PowerPoint プレゼンテーション

~三井住友信託の経済・市場情報~
Contents
経済振り返り
市場振り返り
7月の市場動向まとめ
国内債券・国内株式
主な経済指標(国内)
米国債券・米国株式
経済振り返り(国内)
為替
主な経済指標(海外)
経済・市場見通し
経済振り返り(海外)
内外経済
日本・米国・アジアのGDP成長率
国内資産・海外資産・為替
ご参考
市場環境の推移
2012年8月作成
経済振り返り
7月の市場動向まとめ
主な経済指標(海外)
主な経済指標(国内)
経済振り返り(海外)
経済振り返り(国内)
日本・米国・アジアのGDP成長率
7月の市場動向まとめ
7月の世界株式市場は、欧州債務問題の再燃や世界景気の減速懸念を背景に、下落基調で推
移しましたが、ドラギECB総裁による発言等が好感され、月末にかけて上昇に転じました。国内
株式は円高進行が嫌気されて、月間リターンはマイナスとなりました。
主要国の株価動向
ロシア(RTS指数)
↑ 1.99%
イギリス(FTSE)
↑ 1.15%
中国
(上海総合指数)
ドイツ(DAX)
↑ 5.55%
↓
-5.47%
アメリカ(NYダウ)
↑ 1.00%
日本
(TOPIX配当除き)
↓
インド(SENSEX30)
↓ -1.11%
-4.39%
オーストラリア
(S&P/ASX 200)
↑
MSCI World
MSCI 欧州
MSCI エマージング
ブラジル
4.26%
(ボベスパ指数)
↑
1.20%
4.10%
2.02%
年度収益率
月次収益率
ドイツ(DAX)
CRB指数
WTI原油
MSCI-Emerging
G-REIT
英国(FTSE)
NOMURA-BPI(国債超長期)
ダウ平均
HFRX Index
金先物
NOMURA-BPI
ナスダック
MSCI-KOKUSAI
J-REIT
Citi世界国債
円/ドル
日経平均
TOPIX(配当込み)
円/ユーロ
中国(上海総合指数)
+ 5.55%
+ 5.39%
+ 3.65%
+ 2.02%
+ 1.15%
+ 1.15%
+ 1.02%
+ 1.00%
+ 0.43%
+ 0.39%
+ 0.37%
+ 0.15%
- 0.48%
- 0.99%
- 1.94%
- 2.12%
- 3.46%
- 4.38%
- 5.01%
- 5.47%
-9%
-6%
-3%
0%
3.21%
3%
6%
9%
NOMURA-BPI(国債超長期)
G-REIT
NOMURA-BPI
HFRX Index
ダウ平均
英国(FTSE)
ドイツ(DAX)
J-REIT
CRB指数
金先物
ナスダック
円/ドル
Citi世界国債
MSCI-Emerging
中国(上海総合指数)
MSCI-KOKUSAI
円/ユーロ
TOPIX(配当込み)
日経平均
WTI原油
+ 2.96%
+ 1.60%
+ 1.42%
- 1.50%
- 1.54%
- 2.31%
- 2.51%
- 2.88%
- 2.90%
- 3.52%
- 4.92%
- 5.10%
- 5.50%
- 6.92%
- 7.03%
- 7.96%
- 12.23%
- 13.69%
- 13.77%
- 14.52%
-20%
(注) J-REIT:東証REIT指数(配当込み)、G-REIT: S&P Citigroup World REIT (日本除き、円ベース)
-15%
-10%
-5%
0%
5%
(出所)Bloomberg
2
主な経済指標(国内)
7月2日
7月2日
7月2日
7月2日
7月2日
7月3日
7月5日
7月6日
7月6日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月9日
7月10日
7月10日
7月10日
7月11日
7月13日
7月13日
7月19日
7月19日
7月25日
7月25日
7月25日
7月27日
7月27日
7月27日
7月30日
7月30日
7月30日
7月31日
7月31日
7月31日
7月31日
経済指標
4-6月期 日銀短観 大企業製造業業況判断
4-6月期 日銀短観 大企業非製造業業況判断
4-6月期 日銀短観 大企業製造業先行き
4-6月期 日銀短観 大企業非製造業先行き
6月 自動車販売台数(前年比)
6月 マネタリーベース(前年比)
6月 都心オフィス空室率(%)
5月 景気先行CI指数
5月 景気一致CI指数
5月 機械受注(前月比)
5月 機械受注(前年比%)
5月 国際収支-経常収支
5月 国際収支-経常収支(季調済)
5月 国際収支-貿易収支
6月 貸出動向 銀行計(前年比)
6月 貸出動向 銀行/信金計(前年比)
