小野川左岸市道美装化設計業務委託説明書 1. 業務の概要 1) 業務の目的 本業務は,小野川左岸の市道を,安全と景観が調和した道路空間として整備するため に行う設計業務である。 2) 業務内容 市道 1047 号線ほかの美装化設計(概略設計及び詳細設計)を行うものである。(各市 道及び美装化の概要については 6.1)(2)(3)参照) 本業務において,技術提案を求めるテーマは以下に示す事項とする。 ・歩行空間を明示し車両通行速度の抑制が図られた安全な道路空間の整備を,景観と 調和した最適な素材をもって実施するための具体的な方策について。 3) 業務の打合せは全3回とする。ただし,打合せ回数は必要に応じて増やすことがある。 4) 本業務における「主たる部分」は千葉県測量・地質調査・設計業務共通仕様書第112 8条1項に示す通りとする。 5) 本業務について,主たる部分の再委託は認めない。 6) 成果品 成果品は次のとおりとする。 7) ・ 報告書 2部 ・ 電子データ 1枚 履行期間 履行期間は,以下のとおり予定している。 平成26年11月(上旬) 8) ~ 平成27年3月(下旬) 提出窓口及び担当窓口 本業務は,資料の提出等を書面により行うものとする。申請の窓口及び受付時間は,次 のとおりである。 (1) 受付窓口:香取市 住所 建設水道部都市整備課事業推進班(本業務担当窓口) 〒287-8501 千葉県香取市佐原ロ2127 (2) TEL 0478-50-1214 FAX 0478-54-7654 電子メール mailto:[email protected] 受付時間:土曜日,日曜日及び国民の休日に関する法律に規定する休日(以下「休 日等」という。)を除いた日の8時30分から17時15分まで。 9) その他 (1) 本業務の契約書(案)及び特記仕様書(案)は別添-1,2のとおりである。 2. 提案書の提出者に要求される資格要件 1)技術提案書の提出者 (1) 基本的要件 -1- ① 地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当してい ない者であること。 ② 香取市における平成26~27年度香取市入札参加資格者名簿(「土木・建築用 機器及び資材」又は「土木関係建設コンサルタント業務」)に登載されていること。 ③ 募集要項公表日から契約の締結日までに,香取市建設工事請負業者等指名停止 措置要領の規定に基づく指名停止を受けていない者であること。 ④ 会社更生法(平成 14 年法律第 154 号)に基づく更正手続開始の申立てがなされ ていない者及び民事再生法(平成 11 年法律第 225 号)に基づく再生手続開始の申 立てがなされていない者であること。 (2)下記に示される同種又は類似業務等について,平成16年4月1日以降募集要項公 表日までに完了した業務において1件以上の実績を有さなければならない。 同種業務:道路美装化設計に関する業務 類似業務:道路等の設計等に関する業務 2)予定技術者 (1) 予定管理技術者 予定管理技術者については下記の①,③に示す条件を満たす者であり,②の実績 を有する者であることとする。 ① 下記のいずれかの資格を有する者 [1]技術士(総合技術監理部門:建設部門関連科目)の資格を有し,技術士法に よる登録を行っている者。 [2]技術士(建設部門)の資格を有し,技術士法による登録を行っている者。 [3]RCCM(「道路」及び「施工計画、施工設備及び積算」部門)の資格を有 し,「登録証書」の交付を受けている者。 [4]土木学会認定技術者(特別上級,上級,1級) ② 下記の実績を有する者。 平成16年4月1日以降募集要項公表日までに完了した業務において以下 に記載する「同種又は類似業務」において1件以上の実績を有する者。 同種業務:道路美装化設計に関する業務 類似業務:道路等の設計等に関する業務 ③ 募集要項公表日時点の手持ち業務量(本業務を含まず,特定後未契約のもの を含む)が4億円未満かつ10件未満である者。手持ち業務とは,本業務の予 定管理技術者が,他の業務において管理技術者,主任技術者又は担当技術者と なっている契約金額500万円以上の業務。 3.技術提案書の提出者を選定するための基準 1) 参加表明書の評価項目,判断基準,ならびに評価のウエイトは以下のとおりとする。 -2- 評価の着目点 評価 判断基準 項目 参 加 表 明 者 ) の 経 験 及 び 能 力 技 術 部 門 登 録 (様式-6) ① 当該業務に関する部門(道路部門又は施工計画,施工設備及び積算部門)の 建設コンサルタント登録がある機関,公益法人,独立行政法人,又はこれらと 同等と認められる機関。 ② 上記以外。 