電子社会設計論 第8回 Electronic social design theory 中 貴俊 内容確認 本日の内容確認 電子社会についての復習 今後の具体例紹介について 教育目的での電子社会 電子社会 PCの発達 様々な情報の電子化 インターネット 情報の伝達が容易に 発信 受信 情報や道具(PC等)の活用方法 今後の具体例紹介について 教育システム 電子認証と電子決済 行政の電子化 様々な分野の電子化 教育システム どのようなものを想定するべきか? 何が必要となるか? 教育に必要なものは? 教育って何だろう? 教育 イヴァン・イリイチ(Ivan Illich):社会評論家、文明批評家 脱学校論(1970年代) 学校という制度の「教えられ、学ばされる」という関係から、「自ら学ぶ」と いう行為を取り戻すために、学校という制度を乗り越えていくこと 教えてもらう制度、機構である学校から離れて、自分の学び、自分育てと しての学びを取り戻すこと 優れた教育制度 誰でも学習をしようと思えば、それが若いときであろうと年老いたときであ ろうと、人生のいついかなる時においてもそのために必要な手段や教材 を利用できるようにしてやること 自分の知っていることを他の人と分かちあいたいと思うどんな人に対して も、その知識を彼から学びたいと思う他の人々を見つけ出せるようにして やること 公衆に問題提起しようと思うすべての人々に対して、そのための機会を 与えてやること 教育としての道具 イリイチの時代 テープレコーダー 変わる道具(メディア) PCとネットワーク 当初はこれも機能、利便性において問題有 現在は・・・ PCとインターネット インターネットの長所 WWWに蓄積された世界中の膨大な情報を、いついかな るときでも学ぶことができる WWWによる情報発信をきっかけとして、学びたい人と知 識を分かちあいたい人とが出会うことができる 誰もがWWWを使うことにより、世界に対して問題提起を 行うことができ、そこで仲間を募ることが可能 イリイチの思想の実現 イリイチの思想との比較 インターネットの長所 WWWに蓄積された世界中の膨大な情報を、いついかなるときでも学ぶこと ができる WWWによる情報発信をきっかけとして、学びたい人と知識を分かちあいたい 人とが出会うことができる 誰もがWWWを使うことにより、世界に対して問題提起を行うことができ、そこ で仲間を募ることが可能 優れた教育制度 誰でも学習をしようと思えば、それが若いときであろうと年老いたときであろう と、人生のいついかなる時においてもそのために必要な手段や教材を利用で きるようにしてやること 自分の知っていることを他の人と分かちあいたいと思うどんな人に対しても、 その知識を彼から学びたいと思う他の人々を見つけ出せるようにしてやること 公衆に問題提起しようと思うすべての人々に対して、そのための機会を与え てやること 教育における電子化のメリット 情報共有 コピー&ペースト PCが無かったら・・・? 情報の伝達手段 電子化資料 マルチメディア教材 インターネット 膨大な情報量 電子ファイル(CD-ROM、フラッシュメモリなど) 読み書き 電子化ならではの工夫された教材、システムの提供 目に見えないものを可視化する 想像力 教科書などの紙=二次元 電子化=三次元も可能 デメリットは・・・? 教育コミュニティ インターネットの利用 デジタル放送の利用 インターネット大学 マルチメディア教材 Wikiの利用 教育番組の双方向による対話 モバイル(携帯電話含む)の利用 eラーニング 教材・学習材 学習管理システム 大同大学の学内ネットワーク 演習室 ユーザ(各学生ごと)の管理・運営 出席確認などの管理システム ネットワークを利用した教育システムの問題点 インターネットの教育制度の普及 知識が伴わない=普及しない 運営やメンテナンスが困難 個人情報の取り扱い 専属人員がいない 導入費用 有害な情報へのアクセス 課題をクリアし導入へ 中京大学 OpenMediaLab OpenMediaLab(宮崎・山田・遠藤研究室) CG・物理シミュレーション 人工知能 ネットワーク コラボレーション 研究内容紹介 CGプログラミングを利用した研究 様々なデバイスを用いた研究 電子雲の可視化 弾性物体モデル 震源データの可視化表示 OpenGraphicsプロジェクト 古代人の顔復元 携帯電話のアプリを利用した研究 スポーツ動作解析、モーションキャプチャー 学外の機関と連携したプロジェクト eなもくんプロジェクト 瀬戸市デジタル放送コンテンツ実験 留学生交流支援SNSの運用と活用に関する研究 都市の防災と開発の可視化および分析に関する研究 リサイクルPCの活用 教育目的による電子化の実用例 教育教材 分子軌道の電子雲表示 地震の震源立体視と特徴抽出 インターネット活用による交流支援 分子軌道の電子雲表示 分子軌道は電子の挙動を記述するための基本となるもの 分子軌道の形状を把握すること=反応のメカニズムを解明 するうえで重要 最も構造が簡単な水素原子でさえ,量子数が大きくなると軌 道の関数式から電子のふるまいをイメージすることは困難 原子軌道や比較的簡単な分子軌道の図形表現 断面の等高線や鳥瞰図による表現 等値面のワイヤーフレームによる3D表示等 軌道の特徴がよく表現された画像を得るためには,適切な断 面や等値面を選ぶ必要があり,経験的な知識や試行錯誤が 必要 分子軌道の電子雲表示 電子密度状態をボリュームデータに 各ボクセルが密度値を持つ 分子軌道の電子雲表示 地震データ解析のための 震源地点分布の可視化表示 気象庁(一元化震源リスト) データ解析のための可視化支援・解析支援 震源の3D表示と立体視 震源地、時間、マグニチュードなどの数値データ 点郡データの立体視 三次元相関グラフ 地震データ解析のための 震源地点分布の可視化表示 本研究によるシステム概要 震源データの可視化表示 震源分布の立体視表示法 地震発生の時系列的特徴を視覚的に把握する三次元相 関グラフ表示 地震データ解析のための 震源地点分布の可視化表示 コミュニティ構築にむけて インターネットによる交流支援 CMS XOOPS mixi Hug-World 電子教材と連動させる 出席確認
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