ポータブルイヤホン/ヘッドホンアンプ PEHA-6010キット 組み立て

ポータブルイヤホン/ヘッドホンアンプ
PEHA-6010キット
組み立てマニュアル
ver.1R2
この度 はお買 い上 げいただきまことにありがとうございます。
ご使 用 の前 に取 扱 説 明 書 をお読 みいただき、正 しくご使 用 ください。
警 告 ・注 意 には使 用 上 非 常 に重 要 な内 容 が記 載 されています。
必 ず熟 読 し、警 告 ・注 意 事 項 をお守 り下 さい。お読 みになった後 は大 切 に保 管 してください。
安全上の注意
警 告 誤 った取 り扱 いをすると、人 が死 亡 または重 傷 を負 う恐 れがある内 容 を示 しています。
注 意 誤 った取 り扱 いをすると、ケガをしたり物 的 損 害 を受 ける恐 れがある内 容 を示 しています。
ご使用上の注意
警告
水 気 、湿 気 の多 い場 所 で使 用 しないでください。接 続 した電 気 機 器 による事 故 ・故 障 の原 因 にな
ります。
本 アンプ機 器 を改 造 しないでください。
発 熱 、煙 、異 臭 等 の異 常 を検 知 したときは直 ちにアンプ、周 辺 機 器 の電 源 を切 り、接 続 を確 認 し
てください。そのまま使 用 すると火 災 、感 電 の原 因 になります。
本 取 り扱 い説 明 書 を良 くお読 みになり安 全 には最 大 限 の注 意 をしてください。特 に定 格 を超 えて
使 用 したり、誤 った接 続 を行 うと火 災 等 事 故 の原 因 となります。
注意
半 田 付 け作 業 をする際 は換 気 のある場 所 で行 って下 さい。換 気 扇 などがない場 合 は空 気 清 浄 機
の吸 入 口 でも代 用 可 能 です。
はんだごては高 温 になりますので直 接 接 触 しないように気 をつけて下 さい。またはんだごての電 源
を入 れたまま席 をはずさないようにしましょう。
本 アンプにはアルカリ電 池 (006P)が付 属 しています。アルカリ電 池 の充 電 は危 険 ですので絶 対 に
行 わないで下 さい。
音 量 を上 げすぎないで下 さい。音 量 を上 げた状 態 で再 生 すると大 音 量 となり、耳 が損 傷 すること
が有 ります。
1
概要
本 キットはポータブルイヤホン・ヘッドホンアンプ PEHA-6010 の組 み立 てキットです。初 めて電 子 回 路 を
組 み立 て・配 線 する方 でも完 成 するようにわかりやすく解 説 しています。
まず本 組 み立 てマニュアル全 体 をお読 みになって全 体 の作 業 の流 れをつかんで下 さい。
基板完成写真
組み立て準備
必要工具
必須のもの(本キットには含まれていません)
ハンダコテ(20W-40W)
半 田 (0.65Φ 0.8mm 程 度 でも可 1mm 以 上 のものは適 しません)
プラスドライバー(小 )
ラジオペンチ(リード線 の折 り曲 げに使 用 します)/ニッパー
ピンセット(チップコンデンサーの実 装 時 に必 須 です)
六 角 レンチ 2mm (ツマミを固 定 するのに使 用 します)
あった方が良い(より便利な)もの
ハンダコテ置 き台
スパナ
サンハヤト リードベンダーRB-5
半 田 吸 い取 り線
ルーペ
空 気 清 浄 機 又 は換 気 扇
テスター
部品の確認
まず全 部 品 が揃 っているかどうか確 認 します。
部品表
2
部品番号
部品記号
値、型名
数量
部品名・備考
1
C17 C18
0.0015uF
2
チップコンデンサ
2
C2 C3 C4 C5 C6 C8 C14
C15 C19 C20 C24 C25
0.01u
12
チップコンデンサ
3
C1C7
47p
2
フィルムコンデンサ
4
C9 C10
1u
2
フィルムコンデンサ
5
C21 C22
22uF/25V
2
電解コンデンサ
6
C11 C12 C13
47uF/25V
3
電解コンデンサ
7
R11 R12
2.2
2
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
