読売プリントメディア社報

2013年10月
読売プリントメディア社報
Yomiuri Print Media
〒135︲8440 東京都江東区清澄1︲2︲1 読売江東ビル
「個の力」と「職場の絆」強め
ネリを打破し、みなさんのキャ
ない。個が連帯しなければなら
リアアップをサポートできると
ない。働きやすく風通しの良い
ない。統合効果を最大限に引き
この夏には参院選の都公報を
落札し、江東、東京北、府中の
職場が、相互の絆を強め、会社
出し、読売プリントメディアを
3工場で印刷した。1400万
の成長を支える。職場環境懇談
確信するからだ。
部もの部数を短時日に消化でき
会を設置したのは、闊達に意見
大きく発展させるために、やる
たのは、社員のみなさんのやる
交換し改善していくことで、働
しかし個の力が上がるだけで
会社の業績が向上するわけでは
読売プリントメディアの発足
から半年が経ち、社の運営は順
リットがあったからだ。 セッ
気 と 統 合 に よ る ス ケ ー ル・ メ
べきことはたくさんある。
用 フ ロ ー が 実 践 さ れ、 組 織 全
安田社長
調 で あ る。 想 定 し た 通 り の 運
統合効果 最大限に
「4工場の絆を深めよう」と抱負を語る安田社長(右から2人目)
よび管理方式を導入し、それを
統合によって組織が大きくな
るので、以前とは異なる運用お
り、深く感謝している。
しむことなく努力した成果であ
れは、社員のみなさんが労を惜
体の生産性が高まっている。こ
つながる。だから今後も営業印
り、収入も増え、経営の安定に
増えれば、設備の稼働率が上が
受注することができる。受注が
ローカルまで、多様な印刷物を
サイトを生かせば、大規模から
トの規模と分散配置された印刷
ともに、外部の講師を招き、コ
ながる。連絡体制を整備すると
り、相互の信頼感の醸成にもつ
いてもっとも重要な基盤であ
に保つ仕組みは、会社運営にお
ミュニケーションを良好な状態
えたからだ。また社員同士のコ
きやすい職場を実現できると考
ミュニケーションの仕方を個人
刷に力を入れていきたい。
が複雑になる中で、混乱なく業
どを再構築したためである。結
品することだ。同時に無駄を省
高い製品を決められた時間に納
読売新聞をはじめ印刷物を受
託するうえで大事なのは、質の
絆は深まっていく。
り、情報の共有によって信頼の
レベルで学ぶ取り組みも進めて
果的には、新しいやり方に難な
き、コストを下げることも重要
今回の統合は、三本の矢どこ
ろか四本の矢である。個々の矢
四本の矢たくましく
いる。自然と個のレベルが上が
く対応してもらった。4工場の
である。恒常的に品質とコスト
が強くしなやかであれば、強さ
務遂行ができるよう、指揮命令
みなさんは、もともと自律した
を両立するために、個の力に磨
系統、作業分担、伝票の流れな
存在で経験値も高く、新しいこ
きをかける必要がある。YCA
的に人を派遣していきたい。現
外部の研修会や展示会にも積極
︵代表取締役社長・安田繁彦︶
さんのご協力をお願いしたい。
に生み出すことができる。みな
喜んでいただける製品を効率的
は乗数的に大きくなる。信頼の
状にとらわれず、新しい知識や
絆で結ばれた時、読者の皆様に
無事に移行できたからといっ
て安心はしていられない。今は
人脈を広げることによってマン
の催しがあるが、それに加え、
離陸を終えたところで、徐々に
︵ 読 売 カ ラ ー ア カ デ ミ ー︶ な ど
高度を上げていかなくてはなら
営業印刷に力を
げである。
とへの適応力を備えていたおか
研修会積極的に
徹底するようお願いした。階層
21
1
Vol.
