日医標準レセプトソフト(ORCA) - SFKメディカル株式会社

レセプト病名点検ソフト
KOALA ( kindly and O pe r a t i v e A ppl i Li n k e d w i t h or c A )
日医標準レセプトソフト(ORCA)用
操作マニュアル
目 次
1.操作手順・・・・・・・・・・・・・・・ 1
2.ORCAへの接続 ・・・・・・・・・・・・ 2
3.基本操作・・・・・・・・・・・・・・・ 4
4.学習機能・・・・・・・・・・・・・・・ 7
4-1 手動学習機能・・・・・・・・・・・ 8
4-2 自動学習機能・・・・・・・・・・・17
5.本番のレセプトチェック・・・・・・・・20
6.印刷・・・・・・・・・・・・・・・・・21
7.適応症修正・・・・・・・・・・・・・・23
8.薬剤、検査以外のチェック・・・・・・・24
9.マスター更新・・・・・・・・・・・・・25
10.コメントの処理・・・・・・・・・・・・27
11.症状詳記・・・・・・・・・・・・・・・29
12.左右チェック・・・・・・・・・・・・・31
13.初期設定・・・・・・・・・・・・・・・32
14.バックアップ・・・・・・・・・・・・・33
15.個人情報保護・・・・・・・・・・・・・33
16.トラブル Q&A ・・・・・・・・・・・34
SFKメディカル株式会社
1.操作手順
初めてレセプトチェッカーをお使いになる場合の操作手順をお示しします。
細かな設定、機能につきましてはマニュアルの該当する各章をご参照ください。
1
レセプトチェッカーをインストールする。
●RCフォルダの「はじめにお読みください」に従ってレセプトチェッカーをインストール
してください。
2
→ 2ページ
ORCA と接続する。
●電子レセプトは社保、国保、別々に作成されます。
3
レセプト発行処理を行う。
→ 3ページ
4
レセプトチェッカーを起動する。
→ 4ページ
5
レセプトチェックを行う。
→ 5ページ
●最初のレセプトチェックでは、非常に多くのレセプトが不合格と判定されるのが普通
です。
●このままではまだ使えません。都道府県ごと、医療機関ごとの実情にあわせた学習機能
を実行する必要があります。
6
学習機能を実行する。
→ 7ページ
●学習機能には手動学習機能と自動学習機能とがあります。
●より正確なレセプトチェックを行うために、「手動学習機能」をおすすめします。
●最初は少し面倒ですが、一度学習させると次の月からは、ほとんど手間はかかりません。
7
本番のレセプトチェックを行う。
→ 20ページ
8
印刷を行う。
→ 21ページ
9
印刷された紙に病名を追加する
(医師)
。
→ 22ページ
10
レセコンに病名を追加する
(医療事務)
。
→ 22ページ
11
再度レセプト発行処理を行う。
→ 22ページ
12
レセプトチェッカーで確認のレセプトチェックを行う。
→ 22ページ
8
●最終の確認作業です。もし、まだ不合格のレセプトが含まれる場合には、 以下の作
業を繰り返します。
1
2.ORCA への接続
32 ページの「初期設定」の画面でレセプト情報を「日医標
準レセプトソフト」となっていることを確認します。
IP アドレス:の欄にお使いの日医標準レセプトソフト (ORCA)
の IP アドレスを入力すると ORCA と接続します。
ORCA の設定変更
ORCA の「業務メニュー」の「91 マスター
登録」
→
「101 システム管理マスタ」で、
管理コードは「2005 レセプト・総括印刷
情報」を選択し、
[確定]をクリックしま
す。
「レセプト」タブの社保レセ電出力区分と
国保レセ電出力区分をそれぞれ、
「3 入院・
入院外」にします。
[登録]をクリックします。
これで、通常のレセプト発行時に、同時
にレセプト電データも作成されます。
注:本ソフトはレセプト発行処理を行ったデータのみを対象とします。ORCA に入力され
ていてもレセプト発行処理を行っていないデータは処理対象外となりますので、レセ
プトチェックの前には必ずレセプト発行処理を行ってください。
レセプト発行処理では必ずしも紙に印刷する必要はありません。詳細は3ページの
「レセプト発行処理」を参照してください。
2
ORCA のレセプト発行処理について
この過程は、下記サイトに詳しく記載されています。
http://www.orca.med.or.jp/receipt/outline/manual/monthly/s3-3/3-3.html#1-6
①ORCA の「業務メニュー」の[42 明細書]をクリックすると、「レセプト作成指示」
画面が表示されます。
②
「一括作成」にチェックを入れ、診療年月を入力して、入院か入院外を選択して、
[Enter]キーを押します。
③
[確定]をクリック(F12 押下)すると、「平成 22 年 XX 月 入院(外)分新規作成処
理を行います」という確認メッセージが表示されるので、
[OK]をクリックします。
④レセプトデータの作成が始まります。
後は、上記サイトの「
(2)レセプト作成処理の経過確認」をご確認ください。
⑤処理は正常に終了しましたとでたら、[F12:印刷]をクリックします。この時点では、
印刷開始しませんので、ご安心ください。
「レセプト作成ー印刷指示」画面になるので、
社保単独本人から順番に件数が表示されています。(この時点で、レセ電データも作成
されています)
⑥件数など、確認後、
