成績評価法

平成２６年度
「キャリア形成概論」
履修ガイダンス（Ｈ２６．１０．１８）
情報工学部キャリアセンター
センター長（特任教授）
徳丸雅夫
１．開講趣旨
２．履修上の注意
３．成績評価法
４．会社見学会
1
キャリア教育の必要性
最近の学生の動向（入学から卒業まで）
①
＊②
＊③
④
⑤
夢（希望）：入学時
自己分析（自己適性の認識・把握）
将来の進路決定（業界調査・職種選択）
就職活動（情報収集）
卒業・入社（３年後３割）
「注」入社後３年で転職（退社）するケースが３割
ミスマッチ（適性職種）
＊ ②、＊③
将来の進路・職業選択を早期に考える、「職業観」の醸成
⇒ 「キャリア形成概論」２年（一部３年）後期
2
１.キャリア形成概論の開講趣旨
本講義では、電機・情報・通信関連産業から各種製造業に亘る広範な工業分野
における最新の技術開発動向や将来展望について学ぶことにより、学部卒業あ
るいは大学院修了後に自分の適性に合った就職先を選択するための参考となる
ような動機付け教育を行う。
講義担当講師には各業界で技術者として活躍中の方々１５名にお願いし、それ
ぞれの業界における技術発展の現状と将来展望の解説や経験談を通して、エン
ジニアに要求される資質とその養成について幅広い視点からアドバイスを与えて
いただく。
カリキュラムにおけるこの授業の位置付け
この授業は、２年次（あるいは３年次）の学生を対象とする科目であり、比較的低
学年次のうちから自分の適性に合った卒業・修了後の進路を見据え、モチベー
ションを以って今後の学部教育課程を履修するためのキャリア形成・開発支援教
育科目である。
⇒ 職業観の醸成、職業理解
3
この講義で紹介される業界
自動車
・ﾄﾖﾀ自動車九州（株）
・日産自動車九州（株）
印刷
・凸版印刷（株）
化学
・三菱化学
エンジニアリング（株）
電力
・九州電力（株）
電機・情報
鉄鋼
・（株）日立製作所
・富士通（株）
・（株）安川電機
・新日鐵住金（株）
学生（動機付け教育）
２年次及び３年次の後期
・業界の概要
・具体的経験内容
・人生の先輩としての一言
ＩＴ・ベンチャー
・（株）ジャステック
・（株）ハウインターナショナル
重工
・三菱日立
パワーシステムズ（株）
官公庁
・福岡市役所
窯業
食品
・一番食品（株）
・TOTO（株）
製造業を中心とした様々な職種
業務プロセス（職種）
研究開発
シス
テム
研究
開発
製造
システムエンジニア
（ＳＥ）
設計
品質
開発
保証
資材調達生産管理
お客様
販売
営業
製品
生産技術
スタッフ
（人事総務、経理財務、法務、知財、調査、企画、広報）
5
Ｈ２６年度講義日程・題目一覧
講義日程
講義題目
概　要
講　師
所属企業
10/18
２
限
ベンチャー企業家の条件
創業ベンチャーの経験を通して、求められる人物像、技術者像に迫る
正田　英樹
（株）ハウインターナショナル
10/18
３
限
電機業界の現状と今後の課題
電機業界の状況を説明したうえで、私の経験と日立製作所を事例に今後
の方向性と課題について述べる
香田　克也
（株）日立製作所
10/18
４
限
電機メーカ/ロボットメーカと知的財産
産業用電機品業界・ロボット業界と知的財産関連業務について紹介
石橋　一郎
（株）安川電機
10/25
２
限
化学プラントにおけるデータ活用と制御
三菱化学におけるプラント情報活用及びプロセス制御の事例紹介
竹田　浩伸
三菱化学エンジニアリング（株）
10/25
３
限
サラリーマン研究者と研究課題
九州電力（株）総合研究所の情報工学系の研究プロパーと電気事業との関係に
大熊　康彦
ついて
九州電力（株）
10/25
４
限
人を大切にするモノづくりその歴史と進化
創業時からの経営理念である『人を大切にしたモノづくり』がどの様に進化して
『最新のレクサス工場』に反映されているのか。トヨタの企業風土や文化を通した杉山　新治
「エンジニアの役割と更なる技術の行方」を考える
トヨタ自動車九州（株）
11/1
２
限
