配分食という、概念 糖尿病専門医の処方の Tips である。そして、 それは最新のTipsにも なりつつある。 糖尿病の食事療法の中の、「間食」のポジショニング 10万部発売されたヒット書籍 外食をする時には、「表2」(果物など) と「表4」(牛乳など)が、含まれていない。 つまり、「表2」と「表4」は、1日の中で、どのタイミングで、摂取しても かまわない食事である、のである。 であるならば、低血糖の予防対策としての応用ができるはず。 食品交換表には間食はとるべきものと記載されている。 多くの糖尿病やGPは、糖尿病患者の食事療法では、 間食は、とってはいけないものとの認識がある。 しかし、実際の食品交換表には、以下のような記載がある。 1日5回、GLP1作用を応用するという発想 • インスリンを5回、分泌し、グルカゴンを5回、抑制す ることができれば、より、きめ細かな血糖コントロー ルが可能になる。 • 低血糖を予防する、最も簡便な方法である。 • 以前から、モノタードインスリン、Novolin Uなどの時 代には応用されていた手法であり、完全に新しい手 法ではない。むしろクラシック。 日本最高レベルまでHbA1cを落とせた成績は 配分食の、おかげ、であった。低血糖は、ほぼゼロ。 我々は、DPP4阻害薬で、配分食治療は成功した。 リキスミアでも同じ理屈で配分食理論は成立するはず。 特にランタス+リキスミア+SU剤との併用例には有効のはず。 処方のタイミングの工夫 リキスミアは、SUとインスリンと併用できる。 (例) 朝、アマリールを服用すると、 昼から夕食の時間に低血糖になりやすい 患者がいる。 昼食前、夕食前の アマリールに 切り替える。配分食を指導。 (例) さっぱりした食事を 好むようになる。 低血糖が起こりやすい時間帯 などの果物などの補食が有効。 患者のQOLにあわせて、アマリールの服薬タイミング や量を調整することが大事。 EASD 2013 配分食に対する研究が発表 Consuming Snacks at mid-afternoon reduced the inremental area Under the glucose-curve after dinner in patients with type 2 diabetes. S. Imai, M Fukui, N Ozasa, S Kajiyama Graduate School of Comprehensive Rehabilitation, Osaka Prefecture (s346) Conclusion: Consuming snacks at mid-afternoon leads to a reduction by 40% the IACU (increment area under the curve for blood glucose) after dinner in patients with type 2 diabetes, possibly because of second-meal like effect.
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