8
R13 R14 R15 R16 R28 R29
15
6
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
9
R24 R25 R26 R27
22
4
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
10
R6 R7
330
2
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
11
R3 R5
2.2K
2
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
12
R1 R2 R4 R8 R9 R10 R45
4.7k
7
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
13
R18 R19
51K
2
金 属 皮 膜 抵 抗 1/4W
14
2SC
2SC3076
3
NPN 型 ト ラ ン ジ ス タ
15
2SA
2SA1241
3
PNP 型 ト ラ ン ジ ス タ
16
Di
SB140
1
シ ョ ッ ト キ バ リ ア Di
17
LED1
3mm
1
青 色 LED
18
LED2 LED3
3mm
2
赤 LED
IC1 IC2
TL072
NJM5532
OPA2134
2
1
1
DIP ソ ケ ッ ト 8p
2 回路入り
2 個を使用
コンデンサ
抵抗
半導体
19
コネクタ・ボリューム
20
DIP ソ ケ ッ ト 8p
2
21
IN OUT
ST-005
2
3.5mmΦ ミ ニ ジ ャ ッ ク
22
VR
RK097SW
1
スイッチ付きボリュー
23
ショートピン
2.54mm
24
ピンヘッダー
2.54mm,2x2
1
1
ピ ッ
2
ケース・ツマミ・ネジ、電池
25
ツマミ
アルミ製ツマ
26
電池
ア
27
基板取付け用タッピングネジ
M2.3 タ ッ ピ
28
接 続 ケ ー ブ ル 3.5mmΦ -3.5mmΦ
1
29
印 刷 済 ケ ー ス /ネ ジ
プリント基板
006P 電 池 ス ナ ッ プ
1S
ル
カ
リ
4
穴加工済み
3
組み立て
部品の取り付け準備
部 品 は基 本 的 に背 の低 い部 品 から取 り付 けを行 います。
部 品 によっては基 板 と部 品 の間 に隙 間 があるとうまくケースに入 らないものがありますので充 分 に注 意 しま
す。
半田付けの際の注意
ハンダ付 けの際 は換 気 の良 い場 所 で行 うか、空 気 清 浄 機 の吸 入 口 の前 で行 うなどして、ハンダから出 る
煙 を出 来 るだけ吸 わないようにして下 さい。ハンダには濡 れ性 を良 くするために添 加 物 が含 まれており、タ
バコの煙 と同 程 度 の毒 性 が有 ります。また通 常 のハンダには鉛 が含 まれていますので、直 接 口 に入 れた
りせず、作 業 終 了 後 は手 を洗 う習 慣 をつけましょう。
半 田 付 けする際 は、表 面 実 装 の場 合 を除 いて、部 品 面 を下 にして(リード線 を下 にして)半 田 付 けします
が、部 品 が基 板 から浮 いてしまわない様 に、スポンジ等 の上 などで少 し圧 着 しながら半 田 付 けすると良 い
でしょう。
プリント基板
プリント基 板 の図 面 を示 します。
+
+
+
プリント基 板 表 面
4
プリント基 板 (裏 面 )
基板裏面への部品の取り付け
プリント基 板 には基 本 的 に背 の低 い部 品 から取 り付 けることが基 本 です。
チップコンデンサーの取り付け
チップコンデンサーは 2 種 類 の値 があります。チップコンデンサーは小 さいため、なくなりやすいので取 扱
に十 分 注 意 して下 さい。実 装 時 にはお皿 かプラスティック容 器 などに一 度 入 れてから、作 業 することをお
すすめします。
C17,C18 高 域 フ ィ ル タ ー 用 コ ン デ ン サ ( 1500pF ) の 取 り 付 け
