簡 易 診 断(振動法)の 導 入

簡 易 診 断(振動法)の 導 入
1.目標の設定と計画
(1) 目標の設定 2∼3年の目標の設定 (故障件数の半減)
(2) 計画書作成 ①計画の決定 (1∼3ヶ月単位で実施項目を明確にする)
②管理台帳作成 (重要度の決定と対象設備の絞り込み)
③技術修得
(中心人物の設定と教育)
2.管理台帳作成
(1) 対象設備の絞り込み
下記の項目に従って対象設備を絞り込む(初期は、10∼20設備程度)
①重要度ランク 故障時の影響・復旧の時間・安全性
②診断の容易さ ファン・ブロア・ポンプで600rpm以上
③故障多発設備
(2) 管理台帳の作成
対象設備を決定したら、管理台帳を作成する。
①グルーピングとTAGーNo.の決定
②設備仕様調査
③振動基準値の作成
④測定点の決定
⑤測定周期の決定
(3)現場での作業
①測定点のマーキング
②TAGーNo.表示プレート
3.コンディションチェッカー:MD−220の利用法
3.コンディションチェッカー:MD−220の利用法
(1)グループ:グループ名 (半角・英数カタカナ 16文字まで)
(2) 設 備 :TAGNo.(半角・英数カタカナ 8文字まで)
(3)測 定 点(POS) (01∼12まで)
(4) 方 向 (DIR) (V:垂直、H:水平、A:軸方向)
(5)モ ー ド (A:加速度、V:速度、D:変位、
Br:ベアリングモード)
重 要 度: A ランク
設 備 名:押込通風機
グループ名 :ドウリョク
TAG-No:DF011
回転数&軸径:
駆動部: 1745 rpm(1:6310ZZ 2:6311ZZ)
従動部: 1910 rpm(3,4:6312C3)
伝達方式:直結
基礎構造:コンクリート、ベット
設備経歴:1985年4月設置
1989年7月③④ベアリング交換
1992年4月オーバーホール
1V
2V
3V
1A
1H
4V
4A
2H
3H
設 備 構 造
測 定 点
4H
コンディションチェッカー MD−220システム作業概略
★ 初期作業手順 ★ 通常作業手順
グループの登録
データ送信
TAGの登録
現場での測定・メモリ
機器仕様・基準値の設定
(点検部位の設定)
データ受信
受信データの修正・登録
点検ルートの作成
*振動値以外のデータの設定*
異常/正常機器リスト出力
診断レポート出力
設備状態管理
・ 状態(○△×等)
・ グラフ
・ 診断レポート