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宮崎大学学術情報リポジトリ
Title
ニンポウキンカンにおける同質四倍体の選抜とその特性
Author(s)
河瀬, 憲次; 八幡, 昌紀; 中川, 匠子; 原口, 加奈; 國
武, 久登
Citation
URL
園芸学研究, 4(2): 141-146
http://hdl.handle.net/10458/1927
Date of Issue 2005-06-15
Right
Description
園芸学会
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園学研.(
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5・
ニンポウキ ンカンにおける同質四倍体の選抜 とその特性
河瀬憲次 1*・八幡昌紀 2仲 川匠子 3・原口加奈 3・固武久登 3
1河瀬技術士事務所
88
9-21
54 宮崎県宮崎市学園木花台桜 ト 3-1
0
2鹿児島大学大学院適合度学研究科 89
0-006
5 鹿児島県鹿児島市郡元 1-21-24
3宮崎大学農学部 889-21
92 宮崎県宮崎市学園木花台西 1-1
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ng.
も 四倍体
キーワー ド : 倍数性育種,カ ンキツ,ニ ンポウキ ンカン,珠心月
緒
ているキ ンカ ンは,ニ ンポウキ ンカ ン(ネイハキ ンカ ン・
言
メイ ワキ ンカ ン )
(
Fort
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aSw
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)のみで
あ り,種子が多 いため,食べに くく,加工作業時 に種子
キ ンカ ンは,果実 を丸 ごと食す ることのできる唯一 の
カ ンキツ類 であ り,生食用 と して消費 され るほか,一部
を取 り除 くのに手間がかか るところが大 きな欠点である.
は甘露煮, ジャムお よびマ-マ レ- ドな どの加1用 と し
て利用 されている.果実には ビタ ミン Cか豊富で,古 く
そのため,キ ンカ ンにおける無核性品種の作 出が望 まれ
ている.
か ら風邪の予防に利用 されてきた. また,果皮 には発 ガ
無核性品種 の育成方法 の一つ と して三倍体育種 があげ
ン抑制効果 のあるとされる β-ク リプ トキサ ンチ ンが多 く
られる (
Soos
t・Came
r
on, 1980;1985)
.一般的 に,カン
キツ類の三倍体 は二倍体 と四倍体 間の交雑 によって得 ら
含 まれてお り(根角 ら, 1998)
,健康槻能性を多 く有す る
果樹 のひ とつである.我が国におけるキ ンカ ンの主要 な
栽培地域 は宮崎県や鹿児島県な どの九州南部地域であ り,
れるため,四倍体 は非常 に重要 な育種素材 となる (
Es
e
n・
Soos
t, 1972;生 山 , 1992;金 好 ら, 1997;八 幡 ら,
その生産量 は全体 の 90%を 占めてお り,この地域 の重要
2003)
.従来,カ ンキツ類の四倍体 は珠心広 由来の実生か
な特産果樹 とな っている. しか しなが ら,経済栽培 され
ら選 抜 され , カ ンキ ツ属 植 物 と カ ラ タ チ (
Ponci
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2
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4年 7月 9日 受付.2
00
4年 1
2月 1
3日 受理.
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本研究の一部は日本学術振興会から交付された科学研究補助金
45
6
00
25
)により行った.
(
基盤研究C2課題番号 1
a(
L.
)Ra
f
.
)においてこれまで多 くの同質四倍体が
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獲得 されている (
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,1925;Lus
s
,1935;La
pi
n,1
937;
古里, 1952)
.一方,キ ンカ ン馬植物では,珠心膳か らの
四倍体 の出現 について これまでの ところ全 く報告 されて
1
41
1
42
河瀬意次 ・
八幡昌紀 ・中川匠子 ・
原口加奈 ・
固武久費
いない.また,キ ンカン属植物の四倍体に関す る報告 も,
色体標本を作成 した. これ らの染色体標本 について光学
Longl
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1
9
25)に よ って発 見 され たマ メキ ンカ ン (
A
hi
nds
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iSw
i ngl
e
)と八幡 ら (
2004)
が珠心贋への コル ヒチン
処理 によって誘導 したこ ンポウキ ンカ ンの 2例のみであ
顕微鏡を用いて染色体数を観察 した.