[戻る]をクリックします。
注:間違って、この画面で[印刷]をクリックしても、
「確認画面」がでます。ただし、この
「確認画面」で[F12 印刷する]をクリックすると不幸にも印刷が開始されます。
3
3.基本操作
レセプトチェッカーの基本操作について解説します。
起 動
デスクトップの[レセプトチェッカーのショートカット]を
ダブルクリックするとレセプトチェッカーが起動します。
注:レセプトチェッカーを起動するときに、他のソフトが起
動していたら終了させて、レセプトチェッカーだけで動
かすことをおすすめします。
業務開始
①
「スタート」画面が立ち上がります。[業務開始]をクリッ
クします。
注:レセプト件数が 500 件を超える場合には初期設定画面か
ら分割処理を行ってください(→32 ページ)
。
②電子レセプトをいれたフロッピーディスクを装着します。
電子レセプトは社保、国保のいずれでもかまいません。
ファイル選択
「レセプト一覧」画面が表示されます。
③
[ファイル選択]をクリックします。
左図のように取り込むデータ(チェッ
クするデータ)を聞いてきますので、
今月分か先月分かを確認したのち、社
保か国保か広域連合かを選択してくだ
さい。
4
一覧表示
④ORCA からのデータの取り込みが行わ
れ、結果が右の欄に表示されます。
続いて、
[一覧表示]をクリックすると、
レセプトの一覧がリスト表示されます。
左上にレセプトの件数が、
左下に点数の合計が表示されます。
一覧表示に続いて、
レセプトチェックを開始します。
よろしいですか?
とメッセージがでますので、
⑤
[はい (Y)]をクリックしてください。
※ 件数は社保・国保別の外来レセプトと入院レセプトの合計件数です。点数合計の中に
は入院の食事療養費は含みません。
※ メッセージの[いいえ (N)]をクリックして一覧表示のみ行い、その後再度レセプ
トチェックを行うときには[レセプトチェック]をクリックします。
レセプトチェック
メッセージの[はい (Y)]をクリックす
ると、レセプトチェックが始まります。
合格のレセプトは黒文字のまま、不合格
のレセプトは赤文字で表示されます。
注:第1回目のレセプトチェックには時間がかかります。
初回の処理を行っているためで、2回目以降は通常の速度になります。
5
レセプトチェックが完了するとメッセ
ージが表示されます。
[OK]
をクリックしてメッセージを閉
じ、
⑥
[グループリスト]
をクリックしてくだ
さい。
グループリスト
合格と判定されたグループと、不合格と
判定されたグループをリスト表示した
「グループリスト」画面が表示されます。
最初にレセプトチェックを実行すると、非常に多くのレセプトが不合格と判定されます。
上図の例でも 455 件のレセプトのうち、261 件が合格、194 件が不合格となっています。
この不合格の中には、実際には合格なのにレセプトチェッカーが誤って不合格と判定した
レセプトが含まれています。これを除く処理が学習機能です。
学習機能には手動学習機能(→8ページ)と自動学習機能(→17 ページ)があります。
より正確なレセプトチェックを行うために、手動学習機能をおすすめします。
最初は少し面倒ですが、一度学習させると次の月からは、ほとんど手間がかかりません。
具体的には、8ページ以下の方法に従って、不合格レセプトを処理してください。
6
4.学習機能
レセプトチェッカーは、レセプトに含まれる薬剤・検査等の適応症の文字列(チェック
データ)を含む病名がそのレセプトに有るか無いかで「合格」か「不合格」か、
を判定します。
薬価収載された約 17,000 種類の薬剤、約 1,500 種類の検査・画像診断については、あ
らかじめ審査対象の有無、チェックデータが設定されています。
ノルバスク錠5mg を例にとると、ノルバスク錠5mg は、
あらかじめ“ 高血圧 ”
“ 狭心症 ”
、
のチェックデータが設定されています。
この患者のレセプトには“ 高血圧 ”、
“ 狭心症 ”の文字列を含む本態性高血圧症と狭心症
の病名がありますので、レセプトチェッカーは「対象病名あり」
=合格と判断します。
文字列での照合なので、病名は必ずしも標準病名である必要はありません。
実際には薬剤の審査基準は都道府県によっても、また医療機関によっても異なります。
6ページの例でもわかるように、レセプトチェッカーは最初にインストールした状態で
は、まだ正しく合格、不合格を判定しません。
それを都道府県、医療機関ごとの実情にあった判定ができるように学習させるのが学習
機能です。
学習機能とは、
a)実際には合格なのに不合格と判定されている薬剤(検査他)について
① チェックデータを変更する。
② 審査対象か否かの設定を変更する。
①もしくは②の方法により、正しく合格と判定するように学習させる。
b) 実際には不合格なのに、合格と判定されている薬剤(検査他)について
①もしくは②の方法により、正しく不合格と判定するように学習させる。
a)、b)の操作を行うものです。
学習機能には手動学習機能と自動学習機能があります。
7
3-1.手動学習機能
4-1
手動学習機能とは、医師や医療事務が画面を見ながら設定を変更することで学習させる
機能です。
以下、具体的なやり方を解説します。
6ページからの続きです。
①不合格と判定されたグループのリスト
の患者名をダブルクリックすると、
「詳細」画面が表示されます。
詳細画面
