JD-711 [1/4] Material Safety Data Sheet 製品安全データシート Ref No.J820-03 1.製品及び会社情報 製品名 カストロール JD-711 (Castrol JD-711) 会社名 担当部門 住所 電話番号 FAX番号 緊急連絡電話番号 改訂日 作成日 :ビーピー・ジャパン株式会社 :インダストリアル事業本部 :〒153-0042 東京都目黒区青葉台 3-17-13 鉄信ビル 3 階 :03-3496-4320 :03-3496-4324 :+65-6839-0513 :2006 年 6 月 1 日 :2001 年 2 月 13 日 2.組成、成分情報 単一製品か混合物かの区別 化学名 :混合物 :混合物につき適用外 含有成分 :植物ワックス 鉱物ワックス 石油系溶剤 化学式または構造式 官報公示整理番号(化審法) 国連分類 名称 分類 クラス 容器等級 :混合物につき適用外 :全ての成分は既存化学物質リストに記載済 労働安全衛生法に基づく表示 PRTR法※に基づく表示 :その他の高引火点引火性液体 :1993 :3.3 :3 :通知対象物 名 称 鉱油 CAS No. 64742-47-8 含有量(wt%) 85-95 :非該当 3.危険有害性の要約 最重要危険有害性および影響 人の健康に対する有害性 目 皮膚 吸入した場合 飲み込んだ場合 環境への影響 物理的および化学的危険性 :目を刺激することがある。 :長期や繰り返しの接触により、皮膚を刺激することがある。 :蒸気やミストは鼻や喉の粘膜を刺激することがある。 :胃腸炎や下痢を引き起こすことがある。 肺に入った場合、肺障害を起こす恐れがある。 :水生環境に長期間悪影響を及ぼす恐れがある。 :可燃性がある。 (消防法:危険物第4類 引火性液体 第2石油類 非水溶性液体 危険等級Ⅲ) 1 Product Code : 461794 JD-711 [2/4] 分類の名称 :分類基準に該当しない。 4.応急措置 吸入した場合 皮膚に付着した場合 目に入った場合 飲み込んだ場合 :空気の新鮮な場所に移動する。症状が現れた場合には医師の診断を受ける。 :汚染された衣服や靴を脱ぎ、直ちに多量の水で付着部を最低15分洗浄する。 必要に応じて医師の診断を受ける。衣類や靴は再使用の前に洗濯・洗浄する。 :直ちに清浄な水で最低15分間洗眼した後、医師の診断を受ける。 :無理に吐かせない。意識が無い場合は決して口からものを与えない。 肺に入って障害を起こす可能性があるので直ちに医師に連絡する。 5.火災時の措置 消火剤 使ってはならない消火剤 特定危険有害性 特定の消火方法 消火を行う者のための保護具 :霧状水、泡消火剤、粉末消火剤、炭酸ガスなどを用いる。 :ウォータージェットの使用は火災を拡大し危険な場合がある。 :規定の使用基準では爆発性ではない。 :特になし :自給式呼吸器および完全防火服を着用する。 6.漏出時の措置 除去方法 人体に対する注意事項 環境に対する注意事項 :少量の場合は乾燥砂、土、おがくず、ウェス等に吸収させて密閉容器に回収して 廃棄する。大量の場合は盛土で囲って流出を防止し、安全な場所に導いてから 処理する。 :安全ゴーグル、完全保護具、蒸気マスク、ブーツ、手袋、自給式呼吸器を用いる。 取扱いの前に専門家の指示を受ける。 :土壌や水路などに流出しないようにする。 7.取扱い及び保管上の注意 取扱い 適切な技術的対策 注意事項 特別の安全取扱い注意事項 保管 混触禁止物質等 適切な保管条件 :取扱い場所の近くに洗眼及び皮膚洗浄の設備を設置する。 :常温において、換気の良い場所で取扱う。 保護眼鏡等を使用して目に入らないようにする。 保護手袋等を使用して皮膚に触れないようにする。 飲まないこと。 呼吸器具等を使用してミストや蒸気を吸入しないようにする。 :容器に圧力をかけない。圧力をかけると破裂することがある。 容器を溶接・加熱・穴あけ・切断しない。爆発をともなって残留物が発火すること がある。 容器やキャップのエッジで皮膚を傷つけることがある。保護手袋等を着用して 取扱う。 :強酸化剤(例:硝酸等)との接触を避ける。 :密栓の上、直射日光を避け、換気の良い暗所に 5-35℃で保管する。 長期の保管は避ける。(6 ケ月以内) 8.暴露防止及び保護措置 管理濃度 許容濃度 日本産業衛生学会 ACGIH(2005) :規定なし 設備対策 適切な衛生対策 適切な保護具 呼吸器の保護具 手の保護具 :必要に応じて局所排気装置を設ける。 :取扱い後は手、前腕、顔を洗う。 :規定なし :鉱油 STEL 10mg/m3 15min, TWA 5mg/ m3 8hrs, (鉱油ミストとして) :十分に換気されていれば不要である。 :保護手袋を着用する。 2 Product Code : 461794 JD-711 [3/4] 目の保護具 皮膚及び身体の保護具 :保護眼鏡を着用する。 :必要に応じて保護衣や導電性安全靴を着用する。 9.物理的及び化学的性質 物理的状態 色 臭い pH及びその物質の濃度 物理的状態が変化する特定温度/ 温度範囲 沸点 融点 分解温度 引火点 発火点 爆発特性(爆発限界) 蒸気圧 蒸気密度 密度 揮発性 溶媒に対する溶解性 :懸濁液 :淡黄色~黄褐色不透明 :鉱油臭 :測定不可 :知見なし :5℃ :知見なし :34℃ 以上 :知見なし :通常の取扱い条件において安定である (上限・下限とも知見なし) :知見なし :知見なし :0.81 (g/cm3,15℃) :常温で約85%が揮発する。 :水に不溶。鉱油・石油系溶剤・塩素系溶剤に溶解または分散する。 10.安定性及び反応性 安定性 反応性 避けるべき条件 有害な分解生成物 :通常の取扱い条件において安定である。 :通常の取扱い条件において安定である。 :高温 :知見なし 11.有害性情報 急性毒性 局所効果 皮膚腐食性 刺激性(皮膚、眼) 感作性 慢性毒性・長期毒性 特定の影響 がん原生 催奇形性 生殖毒性 :経口-ラット LD50(推定値) 10,000mg/kg 以上 :知見なし :皮膚、眼に対して軽度の刺激性がある。 :知見なし :知見なし :本製品の 0.1%を超える成分のいずれも米国産業衛生専門家会議(ACGIH)、 国際がん研究機関(IARC)により発がん性物質に指定されていません。 :知見なし :知見なし 12.環境影響情報 残留性/分解性 生態蓄積性 環境影響/生態毒性 :知見なし :知見なし :水生環境に長期間悪影響を及ぼす恐れがある。 13.廃棄上の注意 ・事業者は産業廃棄物を自ら処理するか、または知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者もしくは地方公共団体が その処理を行っている場合にはそこに委託して処理する。(廃棄物の処理及び清掃に関する法律第10,12,13,14条等) ・投棄禁止(同上法第16条,危険物の規制に関する制令第7条の4) ・廃油の埋立処分を行う場合には、あらかじめ焼却設備を用いて焼却し、その燃えがらについて下記の物質が総理府令 で定められた基準以下であることを確認しなければならない。 (同上制令第6条、総理府令) ・燃焼する場合は、安全な場所で燃焼または爆発によって他に危害又は損害を及ぼす恐れのない方法で行うと共に、 見張り人をつける。 (危険物の規制に関する制令第27条) 3 Product Code : 461794 JD-711 [4/4] 14.輸送上の注意 国際規制によるコード及び分類に 関する情報 :輸送上の危険物に該当しない(ADR/RID, ADNR, IMDG, ICAO) 15.適用法令 国内法令 化審法 水質汚濁防止法 下水道法 海洋汚染防止法 労働安全衛生法 消防法 PRTR法※ :既存化学物質名簿への収載 :排出基準 :排出規制 :排出規制 :通知対象物 :危険物表示 (危険物第4類 引火性液体 第2石油類 非水溶性液体 危険等級Ⅲ) :非該当 その他の規定 16.その他の情報 記載内容の問合せ ビーピー・ジャパン株式会社 インダストリアル事業本部 1)東京都目黒区青葉台 3-17-13 鉄信ビル 3F TEL)03-3496-4320 FAX)03-3496-4324 2)名古屋市港区小碓 2-257 TEL)052-389-1973 FAX)052-389-1974 3)大阪市淀川区西宮原町 1-4-13 FGEX 新大阪 TEL)06-6150-6617 FAX)06-6150-6633 ビル 2F ※PRTR法:特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律 注意事項 ・製品安全データシートは、製品について安全な取扱いを確保するための参考情報として、 取り扱う事業者に提供されるものです。 ・本安全データシートは通常の取扱いを想定し作成したものです。取り扱う事業者はこれを 参考として、個々の取扱い等の実態に応じた適切な処置を講ずる必要があることをご理解 の上、活用されるようお願いいたします。 ・本安全データシートは安全の保証をするものではありません。 ・本安全データシートの内容は新しい知見により予告なく変更することがあります。 以上 4 Product Code : 461794
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