平成19年度包括的支援事業等事業報告書(PDF:122KB) - 明石市

平成19年度
包括的支援事業等事業報告書
明石市医師会
地域包括支援センター
平成19年度包括的支援事業等事業報告書
1
はじめに
社団法人明石市医師会が、平成 18 年 4 月から、全市で 1 箇所の地域包括支援センター
事業を明石市より受託し、2 年目を迎えた。
18 年度は、新たな立ち上げということもあり、職員は、未経験の業務内容と、介護予
防支援事業の煩雑さに苦労し、包括的支援事業に十分に手を付けられない状況であった。
19 年度は、この 1 年の経験を活かし、介護予防支援事業に携わる職員を増やすととも
に、保健師、主任介護支援専門員、社会福祉士の専門職がより一層連携し、地域包括支
援センターの本来の役割である、地域の高齢者を包括的に支援すべく、地区ブロック活
動に力を入れるなど、包括的支援事業に精力的に取組んだ。
2
事業の実績について
⑴
包括的支援事業
高齢者が住み慣れた地域で、尊厳あるその人らしい生活を継続することができるよ
う支援することを目的とする事業である。
①
総合相談支援事業
初期相談については、ブランチとして13か所の在宅介護支援センターに委託し、
専門的・継続的な関与が必要なケースについては、在宅介護支援センター、行政、
その他関係機関と連携しながら、より詳細な情報収集を行い、個別に支援を行った。
( 単 位:件数)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
地 域 包 括支 援 センタ−
135
175
142
150
113
104
166
104
90
73
101
52
1405
在 宅 介 護支 援 センタ−
972
1177
1181
1106
988
1036
1143
1148
1008
986
1117
1018
12880
1107
1352
1323
1256
1101
1140
1309
1252
1098
1059
1218
1070
14285
合
②
計
権利擁護事業
1)成年後見制度の活用・促進
高齢者の判断能力の状況等を把握し、成年後見制度の利用を支援した。
2)虐待への対応
「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」等に基づき、
高齢者虐待の相談窓口として通報を受け、速やかに実態把握を行い、事例に即し
た適切な対応をとった。
また、明石市要援護者保健医療福祉システム内の「高齢者虐待防止委員会」の
事務局として、委員会を6回開催し、事例の対応を協議するとともに、研修会を
開催するなど虐待防止の啓発を行った。
3)困難事例への対応
高齢者やその家族に重層的に課題が存在しているときや高齢者自身が支援を拒
否している場合等の困難事例を把握した場合は、専門職種が相互に連携し、対応
-1-
に努めた。
4)消費者被害への対応
訪問販売等による消費者被害に対しては、明石市消費生活センターと適宜情報交
換を行い、被害にあったケースに対応した。
5)その他
金銭管理に問題のあるケースや、精神疾患、経済的な問題のあるケース等に対応
した。
(単位:件数)
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10 月
11 月
12 月
1月
2月
3月
合計
困 難 事 例へ の 対応
51
38
37
32
19
42
40
51
31
46
48
39
474
成 年 後 見制 度 活用
9
14
8
7
8
6
4
11
6
1
7
6
87
12
25
12
27
19
25
36
27
18
7
3
1
212
消 費 者 被害 の 対応
6
0
10
4
8
8
0
2
2
4
8
0
52
その他
1
1
4
0
0
3
0
0
0
0
0
0
9
79
78
71
70
54
84
80
91
57
58
66
46
834
虐 待 の 対応
合
③
計
包括的・継続的ケアマネジメント事業
1)包括的・継続的なケア体制の構築
施設・在宅を通した地域における包括的・継続的なケアマネジメントを実施す
るため、医療機関を含めた関係機関との連携を構築し、地域の介護支援専門員と
関係機関との連携を支援した。
ア.「明石市サービス事業者連絡会居宅部会」との懇談会に参加し、事業所で働く
介護支援専門員の希望や意見を収集することができた。
イ.