「詳細」画面では上段に患者属
性、左側に傷病名、右側に診療
行為の内容が表示されます。
② をクリックすると前、
次の患者のレセプトに移動しま
す。
不合格と判定された薬剤、検査
等の行は赤色で表示されます。
③薬剤名、検査名等をダブルクリ
ックすると「適応症」画面が表
示されます。
アンダーム軟膏5%が赤字表示になっていますが、病名欄をみると対象病名として乾皮性
痒疹があり、合格のレセプトと考えられます。レセプトチェッカーに学習させる必要があ
るようです。
アンダーム軟膏5%をダブルクリックして「適応症」画面を表示させます。
8
チェックデータの追加
アンダーム軟膏5%の「適応症」
画面が表示されました。
④乾皮性痒疹の病名をダブルク
リックすると、
⑤追加の欄に“ 乾皮性痒疹 ”の
文字列がはいります。
⑥[ 追加 ] をクリックします。
“ 乾皮性痒疹 ”の文字列がチェ
ックデータに追加されました。
学習機能で追加された文字列は
赤文字で表記されます。
⑦右上の [ 閉じる ] をクリック
して、
「詳細」画面にもどります。
※ [ 追加 ] をクリックする前に、キーボードを操作して、
“ 乾皮性痒疹 ”の文字列の“ 乾
皮性 ”の部分を消し、
“ 痒疹 ”だけにしてから [ 追加 ] をクリックすると
→
“ 痒疹 ”の文字列がチェックデータに追加されます。この場合、乾皮性痒疹だけでなく、
その他の痒疹についても「対象病名あり」
=合格と判定するようになります。
9
⑧
「詳細」画面にもどって、画面
下の [ 再判定 ] をクリックする
と、アンダーム軟膏5%が赤文
字から黒文字に変わり、不合格
の表示が合格に変わります。
これで、アンダーム軟膏5%に
関する処理は完了です。
⑨ をクリックして、次の患者
のレセプトに移動します。
※ [ 再判定 ] のクリックは確認のための操作ですので、省略して をクリックしても
かまいません。 で移動する際に自動的に再判定が行われます。
セット検査のチェック
次の患者では、AST(GOT) が赤文字
表示になっています。
血液検査のセット検査については、
セットの中に AST が含まれている
頻度が高い、という想定で AST に
のみチェックデータが設定されて
います。
この患者では肺炎の病名がありま
すので、もし、肺炎でセット検査
が通るのであれば、AST をダブル
クリックして「適応症」画面を開き、
チェックデータを追加します。
セット検査が減点の対象にならない所では、次ページで解説する「審査対象の変更」を行
います。
10
審査対象の変更
次の患者は、CRP( 定量 ) が赤文字
表示になっています。
CRP( 定量 ) が特に病名をつけな
くても通るような所では、この患
者のレセプトは「不合格」ではな
く「合格」です。
①そのような場合は、CRP( 定量 )
をダブルクリックして「適応症」
画面を表示させます。
②
「適応症」画面が表示されたら、
中央にある、
の審査対象外の をクリック
して、
のように、審査対象から審査対
象外に変更します。
変更が終わったら、右上の [ 閉じる (C)] で画面を閉じます。
「詳細」画面にもどったら で次の患者に移動します。
注:病名によっては CRP( 定量 ) が減点される所では、9ページの方法でチェックデータ
を追加します。
外来では審査対象だが、入院では審査対象外の場合には、チェックデータを設定した
うえで、入院のみを審査対象外とします。
11
複数の薬剤、検査等が不合格の場合
次の患者は、バナン錠 100mg とダ
ーゼン 10mg 錠の2種類の薬剤が
不合格と判定されています。
急性上気道炎で通る所では、
バナン錠 100mg とダーゼン 10mg
錠の各々について「適応症」画面
を開き、チェックデータを追加し
ます。
▽バナン錠 100mg の「適応症」画面
まず、バナン錠 100mg のチェック
データに“ 急性上気道炎 ”を追加
します。
次に、「適応症」画面を閉じて、
「詳細」画面にもどり、ダーゼン
10mg 錠の「適応症」画面を開きま
す。
▽ダーゼン 10mg 錠の「適応症」画面
ダーゼン 10mg 錠のチェックデー
タに“ 急性上気道炎 ”を追加しま
す。
「適応症」画面を閉じて、
「詳細」
画面にもどり、 で次の患者に
移動します。
12
実際に病名がもれていた場合
次の患者は、クラビット錠 100mg
に対する病名が見当たらず、病名
もれと考えられます。
このような場合には「不合格」の
まま、 で次の患者に移動しま
す。
不合格が合格になっていた場合
で移動する際には、自動
的に「再判定」が行われますので、
既に学習した結果をもとに、不合
格が合格に変わって表示される場
合があります。
その場合には、そのまま で次
の患者に移動してください。
レセプト件数が多く、
頻繁に合格が表示されて をクリックするのが煩わしい場合には、
途中で一度レセプトチェッカーを終了させ、再度起動して同様の操作(ファイル選択→
一覧表示→レセプトチェック→グループリスト)を行うと作業が早く終わります。
リストの最後の患者に到達すれば、
をクリックしても次の患者に移動しなくなります。
右上の [ 閉じる (C)] で「グループリスト」画面にもどって、不合格リストの最終行まで
進んでいることを確認して、レセプトチェッカーを終了して下さい。社保が終わったら、
続いて国保の電子レセプトでも同様の操作を行います(※国保→社保の順で行ってもかま
