協働とは?

自治を回復し、
まち・むらの課題を、
まち・むらの力で解決するために
- 協働と総働の基礎を再確認する IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]
代表者 兼 ソシオ・マネジメント編集発行人 川北 秀人
http://blog.canpan.info/iihoe/
Inspiring Social Innovations since 1994.
IIHOEって?

組織目的: 地球上のすべての生命にとって、
(1994年) 調和的で民主的な発展のために

社会事業家(課題・理想に挑むNPO・企業)の支援


「NPOマネジメント」(99年~11年)、「ソシオ・マネジメント」
育成・支援のための講座・研修
 地域で活動する団体のマネジメント研修(年100件)
 行政と市民団体がいっしょに協働を学ぶ研修(年60県市)


調査・提言:「NPOの信頼性向上と助成の最適化」
「協働環境」 「自治体の社会責任(LGSR)」
ビジネスと市民生活を通じた環境問題の解決

企業の社会責任(CSR)の戦略デザイン(年20社)

2020年の地球への行動計画立案

専従3名+非常勤1名、東京(新川)、約3900万円
坂本地区にうかがって感じたことなど
・あれだけの棚田を、あれだけの人数で
よくぞ、よくぞ守り続けていらっしゃる!
→ 価値をしっかり伝えて売りましょう!
・出身者やそのご家族の「正月用」に!
・ラベルを幼稚園児などに描いてもらう
・ブランドづくりは高校生に手伝ってもらう
(例:防府商工高校 「幸せます」)
・ファンづくり:かのさと体験観光協会
・発信はとても大切!(フェイスブックなど)
久保田市長(砂川部長)・地域振興課 永田さんのお話から
(6月議会で自治区の条例改正も→「やる」前提で)
・市民に感謝される職員に→ タテからヨコの関係へ)
・積極的な情報収集と発信が重要、労を惜しまず
・解は現場にあり、目的でなく手段、前例等とらわれず
・前のめりで受講を
①総合振興計画「市民と行政の協働によるまちづくり」
②協働環境調査(ご協力深謝!)0.67/6点満点
③事前調査(ご協力深謝!)管理職回答116/162
【対象】法令禁止外すべて4%⇔皆無31%・ほとんど28%
【担当での必要】積極55%⇔皆無27%・進めない12%
まちの力は、関係の密度がつくる!
人口密度より人「交」密度!
町(区域)でも街(建物の集まり)
でもなく、「まち」:人と人との関係
「衣食」「住」の次は、「医移職充」
衣食は外から持ち込み配布も可能
住の安心は、建物だけじゃない!
今後の医療は予防がさらに重要!
移動・職業・充実は、関係そのもの
2020年の世界・日本は?
中国のGDPは、日本よりいくら多い?
 原油、鉄、レアメタルなどの価格は?

日本の国民一人当たりGDPは何位?
 日本の高齢者率は?
 国債の残高は?
 既存インフラの補修コストは?





橋:15m以上が15万か所!→20年には25%以上が50年経過!
施設:700㎢以上!→市町村管理が半数以上、30年以上が3割!
下水道:陥没は年5000か所以上!
道路、ダム、住宅、上水道、電力、鉄道、・・・
社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 消費税は、いくら必要?

