職員研修事業 〔総務部行政室職員課〕 (PDF 132.3KB) - 川西市

事業番号 A-1
川西市公開事業レビュー
川西市公開事業レビュー事業調書
レビュー事業調書
分
野
自治体経営
施
事 業 名
職員研修事業
所管部・
所管部・課
総務部 職員課
細事業名
職員研修事業
作成責任者
課長 井内 有吾
事業開始年度:
事業開始年度:昭和29
昭和29年
29年
現在までの
現在までの
事業の
の沿革
事業
(社会背景等)
策
効果的・効率的・総合的な行政運営
根拠法令等:
根拠法令等:地方公務員法第39
地方公務員法第39条
39条
地方公務員法第39条「職員には、その勤務能率の発揮及び増進のために、研修を受ける機会が与えられなければな
らない。」という規定に基づき、最も大切な資源である人材を最大限に活かすために、過去からその時代にあった研
修を年度ごとに企画、実施してきた。
現在は地域主権の流れを受け、地方自治体が政策自治体となり、複雑かつ多様化した住民ニーズに迅速に対応する
ことが求められる一方で、厳しい財政状況を受けて職員の定数削減が進められており、その結果、少ない職員で多く
の難解な業務を遂行しなければならない状況にある。このような状況下においては、職員一人ひとりが仕事の質を上
げ、より専門的で広範な仕事に対応できる職員へとスキルアップしていくことが必要であり、職員研修事業のさらな
る充実が求められている。
事業の
事業の目的
地域主権の流れの中で、複雑かつ多様化した職務を少ない職員で行わなければならない状況下においては、一人ひ
とりの能力を向上させなければならない。研修事業では、市民福祉の向上をめざして、OJT(職場内研修)、of
fJT(職場外研修)、SD(自己啓発)をサポートし、職員が持つべき知識やスキル、職業意識や人権感覚、倫理
観、マナーなど、一人ひとりの資質を向上させ、職員の持てる能力を最大限に発揮させることを目的とする。
対象者及び
対象者及び
対象者数等
・新規採用職員
・採用後、一定期間を経過した職員(採用2年目、3年目、高卒7年目)
・新規昇任職員(主任、主査、課長補佐、課長、室長)
・希望職員
・推薦職員
・指名職員
●研修事業概要
1 人材育成基本方針等、職員育成に係る方針の策定や制度の構築(見直しを含む)
2 階層別研修などの市の独自研修の企画、実施及び評価
3 派遣研修に伴う庶務(派遣職員の募集、調整、支払い等)
●22年度の研修計画(予定含む)
1 市独自研修
(1)階層別研修
【採用前研修】(31名)
「自己紹介文の作成」「課題図書の通読」「論文の作成」「川西市に関する資料の通読」
【初任者研修(春期)】(6日:57名)
「市の概要」「組織と仕事」「福利厚生」「給与のしくみ」「服務と規律」「接遇」「普通救命講習」「施設学
習」「防災」「人権問題Ⅰ、Ⅱ」「セクシュアル・ハラスメント」「先輩と語る」「グループワーク」
【初任者研修(秋期)】(3日:31名)
「防災」「政策形成入門」「人権問題Ⅰ、Ⅱ」「法律的なものの考え方」「地方自治の仕組み」「接遇」「意見交
換」
【初級職員研修(2年目職員)】(8ヶ月:11名)
通信教育講座「新・地方行政実務コース」受講:「地方行政制度」「地方税財政制度」「地方団体の運営」「法制
執務」
【採用2年目体験研修】(合計3日:11名)
障害者施設、老人福祉施設(いずれもハピネス川西)、消防署でそれぞれ1日ずつ計3日体験をする。
【採用3年目研修】※今年度からの新規研修(合計3日:19名)
「自治体に求められる法の基礎研修(1日)」「タイムマネジメント研修(1日)」「ロジカルシンキング研修
(1日)」
(※阪神広域行政圏協議会へ派遣していた階層別研修「中堅職員コース(3日)」「民法基礎編(2日)」「行政法
基礎編(2日)」の代替研修)
【中堅職員研修】(基調研修1日:未定)
「監督職の役割」「SWOT分析」等
【新任主任研修】(4日:22名)
「市長講話」「JST基本コース」「公務員倫理」「人権問題Ⅰ、Ⅱ」「セクシュアル・ハラスメント」
