2009 年 XX 月 XX 日 マイクロソフト株式会社 本資料に記載されている情報は、2009 年 2 月現在のものです。 製品情報、製品・機能内容、開発スケジュール、マーケティング施策などの全ての情報は予告無く変更されることがあります。あらかじめご了承ください。 ブランチ オフィスを抱える企業の現状 BranchCache™ 概要 Distributed Caching Hosted Cache システム要件と考慮事項 BranchCache™ 技術情報 対応プロトコル BranchCache™ 設定方法 参考情報 2 Distributed Caching Hosted Cache システム要件と考慮事項 本社 (データセンター) ⇔ 拠点間の通信帯域が 細いため、ファイルのダウンロードが遅い 高速のネットワーク環境を構築するためには 大きな投資が必要 本社 (データセンター) 拠点 4 キャッシュを利用することで、遠隔地のユーザーも 本社オフィスと同様のパフォーマンスを実現 本社 ⇔ 拠点間の低速通信を利用せず、 拠点内のキャッシュを利用してファイルをダウンロード 拠点の大きさごとに最適な動作モードを選択可能 Distributed Caching Hosted Cache キャッシュを利用した 高速ファイルアクセス キャッシュ 本社 (データセンター) 拠点 5 動作概要 (拠点内にキャッシュが存在しないとき) ① 本社 (データセンター) のサーバーにファイルの要求を送信する ② サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを作成し、 クライアントに送信する ③ クライアントはハッシュをブロードキャストし、 要求したファイルのキャッシュが拠点内にあるかを確認する ④ 応答がなければ要求したサーバーからダウンロードを開始する ※ダウンロードしたファイルのキャッシュは、 クライアントのローカルに保存される 本社 (データセンター) ② ① ④ ③ 6 拠点 動作概要 (拠点内にキャッシュが存在するとき) ① 本社 (データセンター) のサーバーにファイルの要求を送信する ② サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを送信する ③ クライアントはハッシュをブロードキャストし、 要求したファイルのキャッシュが拠点内にあるかを確認する ④ 拠点内でキャッシュをもっているクライアントが反応し、 キャッシュからファイルをダウンロードする 本社 (データセンター) ① ② ③ ④ 7 拠点 動作概要 (拠点内にキャッシュが存在しないとき) ① 本社 (データセンター) のサーバーにファイルの要求を送信する ② サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを作成し、 クライアントに送信する ③ クライアントはハッシュを拠点にあるキャッシュ サーバーに ファイルのキャッシュがあるかを確認する ④ キャッシュがなければ要求したサーバーからダウンロードをする ※ダウンロードしたファイルのキャッシュは、 キャッシュ サーバーに保存される 本社 (データセンター) キャッシュ サーバー ② ① ③ ④ 拠点 8 動作概要 (拠点内にキャッシュが存在するとき) ① 本社 (データセンター) のサーバーにファイルの要求を送信する ② サーバーは要求されたファイルに対応したハッシュを送信する ③ クライアントはハッシュを拠点にあるキャッシュ サーバーに ファイルのキャッシュがあるかを確認する ④ キャッシュ サーバーからファイルをダウンロードする 本社 (データセンター) キャッシュ サーバー ② ① ③ ④ 拠点 9 Distributed Caching Hosted Cache 小規模の拠点に推奨される構成 Windows 7 を導入するだけで 特別なインフラの構築は不要 Windows 7 がキャッシュを保持する クライアントがオフラインの場合は、 BranchCache が利用できない 中規模以上の拠点に推奨される構成 → 大量のキャッシュの保存が可能 拠点内にキャッシュ専用サーバーを 設置し、集中管理が可能 支店全体のキャッシュをカバー クライアントの状態にかかわらず BranchCache が利用可能 10 Distributed Caching 本社サーバー: Windows Server 2008 R2 拠点クライアント: Windows 7 Enterprise, Ultimate Hosted Cache 本社サーバー: Windows Server 2008 R2 拠点クライアント: Windows 7 Enterprise, Ultimate キャッシュ サーバー: Windows Server 2008 R2 サーバー証明書が必要 その他の考慮事項 Windows Server 2008 R2 のエディションは Standard 以上 ただし、フル インストールのみ (Server Core 不可) ドメイン環境、ワーク グループ環境問わず動作可能 対応プロトコルは、SMB と HTTP/HTTPS 通信のセキュリティ対策: SSL, TSL, HTTPS, IPSec 11 利用者 アプリケーションのレスポンスの改善 ファイル転送の待ち時間の削減 管理者 WAN の維持コストの削減 セキュリティとユーザー利便性の確保 本社 (データセンター) 拠点 対応プロトコル BranchCache™ 設定方法 対応プロトコルとアプリケーション Protocol 