介護支援専門員だけでなく、施設・通所系サービスの生活相談員も研修の対
象に広げ、交流の機会が持てるよう研修を計画、実施した。
ウ. 明石市介護支援連絡会の事務局として、地域の介護支援専門員の連携・交流
が円滑に行えるように努めた。
エ. 気づきの事例検討会やケアマネジメント実践のためのスキルアップ研修を計
画・実施した。
オ. ケアマネジャー同士の繋がりの強化と実践力向上のため「気づきの事例検討
会」を市内 4 ブロックのグループに分け、定期的(月1回程度)に実施した。
2)日常的個別指導・相談
地域の介護支援専門員に対する個別の相談窓口を設置し、ケアプラン作成技法の
指導やサービス担当者会議を支援するなど専門的な見地から個別相談を行った。
ア. 地域のケアマネリーダーと連携し相談窓口を広げる事により、介護支援専門
員の後方支援を行った。
イ.電話や来所・訪問により介護支援専門員個人のケアマネジメントにおける課題
等について相談を受け、情報提供や課題の検討を共に行った。また相談の対象は、
-2-
市内居宅介護支援事業所の介護支援専門員、もしくは市外居宅介護支援事業所で
市内の利用者を担当する介護支援専門員とした。
3)支援困難事例等について介護支援専門員の後方支援
地域の介護支援専門員が抱える支援困難事例について、各専門職種の職員や地域
の関係者、関係機関と連携し、同行訪問、サービス担当者会議に参加し介護支援
専門員に対し後方支援を行った。
<ケアマネジメント研修>
内容
対象者
実施場所
実施回数
参加人数
気づきのスーパービジョンとは
居宅介護支援専門員
1
50
1
35
明石市医師会館
1
24
介護老人福祉施設
1
44
明石市医師会館
暮らしの中の支えあい
利 用 者 と地 域 との 関 係性 を考え る
介護支援専門員
面接技術(明石・西明石)
・居宅介護支援事業所
・ 介 護 保険 施 設
生活相談員
面 接 技 術 (大 久 保 ・魚 住 ・二 見 )
・ 介 護 保 険 施設
・通 所 系 サ ー ビス 事業 所
うおずみ
対象者
実施場所
実施回数
城西会館
6
35
ライフ明海等
6
28
7
47
6
24
<事例検討会・学習会>
内
容
気づきのスーパービジョン(明石 )
同
(西明石)
同
(大久保)
同
(魚住・二見)
居宅介護支援専門員
医療福祉会館
参加人数
<ケアマネジメントリーダー研修・連絡会>
内
容
対象者
実施場所
実施回数
参加人数
ケ ア マ ネジ メ ント リ ーダ ー
研修・連絡会
主任介護支援専門員
医療福祉会館
2
10
<個別相談>
指導・相談者
対象者
地域包括支援センター、ケア
ケアマネジメントリーダー
居宅介護支援専門員
主任介護支援専門員
④
実施場所
0
マネジメントリーダーの所
属する事業所
介護予防マネジメント事業(介護予防特定高齢者施策)
明石市基本健康診査の生活機能評価や介護認定で非該当とされた者の中から選定
された介護予防が必要とされる特定高齢者の情報を受け、その者に対し介護予防相
-3-
件数
143
談を実施した。
運動や栄養などの介護予防のプログラムを本人との相談の上で決定し、介護予防
ケアプランを作成し、市より委託されている通所型介護予防事業につないだ。また、
主治医や在宅介護支援センターなどの関係機関と連携しながら特定高齢者の生活機
能の向上や心身の機能の強化を図った。
本年は、特定高齢者の基準の見直しにより特定高齢者の増加が見込まれることか
ら、事業内容や書類の簡素化等について介護保険課と協議をし、より円滑に事業が
遂行できるよう事前の準備を行った。
また、在宅介護支援センターが受付けた相談に対し面接や訪問を行い、ケアプラ
ンを作成し、地域からの相談にもできるだけ迅速に対応するための流れづくりに取
り組んだ。
1年間の実績は以下のとおりである。
1)
いきいき介護予防教室(介護保険課主催)
介護保険課と協働し、介護予防相談や介護予防ケアプラン作成を担当した。
いきいき介護予防教室実施回数
参加者数
2)
16回
261名
うち地域包括支援センター面接・訪問等個別対応数