介護ニーズは80歳代で急増する→高齢化「第2幕」へ
2010年国勢
人数(千人)
介護+予防
計
65-69
70-74
75-79
80-84
85-89
90-94
95-
85-
29,484 8,272
7,018
5,992
4,376
2,454
1,029
342
3,825
318
620
969
1,004
620
268
1,892
3,968
170
人口比
13.5%
2.1%
4.5% 10.3%85歳以上の4人に1人が要介護3以上
22.1% 40.9% 60.2% 78.2% 49.4%
総数比
(100)
4.3%
8.0% 15.6%要介護3以上の2人に1人が85歳以上
24.4% 25.3% 15.6%
6.7% 47.7%
要介護3-
1,661
68
121
226
人口比
5.6%
0.8%
1.7%
3.8%
総数比
(100)
4.1%
7.3% 13.6% 21.1% 24.5% 18.7% 10.6% 53.9%
’15 +予防
4,865
200
352
655
1,110
1,309
860
378
2,547
要介護3-
2,068
80
135
239
402
531
432
249
1,212
10→15
+406
+12
+13
+13
+51
+124
+121
+73
+317
’20 +予防
5,742
168
415
731
1,186
1,531
1,151
559
3,241
要介護3-
2,489
67
159
267
430
621
578
368
1,567
15→20
+422
-13
+24
+28
+28
+90
+146
+119
+355
’25 +予防
6,529
146
349
869
1,334
1,660
1,384
788
3,832
要介護3-
2,879
58
133
317
483
673
695
518
1,887
20→25
+390
-9
-25
+50
+54
+52
+117
+150
+320
351
407
331
176
895
8.0% 16.8% 30.3% 51.5% 23.4%
浜田市も、これまで20年と、これから20年は違う
1995年
2015年
2005年
2025年
2035年
計(人)
68,103 63,046 58,245 51,384 44,629
0~14歳
10,793
15~64歳(A)
▲14%
5,225
4,345
▲33%
41,966 36,851 32,215 27,078 23,167
87%
▲23% 73%
62% ▲28%
15,321 18,061 19,496 19,081 17,117
22.2%
75歳~
6,228
85歳~(B)
1,378
A÷B
6,534
▲39%
(生産人口)
65歳~
高齢者率
8,053
▲23%
28.6%
33.5%
+27%
37.1%
38.4%
▲12%
9,435 10,636 11,375 11,035
2,473
+12%
+7%
▲3%
3,924
4,293
4,898
158% +58% 173%
30.4人 14.9人
8.2人
+9% 198% +14%
6.3人
4.7人
2020年の浜田市は?
・高齢者率は?→ 35.8%(全国より20年早い)!

高齢者1人を支える生産人口は、わずか1.3人!
・75歳以上は?→10565人(5人に1人)!
ヘルパーなど、福祉の担い手をどれだけ必要?
 社会保障(医療・介護)費は、いくら増える?
 高齢者の健康=地域の資源+資産!

・生産人口は?→18%減(00年比 24%減) !

市税収入は?
・既存インフラの補修コストは?

