コンピュータウィルスと脆弱性 メディアコミュニケーション論Ⅲ 7/18/08 コンピュータウィルス対策入門 ウィルス対策スクール(IPA 情報処理推進機構) コンピュータウィルスとは どのようなことが起きるのか 対策は 事後処置は 届け出 ウィルスはプログラム だから,実行しなければ大丈夫? WordやExcelのデータ ここまで見て,画像ファイルだと思って, ダブルクリックする。 実はプログラムが含まれる場合がある 実は,プログラムであって,実行される。 開いただけでアウト 拡張子を偽装 お宝画像.jpg .exe ファイル名に空白が含まれている ワクチンソフト を最新の状態で使っていれば大丈夫? 対策が間に合わない場合がある 新種が出現 ワクチンソフトにはいろいろあり, すべてのワクチンソフトが,すべてのウィルスに 対応できるかどうかは? ちなにみ コンピュータウイルスの歴史。それは1972年から 始まった http://www.watch.impress.co.jp/broadband/new s/2001/12/07/virus.htm 正しくは1986年というべき(別の説もあり) ソフトウェアの脆弱性 原因 ソフトウェアの脆弱性 設計ミス・プログラミングミス など 脆弱性とは 簡単に言えば,“欠陥” “情報漏えい”などシステムの安全な運用を脅 かす原因になるもの ソフトだけでなく,ハードの脆弱性もある 脆弱性の情報 いろいろなサイトで情報が公開される 開発者のサイト セキュリティ関連企業 公的機関 IPA ,IPA 警察庁 など ニュースサイト(上記の情報の報道) 1 2 対 策(1) 脆弱性情報で指示される修正プログラムを入手 し,適用する 修正ではなく,新しいものに置き換える場合もあ る(バージョンアップ) 利用中の他のアプリケーションとの関係で,これ らを実施できないことがある 対 策(2) 例 マイクロソフト Windows Update 対 策(3) 修正プログラムなどが提供されていない場合も ある “使用上の注意”で対応 “信頼のおけないサイトにアクセスしない” “信頼のおけるサイト”でも危ない場合がある 対 策(4) 使用しているすべてのソフトウェアに対して対策 をする インストールしたことを忘れていることがある おまけのソフト かなりの注意が必要 しかし そもそも“脆弱性”という言葉すら知らない その情報が提供されていることを知らない ということがないように! ゼロデイアタック 修正プログラムなどの提供前に,脆弱性をねらっ た攻撃が行われること 脆弱性をつくウィルス 直接は防ぎようがない 間接的に防ぐことが可能な場合もある 脆弱性の放置(1) 自分のパソコンには,重要な情報はない だから,脆弱性があってもかまわない 脆弱性の放置(2) パソコンを乗っ取られる場合がある ボット(bot) ネットワーク経由で外部の者の指示通りに命 令を実行する spamの送信 Webサーバなどへの攻撃 ボットを集めたボットネット 闇市場で貸し出されていたりするらしい 脆弱性の放置(3) つまり,他人に危害を加える可能性がある 自分だけの問題ではない 脆弱性の放置(4) 「インターネット接続するコンピュータは,39秒ご とに攻撃を受けている」,米調査 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/200702 07/261293/ 全部が脆弱性をねらったものではない 脆弱なPCの生存時間は約4分 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/15 /news029.html これらのコンピュータなどから, アクセスされる必要がないのに, アクセスされている 脆弱性の放置(5) 私の自宅での例 脆弱性の放置(6) その実態 Googleユーザーの半数近くがWebブラウザの脆 弱性を放置 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/02 /news030.html 人の脆弱性(1) 例 パスワード 簡単なもの 推測されやすいもの メモして他人に見られそうなところに貼る 人の脆弱性(2) ソーシャルエンジニアリング 人間に隙をついて,情報を不正に得る 上司を装い,社員のパスワードを聞き出す 銀行員を装い,暗証番号を聞き出す 振り込め詐欺
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