 の 際 、 改正 前 の 要 領に 基 づき 協 議 が行 わ れ、 又 は既 に 協議 が 終 了し た開発 事業 につ いては 、な お従 前の例 によ る。 14
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