PowerPoint プレゼンテーション

~三井住友信託の経済・市場情報~
Contents
経済振り返り
市場振り返り
8月の市場動向まとめ
国内債券・国内株式
主な経済指標(国内)
米国債券・米国株式
経済振り返り(国内)
為替
主な経済指標(海外)
経済・市場見通し
経済振り返り(海外)
内外経済
日本・米国・アジアのGDP成長率
国内資産・海外資産・為替
ご参考
市場環境の推移
2012年9月作成
経済振り返り
8月の市場動向まとめ
主な経済指標(海外)
主な経済指標(国内)
経済振り返り(海外)
経済振り返り(国内)
日本・米国・アジアのGDP成長率
8月の市場動向まとめ
8月の欧米株式市場は、米雇用統計に大きな改善が見られたことから上昇し、その後も良好な経
済指標を背景とした米景気回復期待や、追加金融緩和期待が株価を支える展開となりました。一
方、国内株式、アジア株式は、中国の景気減速懸念の高まりが嫌気されたことから下落しました。
主要国の株価動向
ロシア(RTS指数)
↑ 0.90%
イギリス(FTSE)
↑ 1.35%
中国
(上海総合指数)
ドイツ(DAX)
↑ 2.93%
↓
-2.67%
アメリカ(NYダウ)
↑ 0.63%
日本
(TOPIX配当除き)
↓
インド(SENSEX30)
↑ 1.12%
-0.63%
オーストラリア
(S&P/ASX 200)
↑
MSCI World
MSCI 欧州
MSCI エマージング
ブラジル
1.10%
(ボベスパ指数)
↑
2.29%
1.72%
-0.29%
年度収益率
月次収益率
WTI原油
金先物
ナスダック
+ 9.55%
+ 4.64%
+ 4.34%
+ 3.55%
+ 3.37%
+ 3.16%
+ 2.93%
+ 2.61%
+ 1.67%
+ 1.58%
+ 1.35%
+ 0.63%
+ 0.51%
+ 0.28%
+ 0.26%
J-REIT
CRB指数
MSCI-KOKUSAI
ドイツ(DAX)
円/ユーロ
日経平均
Citi世界国債
英国(FTSE)
ダウ平均
G-REIT
HFRX Index
円/ドル
NOMURA-BPI
MSCI-Emerging
NOMURA-BPI(国債超長期)
TOPIX(配当込み)
中国(上海総合指数)
- 0.12%
- 0.29%
- 0.52%
- 0.59%
- 2.67%
-6%
-3%
0%
3%
6%
1.72%
9%
12%
NOMURA-BPI(国債超長期)
G-REIT
NOMURA-BPI
金先物
J-REIT
CRB指数
ドイツ(DAX)
ナスダック
ダウ平均
英国(FTSE)
HFRX Index
Citi世界国債
円/ドル
MSCI-KOKUSAI
WTI原油
MSCI-Emerging
中国(上海総合指数)
円/ユーロ
日経平均
TOPIX(配当込み)
+ 2.43%
+ 2.11%
+ 1.30%
+ 0.96%
+ 0.56%
+ 0.37%
+ 0.34%
- 0.80%
- 0.92%
- 0.99%
- 1.16%
- 4.01%
- 4.85%
- 5.05%
- 6.36%
- 7.19%
- 9.51%
- 9.94%
- 12.33%
- 14.20%
-20%
(注) J-REIT:東証REIT指数(配当込み)、G-REIT: S&P Citigroup World REIT (日本除き、円ベース)
-15%
-10%
-5%
0%
5%
(出所)Bloomberg
2
主な経済指標(国内)
8月1日
8月2日
8月6日
8月6日
8月7日
8月8日
8月8日
8月8日
8月8日
8月8日
8月8日
8月9日
8月9日
8月9日
8月9日
8月9日
8月10日
8月10日
8月10日
8月10日
8月13日
8月13日
8月13日
8月20日
8月20日
8月22日
8月22日
8月22日
8月22日
8月27日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
8月31日
経済指標
7月 自動車販売台数(前年比)
7月 マネタリーベース(前年比)
6月 景気先行CI指数
6月 景気一致CI指数
7月 外貨準備高
6月 国際収支-経常収支
6月 国際収支-経常収支(季調済)