る.そのため,キ ンカン属植物における四倍体 について
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dPol
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cDNA(
RAPD)分析 を行 った.供試
の詳細 な調査 は行 われてお らず,その形態的特徴 に関す
材料 には,こ ンポウキ ンカンおよび本研究で得 られた選
る報告 はほとん どない.
そこで本研究では,こ ンポウキ ンカ ンの四倍体を獲得
抜個体の幼薬を用いた.それぞれの幼葉 1
00mgか ら,全
す るために,決心腔実生を育成 し,根の形態 よる同質四
倍体 の選抜を試みた.また,倍数性育種を進めてい く上
で必要 となる四倍体 の基礎的情報を得 るために,その形
態調査 を行い,二倍体 との比較を行 った.
材 料 お よ び方 法
四倍 体 の選抜
材料 には,農林省園芸試験場久留米支場 (
覗:
農業 ・
生
物系特定産業技術研究機構九州沖縄農業研究セ ンター野
For
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une
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菜 花 き研 究 部 )栽 椎 のこ ンポウキ ンカ ン (
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ngl
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)を用いた.1
971年 3月にこ ンポウキ
c
r
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ンカ ンの完全種子 5
00枚を播種 し,実生を育成 した.四
倍体の選抜方法は,発芽 6か月後の実生を丁寧 に掘上げ,
細根 か明 らかに太 く,少 ない ものを選抜 した.
倍数性解析
選抜 実生 の倍数性 の解析 は, フローサイ トメ-クー
(
EPI
CSXLSYSTEM Ⅲ,BECKMANCOULTER)によ
発 生 起 源 の解 析
l
l
da
m Am選抜実生の発生起源を推測す るために,Ra
DNAを CTAB法 (
Roge
r
s・
Be
ndi
c
h,1
985
)によ り抽出 し
0me
rの ラ ンダ ムプ ライ マ ー
た. プ ライマ - には, 1
(
Ope
r
on
)40種類 (
OPA-1
∼20,OPC-1
-20
)
を使用 した.
Pol
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PCR)
の反応液 (
25pI
)の組成
0mM Tr
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I
Cl(
PHS.
0)
,80mM KCl
,1
.
5mM
は,1
MgCl
2
,1
00F
L
M dNTPs
,0・
3/
上
M プ ライマ ー ,2,
5U
Tt
hTagDNA pol
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eお よび 1
0ngDNA と した.
DNA の増 幅 には,PCRThe
r
ma
lCycl
e
rMPTP-3000
(
Ta
Ka
Ra
)を使用 し,前処理 9
4℃ ・3
0秒間,熟変性 94℃ ・
3
0秒間,アニー リング 3
7
℃・
2分間,伸長反応 72℃ ・3分
5サイ クル と した.それぞれのサ ンプル は,0.
5
間で 3
ー1E
t
hi
di
umbr
o
mi
deを含む 1.
5%アガロースゲル
F
L
g・
ml
で電気泳動後,紫外線照射下でバ ン ドパ ターンを観察 し
た.
形態的特徴
材料 には,1
4号 ポ ッ トに栽植 した接 ぎ木 7年生の選抜
年生のこ ンポウキ ンカンを対照区と
系統を用い,接 ぎ木 5
した.葉,花および果実について形態調査を行 った.す
る方法 と酵素解離法 による染色体観察 を行 った. フロー
なわち,葉は,葉身長,葉幅,葉形指数,釆葉最,翼葉
20
00
)の方法に従
サイ トメーターによる解析 は,春崎 ら (
0mgに 2
い,試料 として幼葉を用いた.採取 した試料 5
項
晩 単位面積あた りの葉重および気孔の縦径 と横径の 8
ml
核単離溶液 (
25mg・
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-Ipr
o
pi
di
umi
odi
de(
PT
)
,50
mM Na
2
SO3,1
40mM 2-メルカプ トエタノール, 1
.
