「参考」果樹ハダニ類防除薬剤特性表 使用頻度の高い薬剤(気門封鎖剤を除く)については抵抗性発達により効果が低下している場合があるので注意する IRACの 作用機 構分類 一 般 名 マシン油 95%・97% 商 品 名 機械油乳剤等 ヒドロキシプロピルデン 粘着くん液剤 (気門封 プン5% 鎖) プロピレングリコールモ アカリタッチ乳剤 ノ脂肪酸エステル 70% 還元澱粉糖化物液剤 エコピタ液剤 60% 6 殺卵力 殺成虫 力 残効性 作用性 サビダニ への効果 天敵へ の影響 ○ ○ ○ 速 - ○ × ◎ × 速 - ◎ 野菜類・花き類等で使用可 × ◎ × 速 - ◎ 果樹、野菜で適用、収穫前日 まで使用可 × ◎ × 速 - ◎ ミルベメクチン2% コロマイト水和剤 ◎ ◎ ○ 速 ○ ○ 10A ヘキシチアゾクス10% ニッソラン水和剤 ◎ × ◎ 遅 - ◎ 10B エトキサゾール10% バロックフロアブル ◎ × ◎ 遅 × ○ 13 クロルフェナビル10% コテツフロアブル ◎ ◎ ○ 速 ◎ × 19 アミトラズ20% ダニカット乳剤20 ○ ○ ◎ 速 ◎ × アセキノシル15% カネマイトフロアブル ◎ ◎ ◎ 速 ◎ ◎ フェンピロキシメート5% ダニトロンフロアブル ◎ ◎ ◎ 速 - ○ ピリダペン20% サンマイト水和剤 ◎ ◎ ◎ 速 ◎ × スピロジクロフェン 30% ダニエモンフロアブル ◎ ◎ ◎ やや遅 ◎ ◎ BPPS30% オマイト水和剤 × ○ ◎ 速 - × マイトコーネフロアブル ◎ ◎ ◎ 速 × ◎ スピロメシフェン30% ダニゲッターフロアブル ◎ ◎ ◎ やや遅 - ◎ シフルメトフェン20% ダニサラバフロアブル ◎ ◎ ◎ やや遅 - ◎ シエノピラフェン30% スターマイトフロアブル ◎ ◎ ◎ 速 - ◎ ピリダペン15%、シエノ バリュースターフロアブ 20B 21A 23 12C 不明 ビフェナゼート20% 23 25 備 考 産卵抑制効果により見かけの 残効性は長い ナミハダニに対する効果は低い この2剤を輪用しない (交差抵抗性) この2剤を輪用しない (同一作用機構) ◎ ◎ ◎ 速 ○ × 21A,25 ピラフェン20% ル IRACの作用機構分類:IRAC(殺虫剤抵抗性対策委員会)が殺虫剤の有効成分を第一作用点によって分類した。 番号が異なる殺虫剤の有効成分を使用することで、同一系統の薬剤の連用を防ぐことができる。 気門封鎖剤:薬液が虫体を覆い、気門を塞ぐなどして物理的に殺虫する剤。抵抗性の問題がほとんどない。 殺卵カ・殺成虫力・サビダニへの効果:◎効果顕著 ○効果有 △効果劣 ×効果無 -不明 残 効 性:◎残効3週間以上 ○残効2週間程度 △残効1週間程度 ×残効無 作用性(効果の遅速):「速」 速効的に作用 「遅」 遅効的に作用 天敵への影響:◎影響小(無) ○影響中(天敵の種類によって影響大) ×影響大 (日本バイオロジカルコントロール協議会(2011)およびメーカー資料を参照して作成)
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