6月 国際収支-貿易収支
6月 国際収支-経常収支(前年比)
7月 景気ウォッチャー調査-現状判断DI
7月 景気ウォッチャー調査-先行き判断DI
6月 機械受注(前月比)
6月 機械受注(前年比)
8月9日 日銀目標金利(無担保コール翌日物)
7月 消費者態度指数
7月 工作機械受注(前年比)
7月 国内企業物価指数(前年比)
7月 国内企業物価指数(前月比)
6月 鉱工業生産(前月比)
6月 鉱工業生産(前年比)
4-6 月期 実質GDP(前期比年率)
4-6 月期 実質GDP(前期比)
4-6 月期 名目GDP(前期比)
6月 景気先行CI指数
6月 景気一致CI指数
7月 通関ベース貿易収支
7月 通関ベース貿易収支(季調済)
7月 貿易収支-輸出総額(前年比)
7月 貿易収支-輸入総額(前年比)
7月 工作機械受注(前年比)
7月 失業率
7月 有効求人倍率
7月 全世帯家計調査 消費支出(年比)
7月 全国CPI(前年比)
7月 全国CPI(除生鮮/前年比)
7月 鉱工業生産(前月比)
7月 鉱工業生産(前年比%)
7月 自動車生産(前年比)
7月 建設工事受注(前年比)
7月 住宅着工戸数(年率)
7月 住宅着工戸数(前年比)
実績
36.10%
8.60%
92.6
93.8
前回
40.90%
5.90%
95.2
95.8
1兆2,728億ドル
1兆2,706億ドル
4,333億円
7,736億円
1120億円
-19.60%
44.2
44.9
5.60%
-9.90%
0.10%
39.7
-6.80%
-2.10%
-0.40%
0.40%
-1.50%
1.40%
0.30%
-0.10%
93.2
94.1
-5,174億円
-3,257億円
-8.10%
2.10%
-6.70%
4.3%
0.83
1.70%
-0.40%
-0.30%
-1.20%
-1.00%
16.70%
8.00%
87.0万戸
-9.60%
2,151億円
2,822億円
-8,482億円
-62.60%
43.8
45.7
-14.80%
1.00%
0.10%
40.4
-15.50%
-1.40%
-0.70%
0.40%
-2.00%
5.50%
1.30%
1.40%
92.6
93.8
592億円
-3,176億円
-2.30%
-2.20%
-6.80%
4.3%
0.82
1.60%
-0.20%
-0.20%
0.40%
-1.50%
20.30%
4.60%
83.7万戸
-0.20%
(出所)Bloomberg
3
経済振り返り(国内)
失業率と求人倍率(7月):
失業率:4.3% 求人倍率:0.83倍
CPI(消費者物価指数)(7月):
前年比▲0.30%
(%)
3
<CPI(除生鮮食品)の推移>
<失業率と求人倍率の推移>
(%)
(倍)
6
1.2
5
1
1
4
0.8
0
3
0.6
-1
2
CPI(除生鮮食品)(前年比)
2
0.4
完全失業率
-2
1
0.2
有効求人倍率(右軸)
-3
0
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
7月の消費者物価指数(除生鮮食品)は前年比
▲0.30%となり、3ヶ月連続のマイナスとなりました。
エネルギー価格が一時大きく下落したことが、物価
全体を押し下げる結果となりました。
(%)
0
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
7月の完全失業率は4.3%と、前月(4.3%)から横
ばいとなりました。有効求人倍率は0.83倍となり引
き続き改善傾向にありますが、有効求人数(前月
比▲0.5%)よりも有効求職者数(▲0.9%)の減少
幅が大きかったことに起因するものです。
鉱工業生産指数(7月):
前月比▲1.20%
景気ウォッチャー調査(7月):
現状判断DI:44.2 先行き判断DI:44.9
<鉱工業生産指数の推移>
<先行きDI・現状DIの推移>
10
60
5
50
0
40
-5
30
20
-10
鉱工業生産指数(前月比・季調済)
-15
10
-20
0
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