【新任主査研修】(3日:30名)
「市長講話」「公務員倫理」「セクシュアル・ハラスメントについて」「クレーム対応」「人権問題に取り組む心
構え」「変化する時代にあっての主査職員の心構えと行動」
【監督職員研修】(基調研修1日:未定)
「管理職に求められるリーダーシップ」「コーチング」等
【新任管理職研修】(合計4日:26名)
「市長講話」「管理職の権限と責任」「人権問題への取り組み」「自治体の情報公開」「公務員倫理」「管理職の
マネジメント」「これからの財政展望」「議会の仕組みと流れ」「政策法務研修」
【新任課長研修】(2日:22名)
「市長講話」「評価者研修」「育成マネジメント研修」
【新任室長研修】(1日:15名)
「リスクマネジメント研修」
別途、「特別職と新任室長との懇談会」を実施(後日レポートの提出を義務付け)
【トップセミナー】(2時間:未定)
「地域活性化の動向」
(2)人権研修
【人権問題オピニオンリーダー研修】(半日:35名)
「人権尊重スキルとしてのファシリテーション入門講座」
【男女共同参画職員研修会(課長職以上対象、課長補佐職以下対象の2回)】(各2時間程度:未定)
「ジェンダー問題やワーク・ライフ・バランスに係る内容の講演会」
(3)その他研修
【インストラクション研修】(2日:24名)
「コミュニケーションスキル」「ロジカルプレゼンテーション」「インストラクションの基本スキル」等
【パソコン研修】
・自己学習形式「ワード、エクセルのテキストの配布」(23名)
・講義形式「楽しいワード(3回)」「楽しいエクセル(2回)」「パワーポイント初級(3回)」
(半日×8回:48名)
現
在
の
事
業
概
要
2 派遣研修
事 業 の
実施内容
(1)兵庫県自治研修所
【職員第1部研修】(5日:2名)
【研修企画担当者研修】(1日:1名)
【接遇指導者養成研修】(3日:2名)
【公務員倫理指導者養成研修】(3日:1名)
【政策課題研究グループ】(未定:公募状況による)
【政策系合同研修】(3日:公募状況による)
【政策づくりの基本と実践】(9日:公募状況による)
【行政法(争訟)研修】(2日:公募2名まで)
【民法研修】(3日:公募2名まで)
【政策法務研修】(3日:公募1名まで)
【部局長等管理職研修】(未定:公募状況による)
(2)兵庫県市町振興課
【実務担当者研修】(19コース:公募状況による)
(3)兵庫県市町村振興協会
【パソコン研修】(中級、アクセス一般・応用、パワーポイント一般・応用、ホームページ作成:12名)
(4)自治大学校
【第2部課程】(2ヶ月強:2名)※21年度から公募制を導入、22年度から対象の拡大
「法制・経済」「地方行財政論」「公共政策総論・各論」「行政管理論」「演習」「講師養成科目」他
【税務専門課程】(1ヶ月半:1名)
「地方税法総則」「国税徴収法(滞納処分手続)」「財産調査等」「ロールプレーイング」「関係法規等」他
(5)市町村職員中央研修所
【人口減少時代の子育て支援】(4日:1名)
【住民とのコミュニケーション】(8日:1名)
【地域コミュニティの再生】(4日:1名)
【法令事務A】(4日:1名)
【住民と行政の協働】(8日:1名)
【公正な職務遂行と組織づくり】(4日:1名)
【住民税課税事務】(10日:1名)
【監査事務】(8日:1名)
(6)全国市町村国際文化研修所
【行政経営とその改革の手法】(4日:2名)
【人がつながるまちづくり】(3日:1名)
【財政健全化法監査】(3日:1名)
【地方公営企業経営の基本】(3日:1名)
【市町村税徴収事務】(10日:1名)
【人事評価制度とその運用の実際】(4日:1名)
【固定資産税課税事務(家屋)】(10日:1名)
【訴訟等実務】(4日:1名)
【入札契約制度の改革】(3日:1名)
(7)国土交通大学校
【道路管理】(12日:2名)
【区画整理】(12日:1名)
(8)日本経営協会行政管理講座
【地方自治体監査制度と監査の基礎実務】(2日:1名)
【土地の課税と評価実務】(2日:1名)
【自治体契約をめぐる法律上の諸問題と対策】(2日:1名)
