震 え る 肩

井上
一弘
平成二十六年三月三日
発行責任者 教頭 関本淳一
震 える肩
校長
鹿 児 島 県 国 分 市 (現 在 の 霧 島 市 ) で
生まれ た。 当時 は、 民謡 小原節にお い
燃えて あ
桜島 」と謳わ れる
煙草 は国 分
オハ ラハ
て 「花 は 霧 島
がる は
よう に、 煙草 の葉 の栽 培で生計 を立て
て いる家 庭が 数多 くあ った。 南には桜
島 、北 には霧 島 連峰を 臨む 、さほど 広
く はな いが 、風 光明 媚な国 分平野の 自
然が 私を育 んだ 。美 しく 澄んだ川も 山
菜豊 富な 山も あり 、錦江 湾にも徒 歩で
行け る距 離だ った もの だから、 小遣い
も 持たな い、 所謂 、餓 鬼達が 暇を潰す
に は十 分すぎ る ほどの 環境が 備わって
いた。
いつも いつ も時 間を 忘れて 群れて遊
んだ 。赤、 橙 、紫が 入り 交じった 神秘
的な 夕焼 けを 背景 に、桜 島が暗く 見え
なく なっ てい く頃 は、 今日の戯 れの時
が 終わ ってし まう こと が惜し くて、胸
が キュ ーッ とな る感 じがし た。毎日 時
を共有 して いる 友と の今 日の別れが 辛
かっ たのか 。 それと も遊 びに恋をし て
いたのか。はたまた、幼いながら、
今日 とい う日 の再 来は ないこと を悟っ
て いたの か。 あの 何と も表現 の仕様が
し なが ら見 上げて は、 今日 も無事で い
ロ ウを住 まわ せて いて 、毎 朝首を痛く
その 大木 は、 最も 高い ところに フク
景が大 好きだっ た。
が生 まれ出 てく る感 じが して、 その光
に参加 して いた 。ま るで 新しい小 学生
問と怒り だったに 違いな い。
不 安で 、悲 しくて 、そ れよ り何より 疑
され た 。私の 心臓は どきどき していた 。
り落 とさ れ、 フク ロウ の住ま いが破壊
かけ た。 はしご 車の 先端 では 、枝が切
ンダ ンのあ りと あら ゆる 枝にロ ープを
校庭に は何 人も の職 人が 集結し、セ
て 、心を 激しく揺 さぶら れたのだ った 。
まに子供らと共に涙する大人によっ
の中 に見届 け、 更に ふる える背 中のま
た物言 わぬ 主の 最期 を、 怒りと悲 しみ
で 美 し い 心 に 、大 人 の 研 ぎ 澄 ま さ れ た 、
るに違 いな いの だ。 だか ら、その純 粋
て また 柔ら かく 暖か い感性 を有して い
人 や哲 学者の よ うな淡 く、鋭 く、そ し
は 、言葉 にこ そ出 せな いけれ ども、詩
ない 心の 振れ が忘 れら れない。 子ども
どと 思い もし なけれ ば、 口に も出さな
一人 も、 その主 が居 なく なれば 良いな
だった 。だ から とい って 子ども達 の誰
に 居る もの だから 、 ある意 味困りも の
す るに も、そ の校 庭の 主は いつもそ こ
し かし、 サッ カー をす るにも 野球を
で遊ぶ子ども達を見守ってくれた。
の刺 すよ うな光 線を 程よ く遮り 、校庭
きく 目一杯 に広 がっ た枝 葉が、鹿 児島
指示し た。
後ろ手 を組 み、 校庭 を向 いたまま そう
「し ば ら く 目 を 閉 じ な さ い 。」 彼 は
い 幹だ けが露 わに なっ たと きだった 。
を 叱るこ とは しな かっ た。 しかし、太
の川 村先 生も 校庭に 目 をやる 子ども達
して 学習 などで きる はず がなく 、担任
何台 ものチ ェー ンソ ーの 音で、集中
て 必要な もの を奪 い去 り、 不必要なも
が中 学生 であ ろうが 、子 ども 達にとっ
で あり、セ ンダンの 無念さ だけだっ た。
の 中を行 き交 う子 ども の怒 りと悲しみ
の魅 力も 存在 せず、 あ るのは 殺風景さ
など 、一 人もい なか った 。そこ には何
た校 庭を目 の当 たり にし て喜ぶ子 ども
翌朝、 真っ 平ら に、 整然 と整備され
ること を友 と喜 び合 った 。夏には 、大
更に 上級 の感 性が 関わる ことが できた
か っ た 。「ボー ル が 穴 に 入 っ た ら 」「幹
窓 ガラ スの向 こう には 、深々 とくさ
「子ど も達が可 哀想だ 。」