発行:読売プリントメディア社報編集委員会
役員あいさつ
「収入源開拓が急務」
智之
「誇りを胸に」
「次の
政伸
取締役(営業・総務担当)
年に引き継ぐ﹂ 「源内先生に学ぶ」
常務取締役(東京北担当)
栗村
「報・連・相を密に」
取締役制作部長
喜代己
ロゴマーク募集に
点
投票で最優秀作を決定
伝文句でうなぎ業界を夏の窮地
石 碑 が あ る。
﹁土用の丑﹂の宣
の地﹂の
電気実験
﹁平賀源内
指揮、監督に努めてきたがこれ
た。これまで江東工場制作部の
リントメディア﹂が設立され
北、横浜︶が統合して﹁読売プ
中、 東 京
︵ 江 東、 府
圏4工場
に2千円が商品券で贈られる。
3千円、投票参加者のうち
秀作に投票した人のうち5人に
は優秀賞として同5千円、最優
秀作には商品券5万円、他3点
発表は年明け以降の予定で最優
員による人気投票を行う。結果
会で4点に絞り込み、今月従業
寄せられた。拡大職場環境懇談
高橋
から救ったコピーライター、薬
からは4工場の制作部をまとめ
晃久
読売プリントメディア発足を
記念した﹁ロゴマーク﹂の従業
草から鉱物まで広く科学に通じ
るという大任を得た。身の引き
大本
たエンジニア、そしてエレキテ
伸之
専務取締役(横浜担当)
茂木
この春、当工場に着任するま
での3年半は制作局、それ以前
ルを興行化し集客に成功したプ
締まる思いでいっぱいだ。まず
は概ね編集局に勤務していた。
は﹁報告・連絡・相談﹂を密に
人から 点の応募が
工場発足から 年、四半世紀
の節目に横浜工場は読売プリン
大手町・銀座を離れたのは 年
ロデューサー⋮。お江戸のマル
したい。そして、4工場の﹁読
員公募に
トメディアの一員として新たな
チクリエーターが時代の先端を
4月1
日に首都
スタートを切った。工場担当と
ぶ り だ が、 岡 山 の 山 間 育 ち に
ひた走った同じ土の上で働いて
を覚える。欧米では老舗新聞社
いる。そう思うと不思議な興奮
り、外注印刷物の印刷工程の構
売新聞﹂朝夕刊をはじめ別刷
日 々、
﹁ 高 品 質 ﹂ と﹁ コ ス ト 削
う ほ ど に 工 場 運 営 は 難 し い。
み仏に過度の負担を強いてしま
ほほ笑んでくれたようだった。
ど、かなえてあげましょう﹂と
見ると﹁それは私の担務外だけ
働も願って薬師如来さまを仰ぎ
西ノ京もいい。4工場の安定稼
作り上げているのだろう。私の
ことの数々が現在の横浜工場を
もあるに違いないが、そうした
くの試練や困難があり、また今
で透徹している。これまで数多
が印刷、発送、保守の隅々にま
紙面を読者に届けるという気概
を印刷するという誇り、美しい
ワークの良さである。読売新聞
と は、 従 業 員
懸案だった地元との関係は極め
東京北工場は 月に操業 年
の節目を迎える。当初は最大の
ばと思う。
らも何かと皆さんを刺激できれ
わった提案をしてきた。これか
の 掲 示 ⋮ 等 々、 少 々 毛 色 の 変
これまで編集局見学、会社ロ
ゴ募集と社員投票、宣伝グッズ
かった。
でその先見性に学びたい。
らどう打って出るのか、この地
岸の火事ではない。源内先生な
の身売り話が相次いでいる。対
アップを目指したい。
の幅広い分野にわたりスキル
減、トラブル対策まで新聞制作
築 か ら 紙 面 品 質 向 上、 損 紙 削
株式会社読売プリントメディ
アは6月 日、発足後初めての
信 夫・ 読 売 新 聞 東 京 本 社 経 理 局
任。榎 本 元 始 顧 問、大 井 幸 夫 顧
次長兼経理部長が監査役に就
問は退任した。
喜代己▽取締役
定時株主総会、および取締役会
︻新体制は次の通り︼
監査役
︵総務部︶
務取締役横浜担当 茂木伸之▽
常務取締役東京北担当 大本晃
久▽取締役営業・総務担当 栗
村政伸▽取締役制作部長 高橋
五阿弥宏安▽
開き、新体制を決定した。
代表取締役社長 安田繁彦▽専
務取締役府中担当 西智之▽専
丹羽信夫
報知新聞社経理局長に転出す
る長田明彦監査役の後任に丹羽
をそれぞれ読売新聞東京本社で
人
してスムーズにバトンをつなぐ
は、銀座より梶原銀座の方が居
江東本
社正面に
35
心地が良い。昔、フットサル帰
35
その責任の重大さをひしひ
しと感じている。横浜に着任し
りに立ち寄った橘湯、神田湯が
︱
健 在 な の も、 ち ょ っ と う れ し
減﹂が突きつけられている。
役割は、チームの結束に磨きを
て良好だ。トラブルバスターズ
20
90
10
専務取締役(府中担当)
西
この夏、思うところあって奈
良・薬師寺を訪ねた。入道雲の
たくましさ、ジリジリ照り付け
余名のチーム