まず基 板 での C17,C18 の実 装 位 置 を確 認 します。実 装 箇 所 の
一 方 のパッド(ハンダを載 せる四 角 い箇 所 )にハンダを盛 ります(右
利 きの方 は右 のパッドにハンダを盛 ると作 業 がしやすくなります)。
ピンセットでチップコンデンサーを持 って実 装 位 置 に当 てがいます。
この際 、先 にハンダを盛 ったところにハンダコテを当 て溶 かしながら
行 います。所 定 位 置 にチップコンデンサーが収 まったらはんだこて
を離 します。もう一 方 のパッドとチップコンデンサーをハンダコテで
基 板 のパッドにハンダを盛 ります
暖 めながらハンダを盛 ります。
ハンダコテでハンダを溶 かしながらチ
ップコンデンサをパッドの位 置 にピンセ
ットで固 定 します。
チップコンデンサの一 方 の電 極 を半
田 付 けをします
基 板 を回 して反 対 側 の半 田 付 けを行
います。
片 側 を半 田 付 けします
5
チ ッ プ コ ン デ ン サ ( 0.01uF の 実 装 )
次 にその他 のバイパスコンデンサ 0.01uF の取 り付 けを同 様 に行 います。
チップコンデンサをすべて半 田 付 けした所
基板表面への部品取り付け
抵抗値の判別方法
抵 抗 にはそれぞれ抵 抗 値 がありますが、その値 はカラーマークと呼 ばれる色 の線 から判 別 します。以 下 に
抵 抗 値 の判 別 法 について簡 単 に説 明 します。
カラーマークの判 別 方 法
色 と数 値 の対 応 は次 の表 の通 りです。
このキットで使 用 しているものは1%精 度 のものですので、端 の方 に印 刷 されている最 初 の 3 本 の色 が抵
抗 値 の数 列 を表 し、これに乗 数 を掛 けたものが実 際 の抵 抗 値 となります。
例 )カラーコードが黄 ・紫 ・黒 ・茶 ・茶 の場 合
4 7 0 x1 0 ( 1 % ) を 意 味 す る た め 、 抵 抗 値 は 4 . 7 K Ω と な り ま す 。
抵 抗 値 の判 別 は慣 れないと難 しいので、この説 明 書 をよくみて参 考 にして下 さい。
テスターを持 っている場 合 はテスターで値 を確 認 すると読 み間 違 いが少 なくなります。
カラーコードの数 値 の読 み方
色
数値
乗 数 (0の数 と考 えて下 さい)
誤差
茶
1
10
±1% (F)
赤
2
100
橙
3
1000
黄
4
10
4
緑
5
10
5
青
6
10
6
紫
7
10
7
灰
8
10
8
白
9
10
9
黒
0
1
金
0.1
銀
0.01
±5% (J)
6
使 用 する抵 抗 部 品 のカラーコード表
部品
写真
抵
抗
第
第
第
番号
値
1
2
3
7
2.2Ω
2
2
0
乗数
精
カラーコード
色配置
度
0.01
1
赤
赤
黒
銀
茶
茶
緑
黒
金
茶
赤
赤
黒
金
茶
橙
橙
黒
黒
茶
赤
赤
黒
茶
茶
黄
紫
黒
茶
茶
緑
茶
黒
赤
茶
%
8
15Ω
1
5
0
0.1
1
%
9
22Ω
2
2
0
0.1
1
%
10
330Ω
3
3
0
0
1
%
11
2.2KΩ
2
2
0
1
1
%
12
4.7KΩ
4
7
0
1
1
%
13
51KΩ
5
1
0
2
1
%
本キットで使用する抵抗値一覧
部品番号
使用箇所
抵抗値(Ω)
本数
7
R11 R12
2.2
2
8
R13 R14 R15 R16 R28 R29
15
6
9
R24 R25 R26 R27
22
4
10
R6 R7
330
2
11
R3 R5
2.2K
2
12
R1 R2 R4 R8 R9 R10 R45
4.7k
7
13
R18 R19
51K
2
抵抗の取り付け
抵 抗 のプリント基 板 上 の挿 入 間 隔 は 10mm です。ラジオペンチなどで抵 抗 のリード線 間 隔 10mm で折 り曲
げて下 さい。サンハヤトのリードベンダーRB-5 などがあると便 利 です。9mm 程 度 の板 にあてて折 り曲 げても
