在学時代から現在までの 研究開発の概要

ユビキタスコンピューティング環境
を構築するための
小型無線ネットワークコンピュータの開発
株式会社シーワーク
北海道大学大学院電子情報工学専攻
岸本 英一
ユビキタスコンピューティング
• コンピュータがどこにでも存在
小型コンピュータ
新しいマンマシンインタフェース
• ネットワークで通信
電波・超音波などによる無線通信
TCP/IPによるWAN
IPv6の採用
試作ハードウェア目標
(1) 小型である(A5サイズ程度以下)
(2) 消費電力が少ない(10W以下)
(3) 複数の無線ネットワーク媒体を利用できる
(4) 汎用的なオペレーティングシステムが半導
体補助記憶装置のみで稼動する
(5) 外部に周辺機器を容易に接続可能
ハードウェア仕様
•
•
•
•
•
•
外形寸法
180mm × 145mm
形式
X86互換PC-ATアーキテクチャ
CPU
NS Geode GX1 300MHz
メモリ
128Mバイト (168ピンDIMM)
補助記憶
コンパクトフラッシュメモリ
インタフェース PCMCIAスロット,CFスロット
USB1.1, IEEE-1284, RS-232c
• ネットワーク 10/100BaseTX(内蔵)
IEEE802.11b, PHS-PIAFS, 携帯電話
• 電源
DC12V 6W(標準)
オペレーティングシステム要件
(1) コンパクトである事(8Mバイト程度以下)
(2) ネットワークプロトコルとして、TCP/IP(IPv4,
IPv6)を利用可能な事
(3) 外部の周辺機器をリアルタイムで制御可能
な事
(4) 研究目的のため、ソフトウェアの開発が容
易な事
搭載オペレーティングシステム
• RT-Linux(LinuxベースのリアルタイムOS)を
ベースにカスタマイズ
• コンパクトフラッシュメモリから起動
• 圧縮ファイルシステムを採用
• 追加ドライバ
IEEE802.11b無線LANカード
USBポートなど
• HTTPサーバ・CGIによる基本設定
応用システム
ビデオカメラ
USB接続
操作パネル
IEEE-1284接続
映像監視
コンピュータ
(通常のNote PC)
試作コンピュータ
無線LAN
IEEE802.11b搭載
まとめ
• x86互換のCPU、Linuxの採用
アプリケーションソフトウェアの開発が容易
• 多くのアプリケーションで必要十分の性能
• 今後の目標
より小型、低消費電力
他のCPU、カスタムLSIも視野に検討
新しいマンマシンインタフェースの研究開発
THE END