CNSにおけるアクティブ標的飛跡検出器の開発 秋元亮二、橋本尚志、大田晋輔、道正新一郎、郡司卓、山口英斉、時枝紘史、辻智也、川瀬頌一郎、 浜垣秀樹、上坂友洋、久保野茂(東大CNS)、川畑貴裕(京大理)、磯部忠明(理研) 小沢顕、鈴木宏、長江大輔、森口哲朗、伊藤由太、石橋陽子、大石寛人、阿部康志(筑波大) 物理 & TPC要求性能 • 非対称核物質の性質研究 : 巨大共鳴の励起エネルギー測定 → 前方散乱が重要 • 逆運動学を用いた実験 → 低エネルギー反跳粒子の測定が必要 → アクティブ標的TPC • 要求性能 - 高レートビーム(~106pps)で動作 - 励起エネルギーの分解能 : < 1 MeV (RMS) - 散乱角の分解能 (CM.) : < 3.5 mrad → - エネルギー分解能 (lab.) : < 10% - 角度分解能 (lab.) : < 7.5 mrad TPC概要 •ビームはフィードケージ間を通過 実験セットアップ ビームレート: TPC直前で 100pps程度 4He Beam : Energy : 30 MeV Current : 1-100enA 4He フィールドケージを貫くように 4Heを入射 ビーム通過領域をワイヤーで遮蔽し、space chargeの影 響を低減、レート耐性をよくした。 • フィールドケージ 高レートビーム(106pps)入射時でも電場の歪みによる飛 跡のずれが10mm以下になるように最適化 •ガス : He(95%)+CO2(5%) : ターゲットとして使用 CO2 : クエンチャー 4He •Readout chamber 信号増幅 : Gas Electron Multiplier (GEM) - レート耐性がよい - 厚さ:100μm、穴径:70μm、ピッチ:140μm 読み出しパッド - 直角三角形(16.45×16.45mm2) Result • エネルギー分解能 total energy deposit : ~680keV → ~ 4% (RMS) 要求性能 (10%) を達成 • 位置分解能 ドリフト方向 一様に80um パッド方向 パッド中心 : 700um パッド端 : 120um → 実際はよりエネルギー 損失の大きな粒子をとら えるので問題ない パッド方向 ドリフト方向
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