7月の鉱工業生産指数は前月比▲1.20%となり、
事前予想+1.70%に反して2ヶ月ぶりのマイナスと
なりました。海外市場における需要鈍化などを背
景に、電子部品・デバイス工業を中心に低下しまし
た。
現状DI
先行きDI
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
7月の現状判断DIは44.2となり、前月の43.8を上回
りました。先行き判断DIは、44.9となり、前月の45.7
を下回りました。現状判断DI、先行き判断DI共に、
横ばいを示す50を下回った水準で推移しています。
(出所)Bloomberg
4
主な経済指標(海外)
<米国>
経済指標
8月1日
8月1日
8月1日
8月2日
8月2日
8月3日
8月3日
8月3日
8月9日
8月14日
8月14日
8月14日
8月14日
8月14日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月15日
8月23日
8月24日
8月28日
8月28日
8月28日
8月29日
8月29日
8月31日
8月31日
7月
7月
6月
7月
6月
7月
7月
7月
6月
7月
7月
7月
7月
6月
7月
7月
7月
7月
7月
6月
7月
ADP雇用統計
ISM製造業景況指数
建設支出(前月比)
自動車販売台数総計(年率換算)
製造業受注指数
非農業部門雇用者数変化
失業率
ISM非製造業景況指数(総合)
貿易収支
生産者物価指数(前月比)
生産者物価指数(前年比)
小売売上高
小売売上高(除自動車・ガソリン)
企業在庫
消費者物価指数(CPI)(前月比)
CPI(除食品&エネルギー/前月比)
消費者物価指数(CPI)(前年比)
CPI(除食品&エネルギー/前年比)
鉱工業生産
住宅価格指数(前月比)
耐久財受注(前月比)
6月 S&P/ケース・シラー総合(前月比%/季調済)
6月 S&P/ケース・シラー総合(前年比)
8月 消費者信頼感指数
4-6月期 GDP(前期比/年率)
4-6月期 個人消費
8月 シカゴ購買部協会景気指数
7月 製造業受注指数
実績
16.3万人
49.8
0.40%
1,405万台
-0.50%
16.3万人
8.30%
52.6
-429億ドル
0.30%
0.50%
0.80%
0.90%
0.1%
0.00%
0.10%
1.40%
2.10%
0.60%
0.70%
4.20%
0.94%
0.50%
60.6
1.70%
1.70%
53
2.80%
前回
17.2万人
49.7
1.60%
1,430万台
0.50%
6.4万人
8.20%
52.1
-480億ドル
0.10%
0.70%
-0.70%
-0.40%
0.3%
0.00%
0.20%
1.70%
2.20%
0.10%
0.60%
1.60%
0.97%
-0.65%
65.4
1.50%
1.50%
53.7
-0.50%
実績
-0.50%
-1.20%
-0.40%
-0.60%
-2.10%
1.70%
46.6
45.3
-24.6
11.30%
前回
-0.50%
-0.70%
0.00%
0.90%
-2.60%
1.60%
46.5
44
-21.5
11.30%
<ユーロ圏>
8月2日
8月3日
8月14日
8月14日
8月14日
8月16日
8月23日
8月23日
8月23日
8月31日
経済指標
6月 ユーロ圏 生産者物価指数(前月比)
6月 ユーロ圏 小売売上高(前年比)
4-6月期 ユーロ圏GDP季調済(前年比)
6月 ユーロ圏 鉱工業生産(前月比/季調済)
6月 ユーロ圏 鉱工業生産(前年比/季調前)
7月 ユーロ圏CPI-コア(前年比)
8月 PMI Composite
8月 PMI製造業
8月 ユーロ圏 消費者信頼感
7月 ユーロ圏 失業率
(出所)Bloomberg
5
経済振り返り(海外)
米雇用統計(7月):
非農業部門雇用者数 前月比+16.3万人
ISM景況指数(7月):
製造業49.8 非製造業52.6
<ISM景況指数の推移>
(万人)
<非農業部門雇用者数変化と失業率の推移>
(%)
65
60
12
60
40
11
20
10
55
50
45
製造業
40
非製造業
