熱中症の基礎知識 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料2 １ 熱中症による死亡者数 厚生労働省 人口動態統計月報（概数）（平成23年９月分）より作成 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料3 ２ 熱中症による救急搬送状況① 総務省消防庁 熱中症情報より作成 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料4 ２ 熱中症による救急搬送状況② 総務省消防庁 熱中症情報より作成 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料5 ３ 熱中症とは① 人間の体温は 36～37℃ の範囲 ※生命を維持する機能が働く最適な温度に 適応能力で保たれている。 （中２保健の内容） 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料6 ３ 熱中症とは② 熱を逃がすしくみ ・血液 皮膚近くの血液量を増やし， 外気への熱伝導により熱を逃がす ・汗 蒸発するとき皮膚の熱をうばう （気化熱） （中２保健の内容） 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料7 ３ 熱中症とは③ 血液分布が変化 汗で水分・塩分が失われる 体温調節できなくなる 熱中症 失神，だるい，手足がつる，体温が著しく上昇 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料8 ４ 気温と熱中症患者発生数 日最高気温別患者発生数（仙台市） 国立環境研究所 熱中症患者速報 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料9 ５ 救急要請時の気温と湿度 救急要請時の気温と湿度 東京消防庁 熱中症に注意！～夏本番前から熱中症予防対策を～（報道発表資料平成25年５月21日）より作成 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料10 ６ 熱中症が発生しやすい気象条件 •気温が高い •湿度が高い •日差しが強い •風（気流）が弱い 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料11 ７ 熱中症患者の発生が多い日 平成25年仙台市 患者数・日最高気温推移 国立環境研究所 熱中症患者速報 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料12 ８ 熱中症の症状 軽度 Ⅰ度 めまい，立ちくらみ，筋肉痛，大量の発汗 Ⅱ度 頭痛，吐き気，体がだるい，虚脱感 Ⅲ度 死亡率高い！ 意識がない，けいれん，高体温 呼びかけに対し返事がおかしい 重度 まっすぐ歩けない，走れない 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料13 ９ 熱中症の応急手当① 涼しい場所に運び，衣服をゆるめる 顔面そう白・足，腕，腹部のけいれん →水分・塩分補給（生理食塩水など） 頭痛・体がだるい・虚脱感 →水分補給（スポーツドリンクなど） 足を高く寝かせ，手足をマッサージ 回復しないときは救急車要請！ 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料14 ９ 熱中症の応急処置② 意識障害・高体温 →救急車要請！病院へ！！ 救急車到着までの間 体に水をかける ぬれタオルを当てる あおぐ 首，脇の下，足の付け根を冷やす 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料15 10 気象情報 気象庁 • 高温注意情報 • 真夏日 最高気温30℃以上 • 猛暑日 最高気温35℃以上 日本気象協会 ・熱中症指数 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料16 11 学校の管理下における熱中症死亡事例① 場合別・スポーツ種目別発生傾向 部活動の場合 （昭和50年～平成22年） 独立行政法人日本スポーツ振興センター 熱中症を予防しよう－知って防ごう熱中症－ 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料17 11 学校の管理下における熱中症死亡事例② 場合別・スポーツ種目別発生傾向 学校行事の場合 （昭和50年～平成22年） 独立行政法人日本スポーツ振興センター 熱中症を予防しよう－知って防ごう熱中症－ 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料18 12 水分と塩分の補給の仕方 水分はこまめに補給 大量の汗をかいたら塩分も補給 筋肉がこむら返り （初期症状） 2015/10/01 塩分不足 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料19 13 熱中症発生の要因 • 主体 体力，体格の個人差 暑さへの慣れ 健康状態，体調，疲労の状態 衣服の状態 • 環境 気温，湿度の高さ 直射日光，風の有無 急激な暑さ • 運動 運動の強度，内容，継続時間 水分補給 休憩のとり方 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料20 14 室内でも熱中症に注意 • 室温目安は28℃以下 • 暑さを我慢しない • 夜間は 屋内温度 ＞ 屋外温度 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料21 15 高齢者と熱中症 • 2010年の熱中症死亡者 79.3％が65歳以上 →暑さを感じにくい 汗をかきにくい ※自覚なく熱中症になる危険 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料22 16 小さな子供と熱中症 小さな子供は体温調節機能が未熟 地面に近いほど 気温が高い 大人よりも 高温の環境 環境省 熱中症環境保健マニュアル 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料23 17 車内も危険 直射日光を受けて駐車 ハンドル等熱くて触れない！ 車内温度50℃以上 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料24 18 まとめ • 暑さを避け，身体を冷やす。 • こまめに水分・塩分摂取。 • 体調・服装・運動量に注意。 • 気象条件に注意。 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料25 19 地球温暖化の影響（2013） 国内歴代最高気温 高知県四万十市 41℃ 過去最高気温更新 全国143地点 今世紀末には 平均気温4.8℃上昇 （気候変動に関する政府間パネル（IPCC）の報告より） 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料26 <終わり> 2015/10/01 宮城県総合教育センター 平成25年度防災教育グループ スライド型資料27
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