An approach to conforming a MAS into a FIPA-compliant system Christos Georgousopoulos Omer F.Rana 電気通信大学 寺崎達也 論文の流れ 1. 異なるプラットフォームでの相互運用に ついて • • 標準の必要性 採用する標準 2. FIPAに準拠したMASの提案とデモ • FIPAに準拠したゲートウェイの設置 • • 遺産エージェントシステムにも適用可 SARAシステムとの融合 はじめに • 異なるエージェントシステム間での相互運 用性 同じインタフェースが必要 標準に準拠したシステム同士は可能 標準へのアプローチ • 異なるプラットフォームでの相互運用性を 定義している標準化が3つ存在 – KQML community – OMG’s MASIF – FIPA KQML • 発話行為をベースとしたプロトコル • 動作的な情報を伝える • しかし、仕様が統一されていないため事実 上の標準ではない – KQML classic – KQML ’93 – KQML-Life MASIF • エージェントの特徴を移動とする • 異なるプラットフォーム間のコミュニケー ションの標準をサポートしない(CORBAに 限る) • OMGはモバイルエージェントよりソフトウェ アエージェントの特徴をサポート FIPA • FIPA ACLによって楽に相互運用性を可能 にする • KQMLとは違う転送レベルのプロトコルを 定義(MTP) FIPA仕様の概要 • FIPA仕様は5つのカテゴリに分けられる Applications Agent Architecture Agent Communication Agent Management Agent Message Transport 各々のカテゴリ(1) • Abstract Architecture – 相互運用性と再利用性を促進させる • Agent Message Transport – 異なるネットワーク転送プロトコル間での配送 を扱う • Envelope(HTTP, IIOP etc) • Body – FIPA ACL – Payload(XML, SL etc) メッセージ転送参照モデル Platform Agent Body Message Transport Service Agent Agent Message Message Transport Service Message = Envelope + Body 各々のカテゴリ(2) • Agent Management – FIPAエージェントが存在して活動するフレーム ワークを提供 – 内部に必要なエージェント • Agent Management Service(AMS) – ホワイトページサービス • Directory Facilitator(DF) – イエローページサービス • Agent Transport Service エージェント管理参照モデル Software Agent Agent Management system Directory Facilitator Message Transport Service Agent Platform Message Transport Service 各々のカテゴリ(3) • Agent Communication – オークションなどの交渉プロトコルを提供 • Agent Applications – FIPAは4つのエージェントベースのアプリケー ションを開発している • • • • Personal Travel Assistance Audio-Visual Entertainment and Broadcasting Network Management and provisioning Personal Assistant FIPA非準拠MAS メッセージ FIPA非準拠MAS A 外部 MAS A A A A 外部 MAS FIPA準拠システムへの変換法 (従来) • MASをFIPA準拠システムに変換したい – Agent Management – ACL 少なくともこの2つの実装が不可欠 たいていのアプローチはシステム全体の変 更 →組織や開発者への負担が大きい FIPA準拠システムへの変換法 (筆者らの提案) FIPA ACL メッセージ gateway FIPA 準拠 Gateway agent AMS 外部 MAS FIPA非準拠MAS DF A A A A A FIPA gateway Gateway agent FIPA 準拠 AMS DF 外部 MAS ゲートウェイが持つコンポーネント • Agent Management System(AMS) – ホワイトページサービス • Directory Facilitator(DF) – イエローページサービス • Gateway agent – 外/内部MASからのメッセージを内/外部MAS で使える形式に変換 ゲートウェイの利点 • システムのアーキテクチャを変えなくて良 い • セキュリティが増す – ゲートウェイの孤立による内部の隠蔽 • パフォーマンスが上がる – 孤立化することで複雑にならない ゲートウェイのデモ • Synthetic Aperture Radar Atlas(SARA) Active Digital Libraryをベースとする • SARAアーキテクチャは – 情報サーバ – Webサーバ の集合である SARAとSARAプロジェクト • SARA – 宇宙から撮った地球の画像を持つデジタルライブラリ – Webベースでオンラインアクセスが可能 • SARAプロジェクト – 高速,大容量,マルチプロトコルに対応する分散デー タベースのインフラを構築 – データ変換,視覚化,知識の発見のために分散した 計算資源を有効に利用する手段の構築 SARAアーキテクチャ1 • UAA(User Assistant Agent) – ユーザ情報の管理 – ユーザのためにURAを起動 – 結果をユーザへ返す • URA(User Request Agent) – – – – ユーザのリクエストを所持 自律性 移動性 結果をまとめ,UAAに返す SARAアーキテクチャ2 • UMA/LMA(Universal/Local Management Agent) – 他のサーバへのアクセスをサポート – 各々のシステムの情報を所持 • LAA(Local Assistant Agent) – 情報資源をチェック – LMAに報告 • LRA(Local Retrieval Agent) – URAのクエリを実行 – 結果をXMLに変換してURAに送信 SARAアーキテクチャ図 Client クエリ ユーザ名 パスワード Webサーバ1 Informationサーバ1 Webサーバ Data Base platform UAA LMA UMA 起動 他サーバ情報 URA LSA LAA LRA 認証 移動 Webサーバ2 Informationサーバ2 SARAアーキテクチャ図 Client クエリ ユーザ名 パスワード Webサーバ1 Informationサーバ1 Webサーバ Data Base platform 実行 UAA LMA UMA 起動 他サーバ情報 LSA 認証 移動 URA LAA LRA クエリ Webサーバ2 Informationサーバ2 ゲートウェイの追加 • SARAシステムをFIPAシステムと通信可能 にする ⇒さらなる情報の収集を促進 その手段としてゲートウェイを追加する SARA+FIPAアーキテクチャ図 Webサーバ1 Informationサーバ1 Webサーバ Data Base platform UAA UMA EXSA: EXternal Service Agent LMA LAA LSA LRA URA 起動 EXSA クエリ FIPA準拠 ユーザ名 MAS パスワード URA FIPA準拠 Platform URAS FIPA準拠 MAS FIPA準拠 Platform URAS: URA Servant 結論 • FIPA非準拠のMASをゲートウェイによって FIPA準拠のようにした – 過去のMASを変更せずにFIPA準拠にできる ⇒情報量の増加 • テストの土台としてSARA Active Digital Libraryを使った Future Work • AgentCitiesで相互運用性の実験と評価 • 同じプラットフォームを使った異なるMAS 間の移動をサポートするような拡張
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