51人
うち介護予防ケアプラン作成数
33人
介護予防相談会(地域包括支援センター主催)
特定高齢者に対し、市内4会場にて介護予防相談会を実施し、ケアプランの
作成を行った。
介護予防相談会実施回数
4回
個別通知案内数
3)
971人
面接・訪問等個別対応数
84人
介護予防ケアプラン作成数
50人
年間実績
面接・訪問数(モニタリング・評価時含む)
273回
介護予防ケアプラン作成数
178人
初回プラン作成数(随時作成分)120人
当日のみのプラン作成数
32人
更新プラン作成数
26人
通所型・訪問型事業参加者実数
⑤
111人
日常生活圏域(以下「ブロック」とする)活動実績
19 年度は、過去一年間の活動を振り返り、明石市における地域包括支援センターの
役割を自分たちの言葉で伝え、地域で活動できるようになることを目的に、研修や実
際のブロック活動を中心に「職員のモチベーションアップ」と「ブロックごとの強み
を引き出す」取り組みを行った。
-4-
<具体的な取り組み>
【研修①】H19/4/27(金)13:30∼16:00
「明石市介護保険課予防係より、包括的支援事業等実施要領の説明を受ける」
【研修②】H19/5/21(月)13:00∼17:00
「地域包括支援センターの役割について研修を受け、職種ごとに事業の取り組みを
考える」
講師/神戸学院大学准教授
1)講義
藤井博志
先生
「地域包括支援センターに求められているもの」
2)事業担当ごとに戦略(「事業目標」「現状」「現状からみえる課題」「課
題に対する改善案・事業案」「この一年間の取り組み」)を立て、各事
業の取り組みを共有した
※講師からの助言「理想主義・地域生活支援志向・開発志向で話し合い、どのよ
うな業務の柱立てをすれば「やりがいがあるか」を意識しながら話し合おう」
【取り組み①】H19/5/月∼7/末
各事業の取り組みをブロックに持ち込みブロックごとに戦略(「4つの事業の取
り組みを共有」「ブロックの現状」「現状の要因」「ブロックの目標」「連携促進方
法」「この一年の取り組み」)を立てる
【取り組み②】H19/7/13(金)9:30∼12:00
4つのブロックの取り組みを共有(他ブロックの取り組みの工夫・協働を知る)
し、ブロックの取り組みを見直した。
【取り組み③】H19/7∼H19/9
他ブロックの取り組みを参考に更に深め、地域の特色が反映されたブロック独
自の取り組みについて話し合った。
【取り組み④】H19/9/13(木)9:30∼12:00
より効果的な取り組みを考えるため、ブロックごとに深め合った取り組みを全
体で共有し、最終的に事業・ブロックを越え、センター全体で取り組む内容の抽
出を図った。
<各ブロック活動のまとめ>
目
標
成
果
一人の人がどのような
関係性・距離感・役割・継続・ネットワーク・情報収集・
明
状態になっても三職種
課題整理・仕組みづくり・意識改革を常に意識し、シス
石
(包括支援センター)
テムブロック会議に三職種で関ることで、通年の課題の
で関っていける
方向性が定まり、参加者が主体性を持ってブロック会議
に参加できた。また、地区在宅サービスゾーン協議会を
始め地域の会議に継続的に出席することで関係作りが
出来、窓口強化が図られた
西
予防の目を持ち、地域
地域の見守りの仕組みづくりについて、ブロック内在宅
明
に目を向けた働きかけ
介護支援センターと地域の課題や活動を共有しながら
石
をしていく
取り組める基盤が整ってきた。また、包括内三職種での
-5-
相談受理会議や定期的なカンファレンスにより、ケース
の共有が図れ、対応がスムーズで視点の偏りも少なくな
った。
ブロック内での連携を
連絡会や電話連絡によってケースを知り共有化ができ
大
行うことで大久保ブロ
た。ゾーンやケースについて話し合うことで、ブロック
久
ックの特徴・特色を知
全体の動きの共有が図られた。また各人が職種としてだ
保
り地域をみる。
けではなく、ブロックの窓口であるという意識を持つこ
とで初期相談をおこない、必要とする職種との連携がと