いません)
。
これで、最初の手動学習は終了です。レセプトチェッカーを終了させ、本番のレセプト
チェック(→20 ページ)にすすんでください。
13
実際は不合格なのに合格と判定される場合
リピトール錠 5mg を例にとると、
適応症は「高コレステロール血症、
家族性高コレステロー
ル血症」なので、
都道府県によっては「高脂血症」の病名では減点される場合があります。
ただ、高脂血症で通る都道府県が
多いため、レセプトチェッカーの
初期設定では合格と判定するよう
になっています。「高脂血症」で
は不合格と判定させるためには、
①リピトール錠 5mg をダブルクリ
ックして「適応症」画面を表示
させます。
②チェックデータの“ 高脂血症 ”
を右クリックして [ 除去 (Z)]
を選択します。
③除去の欄に“ 高脂血症 ”の文字
列が入りますので、
④[ 除去 ] をクリックしてください。
チェックデータから
“高脂血症”
が除かれます。
チェックデータを変更する場合は、
①該当する文字列を右クリックし
て [ 変更 (Y)] を選択し、
②変更欄の「変更後」の文字列を
変更し、
③[ 変更 ] をクリックします。
14
レセプトチェッカーで合格と判定されたのに、後日減点されて返ってきた場合には、
(1)「適応症修正」(→23 ページ)の方法で減点された薬剤、検査等を呼び出して、
設定の修正を行う。
あるいは、
(2)減点された月の電子レセプトを呼び出して、減点された薬剤、検査等の設定の修正
を行う。
いずれかの方法で行います。
(2)の方法は、
①
[業務開始]→[ファイル選択]→[その
他のファイル]で、
Cドライブの
Program Files の P_Type フォルダの中
の Data フォルダを選択し、
②ファイルの種類を csv ファイルを選択
すると過去の電子レセプトが csv 形式
ファイル名の s は社保を、k は国保を意味します。
200907s.csv は 2009 年 7 月に審査した社保レセプト
=2009 年 6 月の社保を、同様に、
200907k.csv は 2009 年 6 月の国保を意味します。
で表示されます。
③減点された月の電子レセプトを選択し
て、
[開く (O)]をクリックします。
④
「レセプト一覧」画面の検索欄にカルテ
番号あるいは患者氏名を入力し、
⑤[ 検索 ] をクリックします。
⑥該当患者が表示されたら、ダブルクリ
ックすると「詳細」画面が表示されま
す。
「詳細」画面から減点された薬剤、検査等
の「適応症」画面を開き、
14 ページの方法でチェックデータを修正
します。
15
適応症確認
レセプトチェッカーがインスト
ールされているパソコンがイン
ターネットに接続している場合、
「適応症」画面の中央下の[適
応症確認]をクリックすると医
薬品医療機器情報提供ホームペ
ージが表示され、その薬剤の適
応症を確認することができます。
[適応症確認]をクリックしたときに薬剤名をクリップボードに記憶していますので、医
薬品医療機器情報提供ホームページの一般名・販売名の欄にカーソルを移動し、右クリッ
クで「貼り付け」を選択すると薬剤名が入力されますので、
[Enter] キーを押してください。
注:貼り付けられた薬剤名が長すぎて検索にかからない場合には、キーボードから適時短
くしてください。
例:ベザスターSR錠 200 200mg → ベザスターSR錠 200
16
3-1.自動学習機能
4-2
自動学習機能はコンピュータが統計処理をもとに学習を行う機能で、手動学習機能の操
作が面倒である、あるいはパソコンに不慣れで実施できない、等の場合に用います。
※ より正確なレセプトチェックのためには手動学習機能(→8ページ)をおすすめし
ます。
注:検査・画像診断に関しては、自動学習機能は働きません。
自動学習機能は過去のレセプトデータをもとに行います。自動学習機能を実行させる場
合には、過去3~6ヶ月分の電子レセプトのデータが必要です。
過去6ヶ月分のデータがない場合には、手動学習機能(→8ページ)で行ってください。
①レセプトチェッカーを起動させ、
[ 業務開始 ] をクリックします。
自動学習機能
②
[学習実行]をクリックします。
③
「直近のデータを ORCA から取り込んで
いいですか?」とメッセージが表示さ
れますので、準備が整っていたら
[はい (Y)]をクリックしてください。
注:パソコンの搭載メモリーに対して処
理レセプト枚数が多い場合に学習実
行の途中で止まることがあります。
17
④通常は6ヶ月、レセプト枚数が多い場
合には過去3ヶ月あるいは1ヶ月で
自動学習機能を実行します。
社保・国保あわせて月 1,000 枚以上な
ら過去3ヶ月分が目安です。
⑤ファイルの読み込みが終了すると、学
習機能を行うかどうかのメッセージが
表示されます。
「はい」を選択すると学習機能が実行さ
れます。
注:自動学習機能を実行するのは、最初
だけです。
次月よりは手動学習機能(→8ペー
ジ)で学習させてください。
過去のレセプトのデータを分析し、レセプトに記載された傷病名の発生頻度をもとに、
チェックデータにより判定された結果との相関を検定することで
偽陰性(False Negative)と偽陽性(False Positive)を検出し、補正します。
⑥実行される過程が順番に右の欄に表示
されます。
学習が完了すると、
「学習が完了しました」
とメッセージが
