平成22年度CSI委託事業報告交流会（コンテンツ系）発表資料 平成23年6月13日(月) 新潟県地域共同リポジトリ 新潟大学学術情報部学術情報管理課 山城 光生 [email protected] 報告内容 １.新潟県地域共同リポジトリ 概要、概念図 運用開始までの取り組み ２．H22年度の取り組み・成果 ３．考察 ４．課題 ５．今後の展望 2 １.新潟県地域共同リポジトリ 背景・目的 新潟県内の大学を中心に、研究成果の保存・公開を目的とする共 同リポジトリの構築 単独では困難な中小規模大学における機関リポジトリの構築を推 進し、機関リポジトリならびにオープンアクセスの裾野を広げること 大学図書館以外の機関（博物館、研究所、等）にも働きかけを行い、 地域における学術情報発信の受け皿としても機能すること 運営組織 新潟県大学図書館協議会（以下「県大図協」）の中の「共同リポジト リ部会」が行う ※ 共同リポジトリへの登録は、部会参加館以外も可 平成21年7月 県大図協で正式事業として決定、 一般公開を開始 3 新潟県大学図書館協議会（23機関） 共同リポジトリ部会（19機関） 新潟県地域共同リポジトリ ＩＲ独自構築機関 （予定含む） ・新潟大学 ・長岡技術科学大学 ・上越教育大学 ・新潟県立看護大学 ・新潟国際情報大学 ・新潟薬科大学 メタデータ ハーベスト http://nirr.lib.niigata-u.ac.jp/ JAIRO ＣｉＮｉｉ 検索エンジン コンテンツへ のリンク など ＩＲ独自未構築機関 ・長岡工業高等専門学校 ・新潟県立大学 ・日本歯科大学新潟生命歯学部 ・敬和学園大学 ・国際大学 ・新潟経営大学 ・新潟産業大学 ・新潟工科大学 ・新潟青陵大学・短期大学部 ・新潟医療福祉大学 ・明倫短期大学 ・事業創造大学院大学 ・新潟リハビリテーション大学 4 メタデータ・ コンテンツ登録 共同リポジトリ部会非参加機関・組織 ・佐渡市教育委員会文化振興室・佐渡学センター ・県内学協会・研究会 H23/6/1現在 運用開始までの取り組み 【平成20年度】 県大図協総会で「共同リポジトリ」を提案 各大学で個別説明会を実施、県大図協で研修会を開催 共同リポジトリシステム試行運用 【平成21年度】 ⇒共同リポジトリ参加呼びかけ 県大図協総会で「共同リポジトリ部会」設置承認 共同リポジトリ部会の開催 『新潟県地域共同リポジトリ』運用開始、一般公開 内規、運用ガイドライン、Ｑ＆Ａ、説明パンフレット作成 各大学で個別説明会、研修会を開催 5 ２.平成２２年度の実施内容 取り組み① 説明会の実施 各大学での個別説明会を実施、県内大学図書館研修会 を開催 6 共同リポジトリ部会開催（2回） リポジトリ研修会開催（1回） ＞対象：県大図協加盟大学 個別大学研修会（2回） ＞目的：登録コンテンツ充実 教員向け学内ワークショップへの参加（1回） etc… ２.平成２２年度の実施内容 成果① 参加機関・組織の増加 参加機関の増加 （14 ⇒ 21 +7） 25 21機関 2 20 14機関 15 1 10 その他 19 13 5 4 0 7 平成20年度 （試行） 平成21年度 平成22年度 大学・高専 （県大図協加盟館） ２.平成２２年度の実施内容 取り組み② コンテンツ調査 登録可能コンテンツの調査 新規参加大学は紀要バックナンバーを中心に、先行大学は学術 雑誌論文、図書、学内報告書を目標に収集 著作権許諾調査 著者単位での一括許諾 各大学による出版社への問い合わせ リポジトリ構築機関からのハーベストの開始 etc… 8 ２.平成２２年度の実施内容 成果② コンテンツ数の増加 コンテンツ数の増加 （9,216 ⇒13,970 +4,754） 14000 約9,000件 12000 10000 8000 6000 4000 2000 0 9 約7,000件 約14,000件 ３.考察 うまくいった要因は何か？ 説明会の実施 研修会や、各大学への個別 訪問を実施 担当者の理解を深め、不安 を解消 参加機関・組織の増加 10 コンテンツ調査 各大学の担当者の努力 教員との連携体制の確立 コンテンツ数増加 ４.課題 これまで～ 参加機関の増加が目標 これから～ 参加機関自身による持続的な運用が目標 情報共有体制の強化 各機関自身によるコンテンツ収集・電子化・登録 コンテンツ収集手法の確立 著作権処理手法の確立（著者単位での一括許諾） 登録システムの操作方法の理解 etc… 費用面 11 勉強会・研修会などの実施 コンテンツ電子化・サーバ運用のための費用 ５.今後の展望 各機関自身の努力が、コンテンツの増加につながる 機関同士の相互支援が、持続的な運用を可能にする 先行大学による支援も必要 各機関の共通理解のもとで、 相互支援による運用と 地域における学術情報発信の実現 12
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