効 率 的 に作 業 ができます。また折 り曲 げる際 にリード線 の根 本 に力 がなるべく掛 からないように注 意 して
下 さい。
最 初 に一 本 の抵 抗 を挿 入 し、基 板 を逆 にしてハンダ付 けを行 ってみましょう。また半 田 付 けの際 、抵 抗 が
浮 かないように下 にマット(タオル)の様 なものを下 敷 きとして、基 板 を軽 く押 し付 けながら作 業 するとよい
でしょう。
抵 抗 には抵 抗 値 が有 りますので、間 違 えないように取 り付 けて下 さい。半 田 付 けの際 は抵 抗 のリード線 と
基 板 のパッドの両 方 にハンダコテをあてて、両 方 を加 熱 してからハンダを溶 かして下 さい。
7
基 板 を浮 かせて固 定 し、
抵 抗 を所 定 の基 板 の穴
に插 入 します
ひっくり返 してはんだ付 け
をします。
半 田 付 けが終 わりました
ら、余 分 なリード線 をニッ
パーでカットします。
抵 抗 を基 板 に挿 入 した所
同 様 に他 の 2,3 本
の抵 抗 を半 田 付 け
をします。慣 れてき
たら数 本 の抵 抗 を
挿 入 後 、まとめてハ
ンダ付 けすると効 率
的 です。
抵 抗 2 本 の実 装 を終 わった所
抵 抗 をすべて実 装 した所
IC ソ ケ ッ ト の 取 り 付 け ( 向 き あ り )
次 に IC ソケットを取 り付 けます。IC ソケットには向 きがありますので、基 板 のソ
ケットマークと合 わせて挿 入 して下 さい。
ダイオードの取り付け(極性あり)
ショットキダイオードを挿 入 します。リード線 間 隔 は 10mm になります。部 品 の白 い線 が基 板 と同 じになる
ように挿 入 して下 さい。
LED ( 赤 ) の 取 り 付 け ( 極 性 あ り )
赤 色 LED を 2 個 挿 入 します。+-を間 違 えないように挿
入 して下 さい。リード線 の長 い方 プラスになります。リード
線 切 断 後 は内 部 の電 極 のとがっている方 がプラスです
のでこれで判 別 します。
LED 外 観
8
トランジスタの取り付け(2 種の部品あります)
ベー ス
コ レクタ
エミッタ
エミッタ電 極 を半 田 付 けします(ピンク矢 印 )
すべての電 極 を半 田 付 けします
トランジスタを半 田 付 けします。このトラン
ジスタは表 面 実 装 型 のため、リード線 を
ここにハンダを盛 る
基 板 に挿 入 しません。
また、2SC 型 と2SA 型 の 2 種 類 のトラン
ジスタがありますので間 違 わないように気
パッド
をつけて下 さい。最 初 にトランジスタを基
板 に置 いて位 置 関 係 を確 認 します。次 に位 置 がズレないように上 からピンセットで抑 えながら、エミッタ電
極 に半 田 付 けを行 います。もう一 方 の電 極 に半 田 付 けを行 い位 置 を再 確 認 します。最 後 にコレクタに相
当 する箇 所 を半 田 付 けします。コレクタ部 は熱 容 量 が大 きいため、ハンダコテを当 て、数 秒 待 ってからハ
ンダを乗 せるとよいでしょう。
3.5mm Φ ス テ レ オ ミ ニ ジ ャ ッ ク 取 り 付 け
ミニジャックを基 板 に挿 入 します。基 板 から浮 かないように充 分 に下 まで差
し込 んで下 さい。横 から見 た際 に隙 間 がなくなるはずです。
LED ( 青 )( 極 性 あ り )
青 色 LED を根 元 から折 り曲 げます。折 り曲 げる際 には基 板 挿 入 時 に+-が合 う方 向 に折 り曲 げるよう気 を
つけて下 さい。青 色 LED を挿 入 し、青 色 LED がパネルの穴 位 置 と高 さが揃 う位 置 で半 田 付 けします。
LED のプリント基 板 の LED 極 性 表 示 がわかりにくいので4P の配 置 図 を参 考 にして下 さい。円 弧 の欠 け
たほうがマイナスです。
9
+ コンデンサ
47pF のコンデンサを挿 入 し半 田 付 けを行 います。
1uF のコンデンサを挿 入 し半 田 付 けを行 います。
ピンヘッダーの取り付け