35
0
9
-20
8
-40
7
-60
6
非農業部門雇用者数変化(前月比)
-80
30
5
失業率(右軸)
-100
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
4
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
7月のISM景況指数は、製造業は49.8となり、事前
予想(50.2)に反して、製造業活動の拡大と縮小の
境目となる50を2ヶ月連続で下回りました。非製造
業は、52.6となり、事前予想(52.1)を上回り改善し
ました。
7月の非農業部門雇用者数は、前月比+16.3万人
となり、事前予想(+10.0万人)を上回り改善しまし
た。失業率を安定させるとされる約10万人を4ヶ月
振りに上回りました。失業率は8.3%と、前月
(8.2%)から上昇しました。
米小売売上高(7月):
前月比+0.8%
CPI(米消費者物価指数)(7月):
前年比+1.4%
<小売売上高の推移>
(%)
<CPIの推移(前年比)>
(%)
3
6
2
5
1
4
3
0
2
-1
1
-2
0
小売売上高
-3
自動車・ガソリン除き(コア)
-4
CPI(ヘッドライン)
-1
CPI(食品・エネルギー除き)
-2
-3
-5
08/03
08/03
08/09
09/03
09/09
10/03
10/09
11/03
11/09
08/09
09/03
09/09
10/03
10/09
11/03
11/09
12/03
12/03
7月の米小売売上高は、前月比+0.8%となり、事
前予想(+0.3%)を上回り、4ヶ月振りのプラスとな
りました。主要項目のすべてで売上高が増加しまし
た。 自動車・ガソリンを除く売上高についても、前
月比 +0.9%とプラスとなりました。
7月のCPI(米消費者物価指数)は、前年比+1.4%
となり、2010年11月以来の小幅な伸び率となりま
した。食品&エネルギーを除いたコア指数は、前
年比+2.1%となり、前月(同+2.2%)と同水準とな
りました。
(出所)Bloomberg
6
日本・米国・アジアのGDP成長率
米国
日本
15
日本:実質GDP成長率(前期比年率%)
米国:実質GDP成長率(前期比年率%)
6
予想
強気
予想
平均
10
弱気
4
5
0
2
-5
強気
-10
出所:内閣府(実績値のみ)、
平均
出所:米国商務省、ブルーチップ、
社団法人 経済企画協会、
弱気
予想期間の実線値は弊社予測値
予想期間の実線値は弊社予測値
-2
-15
11年4-6月
10-12月
12年4-6月
10-12月
日本の4-6月期の実質GDP(速報値)は、前期比年
率+1.4%となり、事前予想(+2.3%)を下回る結果と
なりました。今期は設備投資がプラスに転じ最大
の寄与となりました。一方、個人消費はプラスであ
るものの、前期から大きく縮小しています。個人消
費の内訳では、旅行や飲食といったサービス関連
支出の伸び率が大幅に低下しています。
11年4-6月
10-12月
12年4-6月
10-12月
米国の4-6月期の実質GDP(改訂値)は、前期比年
率+1.7%となり、速報値(+1.5%)から上方修正さ
れました。輸入の伸びが下方修正されたことによる、
貿易収支の赤字幅縮小が最大の上方修正要因と
なりました。また、各地の気温上昇により電力・ガ
スの消費が伸びたことで、個人消費が上昇修正さ
れています。
Note
アジア
12%
0
アジア:実質GDP成長率(前年同期比%)
8%
4%
中国
香港
韓国
出所:Bloomberg
0%
10年4-6月
10-12月
11年4-6月
10-12月
12年4-6月
香港の4-6月期の実質GDPは、前年同期比+1.1%
となり、市場予想1.2%を下回りました。ユーロ圏の
失業率が過去最悪となる中、欧州向けの輸出が減
少したほか、中国からの観光客による消費が減少
しています。
7
市場振り返り
国内債券・国内株式
米国債券・米国株式
為替
市場振り返り
~国内債券・国内株式~
国内債券
直近1年間の推移
(%)
1.1
8月の推移
(%)
8月
0.88
1.036
0.86
0.84