0%
Tr
i
t
onX11
00,50mM トリス塩酸 ,pH7.
5)を加え,シ
雌ずい長,子房の縦径 と横径,雄ずい数,染色 と発芽 に
ャー レ上 にお い て約 5分 間細 か く刻 み, ミラク ロス
0項 目について調
完全種子数および果皮 と果肉の糖度の 1
0反復ずつ行 い,花 と果実の調査 は 1番
査 し,それぞれ 1
(
Ca
l
bi
oc
he
m,Co.Lt
d.
)で ろ過 した. ろ液 を遠心 分離
(
1
2,
000r
p
m,3分間 )し.上清を除去 した後,沈殿物を
550/
∠
1
核単離溶液 と混合 し,よ く懸濁 した. さらに,測
定直前 に 5
0F
L
l
の5
00mg・l
i
t
e
rlpI
溶液を加 えて混合 し
0,
000佃の核の蛍光強度
た後,フローサイ トメーターで 1
により倍数性の判定を行 った.また,一部修正 した Fu
kui
(
1
996)の酵素解離 による染色体観察法を適用 して選抜実
生の幼葉の染色体数 を調査 した.すなわち,幼葉 の先端
0.
5c
m を採取 し,2mM 8-ヒ ドロキシキノリンで 1
げC,
臥 花 は,全幅,花弁数,花弁 の縦径 と横径,雌 ずい数,
2項 目,果実は,果実歪,
よる花粉稔性および花粉粒径の 1
果実の横径 と縦径,果形指数,室数,果皮の厚 さと割合,
花のものを用いた.また,花粉稔性は, 1
%アセ トカー ミ
ンによる染色 と寒天培地上での発芽試験により評価 した.
0% スクロースと 1
%寒天を添加 した寒天
発芽試験 は,1
5
℃,1
0時間培養,暗黒の条件下 で評価 し
培地 を用い,2
反復あた り 5
00個以上の花粉
た.それぞれ 3反復行い,1
を調査 した.
結果 および考察
こ ンボウキ ンカンの完全種子 5
00枚か ら,457本の実
1
0時間前処理後,固定液 (エタノール :
新穀 =3
:
1
)
で1
(
和,
1
2時間固定 した.固定後,幼妻 を蒸留水で 1時間水洗 し,
生か得 られた.それ らの実生 について,細根か他の実生
%セルラ-ゼ `
`
オノズが '
RS(ヤク
固定液を取 り除き,2
よりも明 らかに太 くて短い形態を示す ものを 2個体選抜
,1%マセロザイム R-200(ヤクル ト)
,0.
3%ぺク
ル ト)
した (
第 1図 )
・ これ らは根の形態以外 に節間が短 く,糞
が厚 くて濃緑色の形態を示 した.両系統 とも初期成長が
トリアーゼ Y-23(
協和化成 )および 2
00mM EDTAを含
0分間解離 した.解磨後,スラ
む酵素液を用い,37C,5
劣 り, 1個体は育成過程で枯死 した.
イ ドグラス上で幼葉の細胞を展開 し,室温で乾燥 させた
次 に,選抜系統の倍数性を プロ-サイ トメーターで解
0分間染色,水洗後,乾燥 させて染
後,2% ギムザ液で 3
,相対蛍光強度が四倍性 を示 し
析 した結果 (第 2-A図 )
閲
学粧
(
Ho
r
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.(
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))
4
(
2
):14
卜
14 6
.
レ1
3
20 05 .