れた。今後は地域にどんなサービスや団体があるかを把
握していきたい。
魚
地域内の情報を共有す
地域の特性や社会資源に関する情報交換を行うことで、
住
ると共に、専門性を生
地域把握や課題の理解が進んだ。同時に各職員の社会資
/
かしてチームワークを
源情報が増え、アプローチに役立った。各事例や課題に
二
展開する
ついて検討を進める中で、専門性による違いが見えてき
見
たことで、専門性を生かした連携・協力体制の強化への
足がかりとなった。地域においても、地域包括支援セン
ターの存在や役割についての認識が浸透しはじめた。
以上、職種ごとに各事業における具体的な取り組みを考え、それらをブロックにお
ける活動に置き換えるという今回の取り組みは、センターの機能を果たしていく上で
欠かせないチームアプローチの価値、メリットに気づく事ができ、ブロック活動の充
実にも繋がった。一方、地域や各チームの特色により具体的活動やその進行は異なり、
センター内における情報の伝達及び共有の在り方が課題として残った。
(2)地域連携推進事業
在宅の要援護高齢者若しくは要援護となるおそれのある高齢者又はその家族等に対
し、介護予防・生活支援の観点から、各種サービスや地域ケアの総合調整を行うもの
である。
①
地域ケア会議の開催
1)システムブロック会議の開催・・・21回開催
システムブロック会議は、相談等において把握した個々の要援護者のニーズにつ
いて、保健医療福祉等の関係者が連携して、最も適切なサービスを提供するため、
多面的に検討するとともに、関係研修をすることを目的とするものである。
(明石ブロック)
参加人数
開催日
検討テーマ
(人)
6月 22 日
8月 24 日
突然、在宅生活が困難となった事例に対する有床診療所の活用
介護保険と自立支援法による在宅サービスを利用している難病患者の
サービスの調整について
-6-
28
30
10 月 26 日
障害者自立支援法について
29
12 月 21 日
身寄りのない知的に遅れのあるケースの支援について
17
病院から自己退院したクライアントの支援を通して、地域ネットワ
21
3月7日
ークを考える
(西明石ブロック)
5月 25 日
健康介護における薬局・薬店の役割とはなにか
24
7月 27 日
重度認知症患者の食事時の介護について
21
9月 28 日
相談支援事業所「居場所」について
21
11 月 30 日
通院時における院内介助の必要性
17
災害時要援護者の取り組みについて∼地域防災ネットワークづくり∼
17
2月1日
(大久保ブロック)
6月1日
高齢の父に支えられ地域生活を送ってきた現在入院中の統合失調症患
者の退院後の地域支援について
30
8月3日
家族のサポートが得られにくい人の生活支援について
30
10 月5日
健康相談・医療相談などの身近な相談窓口のあり方
18
12 月 7 日
身寄りのない独居高齢者の対策について
25
2月 22 日
特定高齢者事業にどのように関っていけばよいか
25
(魚住・二見ブロック)
5月 11 日
7月6日
9月7日
11 月2日
1 月 25 日
3月 28 日
聾唖で、字の読み書き、手話ができないケースの対応について
介護保険、障害者自立支援 法のサービスを利用してい る世帯のサービス調整
が困難なケースの対応について
地域でのフォーマル、イン フォーマルサービスの情報 収集、情報提供の一元
化について
金銭管理のできない、認知症のある独居高齢者に対する支援のあり方
について
本市における災害時要援護者の取り組み状況
21
21
19
16
24
躁鬱病の息子と統合失調症の妻と要介護者になった A 氏が在宅で生活
する為にはどのように支援したらよいか
19
2)システムブロック研修会の開催・・・7回開催
開催日
5月 30 日
7月 12 日
内
容
明石市要援護者保健医療福祉システムについて
ボランティアと制度
∼ボランティアの連携について∼
9月 13 日
うつ病の正しい理解と自殺予防
11 月8日
口腔領域からのアンチエイジングについて
-7-
担
当
参加人数
