通信コマンドとブロックの定義 パルスメータ MP5 SERIES コマンドとレスポンスのフォーマットを示します。 通信制御 開始 通信を始める前の注意事項 1. MP5seriesと上位(PC,PLC,その他)システムとの通信実行状態ではMP5seriesの通 信関連パラメータ(ボーレート,局番,など)の修正ができません。(エラー発生) 2. まずMP5seriesの通信パラメータを上位システムと一致させます。 3. 同一通信線路で通信局番の重複設定はできません。(エラー発生) ① Start Code : ② Address Code : ③ Header Code : 4. 通信ケーブルはRS485通信に適するツイストペア線をご使用ください。 5. 通信ケーブルの延長は最大800m、連結可能台数最大32台です。 6. MP5seriesと上位システムとの通信ケーブルを連結した後、必ず通信線路両端に終端抵 抗(100~200Ω)を付けて下さい。(内部はんだ付けにより終端抵抗が付いています。) 7. 通信関連パラメータの設定項目は下記の通りです。 ① スタートビット(Start bit) : 1(固定) ② ストップビット(Stop bit) : 1(固定) ③ パリティビット(Parity bit): なし(固定) ④ データビット(Data bit) : 8(固定) ⑤ ボーレート(Baud rate) : 9600,4800,2400(設定可能) ⑥ 通信局番(Address) : 01~99(設定可能) ④ Text ⑤ END Code ⑥ CRC : : : CRC Check Sumの計算範囲 ブロックの先頭を示します。 STX→[02H],レスポンスの場合ACK/NAKが追加されます。 上位システムがMP5seriesを識別する局番コードです。 00~99(BCD ASCⅡ)範囲内で設定可能です。 コマンドの名称を英文字2字で表示します。 RX(読出し要求) → R[52H],X[58H] RD(読出し応答) → R[52H],D[44H] WX(書込み要求) → W[57H],X[58H] WD(書込み応答) → W[57H],D[44H] コマンド/レスポンスの詳細を示します。(命令項目をご参照ください。) ブロック内容の終了を示します。ETX→[03H] Cyclic Redundancy Checkの略語で、別名Polynominal Codeともい います。このCRCは送信者と受信者間の資料伝送で発生可能なエラー をより正確に検知し再転送を要求して確実な資料の送受信を保障する ためのコードです。種類はCRC-8, CRC-16, CRC-32があり、MP5シリー ズはCCITT-8 Polynormal通信規約に準拠したCRC-8を適用します。( CRC項目をご参照ください。)結果値はHEX 1 Byteです。 システム構成 終端抵抗 測定値の読み[RX]:局番 01、 命令区分RX 1. コマンド(上位) ① 命令説明 ② 使用例 局番(01),ヘッドコード(RX),バンク(0)の現在値(P0),CRCチェックサムが(B5H)の場合 局番 コマンド バンク 小数点 終了 チェックサム コマンド 符号 2. レスポンス ① 正常受信の場合 ACK[06H]を付加してデータ送信バンク(0)の現在値が+1.234の場合 開始 局番 コマンド バンク コマンド 符号 小数点 終了 チェックサム ② 正常受信の場合 ACK[06H]を付加してデータ送信バンク(0)の現在値が-56.7の場合 開始 局番 コマンド バンク コマンド 符号 小数点 終了 チェックサム 測定/設定値の書込み[WX]:局番 01、 命令区分 WX 1. コマンド(上位) ① 命令説明 ② 使用例 局番(01),ヘッドコード(WX),バンク(0)のSV-HH(C0)に設定値+1.234をセットする場合 N番 開始 局番 コマンド バンク コマンド 符号 小数点 終了 チェックサム MP5series 上位 2. レスポンス:正常受信の後、動作が完了した場合 開始 局番 コマンド バンク コマンド 符号 小数点 終了 チェックサム 3. CRCエラーの場合:NAK[15H]のみ送信(再送信の要求です。) 1番 4. その他:ACK/NAK応答のない場合 ① STX受信後局番が一致しない場合 ② 受信バッファーオーバー(Recive Buffer Overflow)が発生した場合 ③ ボーレートやその他通信設定値が一致しない場合 (N-1)番 通信制御手順 MP5seriesの通信手順は専用プロトコルです。(他システムと互換性がありません。) 上位システムは通電後4秒以上経過してから通信が開始されます。 最初の送信権限は上位システムが持ち、上位システムがコマンドを送信するとMP5series はレスポンスを送ります。レスポンスのない場合は約3回実行後にエラー処理します。 通信コマンドの種類 " "の中の文字(数字)はアスキー(ASCII)文字を示します。 5. ACK/NAK応答のない場合の対応 ① まず線路状態を確認します。 ② 通信条件(設定値)を確認します。 ③ ノイズの原因で発生した通信異常の場合は回復まで通信実行を約3回試します。 ④ 頻繁な通信異常が発生した場合は通信速度を変化させます。 説明 読出 要求 上位 読出 応答 書込 要求 書込 応答 A→最小4sec以上、B→最大300msec以内、C→最小20msec以上 ※ 本取扱説明書に記載した仕様及び内容等は、製品の改良のため予告なしに変更する 場合がありますのでご了承下さい。 主要生産品目 ■ 近接センサ ■ 光電センサ ■ エリアセンサ ■ 光ファイバセンサ ■ ドア/ドアサイドセンサ ■ 圧力センサ ■ ロータリエンコーダ ■ カウンタ ■ タイマ ■ 温度調節器 ■ 温度/湿度センサ ■ 電力調整器 ■ パネルメータ ■ タコ/スピード/パルスメータ ■ ディスプレイユニット ■ センサコントローラ ■ スイッチングパワーサプライ ■ グラフィック/ロジックパネル ■ ステッピングモータ/ドライバ/モーションコントローラ ■ フィールドネットワークデバイス ■ レーザマーキングシステム(CO2, Nd:YAG) ■ レーザウェルディング/ソルダリングシステム Satisfiable Partner For Factory Automation ■ 本社 41-5, Yongdang-dong, Yangsan-shi, Gyeongnam, 626-847, Korea ■ 日本法人ジャパンオートニクス株式会社 東京都品川区南大井6ー16ー4戸浪大森ビル3階A室 TEL:03ー6404ー8191 FAX:03ー6404ー8193 URL:www.autonics.jp E-mail:[email protected] NO20030422-EP-JPN-04-021B
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