表示されます。
傷病名発生頻度相関は
[結果詳細表示]
をクリックすることで
確認できます。
注:自動学習機能の実行には処理レセプト枚数、使用するパソコンのスペックによって差
がありますが、かなり時間がかかります。「学習が完了しました」のメッセージが表
示されるまで、マウスやキーボードには触れないでください。
18
自動学習機能の実例
自動学習機能実行前のレセプトチ
ェックの結果です。
この患者のレセプトでは、
ハフトロン静注 0.5g 5% 10mL が
赤文字表示となり不合格になって
います。傷病名をみると変形性脊
椎症があります。
①ハフトロン静注 0.5g 5% 10mL
をダブルクリックして
「適応症」
画面をみてみます。
▽自動学習前の「適応症」画面
ハフトロン静注 0.5g 5% 10mL
の適応症は「症候性神経痛」です。
チェックデータの初期値は“ 神経
痛 ”だけです。
ハフトロン(=ザルソロン:サリ
チル酸系鎮痛剤)が変形性脊椎症
で通るか否かは都道府県により異
なるところでありますが、
薬理学的には根拠があり、都道府県、医療機関によっては通してくれます。
▽自動学習後の「適応症」画面
“ 神経痛 ”以外の傷病名がチェッ
クデータに文字列として追加され
ています。
だいぶ実際に近づきましたが、ま
だ完全ではありません。
“ 頭痛 ”や“ 内痔核 ”といった誤
った文字列も統計処理の結果追加
されています。
自動学習機能を実行した後は、手動学習機能(→8ページ)を行うことで、より正確な
レセプトチェックを行うことができるようになります。
19
5.本番のレセプトチェック
学習機能が終了したら、いよいよ本番のレセプトチェックを行います。
レセプトチェッカーを一度終了させ、再度起動させて [ 業務開始 ] をクリックし、[ ファ
イル選択 ] を行い、レセプトチェックを実行します。
今度は不合格のレセプトがかなり少な
くなりました。
「グループリスト」画面でも、合格 437
件に対して、不合格は 18 件です。
引き続いて「印刷」を行います。
印刷されたリストで、もし、まだ実際
は合格なのに不合格のレセプトが残って
いたら、該当患者名をダブルクリックし
て「詳細」画面を表示させ、手動学習機
能で修正します。
あるいは、印刷処理を行う前に不合格レセプトについて、
「詳細」画面を開き、
で
すすみながら、実際に不合格のレセプトが抽出されているかどうかを確認し、修正しても
かまいません。
20
6.印刷
不合格と判定されたレセプトを印刷します。
グループリストの患者名の左に*マークがあるレセプトが印刷対象となります。
*マークをクリックして消したり、つけたり変更することができます。
①印刷を実行します。
チェックを入れるとプレビュー
画面が表示されます。
印刷の書式を選択します。
印刷のレイアウトはリスト印
刷とカード印刷の2種類です。
不合格と判定された薬剤・検
査は星印がつきます。
印刷対象を選択します。
不合格グループの全ての*を
星印薬剤・検査のみか、全薬
消します。
剤・検査かの選択ができます。
合格グループの全てのレセプトを*にします。
※合格レセプトを全て印刷して確認するような場
合に用います。
「詳細」画面の印刷対象のチェック をクリックしてチェックをはずすと 、
その患者のレセプトは印刷対象か
ら除かれます。
この機能を利用して、不合格リス
トの「詳細」画面を で移
動しながら、必要な患者のレセプ
トのみを印刷することができます。
21
リスト型の書式で印刷した例です。
紙に印刷した後は、もれていた傷病名を
ボールペンで追加し事務にわたします。
注:カルテの1号用紙への病名の追加も
お忘れなく。
カルテとレセプトの病名の不一致は
指導の対象となります。
以上の操作を「社保」
「国保」
「広域連合」について行います。
最終確認
医師が追加した病名をレセコンに入力して、
再度レセプト発行処理を行い、
レセプトチェッ
クを実行します(20 ページ以下の操作を繰り返す)
。
グループリストで不合格の件数が0件となれば操作は終了です。
※0件とならなくても、その時点で完了
と判断されれば操作を終了してもかま
いません。
もし、まだ不合格レセプトが残っていた場合には印刷(→21 ページ)以下の操作を繰り
返します。
22
7.適応症修正
適応症修正は、薬剤や検査以外の診療行為(処置や手術
等)に対してチェックをかけたい場合(→22 ページ)や、
薬剤や検査を指定して手動学習機能を行う場合に用いま
す。
①
「スタート」
画面から[適応症修正]をクリックします。
「診療行為検索」画面が開きます。
②検査・画像診断は「診療行為
(検査他)
」を
薬剤は「医薬品」を選択します。
③検索したい診療行為の名称、または、その一部の文字
列をキーボード入力して[検索]をクリックするか
[Enter]キーを押すと該当候補のリストが表示されま
す。
④目的の診療行為をダブルクリックします。
⑤
「適応症」画面が開きます。
病名は表示されていませんの
で、必要なチェックデータを
入力し、[ 追加 ] をクリック
します。
審査対象の変更、チェックデ
ータの除去、変更は手動学習
機能と同じ要領で行います。
(→9ページ)
23
8.薬剤、検査以外のチェック
レセプトチェッカーは初期状態では薬剤、検査以外の診療行為(処置、手術、リハビリ
等)については審査対象外に設定されています。
薬剤、検査以外の診療行為に対してチェックをかけたい場合には、