た・ また,幼葉 の染 色体数 を観察 した ところ (
第 2-8区リ,
的 に出現 す る同質 四倍体 について報蛮 されてい る (
Fr
os
t
,
36本 の染 色体数 を有 してお り,四倍体 であ ることか確認
1
925;Lus
s
,1935;La
pi
n,1
937;古里 , 19
52)
.四倍体 の
され た. さ らに,選抜 系統 の発生起源 を解析 す るために
選抜 方法 は,葉 形指数 や葉 の厚 さ,気孔 の大 き さや数 な
RAPD分析 を行 った結 果 (第 3図 )
,選抜欄体 のバ ン ドパ
ど葉 の形 態 的特 徴, トゲの発生 度合 い,成長 の程 度 な と
ター ンはニ ンポ ウキ ンカ ンのバ ン ドパ ター ンと一致 して
Ba
r
r
et
卜Hut
chi
s
on, 1
978;
が主 な 指 標 と され て き た (
お り,珠 心 胚 由来 で あ る ことが推 察 され た.
L
e
e
,1
988;生 山,1
992)
.一万,枚 の形態的特徴を利用
カ ンキ ツ類 では,これ まで多 くの研究 で珠心膳 か ら偶発
した四倍体 の選抜 は これ まで報告 され て いな い. カ ンキ
ツ類 にお ける四倍体 の根 の形態 は,二 倍体 と比較 して,親
板 か粗大 で短 く, その発生数 か少 な く, さ らに,根 の成
長 か 劣 って い る こ とか 報 告 さ れ て い る (岩 崎 ・西 浦 ,
1
963;Ba
r
r
ct
t
・Hut
c
hi
s
on, 1
978;Le
e, 1
988)
・本研 究 で
は,板 の形態 を選抜指標 と して四倍 体 の選抜 を行 った と
ころ,効率 は低 い ものの , 1個体 の 同質 四倍体 を獲得す る
ことがで きた.
珠心膳 実 生 か ら偶 発 的 に出現 す る四倍体 の 出現 頻度 に
pi
n(
1
937)はい くつ
ついては い くつ かの報 告 が あ る. La
かの カ ンキ ツ属植物 とカ ラ タデの実 生 につ いて四倍体 の
出現頻度 を調査 した ところ, カ ンキ ツ属植物 で は最 も高
い もので 5.
6%, カラ タチでは 3.
7% の頻度 で四倍体 が 出
19
52)は, ウ ン
現 した ことを報告 して い る. また,古塾 (
シュウ ミカ ン, ナ ツダイ ダイお よび ダイ ダイにお ける四
4,0.
2お よび 0_
1% であ っ
倍体 の出現 頻 度 か それ ぞれ 0.
た ことを報告 してい る,本研 究 では, こ ンポ ウキ ンカ ン
第 1図
5
0O
0i
相 対蛍光幾度
A
葦 2
1
00
第 2図
OPA-7
0PC-2
0
PC-4
M 2XSSH
M 2XSSH
M 2ⅩSSH
エソポウキンカンから得られた実生の根の形態比較
Cont
:対照.SS:選抜実生
6
一
己
コ4
_
C
_
ーノ八へ
_
選抜実生
500
l
1
相対蛍光強度
葦1
0
0
0⊂
<
EG
2
Cキンカン
ニンポウ
200
フローサイ トメ-ターと染色体観察による選抜実生の倍
数生解析
A:フローサイ トメーターによる倍数性解析
B:染色体観察 (
2
n
-4X=3
6
)
OPC-7
0PC-8
M2XSSH
M 2XSSH
第 3図 RAPD分析による選抜実生の発生起源の解析
M:1
00b ラダーマーカー.2
X:ニンポウキンカン, SS:逮
抜実生, H:有性牡由来の実生
図中の矢印は各個体に特異的なバンドを示す
1
J
壬
∠
l
河瀬憲次 ・^l
?
志昌紀 ・朝 日匠子 .原 口加奈 .図武久登
第 1蓑
ニ ンポ ウキ ンカ ンの二 倍 捗 と四 倍 体 に お け る葉 の形 態 的 特 徴
気孔長 (〃m)
系 統
I
-/L.
