鬼頭 浩文 KITO,Hirofumi 1.教育活動 1.1.専任科目 (1)フレッシュマン・セミナー 2008 年 4 月~現在 物事を、総合的・多角的な視点から眺めることが出来る学生を育てることを目的として、 ゼミ生の出身地から一つを選んで調査して報告会を行う。また、後半では論文集の作成を 行う。 (2)基礎演習 1 2008 年4月~現在 物事を、総合的・多角的な視点から眺めることが出来る学生を育てることを目的として、 一つのテーマについて賛否双方の立場から論じるディベートを導入し、演習対抗のディベ ート大会も開催することで、学生に意欲的な取り組みを促している。 (3)基礎演習 2 2008 年4月~現在 大学での学びの基本を身に付けさせるとともに、教員や友人とのコミュニケーションを通 じて大学生活に自然に溶け込んでいけるよう、履修者に、共同作業によってプレゼンテー ションの準備を行わせたり、レポートを作成させたりしている。 (4)専門基礎 2008 年4月~現在 各自テーマを設定してパワーポイントを使ったプレゼンテーションの練習を行う。後半は そのプレゼンテーションを論文にして報告会を実施する。 (5)専門演習a 2003 年4月~現在(2007 年3月までは専門演習1) 自分でテーマ設定をして調査・研究を行う。また、イベントなど課外活動に積極的に参加 して自分探しをする計画をたてる。 (6)専門演習b 2003 年4月~現在(2007 年3月までは専門演習2) 課外活動の企画・準備、就職を意識した社会研究、自分のテーマについて調査・研究。 (7)専門演習3 2004 年4月~現在 就職活動の情報交換と社会マナーの勉強を行う。また、各自で設定したテーマについて調 査を行い、後期の卒業研究につなげていく。 (8)専門演習4 2004 年4月~現在 学内で実施されている学生懸賞論文に応募し、卒業論文の作成を行う。 (9)公務員養成学 e(経済学) 2008 年4月~現在 公務員試験対策の経済学分野の問題を通して公務員として必要な経済学の基礎知識につ いて学ぶ。 (10)地域政策研究 b(環境政策) 2003 年4月~現在 今日的な環境問題の基礎知識を学び、環境政策を総合的に考える能力を身につける。 (11)教養の社会科学 c(経済学) 2001 年4月~現在 実験経済学の手法を取り入れた学生参加型授業。消費者の行動・需要と供給など、経済学 の基礎的事項を、実社会をシミュレーション・ゲームで学ぶ。 - 1 - (12)経済政策 2003 年4月~現在 シミュレーション・ゲームや実際の社会の出来事から、「競争」の意味を深く理解する。 それを基礎に、独占禁止政策、産業政策について、意義と効果を学ぶ。 1.2.兼担科目 (1)ミクロ経済理論 a(経済学部) 1993 年4月~現在 (2)ミクロ経済理論 b(経済学部) 1993 年4月~現在 1.3.兼任科目 (1)経済学(四日市看護医療大学) 2007 年4月~現在 (2)環境経済学(三重短期大学) 2008 年4月~現在 1.4.講師等 (1)各種パソコン講座(四日市大学コミュニティカレッジ) 2003 年4月~現在 (2)公務員試験対策講座(四日市大学コミュニティカレッジ) 2003 年4月~現在 (3)MOS 試験対策講座(四日市大学コミュニティカレッジ) 2007 年4月~現在 1.5.その他教育活動上特記すべき事項 大学発ベンチャーのインディーズレーベル“YUME”を設立し、CD 出版・コンサート・イベ ントなどの企画・運営を行っている。これらの活動に学生たちを積極的に参加させ、コンテ ンツを広く社会に「商品」として流通したり、地域のイベントに運営・音響・照明などで「市 民」として参画・協力したりすることを通じ、多くの貴重な社会経験をさせている。 2.研究活動等 2.1.環境政策に関する研究 (1)論文 ・“Diffusion Simulation of Air Pollutants and Damage Prediction due to SOx in Tianjin, China”(共著)、四日市大学環境情報論集、第 11 巻第 2 号、2008 年 3 月 中国天津市の大気汚染についてシミュレーション分析した。工場・商業施設・家庭から 排出される SO2 の拡散についてシミュレーションを行い、環境政策の効果について評価を 行った。 ・“Economic Aspects of Environmental Investment in Plant Facilities in Yokkaichi” (共著)、四日市大学環境情報論集、第 11 巻第 2 号、2008 年 3 月 四日市コンビナートにおける環境関連投資の経済や環境改善に与える効果について分 析を行った。 