道路、橋、公営住宅、上下水道、庁舎・施設、・・・・
「公共施設等総合管理計画」(15年3月)
・市債残高は?
・消費税は、いくら必要?
「ハコモノ」1人あたり面積 全国2倍以上!
2014~53年(40年間)に要する更新投資
総額1086億円=27億円/年⇔可能19億円
インフラ 1366億=34億/年⇔可能15億/年
→27億/年不足!→5割削減!
浜田市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(人)
2005年
63,046
2010年
61,713
2015年
58,245
2020年
54,863
2025年
51,384
高齢者
18,061
18,503
19,496
19,632
19,081
後期高齢者
9,435
15.0%
10,603
17.2%
10,626
18.2%
10,565
19.3%
11,375
22.1%
世帯数
25,023
24,769
23,509
22,207
20,828
高齢者単身
2,999
3,308
3,610
3,697
3,624
619+2380
753+2555
856+2754
894+2804
884+2740
1,754
2,111
後期高齢者
312+1442 417+1694
単身
18.6%
19.9%
後期単身率
2,186
2,208
2,396
451+1734
465+1743
510+1886
20.6%
20.9%
21.1%
高齢者夫婦
2,694
2,694
2,804
2,806
2,719
898
1,077
1,113
1,124
1,219
高齢世帯率
22.8%
24.2%
27.3%
29.3%
30.5%
後期世帯率
10.6%
12.9%
14.0%
15.0%
17.4%
後期 夫婦
日本の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
後期高齢者
単身
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
127,767
25,760
11,639
128,057
29,245
14,072
126,597
33,951
16,458
124,099
36,123
18,790
120,658
36,573
21,785
9.1%
11.0%
13.0%
15.1%
18.1%
49,566
3,864
51,950
4,790
52,560
5,719
52,133
6,193
50,988
6,325
1051+2813 1385+3405
1698+4021
1861+4331
1912+4412
1,966
2,592
3,114
3,617
4,229
435+1531
573+2019
688+2425
799+2818
934+3295
16.9%
3,583
944
15.0%
5.9%
18.4%
4,339
1,358
16.9%
7.6%
18.9%
5,125
1,692
20.6%
9.1%
19.3%
5,522
1,998
22.5%
10.8%
19.4%
5,625
2,356
22.1%
12.9%
島根県の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(千人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2000年
761.0
189.0
85.6
2005年
742.2
201.3
105.0
2010年
717.3
208.5
119.4
2015年
687.1
224.7
123.3
2020年
655.4
230.0
125.1
11.3%
14.1%
16.6%
18.0%
19.1%
257.5
21.1
260.8
24.4
260.9
27.2
254.3
30.4
244.7
31.7
4.1+17.0
5.2+19.2
6.4+20.8
7.4+22.9
7.9+23.7
後期高齢者
単身
11.0
14.5
17.4
18.5
19.0
1.8+9.2
2.6+11.8
3.3+14.0
3.7+14.8
3.8+15.2
後期単身率
高齢者夫婦
12.9%
21.7
13.8%
24.5
14.7%
26.4
15.0%
29.0
15.2%
29.9
後期 夫婦
高齢世帯率
後期世帯率
5.1
16.6%
6.3%
7.7
18.8%
8.5%
10.0
20.6%
10.5%
10.9
23.4%
11.6%
11.4
25.2%
12.5%
松江市の高齢者・後期高齢者のくらしは?
人口(人)
高齢者
後期高齢者
世帯数
高齢者単身
2000年
211,564
41,586
17,881
2005年
210,796
46,854
23,013