I
:
∴
捌 書体
6
8.
6
3
6・
4
1
・
9
二倍 体
7
0.
8
3
0.
4
NSZ
*
*
Y
∴
…'
:-
'
-㍉
4・
2
2
・7
2
・
3
7
・
7
*
*
*
・: .
::
縦後
横径
3
7
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9
2
8・9
a
2
3・1
a
3・
9
31
・1
2
3・
Ob
1
9・3
b
*
*
*
*
*
*
*
エ
N
S:打 .
故差な し.*.*
*:し検定によりそれぞれ芸名と1
‰水叫軽で有意差があることを示す
J
紫身 良/
紫幅
第 2蓑
ニ ンポ ウキ ンカ ンの二 倍 体 と捌 き体 に お け る花 と花粉 の形 態 的 特 徴
r
r
L
m)
花弁長 (
系統名
花器
幅
花弁数
縦径
横径
雌ず い数 雌 慧 )
'
長
子房 長 (
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山 .
王.W
花粉 稔性 (
C
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)
花 粉 粒径
縦径
横径
雄ず い数
艶色
発芽
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四倍 体
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4.1
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1
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春
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S:有音蓑な し.*,**:L
検定によりそれぞれ5
%と1
%水 畔で有意差があることを示す
'
酢酸カ- ミンによって地色 された花粉
い教 については二倍体 と四倍体 間で差 は認 め られなか っ
た.花粉稔性 は,二倍体 の染色および発芽稔性 かそれぞ
5.
0% と 3
3.
9% であ ったのに対 し,四倍体 はそれぞれ
れ9
6
7.
9% と 7,
4% であ り,有意 に減少 した.また, アセ ト
カー ミンによる染色後の二倍体 と四倍体 の花粉 の大 きさ
8.
S〟m
を比較 した ところ,二倍体 と四倍体 はそれぞれ 2
と3
6.
5〟mであ り,四倍体 の方 が有意 に大 きか った. こ
れまでにカ ンキツ属植物 とカラタチにおける四倍体植物
の葉 と花の形態的特徴 についてい くつか報告 されてい る
第 4国
ニ ンポ ウキ ンカ ン四 倍 体 の果 実 の形 態
(岩 崎 ・西 浦 , 1
9
6
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.生 山
(
1
9
9
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)は, ヒュウガナツ,- ッサ クおよびク レメンテ ィ
か ら得 られた実生 4
5
7個体か ら 1個体 の四倍体 を獲得す
ンの四倍体 の薬 と花 における形態的特徴 として,二倍体
ることかでき,その出現頻度は 0
・
2%であ り,古里 (
1
9
5
2)
の報告 と同程度の出現頻度であ った.本研究では,こ ン
と比べ,葉が厚 くな ること,丸 みを帯 びること,花弁 や
子房,花粉が大 き くな ることお よび花粉稔性 が低下す る
ポウキ ンカ ンにおいて も低頻度ではあるが,珠心肱か ら
ことな どを述べている.本研究 で も,こ ンポ ウキ ンカ ン
四倍体か偶発的 に出現す ることを明 らかにす ることがで
きた.
の四倍体 には同様の特徴が示 された.
次 に,四倍体 と二倍体 の薬の形態を比較 した結果 (
第1
衣)
,四倍体 の葉身長 は,二倍体 と比較 して差 はほとん ど
表)
.果実の重 さや大 きさでは二倍体 と四倍体 問で有意 な
差 は認 め られなか った. しか しなが ら,四倍 体 の果形指
認 め られなか ったが,葉幅は有意 に大 き くな り,葉形指
数 よ り,E
射吾体 の葉 は二倍体 と比較 して,丸 くな ってい
0
0
)は 9
7.
9,二倍休 は 91
.
