事例4「AS/400からオープンソースの世界へ」

AS/400 からオープンソース
の世界へ
PHPソースコードジェネレータ
WebPG(仮称)
はじめに
ご挨拶
弊社ご紹介
IBM iSeries(AS/400)とは
PHP+PostgreSQLによる基幹システムの開発
見えてきた問題点
今後の課題
PHPソースコードジェネレータ(WebPG)
弊社の概要
社名
プラットアイズ株式会社
設立
1998年10月18日
資本金
2億7,100万円(平成13年3月現在)
事業所
東京、大阪
社員数
70名(関連会社含む)
関連会社
ぷらっとホーム株式会社
事業内容
IBMのiSeries(AS/400)とCASEツール“LANSA”による
アプリケーションシステムの設計、開発を中心にビジネス
アプリケーション開発、通信ネットワーク 開発などを行い、
基幹系のシステム開発で培った実績をベースにLinux、
BSD等のオープンソースを用いたアプリケーション開発
などを行っています。
弊社の特徴
IBM iSeries(AS/400)ソリューション
基幹系システム
l Web系システム(BtoB、BtoC)
l Linuxとの連動システム
l
Linux系ソリューション
l
Web系システム
l
ネットワーク系システム
参考システム(AS+Linux)
参考システム(Linux)
WebページA
入力済みの自社システムデータから、
取引先のシステムに合わせたデータの
成形を行い自動的に入力代行を行う。
自
動
WebページB
自動
WebページC
動
自
NART
入力済
データ
取引先のシステムは一切手を加える
必要はない。
PostgreSQLの利用システム
四六時セールスマン(BtoB)
四六時セールスマン(BtoC)
Time Mail
Web予約
Fair Reservation
Seminar Reservation
ドキュメント出力サブシステム
他
IBM iSeries(AS/400)とは
全世界で65万台以上の出荷実績
世界150カ国以上で販売
51カ国語に対応
マルチユーザ対応ビジネスコンピュータ
多くの市場、業界に対応するアプリケーショ
ンが豊富(ERP、流通業、製造業、金融業等々)
IBMによる動作保証とサポート
IBM iSeries(AS/400)とは
安定性(連続可用性)が高い
l
年間予定外停止時間がきわめて少ない
l
l
iSeries:5.2時間
W/NT:224.5時間 (ガートナーグループレポート)
安全性が高い
l
l
C2(商用レベルの最高値)レベルのセキュリティ
クラッカーの進入は1度きり(犯人も判明)
拡張性が高い
l
200倍の拡張性
IBM iSeries(AS/400)とは
専用のOS(OS/400)
障害に強いファイルシステム
運用の容易なデータベース(DB2/400)
様々な開発環境
RPG、COBOL、LANSA
l C、C++
l JAVA
l Lotus Domino
l
IBM iSeries(AS/400)とは
iSeriesの欠点
高価である
l オープンソースでない
l 最新技術への対応
l ユーザインターフェース(Green Screen)
l
l
文字コードの問題
PostgreSQL+PHPでの
基幹システム開発
目的
iSeries(AS/400)で培ってきた弊社のノウハウ
を生かし、基幹システムをオープンソース上で
実現する。
l オープンソースソフトウェアを利用して、基幹シ
ステムがどこまで実現できるかを体感する。
l 導入コストを抑え、 iSeries(AS/400)の下のレ
ンジの顧客層をターゲットとする。
l
開発システム
PHP販売管理パッケージ(1次開発)
テーブル本数:約80本
l プログラム数:約900本
l
マスタメンテナンス系:約380本
l 業務処理ロジック系:約500本以上
l
当初計画では3次開発まであり
l
BtoB、BtoC、同一システム間データリンク等
基幹系システムの開発
要求されるもの
安定性...あらゆる環境下において正しく動作すること
l 安全性...あらゆる不正から適切に保護されていること