(9)地方自治情報センター
【システム管理運用セミナー】(3日:1名)
(10)公務人材開発協会
【セクシュアル・ハラスメント防止研修リーダー養成コース】(2日:1名)
●自己啓発支援
1 通信教育の案内
2 研修やセミナー等の情報提供
3 自治六法の購入、追録の取りまとめ
●その他
1 辞令交付時に臨時職員対象の接遇研修を実施
2 接遇強化月間の実施(庁内放送、チェックシートの配布、意見募集等)
3 「市民から頂いたご意見」について、庁内LANを通じて、職員へ注意喚起を図る
■直接実施
■指定管理又は業務委託
指定管理者・委託先の種類(□市外郭団体 □地域(地縁団体等) □NPO法人 ■民間事業者 □その他( ))
実施手法
□補助・支援
補助対象団体等の種類(□市外郭団体 □地域(地縁団体等) □NPO法人 □その他( ))
■その他 (派遣研修
)
平成22
平成22年度
予算)
22年度(
年度(予算)
事業費
コ
ス
ト
内 訳
訳 等
等
事業費の内 嘱託職員
人
千円
事業費の内 臨時職員
人
千円
10,960 千円
人件費
19,102 千円
職員構成
総 計
30,062 千円
従事正職員
概算人件費
従事職員数
(平均人件費×従事職員数)
19,102 千円
2.0 人
財 源
源 内
内 訳
訳(千円)
千円)
年 度
事業費と
事業費と職員人件費の
職員人件費の
総額(
総額(千円)
千円)
一般財源
国県支出金
地方債
合 計
(財源内訳)
28,840
28,183
657
H20(決算)
29,363
28,401
962
H21(決算見込)
28,861
H22(予算)
30,062
報償費
5,623 千円 各種研修派遣旅費(研修担当者旅費含む)
需用費
479 千円 消耗品費・食糧費・印刷制本費
委託料
2,376 千円 研修業務委託料
使用料及び賃借料
84 千円 乾式複写機使用料
負担金、補助金及び交付金
合
計
事業の
事業の成果を
成果を表わす数値
わす数値
現
状
施策評価指標
の
評
価 ※当該シートに記
載する事業のみ
で、達成される指
標ではない。
事業をめぐる
事業をめぐる課題
をめぐる課題
説 明 等
予 算 額
400 千円 講師謝礼・協力者等報償費
旅費
活 動 指 標
特定財源
(その他
その他)
H19(決算)
節 区 分
平成22
平成22年度
22年度
事業費内訳
特定財源
(都市計画税)
都市計画税)
1,998 千円 加盟協会負担金及び各種研修出席負担金
10,960 千円
単位
H19年度
19年度
H20年度
20年度
H21年度
21年度
市の独自研修の参加者数(延べ人数)
人
689
554
610
派遣研修の参加者数(延べ人数)
人
107
83
125
研修満足度アンケート(加重平均)
※研修項目の変更有
点
77.71
80.30
79.94
施 策 評 価 指 標
単位
H19年度
19年度
H20年度
20年度
・仕事量の増大により職場を離れるのが難しいという研修生の職場環境
・各職種ごとに求められるスキルや知識が多様化することによる研修カリキュラムの複雑化
・予算枠の減少による、外部講師を用いた研修を実施することの限界
・職場における人材育成意識の差
H21年度
21年度
今後の
今後の方向性、
方向性、
見通し
見通し等
比較参考例
(他自治体での実施事業例等)
その他特記事項
その他特記事項
・複雑かつ多様化する市民ニーズに対応するための研修内容のさらなる充実
・今まで以上に費用対効果を考えた研修のあり方の検討(時間や日数の短縮、対象職員の整理など)
・内部講師の積極的な育成
・職場における人材育成の支援の充実
各自治体において、研修への取り組みは様々であるが、阪神7市1町で開催される担当者会などで情報交換を行
い、本市において効果的であると思えるものを研修計画へと反映させている。
平成22年度採用3年目研修の「タイムマネジメント研修」は宝塚市と、「自治体に求められる法の基礎研修」は芦
屋市と共同実施をする予定である。