1であ り,四
敬 (横径 /
縦径 ×1
倍体 の果実 は二倍体 よ り丸 くな っていた.キ ンカ ンの可
た.単位面簡 あた りの葉重は,二倍体 か3
1
.
1mg
/
c
mZで
食部であるアルベ ドとブラベ ドか らな る果皮 の厚 さにお
あ ったのに対 し,四倍体 は 3
7.
9mg
/
c
m2であ り,二倍体
と比較 し, 四倍体の葉 は有意 に重 く,すなわ ち厚 くな っ
いて,四倍体 のそれは二倍体 と比べ有意 に厚 くな り,果
最後 に,四倍体 の果実の形態 を調査 した (第 4回,第 3
皮の厚 さは果実半径の約 5
0%を占めていた. 1果実あた
ていた.四倍体 の気孔の大 きさは,縦径,横径 ともに二
りの完全種子数 は,二倍体が 5個であ ったのに対 し,四倍
倍体 と比較 して有意 に大 きか った.次 に花 の形態 を調査
体は 2
.
3佃であ り,有意に減少 していた.また,四倍体 の
,完全 に開花 したときの大 きさを表す
した結果 (第 2表 )
6、
6mmであ ったのに対 し,四倍体
全幅 では,二倍体 か 1
果皮 と果肉の糖度は,二倍体 と比べ有意な差 は認 め られ
が2
4.
1mmであ り,四倍体 の花 は二倍体 と比べ有意に大
体,特 に細胞融合 に よ り育 成 され た異質 四倍 体 の果 実
きか った.花弁 と子房 の縦径 も二倍体 と比べ,有意に大
形質 につ いて は, い くつ か の報 告 が あ る (
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きか った. しか しなが ら,花弁数,雌ずい数 および経ず
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ず,同等の形質 を示 した. これ まで, カ ンキツ類の四倍
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第3蓑 こンポウキンカンの二倍体と四倍体における果実の形態的特徴2
倍数性
果実藍 空
(
g)
横径
大きさ (
讐 」 異形指数x
縦径
室数
果皮の厚さ 果皮の割合 1
果実あたり
(
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(
港)Y の完全種子数
果肉
(
B
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果皮
糖度
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二倍体
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年1
月2
5日に収穫した果実を供米
y
NS二者音差なし,辛,棉 :t検定によりそれぞれ5
%と1
%水準で有意差があることを示す
x(
横 径/縦径) ×1
0
0
'(
果皮の厚さ/
果実の半径)×1
0
0
(
1995)は,体緋 包雑種 4品種 における果実 の形態的特徴
について調査 した ところ,二倍体の融合親 と比較 して果
心肝 由来で あることか推察 された. この四倍体 の形態 に
皮か厚 くな っていた ことを報告 している.本研究で得 ら
気孔,花お よび花粉 は大 き くな ってお り,四倍体特有の
れたこ ンポウキ ンカ ンの四倍体 は, これまで報告 されて
いる異質 四倍体 と同様 に果皮が厚 くな っていた. カ ンキ
形態 を示 した.四倍体 の果実 は,果実の重 さや大 きさに
ツ属植物 とは異 な り,キ ンカ ン属植物の主 な可食部 は果
ある果皮が厚 くな り,完全種子数が少な くな っていた.将
皮であ るため,果皮が厚 くなることは可食部が増加す る
栄,本研究 で得 られたこ ンポウキ ンカ ンの四倍体 は直接
ことであ り,このような形質 になることは逆 に望 ま しい.
的な品種 と しての利用 や三倍体育種 の親 と して重要 な素
材 となるであろう.
本研究 で得 られたこ ンボウキ ンカ ンの四倍体 は,二倍体
ついて調査 した ところ,二倍体 と比べ,葉 は丸 くて厚 く,
おいて二倍体 と同等の形質 を示 した. さ らに,可食部 で
と比較 して, ほとん どの果実品質 は同等であ り,果皮部
厚 く,1果実 あた りの種子数 が減少 していたことか ら,痩
引用文献
接的に栽培 品種 と して用 いることが可能であると考 え ら
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978.Spont
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れる.今後 ,露地 や近年増加 しつつある施設な どでの本
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.