2010年
208,613
50,512
26,875
2015年
204,587
58,166
30,100
2020年
199,120
61,366
32,639
8.5%
10.9%
12.9%
14.7%
16.4%
75,934
4,526
78,237
5,668
80,618
6,748
80,726
7,808
79,404
8,496
866+3660 1201+4467 1594+5154 1953+5954
2142+6353
後期高齢者
単身
2,136
3,118
4,010
4,544
5,012
344+1792
561+2557
784+3226
920+3524
1032+3980
後期単身率
高齢者夫婦
後期 夫婦
11.9%
4,783
1,033
13.5%
5,706
1,625
14.9%
6,769
2,359
15.1%
7,918
2,810
15.4%
8,502
3,171
高齢世帯率
後期世帯率
12.3%
4.2%
14.5%
6.1%
16.8%
7.9%
19.6%
9.1%
21.4%
10.3%
浜田市の財政はどう推移する?
単位:億円
05年度
歳入
市税(対 歳入)
個人(同)
法人(同)
固定資産(同)
地方債
373.5
79.5(21%)
17.1( 4%)
6.5( 1%)
50.4(13%)
49.8(13%)
歳出
職員給与
371.7
44.5
10年度(05比)
394.7
76.3(19%)
22.3( 5%)
6.1( 1%)
42.6(10%)
62.8(15%)
13年度(同)
398.4
73.5(18%)
23.1( 5%)
5.4( 1%)
38.8( 9%)
65.2(16%)
15年度?
10年 個人住民税
36,181円/人
生産人口
10年比 -10%
05年比 -12%
389.5
37.1(-16%)
726
職員数
661(- 9%)
64.2
55.6
公債
32.2
33.0
公営事業繰入
(国民健康保険)
( 5.9)
(4.7)
(上下+簡易水道)
(11.6)
(9.3)
(観光施設)
( 0.5)
(0.4)
(他(介護保険等)) (14.1)
(18.5)
42.2(11%)
扶助費(対 歳出)
54.6(14%)
392.6(+5%)
36.9(-16%)
620(-14%)
63.1
38.4
( 4.9)
(12.1)
( 0.6)
(20.6)
59.5(15%)
将来負担(対 税収)
地方債残高
支出予定
積立金
459.1(6.2倍) 10年 697,767円/人
527.8( - 1%)
45.1(-44%)
113.8( - 0%)
500.9(6.3倍)
534.2
81.1
114.4
430.6(5.6倍)
501.3( - 6%)
20.9(-74%)
91.6(-19%)
人件費・扶助費・
公債費を除く
歳出額(≒調達額)
210.7億円(53%)
後期高齢者
10年比 + 0%
05年比 +12%
ハコモノ更新27億円/年(9億円不足)+インフラ34億/年(19億円不足)=計27億/年不足!
まちづくりは、誰のため? 何のため?
あいさつできる関係づくりのため
子どもたちの世代が誇りを持って
暮らし、働くため
 20年で人口が半減した町で、小中学生が
農畜漁林業の生産・販売を体験し、町長に
提言する年50時間以上の町おこし授業
(北海道・浦幌町、「ソシオ・マネジメント」第2号参照)
災害時などの安心のため
 障碍者・高齢者のための「避難支援」と「避
難所の課題確認」訓練(別府市)
元気な地域は、人数ではなく姿勢が違う
 自分が住み続ける地域の未来の
ために、本当に大切なことを
実現できるように、全力を尽くす。
出し惜しみしない
できないフリしない
あきらめない
「誰かがどうにかしてくれる」なんて
甘えない
自治会・町内会は、
行事を半減して、事業=福祉+経済を!
【現在】
親睦も安全も福祉も行事の連続。。
→地域の住民が気軽に付き合い、
日常生活に必要な情報交換や
安全確保などを行なうとともに、
地域生活をより快適にするため、
自主的・自発的に共同活動しな
がら、まちづくりを進める。
問題解決 (交通安全、防火・防災、
防犯・非行防止、資源回収)
生活充実 (福祉、青少年育成、
健康増進、祭礼・盆踊り、
運動会、文化祭など)
環境・設備維持 (清掃・整備、
集会所管理など)
広報・調整
【今後】
「小規模多機能」自治!
→行政機能の集約化を補い、
住民減少・高齢化などに伴い
必要性が高まる安全・安心の
確保のための「適地適作(策)」
型の地域づくりを進める。
共通の「基本機能」と
独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心の維持
・文化・伝統の継承
・経済的な競争力の維持・向上
協働から総働へ