6月 企業倒産件数(前年比)
6月 景気ウォッチャー調査-現状判断DI
6月 景気ウォッチャー調査-先行き判断DI
6月 マネーストックM2(前年比)
6月 マネーストックM3(前年比)
6月 消費者態度指数
6月 工作機械受注(前年比)
5月 鉱工業生産(前月比)
5月 鉱工業生産(前年比%)
5月 景気先行CI指数
5月 景気一致CI指数
6月 通関ベース貿易収支
6月 貿易収支-輸出総額(前年比)
6月 貿易収支-輸入総額(前年比)
6月 全国CPI(前年比)
6月 全国CPI(除生鮮/前年比)
6月 全国CPI(除食料エネ/前年比)
6月 鉱工業生産(前月比)
6月 鉱工業生産(前年比%)
6月 自動車生産(前年比)
6月 失業率
6月 有効求人倍率
6月 全世帯家計調査 消費支出(年比)
6月 建設工事受注(前年比)
実績
-1
8
1
6
40.9%
5.9%
9.43%
95.9
95.8
-14.8%
1.0%
2,151億円
2,822億円
▲8,482億円
0.8%
0.7%
-16.3%
43.8
45.7
2.2%
2.0%
40.4
-15.5%
-3.4%
6.0%
95.2
95.8
617億円
-2.3%
-2.2%
-0.2%
-0.2%
-0.6%
-0.1%
-2.0%
20.3%
4.3%
0.82
1.6%
4.6%
前回
-4
5
-3
5
66.3%
2.4%
9.40%
95.6
97
5.7%
6.6%
3,338億円
2,886億円
▲4,639億円
0.4%
0.2%
7.2%
47.2
48.1
2.2%
1.9%
40.7
-3.0%
-3.4%
6.2%
95.9
95.8
▲9,172億円
10.0%
9.4%
0.2%
-0.1%
-0.6%
-3.4%
6.0%
59.5%
4.4%
0.81
4.0%
-0.9%
(出所)Bloomberg
3
経済振り返り(国内)
失業率と求人倍率(6月):
失業率:4.3% 求人倍率:0.82倍
CPI(消費者物価指数)(6月):
前年比▲0.20%
<CPI(除生鮮食品)の推移>
(%)
<失業率と求人倍率の推移>
(%)
(倍)
6
1.2
5
1
1
4
0.8
0
3
0.6
-1
2
3
CPI(除生鮮食品)(前年比)
2
0.4
完全失業率
-2
1
0.2
有効求人倍率(右軸)
-3
0
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
0
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
6月の消費者物価指数(除生鮮食品)は前年比
▲0.20%と、事前予想±0.00%を下回り、2ヶ月連
続のマイナスとなりました。
6月の完全失業率は4.3%と、前月(4.4%)から改
善しました。有効求人倍率は0.82倍となり、2008
年9月以来、3年9ヶ月ぶりの高水準となりました。
貿易収支(6月):
617億円の黒字
景気ウォッチャー調査(6月):
現状判断DI:43.8 先行き判断DI:45.7
<貿易収支の推移>
<先行きDI・現状DIの推移>
(千億円)
15
60
10
50
5
40
0
30
-5
-10
20
貿易収支(通関ベース)
10
-15
-20
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
6月の貿易収支は617億円の黒字となりました。欧
州債務危機を契機とした世界経済の減速から輸出
が減少する一方、輸入も燃料価格の下落により減
少し、差引き4ヶ月ぶりの黒字となりました。
現状DI
先行きDI
0
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
6月の現状判断DIは43.8(前月比▲3.4)、先行き判
断DIは45.7(前月比▲2.4)となり、共に横ばいを示
す50を2ヶ月連続で下回りました。内閣府は判断
の表現を、「景気は、これまで緩やかに持ち直して
きたが、このところ弱い動きがみられる」と、下方修
正しています。
(出所)Bloomberg
4
主な経済指標(海外)
<米国>
7月2日
7月4日
7月5日
7月5日
7月5日
7月6日
7月6日
7月12日
7月12日
7月16日
7月17日
7月17日
7月17日
7月19日
7月19日
7月26日
7月26日
7月26日
7月26日
7月26日
7月27日
7月27日
7月27日
7月27日
7月31日
7月31日
7月31日
7月31日
経済指標
6月 ISM製造業景況指数