3
2:27-45.
格的な栽培試験 を行 い,四倍体の経済栽培 について検討
す る必要 があると考 え られ る.
前述 した よ うに一般的にカ ンキツ類の四倍体 は,経済
栽培品種 と してではな く,三倍体育種 のための育種母本
としての利用が提唱 されている (
Soos
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on, 1980;
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Hor
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Sci
.97:41
0-41
4,
1985)
.実際に本研究で得 られた四倍体ニ ンボウキ ンカン
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925・Te
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5-537.
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U.S,A.ll:53
を花粉親 と して用 い,ナガキ ンカ ンとの交雑 によって.≡
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Fuk
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倍体 キ ンカ ン品種 `
ぶちまる '
が育成 されている (
吉 田ら,
2003)
. `ぶ ちまる 'は片親が観賞樹 と して用 い られてい
るナガキ ンカ ンであ るのに もかかわ らず,ニ ンポウキ ン
Fuk
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.
カ ンよ り良好 な果 実品質 を示す ことが報告 されている.
古里和丸 1
952.柑橘 における倍数体.遺伝学雑誌. 27:
J
Z
06.
今後, よ り優 れたキ ンカ ン品種 の育成のためには,本研
春崎聖一 ・閣料大輔 ・観武久登 ・
小松春蚤
究 で得 られたこ ンポウキ ンカ ンの四倍体 と二倍体間で交
2
000. フローサイ
雑 を行 い,三倍体 のニ ンポウキ ンカ ンを獲得す る必要が
トメ トリ-によるカンキツ類の倍数性の判定.九州東海
9:45-52.
大農紀要. 1
あると考 え られ る. このように,本研究で得 られたこ ン
岩崎藤助 ・
西浦 昌男. 1
963.4倍体,大業系および小葉系カラ
ポウキ ンカ ンの四倍体 は我が国のキ ンカ ン産業 に大 き く
貢献す る もの と期待 され る.
摘
要
実生 の根 の形態 を指標 と してニ ンポウキ ンカンの珠心
広実生か ら四倍体 を選抜 し, その形態調査を行 った.
実生の発育 と台木 としての価低
タチについて (
第 2報 )
尚武報. B2:1
5-24.
金好純子 ・
加納徹治 ・
桑 田祐二 ・
平尾 晃 ・中谷素- ・
小林省
蔵 ・1
997. カンキツ類の三倍体品種の育成 (第 1報 )ウ
ンシュウ ミカンと四倍体ポンカンの交雑による雑種三倍
体の作出.関学雑. 6
6:9-1
4.
こ ンポ ウキ ンカ ンの完全種子 を播種 して得 られた 457
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本 の実生か ら,太 くて短 い細根 を有す る 1個体を見 出 し
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283-289.
有 してお り,四倍体 であることが明 らか とな った. また,
RAPD分析 によ り, この四倍体 はこ ンポウキ ンカ ンの珠
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小松春寄.2003.
および果汁に含まれるβ -クリプ トキサ ンチン含量の品
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晩自柚 'と四倍俸の正逆交雑か ら得 られた種子の重 さと
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:108∼1
09.
種間差異.蘭学雑.66(別 1
倍数性 との関係.園学研.2:247-252.
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6.
992.カンキツ類の倍数性育種に関する研究 一主
生山 巌. 1
として捌 き体育種素材の作出について-.果樹試報.特
報 3:1
3-20.
吉田俊雄 ・
根角博久 ・吉岡照高 ・
家城洋之 ・伊藤祐 司 ・中野睦
子・
上野 勇 ・山口彬雄 ・
村瀬昭治 ・瀧下文孝.2003.辛
ンカン新品種 `ぶちまる '
.果樹研報.2:9-1
6.