ニューズレター No.12

2009 年10月
10月22日
22日
第 4巻 第 3号
平和への
平和への大結集
への大結集・
大結集・千葉
平和への大結集・千葉 080-2042-5625
今号の
今号の内容:
今こそ憲法
こそ憲法を
憲法を活かすチャンスの時
かすチャンスの時
吉沢 弘志
• 憲法を活かすチャ
ンス
• 平和を願う市民の
集いを終えて
• 政教分離と政権交
代
・運動情報
今後の
今後の予定:
予定:
11月3日(火)13時半より
憲法講座
「原子力空母と原発と
九条」
崎山比早子さん
千葉市民会館
11月20日(金)夜
幹事会
千葉市民会館
10年
1月16日(土)午後【予定
憲法講座
「鳩山政権と憲法(仮)
第 1 回」
宮川一夫さん
第2回は2月、第3回は
3月を予定
鳩山政権が社民党、国民
新党との連立政権であり、
自民党が大幅に議席を減
らし、なによりも新政権の
当面の政策目標が「国民生
活の再建」であるところか
ら、当分の間「憲法9条の
明文改憲」が表面に出てく
る可能性は遠のいたといえ
るだろう。
そうであるからこそ、私
たちはこれまでの改憲攻勢
からの「守り」の姿勢から、
憲法を活かす「攻め」の姿
勢へと、今こそ運動の質的
転換を図る時期に直面して
いるのである。その課題は、
ここ数年の生活破壊の中で
言及されるようになった2
5条の生存権を守る「反貧
困」
「反格差」の運動と「平
和」を作る運動との緊密な
連携が作られつつある中
に、一つの局面と可能性を
見ることができよう。
とともに、民主党が元々
は自民党の旧守的体質で
は不可能だった「新自由主
義的改革」を押し進めるた
めに結成された政党であっ
たこと、党内に一定数の改
憲勢力が存在しており、有
事・国民保護法制、ミサイ
ル防衛、宇宙の軍事利用等
に基本的に賛成であるとい
うこと、小沢一郎の長年の
持論である「国連の枠組み
での派兵」を忘れてはなら
ない。一連の「まともな」
政策の中に忍び込んでくる
可能性のある、新自由主義
的な政策(議会改革、道州
制の導入)と解釈改憲の策
動に最大限の注意を払い続
ける必要もあるだろう。そ
してなによりも喫緊の課題
として、日米同盟の強化と
いう鳩山=オバマ双方の合
意がなされた中で、これま
で強引に進められてきた
「米軍再編」=「自衛隊再
編」の根本的な見直しを、
私たち主権者が強く要求し
なければならない。突然年
内に行うと発表された「防
衛大綱見直し」は「1 年先
送り」となったが、「ミサ
イル防衛拡張」の予算は認
められる予測がされてい
る、また民主党が県外・国
外移設を繰り返し表明して
いた普天間基地の辺野古
への移設問題への姿勢が急
速にトーンダウンしている
ことなど、懸念材料が次々
に出てきた。インド洋での
給油中止を一方で容認し
ながら、アフガン支援と米
軍再編の遂行に向けてのア
メリカの圧力が強まってい
ることは各種の報道からも
明白であろう。9条の明文
改悪があり得ない情勢の中
で、従来の解釈改憲の枠が
さらに踏み越えられる危険
性も否定できない。
一方、防衛省・自衛隊の
動きも看過できない。新政
権発足直前の PAC-3 全国展
開構想の提示、新政権発足
と同時に行われたライセン
ス生産の PAC-3 ミサイル実
射訓練、3隻目のヘリ空母
の予算化、そしてまもなく
行われる SM-3 ミサイルの
3回目の実射訓練と現行
の防衛大綱と米軍再編路
線を変えようとしていな
い。
私たちは生存権の十全な
保証のために、防衛予算の
削減による財源の確保を主
張したい。そして、この1
0数年間のアメリカ主導の
日米同盟からの脱却を、防
衛大綱見直しの凍結、ミサ
イル防衛からの撤退、米軍
再編路線=米軍と自衛隊
の一体化の再検討という方
向で国民的世論を喚起し
ていく運動を早急に作り上
げなければならない。そし
て思いつきのような「東ア
ジア共同体」ではなく、ア
ジア・太平洋圏の平和的共
生に向けての具体的構想を
鳩山政権に求めていくべき
であろう。
(幹事)
平和への大結集・千葉
2/5
「平和を願う市民の集い」をおえて
岩佐 悦次
講演する渥美雅子さん
千葉合唱団のみなさん
千葉市では、「平和へ