業 務 経 験 業 務 実 績 (様式-5) 平成16年4月1日以降募集要項公表日までに完了した同種又は類似業務実績を下 記の順位で評価する。 ① 同種業務の実績がある ① 5 ② 類似業務の実績がある ② 3~1 ③ 上記以外 記載する業務は1件とし,図面,写真等を引用する場合も含め,1件につき1枚以 ③選定しない 内に記載する。 実 な 行 為 予 定 管 理 技 術 者 の 経 験 及 び の能 予 経力 定 験 管 及 理 び 技 能 術 力 者 資 格 要 件 事 故 及 び 不 誠 香取市長から,文書注意の措置を受けている期間である場合,評価を減ずる。 評価基準日は「参加表明書の提出期限日」とする。 技 術 者 資 格 5 ② 0 -5 (様式-2) 技術者資格を下記の項目で評価する。 ①技術士 ① 5 ・技術士:総合技術監理部門(建設部門関連科目) ② 3 ・技術士:建設部門 ②RCCM(「道路」及び「施工計画、施工設備及び積算」部門) ③ 3 ③土木学会認定技術者(特別上級,上級,1級) ④選定しない ④上記以外 なお,当該資格を保有していることを証明する書類(資格者証の写し等)を添付す ること。 業 務 実 績 体 制 の 妥 業 務 実 施 (様式-4)(様式-7) 業務の分担について記載する。 業務の分担構成が,不明確又は不自然な場合には選定しない。 なお,当該資格を保有していることを証明する書類(資格者証の写し等)を添付す ること。 参加表明書の留意事項 1) ① (様式-2) (様式-3) 平 成 1 6 年 4 月 1 日 以 降 募 集 要 項 公 表 日 ま で に 完 了 し た 同種又は類似業 務等の実績を下 記 の 項目で 評 価 す る 。 ①10 ①同種業務の実績を有する者。 ② 5~1 ②類似業務の実績を有する者。 ③ 上記以外 ③選定しない 記載する業務は1件とし,図面,写真等を引用する場合も含め,1件につき1枚以 内に記載する。 専 業 手 (様式-2) 数値化 任 務 持 手持ち業務量(本業務を含まず,特定後未契約のものを含む)が4 億円以上または 件数が1 0 件以上の場合は選定しない。 性 量ち しない 業 務 経 験 体業 当 制務 性 実 施 4. ウエイト 資 格 要 件 ( 企 業 評価の 作成方法 -3- 数値化 しない 参加表明書を提出する場合は,以下の点に留意すること。 (1) 配布された様式(様式-1~様式-7)を基に作成を行うものとし,文字サイズ は10ポイント以上とする。 2) (2) 申請書類の提出方法は紙による。 (3) 提出された書類のコピー印刷は白黒印刷で行う。 関連資料 (1) 同種又は類似の業務の実績として記載した業務が,その業務を担当したこと及び 業務内容が同種・類似にあたることを証する契約書,業務報告書等の該当部分の写 しを提出すること。 (2) 3) 配置予定技術者の保有資格を証明する書類(資格者証の写し等)を添付すること。 提出期限,提出場所及び提出方法 (1) 4) 提出期限,提出場所及び提出方法については,募集要項 5(3)による。 選定・非選定通知 (1) 参加表明書を提出した者のうち,評価の合計点が高いものから技術提案書の提出 者として選定する。選定者数は,参加表明者が10者以上の場合は8者程度,参加 表明者が10者未満の場合は6者程度選定する。ただし,同評価の提出者が8者又 は6者を越えて存在する場合,及び評価点が僅差の場合はこの限りではない。 技術提案書の提出者として選定した者には,書面により通知する。また,選定さ れなかった者に対しては,選定されなかった旨と,その理由(非選定理由)を同じ く書面にて通知する。 選定・非選定通知日:平成26年9月10日(水)(予定) (2) 上記(1)の非選定通知を受けた者は,通知をした日の翌日から起算して5日(休 日等を含まない。)以内に,書面(様式は自由)の持参,電送又は電子メールによ り,非選定理由について説明を求めることができる。 (3) 上記(2)の回答は,書面により行う。 (4) 非選定理由の説明書請求の受付場所,受付時間は以下の通りである。 受付場所:1.8)(1)に同じ 受付日時:1.8)(2)に同じ 5. 技術提案書を特定するための基準 1) 技術提案書の評価項目,判断基準,ならびに評価のウエイトは以下のとおりとする。 なお,評価項目「整備イメージ図,素材詳細図,提案技術説明書」は,ヒアリングを通 じた評価を反映し,評価する。 -4- 評価の着目点 評価項目 判断基準 参加表明書の評価点合計 整備イメージ図 素材詳細図 提案技術説明書(様式 歴史的風致との調和 ・素材,色調は町並み景観と調和しているか -10) 見積内訳書 (様式-11) 6. 