l 確実性...あらゆる操作に対しても誤った動作をしないこと
l 保守性...あらゆる障害に対して迅速に対応できること
l
1つの数字の誤りが、数千万の損失につながり、
1日のシステムの停止が、数億円の損失につながる
こともあります。
見えてきた問題点
iSeries(AS/400) での開発との相違点
l
システムを構成する要素の違い
l
ソフトウェアを選択して組み合わせる必要がある
l
l
l
l
必要な機能は満たしているか
ソフトウェアの相性は悪くないか
最大容量(データ量やアクセス量)は十分か
検証の必要性
l
ソフトウェアの組み合わせや動作に関してはあら
かじめある程度の検証が必要
見えてきた問題点
iSeries(AS/400) での開発との相違点
l
システム及びプログラム設計レベルの違い
画面に関する細かい仕様などプログラムの細部に
までわたる設計が必要である。
l iSeries(AS/400)ではプログラムを開発する上での
選択肢が少ないため、設計は業務ロジックに専念
することができる
l
l
言葉の違い
l
独特な言葉と意味の違う言葉
見えてきた問題点
その他
l
システム開発を支援するツールが少ない
データメンテナンス用のプログラムも通常のプログ
ラムと同じように作成する必要がある
l PostgreSQLにツールがあるが万人向けではない
l
l
多人数での大規模開発体制
プログラムのクラス化が進んでいるため常にソー
スの同期をとる必要がある
l CVSなどのツールが別途必要
l
PostgreSQLの評価
評価
機能的、性能的には問題なし
l 現バージョンで信頼性も確保された
l 商用データベースと比べても遜色なし
l
不足しているもの
信頼性はあるが信用が不足
l 信用するには実績と保証が必要
l クライアントサイドのツール
l
PostgreSQLの評価
信用を得るには
導入事例
l 簡単にできるチューニング
l 保証されたサポート
l 確実なバグフィックス
l
今後の課題
開発効率の向上
簡単に使えるシステム保守ツール
システムの規模に合わせた開発環境
プログラム記述を規格化し保守性を向上
動作保証
一つの方向性
WebPGの開発
基幹系業務処理システムの開発支援用
l マスタメンテナンスや簡易データエントリープ
ログラムの作成ツール
l プログラムの基本テンプレートとして使用する
ことによりコーディングの規格化を図る
l 保守性及び再利用性を向上し開発効率を上
げる
l
PHPソースコードジェネレータ
WebPG(概要)
DBカタログより項目を抽出し、パラメータによりプログラ
ムを自動生成する
DBのデータ型を拡張したe-Mailアドレス型や電話番号型
などを持ち、自動的に入力チェックを施す(型の定義も追
加可能)
複数テーブルを使用した見出/明細型(伝票型)の入力
プログラムにも対応
生成したプログラムには数十の業務ロジック挿入ポイント
を持ち柔軟なカスタマイズが可能
DBの設計ツールではない
PHPソースコードジェネレータ
WebPG(開発手順)
1. DB設計とDB定義(create table)の終了後に、
本ツールを起動する(必須)
1. プログラム名の登録
2. 使用テーブルの指定
2.
3.
4.
5.
オプションの設定(任意)
画面項目定義(任意)
プログラム自動生成
個別業務ロジックの追加(任意)
PHPソースコードジェネレータ
WebPG(効果)
1. データメンテナンス用等の簡単な物ならば数時
間で作成可能
2. システムの雛形として使うことにより、コーディ
ングの統一化が可能
3. 初回のプログラム生成時に業務ロジック挿入
ポイントを生成、以後再生成をしても変更され
ない
4. これらを利用することにより、保守性の向上、
及び工数の削減が可能
PHPソースコードジェネレータ
WebPG(デモ)
【共同開発】
株式会社ソフト工房
近藤直文氏
テストなど
協力者
募集中!
デモンストレーション
http://www.SOFTKOUBOU.co.jp/
[email protected]
AS/400からオープンソース
の世界へ
2001年9月14日
日本PostgreSQLユーザー会
第2回 事例セミナー