対応アプリケーション SMB • Robocopy • Xcopy • Windows Explorer HTTP/HTTPS • • • • • • Internet Explorer Windows Media Player Silverlight Windows SharePoint Services Microsoft Office SharePoint Server 2007 Macromedia Flash Web server (IIS) 機能 BranchCache を追加 SMB server (File server) 機能 BranchCache を追加 ファイル サービスの役割サービス BranchCache for remote files を追加 共有フォルダの BranchCache 有効化 [共有と記憶域の管理] から有効化する共有フォルダを指定して キャッシュ タブの [Enable BranchCache] にチェックをつける 拠点の定義 ・Active Directory のサイト ・IP アドレスの範囲 ・コンピューター グループ 展開手法の選択 ・グループ ポリシー ・netsh 展開 ・グループ ポリシー: ポリシーの適応 ・netsh: netsh branchcache set service mode=distributed を実行 キャッシュ サーバーの設定 ・BranchCache の機能をインストール ・キャッシュ サーバー上で SSL の設定 ・netsh: netsh branchcache set service mode=hostedserver を実行 拠点の定義 ・Active Directory のサイト ・IP アドレスの範囲 ・コンピューター グループ 展開手法の選択 ・グループ ポリシー ・netsh 展開 ・グループ ポリシー: ポリシーの適応 ・netsh: netsh branchcache set service mode=hostedclient location=<Cache Server Name> を実行 グループ ポリシーと netsh による設定 BranchCache™ の有効/無効 BranchCache™ のモードの選択 Distributed Caching Hosted Cache (Client の設定のみ) キャッシュ サイズの設定 (パーセントで設定) 既定では HDD サイズの 5% netsh のみで可能な操作 ファイア ウォールの自動設定 グループ ポリシーの場合は、 ファイア ウォールのポリシーの設定が必要 キャッシュ サーバーの構成 キャッシュの消去 キャッシュの事前作成 Windows Server 2008 R2 製品サイト (日本語) http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/R2/ Windows Server 2008 R2 レビューワーズガイド(日本語) http://download.microsoft.com/download/D/D/1/DD1872747AF3-45FA-BA2DC7033F097C66/Windows_Server_2008_R2_Reviewers_Guide_( BETA).zip Microsoft TechNet – BranchCache (英語) http://technet.microsoft.com/en-us/network/dd425028.aspx BranchCache Early Adopter's Guide (英語) http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=A 9A1ED8A-71AB-468E-A7E0-470FD46E46B3&displaylang=en 19 本書に記載した情報は、本書各項目に関する発行日現在の Microsoft の見解を表明するものです。Microsoftは絶えず変化する市場に対応し なければならないため、ここに記載した情報に対していかなる責務を負うものではなく、提示された情報の信憑性については保証できませ ん。本書は情報提供のみを目的としています。 Microsoft は、明示的または暗示的を問わず、本書にいかなる保証も与えるものではありま せん。すべての当該著作権法を遵守することはお客様の責務です。Microsoftの書面による明確な許可なく、本書の如何なる部分についても、 転載や検索システムへの格納または挿入を行うことは、どのような形式または手段(電子的、機械的、複写、レコーディング、その他)、 および目的であっても禁じられています。これらは著作権保護された権利を制限するものではありません。Microsoftは、本書の内容を保護 する特許、特許出願書、商標、著作権、またはその他の知的財産権を保有する場合があります。Microsoftから書面によるライセンス契約が 明確に供給される場合を除いて、本書の提供はこれらの特許、商標、著作権、またはその他の知的財産へのライセンスを与えるものではあ りません。 © 2008 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft, Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、記載されている会社 名および製品名は、一般に各社の商標です。
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