1.0
0.82
0.80
0.9
0.794
0.797
0.78
0.76
0.8
0.797
0.74
0.72
10年国債利回り
10年国債利回り
0.70
0.7
11/08
11/11
12/02
12/05
7/31
12/08
8/5
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
【8月の振り返り】 国内10年債利回りは、消費税率引き上げ法案の成立に向けた与野党間の合意が崩れ、
財政再建が遅れるとの警戒感に加えて、米国経済の回復期待の高まりを背景とした米長期金利の上昇を
受けて、一時0.860%まで上昇しました。その後、FOMCの議事録が公表されたのをきっかけに米追加金融
緩和観測が再び高まると長期金利は低下し、0.797%で終えました。
国内株式
直近1年間の推移
(ポイント)
8月
1000
10500
950
900
(円)
10000
8839.91
9400
800
9200
780
9000
9500
8955.20
9000
800
8500
760
8000
740
750
770.60
7500
731.64
650
600
TOPIX(配当除き)(左軸)
日経平均(右軸)
6500
6000
11/11
12/02
12/05
720
7000
550
11/08
(円)
820
850
700
8月の推移
(ポイント)
12/08
8839.91
8695.06
8800
8600
731.64
736.31
700
8200
TOPIX(配当除き)(左軸)
日経平均(右軸)
680
7/31
8/5
8/10
8/15
8/20
8400
8000
8/25
8/30
【8月の振り返り】 国内株式市場は、米雇用統計の好転からFOMCが追加緩和を見送ったことを背景に円
安傾向となったことや、中国のCPIが前月を下回って推移したことなどが好感され、外需関連銘柄や景気
敏感銘柄が中心に買われ、中旬にかけて上昇しました。その後は、円安基調を背景に主力銘柄が買われ
た一方で、欧州債務問題に対する警戒感も根強く、方向感にかける展開となりました。月末にかけては、
中国の景気減速懸念から中国関連銘柄が中心に売られたほか、鉱工業生産指数が市場予想を大幅に
下回ったことが嫌気され下落し、TOPIXは731.64となりました。
(出所)Bloomberg
9
市場振り返り
~米国債券・米国株式~
米国債券
直近1年間の推移
(%)
8月の推移
(%)
8月
2.6
1.9
2.4
1.8
2.224
2.2
1.7
2.0
1.8
1.6
1.6
1.549
1.549
1.5
1.4
1.469
1.4
1.2
米国10年債利回り
米国10年債利回り
1.3
1.0
11/08
11/11
12/02
12/05
7/31
12/08
8/5
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
【8月の振り返り】 米国10年債利回りは、ECB総裁によるスペイン、イタリアの国債購入計画の発表や、市
場予想を上回る米雇用統計の回復を背景とした追加金融緩和期待の後退から、中旬にかけて上昇しまし
た。その後、FOMCの議事録が公表されたのをきっかけに追加金融緩和観測が高まると、長期金利は急
落、最終日のFRB議長による講演に向けて低下が続き、1.549%で終えました。
米国株式
直近1年の推移
(ドル)
14,500
3066.97
8月 (ポイント)
3,250
14,000
13,500
3,000
2579.46
2,500
12,500 11613.53
2,250
12,000
2,000
13090.84
11,500
(ポイント)
13,800
3,100
13,600
3,050
3066.97
2,750
13,000
13,400
3,000
2939.52
13090.84
13,200
13,000
2,950
2,900
1,750
ダウ平均(左軸)
ナスダック(右軸)
11,000
1,500
10,500
11/08
8月の推移
(ドル)
1,250
11/11
12/02
12/05
12/08
12,800
13008.68
ダウ平均(左軸)