6月 自動車販売台数総計(年率換算)
6月30日 新規失業保険申請件数
6月23日 失業保険継続受給者数
6月 ISM非製造業景況指数(総合)
6月 非農業部門雇用者数変化
6月 失業率
7月7日 新規失業保険申請件数
6月30日 失業保険継続受給者数
6月 小売売上高
6月 CPI(総合/前年比)
6月 CPI(除食品&エネルギー/前年比)
6月 鉱工業生産
7月14日 新規失業保険申請件数
7月7日 失業保険継続受給者数
6月 耐久財受注(前月比)
6月 耐久財(除輸送用機器)
7月21日 新規失業保険申請件数
7月14日 失業保険継続受給者数
6月 中古住宅販売仮契約(前月比)
4-6月期 GDP(前期比/年率)
4-6月期 個人消費
4-6月期 GDP価格指数(前期比)
4-6月期 コアPCE(前期比)
5月 S&P/ケース・シラー総合-20(前月比%/季調済)
5月 S&P/ケース・シラー総合-20(前年比)
7月 シカゴ購買部協会景気指数
7月 消費者信頼感指数
実績
前回
49.7
1,405万台
37.4万人
330.6万人
52.1
8.0万人
8.2%
35.0万人
330.4万人
-0.5%
1.7%
2.2%
0.4%
38.6万人
331.4万人
1.6%
-1.1%
35.3万人
328.7万人
-1.4%
1.5%
1.5%
1.6%
1.8%
0.91%
-0.66%
53.7
65.9
53.5
1,373万台
38.8万人
330.2万人
53.7
7.7万人
8.2%
37.6万人
331.8万人
-0.2%
1.7%
2.3%
-0.2%
35.2万人
331.3万人
1.6%
0.8%
38.8万人
331.7万人
5.4%
2.0%
2.4%
2.0%
2.2%
0.70%
-1.82%
52.9
62.7
実績
前回
<ユーロ圏>
7月2日
7月2日
7月3日
7月4日
7月4日
7月5日
7月12日
7月16日
7月23日
7月26日
経済指標
6月 PMI製造業
5月 ユーロ圏 失業率
5月 ユーロ圏 生産者物価指数(前年比)
5月 ユーロ圏 小売売上高(前月比)
5月 ユーロ圏 小売売上高(前年比)
7月5日 欧州中央銀行 発表金利
5月 ユーロ圏 鉱工業生産(前月比/季調済)
6月 ユーロ圏CPI-コア(前年比)
7月 ユーロ圏 消費者信頼感
6月 ユーロ圏M3(季調済/前年比)
45.1
11.1%
2.3%
0.6%
-1.7%
0.75%
0.6%
1.6%
-21.6
3.2%
44.8
11.1%
2.6%
-1.4%
-3.5%
1.00%
-1.0%
1.6%
-19.8
3.1%
(出所)Bloomberg
5
経済振り返り(海外)
米雇用統計(6月):
非農業部門雇用者数 前月比+8.0万人
ISM景況指数(6月):
製造業49.7 非製造業52.1
<ISM景況指数の推移>
(万人)
<非農業部門雇用者数変化と失業率の推移>
(%)
65
60
12
60
40
11
55
20
10
50
0
9
-20
8
-40
7
45
製造業
40
非製造業
35
-60
6
非農業部門雇用者数変化(前月比)
-80
30
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
5
失業率(右軸)
-100
4
08/03 08/09 09/03 09/09 10/03 10/09 11/03 11/09 12/03
6月のISM製造業景況指数は、49.7(前月比
▲3.8)となり、約3年ぶりに景気判断の分かれ目と
なる50を下回りました。
6月の非農業部門雇用者数は、前月比+8.0万人と、
事前予想(+9.0万人)を下回り、3ヶ月連続で10万
人増を下回りました。また、失業率は8.2%と、前月
の横ばいとなりました。
米小売売上高(6月):
前月比▲0.5%
CPI(米消費者物価指数)(6月):
前年比+1.7%
<小売売上高の推移>
(%)
<CPIの推移(前年比)>
(%)
3
6
2
5
4
1
3
0
2
-1
1
-2
0
-3
-4
小売売上高
-1
自動車・ガソリン除き(コア)
-2
CPI(ヘッドライン)
CPI(食品・エネルギー除き)
-3
-5
08/03
08/03
08/09
09/03
09/09
10/03
10/09
11/03
11/09
08/09
09/03
09/09
10/03
10/09
11/03
11/09
12/03
12/03
6月の米小売売上高は、前月比▲0.5%と、事前予
想の+0.2%を下回り、3ヶ月連続でマイナスとなり
ました。
自動車・ガソリンを除く売上高についても、前月比