(人)
医師会
104
社会福祉協議会
39
健康福祉事務所
80
歯科医師会
30
12 月 13 日
胃ろうの管理について
1月 26 日
人生あきらめたらあかん!(講演会)
3月 13 日
薬の必要性と事例紹介
医師会
82
高年福祉課
300
薬剤師会
17
3)専門部会の開催・・・3回開催
専門部会は、システムブロック会議等の報告から、要援護者のニーズを把握する
とともに、保健医療福祉関係者の連携強化を図り、要援護者の課題を共通認識し、
各種サービスの総合的推進に向けて、具体的な方策を検討することを目的とする。
開催日
5月 23 日
検討テーマ
高齢者虐待問題をめぐる課題について
参加人数
(人)
31
1.医療管理が必要なケースに対する施設の受け入れについて
7月 25 日
2.課題の重複する家族支援のあり方について
25
3.災害時要援護者台帳登録について
1月 23 日
障害者支援に関わる課題について
26
4)システム調整会の開催・・・6回開催
調整会は、専門部会で検討されて諮問された課題について、事務レベルで調査内
容、調査方法の検討や実際の調査等を実施し、その結果を専門部会へフィードバッ
クをするなど、課題についての継続対応を行なっていく。
(主な検討内容)
・明石市要援護者保健医療福祉システムについて
・緊急入所の取り扱い(今後の進め方について)
・徘徊高齢者SOSネットワーク協議会の活用について
・医療管理が伴う施設等の入所状況調査について
・お薬相談・情報提供書について
・災害時関係機関の連絡体制について
②
地区在宅サービスゾーン協議会の統括
中学校区ごとに設置する地区在宅サービスゾーン協議会の統括を行う。
③
在宅介護支援センター運営協議会の開催・・・今年度開催なし
在宅介護支援センター運営協議会の事務局を担う。
④
在宅介護支援センターとの連携
在宅介護支援センター協議会事務局を担う。
-8-
1)総会・施設長会
6月8日
1.19年度事業報告
総
2.20年度事業計画
会
10 月 25 日
1.平成 19 年度上半期事業報告
施設長会
2.事業推進担当者会(事務局)
3.月例会(事業推進担当会)
4.委員会活動報告(担当支援C)
2月 28 日
1.介護保険課より
施設長会
①年金記録問題に関する対応について
②在宅介護支援センター運営事業(案)について
③在宅介護支援センター事業推進マニュアルについて
2.20年度の協議会の体制について
2)事業推進担当会・・・10 回開催
3)研修会・・・2 回開催
7月 9 日
支援センター新人職員研修会(主催:介護保険課)
会
場:医療福祉会館
内
容:1.明石市の在宅介護支援センターについて
2.在宅介護支援センターの職員として
3.意見交換
参加者:8名
8月 15 日
現任研修
会
場:明石市立産業交流センター
内
容:『インテーク面接』について講義及び体験学習等
講
師:神戸赤十字病院
参加者:
MSW
4階
水溜
会議室
丹都子
氏
32名
4)広報啓発活動…☆あかしふれあいフェスティバル2007(主催
の参画
10 月 27 日
会
場:明石市立産業交流センター
内
容:◎ 各支援センターの活動に関するパネル展示
◎介護予防体操(明石たこ音頭)
◎介護相談
参加者:18名
-9-
明石市)へ
5)月例会・・・12回開催
月/日
4月 17 日
5月 16 日
参加者数(人)
19年度在宅介護支援センター業務について
『軽度者の福祉用具貸与の種目、実施手順について』
24
28
『高齢者施策について』
6月 19 日
『インテーク面接について』
7月 17 日
明石市要援護者保健医療福祉システムについて
27
8月 21 日
『初回面接』
25
9月 18 日
『現任研修会の振り返り』
10 月 16 日
Gワーク
26
Gワーク
Gワーク
24
『システムのなかの支援センターの役割につ
いて』
Gワーク
25
11 月 20 日
『難病対策事業について』
25
12 月 18 日
『支援センターのプレゼンテーション∼』
24
1月 15 日
(3)
