産科出血および輸血症例の検討 クオリティ・マネジメント報告会 産婦人科 2011年10月から2013年9月までの分娩統計 総分娩数(母体数) 685件 経膣分娩 545件(吸引分娩19件 鉗子分娩13件) 帝王切開 140件 帝王切開率 140/685=20.4% 緊急帝王切開 40件 緊急率 40/140=28.6% 双胎妊娠 15件(DD双胎13件 MD双胎2件) 経膣分娩 4件 帝王切開 11件 経膣分娩後の出血量 n=545例 単胎(n=541) 双胎(n=4) 第3期出血 342.7±265.5g 463.8±545.2g 第4期出血 71.4±52.1g 51.3±27.8g 8時間後 78.2±144g 80.0±70.8g トータル 492.3±342.2g 595.0±484.4g 分娩時間 11.7±47.3時間 3.13±1.3時間 胎児体重 2996±396.8g 2209±404.9g (8新生児) 出血多量の原因 ( 3期+4期出血量500g以上症例 n=150) 弛緩出血, 29 その他, 54 膣壁裂傷、血腫, 9 子宮筋腫合併, 7 微弱陣痛, 9 PROM, 8 巨大児, 16 予定日超過, 6 子宮内反, 1 胎盤早期剥離, 1 ITP, 1 PIH, 3 GDM, 6 同種輸血症例(経膣分娩) 年齢 経産 第3期 第4期 分娩 妊娠週数 8時間後 トータル 回数 出血 出血 時間 児体重 35 0 38w5d 1880 286 2105 4271 3.95 3230 32 1 40w0d 195 505 2095 2795 3.98 3010 27 1 40w5d 2535 40 190 2765 1.33 3400 合併症 輸血 PROM,弛緩出血、膣壁 RCC11 裂傷 FFP16 弛緩出血 RCC10 FFP14 卵膜遺残、弛緩出血、 RCC4 子宮内反 FFP6 誘発 有無 誘発 自己血貯血症例(経膣分娩) 年齢 経産 妊娠週 第3期 第4期 8時間 トータル 回数 数 出血 出血 後 分娩時間 児体重 合併症 貯血量 誘発 有無 38 0 40w0d 1530 10 5 1545 12.81 3190 子宮筋腫(15cm) 600 誘発 35 0 41w0d 1250 0 50 1300 8.40 3530 筋腫合併、予定日超過、 弛緩出血、膣壁裂傷 300 誘発 33 0 41w3d 710 35 65 810 3.78 2760 子宮筋腫(8cm) 300 38 2 38w0d 520 75 45 640 6.00 2950 外陰部静脈瘤 300 31 0 38w1d 200 60 75 335 6.13 2890 バイアスピリン内服 誘発 700 →350 出血多量の原因 ( 手術時出血1000g以上症例 n=41) 胎盤早期剥離 子宮静脈 2% 血管叢怒張 分娩停止 2% 5% ジストレス 10% 反復 32% 子宮筋腫合併 15% 骨盤位 17% 前置胎盤、低置胎 盤 17% 単胎帝王切開の適応症別出血量(平均) 適応 出血量平均(g) 例数 子宮筋腫合併 1887±726 6 前置胎盤、低置胎盤 1383±359 8 ジストレス 870±449 11 反復 851±475 50 骨盤位 828±282 29 分娩停止 795±285 13 PIH 477±166 4 その他 総平均 8 932±481 129 自己血貯血症例(選択的帝王切開) 年齢 経産回数 妊娠週数 帝王切開時出 血 C/S適応 児体重 自己血貯血 37 0 37w2d 2911 筋腫核出術後、筋腫再発(最大 10cmその他多数) 2875 300 RCC8FFP2 34 0 37w1d 1846 筋腫合併(10cm大) 3005 300 36 0 38w0d 1739 筋腫合併(6cm)、横位 2685 300 36 0 37w6d 2224 筋腫合併(10cm)、横位 3125 300 35 1 37w5d 1000 辺縁前置胎盤 2940 300 34 0 37w0d 1349 辺縁前置胎盤 2692 600 35 1 37w3d 1097 辺縁前置胎盤 3105 300 32 1 38w2d 1393 癒着胎盤疑い、反復 2935 600 35 0 37w1d 1492 全前置胎盤 2846 700 30 0 37w1d 1050 全前置胎盤 2905 300 34 0 37w3d 2093 辺縁前置胎盤 3115 760 33 0 37w3d 1594 辺縁前置胎盤、筋腫合併 (7cm*2ヶ) 2810 600
© Copyright 2024 ExpyDoc