▲0.2%とマイナスとなりました。
6月のCPI(米消費者物価指数)は、エネルギー価
格の下落を背景に前月と変わらず、前年比+1.7%
の伸びとなりました。食品&エネルギーを除いたコ
ア指数は、前年比+2.2%となり、前月(同+2.3%)
から伸びを縮めました。
(出所)Bloomberg
6
日本・米国・アジアのGDP成長率
米国
日本
日本:実質GDP成長率(前期比年率%)
15
米国:実質GDP成長率(前期比年率%)
6
予想
強気
強気
予想
平均
平均
10
弱気
4
弱気
5
2
0
-5
0
-10
出所:内閣府(実績値のみ)、
出所:米国商務省、ブルーチップ、
社団法人 経済企画協会、
予想期間の実線値は弊社予測値
予想期間の実線値は弊社予測値
-2
-15
10年4-6月
10-12月
11年4-6月
10-12月
12年4-6月
10-12月
日本の1-3月期の実質GDP(改定値)は、前期比年
率+4.7%となりました。外需の減速は継続しており
ますが、内需主導で底堅く推移しています。
10-12月
11年4-6月
10-12月
12年4-6月
10-12月
米国の4-6月期の実質GDP(速報値)は、前期比年
率で+1.5%となり、前1-3月期(+2.0%)よりさらに減
速しました。なお今回年次改訂が実施され、1-3月
期は+1.9%から+2.0%に、2011年10-12月期は
+3.0%から+4.1%に上方改訂されています。
Note
アジア
16%
10年4-6月
アジア:実質GDP成長率(前年同期比%)
12%
8%
4%
0%
中国
-4%
香港
-8%
韓国
出所:Bloomberg
-12%
09年1-3月 7-9月 10年1-3月 7-9月 11年1-3月 7-9月 12年1-3月
中国の4-6月期の実質GDPは、前年同期比+7.6%
となり、約3年ぶりに8%を下回りました。韓国の4-6
月期の実質GDPも同+2.4%と、減速が続いていま
す。
7
市場振り返り
国内債券・国内株式
米国債券・米国株式
為替
市場振り返り
~国内債券・国内株式~
国内債券
直近1年間の推移
(%)
1.2
0.86
0.839
0.84
1.087
1.1
7月の推移
(%)
7月
0.82
0.80
1.0
0.794
0.78
0.9
0.76
0.74
0.8
0.794
0.72
10年国債利回り
10年国債利回り
0.70
0.7
11/07
11/10
12/01
12/04
6/30
12/07
7/5
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
【7月の振り返り】 国内10年債利回りは、欧州債務不安や世界景気の減速懸念から、安全資産とされる
日本国債に資金が集まり、前月末0.839%の水準から25日には0.729%まで低下しました。その後、ドラ
ギECB総裁の発言を受けて、投資家のリスク回避姿勢が緩和されると、株高・債券安の地合いとなり、
0.794%まで上昇して終えました。
国内株式
直近1年間の推移
(ポイント)
1050
1000
950
7月
10500
8695.06
9833.03
(円)
11000
7月の推移
(ポイント)
820
(円)
9200
9006.78
800
9000
10000
780
8695.06
8800
900
9500
850
9000
760
800
8500
740
736.31 8400
720
8200
750
700
8000
841.37
650
7500
TOPIX(配当除き)(左軸)
日経平均(右軸)
736.31
7000
600
11/07
8600
770.08
6500
11/10
12/01
12/04
12/07
TOPIX(配当除き)(左軸)
日経平均(右軸)
700
8000
680
7800
6/30
7/5
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
【7月の振り返り】 国内株式市場は、一旦上昇して始まりましたが、米雇用統計が市場予想を下回ると、
世界景気の先行き不透明感から下落に転じました。その後、日銀の追加緩和の見送り、円高の進展など
に加え、下旬にはスペイン地方政府の財政難が報じられると、欧州債務問題が再燃し、25日には終値
ベースでTOPIXは706.46の月間安値をつけました。しかしその後、ドラギECB総裁が「ユーロを守るため
にあらゆる手段をとる用意がある」と発言したことを受けて、警戒感が後退。月末まで4日続伸し、TOPIX
は736.31で終えました。