自動車業界のものづくりにおける技術動向と今
後の課題について
日産生産方式（NPW）の特徴や目指す姿の概要紹介、ものづくりの現状と今後の
田中　聖二
課題を紹介する
日産自動車九州（株）
11/1
３
限
発電プラント事業の紹介
三菱重工における発電プラント事業の紹介を通して、プロジェクトの紹介並びに将
三島浩史
来技術展望について述べる
三菱日立パワーシステムズ(株）
11/1
４
限
住宅業界と水回り生活空間事業について
住宅業界の動向と概要ならびに住宅生活空間を構成する設備やもの造り技術に
吉田　和明
ついて
TOTO（株）
11/8
２
限
電子デバイス分野を中心とした印刷業界の取組
電子デバイス分野を中心とした情報コミュニケーション産業としての印刷業界の
取り組みを紹介
向江　佐織
凸版印刷（株）
11/8
３
限
食品というものづくり
～一番食品の｢おいしさ｣づくりを通して～
ヒット食品の変遷や健康食品の市場動向、一番食品における商品開発の事例を
紹介する。食品という「ものづくり」への理解を深めると共に、食品業界が求める田中　俊昭
技術者像について考える。
一番食品（株）
11/8
４
限
IT業界の構造と将来展望
SEの面白さと醍醐味をIT業界の構造と将来展望を通して語る
井口　健司
（株）ジャステック
11/15
２
限
鉄鋼業の技術発展と求められる人材
鉄鋼技術の進展の紹介及び自己の社会人としての経験も踏まえて、
大学時代に学んでおいて欲しい事を講義
佐藤　直樹
新日鐵住金（株）
11/15
３
限
福岡市地下鉄における環境問題への取り組み
（省エネ技術等）
地方自治体の仕事を技術者の視点で紹介する
根岸　圭介
福岡市役所
11/15
４
限
昨今のコンピュータ事情
世界一になった富士通のスーパーコンピュータの技術と　最近のトレンド
である仮想化技術やクラウドコンピューティングについて理解を深める
小宮　勝
富士通（株）
6
履修登録者比較（Ｈ２４・２５年度）
【学科別履修登録者数Ｈ24・Ｈ25年度】
学科
学年
2年
知能情報工学科
3年
4年
2年
電子情報工学科
3年
4年
2年
機械情報工学科
3年
4年
2年
ｼｽﾃﾑ創成情報工学科 3年
4年
2年
生命情報工学科
3年
4年
履修者登録数
H24年(人)
57
21
80
2
59
37
101
5
51
14
71
6
19
21
41
1
46
19
66
1
359
H25年(人)
29
14
44
1
58
10
72
4
25
18
43
0
42
16
63
5
34
10
44
0
266
7
成績評価（Ｈ２４・２５年度）
【成績評価】
成績評価
履修登録者
合格者
80点以上
（合格）
70点以上80点未満
（合格）
60点以上70点未満
（合格）
不合格者
未受講者（出席0）
（不合格）
その他
（不合格）
H24年(人)
H25年(人)
359
268
272
190
101
117
158
66
13
11
87
78
30
43
57
35
8
履修登録者内訳（Ｈ２６年度）
【学科別履修登録者数Ｈ２６年度】
学科
知能情報工学科
電子情報工学科
機械情報工学科
ｼｽﾃﾑ創成情報工学
科
生命情報工学科
履修者登録数
学年
H２６年(人)
2年
28
3年
15
4年
1
2年
44
3年
27
4年
5
2年
35
3年
14
4年
0
2年
26
3年
30
4年
8
2年
29
3年
7
4年
0
図２．Ｈ２６年度
学年・学科別履修登録者数比較
44
76
49
64
36
269
※Ｈ26.10.11現在
9
２.履修上の注意
① 受講態度
・必要に応じて講義資料（配布）に補足してメモをとること
・集中して受講すること（授業中、講義室を出たり入ったりしない！）
・座席は、前方から座ること（後方にたむろするのはダメ、前列へ）
② 出席調査
・
・
・
・
・
講義開始２０分後に出席調査（出席カード配布）
講義最後に出席カードを回収
出席カードに「受講後の一口メモ」を記入すること
