第33回 定期会合資料 ~ 材料制度に対する要望 ~ 平成24年12月17日 日本医療機器販売業協会(医器販協) 内 容 1. 2. 3. 4. 実勢価格調査について 現行機能区分の見直し 医療機器・材料における一定幅の考え方 消費税について 1 日本医療機器販売業協会(医器販協) 材料価格改定のルール 公的医療保険制度と市場経済原則の調和を図るには、市場実勢価格を償還価格改定に反映させることを原則に した、現行制度が適切であると考える。 医療機器販売業協会としては、この方式を構成する個々の要素について、その妥当性、正確性などについての議 論をお願いしたい。 厚生労働省保険局医療課 資料より 2 日本医療機器販売業協会(医器販協) 実勢価格調査について 厚労省が行う実勢価格調査について、医療機器販売業としてもその内容の確認を実施(外部リサーチ企業活 用)した結果、いくつかの課題が見られることが分かった。 ①現状 ②課題 償還価格と調査データの単位の違い 一つの償還区分内に多くの製品が入っているため、 定価設定が異なるため当然実勢価格にばらつき が発生する セット構成品など複数製品の組み合わせ時 提供する側のデータミス その他 調査結果例 償還価格 ¥25,000 2つのピーク ③JAHIDからの提言 現在の価格改定の基礎となる重要な調査であり、 その精度を向上させるため医療機器販売業協会と して会員への指導などで協力していきますので、 ぜひ課題の改善をお願いしたい。 3 日本医療機器販売業協会(医器販協) 機能区分別収載方法 ①現状 ②課題 価格調査データにばらつきが出やすく実態を反映しない償 還価格設定となりやすい 医療機関・患者にとって・・・付加価値の高い商品も1つの 償還価格にされてしまうので良い商品も普及が阻害される 恐れ メーカーにとって・・・新しい製品を出しても、旧来の評価と なってしまうために新製品の開発・投入意欲を削ぐ恐れ ② ① ③ 1つの「機能区分」に約200-300品目 が含まれている ③JAHIDからの提言 機能区分の細分化の更なる推進(厚労省における検討に 対しJAHIDによる支援を強化 ) 診療報酬改定等の検討・技術動向に合わせ区分方法を定 期的に更新し、実態に合ったものとする 4 日本医療機器販売業協会(医器販協) 医療機器・材料における一定幅について ①現状 ②課題 「機能区分」そのものが実態とずれているならば、「一定 幅」についても見直しが必要 「一定幅」は医療材料の普及・安定供給の観点から重要と 認識。医療政策上、より有効な設定方法・活用方法を検討 すべきと考えます ② ① ③JAHIDからの提言 ③ 「一律固定」ではなく「個別検討」への転換 医療機器・材料の特性にあった一定幅の設定根拠作りの 推進(医薬品とは異なる観点で)。たとえば下記のような観 点から • 安定供給 • 適正使用支援(短期貸し出し、機器持込み) • 預託在庫 等 設定の考え方 ? ? ? 根拠① 根拠② ・・・根拠X 「一定幅」 5 日本医療機器販売業協会(医器販協) 消費税について メーカー 医療機関 卸 医業収入 (医療材料は消費税込) 【課題】 材料価格改定のルール(P1参照)では、新償還価格を決定する際に実勢価格調査結果からくる加重平均に対 して消費税を考慮する形をとっているため、消費税を内在した材料価格となっている。 数年来の価格改定を見ると材料価格全体は相対的に下がっているのが実態である。 価格交渉の現場では、材料価格から消費税を差し引いた本体価格とし、何%の値引きになるかという価格交渉 がなされている。過去の消費税率改定時の交渉では、消費税率アップ分をそのまま値引きするのは当たり前と いうのが実情である。 【JAHIDからの提言】 医療機器販売業協会としては消費税は基本的に外税で扱われるべきと考えている 今後は材料価格決定プロセスから消費税は外だしし、材料価格とは別の議論となるようお願いしたい。 6 日本医療機器販売業協会(医器販協)
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