評価のウエイト 最高25 優 10 良 7 可 3 素材の耐久性 ・車両や山車の走行に適しているか ・わだち掘れや亀裂が生じにくいか 優 10 良 7 可 3 経済性 ・施工費用は妥当なものか ・維持管理は容易か,維持管理費は低廉か ・小規模補修に際し,材料入手が可能か 優 10 良 7 可 3 道路空間のデザイン ・歩車の分離,車両通行速度抑制に効果的か ・騒音,振動が生じないか ・町並み景観に調和しているか 優 10 良 7 可 3 加点要因 ・素材について特に評価すべき提案である(価格・機能等) ・道路空間デザインについて特に評価すべき提案である 優 15 良 10 可 5 優 10 良 7 可 3 業務価格 ・業務価格は適切か 技術提案書の留意事項 1) 基本事項 (1) 技術提案書の無効 プロポーザルは,調査,検討,および設計業務における具体的な取り組み方法に ついて提案を求めるものであり,成果の一部の提出を求めるものではない。本説明 書において記載された事項以外の内容を含む技術提案書,又はこの書面及び別添の 書式に示された条件に適合しない技術提案書については,提案を無効とする場合が あるので注意すること。 (2) 美装化対象市道の概要(別紙「市道概要図」参照) -5- 本業務の対象となる以下の市道は,狭小な幅員のため立体的な構造をもって歩車を 分離することは不可能である。また,建物の新築または改築に伴う市道の掘削と復旧 が比較的多い。(上下水道の繋ぎこみなど) ①市道 1047 号線 平均幅員 4.5mほどの南への一方通行の道路である。小学校及び高 校の通学路であり,周辺住民の生活利用道路でもある。観光客が頻繁に回遊するほか, 夏と秋の祭礼時には山車が巡行するルートである。普通車や貨物車(10t)の通行が 比較的多い。電線地中化事業により本年 12 月までに電柱は除去される。 ②市道 1023 号線 平均幅員 4.5mほどの道路であり,1047 号線と同様な状況にある が,祭礼時の山車巡行は秋のみである。電線地中化事業と道路拡幅により一部の電柱 は除去する予定である。 ③市道 1025 号線 平均幅員 1.5mほどの道路である。通学路及び生活利用道路である が,観光客の回遊行動は殆ど見られない。軽車両や原付バイクが稀に通行する。 ④市道 1030 号線 (3) 平均幅員4mほどの道路。市道 1023 号線と同様な状況にある。 美装化の素材及び道路空間の前提条件 (ア)素材は次の条件を満たすものとする。 ①歴史的な町並みに調和するもの。 ②耐久性に優れたもの。特にわだち掘れや収縮による亀裂が生じにくく,山車(木 製,総重量約 4t,欅製車輪 4 輪)の方向転換に際し,損傷を受けないもの。 ③施工及び維持管理において経済性に優れたもの。特に小規模補修などに対して少 量の素材入手と施工が容易なもの。 (イ)美装化によって形成される道路空間は,次の条件を満たすものとする。 ①低振動及び低騒音であることを前提として,効果的に車両通行速度が抑制される こと。 ②立体的な区分によらず歩車の分離に効果が見込まれること。 ③道路空間全体が歴史的な町並み景観に調和すること。 (ウ)概算施工費の上限は,第1期施工分として 60,000,000 円(税込)を目安とす る。 2) 作成方法 技術提案書は上記 6.1)(3)の条件を満たし,以下のものを作成すること。 (1)整備イメージ図 美装化素材を用いて整備された道路空間の状況が具体的に把握できるものとし,以下 を満たすものとする。 ①上限枚数は6枚とする。ただし,提案箇所図に示す2箇所の整備イメージを,貸与 画像を用いて作成したものを必ず含むこととする。 ②日本工業規格に定めるA3版とする。 (2)素材詳細図 素材詳細図は,美装化素材の詳細を具体的に把握できるものとし,以下に掲げる事項 を満たすものとする。 ①1素材につき1枚を上限とする。ただし,素材表面の実大画像を必ず含むものとす る。 -6- ②日本工業規格に定めるA4版とする。 (3)提案技術説明書(様式-10) 整備イメージ図を補足するもののほか,次に掲げる事項を含み上限枚数2枚,合計 2,400 字以内で述べたもの。 ①耐久性(素材ごと) ②経済性(素材ごと) ③概算施工金額 ④その他 (4)見積内訳書(様式-11) 見積内訳書は消費税を抜いた金額を記入すること。なお,業務価格に消費税を合算し た総額は 6,000,000 円を上限とする。 3) 提出期限,提出場所及び提出方法 (1) 4) 提出期限,提出場所及び提出方法については,募集要項 5(4)による。 既存資料の貸与 技術提案書の作成にあたり,以下の資料を貸与する。 ①現況測量平面図(PDF・DXF・P21) ②市道概要図(PDF・DXF・P21) ③提案箇所図(PDF・DXF・P21) ④提案箇所画像(JPG) 5) ヒアリング 以下のとおりヒアリングを行う。 (1) 実施場所:香取市役所(予定) (2) 実施日:平成26年10月20日(月)(予定) (3) 開始時間:後日連絡する。 (4) 出 席 者:配置予定管理技術者 (5) その他 ・ ヒアリングでは 5.1)の評価項目について質疑応答を行う。 ・ ヒアリング時には素材ごとのコアサンプルを提出することができる。 ・ 概ね20分前後のプレゼンテーションをすることができる。 ・ その他ヒアリングの詳細については別途通知する。 6) 特定・非特定通知 (1) 技術提案書を提出した者の中から,評価の合計点が最上位であるものを1者特定 する。技術提案書を特定したものには,書面により通知する。また,提出した技術 提案書が特定されなかった者に対しては,特定されなかった旨(非特定)を同じく 書面により通知する。 なお,評価の合計点が最上位である者が2者以上あるときは,業務価格が最も低 廉な1者を特定する。 それでもなお最上位の者が2者以上あるときは,くじへ移行する。 (2) 非特定の通知を受けた者は,通知をした日の翌日から起算して7日(休日等を含 まない。)以内に,書面(様式は自由)の持参又は電子メールにより,非特定理由に -7- ついて説明を求めることができる。 ・ 受付場所:1.8)(1)に同じ。 ・ 受付時間:1.8)(2)に同じ。 (3) 上記(2)の回答は,説明を求めることができる最終日の翌日から起算して10日 以内(休日等を含む。)に書面により行う。 7. 説明書の内容についての質問の受付及び回答 1) 質問は様式―8により,(1)の期間内に,電子メールにより行うものとする。 (電子メールを送付した場合には着信を確認すること。) (1) 受付期間 ①第1回質問 平成26年8月25日(月)8時30分から平成26年8月28日(木)17時 15分まで ②第2回質問 平成26年9月11日(木)8時30分から平成26年9月19日(金)17時 15分まで (2) 2) 電子メール送付先アドレス:1.8)(1)に同じ。 質問に対する回答は以下のとおり行うものとする。 (1) ①第1回質問に対する回答:平成26年9月3日(水) ②第2回質問に対する回答:平成26年9月26日(金) (2) 質問内容及びこれに対する回答は,①は香取市ホームページに公表し,②につい ては全参加者あてに電子メールを送信する。 8. 業務委託料の支払条件 9. その他の留意事項 完了検査に合格したあとの一括払いとする。 1) 手続きにおいて使用する言語及び通貨は日本語及び日本国通貨に限る。 2) 提出期限までに参加表明書を提出しない者および技術提案書の提出者に選定された旨の 通知を受けなかった者は,技術提案書を提出できないものとする。 3) 参加表明書及び技術提案書の作成,提出及びヒアリングに関する費用は,提出者の負担と する。 4) 参加表明書及び技術提案書に虚偽の記載をした場合には,参加表明書及び技術提案書を無 効とする。 また,提出された参加表明書及び技術提案書が下記のいずれかに該当する場合は,原則そ の参加表明書及び技術提案書を無効とする。 ・参加表明書,技術提案書の全部又は一部が提出されていない場合 ・参加表明書,技術提案書と無関係な書類である場合 ・他の業務の参加表明書,技術提案書である場合 ・白紙である場合 ・説明書に指示された項目を満たしていない場合 -8- ・その他未提出又は不備がある場合 5) 提出された参加表明書は返却しない。なお,提出された参加表明書は,技術提案書の提出 者の選定以外に提出者に無断で使用しない。 6) 特定されなかった場合,提出した技術提案書は返却しない。なお,提出された技術提案書 は,技術提案書の特定以外に提出者に無断で使用しない。なお,特定された技術提案書を公 開する場合には,事前に提出者の同意を得るものとする。 7) 提出期限以降における参加表明書,技術提案書及び資料の差し替え及び再提出は認めない。 また,参加表明書及び技術提案書に記載した予定技術者は,原則として変更できない。但し, 病休,死亡,退職等のやむをえない理由により変更を行う場合には,同等以上の技術者であ るとの発注者の了解を得なければならない。 8) 本業務について,主たる部分の再委託は認めない。 9) 特定された技術提案書の内容については,当該業務の特記仕様書に適切に反映するものと する。 10) 技術提案書の特定後に,提案内容を適切に反映した特記仕様書の作成のために,業務の 具体的な実施方法について協議することがある。 -9-
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