消費税 課税・非課税クイズ

消費税
課税・非課税クイズ
以下の支払い時に、消費税は課税されるでしょうか、そ
れとも非課税となるのでしょうか?みんなで考えよう!
1
お産費用
課税
非課税
2
差額ベッド代
課税
非課税
3
駐車違反の反則金
課税
非課税
4
電話料金
課税
非課税
5
土地の譲渡
課税
非課税
6
火葬料
課税
非課税
7
家賃
課税
非課税
8
予備校の授業料
課税
非課税
9
入学試験料
課税
非課税
10 授業料
課税
非課税
11 教材・教具代
課税
非課税
12 給料、ボーナス、退職金
課税
非課税
13 商品券
課税
非課税
14 自動車保険料
課税
非課税
15 振込み手数料
課税
非課税
消費税
答え
課税・非課税クイズ
1
お産費用
非課税
消費税法には、政策的な配慮や、消費税の性格になじまないものとして、消費税
のかからない取引(非課税取引)が定められています。お産費用は政策的な配慮
から非課税取引とされています。
2
差額ベッド代
課税
健康保険法などの公的な医療保障制度にかかる医療費については、課税の対象に
はなりませんが、差額ベッド代は保険のきかない入院室料ですので、消費税の課
税の対象(ただし、妊娠中の入院及び出産後の入院における差額ベッド料は非課
税)となります。
健康診断料、人間ドック料、診断書作成料、保険がきかない自由診療(美容整形、
義歯など)や社会保険の対象外の鍼灸の施術料も消費税の課税対象になります。
3
駐車違反の反則金
非課税
反則金は、対価を得て行われる取引とはいえませんので、消費税の課税対象とは
なりません。
4
電話料金
課税
電話料金は、対価を得て行われる取引となりますので、消費税の課税対象となり
ます。ただし、国際電話料金は、国内でおこなわれる取引となりませんので課税
対象外となります。
5
土地の譲渡
非課税
消費税法には、政策的な配慮や、消費税の性格になじまないものとして、消費税
のかからない取引(非課税取引)が定められています。土地の譲渡は、消費に税
負担を求める消費税の性格から課税の対象としてなじまないものとして、非課税
取引とされています。
6
火葬料
非課税
埋葬・火葬に対する埋葬料・火葬料は消費税法上の資産の譲渡等の対価には該当
しませんので、課税対象にはなりません。ただし、葬儀費用などは課税対象とな
ります。
7
家賃
非課税
消費税法には、政策的な配慮や、消費税の性格になじまないものとして、消費税
のかからない取引(非課税取引)が定められています。住宅の家賃は、政策的な
配慮から非課税取引とされています。ちなみに、住宅の家賃は非課税取引ですが、
同じ家賃でも、事業に用いる事務所等の家賃には消費税がかかります。
8
予備校の授業料
課税
予備校や進学塾は学校教育法に規定する学校に該当しないため、入学金や授業料
は課税の対象となります。同じように、学習塾、英会話教室、自動車教習所、各
種カルチャースクール等は、一般的には学校教育法上の各種学校となっていない
ことが多いため、入学金や授業料は課税の対象となります。
ただし、幼稚園は学校教育法第1条に該当する学校に該当するので、授業料や入
学金は非課税となります。
9
入学試験料
非課税
消費税は商品の販売やサービスの提供などあらゆる取引を課税の対象としていま
す。しかし、学校教育については、社会の政策的配慮から授業料、入学検定料、
入学金、施設設備費、在学証明書等手数料、検定済教科書などの教科用図書の譲
渡を非課税としています。授業料などが非課税となる学校の範囲は、学校教育法
に規定する学校、専修学校及び要件を満たす各種学校などです。
10 授業料
非課税
消費税は商品の販売やサービスの提供などあらゆる取引を課税の対象としていま
す。しかし、学校教育については、社会の政策的配慮から授業料、入学検定料、
入学金、施設設備費、在学証明書等手数料、検定済教科書などの教科用図書の譲
渡を非課税としています。授業料などが非課税となる学校の範囲は、学校教育法
に規定する学校、専修学校及び要件を満たす各種学校などです。
11 教材・教具代
課税
教材代、教具代などは学校教育における火課税区分には含まれておらず、対価を
得て行われる取引となりますので、課税の対象となります。
12 給料、ボーナス、退職金
非課税
給与、ボーナス、退職金は、資産の譲渡等の対価に該当せず課税の対象となりま
せん。ただし、派遣労働者に支払う費用は、労働者派遣法の適用のある労働者の
派遣に係る対価(労働者派遣料)であり、給与に該当しないことから、消費税の
課税の対象となり、当該対価を支払った事業者は、仕入税額控除ができることと
なります。
13 商品券
非課税
商品券、ギフト券、旅行券のほかテレホンカードなどのいわゆるプリペイドカー
ドの譲渡は、物品切手等の譲渡として非課税とされています。商品券などの譲渡
に課税すると、商品券を使って商品の購入やサービスの提供を受けた時にも課税
され、二重に課税されることになります。したがって、このような二重課税を避
けるために商品券などの譲渡には課税しないことになっています。
14 自動車保険料
非課税
消費税は、原則として、国内において「事業者が事業として対価を得て行う資産
の譲渡や貸付け及び役務の提供」並びに「輸入取引」を課税の対象としています。
しかし、これらの取引であっても消費に負担を求める税としての性格から課税の
対象としてなじまないものや社会政策的配慮から、課税しない非課税取引が定め
られています。自動車保険料は、課税の対象としてなじまないものとして非課税
取引とされています。
15 振込み手数料
課税
消費税は、福祉や医療、公教育などを除いて、消費活動全般が課税対象です。よ
って、物品の売買だけでなく、サービスの消費も課税の対象となりますので、振
り込み手数料も課税されます。