都市計画実習社会的ジレンマ班 服装と景観の関係性

2012年度都市計画実習社会的ジレンマ班
担当教員:谷口綾子
T EACHING A SSISTANT : 川村竜之介
班員:赤澤邦夫
岡本ゆきえ
桐山弘有助
佐藤桃
Q.どちらの写真が好きですか?
001
服装の乱れは心の乱れ
002
服装の乱れは景観の乱れ??
003
背景>>
▼筑波大学生の服装は?
動きやすそう
ジャージ・スウェットで
来る人が多い
お洒落じゃない
004
ジャージ登校
=
スポーツ着(スポーツT、ジャージ、スウェット)を
一部に身に着けて登校すること
005
▼社会的ジレンマとは?
短期的・利己的にメリットのある行動
(非協力的行動)を行うと
長期的・社会的にデメリットが大きくなることの
社会状況をさす
For example…
ゴミのポイ捨て
路上駐車 など
006
着替えが楽!
動きやすい
汚れても大丈夫
個人的メリット
大学の景観に悪影響
大学のイメージ低下
風紀の悪化
社会的デメリット
007
ヒアリング調査>>
筑波大学内にて筑波大学生110人にヒアリング調査を実施
57/110
ジャージ登校する人
半数以上!
008
Q.なぜジャージで学校に来ますか?
同調圧力
6%
その他
4%
だらけ
31%
周りがジャージだから!
私服でくると浮いて
恥ずかしい。
外的要因
59%
ジャージって楽!
私服って面倒くさい。
体育があるから・・・。
部活動に入っていると
毎日ジャージ登校!
009
Q.ジャージ登校についてどう思いますか?
半数以上
賛成!
反対派
12%
どちらでもない
31%
賛成派
57%
010
仮説設定>>
ジ
ャ
ー
ジ
登
校
仮
説
1
景観問題
大学イメージの
低下
風紀問題
ジャージ登校は大学の景観やイメージ、
風紀に悪影響を及ぼす。
011
同調圧力
だらけ
外的要因
仮
説
2
ジ
ャ
ー
ジ
登
校
景観問題
大学イメージの
低下
風紀問題
ジャージ登校の原因は
1)同調圧力 2)学生の怠惰・だらけ
3)授業カリキュラムの余裕、部活などの外的要因である。
012
同調圧力
だらけ
外的要因
ジ
ャ
ー
ジ
登
校
ジャージのイメージを
変容させる
景観問題
大学イメージの
低下
風紀問題
仮
説
3
学生とコミュニケーションを行うことにより
ジャージ登校に対するイメージを変容させることができる。
013
仮説1検証>>
ジャージ登校は
大学の景観やイメージ・風紀に悪影響を及ぼす。
ジ
ャ
ー
ジ
登
校
?
景観問題
?
大学イメージの
低下
?
風紀問題
014
▼景観・大学イメージへの影響の検証
〈調査方法〉形容詞対を用いた、各景観写真に対する5段階印象評価
@3B棟横
ジャージ・スウェットの人
おしゃれ着の人
柔らかい?硬い?
にぎやかな?静かな?
体育会系?文化系?
高偏差値?低偏差値?
東京工業大学既存研究参考
015
▼風紀に関する影響の検証
〈調査方法〉
ジャージ登校の現状と授業態度の実態を調査し、
両者の関係を調査する。
授業出る気がしない?
なんとなく授業をさぼることがある?
授業中に居眠りをしてしまうことがある?
016
外部調査>>
筑波大学・・・・・・・自転車通学 多
大学生中心のまちに立地
周辺状況での変化は?
▼大学の周辺に住んでいる人 多
他大学との比較
←大学周辺に住む筑波大生 85%
▼研究学園都市の中心
通学時の交通手段による
変化は?