①1ヶ月分の社保・国保について、レセプトチェックを実行します(→4ページ)
。
②「スタート」画面にもどり、
[適応症修正]をクリックし、
「診療行為検索」画面を開きます。
③
[過去の診療行為]をクリックします。
過去1ヶ月間で行った処置のリストが
表示されます。
④目的の診療行為をダブルクリックしま
す。
※手術、その他の診療行為に切り替えて
[過去の診療行為]をクリックすると、
各々のリストが表示されます。
※ 適応症修正と同様の方法で目的の診療行為を検索して(→23 ページ)、⑤以下に進ん
でもかまいません。
「適応症」画面が開きます。
⑤追加の欄にチェックデータ
(適応病名または、
その一部の
文字列)を入力し、
[追加]
を
クリックします。
チェックデータが追加される
と自動的に審査対象外→審査
対象になります。
チェックデータは複数、追加することができます。
追加が終わったら右上の[閉じる (C)]で画面を閉じます。
24
9.マスター更新
2年に一度の診療報酬改訂や薬価改訂以外にも、新規収載薬剤や標準病名の更新が1~
2ヶ月に1回行われます。
その時のマスター類、チェックデータの更新の方法を解説します。
1.レセプトチェッカーのインストールされているパソコンがインターネットに接続され
ている場合。
初期設定のマスター更新を「自動」に設定し(→32 ページ)
、自動更新を行います。
①スタート画面の[マスター更新]をクリ
ックします。
②
「マスター更新」画面が表示されます。
[マスター更新開始]をクリックします。
③自動的に必要なファイルがダウンロード
④マスター更新が完了すると各項目にチェ
され、マスターが更新されます。
ックマークが入り終了します。
注:マスターの更新情報は随時レセプトチェッカーのホームページの
http://sfk-med.com/rc/
新着情報および、
マスター更新のページに掲載します。
出来る限り迅速な更新につとめますが、新規薬剤のチェックデータの作成等でしばら
く時間がかかる場合があります。
25
2.レセプトチェッカーのインストールされているパソコンとインターネットに接続され
ているパソコンが別の場合。
初期設定のマスター更新を「手動」に設定し(→32 ページ)
、手動更新を行います。
①レセプトチェッカーのホームページの
マスター更新のページの中
から、ダウンロードファイルをダウンロ
ードします。
②ダウンロードファイルを USB メモリ等でレセプトチェッカーのはいっているパソコンに
コピーし、解凍します。
※解凍方法:ダウンロードしたファイルを右クリックして「すべて展開 (A)」を選びます。
③レセプトチェッカーを起動し、
「スタート」画面の[マスター更新]を
クリックします。
④「マスター更新」画面が表示されます。
⑤Download フォルダの場所を聞いてきます。
[マスター更新開始]をクリックします。
⑥サブフォルダを表示するにはプラス
⑦Download フォルダを選択し、[OK]を
(+) サインをクリックしてください。
クリックします。
⑧マスター更新が始まり、完了すると各項目にチェックマークが入り終了します。
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10.コメントの処理
レセプトの摘要欄に記載されるコメントをチェックする処理です。
「レセプト一覧」画面の [ ファイル選択 ]
から処理する電子レセプトを選択し
(→4ページ)
、
①[ コメント ] をクリックします。
コメント画面
「コメント」画面が表示されます。
コメントの処理を行いたい薬剤、検査等
に対して、どのようなコメントを抽出す
るかという検索ルールを設定します。
②[ 新規作成 ] をクリックします。
検索ルールの作成
「新規の検索ルール」画面が表示さます。
③適応症修正と同じ要領で検索ルールを設定したい薬
剤、検査等を選択します(→23 ページ)
。
④ルールの条件を選択し、ダブルクリックします。
⑤設定したルールの内容が表示されます。
⑥よければ [OK] をクリックします。
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コメントの検索
検索ルールは複数設定することができま
す。
検索ルールの設定が終わったら、
⑦[ 検索 ] をクリックすると該当する患
者レセプトのリストが表示されます。
検索ルールは一度設定すれば、
⑧保存することにより、以後再設定する
必要はありません。
⑨検索ルールの変更、削除は、目的の検
索ルールをクリックして選択し、[ 変
更 ]、
[削除]をクリックしてください。
詳細画面
⑩リストの患者名をダブルクリッ
クすると「詳細」画面が表示さ
れます。
対象となる薬剤、検査等は赤文
字で、コメントは青文字で表示
されます。
で次の(前の)患者に移
動できます。
⑪対象となる患者レセプトはカード形式
かリスト形式で印刷することができま
す。
印刷の方法は 21 ページと同様です。
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11.症状詳記
①
「コメント」画面の [ 症状詳記 ] をク
リックすると、症状詳記のリストが表
示されます。
②リストの患者名をダブルクリッ
クすると「詳細」画面が表示さ
れ、症状詳記は青文字で表記さ
れます。
症状詳記は通常は一番下の行に