ヶ月。絶えず感じてきたこ
府 中 工 場 は、 来 年 1 月 に は
﹁ 4 × 1﹂ 輪 転 機 4 セ ッ ト が 揃
かけ、横浜を物心ともにさらに
が軌道に乗り、全員の努力で、
て
う。 多 額 の 設 備 投 資 と あ っ て
洗練された工場にすることだと
損紙率も劇的に向上している。
10
役員体制など決まる 社長に安田氏
﹁ 新 し く な っ て、 よ か っ た ﹂ だ
考えている。微力ではあるが、
次の 年にも、この良い流れを
引き継いでいきたい。
11
第1回株主総会開催
けでは済まされない。第3の使
従業員とともに新たな一歩を踏
10
投票対象となる4作品
28
み出して生きたい。
。真夏の
る日差し、時間が止まったかの
︱
24
10
命﹁収入源の開拓﹂への仕掛け
ような一瞬の静寂
25
が急務だ。
14
(2)
読売プリントメディア社報
2013 年(平成 25 年)
10 月
参院選公報をダブル受注
﹁東京選挙区﹂
﹁比例区﹂
3工場フル稼働で乗り切る
は﹁ 東 京 選 挙 区 ﹂︵ ブ ラ ン ケ ッ
東、府中、東京北3工場のフル
め て の 大 規 模 外 注 印 刷 で、 江
2つ合わせて1436万部、
読売プリントメディア発足後初
の調達に成功したことだ。
た。
ヤードの事前踏査にも念を入れ
大量の用紙を効率よく運び込
理解を得て工場が初めて独自に
た。最大の勝因は、東京本社の
用紙の無駄を極力減らそう
と、3工場の制作部が協力し事
稼働で臨んだ。
てくれた。
当者が深夜まで直しを繰り返し
むため用紙業者によるトラック
ト 版、 6 頁 ︶
、
﹁ 比 例 代 表 ﹂︵ 同
衆参のねじれ解消が争点と
なった第 回参院選の選挙公報
8頁︶のダブル落札に成功し
候補者、各政党が思い思いの
スタイルで作成した原稿の修正
用紙の卸業者と価格交渉を行っ
前の準備作業を綿密に行った。
ハラスメント相談
公益通報窓口を設置
ま た、 公 益 通 報 に 関 す る 受
付・ 相 談 窓 口 は、 江 東 本 社 総
務部または読売新聞グループ
本 社 法 務 部、 同 グ ル ー プ 政 策
風通しの良い職場はまず
社 は、
ルールの徹底から
︵電話0120・123760︶
は ダ イ ヤ ル・ サ ー ビ ス 会 社
ハラスメントに関する相談
窓 口 は、 江 東 本 社 総 務 部 ま た
対応する。
ほか郵便や直接面談などでも
部、 西 村 あ さ ひ 法 律 事 務 所
﹁ハラスメント防止規定﹂と
で、 電 話、 電 子 メ ー ル 等 で 受
加した。
[email protected].
日、江東本社で
任・リーダー級管理職
人が参
開 か れ、 4 工 場 の 次 課 長、 主
して﹂が7月
第1回社員研修﹁よりよい職
場のコミュニケーションを目指
︵総務部︶
︶
jp で、 電 話 や 電 子 メ ー ル の
Eメール
︵電話0120・432015、
﹁公益通報者保護規定﹂を策定
け付ける。
│
窓口を設けた。
す る と と も に、 従 業 員 の 相 談
初の管理職研修に 人
“聞く力”を磨く
25
︵山中潤市︶
感想を話していた。
できる研修を続けてほしい﹂と
キルアップとさらに社員が交流
しいか実感できた﹂、
﹁各自のス
考えながら聞くことがいかに難
ずに聞くこと、相手の心の中を
﹁ 相 手 の 話 を 否 定 せ ず、 意 見 せ
顔は知っていたが会話するの
は初めてという参加者もあり、
つなげればよいかを学んだ。
握。職場のマネジメントにどう
れぞれの性格や行動の特徴を把
シ ョ ン を 繰 り 返 し な が ら、 そ
テストとグループディスカッ
シニア産業カウンセラー・脇
田啓司さんを講師に迎え、心理
23
もTYS︵現読売プラス︶の担
た結果、入札競争に勝てる用紙
輸送の安立運輸もトラッ
ク延べ270台を投入し、
約170か所への納入をス
ムーズにこなしてくれた。
関係会社の協力もあり読
売グループ最大の印刷会社
としてそのスケールメリッ
トを十分に発揮することが
できた。
都選管担当者からは﹁こ
れほどできの良い公報は初
めて﹂と〝おほめの言葉〟
をいただき、改めて〝読売
輪転マン〟の技量の高さを
︵営業担当︶
誇らしく思った。
ディスカッション形式で行われた管理職研修
1436
万部
26
3工場フル稼働で臨んだ参院選公報印刷(東京北工場で)
23
2013 年(平成 25 年)
10 月
読売プリントメディア社報
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