ピンヘッダーを実 装 します。ピンの長 いほうが上 になり、ピンの短
い方 を基 板 に挿 入 し半 田 付 けします。
写 真 ではシルク印 刷 と 90 度 異 なる角 度 で挿 入 されていますが、
問 題 ありません。ただしショートピンはこの写 真 の向 きで縦 長 方
向 になるように(上 下 のピンをショートするように)挿 入 して下 さ
い。
ボリューム
ボリュームを挿 入 します。ボリューム挿 入 後 横 から隙 間 のないことを確 認 しながら半 田 付 けをおこないます。
最 初 に 1,2 箇 所 半 田 付 けを行 い、部 品 が基 板 から浮 いていないことを確 認 してから残 りの半 田 付 けを行
います。
電解コンデンサーの取り付け(極性あり)
電 解 コンデンサを挿 入 し、半 田 付 けを行 います。リード線 の長 い部 品 を+の位 置 に挿 入 します。
OP ア ン プ の 実 装
最 後 に OP アンプを挿 入 します。OP アンプにも向 きがあります。上 から見 てマル印 のある方 が#1ピンで、
IC ソ ケ ッ ト の 半 円 が 欠 け た 方
マーク
に向 けて実 装 します。OP アン
プは通 常 足 が少 し広 がった状
態 になっています。挿 入 する
前 に平 らな面 などにおしあてて
足 の向 きを直 角 に調 整 して下
さい。
この向 きでソケットに挿 入 します
10
挿 入 前 に OP アンプの足 は直 角 に調 整 します
例 え ば ア ン プ 部 の I C 1 に O PA 2 1 3 4 、 電 源 部 の I C 2 に 0 7 2 を 挿 入 し ま す 。 O P ア ン プ は ど の 組 み 合 わ
せでも問 題 なく動 作 します。
基板上面写真
検査
配 線 が終 わりましたら、部 品 が正 しく配 置 されているかどうか確 認 して下 さい。
1. 部 品 の極 性 、向 きがあっているかチェックします。部 品 に極 性 のあるものは以 下 のとおりです。
・電 解 コンデンサ/LED/IC/Di
2.トランジスタの 2SC と 2SA 型 が正 しく配 置 されているかチェックします。
3.半 田 付 け部 がショートなどしていないかルーペなどを使 用 してチェックします。また、半 田 付 け忘 れが無
いかどうかも確 認 します
音 量 ツマミを反 時 計 方 向 に回 しきって電 源 を切 っておきます。ピンヘッダーのショートピンは最 初 は挿 入
しないでおきましょう。
全 部 品 配 置 の確 認 が終 わりましたら、電 池 の
リード線 を接 続 します。
電 池 リードをケースの穴 から出 して基 板 に半
田 付 けします。
動 作 確 認 が済 むまでは基 板 をケースに固 定
せず、この状 態 で動 作 確 認 を行 うとよいでしょ
う。
電 池 スナップはリード線 をケースを通 した状
態 で接 続 します
11
動作確認
音 量 つまみを反 時 計 方 向 に回 し切 り電 源 が切 れた状 態 になっていることを確 認 します。電 池 を接 続 しま
す。
音 量 つまみを時 計 方 向 に回 し電 源 を入 れます。基 板 上 LED が赤 2個 、青 1個 が点 灯 すれば正 常 です。
LED3 個 が点 灯 しない場 合 は電 源 スイッチを切 り、部 品 、極 性 などが間 違 ってないかよく調 べて下 さい。
無 事 に LED3 個 が点 灯 している場 合 、入 力 に信 号 を接 続 し、出 力 にイヤホンなどを接 続 し音 が出 ること
確 認 します。
音 が出 ている場 合 は通 電 し、トランジスタ、OP アンプなどが特 に熱 くなっていないことを確 認 します。
ケースへの収納
無 事 に動 作 が確 認 できた場 合 、ケースに収 納 します。ボリュームのワッシャー、ナットを外 してフロントパネ
ルを挿 入 し、ワッシャー、ナットの順 に挿 入 してスパナで軽 く締 めますスパナがない場 合 はラジオペンチで