(出所)Bloomberg
9
市場振り返り
~米国債券・米国株式~
米国債券
直近1年間の推移
(%)
3.0
2.8
7月の推移
(%)
7月
1.70
2.797
1.65
2.6
1.646
1.60
2.4
2.2
1.55
2.0
1.50
1.8
1.45
1.6
1.469
1.4
1.469
1.40
1.35
1.2
米国10年債利回り
11/07
11/10
12/01
米国10年債利回り
1.30
1.0
12/04
6/30
12/07
7/5
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
【7月の振り返り】 米10年国債利回りは、世界景気の減速懸念から下落基調が続きました。欧州債務不
安はなお燻り続け、イタリア国債の格下げやスペイン地方政府の財政難に対する懸念から、24日には
1.388%まで低下しました。その後、ドラギECB総裁の発言を受けて上昇に転じましたが、月末にかけて自
立反発的な動きからやや値を戻し、1.469%で終了しました。
米国株式
直近1年の推移
(ドル)
14,500
2939.52
7月 (ポイント)
3,250
14,000
13,500
2756.38
13,000
12,500
12143.24
12,000
13008.68
11,500
ダウ平均(左軸)
ナスダック(右軸)
11,000
10,500
11/07
11/10
12/01
12/04
12/07
7月の推移
(ドル)
(ポイント)
13,800
3,000
13,600
2,750
13,400
3,000
2939.52
2,970
2,940
2935.05
2,500
13,200
2,250
13,000
2,000
12,800 12880.09
1,750
12,600
1,500
12,400
1,250
12,200
2,910
2,880
13008.68
2,850
2,820
ダウ平均(左軸)
ナスダック(右軸)
2,790
2,760
6/30
7/5
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
【7月の振り返り】 米国株式は、前月末のEU首脳会議における欧州債務問題対策の合意を受けて、上昇
して始まりましたが、ISM景況感や雇用統計の不振、企業業績の悪化などを受け下落が続き、12日には
終値ベースでダウ平均は12,573.27ドルの月間安値をつけました。中旬は決算発表が本格化し、市場予
想を上回る決算が好感される企業を中心に、株価を押し上げました。下旬は、スペイン地方財政への不安
感から欧州債務問題が再燃し、下落しましたが、ドラギECB総裁のユーロ安定化に向けた発言を受けて
大幅反発し、ダウ平均は13,000ドル台を回復して終了しました。
(出所)Bloomberg
10
市場振り返り
~為替~
為替
直近1年間の推移
(円)
88
7月 (円)
115
110.92
7月の推移
(円)
82.5
(円)
102
101.26
110
82.0
101
84
105
81.5
100
82
100
81.0
99
80
95
78
90
86
76
96.19
78.10
77.19
74
円ドル(左軸)
円ユーロ(右軸)
72
70
11/07
11/10
12/01
12/04
80.5
80.0
96.19
79.79
98
97
79.5
96
85
79.0
95
80
78.5
75
78.0
70
77.5
12/07
94
円ドル(左軸)
円ユーロ(右軸)
78.10
93
92
6/30
7/5
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
【7月の振り返り】 ドル/円は、欧州債務不安や世界景気の不透明感から、安全資産とされる円に資金が
集まり、政府・日銀による為替介入への警戒感から円の上値は抑えられたものの、円高基調が続き、78.1
円で終えました。
ユーロ/円は、イタリアの格下げ、スペイン国債利回りの高騰などを背景に、ユーロが売られ、一時94円台
をつけましたが、ドラギECB総裁の発言後は買い戻され、96.19円で終えました。
【ご参考】 不動産・商品
東証REIT指数
CRB指数
1540
310
1520
300
1500
299.51
1496.98
1480
1482.16
290
1460
280
1440
1420
284.19
270
6/30
7/05
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