記載されます。
※病状詳記もコメントと同様に印刷することができます。
※コメントと症状詳記について
紙レセプトの場合、コメントと症状詳記は特に厳密に区別することなく摘要欄に記載
しますが、電子レセプトの場合には記録方式が別となっており、レセコンの入力方法も
別です。
コメントは対象となる薬剤、検査等の直前または直後に記録するように定められてお
り、一行 38 文字という字数制限があります。38 文字を超える場合には複数行に分けて
入力し、記録することが出来ます。
紙レセプトに印刷した場合には薬剤、検査等の直前または直後に印刷されます。
症状詳記は特定の薬剤、検査等に対してではなく、その患者の病態等について記載す
るもので、字数制限はありません。電子レセプトでは最後の行に記録され、紙レセプト
に印刷した場合には、摘要欄の一番最後に印刷されます。
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コメントの入力例
コメントの入力画面です。
コメントは対象となる薬剤、検査等の直後に入力します。38 文字を超える場合には複数
行に分けて入力します。
注:コメントを対象となる薬剤、検査等の直後に入力しないと、レセプトチェッカーの
コメント処理が正しく動作しない場合があります。
症状詳記の入力例
症状詳記の入力画面です。
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12.左右チェック
レントゲン検査等の部位の左右と病名の左右の整合性をチェックするための機能です。
①コメント画面を開き、[ 左右チェック ]
をクリックします。
左右チェック画面
②
「左右チェック」画面が表示されます。
リストの患者名をダブルクリックする
と、下段に病名と診療行為が表示され
ます。
この例では、
「右第1趾」
の単純撮影を
行っていますが、
病名は「左第1趾末節骨骨折」となっ
ており、減点の対象となります。
不合格患者リストは印刷することがで
きます。
印刷の方法は 21 ページと同様です。
次の例では、
「左下肢」
の血管造影を行
っていますが、
病名は
「右下肢静脈瘤」
となっています。
注:レセプトチェッカーの左右チェッ
クでは、実際に左右が誤ったレセ
プトかどうか厳密に判断できない
場合がありますので、画面もしく
は印刷でご確認ください。
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13.初期設定
「スタート」画面の[初期設定]を
クリックします。
◎分割処理
「初期設定」画面が開きま
処理レセプト件数が多い場
す。
合、
(目 安:社 保、国 保 各 々
◎過去参照
500 件以上)
「する」を選択すると過去
3ヶ月間に連続して使用さ
パソコンのメモリーが足り
れた薬剤、行われた検査・
なくなってエラーを出す場
画像診断については無条件
合があります。
で合格と判定します。
その時には分割処理を「す
る」にして、分割件数を設
定すると、設定された枚数
◎薬価判定
設定された薬価以上の薬剤
◎IP アドレス
に分割して処理を行いま
を審査対象とします。
ORCA に接続する時の IP アド
す。
初期値は7円以上になって
レスを設定します。
設定する場合には 500 件が
目安となります。
います。
数字は自由 に 変 え ら れ ま
◎マスター更新
分割処理を行うとレセプト
す。
マスター更新を自動で行う
チェックの時間が多少長く
チェックをはずすと薬価に
か、手動で行うかを設定し
なります。
かかわらず薬剤をチェック
ます(→25 ページ)
。
します。
◎レセプト情報
レセプト電算ファイルを対
象とするか、ORCA を対象
とするかを設定します。
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14.バックアップ
レセプトチェッカーのプログラムとデータは、
Cドライブの Program Files の中の
P_Type フォルダの中にあります。
パソコンの不慮の事態に備えて、
定期的にバックアップを保存されることを推奨します。
バックアップの方法
①レセプトチェッカーを終了させます。
②Cドライブの Program Files の中の、P_Type フォルダごと zip で圧縮します。
◎Zip での圧縮方法
P_Type フォルダを左クリックし、色が変
わったら右クリックし、
「送る」
の中の圧
縮(zip 形式)フォルダを選択すると圧
縮が始まります。
※チェックデータのファイル数が多いの
で、圧縮には時間がかかります。
③P_Type.zip というファイルが作成されます。
④ファイル名を適時変更し(例:P_Type091001.zip)、別のハードディスクあるいは USB
メモリ等のメディアに保存してください。
15.個人情報保護
P_Type フォルダの中の Data フォルダには過去のレセプトデータが csv 形式で蓄積され
ます。過去のレセプトデータには患者個人情報が含まれますので、厚生労働省「レセプト
のオンライン請求に係るセキュリティに関するガイドライン」
(平成 20 年 2 月)あるいは、
オンライン請求システムに係る「安全対策の規程」に準じてセキュリティ対策を講じてく
ださい。
※厚生労働省「レセプトのオンライン請求に係るセキュリティに関するガイドライン」
(平