中長期の視点で、
地域を耕す意欲としくみ
NPO
協
働
?
当事者
専門家
行政
学校
公共サービスを担う
(教員+生徒)
意欲とスキル
総
働
事業者
金融機関
行政
NPO
「1対1の業務・責任分担」から「多様な主体による協働」へ
「団体の支援」から「(小規模多機能)自治の確立・維持」へ
すべての部署・業務が、調達も含め、よりよい成果へ
→定義・ねらいも、進め方も抜本的に見直す「協働2.0」へ!
雲南市の地域自主組織のすごさ
・「公民館」から「地域交流センター」へ
・共益的な生涯学習施設から、住民自治の拠点へ
・多様な主体の「総働」による「小規模多機能自治」
・行政機能縮減を補う「適地適作(策)」の地域づくり
・幼稚園放課後に住民主導で預かり保育(海潮)
・旧・農協で産直市&100円喫茶(中野・笑んがわ市)
・水道検針を受託し毎月全戸訪問(鍋山)
・共通の「基本機能」と独自の「魅力づくり」
・最小限の安全・安心をどう維持するか?
・文化・伝統をどう残すか?
・経済的な循環・競争力をどう維持するか?
→年2回の「自慢大会」と課題別「円卓会議」で事例共有
真地(まーじ)団地自治会(那覇市)
・1981年開設の市営住宅、400世帯
・車両部で買物支援
「移動も寄り道も生きがい」、今後は役所にも!
・2011年度に「地域福祉部」新設!
「第1次福祉計画」(11-13年度):
見守り、活性化、運行、資金造成
・見守り:同棟の支援者、新聞・宅配も協力
・木曜:「ふれあいデイサービス」(14-16時)
・金曜:「百金食堂」(100円昼食会)
・土曜:カラオケ!
60人のお年寄りのために
77歳の看板娘が営むコンビニ「ノーソン」
(大分県中津市 旧・耶馬渓町)
・03年農協閉店、05年合併:「役場も店も遠くなる」
・農協から店舗を買い取り、日用品販売&お茶飲み
・調味料、菓子、種苗など300品目、年商400万円
・住民がつくった野菜・果物を市街地大型店に出荷
→ 年商400万!→耕作放棄地が相次いで畑に!
・中島さん「田舎には、仕事を探しに来る人じゃなく、
仕事をつくれる人に来てもらいたい」
独居高齢者のための
厳冬期限定共同住宅「のくとい館」
(岐阜県高山市)
・全14室、各室に台所・浴室完備、月額2万2千円
朝夕食は食堂で
・旧・教職員住宅を活用(08年12月)
・市社協の提案+国交省「新たな公」補助金で実現!
・「まちなかに暮らす息子と同居しても、
知り合いがいないけど、ここだと一日が早い」
もう一歩踏み込んで考えるために
 当たり前ですが、5年経つと、周囲も、自分も
5歳ずつ年を取る
 できない・難しい・時間がかかることが増える
 時間は同じな(減る)のに、優先順位が違う
 対応力が落ちるのに、突発事項は増える
「残す・減らす・増やす・始める」は冷静に!
 予防・緩和できることは、始めておく!
 「団体ごとに行事」ではなく、「地域のための
機能・役割」
 「自主防災組織」より「合同災害対応訓練」
人口減・85歳以上増に備えるには、
時間の使い方を変えるしかない
・行事の棚卸し
→ますます行事<事業=福祉+経済!
・組織の棚卸し
→会・団体・自主組織の部会は毎年白紙に
(会の数だけ役がある!)
・会議の棚卸し
→時間を最大限に活用するために、
話す・調整するより、現場で動く時間を!
次の10年に求められる自治組織の機能?
・人口構造の見通し(予測)をつくる!
→何年後までにどうなりそうかを見通す
・住民調査で「事業・サービスへの評価」と
「困りごと・不安」「これなら手伝える」確認!
→部会メンバーの希望<住民の需要!
+ 提供できる事業を、少しずつ積み重ねる
・部・部会は、継続より進化・再編を!
→①被災者支援訓練 ②子どもの地域参加
③料理で女性の世代間交流 ④「夜」行事
地域の人口構成を年齢別に把握する
男
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90~
80代
70代
60代
50代
40代
30代
20代
10代
~10
女
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「若い人」を巻き込むなら
「若い人」の都合も考える!
 早く決める、文句言わずまかせる
子どもの行事と連動する!
スポ少、おけいこ、PTAとの連携
料理好きな女性は活躍する!
伝統料理の勉強会は、
地域の先輩との交流機会!
行政は総働をどう促すか?
(団体自治偏重から、住民自治充実へ)
地縁団体は「行事・活動→事業」
「役割・運営→経営」へ
行政は「要望を聞いて対応
→事業と組織の経営支援:
定量情報の提供+基盤の整備」
(→地域が自ら現状を理解して、
小規模多機能化を進める支援を)
地域が「自治=経営」者として自ら現状を知り、
小規模多機能化を進めるために
まず行政がすべき準備
⓪小規模多機能自治の必要性を