6/30
7/05
7/10
WTI原油
7/20
7/25
7/30
金先物
96
1640
91
1620
86
81
7/15
88.06
1580
84.96
1610.50
1600
1604.20
1560
76
1540
6/30
7/05
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
6/30
7/05
7/10
7/15
7/20
7/25
7/30
(出所)Bloomberg
11
経済・市場見通し
内外経済
国内資産・海外資産・為替
内外経済見通し
国内景気
<企業部門>
設備投資に関しては潜在的な需要は根強く、企業業績・キャッシュフローの改善などから持ち直しの動き
を続けると見られます。引き続き復興需要には期待できますが、一方で予算執行体制の未整備、資材・人
手不足の問題も顕在化しており、景気押し上げ効果が一部抑制される懸念があります。
<家計部門>
雇用情勢の改善などを背景に、消費者心理は緩やかながらも改善が続いており、個人消費は底堅く推移
することを予想します。エコカー補助金や住宅エコポイント制度の前倒し終了による反動減が生じる時間
帯となりますが、自動車各社の販促策などで一部相殺も期待されます。
金融・財政政策
日銀は今年2月の金融政策決定会合において、「中期的な物価安定の目途」を示しました。コア消費者物
価の前年比上昇率+1%を見通せるまで実質的なゼロ金利政策と金融資産買い入れ等の措置により、強
力に金融緩和を推進する方針を示し、同月、及び4月には資産買入基金の増額を行いました。但し、円相
場急伸など環境の激変がない場合、米欧中銀に先んじた追加緩和に動くとは想定しにくく、7/31-8/1の
FOMCで追加緩和策の実施が見送られたことを踏まえると、8月の追加緩和の可能性は低いと考えます。
米国景気
<企業部門>
企業は増益基調を維持し、潤沢なキャッシュを背景に設備投資は増加基調を維持する見込みであるほか、
各種企業向け景況感調査も業況の改善基調継続を示唆している状況です。
<家計部門>
雇用者数は緩慢な改善に留まり、労働所得も大幅な伸びは期待できないことから、個人消費は底堅いも
のの緩やかな伸びに留まると予想します。
金融・財政政策
FRBは7/31-8/1開催のFOMCで追加金融緩和策の実施を見送りましたが、景気判断を下方修正し、「適
切ならば追加行動を取る」と緩和バイアスを強めました。今後、雇用環境が一段と悪化した場合には、
FRB内の景気減速への切迫感が高まり、次回FOMC(9/12-13)にて追加金融緩和策が打ち出される可
能性もあると予想します。
Note
13
国内資産・海外資産・為替
(今後1年間の見通し)
国内債券
欧州債務問題を背景に市場のリスク許容度の改善が進まないこと、良好な需給環境の一方で、緩やかな
景気回復、高値警戒感などの綱引きにより、引き続き国内債券相場は高値圏(長期金利は低水準)での
膠着が予想されます。その後はリスク許容度の回復、緩やかな景気回復などから、金利も徐々に上昇に
向かうと予想します。
国内株式
円相場の高止まり、欧州債務問題による投資家のリスク許容度の低迷、世界景気の減速懸念から、株価
は軟調な推移が続きました。短期的には重要イベントや主要経済指標発表を控え、株価は横ばいで推移
することが予想されますが、政策対応などによる欧州情勢の落ち着き、それによる円高の修正、米中経済
の再確認などに連れ、株価は反転上昇に向かうものと予想します。
米国債券
欧州債務問題を背景としたリスクオフ志向の強まりと米国景気の下振れ懸念から、当面米国の長期金利
は低位水準での推移が見込まれます。但し、米国経済のファンダメンタルズは底堅いと見ており、欧州情
勢への懸念の後退に伴い、緩やかな景気回復に符合する金利上昇を予想します。
米国株式
欧州債務問題を背景としたリスクオフ志向の強まりと冴えない景気指標を背景に、当面米国株式は上値
の重い展開を予想します。但し、米国景気は緩慢ながらも回復基調にあることには変わりはなく、企業業
績も緩やかな改善が見込まれることから、大きな調整は見込みにくいと見ています。欧州情勢の落ち着き
とともに、業績に見合った緩やかな株価の上昇を予想します。
為替
<ドル/円>
欧州債務問題を背景としたリスク回避志向と、FRBによる金融政策の追加緩和期待が、円高圧力として
作用すると予想します。しかし、一段と円高が進展した場合は、日本政府・日銀による介入に対する警戒
感が円の上値を抑えることが見込まれ、当面ドル円相場は現水準での横ばい推移を予想します。
<ユーロ/円>