2.2.YUME における活動 (1)CD 制作 ・CD「BROTHER」YUME/四日市大学(販売:スリーディーシステム)第 2 版 YUME(販売:ク ロスミュージック出版)2003 年 10 月 プロデューサーとして、津軽三味線の 2 人組みユニット KUNI-KEN の CD を制作し出版 した。レコーディングでは、Console に SSL 4048G+を使用し、ダイレクトにミックスした - 2 - 音源を OTARI DTR-8 にレコーディングした。マイクは、メインにすでに製造が中止されて いる貴重な RCA 77-DX を、サブに NEUMANN U87i と AKG C414B-ULS を使用した。マスタリ ングは、日本ビクターにて行った。 ・CD「ひだまり虹色」YUME/四日市大学(販売:スリーディーシステム)2004 年 9 月 プロデューサーとして、梅本紳吾の CD「ひだまり虹色」を制作し出版した。楽曲の選択、 アレンジャーの決定、アレンジの基本方針作成、ミュージシャンの選定、ジャケットデザ インのディレクションなどを担当した。 ・CD「real world」日本ドリコム 2007 年 4 月 日本ドリコム発行「ドリコムニュース高校生」主催のミュージックパワーステーション、 2006 年名古屋グランプリの KICK FLIP の音源制作を行った。レコーディングとマスタリン グのディレクションを担当した。 (2)イベント開催 ・in the city TOKYO 2004 (LABEL NIGHT)2004 年 10 月、(社団法人)音楽制作者連盟主催 2004 年で 6 回目となるイベント、3 万人を集める音楽制作者連盟主催の in the city TOKYO のレーベルナイト(全国から約 20 レーベルが参加)に、YUME/四日市大学として参加。ザ・ ブームの所属事務所、Five-D とのコラボレーションで、渋谷 BOXX での単独ライブを開催 した。照明と PA は四日市大学の学生が持ち込み、オペレーションを行った。 ・愛地球博メイン会場 EXPO ドームでの KUNI-KEN ライブ 2005 年 5 月 長久手会場のメイン会場である EXPO ドーム(3,000 人収容)において、KUNI-KEN を中 心に、愛・音楽交流をテーマに、日本の伝統音楽と世界の民族楽器のコラボ、というコン サートを企画した。音響・照明・会場整理は、四日市大学の学生・教員が担当した。当日 は満席となり入場制限を行った。 (3)コンペ ・なごやディスプレイ・デザイン・コンペ 2005 年 10 月、2006 年 10 月、2007 年 10 月 名古屋市などが主催するコンペに学生とともに参加し、平成 17 年度には 2 位に相当す る優秀賞、平成 18 年度は 4 位に相当する奨励賞を受賞した。コンペは、共同作業を納期 までに終了させる必要があり、さらに第三者の評価を得るものであり、学生にとっては企 画から制作・設営まで高い緊張感の中での作業を強いることになる。その中で組織運営の 難しさを実感するとともに、共同作業で受賞することの達成感を通じて仕事の意味を考え させている。 ・美濃和紙あかりアート展 2007 年 10 月、2008 年 10 月 美濃市などが主催するコンペに学生とともに参加した。また、このコンペを通じて、美 濃市のまちづくりについて学んだ。 3.主な学会活動 ・「中国における脱硫装置、バイオブリケット導入に伴う経済性及び環境影響評価」(共著) 2007 年 3 月、化学工学会第 72 回年会(京都大学) 中国における脱硫装置の設置とバイオブリケットの普及が経済・穀物生産・健康などに - 3 - 与える影響について、四日市の資料を使って作成した健康被害発生モデルと中国の経済モ デルを接合した統合モデルによりシミュレーションを行った。(共著者は、酒井裕司、中 野諭、鬼頭浩文、定方正毅)。 ・「四日市公害の資料から作成した SO2 拡散と健康被害予測モデルによる環境政策シミュレ ーション」(共著)2007 年 9 月、環境経済・政策学会 2007 年大会 開発途上国の環境政策策定時の情報提供を目的に、四日市公害の資料をもとに環境政策 シミュレーションモデルを作成した。(共著者は、鬼頭浩文、中野諭、酒井裕司、定方正 毅)。 ・ 「工場起因の SO2 拡散と健康被害のシミュレーション」 (共著)2008 年 5 月、日本経済政策 学会第 65 回全国大会 1972 年と 1967 年に三重県によって行われた大規模な工場に対する SO2 排出に関するヒ アリングのデータをもとに作成したシミュレーションモデルにより、四日市地域における 環境政策のシミュレーションを行った。