ニュースリリース 平 成 25 年 5 月 17 日 株式会社日本政策金融公庫 日本公庫の再生可能エネルギー関連融資が件数・金額ともに過去最高 ~平成 24 年度融資実績は対前年度比で件数が 3 倍、金額が約 12 倍に~ 日本政策金融公庫(略称:日本公庫)が中小企業・小規模事業者向けに行う 再生可能エネルギー関連融資の平成 24 年度の融資実績が、4,552 件(対前年 度比 337%)、945 億円(同 1,196%)となり、件数・金額ともに過去最高となり ました。 再生可能エネルギー関連融資は中小企業・小規模事業者向けの特別融資制度 「環境・エネルギー対策資金(非化石エネルギー関連)」として取り扱ってお り、太陽光をはじめとする再生可能エネルギーを導入するために必要な設備を 設置する方を対象としたものです。 平成 24 年度については、再生可能エネルギーの固定価格買取制度が平成 24 年 7 月より始まったことなどにより、中小企業・小規模事業者においても設備 投資が増加し、融資件数で 3 倍、金額で約 12 倍と大幅に増加しました。 日本公庫は、国の施策に基づく政策金融機関として、今後とも本制度を活用 し、中小企業・小規模事業者の再生可能エネルギー導入を積極的に支援してい きます。 <年度別実績> 金額 件数 (億円) 1,000 <24 年度四半期別実績> 4,552 800 945 600 金額 (件)(億円) 5,000 600 4,000 1,349 2,000 約12倍 200 0 1,000 241 28 22年度 79 23年度 0 24年度 550 固定価格買取制度開始 (平成 24 年 7 月) 1,390 2,500 2,000 1,500 300 100 0 1,000 286 200 400 (件) 2,237 500 400 3,000 件数 363 562 500 30 76 第1四半期 第2四半期 0 第3四半期 第4四半期 参 考 <再生可能エネルギー関連の融資事例> 福島県において木質バイオマス発電に新規参入 企 業 名 所在地 株式会社グリーン発電会津 代 表 者 滝澤 誠 福島県会津若松市 業 発電事業 種 ○当社は、平成 24 年7月1日、会津若松市河東町工業団地所在の木質バイオマス発電所を 本格稼働、年間約40,000MWh の発電を行い、その電気を東北電力株式会社の送電 系統を通じ、電気事業者に売電。 ○本件事業は、地元の素材生産事業等から発生する未利用材をバイオマス燃料に加工し、 これを燃料に発電を行うもの。 ○平成 23 年 12 月に公表された福島県復興計画重点プロジェクトの「再生可能エネルギー 推進プロジェクト」の道筋にかなう、本格的な発電事業が、会津地域で動き出すことと なり、林業の活性化、地域雇用の促進とともに、資源循環型社会の実現に一歩近づく。 <「環境・エネルギー対策資金(非化石エネルギー関連) 」の概要> (取扱事業:国民生活事業・中小企業事業) 制度概要 融資対象 非化石エネルギー(※)を導入するために必要な設備を設置するかた 資金使途 非化石エネルギーを導入する施設を取得(改造、更新を含む)するために必要 な設備資金 融資限度 国民生活事業: 7,200 万円 中小企業事業:7 億 2,000 万円 融資期間 設備資金 融資利率 国民生活事業:特別利率 A、C 中小企業事業:基準利率 ただし、2億7千万円を限度として特別利率①又は③ 15 年以内(うち据置期間 2 年以内) (※)非化石化エネルギー設備例示 ○発電設備 (太陽光、風力、地熱・水力及びバイオマスエネルギー) ○熱利用設備 (太陽熱、温度差エネルギー、バイオマスエネルギー及び雪氷) ○燃料製造設備(バイオマスエネルギー)
© Copyright 2024 ExpyDoc