ナスダック(右軸)
12,600
2,850
2,800
7/31
8/5
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
【8月の振り返り】 米国株式は、FRBとECBが相次いで追加の金融緩和策を見送ったことから下落して始
まったものの、雇用統計に大きな改善が見られたことが好感され上昇に転じ、その後も良好な経済指標に
よる米景気回復期待が株価を支えました。中旬にかけては、利益確定売りから上値が重くなりました。業
績好調な情報技術銘柄が多いナスダックは底堅く推移しました。月末にかけては、欧州債務問題や欧州
景気に対する警戒感が高まり軟調な展開となりましたが、最終日にはFRB議長が追加金融緩和への期待
を繋ぐ内容の講演をしたことから株価は反発しました。
(出所)Bloomberg
10
市場振り返り
~為替~
為替
直近1年間の推移
(円)
8月 (円)
115
88
86
110.10
98.70
84
80.5
105
80.0
100
80
95
78
90
76
78.30
85
76.47
74
80
円ドル(左軸)
円ユーロ(右軸)
72
70
11/08
11/11
12/02
12/05
100
98.70
97
79.0
96
78.5
95
78.30
78.0
77.5
70
77.0
99
98
96.19
79.5
75
12/08
(円)
81.0
110
82
8月の推移
(円)
78.10
円ドル(左軸)
円ユーロ(右軸)
94
93
92
7/31
8/5
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
【8月の振り返り】 ドル/円は、米雇用統計の市場予想を上回る改善を背景とした米景気回復期待や、米
追加金融緩和期待の後退から中旬にかけてドルが買われる展開となりました。その後、FOMCの議事録
公表をきっかけに追加金融緩和観測が高まると米長期金利は低下し、日米金利差の縮小から円が買い
戻され、78.30円で終えました。
ユーロ/円は、ドイツ政府がECBによる国債購入を支持したことや、ユーロ防衛でECBと協調姿勢示したこと
などが好感されるなど、欧州債務問題の進展期待からユーロが買われ、98.70で終えました。
【ご参考】 不動産・商品
東証REIT指数
CRB指数
1550
320
1530
1534.76
309.59
310
1510
299.51
300
1490
1482.16
1470
290
1450
280
7/31
8/05
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
7/31
8/05
8/10
WTI原油
8/20
8/25
8/30
金先物
100
96.47
1700
1685.30
1670
95
1640
90
85
8/15
1610
88.06
1610.50
1580
80
1550
7/31
8/05
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
7/31
8/05
8/10
8/15
8/20
8/25
8/30
(出所)Bloomberg
11
経済・市場見通し
内外経済
国内資産・海外資産・為替
内外経済見通し
国内景気
<企業部門>
設備投資に関しては潜在的な需要は根強く、企業業績・キャッシュフローの改善などから持ち直しの動き
を続けると見込みます。引き続き復興需要が景気を下支えするものの、予算執行体制の未整備、資材・人
出不足などの問題から、消費の減速を補いきれない可能性もあります。
<家計部門>
雇用情勢の改善は続いているものの、消費者心理の持ち直しには一服感がみられます。エコカー補助金
制度の終了を迎え、自動車各社独自の販促策などで一部相殺は期待されるものの、個人消費は踊り場と
なると予想されます。
金融・財政政策
日銀は今年2月の金融政策決定会合において、「中期的な物価安定の目途」を示しました。コア消費者物
価の前年比上昇率+1%を見通せるまで実質的なゼロ金利政策と金融資産買い入れ等の措置により、強
力に金融緩和を推進する方針を示し、同月、及び4月には資産買入基金の増額を行いました。