017
▼服装調査
▼筑波大学松美池前
私服
87%
ジャージ・
スウェット
13%
▼慶応義塾大学日吉キャンパス
ジャージ・
スウェット
2%
私服
98%
筑波大学生と筑波大学以外の学生は
ジャージから受ける印象が全く異なる可能性
018
▼外部アンケート
地方国公立大学
筑波大学
都内の大学
東京近郊の大学
〈調査内容〉
他大学のジャージ登校の実態や筑波大学イメージを調査。
ジャージ・スウェットによる景観・大学イメージへの影響を
仮説1と同様の方法で調査し、筑波大学と比較検証する。
019
仮説2検証>>
同調圧力 学生の怠惰・だらけ
授業カリキュラムなどの外的要因 その他 がある。
ジャージ登校の原因は
?
同調圧力
?
だらけ
?
外的要因
ジ
ャ
ー
ジ
登
校
〈調査方法〉
ジャージ登校の原因について
同調圧力、だらけ、設備・カリキュラムに関する設問を
5点尺度により分析。
020
仮説3検証>>
学生とコミュニケーションを行うことにより
ジャージ・スウェット登校に対するイメージを変容させることができる。
ジ
ャ
ー
ジ
登
校
?
ジャージのイメージを
変容させる
021
調査対象者
統制群
実験群
コミュニケーション
(事前アンケートの事実情報)
〈調査方法〉
調査対象者を二分し、
一方にのみジャージ登校に関するネガティブイメージを与え
学生の意識を変容できるかを事前・事後アンケートから分析する。
022
今後>>
今ここ
イ
ン
タ
ビ
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ー
調
査
設
計
事
前
ア
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実
施
仮
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3
検
証
大
学
へ
の
提
案
023
ご静聴ありがとうございました
参考文献>>
▽都市空間における人と景観の相互作用
(青木義次)
景観イメージを構成するものとして、
建物や木々など自然などのいわゆる景観に加え、
そこにいる人々の服装も関係する。
景観に加わる人間がその景観にあっているならば
景観の印象はその前後で不変に保たれる。
▽繊維製品消費科学(福山欣治)
「個性・流行」「実用性」「社会的調和」のうち
インフォーマルな場面で服装を意識する人ほど
人目を引き、自分を引き立て
自己表現できるといった「個性・流行」を重視している。
※大学はインフォーマルな場面である。
▽女子短大生の服装に関する意識(藤木悦子)
通学時の服装にふさわしいものが
あるかないかの調査では2:3の比率の回答。
「ある」と答えた学生は
服装を他者とのコミュニケーション手段ととらえ
「ない」と答えた学生は
自己の快適性・満足感を中心に服装を選択している。
ヒアリング調査詳細>>
▽第1回ヒアリング調査
調査日時:4月20日(金)13時~15時
調査人数:55人
調査場所:筑波大学1・2・3学エリア
▽第2回ヒアリング調査
調査日時:4月25日(水)12時半~14時
調査人数:55人
調査場所:筑波大学体芸棟、医学棟、1・2・3学エリア
服装調査詳細>>
▽慶応義塾大学服装調査
調査日時:5月9日(水)11時~11時半
調査人数:通行人235人
調査場所:慶応義塾大学日吉キャンパス正門前
結果:ジャージ5人、私服230人
▽筑波大学服装調査
調査日時:5月11日(金)11時~11時半
調査人数:通行人278人
調査場所:筑波大学松美池バス停前
結果:ジャージ37人、私服241人
アンケート詳細>>
▽学内アンケート
-事前アンケート・・・仮説1・2の検証、仮説3の事前調査
-事後アンケート・・・仮説3の事後調査
調査対象:総合科目履修者(予定)
実施期間:5月中旬~6月中旬
▽外部アンケート
・・・景観・大学イメージに関する筑波大学生との比較検証
調査対象:慶応義塾大学(三田キャンパス、湘南藤沢キャンパス)
茨城大学
実施期間:5月中旬~6月
※いずれも予定
▼事前アンケート詳細