主 が 「無 念 」 と 叫 び な が ら 爆 音 と 共
「そ う で は な い 。」 と 、 私 た ち 子 ど
たよ うに 感情 が爆発 し大 声を 出して泣
た瞬 間、我 慢は 限界 を越 え、堰 を切っ
自戒 の念を込 めて発 信したい 。
くるに相 応しいも のなの か 。〉
〈そ れ は 、 子 ど も 達 の 未 来 を 連 れ て
のを 与え続 けてはい ないか 。
時代 が変 わろう とも 、小 学生だろ う
と したら 、豊 かな 心は 美しいま まに膨
に 当 た っ た ら 」「枝 に 挟 ま っ た ら 」 な
も達 の方 を振り 向く 気配 が全 く感じら
ら み、 社会に は 穏やか な空間 が創りだ
しか し、 子ども の 心を理 解できな い
れな かっ たの だが、 そ れでも 指示に従
び が打 ち込 まれた セ ンダン が、無実 の
いく こと その もの に精一 杯となり 、悲
大 人 が 悲 劇 を も た ら し た 。「教 育 」 と
いそ っと瞼を 閉じた のだった 。しか し、
ど と、 可能 な限り の 想定を してルー ル
しい かな 、生 きて いる ことその ものが
い う名の 下に セン ダン を切 り裂き、子
さ れて いく に違 いな いのだ が、現実 に
幸 せであ るこ とを 忘れ てしま うのだ。
ェーン ソー の爆 音と ブル ドーザー のエ
次 の瞬 間、 あまり にも けた たましい チ
「あ の 木 が あ る か ら 、 子 ど も 達 は 正
ンジ ン音に 、涙 に濡 れた 瞼をそっ とあ
私は 会っ たこ とが ある。 小学校三 年生
多分 、そ うい った 単純 な発想で 、大
に 倒れて いく 。涙 は突 然に 量を増した
常な活動 ができな い 。」
の時 の担 任の 先生 だ。 午後の教 室でそ
人 の言い 分を 行動 に移 した に過ぎなか
けてし まった。
の 美 し い 大 人 の 心 を 、彼 の 背 中 に 見 た 。
が 声を 出すの は堪 えた 。し かし、先 ほ
葉を 茂らせ た 、大き な大 きなセン ダン
もは 、思 って いるこ とを 伝え ることが
いて しまった 。
ど まで のそ の位置 に 、後ろ 手を組ん だ
の木 があ った 。子 ども七 、八人 が手を
で きなか った 。伝 える どこ ろか、噂が
〈川 村先生の 肩が震 えている 。〉
の ガラ ス窓 から 東側 に見渡 せる校庭 の
繋 いでや っと 届く ほど の幹周り で、根
流 れて すぐ、 あっ とい う間 にその時が
まま立 って いる 川村 先生 の姿を目 にし
本 には 人一人 が 立って 通れる ほどの穴
目 を開 けて しまっ た のは私 だけでは
なかっ た。 まだ まだ 幼い 小学校三 年生
来 てしまっ たのだ。
には、 来年 度の 新入 生が その穴から 一
のい くつも の魂 は、 共に 四季を 過ごし
が ぽっ かり と空 いて いた。 運動会の 日
ど真ん 中に 、校 舎ま でも 覆うほどに 枝
木 造平 屋の 清水 小学校 の校舎。 木枠
っ たのだろ う。
『子 どもの 心を 共有 できる 大人』に
ど もの心を 踏みにじ ったの だ。
罪で処 刑の 時を 迎え てい るかのよ うに
043-462-4897
を作り 、そ の主 をメ ンバ ーに入れ て何
FAX
おいて は、 人は 子ど もの 心を置き去 り
043-462-1781
じっ として いる 。川 村先 生には 、子ど
TEL
の不自由 なく遊び に興じ た。
1588番地
にし ながら 大 人にな り、 やがて食 べて
佐倉市臼井台
人一 人登場 し 、入学 予定 児童 の徒競走
-1-
〒285-0866
<大雪降る>
西 中 だ よ り
2月8日・9日と千葉県に大雪が降
りました。30cmを超えるような
記録的な積雪となり,10日は生徒
は12:10分登校となりました。
昇降口も膝が埋まるくらいの積雪。
中庭側では窓の高さまで雪がきてい
ました。朝早くから職員は昇降口を
中心に生徒の登校に間に合うように
とりあえず道づくりに精を出しまし
た。夕方は男子部活を中心に雪かき
を頑張ってくれました。昼休みなど
雪遊びをする生徒が実に楽しそうで
した。が,雪はもういいという感じ