も代 用 できます。その後 ケースに収 納 します。タッピングねじ(小 )で基 板 の 4 箇 所 をネジ止 めします。ケー
スのフタを締 めてケース用 のタッピングネジ(長 )で固 定 しまタッピングネジは 2 種 類 あり、皿 ネジ形 状 のネ
ジを電 池 蓋 の無 い方 に使 用 します。最 後 に電 池 ケースのフタを締 めて、ツマミを取 り付 ければ終 了 です。
使用方法
入 力 端 子 に携 帯 音 楽 プレーヤーからの出 力 を接 続 して下 さい。
出 力 端 子 にイヤホン・又 はヘッドホンを接 続 して下 さい。
音 量 ツマミを回 して電 源 を入 れて下 さい。電 源 を入 れると青 色 LED が点 灯 します。
さらにツマミを回 して適 当 な音 量 になるように調 節 して下 さい。
電 源 スイッチを入 れっぱなしで放 置 しますと電 池 を消 耗 しますので、使 用 しない際 はスイッチを切 っておき
ます。
電 池 は 006P 型 アルカリ電 池 の他 、ニッケル水 素 型 充 電 池 でもご使 用 いただけます。
電池交換の仕方
裏 面 の電 池 蓋 部 の▼印 を押 しながらスライドさせフタを外 します。電 池 を取 り出 して電 池 スナップを外 して
電 池 を交 換 します。
ショートピンの設定方法
ショートピンを挿 入 すると可 聴 帯 域 外 の高 周 波
が遮 断 されます。携 帯 型 音 楽 プレーヤー、スマ
ートフォンは一 般 に、音 声 信 号 にかなりの高 周
波 ノイズが含 まれています。ショートピンを挿 すこ
とでカットオフ周 波 数 20KHz以 上 ののローパス
フィルターを形 成 しますので、ショートピンを抜 き
差 しして好 みの方 に調 節 して下 さい。ショートピ
ンを挿 入 するほうが一 般 に音 がおとなしくなり、
中 高 域 が聴 きやすくなります。尚 、ハイパスフィ
ルターは可 聴 帯 域
ショートピンの挿 入 方 向
(ピンクがショートピン)
には影 響 しない設
計 になっています。
12
外観
外観写真
回路図
プリアンプの回 路 図 は以 下 のとおりです。
アンプの回 路 図
13
仕様
仕様
備考
入 力 /出 力
3.5mmΦミニジャック/3.5mmΦミニジャック
アナログ入 出 力 のみ
ゲイン
3
負 荷 インピーダンス
10Ω以 上
スピーカーの駆 動 はできません
周波数特性
15-500KHz
24Ω負 荷 時
高 周 波 フィルター
カットオフ周 波 数 20KHz以 上
残 留 ノイズ
3.3uV (typ. A 補 正 )
SN 比
106dB (typ. A 補 正 )
出 力 0.8V に対 して
最大出力電圧
0.9V(rms)
24Ω負 荷 時
歪率
0.005%以 下 (100Hz,1KHz,10Khz)
24Ω負 荷 時
最大出力
25mWx2
24Ω負 荷 時
主 な使 用 部 品
OP アンプ x2、 電 力 用 出 力 トランジスタ
金 属 皮 膜 抵 抗 1%、フィルムコンデンサ
(入 力 部 、位 相 補 償 部 )
オーディオ用 電 解 コンデンサ
機能
音 量 調 節 、電 源 スイッチ、高 周 波 フィルター
充 電 機 能 はありません
電池
006P 9V 1 個
ニッケル水 素 充 電 池 も使 用 可 能
使用時間
5h 以 上
ケース寸 法 (WHD)
115x69x28mm
重量
170g
付属品
アルカリ電 池
突 起 部 含 まず
1個
接 続 ケーブル(3.5Φ-3.5Φ) 1本
初 期 状 態 OP アンプ
TL072 電 源 部
1個
OPA2134 アンプ 1個
交 換 用 OP アンプ 5532、 TL072 各 1個
仕 様 は予 告 なく変 更 することがあります
Audio Design Corporation
有 限 会 社 オーディオデザイン
〒142-0051 東 京 都 品 川 区 平 塚 3-2-15 クレッセント武 蔵 小 山 Ⅱ 2F
電 話 :03-5498-0734, e-mail: [email protected], http://www.audiodesign.co.jp
14