の大結集・千葉」、多く
の「九条の会」、憲法を
活かす会、年金者組合や
労組・生協等の団体や個
人によって、さまざまの
平和運動が取り組まれて
います。
今までも5月の憲法記
念日には、あちこちで同
時に集会が開かれること
もあり、「なんとか一緒
にできないか」との声も
上がっていました。しか
し、それぞれの取り組み
の経過もあり実現できま
せんでした。
08年の「9条世界会
議」の際、千葉市内で活
動している多くの団体が
参加して実行委員会が作
られ開催地として共同で
会議を支えました。
閉会後「この実行委員
会を残そう」との声が出
されましたが全員の一致
になりませんでした。
こうした中で08年、
お隣の四街道市で「核兵
器廃絶平和都市宣言25
周年・平和と文化のつど
い」が開催され大きな成
果を挙げました。
この集会に参加した仲
間から「来年は千葉市が
平和都市宣言をして20
年になるが千葉市は何も
やっていない、行政がや
らないなら市民の手でや
ろうではないか」との声
が出され、08年12月
に「9条世界会議」に参
加した団体だけでなく、
市民活動センター登録団
体等の団体に実行委への
参加を呼びかけました。
1月から5月まで月1
回のペースで準備会をお
こない、5月に実行委員
会としました。
この間、どういう運動
と行事にするのか手探り
での相談を積み重ね ①
実行委に参加する団体が
行なう夏の平和行事を一
体のものととらえ実行委
の名称を「千葉市平和都
市宣言20周年記念事業
実行委員会」とし、その
集約として「平和を願う
市民のつどい(以下つど
い)」と名づけた集会を持
つこととしました。
そして、各集会の内容
の収集や、「つどい」の
内容の検討に入りました。
しかし、スタートが遅か
ったため、会場や講師に
難航しました。
最終的には、「千葉市
にねざした平和運動」と
のコンセプトで「講演は
千葉市で長年、平和、人
権運動を取り組んできた
渥美弁護士に」「忘れ去
れようとしている7月7
日の千葉空襲を見直そ
う」とのテーマが決まり
ました。
軌道に乗り始めた4月、
千葉市長選が始まり、
個々人の温度差はありま
したが選挙と同時進行で
進みました。平和を願う
市民が共同の行動を積み
上げてきたことは、市民
の立場に立つ市長の実現
に大きく貢献し、新市長
誕生が実現し運動にも弾
みがつきました。
6月にはいり、遅れを
取り戻すため運動のピッ
チをあげましたが、当然
と思っていた教育委員会
の後援がとれず、公民館
などを宣伝の場に使えな
い事態が発生しました。
しかし、このことは旧態
依然とした千葉市の行政
を変えねばとの意欲につ
ながりました。
その分をなんとか実行
委員の頑張りで補おうと
券の販売、賛同者や賛同
団体の獲得に頑張りまし
た。
また、宣伝チラシは裏
面に、実行委員会の参加
団体の行事の一覧表を掲
載、各集会の会場で配布
し、(16団体の開催する
20の会場で5000枚
を配布)運動の相互連帯
につながりました。
これは独自の宣伝活動
が出来ない小グループに
とっては、参加者の増加
につながりました。また、
地域にも2万枚のチラシ
を配布しました。
これらの努力の結果と
して100名の賛同者、
16の賛同団体を得るこ
とが出来、500枚以上
の券を販売、350名の
参加を得ることができま
した。また、熊谷市長も
参加、心打つ挨拶もあり
盛り上がったものになり、
3/5
黒字決算で来年の運動の
足がかりをえましまた。
また、この取り組みを
通じて千葉市の平和行政
がいかに不十分なものか
を知ることが出来ました。
「平和への考えはいろ
いろあるので特定の団体
の行事には市は後援しな
い」との姿勢。千葉市平
和関連予算は、800万
円、一日だけ千葉市がお
こなう行事を業者に丸投
げ。委託料150万円と
のこと。1000名近い
犠牲者を出した七夕空襲
を伝える冊子の印刷数は
たったの500冊等々。
これらの市政を変えねば
ならないことも実感しま
した。市に「やりなさい」
と要求するだけでなく、
市民運動としてうねりを
作り、市民が主役の市民
平和への大結集・千葉
と市の協同の事業として
作り上げていきたいもの
です。
現在、今年の反省に立