２０分以上遅刻した講義は欠席扱い
出席の電子登録は不要
③ レポート提出
・提出期限を厳守
・レポートは手書きを推奨（定型フォームを使用）
⇒レポートフォーマット（Word File）はキャリアセンターＨＰ
・他人のレポートのコピー（内容が酷似したレポート）は評価しない
10
３.成績評価法
① 講義出席回数
１５回の講義から選択受講
但し単位認定条件として１０回（３分の２）以上の出席が必要。
② レポート提出
受講した講義の中から選択回答
講義日程を２分割（前期・後期）してレポート提出の必要
件数を定め、提出期限は各講義終了後２週間後の金曜日
までとする。（17時までにキャリアセンターに提出）
③ レポートの選択提出要件
前半：第１、２回目講義（６回）のうちから３編以上提出
後半：第３、４、５回目講義（９回）のうちから４編以上提出
⇒合計７編以上提出すること
11
３.成績評価法
④ レポート評価
出席した講義の内からレポートを提出し、担当講師により評価。
欠席、欠席届の講義についてはレポート提出不可（評価しない）
⑤ 科目成績評価
１０回以上講義に出席し７編以上レポートを提出した者について、
レポート成績の上位７位までの加算平均で成績評価し６０点以上
で合格、再試験は行わない。
「注意」
レポートは、別途配布する定形フォーマット（Ａ４１頁）で手書き提出を薦める
が、ワードファイルはキャリアセンターＨＰよりダウンロード可
http://edocweb.iizuka.kyutech.ac.jp/www/career.nsf
■在学生の皆様へ：キャリア形成プログラム
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レポート・出席カードについて
レポートフォーマット
出席カード
13
４.会社見学会
講義担当講師の所属企業の工場見学、その他、ＩＴ系企業の
業務内容紹介・オフィス見学
① 見学会の企画案内（配布資料）
日程：休業日（工大祭前日、推薦入試日程、後期試験終了後）
見学先：見学日程表参照（１日３社程度）
② 見学会参加者募集
募集案内：学務及びキャリアセンターの掲示板
申込先：キャリアセンター
申込期限：後日掲示
③ 見学当日
注意：集合時間（参加者確認）、服装、筆記用具、昼食(配布）
④ 見学の交通手段
貸し切りバス手配（飯塚キャンパス集合・解散）
14
見学先一覧（平成２６年度予定）
期日
集合時間
帰着時間
午前(１０：３０～１２：００)
9/24(水)
8：40
20：00
パナソニックシステムネットワークス(株)
(１０：００～１１：３０)
11/21(金)
8：50 凸版印刷(株)　西日本事業本部福岡工場
(１０：３０～１２：００)
17：30
11/26(水)
9：00
17：30
11/27(木)
午後（１３：００～１４：３０）
午後(１５：３０～１７：００）
三菱重工(株)　長崎造船所
(１４：３０～１７：００）
定員
４０名
(株)日立製作所九州支社
(１３：００～１４：３０）
(株)富士通九州システムサービス
(１５：００～１６：３０）
４０名
(株)オービック　福岡支店
(１０：３０～１２：００)
九州電力(株)
(１３：００～１４：３０）
NECソリューションイノベータ(株)
(１５：００～１６：３０)
４０名
9：00
18：00
三菱化学(株)　黒崎事業所
(１０：３０～１２：００)
新日鐵住金(株)　八幡製鉄所
(１３：００～１５：３０)
(株)ゼンリン
(１６：００～１７：００）
４０名
11/28(金)
9：00
16：00
(株)安川電機　八幡西営業所
(１０：３０～１２：００)
日産自動車九州(株)
(１３：００～１５：００)
４０名
12/24(水)
9：00
16：00
ＴＯＴＯ(株)　小倉第一工場
(１０：３０～１２：００)
トヨタ自動車九州(株)
(１３：００～１５：００)
４０名
15

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