ロームが大型デジタルTV向けのHDMI ver.1.3a バッファICを開発

2007 年 9 月 14 日
〒615-8585 京都市右京区西院溝崎町 21
(コード番号 6963)
関係各位
ロームが大型デジタルTV向けのHDMI ver.1.3a バッファICを開発
半導体メーカのローム株式会社(本社:京都市, http://www.rohm.co.jp/ )はこのほど、デジタルTV/マルチメディアモニタ向
けに最新規格HDMI ver.1.3aに対応した高性能HDMIバッファIC『BU16014KV』を開発しました。このICは先に発表した3入力
切り替えHDMIスイッチIC「BU16008KV」同様にイコライザ、高速差動ドライバに加えディスプレイID信号に用いられるDDCバ
ッファを内蔵し、高信頼性デジタル通信を実現します。この新製品は、今年9月からサンプル出荷(サンプル価格:400円)を開
始し、2007年11月から当面月産10万個の規模で量産を予定しています。前工程をローム本社(京都市)、後工程をローム福岡
株式会社(福岡県)で行います。
昨今のデジタル機器は、ハイビジョン放送受信を核にBlu­Rayディスクレコーダやハイビジョン対応HDDレコーダ、ハイビジョ
ン対応ムービカメラなどの様々なFull HD機器が製品化されています。そのような中デジタル機器間をつなぐデジタル伝送 HDMI伝送は、コンテンツプロテクションの観点からも急速な広がりを見せ、今やデジタル機器に次々と搭載されています。
デジタルTVやマルチメディアモニタでは、その大型化によりパネル裏の常設のHDMI端子以外にも、デジタルムービやポータ
ブルDVDプレーヤとの接続のためにパネル側面や前面にもHDMI端子の装備が必要になってきています。また主信号処理の
画像処理プロセッサとHDMIレシーバとの結線もノイズやEMIの関係で延ばすことができず、特に大型TV(32~40型以上)で
はバッファが必要となります。今回開発した『BU16014KV』は、ローム独自のRF回路技術とパターンレイアウトの最適化を行
い、ケーブルやコネクタによる信号の減衰や劣化の高度な補正と、精度の高いインピーダンスマッチングを行う事ができます。
そのことにより2.25Gbps(HDMIver.1.3a)の 高速伝送時にも高品質な伝送波形を実現でき、安定したデジタル映像/音声伝送
を実現します。
また『BU16014KV』は、HDMI端子とHDMIレシーバの距離が離れる場合でも、伝送信号を十分にドライブすることで安定し
たHDMI通信を実現します。このため大画面TVでも制限無く、端子位置を自由にレイアウト可能です。
その他、HDMI端子は外部に露出しているためより一層のESD耐量が求められますが、『BU16014KV』は従来を大きく
上回る10kVのESD(HBM)を実現し、セットの高信頼性を実現します。 ロームは今後もこの様に、安定で信頼性の高いデジタ
ル伝送を実現する、高性能HDMIスイッチICのシリーズ展開を図り、ラインアップ充実を進めてまいります。詳細についてはロ
ーム( http://www.rohm.co.jp/ )までお問い合わせください。
『BU16014KV』の主な特長
1. 1080p Full HD、RGB 12bit色深度対応
2. HDMIver.1.3a準拠2.25Gbps高速伝送
3. イコライザ内蔵でロングケーブル対応
4. DDCバッファ内蔵により安定したHDCP通信が可能
5. 10kVを超えるESD(HBM)耐量を実現
6. 実装しやすいVQFP48(9mm×9mm×Max.1.4mm)パッケージ
1.用語説明
・HDMI(High­Definition Multimedia Interface)
ケーブル1本で映像、音声、制御信号の全てが送受信可能であるテレビジョン装置向けのデジタル映像・音声インター
フェースの業界標準規格で、HDMI は AV 機器向け仕様であるため、それに適した仕様となっている。HDMIver.1.3a は伝送
帯域を高速化したもの。色深度を従来の8bit から10bit以上に拡張し、今まで表現しきれなかった色も再現できる新しい色
空間規格である。また Blu-ray Disc や HD DVD で採用された非圧縮マルチチャンネル音声フォーマット「ドルビーTrue HD」
と「DTS-HD」に対応。映像と音声の同期を取るための「リップシンク」機能にも対応。
・HDCP(High­Bandwidth Digital Content Protection system)
認証プロトコルと暗号化プロトコルからなるコンテンツ保護システム。HDCP に対応しているディスプレイ(TV)でないと
HDMI の画像を映し出すことはできない。
・DDC(Display Data Channel) VESA(Video Electronics Standard Association)が規格化したもので本体システムがディスプレイの各種属性などを取得
できるようにし、ディスプレイの能力に合わせた設定を自動的に行えるようにする。さらに双方向のコントロール機能をもっ
た発展版として DDC/CI(Command Interface)がある。
・Blu­ray Disc(ブルーレイディスク)
ソニー、松下など9社が共同策定した書き換え可能な大容量相変化光ディスク。現行のDVDを超える容量を実現するいわ
ゆる「次世代 DVD」の規格の1つ。記録容量は最大 27GB、データ転送レートは 36Mbps。
・インピーダンスマッチング
信号源インピーダンスと負荷インピーダンスが等しくなるようにすること。インピーダンスマッチングが取れていないと高速
の波形を正しく再現できなくなる。
・Full HD 高解像度のデジタルテレビ放送(HDTV)のうち、最も解像度の高い有効走査線1080本以上の方式のこと。一般にフルHD 対応テレビは対応解像度が 1920×1080 画素のものを示している。
・バッファ
通信線路間の処理速度の差を埋めたり、入出力間の干渉を排除するための緩衝回路。
・イコライザ
ケーブルは長くなればなるほど伝送される信号が劣化し、0と1の区別がつきにくくるが、その劣化した信号を回復し、後
段のデジタルブロックが正しく判定できるようにする回路
・マルチプレクサ
スイッチを使って複数の信号から1つの信号を選び出す機能。周波数帯域や信号の性質(アナログかデジタル)により
求められる性能が大きく異なる。
2. 製品写真
<報道関係からのお問合せ先>
ローム株式会社 メディア企画課
主任
上野 泰史
〒615-8585 京都市右京区西院溝崎町21
TEL(075)312-6765、FAX(075)311-6078
E-MAIL [email protected]
<お客様からのお問合せ先>
ローム株式会社 営業本部
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