成 20 年 2 月)は検索エンジンで検索するか、保団連のホームページの「オンライン請
求特集」のページの中にあります。
※オンライン請求システムに係る「安全対策の規程」の雛形は、長崎県保険医協会のホー
ムページの「会員の皆さまへ」の中にあります。
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16.トラブルQ&A
Q)突然画面が動かなくなった。どこをクリックしても動かない。
A)画面が裏に隠れていることがあります。下のメニューバーの Recechk を何度かクリッ
クしてみてください。
あるいは、画面が最小化されて左下に小さくなっている場合は、最小化を解除してく
ださい。
それでも動かない場合には、
「Ctrl」キー+
「Alt」キー+
「Delete」キーで強制終了さ
せるか、パソコンを再起動してください。
Q)院外処方の薬剤をチェックしたい。
A)特別な操作は不要です。ORCA のレセプト発行処理をおこなえば、そのまま院外処方
の薬剤のチェックができます(→3ページ)
。
Q)レセプトチェックの途中で止まってしまう。
A)搭載メモリーに対してレセプト枚数が多い可能性があります。分割処理を試してみて
ください(→32 ページ)
。
Q)自動学習機能の途中で止まってしまう。
A)搭載メモリーに対してレセプト枚数が多い可能性があります。学習月数を減らしてみ
てください(→17 ページ)
。
Q)Hit データがなくて不合格のはずなのに、合格と判定されるレセプトがある。
A)初期設定(→32 ページ)で以下の設定になっている可能性があります。
・薬価判定が設定されていて、設定金額以下の薬剤だった。
・過去参照がオンになっていて3ヶ月連続して使用されていた。
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Q)レセプトチェックをすると空欄の薬剤がある。
A)新規収載薬剤で薬剤マスターが更新されていない可能性があります。
→マスター更新
を実行してください(→25 ページ)
。
以上の操作を実行しても空欄のままの場合には、マスター更新が途中で抜けて、マス
ター更新が不完全になっている可能性があります。その場合の対処法はレセプトチェッ
カーのホームページの「マスター更新」の中にあります。
Q)レセプトチェックをすると廃止病名と表示される病名がある。
A)マスター更新を実行してください。
(→25 ページ)
それでも廃止病名と表示される場合には、その病名が標準病名から廃止され、新しい
標準病名に変わった可能性があります。
レセコン側で、新しい標準病名に変更するか(ORCA の場合には置き換え病名の候補
が表示されます)
、ワープロ入力で病名を再入力してください。
Q)チェック中に「~モジュール ntll.dll で、書き込み違反がおきました」のメッセージ
が出てしまい、チェックがそれ以上進みません。
A)ワープロ病名をお使いで、レセ電データに病名や、薬剤等のコードが無い場合に表示
されるメッセージです。
より詳しい操作方法と、プログラムはレセプトチェッカーのホームページのFAQの中
にあります。
Q)レセプトチェッカーが終了できなくなった。
A)
「Ctrl」キーを押しながら、
スタート画面の右上の
[閉じる (C)]
をクリックしてください。
それでも終了しない場合には、パソコンを再起動させてください。
Q)レセプトチェッカーを別のパソコンに移行して使用したい。
A)P_Type フォルダをそのまま USB メモリ等にコピーし(コピーには少々時間がかかり
ます)、それを新しいパソコンのCドライブの Program Files の中にコピーしてくださ
い。学習内容も引き継がれます。
Q)レセプトチェッカーを複数のパソコンで使用したいが可能か。
A)可能です。複数のパソコンの Program Files の中に P_Type フォルダをコピーしてく
ださい。
コピーした後の学習させた結果は、そのパソコンのレセプトチェッカーにのみ反映さ
れます。
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医 療 崩 壊
医師過重労働
コンピュータ審査
レセプトオンライン請求
監修:長崎県保険医協会 販売:SFKメディカル株式会社
本マニュアルに記載されていないトラブル対処法、
Q&Aについてきましては、レセプト
チェッカーのホームページ のFAQ
「よくある質問集」の中にまと
めてあります。
それでも解決しない場合にはSFKメディカル株式会社までご連絡ください。
注:レセプトチェッカーによる判定の結果生じた返戻、減点、査定につきましては責任を
負いかねますのでご了承ください。
注:レセプトチェッカーはレセプトデータを扱うものであり、ご使用のパソコンをインター
ネットへ接続して使用される場合には患者個人情報保護には十分にご注意ください。
レセプト病名点検ソフト
レセプトチェッカー KOALA version 日医標準レセプトソフト(ORCA)用操作マニュアル
2010年8月1日
作成:SFKメディカル株式会社
〒852-8053 長崎県長崎市葉山 1 丁目 9-31
TEL:095-856-6162 FAX:095-856-6061
監修:本田内科医院 本田 孝也
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