首長・議会・職員に徹底する
← 長期見通し(±10年)をつくる
+地域状況を定量化・相対化する
+先進地域から学ぶ
①小規模多機能自治を促す制度
・施策をつくる
(例:公民館→自治拠点)
②小規模多機能自治の必要性を
住民に伝え、取り組みを促す
③「自慢大会」や「円卓会議」で
状況や知恵の共有を促す
④次世代育成を促すために、
雇用者に働きかける
地域が自ら進めるべき取り組み
①地域状況を長期的・定量的・
相対的に把握・共有する(知る)
②地域内外から学び続ける
地域の詳しい見通しをつくる
(後期)高齢者率、独居世帯率
→買物、移動、見守り、配食、
清掃・雪下ろし、耕作放棄 など
生活必須ニーズの推移予測
③行事・会議・組織を棚卸しする
地域の行事(小規模も含む)、
会議、組織をすべて書き出し、
労力(=時間)を可視化する
④多機能化の取り組みを進める
⑤組織づくりを進める
地域の持続可能性を把握するための指標項目案
(市区町村、すべて過去20年推移をもとに今後20年を予測)
人口 社会増減率
(地域貢献企業優遇制)
人口密度
扶助費、対 歳出率
転入後5年未満住民比率
行政職員1人あたり住民数
6歳・18歳未満同居世帯率
行政職員の地縁組織役員率
高齢世帯数・率
高齢者の運転免許保有率
後期高齢者数・率
耕作放棄面積
後期高齢者世帯数・率
空家数、空家率
後期高齢者独居世帯数・率
「協働環境」整備施策
個人住民税額・市民1人あたり 「小規模多機能自治」促進施策
法人住民税額・対 歳入率
・自治拠点の小規模多機能運用
産業出荷額(産業別)
・補助金の事業審査+一括交付
事業所数、開業率・廃業率
・自慢大会
総合評価方式入札 活用度
・円卓会議
地域の持続可能性を把握するための指標項目案
(集落、すべて過去20年推移をもとに今後10年を予測)
社会増減率、転入5年未満率
健康づくり活動の活性度
人口密度、6・18歳未満世帯率 寄合・サロン活動の活性度
高齢(+後期)世帯数・率
見守り・配食活動の活性度
後期高齢者独居世帯数・率
買物支援活動の活性度
耕作放棄面積、空家数・率
子ども向け活動の活性度
【共生(対内交流)指標】
備災・訓練の活性度
組織・団体一覧
【受入(対外交流)指標】
自治会・町内会加入率
コミュニティ観光活動活性度
主な組織の役員在職年数
(まち歩き、体験、学校など)
+女性役員比率
定住受入れ活動活性度
主な会議の住民出席比率
就農者など受入れ活動活性度
活動一覧(祭から地域清掃まで) 特産品・サービス販売活性度
「困りごと」 ランキング
SNS活用度
小規模多機能自治を進めるロードマップ
準備 →
導入(~50%) →
全域+拡充
知 (自治体アセスメント実施→)
(経過モニタリング)
る 自治連合会役員、首長、議員、
・ 行政幹部職員対象 研修・勉強会
学 ・市内外の事例
ぶ ・前後20年の経緯・見通し
同様他市と
推進連合
自治体:中長期基本方針策定 →
小規模多機能自治推進に向けて
・自治拠点の整備・拡充
備
・補助金制度改定
え
(集落アセスメント 詳細設計→)
る
行政事務
委託・移管
条例+計画化
地域貢献企業優遇
※総合評価入札活用
地域説明会開催
アセスメント実施
+共有研修
※組織・行事・役職 棚卸し
+小規模多機能 計画策定
「自慢大会」開催
相互視察
※市内全地域から5~7分で発表 ※自慢大会で好事例発掘
育
「○○円卓会議」開催
合同研修
て
※防災、福祉等テーマ・部会単位 ※人口・特性の似た集落で
る
若者のチャレンジ支援施策と連動
※上位と地縁団体とのマッチング
ふりかえり・
改善会議
業務・機能別
研修
改めて確認しておいていただきたいこと(前提)
(定義も、しくみも、進め方も、すべて進化した協働2.0へ)
・法令が禁じる以外、すべての業務が協働可能
・多老化 = 税収減 + 福祉・医療支出増
・85歳以上の加速度的増加 + 生産人口減
・市区町村の行政職員は、5年で1割ずつ減る
→ 同僚・後輩の置かれる状態はより厳しくなる
・団体自治偏重から、住民自治拡充へ
・住民にできることを、早く、効果的に増やす
・総働・小規模多機能自治で、
公共サービスを「行政+市民」がともに担う
・協働相手は、市外・県外からも積極的に探す
・域内だけから探すから、育たない=依存しあう
あなたの課で協働を進める(やってみる+α)ために
当課ですぐに行うこと
・推進担当の任命
・月例勉強会の設定
・過去事例の(再)確認
・候補事業・団体一覧作成
・部長に(再)確認
・・・
実施スケジュール(案)
8 9 10 11 12 1 2 3
当課で来年度から始めること
・協働推進中期計画 策定
←中期見通し策定
・課内向け簡易版手引き作成
・(主管課経由で)団体と協議
・他課との合同勉強会
・・・
状況・事例共有:月例勉強会→
候補一覧:
事業分作成→
団体分調査→
中期計画:
「見通し」作成