追加金融緩和については、円相場急伸など環境の激変がない場合、米欧中銀に先んじた動きは想定さ
れにくいことから、米欧の金融政策動向を注視します。
米国景気
<企業部門>
企業は増益基調を維持し、潤沢なキャッシュを背景に設備投資は増加基調を維持する見込みであるほか、
住宅投資も改善が見込める状況となってきました。
<家計部門>
雇用者数は緩慢な改善に留まり、労働所得も大幅な伸びは期待できないことから、個人消費は底堅いも
のの緩やかな伸びに留まると予想します。
金融・財政政策
FRB議長は、「追加行動を取る用意がある」旨を繰り返し発言しており、雇用環境が一段と悪化する事態や、
欧州債務問題や金融市場動向などの下振れリスクが顕在化すれば、9月以降のFOMCで金融緩和策を打
ち出す可能性もあると予想します。
Note
13
国内資産・海外資産・為替
(今後1年間の見通し)
国内債券
欧州債務問題に対する政策期待、米国景気の底堅さ、中国景気の持ち直しなどを背景に、金利に上昇圧
力がかかり易い展開を予想します。国内政局の混乱から、赤字国債発行法案の成立に懸念が高まってお
り、金利上昇を促す可能性もあります。また、金利上昇局面での買い需要も相応にあることから、穏やか
な上昇になると想定します。
国内株式
欧州債務問題への対処、米国景気の底堅さ、中国の景気対策などのマクロ要因に加え、割安なバリュ
エーション、企業業績の下方修正一巡などを背景に、底堅い推移を見込みます。9月中旬からのFOMCな
どの幾つかの重要イベントや、国内政局問題などから、方向感の欠ける展開も想定されます。
米国債券
欧州債務問題に対する政策期待、米国景気に対する過度な悲観の後退から、当面、金利は穏やかな上
昇基調を辿ると予想します。足元の金利上昇ペースが急なことから、目先の金利上昇は一服しています
が、米国経済のファンダメンタルズは底堅く、欧州債務問題の懸念後退に伴い穏やかな景気回復に符合
する形の金利上昇を想定します。
米国株式
高値警戒感から目先は上昇一服の展開となっていますが、欧州債務問題の懸念後退、緩慢ながらも回復
基調にある米国景気、企業業績の改善傾向の持続を背景に、企業業績に見合った穏やかな株価上昇を
予想します。
為替
<ドル/円>
ECBによる南欧国債買い入れ期待を背景に、リスク回避志向は弱まる気配を見せており、また、米国では
住宅関連を中心に予想を上回る景気指標の発表が目立ち始めていることから、FRBによる追加金融緩和
期待がやや後退しています。ただし、今後の米国金融政策に対する先行き不透明感は強いことから、方
向感に欠けた展開を予想します。
<ユーロ/円>
ユーロ相場下落の背景にある欧州債務問題については、各国とも事態のさらなる深刻化は回避したいと
の意向から、対症療法的であっても政策対応がなされ、状況は徐々に落ち着いてくると予想します。一方
で、ユーロ相場の本格的反発も見込み難く、当面は現水準でのもみ合いを予想します。
2013月3月末予想値
新発10年国債利回り
0.9-1.1%
TOPIX
830-930
米国10年国債利回り
2.1-2.3%
米S&P
1,380-1,540
円/ドル相場
78-86円
円/ユーロ相場
99-113円
注) コメントは今後1年程度の市場動向を予想するものです。
適年概況、調年概況、マンスリーレポート等
で期末の予想数値を出す場合は、総運から
来る金融変数のエクセルシートの(最高、最
低)を出すのではなく、中心値からプラスマイ
14
ご参考
市場環境の推移
【ご参考】市場環境の推移
1. 主要資産
12/03
12/06
12/07
12/08
前月比
前年度末比
国内債券
NOMURA-BPI総合
338.18
341.73
342.99
342.59
- 0.12%
+ 1.30%
NOMURA-BPI(国債超長期)
198.01
201.81
203.87
202.81
- 0.52%
+ 2.43%
0.99
0.83
0.78
0.80
-
-
1,109.28
1,001.27
957.42
951.73
- 0.59%
- 14.20%
10,083.56
9,006.78
8,695.06
8,839.91
+ 1.67%
- 12.33%