学習会・連絡調整会
『委員会活動の振り返りと次年度計画につい
て』
24
2月 19 日
20 年度事業計画について
19
3月 18 日
20 年度事業計画について
22
指定介護予防支援事業
平成 19 年3月末に経過的要介護者の経過措置が終了し、19 年度については、移行
ケースは要介護認定からの軽減者のみとなった。一方新規ケースについては、市内
全域で月平均 50 件程度の依頼があった。
経過措置終了時点で一部委託契約事業所のケアマネジャーの要支援認定者担当件
数は上限枠いっぱいに達しており、新規ケースは地域包括支援センターで対応する
状況であった。
担当ケースに対する面接は、月平均 635 回で概ね 2 ヶ月に 1 回の訪問等を行った。
制度上はモニタリング等で「概ね 3 ヶ月に 1 回の訪問」とあるが、契約時の集中的
な関わり以外にも独居者の見守り、心身機能の変化時の対応で訪問等による支援が
必要であった。
<担当ケースへの活動状況>
区
分
件
数
(件)
実担当数(3月末現在)
1,117
面接(訪問・来所)
7,624
連絡調整
21,159
担当者会議の開催
950
--10--
<一部委託ケースへのかかわり状況>
区
分
件
数
(件)
委託ケース数(3月末現在)
796
面接(同行訪問・来所)
70
連絡調整
1,251
担当者会議の開催
54
プランチェック
1,034
プラン評価
798
<予防給付相談受付件数>
区
分
件
数
(件)
566
内訳
新規ケース数
明石ブロック
107
西明石ブロック
152
大久保ブロッ
ク
魚住二見ブロ
ック
142
165
97
内訳
明石ブロック
17
西明石ブロック
36
移行ケース数
合
計
大久保ブロッ
ク
魚住二見ブロ
ック
663
<平成20年3月分給付実績>
区
分
件
数
(件)
地域包括支援センター
1,030
一部委託事業所(80 事業所)
合
746
計
1,776
<従事職員数>
常勤25人、非常勤 4 人(平成20年 3 月末現在)
<一部委託事業所契約数>
107か所(介護支援専門員常勤換算数
概ね 110 人)
--11--
8
36
3
おわりに
2年目となる平成19年度は、地域包括支援センターの主要な包括的支援業務に取り
組まなければという強い思いを持ってスタートした。1年目の経験とノウハウを十分に
活かし、介護予防支援ケースに対応しながら、4つの包括的支援業務を一歩・二歩前進
させる取り組みを一丸となって推進した。又4つのブロック(生活圏域)活動にも踏み
込んで内部研修や実践活動を行った。次年度には更なる展開をめざしたい。
年度後半には、地域包括支援センターの2分轄に伴う事務作業や東部への移行ケース
の訪問等による引継ぎを実施し円滑に移行が完了した。
--12--
平成19年度明石市医師会 地域包括支援センター特別会計歳入歳出決算書
(自平成19年4月1日至平成20年3月31日)
歳
入
の
部
単位 : 円
科 目
1 包括的支援事業収入
1.介護予防マネジメント事業受託金
2. 総合相談事業受託金
3 権利擁護事業受託金
4. 包括的・継続的マネジメント事業受託金
5.地域連携推進事業受託金
2 指定介護予防支援事業保険給付
3 雑収入
1. 受取利息
2. 雑収入
4 特定預金取崩収入
1. 退職給与引当預金取崩収入
2. 減価償却引当預金取崩収入
5 繰入金
1. 繰入金収入
当期収入合計(A)
前期繰越収支差額
歳 入 合 計(B)
備 考
0 明石市からの受託金
19年度予算額 本年度決算額 比較増減(△)
160,016,000
55,440,000
60,576,000
1,000,000
28,000,000
15,000,000
92,050,000
20,000
10,000
10,000
20,000
10,000
10,000
10,000
10,000
252,116,000
0
252,116,000
歳
160,016,000
55,440,000
0
60,576,000
0
1,000,000
0
28,000,000