ユーロ相場下落の背景にある欧州債務問題については、各国とも事態のさらなる深刻化は回避したいと
の意向から、対症療法的であっても政策対応がなされ、状況は徐々に落ち着いてくると予想します。一方
で、ユーロ相場の本格的反発も見込み難く、当面は現水準でのもみ合いを予想します。
2013月3月末予想値
新発10年国債利回り
0.9-1.1%
TOPIX
830-930
米国10年国債利回り
2.1-2.3%
米S&P
1,380-1,540
円/ドル相場
78-86円
円/ユーロ相場
99-113円
注) コメントは今後1年程度の市場動向を予想するものです。
適年概況、調年概況、マンスリーレポート等
で期末の予想数値を出す場合は、総運から
来る金融変数のエクセルシートの(最高、最
低)を出すのではなく、中心値からプラスマイ
14
ご参考
市場環境の推移
【ご参考】市場環境の推移
12/03
12/05
12/06
12/07
前月比
前年度末比
国内債券
NOMURA-BPI総合
338.18
341.79
341.73
342.99
+ 0.37%
+ 1.42%
NOMURA-BPI(国債超長期)
198.01
202.80
201.81
203.87
+ 1.02%
+ 2.96%
0.99
0.83
0.83
0.78
-
-
1,109.28
934.25
1,001.27
957.42
- 4.38%
- 13.69%
10,083.56
8,542.73
9,006.78
8,695.06
- 3.46%
- 13.77%
305.17
286.22
294.11
288.39
- 1.94%
- 5.50%
米国10年国債利回り(%)
2.21
1.56
1.65
1.47
-
-
英国10年国債利回り(%)
2.20
1.57
1.73
1.47
-
-
ドイツ10年国債利回り(%)
1.79
1.20
1.58
1.29
-
-
1,215.12
1,050.39
1,123.79
1,118.41
- 0.48%
- 7.96%
13,212.04
12,393.45
12,880.09
13,008.68
+ 1.00%
- 1.54%
ナスダック総合指数
3,091.57
2,827.34
2,935.05
2,939.52
+ 0.15%
- 4.92%
英国(FTSE)
5,768.45
5,320.86
5,571.15
5,635.28
+ 1.15%
- 2.31%
ドイツ(DAX)
6,946.83
6,264.38
6,416.28
6,772.26
+ 5.55%
- 2.51%
2,262.79
2,372.23
2,225.43
2,103.64
- 5.47%
- 7.03%
1,925.64
1,690.72
1,756.77
1,792.30
+ 2.02%
- 6.92%
円/ドル相場(ロンドン16時)
82.30
78.42
79.79
78.10
- 2.12%
- 5.10%
円/ユーロ相場(ロンドン16時)
109.59
96.95
101.26
96.19
- 5.01%
- 12.23%
10年国債利回り(%)
国内株式
TOPIX(配当込み)
日経平均株価
外国債券
Citigroup世界国債(円ベース、日本除き)
外国株式
MSCI-KOKUSAI(GROSS、円ベース)
ダウ平均(工業株30種)
中国(上海総合指数)
MSCI-Emerging (ドルベース)
為替
2. その他資産
12/03月
12/05
12/06
12/07
前月比
前年度末比
商品
CRB指数
308.46
272.97
284.19
299.51
+ 5.39%
- 2.90%
WTI原油
103.02
86.53
84.96
88.06
+ 3.65%
- 14.52%
1,669.30
1,562.60
1,604.20
1,610.50
+ 0.39%
- 3.52%
101,938.67
100,323.61
99,980.39
100,408.13
+ 0.43%
- 1.50%
1,526.15
1,439.82
1,496.98
1,482.16
- 0.99%
- 2.88%
433.61
402.24
435.50
440.53
+ 1.15%
+ 1.60%
金先物
ヘッジファンド
HFRX Global Hedge Fund JPY Index
不動産
東証REIT指数(配当込)
G-REIT指数
(出所)Bloomberg、10年国債利回りは日本相互証券のデータを使用
16
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