です。
<各種ご案内>
<卒業式>
いよいよ卒業の時期となりました。
第26回卒業証書授与式の日程などは次の通りです。
・日時 3月13日(木)9:30開式
・場所 本校体育館
来賓および3年生の保護者の方には案内文書を配布し
てありますので詳細はそちらをご覧下さい。
<予餞会>
3年生の卒業を在校生が予めお祝いする予餞会が今年
も実行委員を中心に実施されます。1・2年生が練習
を積み重ねてきた成果を保護者の皆様是非ご覧下さい。
・日時 3月5日(水) 3年生入場開始
・場所 本校体育館
予定9:00
<離任式>
教職員の定期異動に伴い,本校からも異動する教職員
がいます。最後のお別れの離任式を次の日程で実施し
ます。保護者の方の参加も例年どおり可能です。
・日時 3月31日(月)
・場所 本校体育館 開式9:00
<千葉県公立高校前期選抜>
雪がまだたくさん残る2月12日・13日,
3年生91名が希望する公立高校前期選抜を受
検しました。2月19日前期選抜の発表があり
54名(約59%)の生徒が入学許可候補者と
なりました。2年生は1年後に入試がやってき
ます。あっという間です。
後期選抜は2月28日に行われ37名の3年
生が受検しました。発表は3月6日,良い結果
が出ると良いです。
<西中生の活躍>
○卓球部
-女子-
・習志野市近隣卓球大会
女子団体 優勝
<1,2年保護者会>
○バスケットボール部
-男子-
・第1ブロック1年生大会
優秀選手賞 1-1 土居君
先日配布しましたとおり1,2年生の学年末保護者会
を実施します。
・日時 3月18日(火)14:30から
・内容 学年保護者会および学級懇談会
・場所 1学年保護者会 図書室(3階)
2学年保護者会 第一音楽室(3階)
ご参加よろしくお願いします。
<学校評価>
今年度も学校評価を行いました。生徒・教職員
・学校評議員・新たに設定した学校評価委員会に
より,項目ごと4段階の評価をしていただきまし
た。結果は3月中旬のホームページに掲載する予
定です。
<3月・ 4 月当初の行事予定>
3 月 5 日(水) 予餞会 PTA評議会
6 日 (木 )公 立 入 試 発 表 3 年 特 別 日 課 (給 食 な し )
10 日(月)全校評議会
11 日(火)卒業式予行
12 日(水)卒業式準備
13 日(木)卒業式
14 日(金)職員会議 一斉下校
15 日(土)卓球部関東選抜大会~ 16(日)
16 日(日)吹奏楽部定期演奏会会場
17 日(月)学年会議
18 日(火)保護者会
19 日(水)大掃除・ワックスがけ・ストーブ撤去
20 日(木)給食最終日 小中交流会
24 日(月)修了式
25 日(火)春休み開始~4月6日(日)
31 日(月)離任式
4 月 7 日(月)着任式・始業式
4 月 8 日(火)入学式
4 月 11 日(金)授業参観・保護者会
4 月 22 日(火)PTA総会
○美術部
・ 第 7 回 ア ー ト グ ラ ン プ リ in SAKAI
(全 国 中 学 校 美 術 部 作 品 展 )
佳作
3-1 久保さん
3-3 三浦さん
1-2 北村さん
○吹奏楽部
・第27回千葉県吹奏楽部個人コンクール
印旛地区予選
フルートの部 金賞 2-2石川さん
ホルンの部
金賞 2-2平間君
打楽器の部
金賞 2-4林さん
☆林さんは地区代表として
3/27県大会へ出場します。
○陸上部
・佐倉市クロスカントリー駅伝
中学女子の部
第3位 2-3関さん
2-1星野さん
2-1板橋さん
2-2池戸さん
1 - 4 加 藤 (七 )さ ん
○第63回社会を明るくする運動
作文コンテスト
佳作 3-2橋本さん
<第6回吹奏楽部定期演奏会>
1
日時
2
3
会場
内容
3月16日(日)
開場12:30
開演13:00
本校体育館
第一部 コンサート
・秋空に エルカミーノレアル 他
第二部 合唱,ソロ,アンサンブル
第三部 ポップス
・ベストヒット歌謡祭2013
・ディズニー50周年セレブレーション
他
保護者の皆様,地域の皆様,ご来場をお待ちしています。
部員の精一杯の演奏をお聴き下さい。
なお,上履きをご持参下さい。
3 月のスクールカウンセラー在校日
6 日(木)です。今年度最終日です。
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