ち来年の準備にはいり県
教育会館のホール(50
0名)を確保(7月24
日(土)予定)内容は「平
和市長会議加盟の首長の
パネルデスカッション」
とし、すでに熊谷市長、
石井長生村村長などの了
承をえています。
今後も、恒常的な組織
として千葉市の平和運
動、護憲運動に参加して
いる人たちが力をあわせ
行政と一体となって千葉
市の平和・護憲運動を支
える活動を続けていく展
望が開けてきました。
集会の概要
8月9日(日) 午後1
時~5時
京葉銀行プラサ 音楽ホ
ールにて
1部 講演「未来へ平和
を残すために」渥美
雅子さん 千葉市長
の挨拶
2部 知っていますか「七
夕空襲」 空襲を伝
えるDVD上映、紙
芝居、高校生の活動
の紹介
千葉合唱団の歌声
参加費 1000円、
高校生以下 無料
挨拶する熊谷市長
(会員)
政治と
政治 と 宗教から
宗教 から見
から 見 た 政権交代
荒木 茂雄
8 月 30 日、大安吉日の
日曜日、日本の政治が本
当の意味で変わったのだ
と、詰めていたとある候
補者の選挙事務所で思っ
た。何故ならば、宗教政
党である公明党が 31 議席
からマイナス10の 21 議
席に惨敗したからである。
8 つの小選挙区の候補者
は、全員が重複立候補せ
ずに選挙区一本に絞りな
がら、代表太田昭宏、幹
事長北側一雄、元国交相
冬柴鉄三ら大幹部が軒並
み落選、討ち死にしたこ
とに私は大変な衝撃を受
けた。最低でも太田昭宏
は、小選挙区で勝てるだ
ろうと思っていたのだか
らだ。
その東京 12 区で大金星
を上げたのが、選挙直前
に現職参議院議員ながら
突然の鞍替えで出馬する
事になった小沢チルドレ
ンの元タレントで元代議
士の青木愛議員だった。
私は、最低でも比例東京
ブロックで拾われると思
っていたのだが、フタを
開けてみれば何となんと
与党公明党の代表を破る
大勝利を果たしたのであ
る。ここでは、森山治行
と田中康夫についての記
述は割愛します。
ここから本題に入りま
す。今回の総選挙を宗教
の点で見れば、創価学会
が完敗し立正佼成会及び
その他の新宗教が完勝し
たことに成ります。昔と
違い立正佼成会は、自民
党支持は 1 割で民主党支
持は 9 割だと言うことで
す。これには、厳然たる
事実があります。01 年の
参院選から組織の候補が
比例選で集中しているか
らです。01 年は、テレビ
でもおなじみの元朝鮮日
報東京支社長白真勲、元
通産官僚の藤末健三(リ
ベラルだが問題あり)、
07 年は、元新潟県議の風
間直樹、元福岡直方市議
の大島九州男(過去に、
麻生太郎に挑み敗戦)と
言うように、議員を民主
検見川高校のみなさん
平和への大結集・千葉
党から誕生させています。
今や立正佼成会は、完全
に民主党支持なのです。
それが今回の選挙で、各
選挙区大いに発揮された
のです。ですが、私が関
わった選挙区では、民主
党の前職が勝共連合(統
一教会)の組織内候補だ
と解っているにも関らず、
反創価学会の立場からそ
の候補者を支援したので
す。私はこの裏切りを一
生忘れることはないでし
ょう。反学会ならば社会
的問題を数多く昔から起
こしている団体とでも平
気で手を組んだ立正佼成
4/5
会に私はひとこと言いた
い。恥を知れ、「恥」を。
そして最後に触れなけれ
ばならないのが、一部の
話題をさらった「幸福実
現党」である。選挙を撤
退するのしないのと騒い
だ揚げ句に、多少の候補
者の絞込みを行ったもの
の、見事な惨敗であった。
応援演説を受けた小池百
合子は顔面が引きつって
いたと言う。選挙区総得
票は、約百万票、比例区
では、52万票であった。
これを 2 年前の参院選比
例区に当てはめると、9
条ネットよりも女性党よ
りも得票しているのです。
このままでは本当に、来
年 1 議席獲得するかもし
れません。われわれは、
これを断固阻止しなけれ
ばならないと思う訳です。
カルト粉砕、選挙闘争勝
利を合言葉にして、来夏
参院、再来年の統一地方
選挙を闘い抜きたいと思
う今日この頃です。
(幹事)
市民の集い会場風景
<運動情報>
運動情報>
他団体の
他団体の催しにも積極的
しにも積極的に
積極的に参加を
参加を!