(共著者は、鬼頭浩文、武本行正、中野諭、酒井 裕司、定方正毅)。 ・「中国天津市における脱硫対策に関するシミュレーション~大規模煙源の排煙脱硫装置設 置と中小規模煙源対策~」(共著)2008 年 9 月、環境経済・政策学会 2008 年大会 中国における SO2 に関する政策の評価を行った。排煙脱硫装置は 90%前後の SO2 除去が 可能であり、酸性雨問題などを意識した排出総量を削減するためには有効な対策といえる。 しかし、本研究では、高品位な低いおう石炭を使用する対策にとどまっている中小規模の 煙源対策が重要であることを示した。(共著者は、鬼頭浩文、中野諭、酒井裕司、定方正 毅)。 ・Measures to Reduce SOx Emissions in a Coal-Dependent Area: A Case Study of Shenyang, Liaoning Province(共著)2005 年、15th International Input-Output Conference, Renmin University of China, Beijing, China. 中国瀋陽の SO2 排出が健康と経済に与える影響を推計するモデルを作成し、環境政策の 効果についてシミュレーションした。(共著者は、S. Nakano, H. Kito and Y. Sakai) 4.社会における主な活動 4.1.加入学会等 ・日本経済学会(1991 年 9 月~現在) ・日本経済政策学会(1996 年 4 月~現在) ・環境経済・政策学会(1999 年 4 月~現在) 4.2.外部委員等 ・四日市市民大学市民企画審査委員(委員長) (2005 年 2 月~2009 年 3 月) ・地球温暖化防止手法検討委員会(会長)(2004 年 8 月~2005 年 3 月) 4.3.講演等 (1)環境政策 ・(財)国際環境技術移転研究センター研修講師「中国の環境政策」2005 年 10 月 - 4 - ・四日市市民大学「意外と知らない!四日市:四日市といえばコンビナート」2007 年 10 月 ・高校での出張講座「総合政策とは~環境と経済、そして地域づくり人づくり~」豊田東高 校 2008 年 11 月 ・高校での出張講座「社会を考える~世界を見つめ、地域を考える仕事を目指せ」久居高校 2009 年 2 月 (2)経済・経営・まちづくり ・四日市市民大学「世界の中の日本」「身近な自然環境を考える」「音の不思議とCD制作」 企画・運営、2004 年 ・四日市市民大学「生きがい・やりがいのあるシニアライフ」企画・運営、2005 年 ・四日市市民大学「地域づくり入門コース」企画・運営、2006 年 ・四日市市民大学「地域づくり入門コース」企画・運営、2007 年 ・四日市市民大学「地域づくり入門コース」企画・運営、2008 年 ・桑名青年会議所例会講演「より良い企業イメージとは ~従業員との信頼関係創りについ て~」2008 年 5 月 ・桑名市民大学「桑名アラカルト」2009 年 2 月 (3)パソコン関係 ・四日市不動産事業協同組合パソコン研修講師「中部レインズ GIS サービス操作、画像圧縮、 間取りソフト操作」2005 年 3 月 ・四日市不動産事業協同組合パソコン研修講師「パソコン基礎知識スキルアップ研修会」2004 年 11 月 ・四日市不動産事業協同組合パソコン研修講師「データベース入門」2003 年 11 月 (4)YUME に関する講演・活動 ・楠町わくわくクラブ講演「親子ソーラーカーづくり」2004 年 3 月 ・楠町わくわくクラブ講演「手作り紙飛行機を飛ばそう」2004 年 6 月 ・ラジオ・ゲスト出演(2004 年 12 月:HitsFM(高山)「HITS SOUND SPECE」、FM Haro(浜松) 「SOUND EVOLUTION」、岐阜放送ラジオ「Pops 屋」、FM岡崎(愛知) 「イブニング ワイド」 、 FM伊東(静岡)「EAST SIDE WOW」 、FM熱海(静岡)「HITS FROM CIAO」、2005 年 1 月 FM 三重「Takin it cool」、FM 四日市ゲスト、FM AYABE(京都府)、FM ならどっとFM(奈良)、 FM DANVO(名古屋)、FM WATCH(岐阜)、2005 年 2 月 FM 豊橋(愛知)。 ・ラジオ・ゲスト出演(2005 年 1 月:FM 三重「Takin it cool」、FM 四日市、FM AYABE(京 都府)、FM ならどっと(奈良)、FM DANVO(名古屋) 、FM WATCH(岐阜)) ・ラジオ・ゲスト出演(2005 年 2 月:FM 豊橋(愛知)) - 5 -
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