選択方法 - Frontier Lab

エコカップ・エコスティックの選択方法
2011年11月1日
エコカップとエコスティックはステンレススチール製で、その表面はUltra ALLOYカラムの内面処理と同じく、高度不活性化処理をしています。カップ肉厚は全て0.1 mmです。
タイプ
外観
名称
部品番号
容量
( µL )
オートショット・サンプラー
での使用の可否
備考
エコカップLF
PY1-EC80F
(100個入り)
80
可
全てのアプリケーション*1 にご使用いただけます。 加熱炉から
の輻射熱を受ける面積が大きいため、多くのポリマー試料にお
いて、最適な熱分解温度がエコカップSFよりも、約30ºC低くな
ります。試料量が多目(数mg以上)の場合に便利です。
エコカップSF
PY1-EC50F
(100個入り)
50
不可
全てのアプリケーション*1 にご使用いただけます。 瞬間熱分解
(シングルショット)法において、エコカップLFよりも若干再現性
が優れます。
1mm i.d.
hole
エコカップLHF
PY1-EC80HF
(20個入り)
80
不可
C3-10程度の低沸点化合物の測定において、標準の試料カッ
プよりも良い分離が得られます。 また、キャリヤーガス流量が
低い(10 mL/min以下)場合に問題となる、熱分解生成物の二
次分解を抑えます。
1mm i.d.
hole x 2
エコカップUV
PY1-EC80UV
(20個入り)
80
可
マイクロUV照射装置(UV/Py-GC/MS法)を用いた測定に使用
します。
エコスティックSF
PY1-EC10F
(50個入り)
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マニュアル操作による、シングルショット、EGAおよびハート
カットEGA法を行う際に使用します。
エコスティックDF
PY1-EC20F
(50個入り)
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マニュアル操作による、ダブルショット法を行う際に使用します。
エコカップ
標準 L
8mm
4mm
標準 S
5mm
4mm
フロースルー
8mm
4mm
横穴
8mm
4mm
エコスティック
ショート
L=30 mm
ロング
L=80 mm
*1 マイクロUV照射装置を用いたUV/Py-GC/MS法を用いた測定には使用できません。
*2 再利用について: 試料の種類や分析目的によって判断が必要です。臭素系難燃剤などの分解しやすい化合物の定量分析を行う場合には、再利用はお勧めできません。 一般的な定性分析が目的の場
合再利用が可能です。弊社の実験では、ポリエチレンやポリスチレンのようなポリマーであれば、5回の繰り返し再利用では、良好なパイログラムの再現性が得られることを確認しております。
*3 クリーニング方法: 分析試料が溶解あるいは膨潤し易い溶媒でエコカップを洗浄します。 その後ブタンガス炎で2・3秒間軽く赤熱し、残留している有機物を焼きます(赤熱時間が長すぎると、不活性さが低
下しますのでご注意下さい)。
AH11110402(Ver1.1)