第9回憲法講座
発足五周年記念講演会
原子力空母と原発と九
条
貧困と戦争のない社会 「沈黙を破る」
考えるのをやめたとき僕は
をめざして
―日本を滅ぼすのに大量破
壊兵器はいらない
―9条と 25 条は車の両輪
講師:宇都宮健児(弁護士)
講師:崎山比早子さん
日時:11月3日(火)
14:00から
会場:千葉市民会館
特別会議室2
参加費:500円
主催:平和への大結集・千
葉
連絡先:080-2042-5625
日時:11月7日(土)
14:00から
映画上映会
怪物になった
習志野基地へのPAC3強
硬配備から 2 年
市民統一抗議行動
今こそ日本はミサイル防衛
から撤退を
2009 年シグロ
●日時:09 年 11 月 29 日
監督:土井敏邦
(日)
13:00~東部公民館で集会
会場:市原市勤労会館
多目的ホール
11月15日(日) 13:45~
参加費:500円
参加費:1500円
売 1200 円)
千葉市生涯学習センター
(前
主催:憲法を守ろう・市原
市民連絡会(九条の会いち
主催:マルハバパレスチナ
はら)
TEL:090-3341-7188(岡)
連絡先:0436-21-5473
後援:千葉市教育委員会
14:30~津田沼駅周辺デモ
16:00~薬園台公園より基
地へデモ
●主催:パトリオットミサイル
はいらない!習志野基地行
動実行委員会
電話 080-6564-3566
5/5
平和への大結集・千葉
会 則 と 役 員
<役員>
<会則>
第 1 条(名称) 本会は「平
和への大結集・千葉」と
称する。
第 2 条(事務所) 本会は、
事務所を千葉市(千葉市
中央区中央3-15-6
渚法律事務所)に置く。
第 3 条(目的) 本会は、
広範な人々を結集して現
憲法の前文および第 9 条
を中心とした平和主義な
ど三原則を維持・発展さ
せることを主たる目的と
し、そのための諸活動を
推進する。
第 4 条(会員) 本会の会
員は、本会の趣旨に賛成
する個人とする。
第 5 条(役員) 本会には、
次の役員を置く。
(1)共同代表。共同代表は
幹事会で互選し、総会の
承認を受けるものとする。
(2)幹事。幹事は、総会
で選出され、幹事会を構
成する。なお必要がある
場合は、幹事会は、幹事
を補充する事ができる。
(3)監事。監事は、総会
で選出され、本会の運営
を監査し総会に報告する
第 6 条(総会) 総会は、
会員をもって構成する。
2 総会は、出席会員の
過半数の賛成により議決
する。
第 7 条(会計)本会の財政
は会費および寄付金等に
よってまかなう。本会の
会計年度は、毎年 4 月 1
日から翌年の 3 月末日ま
でとする。
但し、初年度は 2006 年
10 月 21 日から 2007 年 3
月 31 日までとする。
第 8 条(会費)本会の会費
は、年額 2000 円とし、既
納の会費は返還しない。
第 9 条(事務局)本会の活
動を行うため、事務局を
設置する。事務局スタッ
フは幹事会が選任する。
事務局責任者は、幹事を
もって充てる。
第 10 条(雑則) 本会則は、
2006 年 10 月 21 日をもっ
て発効する。
第 11 条(雑則2) 本会は、
2006 年 10 月 21 日の設立
総会をもって発足する。
共同代表
渥美雅子、井村弘子、
小林正弥、佐藤鋼造、
仲佐秀雄、廣瀬理夫、
幹
事
荒木茂雄、石井政和、
浦田秀夫、太田光征、
きくちゆみ、斎田直実、
千葉卯京、高橋晴雄、
竹内悦子、藤野龍一、
永野勇、鳰川静、二瓶
朝夫、半沢勝男、吉岡
滋子、吉川ひろし、吉
沢弘志、綿引孝夫
平和への
平和への大結集
への大結集・
大結集・千葉
〒260-0013
千葉市中央区中央3-15-6
渚法律事務所内
TEL:
080-2042-5625
FAX:
043-202-8277
E-MAIL:
[email protected]
郵便振替口座
00220-2-114561
名義:平和への大結集・千葉
監
事
石井俊雄、菊池道子
当会の Web サイト
http://www.藤野.jp/~
daikessyu/