305.17
294.11
288.39
292.94
+ 1.58%
- 4.01%
米国10年国債利回り(%)
2.21
1.65
1.47
1.55
-
-
英国10年国債利回り(%)
2.20
1.73
1.47
1.46
-
-
ドイツ10年国債利回り(%)
1.79
1.58
1.29
1.33
-
-
1,215.12
1,123.79
1,118.41
1,153.76
+ 3.16%
- 5.05%
13,212.04
12,880.09
13,008.68
13,090.84
+ 0.63%
- 0.92%
ナスダック総合指数
3,091.57
2,935.05
2,939.52
3,066.97
+ 4.34%
- 0.80%
英国(FTSE)
5,768.45
5,571.15
5,635.28
5,711.48
+ 1.35%
- 0.99%
ドイツ(DAX)
6,946.83
6,416.28
6,772.26
6,970.79
+ 2.93%
+ 0.34%
2,262.79
2,225.43
2,103.64
2,047.52
- 2.67%
- 9.51%
1,925.64
1,756.77
1,792.30
1,787.12
- 0.29%
- 7.19%
円/ドル相場(ロンドン16時)
82.30
79.79
78.10
78.30
+ 0.26%
- 4.85%
円/ユーロ相場(ロンドン16時)
109.59
101.26
96.19
98.70
+ 2.61%
- 9.94%
10年国債利回り(%)
国内株式
TOPIX(配当込み)
日経平均株価
外国債券
Citigroup世界国債(円ベース、日本除き)
外国株式
MSCI-KOKUSAI(GROSS、円ベース)
ダウ平均(工業株30種)
中国(上海総合指数)
MSCI-Emerging (ドルベース)
為替
2. その他資産
12/03
12/06
12/07
12/08
前月比
前年度末比
商品
CRB指数
308.46
284.19
299.51
309.59
+ 3.37%
+ 0.37%
WTI原油
103.02
84.96
88.06
96.47
+ 9.55%
- 6.36%
1,669.30
1,604.20
1,610.50
1,685.30
+ 4.64%
+ 0.96%
101,938.67
99,980.39
100,482.63
100,760.31
+ 0.28%
- 1.16%
1,526.15
1,496.98
1,482.16
1,534.76
+ 3.55%
+ 0.56%
433.61
435.50
440.53
442.77
+ 0.51%
+ 2.11%
金先物
ヘッジファンド
HFRX Global Hedge Fund JPY Index
不動産
東証REIT指数(配当込)
G-REIT指数
(出所)Bloomberg、10年国債利回りは日本相互証券のデータを使用
16
本資料は、お客様の運用戦略や投資判断等の参考となる情報の提供を目的として作成された
ものであり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。投資等に係る最終的な決定
は、商品に関する詳細資料を参照の上、お客様ご自身のご判断で行なっていただきますようお
願い申し上げます。
シミュレーションやバックテスト等のデータ、運用実績やリスク・リターン等による商品分類図を含
めた本資料の内容は、将来の運用成果の向上を保証するものではありません。また、データの
一部は、弊社が信頼できると判断した各種情報源から入手した情報等に基づくものですが、そ
の情報の正確性・確実性について弊社が保証するものではありません。なお、本資料は、作成
日において入手可能な情報等に基づいて作成したものであり、今後の金融情勢・社会情勢等の
変化により、内容が変更となる場合がございます。
本資料に関わる一切の権利は、他社資料等の引用部分を除き三井住友信託銀行に属し、いか
なる目的であれ本資料の一部または全部の無断での使用・複製は固くお断り致します。
本資料の内容に関して疑問に思われる点、ご不明な点等がございましたら、弊社営業担当店部
等にご照会下さいますようお願い申し上げます。