免疫療法著効例から開発した腎癌ワクチン

免疫療法著効例から開発した腎癌ワクチン
大阪市立大学 大学院 医学研究科
究
准教授
授 川嶋秀紀
秀紀
【研究の目的】
有効な治療法のない転移性進行腎癌に対する、より有効な治療法
の開発
【研究の概要】
腎癌では少数例だが、非特異的免疫療法が著効する場合がある
その秘密は?
密
2種類の癌抗原に対する免疫(抗体)が出来ている
種類 癌抗
す 免疫 抗体 が 来
ことがわかった
調べると、全例の腎癌(淡明細胞癌)に特異的に存在
① ② ③
④ ⑤ ⑥
⑦ ⑧
⑨ ⑩ (正常 / 癌)
Galectin 9
PINCH
これら抗原でリンパ球を刺激すると、腎癌細胞を殺すリンパ球がどんどん増
える
る
gal 9
PINCH
80.0
PINCH
70.0
60.0
50.0
TUHR
TUHR
% 40.0
OCUB
%
OCUB
30.0
PC3
PC3
20.0
OCUU1
0.0
E:T 1:1
gal 9
% specific lysis
% specific lysis
10.0
MCF7
-10.0
3:1
10:1
E:T 1:1 3:1
10:1
とても強力 (HLA-A*24拘束性)
たくさん
大阪市立大学 産学連携推進本部
TEL: 06-6605-3550
FAX:06-6605-2058
免疫療法著効例から開発した腎癌ワクチン
大阪市立大学
大阪市
大学 大学院 医学研究科 准教授 川嶋秀紀
Adipose
Bladder
Brain
Cervix
Colon
Esophaggus
Heart
Kidney
Liver
Lung
Ovary
Placentaa
Prostatee
Skeletal Muscle
Small Inttestine
Spleen
Testis
Thymus
Thyroid
Trachea
【研究の概要】
正常組織での発現は極めて
低い(脾臓除いて)
galectin 9
No hybridization bands
PINCH
A*02拘束性
細胞傷害
%
60.0
A498
MCF7
NEC8
10TKB
%specific lysis
gal 9
A498
MCF7
NEC8
10TKB
%
% specific lysis
40.0
PINCH
30.0
40 0
40.0
20.0
10.0
20.0
0.0
0.0
E:T
1:1
3:1
10:1
-10.0
E:T
(1:1)
(3:1)
(10:1)
特徴
1.
2.
3.
4.
5
5.
6.
癌抗原の探索法がユニークで現実的(成功例を一般化)
全例の腎癌(淡明細胞癌)で高発現
他より数倍~10倍高い細胞傷害活性
HLA-A*24、HLA-A*02 に対応(大多数の日本人、多くの欧米人)
ペプチド8種類
正常尿細管やリンパ球に対する傷害なし
用途
1.
2.
3.
転移性進行腎癌に対する、ペプチドワクチン療法
他の癌腫の、本命癌抗原の探索法
T細胞受容体のクローニングと応用
大阪市立大学 産学連携推進本部
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FAX:06-6605-2058