0
15,000,000
0
86,727,492 △ 5,322,508
37,800
17,800
0
△ 10,000
37,800
27,800
0
△ 20,000
0
△ 10,000
0
△ 10,000
0
△ 10,000
0
△ 10,000
246,781,292 △ 5,334,708
796,503
796,503
247,577,795 △ 4,538,205
出
の
特定高齢者介護予防マネジメント受託金
総合相談・ネットワーク推進事業受託金
高齢者虐待防止・権利擁護事業受託金
窓口相談・地域巡回相談研修等事務受託金
要援護高齢者等各種サービス・地域ケア総合調整受託金
要支援1・2認定者介護予防支援給付費
住宅改修理由書作成料
部
単位 : 円
科
1 事業費
目
1. 給料手当
2. 退職金
3. 福利厚生費
4. 会議費
5. 旅費交通費
6. 通信運搬費
7. 消耗品費
8. 印刷製本費
9. 燃料費
10. 委託費
2 管理費
1. 什器備品費
2. 消耗品費
3. 図書費
4. 修繕費
5. 光熱水料費
6. 使用料及び賃借料
7. 保険料
8. 租税公課
9. 委託費
10. 雑費
3 特定預金支出
1. 退職給与引当預金
2. 減価償却引当預金
4 繰出金支出
1. 繰出金支出
5雑支出
1. 償還金
6 予備費
1. 予備費
歳出合計
備 考
本年度予算額 本年度決算額 比較増減(△)
240,180,000
147,100,000
10,000
19,000,000
2,000,000
3,400,000
1,500,000
2,000,000
400,000
750,000
64,020,000
7,420,000
200,000
50,000
250,000
350,000
1,080,000
2,410,000
520,000
70,000
2,380,000
110,000
4,390,000
1,730,000
2,660,000
10,000
10,000
10,000
10,000
100,000
100,000
252,110,000
228,785,095
138,251,323
0
18,221,135
1,628,076
3,123,790
1,554,646
2,014,790
274,050
825,840
62,891,445
7,207,464
750,405
73,604
116,145
44,885
890,656
2,431,740
439,750
72,000
2,166,420
221,859
5,330,660
2,664,660
2,666,000
0
0
0
0
0
0
241,323,219
歳入合計
歳出合計
差引残金
11,394,905
8,848,677
10,000
778,865
371,924
276,210
△ 54,646
△ 14,790
125,950
△ 75,840
1,128,555
212,536
△ 550,405
△ 23,604
133,855
305,115
189,344
△ 21,740
80,250
△ 2,000
213,580
△ 111,859
△ 940,660
△ 934,660
△ 6,000
10,000
10,000
10,000
10,000
100,000
100,000
10,786,781
職員35名(途中採用・非常勤を含む)
職員29名(途中採用を含む)
研修会講師料・諸団体会費・参加費等
研修会出席旅費等
電話・郵便料等
事務用品・コピー等
介護予防支援委託契約書等
ガソリン代
初期相談業務・介護予防支援事業委託料等
保健機器・プロジェクタ等
老人医療福祉関係法令通知追録等
タイヤ修理等
電気・ガス・水道料金
事務室・駐車場等使用料等
自動車保険,訪問介護賠償責任保険等
軽自動車税
医療福祉会館維持管理分担金等
振込手数料等
8名分
軽自動車,パソコン
精算に伴う市への返還金
247,577,795
241,323,219
6,254,576 (次年度へ繰越)
--13--
--14--