合同勉強会
→(毎回の資料を集めてDB化)
PDF公開→団体と協議→予算?
作成→個別調査→協議→予算?
→中期目標+主要方針協議→内定
→(ある程度でまとめてPDF公開)
4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3
久保田市長のお話から
・自治区の延長を決めた背景にある2つの大きな計画:
①総合振興計画(次の10年)+総合戦略(人口対策)
・将来に向けて「生き残るまち」のしくみづくりへ
まちづくり推進委員会と一緒に取り組んでいきたい
・自慢大会なので、自慢してほしい+ともに学んでほしい
各地域のご発表から(敬称略) @150801
【宇野・下有福・大金】自主防災
【久佐】「芸能を育む里」DVD制作
組織 宇野14年・下有福・大金15年 神楽・田囃子・劇団の継承
集会所に自家発電機設置
「抱月の生育地を訪ね学ぶ」作品
※「訓練っぽくない訓練」多様に
※短縮版をYouTubeで!
【岡見】公民館祭り+うちわ祭り
ふるさと納税の「地域指定」枠?
「こんな岡見に住みたい」付箋
【黒沢】かっぱランド夏祭り
小中学生の出番:Tシャツデザイン、黒沢ベースhttp://matizukuri.herecall.jp/kurosawa/
運営Vo、飾り付け、屋台の手伝い、都会育ちにいかだ下りなど川遊び
県立大・リハビリカレッジ学生協力
ダンス、神楽、教職員も
※「来年への約束」などリピートへ
※Tシャツ:ぜひ年号を!
試作、投票などマーケティングも 【木田】65歳以上の体力等測定
サロンと併催、保健師の助言、
【長浜】郷土かるた制作
面積0.7%に人口1割、小学校区 筋力アップ
言い伝えを44枚に、絵札は高校生 ※目標達成を誰がどう「誉める」?
※高校生との連携good!
各地域のご発表から(敬称略) @150801
【杵束】地域を活かした出会い支援 5~11月第1・3日曜09~16時 300円
4年間で2組成婚!
お茶+お茶請け1品 4軒で開始
女性の意見反映+米・どぶろく活用 年間1200~1600人!
課題:気軽に参加できる機会づくり ※「押しかけ縁側喫茶」応援団?
+在住女性の支援!
試作の紹介も!
※婚活っぽくないイベント?
例:写真撮影会、「林業女子」合宿 緑の付箋、しっかり書きましょう!
【美又】産直市 みまたの市場
金~月4日営業、内装 地元材使用
米焼酎、大黒豆腐、こんにゃく、
おからでシフォンケーキ、かりんとう
(よそにも出すけど)美又で買って
※販売予定の発信を!
【都川】縁側喫茶
「家も座敷もダメ」→「縁側で!」
次の災害に備える八策
一.他地域の実践を学ぶ。
二.自分の地域の人口構成の今後の見通しを知る。
三.多様な被害想定に基づく地域の被災状況見通しを
つくる。(豪雨、地震、津波、豪雪、・・)
四.各戸の「ニーズのたね」情報を、合意に基づいて
把握する。(救急医療情報キットなど)
五.「訓練っぽくない訓練の機会」を積極的に設ける。
(バーベキュー会、雪よせ競技、避難食レシピコンテスト)
六.多様な想定で運営訓練する。
七.在宅被災者の訪問調査+支援も訓練する。
八.医療・福祉・ケアなど、地域の内外の専門家・機関
・NPOとつながる。
現状を確認してみましょう
□歴史、想定、地形、人口を学んでいるか?
□毎年1回以上、訓練を行っているか?
□重く現実的な設定で訓練を行っているか?
□訓練を毎年、進化させているか?
□「配慮のある」避難所をめざしているか?
□在宅被災者の状況把握+支援に備えているか?
□資機材の使い方を学び、
物資の使用・配分ルールを決めているか?
□学校を巻き込んでいるか?
□企業・専門家と平時・訓練から連携しているか?
□他地域と平時・訓練から連携しているか?
(受援力を高めているか?)
中西会長、濱中会長のお話から(三重県尾鷲市)
【そばこ会】 「山が海の手助けをしよう」
→手引き通りの訓練から「他地域受け入れ」訓練へ
・つながりの大切さ→孤独死させたら紀州人の恥!
・行政に頼るのは無理→各集落で1000食備蓄
・手をつながないと、絆(きずな)はできない
【遊木町自主防】 地域内の団体の連携
・まち協発案で運動場・公園に「かまどベンチ」設置
→流木を燃料に訓練→スグレモノ!と判明
・日常の取り組みから減災を!
→ 健全な危機感と、実践を通じた連携力の高さ!
中学生が必ず毎年、総合防災訓練に参加する
澄川地区連合会(札幌市南区)
・ベッドタウン、13町内会の連合会、約1万世帯
・毎年7月下旬に総合防災訓練(600名以上!)
地元中学生も毎年150名前後参加
「平日昼に発災したら、年寄・子どもしかいない」
「地域に2割しか残らなくても、10年で300人」
・最初の訓練では、住宅解体ガラを倒壊家屋に
見立てて、人形の救出訓練も!
→「ノコギリだけじゃダメ」→投光器、チェンソー、
エンジンカッターまで各町内会に配備+訓練!